「ネモ」の版間の差分
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== 名台詞 == | == 名台詞 == |
2023年7月8日 (土) 22:57時点における版
ライダー | |
---|---|
真名 | キャプテン・ネモ / トリトン |
異名 | ダカール王子 |
性別 | 不明(Lostbelt No.4前)→男性(Lostbelt No.4後) |
身長 | 150cm |
体重 | 40kg |
好きな物 | 自由な海、巻き貝のフォルム、音楽演奏、アジト作り、デザートのプティング |
苦手な物 | 侵略、弱いもの虐め、密航、鼠 |
出典 | ギリシャ神話、『海底二万マイル(海底二万里、海底二万哩など)』 |
地域 | 欧州、インド |
属性 | 混沌・中庸 |
一人称 | 僕 |
二人称 | 君 |
三人称 | 彼/彼女/アイツ |
声優 | 花守ゆみり |
デザイン | DANGERDROP |
設定作成 | 奈須きのこ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- シオンによってカルデアのシステムを模倣し、彷徨海で召喚された。しかしまっとうな召喚に必要なマシュの盾(あるいはその代替品となる聖遺物)が無かったため、掛け合わせることで霊基を成立させた幻霊である。
- シオンと共にノウム・カルデアに編入された。
- 人物
- 海軍服のような白い服を身にまとい、頭にターバンを巻いた少年。
- 「人間嫌い」と口にするように愛想が悪くてぶっきらぼうだが、自分の仕事に誇りをもっている職人気質の持ち主。船を綺麗にするのが趣味。
- 「キャプテン」と呼ばれるのはあまり好きではないが、別の渾名の「プリンス」よりはマシだと渋々受け入れている。
- 海に拘りがあるようで、比喩に海に関する言葉が混じる事が多い。
- 下記の「ネモ・シリーズ」と比較すると、「キャプテン」の立ち位置にいるためかシリーズの意見を取りまとめて即断即決するのが得意だとか。
- 能力
- 何らかの移動に関する能力を持つらしく、彷徨海ドックから中国異聞帯の近くまでシャドウ・ボーダーの虚数潜航をサポートした。
- また、シオンから「分割思考」を教わったことでネモ船長としての「誰でもない」特性とトリトンの神霊としての「霊基を分割できる」特性と組み合わせ、自身の分身といえる存在、通称「ネモ・シリーズ」を複数生み出し、シャドウ・ボーダーやカルデアベースの整備や福利厚生を担っている。
- キャプテンはマリーンたちの遠隔監視ができないようだが、報告を聞くなどコミュニケーションを取ることができる。
- 同一の人格から分裂して生み出された存在だが、個別に人格が存在しており、ネモシリーズの中で意見が割れる事もある。その場合、それはネモ自身の考えが揺れている事を表す。
- シリーズの中でも権限に違いがあり、艦長を務めるキャプテン・ネモが最上位権限を持ち、プロフェッサー・ベーカリー・ナース・エンジンの個別の役割を与えられている4人がその次の権限を持つ。何らかの理由でキャプテンの思考ルーチンを再起動する等の行為が必要な場合、プロフェッサー・ベーカリー・ナース・エンジン4人の意見が一致する必要がある。
- ネモ・シリーズは分割された時点で霊基は独立しており、消滅しても本体に還元されることは無く再生成も不可能。
- ネモ・シリーズ内訳
-
- 男性にも女性的な思考があり女性にも男性的な思考があることから、ネモ・シリーズは少年体と少女体とに分かれている。性別を示す描写がある者は現状マリーンとベーカリーとエンジンとプロフェッサーの4名。
- ネモ・マリーン
- にぎやかな性格をしたマリンルックの少年体(性自認も男性)のネモ。主に作業員として働いている。一度に稼働しているのは12体だが、控え・予備のために分割時点で計24体存在し交代制。異聞帯での戦いで数体が犠牲になり、数を減らしている。
- ネモ・プロフェッサー
- 眼鏡にロングヘアーの能天気な性格の少女体のネモ。主に地上での探索や解析を担当している。
- 男の自分に眼鏡はなじみがないとキャプテンが言っていることから女性体だと思われる。
- ネモ・ベーカリー
- 白衣を着た温厚な性格の外見をした少女。主に調理師として働いており、「お姉さん」と自称している。
