「始皇帝」の版間の差分
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;「安息にして万全の終着か、破滅と隣り合わせの成長の可能性か。<br> 編纂事象の地球に居座るうえで、どちらの『人』がより相応しいか……もはや問答による判定は不毛だ。<br> よって殴る。殴って決める。殴り返すことも特別に赦す。<br> そして最後まで立っていた方に未来の希望を託すものとする!」 | ;「安息にして万全の終着か、破滅と隣り合わせの成長の可能性か。<br> 編纂事象の地球に居座るうえで、どちらの『人』がより相応しいか……もはや問答による判定は不毛だ。<br> よって殴る。殴って決める。殴り返すことも特別に赦す。<br> そして最後まで立っていた方に未来の希望を託すものとする!」 | ||
:真人躯体としてカルデアの前に現れた始皇帝による宣言。その余りにも潔い裁定法に陳宮も「天下はこう競われるべき」と肯定し、主人公もそれまでの悲壮感ある異聞帯の戦いとは違い、「憎むのではなく示すための戦い」として挑戦に応じる。こうして絶対者たる真人と民たる人との決戦が始まるのだった。 | :真人躯体としてカルデアの前に現れた始皇帝による宣言。その余りにも潔い裁定法に陳宮も「天下はこう競われるべき」と肯定し、主人公もそれまでの悲壮感ある異聞帯の戦いとは違い、「憎むのではなく示すための戦い」として挑戦に応じる。こうして絶対者たる真人と民たる人との決戦が始まるのだった。 | ||
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+ | ====召喚後==== | ||
+ | ;「朕と其方とは、いずれ覇を競うことになるのだが、その有様を、他ならぬ朕が傍らから見守るというのはなかなか面白そうな趣向だな。<br> その時は是非、特等席で観戦させよ。今の朕の記憶と同じ結末に至るのかどうか……フフフフフフ……楽しみだ!」 | ||
+ | :マイルーム会話「絆Lv1(Lostbelt No.3クリア前)」。 | ||
+ | :早い話がストーリークリア前に始皇帝を召喚してしまい、始皇帝がいる状態で中国異聞帯に乗り込んで始皇帝を倒しに行く…というFGO特有のタイムパラドックスを抱える事になったプレイヤーへの、かなりダイレクトなメタ発言である。 | ||
+ | :中国異聞帯での記憶を全て持っている始皇帝は、この先主人公が中国異聞帯にて自分と同一の存在と戦う事およびその結末まで全て知っている。こっちの始皇帝は楽しむ気マンマンのようだが、あっちの始皇帝が見たらどう思うだろうか。 | ||
+ | :余談だがストーリー終盤ではNPCの始皇帝が助太刀をしてくれる場面があるので、フレンドに頼らずとも朕朕状態でそびえ立つ巨大な棒に立ち向かう、字面だけ見るととんでもない状況を作る事もできる。 | ||
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+ | ;「いやまあ何だ、ああは言ったが其方の道行きも気がかりでな。<br> やはり傍らにて見守ることとした。」 | ||
+ | :召喚時(Lostbelt No.3クリア後)。 | ||
+ | :「やっぱ来ちゃった☆」なノリで召喚サークルから出てくる始皇帝。いつでもどこでもフリーダムでフランクである。 | ||
+ | :上述の絆Lv1の会話とここは、始皇帝は中国異聞帯ストーリーをクリア済みかどうかで台詞が変わる(ネタバレに配慮するというより、パラドックス状態にある事を認識してメタ発言をする)。同様に中国異聞帯での記憶を引き継いでいる[[虞美人]]はそのような変化はないのだが。 | ||
==メモ== | ==メモ== |
2019年1月13日 (日) 12:01時点における版
ルーラー | |
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真名 | 始皇帝 |
読み | しこうてい |
性別 | 朕[注 1] |
身長 | 180cm[注 2] |
体重 | 65kg[注 2] |
好きな物 | 水銀 |
