「バズディロット・コーデリオン」の版間の差分
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2024年3月21日 (木) 22:17時点における最新版
バズディロット・コーデリオン | |
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性別 | 男性 |
所属 | スクラディオ・ファミリー |
初登場作品 | Fate/strange Fake |
概要[編集 | ソースを編集]
マフィア組織『スクラディオ・ファミリー』に所属する、「毒鮫」の異名を持つ魔術師。
表向きの顔は産業廃棄物処理会社の社長となっている。
- 略歴
- フランチェスカから触媒と聖杯の泥を受け取り、工場地下で真アーチャーを召喚する。
- 真アーチャーを変質させるために三画の令呪と聖杯の泥、東洋の呪術に膨大な数の人間を贄に生み出した魔術結晶を使い、アヴェンジャーとしての性質を付与し、真アーチャーのマスターとなった。
- 人物
- 外見年齢は三十代から四十代といった所で、顔立ちも整っているが、その表情は常に無機質。
- その眼つきは「感情のない殺戮マシーンに殺意だけを宿した」と評されるほどに人間らしさが欠落し、それでいて怪物めいた眼光をしている。
- 冷徹で恐ろしい内面の持ち主であり、大量殺戮の実行にも全く躊躇がない。これまでに関与が疑われている殺人事件は125件以上で、複数の魔術師も手にかけている。敵対するマスターに対しても容赦なく殺そうとしており、真バーサーカーのマスターであるハルリにも情報を話すか令呪で自害を命じるなら「余分な痛みを与えずに終わらそう」としている。
- 一方、その言動に反して人の命に対して無責任ではないと自負しており、真アーチャーに供給する魔力の確保の為に生贄にした人間の数をはっきりと記憶している。
- 基本的に夢を嫌っており、浅い眠りを良しとしていない。眠る際も一日に数秒寝ればいいレベルだとか。
- ガルヴァロッソに出会った後から変化した可能性もあるが、メンタリティは「魔術師」というよりも「マフィア」に近い。
- 能力
- かなり特殊な『支配』系統に特化した家系の生まれであり、他者ではなく自己の『支配』を主眼とした魔術を得意としている。
- これを重ねがけする事で聖杯の泥をコントロールし、自分の魔術にも平然と利用している。ただし、あらゆる生命やサーヴァントを肉体・精神の両面で変質させる力を持つ聖杯の泥を身に宿しても正気を保っているのは彼自身の精神が歪んでいるため。
- 他者に使えないわけではなく、ティーネ・チェルクの部下のうちの二人や二十八人の怪物の中のジョン・ウィンガードに支配魔術を使うことで本人の自意識は一切ないままにスパイに仕立て上げていた。
- また本来、上記の魔力結晶は自分の魔術を補強する為の外付け増設にしか使えないが、彼はこれを聖杯の泥で汚染して取り込む事で自身の魔力の一部として使用できるようにしている。結果、行使可能な魔力量は神代の魔女に匹敵するレベルに至っている。
- 時計塔では異端とされている東洋の呪術にも精通しているが、魔術なしでもかなり強く、スクラディオ・ファミリー所有の工場に侵入した三十人以上の魔術師を消音器付きの拳銃だけで仕留めている他、フィリアが跳ね返したアルケイデスの放った矢を最小限の動きで躱している。
- さらには取り込んだ聖杯の泥の影響でサーヴァントとも繋がっており、結果として彼が取り込んだグガランナの雷霆の一部を使用することができるようになった。
- だが、必ずしも無敵というわけではなく、過去にも何度も敗北したことはある。彼の一番強い所はそれだけの目に遭っても決して心も命も折れなかった点であり、過去には敵対する魔術師の手で殺された恋人の首を目の前に転がされても眉一つ動かさなかったとか。