- ネモ・ナース
- ナース服を着たお淑やかな糸目の少女風のネモ。医務室でダ・ヴィンチちゃんの助手をしている。
- バレンタインイベントでの言動から、実は腹黒疑惑がある。
- ネモ・エンジン
- 機関士服を着たべらんめえ口調の短気なお姉さん。機関室での整備に携わるが、自身が男性体で無いことを悔しがっている。
- 中枢部であるエンジン担当のため、キャプテンと同格の責任を持つ個体で、キャプテンがドジを踏んだら自分と役割を代える、と本気で思っているとか。
バリエーション
- ネモ/ノア
- 『Fate/Grand Order Arcade』の第七特異点『臨界繁栄都市 バビロン』に登場するサーヴァント。
- キャプテンを大人にしたような姿をしており、「誰でもない者」を名乗って「船長」と呼ばれている。
- その正体は「霊基を引き裂かれたノアに自身の身体を提供して誕生した一種のハイ・サーヴァント」。詳細は項目参照。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 ? シオン・エルトナム・ソカリス ? ? ? ? ? ? ? ? ライダー 主人公 (Grand Order) C B C A A B 嵐の航海者:C++
不撓不屈:B+
旅の導き:C++騎乗:A+
神性:A
海神の加護:B
宝具
- 我は征く、鸚鵡貝の大衝角(グレートラム・ノーチラス)
- ランク:A
種別:対海宝具
レンジ:2~70
最大捕捉:1人 - SF作家ジュール・ヴェルヌによって想像された、ネモ船長の愛船である潜水艦「ノーチラス号」そのもの。
- 「海のどのような場所でも行くことができて、どのような嵐でも超えてゆける万能の船」という夢の結晶。
- この宝具の本体はノーチラス号の衝角であり、その衝角をつける事により、因果を遡りどんな船でも「ノーチラス号」にする事が出来る。
- その性質を持つため虚数領域やインド異聞帯の空想樹を取り巻く乳海でも「潜航」することができ、北欧異聞帯に浮上する直前、虚数領域に潜航していたシャドウボーダーに接触したのもこの船である。
- 後にシャドウボーダーをコアユニットとして合体した上で大幅な改造を施され、「次元境界穿孔艦ストーム・ボーダー」として新生した。
- 真名解放することで「潜水艦ノーチラス号」を主体とした形に変形し、大衝角による突撃を行う。
- 水が存在しない地上や空中でも使用可能だが、水が存在する海中や水中だと命中率が著しく向上し、威力も上昇する。
- 『Fate/Grand Order』では、「自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&〔水辺〕または〔虚数空間〕のフィールドにおいてのみ、宝具威力をアップ(1ターン)&〔水辺〕または〔虚数空間〕のフィールドにおいてのみ、必中状態を付与(1ターン)+敵単体に超強力な〔超巨大〕特攻攻撃[Lv]」という効果のArts宝具。
真名:キャプテン・ネモ / トリトン
『海底二万里』に登場する潜水艇ノーチラス号の船長「ネモ」に、ギリシャ神話の海神「トリトン」を掛け合わせた複合サーヴァント。
- キャプテン・ネモ
- キャプテン・ネモ。ジュール・ヴェルヌのSF作品『海底二万里』の主要登場人物の一人であり、同作に登場する潜水艦ノーチラス号の艦長。
- ネモという名は本名ではなく自称している偽名であり、ラテン語で「誰でもない」という意味の"nemo"から取られている。
- 彼の正体は謎に包まれたまま作品は幕を閉じるが、続編である『神秘の島』で正体が明らかとなる。
- トリトン
- トリトン。ギリシャ神話に登場する、深海を司る神。ポセイドンの息子。名前は「(世界を構成する)第三のもの」という意味を持ち、「海そのもの」を意味する。
- 心優しい神であるとされるが、人格者ではないとされている。人魚のような姿で描かれ、三叉矛(トライデント)と波を操る法螺貝を保有している。
- シオンに召喚された当初はトリトンでもありネモでもある、いわばネモの名と記憶と宝具を持ったトリトンであったが、カルデアの助けとなるためにトリトンとしての在り方を封印し、キャプテン・ネモである事を決めた。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 第2部第3章のプロローグにて、シオンのサーヴァントとして登場した。期間限定イベント『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル~ノーチラス浮上せよ~』で正式実装され、イベント終了後は恒常サーヴァントとなる。