苦手な物 | 水銀 |
出典 | 史実及び異聞帯 |
地域 | 中国 |
属性 | 秩序・善 |
一人称 | 朕 |
声優 | 福山潤 |
デザイン | 東冬 |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 中国の異聞帯の皇帝として登場。
- 咸陽上空に浮遊している巨大な建造物の中に座しているものと思われていたが、実はその巨大な浮遊物体そのものが始皇帝である事が本人から明かされた。
- クリプターである芥ヒナコの事を完全には信用しておらず、カルデアの事を一概に敵として決めつけなかったどころか、自らの領土を分断する謎の嵐の壁を突破する手段になるシャドウ・ボーダーを持つカルデアの方が取引相手として価値が高いとし、当初はカルデア一行を客として迎え入れようとしていた。
- しかしある時、荊軻が気まぐれに村人に教えた「唄」が始皇帝の耳に入った結果、平和の維持のために始皇帝が徹底的に禁止・排除していた「儒」であると判断し、態度を一変させカルデアを排除すべき敵として認識する。一度はシャドウ・ボーダーを奪い取るものの、諦めないカルデアのマスターに要所を攻略され、ついには咸陽にまで攻め入られ、配下の秦良玉も倒されてしまう。
- そうして始皇帝の喉元にまでカルデアが迫った時、項羽を失った虞美人が怒りのままに空想樹の隠蔽を取り払って一体化しカルデアに襲い掛かる。自らが探し求めて保管していた扶桑樹が既に空想樹に浸食されていた事、空想樹を見てそれまで信用していなかった剪定事象の話を事実だと認識した始皇帝はカルデアより先に空想樹を倒すべき敵としてカルデアと一時共闘、空想樹の切除に成功する。
- 空想樹を切除した後も自身の治世が正しいという信念を曲げていなかった始皇帝は、汎人類史とどちらが生き残るべきなのかを賭けての決戦を挑む。
- 人物
- 自身ただ一人だけが「人」であるとし、国民の全ては「民ではあるが人ではない」という考えを持つ。
- これは傲慢の類ではなく、価値観を持って争いあうものが「人」である以上、人が自身ただ一人だけであるならば争いの起こりようもない、という考えによるもの。同時に、ただ一人の「人」である以上、民の全てに責任をもち治世を崩すことなく永劫背負って立つ、それができる者のみが「人」を名乗るべし、という確固たる信念をも持ち合わせる。
- 後述の巨大な『聖躯』は能力拡張の結果でもあるが、「人前に滅多に姿を現さない施政者は姿を見られてしまうと威厳の失墜があるのではと恐れているからだ。自分はそのような事がないため、24時間365日の区別なく万民が姿を拝する事ができる」という考えに基づいた結果でもある。
- 絶対の支配者でありその言動は常に深慮と威厳に満ちたものではあるが、ところどころに妙にスラングじみた軽い言い回しが混ざる。サーヴァントとなった後も、他の「王」のサーヴァントと同じくマスターに対しても「自分が主でマスターが従」という態度で接するがその関係は結構フレンドリーであり、他の英霊からも気さくに話しかけられても多少面食らいはするが怒りはしない。
- 能力
- 咸陽上空に浮かんでいる『聖躯』は超巨大なスーパーコンピュータとでもいうべきものであり、民の全てを管理するに足る演算能力を持つ。構造自体は真空管などを用いた、汎人類史で言えば旧式のコンピュータに相当するものだが、その巨大さゆえに圧倒的な演算能力を実現している。
- 争いの種にしないために技術を全て自分自身のみに召し上げて独占している関係で、汎人類史と違って効率化や小型化を目指す必要性が全くなかったためにこのような形態になっているが、ともかく性能としては神に等しいものを誇る。
- 人型決戦形態『真人躯体』となってからは聖躯だった頃のような圧倒的な演算能力は失われているが、この人型躯体自体が人造の真人であり、人体が持ちうる究極の均整と能力を備えた到達点とも言える完成度を誇る。唯一絶対にして永遠不滅、繁殖の必要すらないので性別の概念も無い。
バリエーション
始皇帝〔英霊伝承〕
『英霊伝承』の荊軻のストーリーに登場した始皇帝。
汎人類史の存在であり、史実の始皇帝にイメージが近いが、ストーリー上では悪役として描かれている。
