「フェイカー (ロード・エルメロイⅡ世の事件簿)」の版間の差分

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===プリテンダー (Grand Order)===
 
===プリテンダー (Grand Order)===
 
:『[[Fate/Grand Order]]』ではクラスを[[プリテンダー]]に変えて実装する。
 
:『[[Fate/Grand Order]]』ではクラスを[[プリテンダー]]に変えて実装する。
:詳細は「[[ヘファイスティオン〔プリテンダー〕]]」を参照。
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:詳細は「[[フェイカー (Grand Order)]]」を参照。
  
 
== ステータス ==
 
== ステータス ==

2022年4月15日 (金) 06:49時点における版

フェイカー
真名 なし
外国語表記 Faker(hephaistion)
性別 女性
誕生日 不明
身長 168cm
体重 58kg
好きな物 忠誠、偉大なる王
苦手な物 裏切り者
属性 中立・中庸
声優 大地葉
初登場作品 ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
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概要

偽物/影武者」のサーヴァント

略歴
魔眼蒐集列車レール・ツェッペリンを訪れたロード・エルメロイⅡ世を突如として襲撃した謎のサーヴァント。
征服王イスカンダルの腹心の一人、ヘファイスティオンを名乗るが、エルメロイⅡ世はかつて見た『王の軍勢』の中にその姿はなかったと語る。
それからもマスターのドクター・ハートレスと共に時計塔の魔術師たちの前に強敵として立ち塞がる。
人物
ウェーブの黒髪に、赤い革鎧を纏った女戦士。右目が黒、左目が青の金銀妖眼ヘテロクロミアになっている。外見年齢は20歳かそこそこ。
現代魔術科の先代学部長ドクター・ハートレスが冬木の大聖杯に接続・機能を模倣して召喚したサーヴァントで、召喚の触媒はかつてエルメロイⅡ世がイスカンダル召喚に使用した征服王のマント片[注 1]。聖杯もマスターも令呪もハートレスが用意した偽物でしかないが、ハートレスはそれを逆手に取って英霊の偽物・影武者としての一面を呼び出すエクストラクラス『フェイカー』として、イスカンダルの影武者の英霊召喚を成立させた。
ヘファイスティオンを名乗ったが、その正体はイスカンダルの影武者となった女性であり、本当のヘファイスティオンの双子の妹。イスカンダルの母オリュンピアスにより兄妹共々イスカンダルの腹心となるべく幼少時から育てられた。完全な影武者になりきるため自分本来の名前を持たず、自分の名が必要な場合は兄ヘファイスティオンの名を借りることもあったと言う。
影武者でありながらイスカンダルと外見が全く似ていないのは、彼女が単なる替え玉ではなくイスカンダルを狙う呪詛、魔術を引き受ける身代わりとしての魔術的な影武者であったため。後世に残るイスカンダルの容姿に関する伝承(小柄、黒髪、ヘテロクロミア等)には彼女のものが多分に含まれている。とはいえ、イスカンダルがあのような姿に成長する前は印象だけなら似てはいたらしい。
性格は誇り高く苛烈。状況を見極める冷静さを持つ一方で、一旦火が入るとマスターの方針に反して戦闘を優先し、ハートレスを困らせることも。
イスカンダルの死後に起きた後継者ディアドコイ戦争の顛末を知り激怒、彼らと共に戦うことを拒絶し『王の軍勢』の招集に応じなかったため、王の軍勢の中にその姿はない。
なお、作中の台詞から彼女は扱いとしては「フェイカークラスで召喚されたイスカンダル」である模様。ただ、元となった人物に個体名が存在しないため「『イスカンダル』が彼女の真名かどうか」については見解が分かれるところである。巻頭のキャラクター紹介では、素性が露見して以降も引き続き名前は『ヘファイスティオン』と表記されている。
能力
多彩な能力とそれを使いこなす技量を併せ持つ歴戦の戦士。
普段は直剣を主武装として扱うが、本業は魔術師であり、神代の魔術を使いこなす。高速神言により一小節で高位魔術を使用可能。
また『強制』の魔眼―――ノウブルカラーを所持し、見るだけで相手の肉体の自由を奪い操ることができる。宝石や黄金クラスとまでは行かず、魔眼避けの礼装があれば抵抗は可能。
他にも、影武者としてイスカンダルをあらゆる呪いから守り続けた生涯が形となった特殊なスキルを所持している。敵の攻撃の狙いを本来のターゲットから逸らし自分に引き付ける能力で、マスター狙いの攻撃を自分に向けさせ守る。

別クラス / バリエーション

プリテンダー (Grand Order)

Fate/Grand Order』ではクラスをプリテンダーに変えて実装する。
詳細は「フェイカー (Grand Order)」を参照。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
フェイカー ドクター・ハートレス B C C B+ D B++ 単独行動:B
偽装工作:B
彼もまたイスカンダルなのだから(偽):A
高速神言:B
無銘の恩恵:EX