- 2022年ホワイトデーイベント『15人の理知的なメガネたち』ではメガネ型簡易霊衣「ブローフレーム」が実装している。
人間関係
Fate/Grand Order
- シオン・エルトナム・ソカリス
- マスター。ただし彼女に対してもあまり愛想は良くない。
- ラクシュミー・バーイー
- 「ネモ船長」の生前に、同じ反乱を戦った者同士。しかし、途中でインドから逃げ出した手前彼女には負い目を感じている。
- 彼女の幕間の物語でも、様子がおかしい彼女のことを気遣い、積極的に調べまわっていた。
- カイニス
- 大西洋異聞帯では敵対した相手。
- そうでなくてもトリトンを介してのポセイドンつながりで相性が悪く、いじめっ子のような対応をしてくる彼女をネモ・マリーンズは嫌っている。
- 超人オリオン
- 大西洋異聞帯で縁があった相手。
- ネモ・エンジン的には筋肉ムキムキで非常に羨ましいらしい。
- バーソロミュー・ロバーツ
- 大西洋異聞帯で縁があった相手。
- 同じ「船長」ということで一目置いているが、性癖については「なんであんなに残念なんだろう」と頭を抱えている。
- イアソン
- 大西洋異聞帯で縁があった相手。
- 船長としては不確実性が高い「冒険」は避けたいためあまり評価してはいないが、そういう面がマリーンたちには好かれているらしい。
- 謎のアルターエゴ・Λ
- 期間限定イベント『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で共闘した相手。
- 海の支配者を名乗る彼女にいい感情は向けていないが、ペンギンを魚雷として運用する様子には「その手があったか」と悔しがっている。
- 項羽
- 期間限定イベント『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で共闘した相手。
- 当初は不可解な行動を続ける彼について不信を露わにしていたが、彼の行動を認めてからは「ジェネラル」と積極的にリスペクトしている。
- ヴァン・ゴッホ
- 期間限定イベント『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル』で共闘した相手。
- 彼女をどう扱うかにはネモ・シリーズ内でも紛糾していたが、最終的には自己を定められずに苦悩する彼女を救うために積極的に行動した。
- 殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕
- 何故か彼女を前にするとゾッとするらしい。「人魚の肉を食べた」という特性からくる本能的な恐怖であろうか。
- エドワード・ティーチ
- 期間限定イベント『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』ではマリーンたちが船員として彼の船に貸し出されていた。
- なおティーチからは若干邪な視線を向けられていた。
- ボイジャー (Grand Order)
- 同じ「船」の関係者同士。
- 期間限定イベント『ミシシッピ・ミササイザーズ』では同じ映画で共演した。
- トラロック
- 南米異聞帯で敵対した相手。
- 何かと勝負を挑まれることに困惑していたが、建築物としての矜持と知って納得した。
- ククルカン
- 南米異聞帯で敵対した相手。
- 意外と繊細で、カルデアでは一度撃沈したことずっと気に病んでいる事を心配している。
- キングプロテア (Grand Order)
- マリーン達にとっては海水浴仲間。大きな生物は海では珍しくない上に優しいため非常に好意的。
- ただし南米異聞帯のことがあったためオルタの方は苦手とのこと。
名台詞
Fate/Grand Order
イベント
- 「――げよ――」
「――告げられ――」
「……こちらは潜水艦ノーチラスのキャプテン・ネモ! 繰り返す! 貴艦、艦名を告げられたし !
いいかい! キミは、名乗りたい名を名乗るんだ! 名乗りたい名を、名乗っていいんだ!
名前を手に入れる戦いは、自分を手に入れる戦いだ! とても過酷で、キミにしかできない戦いだ!