彼の治める秦は牧歌的であった中国異聞帯とはまったく異なり、犯罪はまったくないガチガチの法治国家であり、側近からすら内心では死を望まれている存在。
こちらでも不死の追求は積極的に行っているようで、謎の肉塊と接続されたことで擬似的な不死を得ているが、「血の匂いがする」とかなり不穏である。
最終的に荊軻が用意したヒュドラ毒付きの短刀を叩き込まれ、擬似的な不死を失う結果となった。
なお、中国異聞帯の始皇帝もこの経緯を辿っているようで、この後に哪吒の肉体から得た仙道サイバネティクス技術で不死を得た場合は異聞帯の歴史に進み、それが間に合わずに死ぬと汎人類史に進むようである。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ルーラー | 主人公 (Grand Order) | B+ | B+ | B+ | B+ | B+ | B+ | 対魔力:B+ | 書は焚すべし:A 儒は坑すべし:A 永世帝位:A |
ステータスは真人躯体のもの。 |
宝具
- 始皇帝(ザ・ドミネーション・ビギニング)
- ランク:B+
種別:対界宝具
レンジ:10~999
最大補足:60憶人 - 始皇帝の敷いた中央集権制度の国威の具現。
- ただ独りの真人たる帝が、万民の奉仕を礎に万民を守護する法政の容。これを呪的な拘束力として世界そのものに強要する宝具。
- ただし対象範囲は始皇帝が自らの領土領民と認識した範囲に限定されるため、厳密には対界宝具のカテゴリには嵌まらない。
- 『Grand Order』では「自身に『無敵状態&ターゲット集中状態[注 3]』『攻撃力をアップ&クリティカル威力をアップ&スター集中度をアップ[注 4]』を付与」という効果のArts属性宝具。
真名:始皇帝
- 始皇帝。中国を初めて武力統一し、「皇帝」と号した。
- 汎人類史の史実では、始皇帝は不老不死の研究の一環として水銀を含んだ薬を摂取し続け、結果として水銀中毒で命を落としており、秦という国家も永続せずに戦乱時代が始まっている。
- しかしある平行世界の始皇帝は殷王朝の遺跡より仙人・太乙真人の作による人造人体の残骸を回収し、これを解析することで肉体を機械化する技術を獲得。これによりサイバネティクスという方向で不老不死を実現、結果として存命したまま、秦という国家を存続させただけに留まらず、世界に対して大幅に先駆けた技術的ブレイクスルーと仙術の融合技術をもって世界を圧倒し、中国のみならず世界を統一した。
- 世界統一を達成する過程において、それに足る能力を求めて自らの体躯を拡張し続けた結果、最終的には人とはおよそ呼べぬ姿へと成り果てており、その体躯は居城であった阿房宮をも呑み込み、咸陽上空に反重力で浮遊する巨体へとなる。その膨大な演算能力を持って全ての民を管理していた。
- 本来は、世界統一を達成し「平和だが進歩がない世界」を完成させた事で剪定され終わりを迎えてしまった世界ではあるが、剪定されず2018年まで続いた事になっている異聞帯では、『真人』である虞美人と接する機会を得、その身体を解析する事で得られたデータを元に、人型の真人としての体躯を完成させる。これは皇帝として秦の国を管理維持していく事においては不要、と言うよりも管理維持の中核を成していた膨大な演算能力は『聖躯』と称する巨大な機械体躯にこそあったものだが、異聞帯を訪れたカルデアのマスターと本当の意味で決着をつけるため、あえて巨大な聖躯を捨てて人型となり地上に降り立った。
関連
- 始皇帝陵
- 即位直後から建造させた自身の墳墓。平面積2万㎡、体積300万m³以上にもなる世界最大級の墳墓で、始皇帝の絶大な権威を象徴している。
- 内部には始皇帝が作らせた「水銀の河」が存在するという伝説があったが、調査によって自然界に存在する水銀の100倍以上の純度の水銀が内部に確認されており、ほぼ事実である事が分かっている。
- 万里の長城
- 北方の遊牧民族の侵略を防ぐ為に作らせた長城。城塞建築物としては世界最大級で、月からも姿が見えると言われている。