宝具

魔天の車輪(ヘカティック・ホイール)
ランク:C+~A+
種別:対軍宝具
レンジ:2~100
最大捕捉:100人
イスカンダルの『神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)』と同一の空駆ける戦車。
ただし戦車を牽引するのは神牛ではなく、デュオニュソス信仰の蛇崇拝に由来する骨だけの小型の飛竜になっている。イスカンダルがゼウスの神威で戦車を操るのに対してフェイカーは魔術によってこの戦車を操っている。
性能も『神威の車輪』とほぼ同じで、剣で虚空を裂くことで出現し、紫電を纏った疾走により相手を粉砕する。
独自の使用法としては、牽引している竜種を魔術で拘束制御することにより、フェイカー自身が騎乗せずとも自動制御による遠隔攻撃が可能。あくまで戦車での通常攻撃に限られるため、真名開放時ほどの威力は出せない。エルメロイⅡ世曰く「あいつじゃ逆立ちしてもできないタイプの器用さ」。

真名:なし(イスカンダルの影武者)

真名なし。イスカンダルの母オリュンピアスによって双子の兄ヘファイスティオンと共に幼少期から忠臣となるよう教育され、鍛え上げられた影武者。
イスカンダルを神代の呪詛や異境の魔術から守り続けた稀有なる臣下の一人。
大王と共に世界の国々を蹂躙制覇する遠征を行ったが、最果てに至らんとする当時の興奮は2000年以上経った後も冷めない様子。
王と共に築いた全ての物を尊く思っており、王に対する忠誠もまた堅固である。それ故に王の築きあげた国や軌跡を壊した後継者戦争とその参加者を憎んでいる。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
エクストラクラス・フェイカーのサーヴァントとして登場。

人間関係

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿

ドクター・ハートレス
マスター。
ロード・エルメロイⅡ世
癪に障る存在。王を召喚し、その臣下になったと思い上がる愚か者。
グレイ
上記の愚か者の従者。敵対関係であり交戦することも多いが、「誰かの影を追うもの」という共感からか、休戦時には話を聞いたりと当たりがそこそこ柔らかい。

生前

イスカンダル
影武者として身を挺して仕えた主君。親しみと絶対的な信仰を抱く相手。
しかし同時に、その最期と死後に起きた争いには複雑な想いがある模様。
アレキサンダー
主君の若い頃の姿。
成長するに従い自分とは似ても似つかない姿になってしまったが、若い頃は代理をしたこともあるくらいに似てはいたらしい。
ヘファイスティオン
双子の兄。時に名を借りることもあった。
ディアドコイと共に王の軍勢に参加していることに反感を抱いている。
オリュンピアス
幼少の自分に魔術を仕込み、イスカンダルの影武者に据えた人物。
イスカンダルを操り利用しようとする彼女を快くは思っていない。
エウメネス
同じ主君に仕えていたが相性の悪かった相手。後のディアドコイの一人。
エルメロイⅡ世と似たところがあるらしい。
後継者ディアドコイ
かつての仲間であり、イスカンダル死後に彼が築いてきた全てを台無しにした憎むべき者たち。

名台詞

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿

「我が忠誠は王のもとに! この一時、雷の御名を貸し与えたまえ!」
「いざ駆けよ、魔天の車輪ヘカティック・ホイール!」
宝具真名解放。
「ふーん 気に入らない顔だな。ケチ、せせこましい、暗くて偏屈、寝起きが悪い。さも苦労人でございって顔をしてるくせに終わってみれば一番事態をかき回してる」
「どうだ?全部当たってるだろう?」
ロード・エルメロイ二世を前にして、その性質を看破してみせる。
……と言ってもこれはおそらく、二世の内面を見抜いたのではなく、印象のよく似た知人に対する評価であろう。
最果ての海オケアノスを目指した帝国は崩壊し、夢見た全ては失われた・・・これほど無残な結果がどこにある!」
征服王の死後に発生した戦争の顛末を知った彼女は後継者ディアドコイたちを激しく憎み、王の軍勢への参加を拒否している。
「たかが半月ばかり阿った雑兵ごときが、失われた我が王を語るな!!」
文字通り生まれてから死ぬまで忠義を尽くした彼女からすれば、王の全てを理解したような言動を聞くのは我慢ならなかったのだろう。

メモ

  • 聖杯戦争以外の場所に召喚された、初のサーヴァント。
  • ヘファイスティオンの宝具は「彼もまたアレクサンドロスなのだから」と言う逸話によるものである。イッソスの戦いの後、敗戦し捕虜となったダレイオスの母親と妃がイスカンダルとヘファイスティオンに面会した際に間違えてヘファイスティオンの方に跪いてしまった。普通ならば処刑もやむ無しの無礼ではあるが、イスカンダルは上記の事を述べて笑って許した。

話題まとめ

脚注

注釈

  1. 後にプリテンダーとして『Fate/Grand Order』に実装された際の絆礼装にて、このマント片が「王が切りかかられて千切れたものを自身の後悔の象徴として拝領して生涯持ち続けたもの」という彼女本人を呼ぶにも足りるものであることが明らかになった。

出典


リンク