だからこそ、勝ち得たものは尊い!
たとえそれがちっぽけだったり、邪悪だったりしても! それを(主人公)は、絶対に受け入れる!
それを、カルデアは、絶対に裏切らない! もちろん、僕も……キャプテン・ネモも、だ!
だから、戦って! どんな手を使ってもいい! 一瞬でもいい! キミの敵に打ち勝って!
そして……繰り返す! 貴艦、艦名を告げよ!
いかなる名が告げられたとしても、本艦は、それに応じた適切な救助作戦を発動する……!!」 - 『虚数大海戦イマジナリ・スクランブル~ノーチラス浮上せよ~』にて。封じられていた自らの正体に気づき、命を絶つ事も出来ずに虚数の海の水底を漂うゴッホ。
- 邪神によってつぎはぎされた心と体。その相克に苦しみ、緩やかに崩壊していこうとする彼女に、同じ幻霊である彼が声を、叫びを叩きつける。浮上せよ。自らを定義せよ、と。
メモ
- 真名については第2部第3章の時点では明かされていなかったが、海軍服を思わせる服装、キャプテンや王子という呼ばれ方、多数の部下を召喚できること、『冥界のメリークリスマス』イベントで潜水艦の英霊の存在が示唆されていること、呼び名を尋ねられて「名無し」と答えたこと、頭に巻いたインド風のターバン等々の要素から、ジュール・ヴェルヌのSF小説『海底二万海里』の登場人物であり、潜水艦ノーチラス号の艦長「ネモ船長」ではないかと早い段階から噂されていた。
- 彼の出自については同じ作者の別作品『神秘の島』にてインドの王族であることが明かされているため、インドの異聞帯でも出番があるのではないかと噂されていた。また『海底二万海里』でもアトランティスの遺跡を訪れる場面があるので、ギリシャ異聞帯との関係性も噂されている。
- Lostbelt No.4『創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ』にて、上記で噂されていたようにキャプテンが同行、同シナリオ内で真名はネモ船長に加え、ギリシャ神話の海神トリトンが掛け合わされた複合サーヴァントであることが明らかとなった。子どもの外見である理由は今のところ不明。
- 混じった幻霊については千夜一夜物語からシンドバッド説があがっていた。同じく冒険をした船乗りであり、名前は「インドの風」を意味するなど共通点が多い為親和性の高さを指摘されている。現在の時点ではネモ船長とトリトンのみが確定しているが、ヘシアン・ロボのように3人目の幻霊が掛け合わされている可能性もまだ否定できない。
- 彼の出自については同じ作者の別作品『神秘の島』にてインドの王族であることが明かされているため、インドの異聞帯でも出番があるのではないかと噂されていた。また『海底二万海里』でもアトランティスの遺跡を訪れる場面があるので、ギリシャ異聞帯との関係性も噂されている。
話題まとめ
- 史実のノーチラス号
- 「ノーチラス」はオウム貝のラテン語名称だが、艦艇の名前としてフランス、イギリス、アメリカの各海軍で使用されてきた。
- オウム貝は殻の中の空気と水の比率を調整することによって海中を上下に移動するが、この生態が潜水艦の仕組みとよく似ていることから、艦名としてしばしば採用されている。
- 元祖ノーチラス号は1800年にフランスのロバート・フルトンがナポレオンの要請で設計・開発した世界初の実用型潜水艦で、『海底二万里』のノーチラス号は、この潜水艦を元に創作されたものである。
- イギリス海軍では9隻の「ノーチラス」が開発され、この内、7代目までがスクーナー帆船、8代目が駆逐艦、9代目が潜水艦となっている。
- アメリカ海軍では6隻建造され、3代目と5代目、6代目が潜水艦であった。特に1954年に就航した6代目ノーチラスは世界初の原子力潜水艦として有名であり、1958年には浮上する事なく北極点を通過、この時に打電した「ノーチラス、北90度」の無電は原子力潜水艦時代の到来を象徴している。現在はコネチカット州のグロトンで記念艦として保存・公開されている。
脚注
注釈
出典