- 中国異聞帯では既に世界を統一し終えており地球上には敵はいないとし、地球外からの外敵に対する防壁として衛星軌道上に建造されている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order 英霊伝承 ~荊軻~
- 汎人類史における始皇帝が登場。詳細は上記参照。
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.3『人智統合真国 シン』配信後、期間限定でガチャに追加された中国異聞帯の皇帝。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- 自身の治世を脅かしにきた外敵であり、雌雄を決する相手として認めた「汎人類史の代表」であり、「自身の治世にはなく汎人類史にはある美徳」の最たるものだと認める人物。
- サーヴァントになってからは、最初は「汎人類史の行く末を見届けるために来ただけで、見過ごせない破綻があれば即座に自分が再度覇を唱えるつもりだ」と公言していたが、主人公という人物を強く認めるに従って、どのような結末に至ろうとも主人公と共に最後まで見届けると宣言する。
- 韓信、秦良玉
- 凍結英雄の中から、カルデアに対処するために呼び覚ました2人。
- 始皇帝が指名して解凍したのではなく、「解凍時の手違いで人格に異常をきたして暴れてもお前の手に負える範囲で役立つと思われる者」という指定で衛士長が選んだ2人だが、始皇帝は特性をよく把握して使いこなした。
- 荊軻
- かつて自身を暗殺しに来た暗殺者の一人。
- 異聞帯の歴史の中でも荊軻を含めた暗殺者そのものは数えきれないほどいたらしく、再度まみえた荊軻もその一人に過ぎなかったが、汎人類史特有の小型機械を利用した「毒」[注 5]を喰らった後は「朕を2度も恐怖せしめた者」として賞賛した。
- 虞美人
- 自身が長年探し求めていた「真人」そのもの。
- 当初は力を落とし人間と変わらない「芥ヒナコ」の姿であったが、自身の正体が始皇帝が探し求めていた「真人」に当たる存在である事は早い段階から明かしていたようで、いつか元の姿に戻った暁には項羽の身柄を譲り渡す事と引き換えに身体のデータを全て提供するという約束を交わしていた。
- コヤンスカヤ
- クリプターについてちょっかいを出しにきているサーヴァント。
- コヤンスカヤの正体、本質までも当初から正確に見抜いており、信用しないだけでなく、機会を得た時には拘束して永久封印するための拷問を躊躇いなく指示した。
名台詞
Fate/Grand Order
本編
- 「それともいっそ遠慮会釈なく妲己と呼んでやろうか?女狐よ。」
- 第二部三章『人智統合真国シン』にて。毎度コヤンスカヤをコミンスキャー、タユンスカポン等と言い間違え、「わざとやっているだろう」とコヤンスカヤに問い詰められた時の返答。始皇帝の慧眼と底知れなさを感じさせる一幕。この後コヤンスカヤは衛士長に昏倒させられ捕えられる事となる。
- 「うん、始皇帝なのだ。」
- 自分が何者なのか心得ているのかと主人公に問い、「始皇帝ですね」と返した際の反応。それまでにも言動の端々に現れていたが2000年以上世界に君臨する統治者にしては割とフランクな始皇帝。
- 「違うな荊軻。其方の英霊たる本文は、仕損じてなお最後に笑って果てる、その飄然にあると知れ」
- 荊軻との問答の果て、彼女を殺害した後の一言。自身に二度も死の恐怖を与えながらも、彼女のその在り方に心からの敬意を表す。彼女と交わした問答によって生まれた始皇帝の心境の変化が後の闘いに大きな影響を及ぼす事となる。
- 「安息にして万全の終着か、破滅と隣り合わせの成長の可能性か。
編纂事象の地球に居座るうえで、どちらの『人』がより相応しいか……もはや問答による判定は不毛だ。
よって殴る。殴って決める。殴り返すことも特別に赦す。
そして最後まで立っていた方に未来の希望を託すものとする!」 - 真人躯体としてカルデアの前に現れた始皇帝による宣言。その余りにも潔い裁定法に陳宮も「天下はこう競われるべき」と肯定し、主人公もそれまでの悲壮感ある異聞帯の戦いとは違い、「憎むのではなく示すための戦い」として挑戦に応じる。こうして絶対者たる真人と民たる人との決戦が始まるのだった。
召喚後
- 「朕と其方とは、いずれ覇を競うことになるのだが、その有様を、他ならぬ朕が傍らから見守るというのはなかなか面白そうな趣向だな。
その時は是非、特等席で観戦させよ。今の朕の記憶と同じ結末に至るのかどうか……フフフフフフ……楽しみだ!」 - マイルーム会話「絆Lv1(Lostbelt No.3クリア前)」。
- 早い話がストーリークリア前に始皇帝を召喚してしまい、始皇帝がいる状態で中国異聞帯に乗り込んで始皇帝を倒しに行く…というFGO特有のタイムパラドックスを抱える事になったプレイヤーへの、かなりダイレクトなメタ発言である。
- 中国異聞帯での記憶を全て持っている始皇帝は、この先主人公が中国異聞帯にて自分と同一の存在と戦う事およびその結末まで全て知っている。こっちの始皇帝は楽しむ気マンマンのようだが、あっちの始皇帝が見たらどう思うだろうか。
- 余談だがストーリー終盤ではNPCの始皇帝が助太刀をしてくれる場面があるので、フレンドに頼らずとも朕朕状態でそびえ立つ巨大な棒に立ち向かう、字面だけ見るととんでもない状況を作る事もできる。
- 「いやまあ何だ、ああは言ったが其方の道行きも気がかりでな。
やはり傍らにて見守ることとした。」 - 召喚時(Lostbelt No.3クリア後)。
- 「やっぱ来ちゃった☆」なノリで召喚サークルから出てくる始皇帝。いつでもどこでもフリーダムでフランクである。
- 上述の絆Lv1の会話とここは、始皇帝は中国異聞帯ストーリーをクリア済みかどうかで台詞が変わる(ネタバレに配慮するというより、パラドックス状態にある事を認識してメタ発言をする)。同様に中国異聞帯での記憶を引き継いでいる虞美人はそのような変化はないのだが。
メモ
- 性別が朕という前代未聞のサーヴァント。これは、いわゆる通常の性別を持たない事を意味している。
- 型月の既出キャラクターとしてはそもそも設定上存在しないエルキドゥや可変のデオンに次ぐもの。また、ファン間のジョークとして白純里緒が「性別:先輩」と呼ばれる事例はあったが、こちらはゲーム内で見られるプロフィールに本当にこう書いてある。公式に専用の性別が設定されたのは初の事例である。
- イラストレーターの東冬氏は「全裸で性別不明の異形の美形」とのオーダーがあった事をツイッターで明かしている。
- 実際に声に出した時の発音がツボに嵌ったのか、実装に際しては「お朕朕ランド開園(=召喚成功)」や「フル朕(=全パラメータ最高状態)」といった謎の
淫語隠語がネット上に飛び交う事態となった。
- 担当声優・福山潤氏は奇しくもアニメ版『キングダム』において後の始皇帝・嬴政を演じており、これに目を付けたプレイヤーが“触媒”と称してDVD/BDソフトや原作単行本を傍らに召喚に挑む事例も見受けられる。
- 史記が漢王朝を正当とし、始皇帝の秦を王朝の失敗例として書いたことから、始皇帝の評価は苛烈な法をしいて民を苦しめた暴君というものであったが、近年は新資料の出土などで研究が進み、評価が大きく好転してきている。
- 例をあげると漢の法律である「漢律」と秦の法律である「秦律」は極めて類似した内容であったことが、出土した竹簡より明らかになっている。秦王朝そのものは短命に終わったが、秦王朝のシステムは一部修正や付け足しをされながら後継王朝である漢王朝に大部分が引き継がれた。これは秦の構築した政治機構そのものは優れていた証明であろう。
- 作中でも「儒」を徹底的に禁じる姿勢をみせ、史実でも「焚書坑儒」の逸話などから、儒教と儒者を徹底して大弾圧したとされる始皇帝だが、それはやや正確ではない。
- そもそも「焚書」の対象となったのは諸子百家の書であって、儒教の書もそれに含まれていたのは間違いないが、逆に言えば儒教の本のみが敵視されたわけではない。また「坑儒」にしても生き埋めにされ殺害されたのは「学者」であって儒者に限定されるわけではない。
- 儒者が排除されなかった証拠として、後に劉邦に仕え重用される叔孫通などの儒者が、始皇帝の息子の二世皇帝・胡亥に仕えていることが確認されている。
- 余談だが「焚書坑儒」の政策は秦の世が終わり漢王朝の時代になっても続き、廃止されたのは漢の二代目・恵帝の時代であった。
話題まとめ
脚注
注釈
出典