- 意外な事にピアノの演奏が上手い。もともとは精神集中の一環として練習したらしいが、ガルヴァロッソからも評価される程。とはいえ、グランドピアノを直接担いで持ち運んだり冷凍庫に持ち込んだりと扱いは結構雑である。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/strange Fake
- 真アーチャーのマスター。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- 真アーチャー
- サーヴァント。最初に召喚された本来の姿に対して、「英雄としての力は不要。貪欲さと妄執があればよい」とバッサリ切り捨て、令呪と聖杯の泥によって変質させた。
- 以降はあまり信頼関係の伴わない、ビジネスライクな関係となる。
- ガルヴァロッソ・スクラディオ
- 上司であり、『スクラディオ・ファミリー』の当主。
- 心の底から心酔しており、魔術師としてではなく「マフィア」として深い忠誠を捧げている。
- ハルリ・ボルザーク
- 一応、同じ陣営に所属する相手だが、聖杯戦争では敵同士になるマスターの一人。
- 彼女と交戦する機会も複数回あり、彼女の初陣の相手も彼であった。
- ファルデウス・ディオランド
- 一応、同じ陣営に所属する相手だが、政府筋とスクラディオ・ファミリーと所属が違うこともあり、あまり友好的な関係ではない模様。
- 後にガルヴァロッソの死が彼の差し金である事を理解し、決定的に対立する事になる。
- オーランド・リーヴ
- 一応、同じ陣営に所属する相手だが、警察とマフィアということでファルデウスよりもさらに仲は悪い。
- 終盤では「マフィアとして」ファルデウスごとアメリカそのものを潰しに行こうとしたところに「警察として」止めるために立ちはだかられ、戦いになった。
- フランチェスカ・プレラーティ
- 一応、同じ陣営に所属する相手だが、相手の性格が性格なため仲がどうこう以前の問題。
- ハルリとの二度目の交戦時に割り込んで交渉を持ち掛けてきた際にはまだ喋っているにもかかわらず問答無用で吹き飛ばした。
- 「彼女には一言も喋らせてはいけない」と正しい認識を持っている。
- ジョン・ウィンガード
- オーランド率いる「二十八人の怪物」の一員。
- 彼に対して支配魔術をかけることで本人の自覚がないままにスパイに仕立て上げていた。
- アトラム・ガリアスタ
- 直接の面識は語られていない。スクラディオ・ファミリーが彼の開発した人間を魔力結晶に変換するシステムを奪って改良した事で、彼は聖杯戦争が始まる前に膨大な量の魔力結晶を準備する事ができた。
- 獅子劫界離
- 詳細は不明だが、過去に一杯食わされたことがあるとか。
- マガロ
- ダー・ファミリアに所属している魔術師。過去に肺を片方抉られたとか。
- 僧侶デグラ
- 聖堂教会の人間と思われる。過去に魔術回路の大半を焼かれたとか。
- 伍
- マーヴル商会の一員。相当の達人であり、過去にモメた際には痛み分けで終わったとか。
- 恋人だった女性
- かつて愛し合った女性。彼のような冷酷な殺戮マシンを愛する女性が居た事そのものが驚嘆すべき事実であろう。敵対していた魔術師に人質にされた挙げ句、バズディロットの目の前で首を斬られて殺害されるが、バズディロット自身は眉一つ動かさなかった。しかし、その後に全力で報復して魔術師を惨殺している事から彼女を愛していたのは確実である。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「俺を舐めるのは構わん」
「だが、この工場はスクラディオ・ファミリーの所有物だ。この神聖な場所にこの程度の偽装で 入れるなどと考えたのなら、MR.スクラディオへの重大な侮辱だ。捕らえる価値もない」 - 敵対魔術師を始末した際に。この後、三十人を超える魔術師を虐殺したが、後に「先に殺したせいで残滓しか搾り取れなかった」と自戒とも取れる言葉を吐いた。
- 「令呪をもって命じる――」
「――『取り繕うな』」
「重ねて令呪をもって命じる――――『お前が見てきた【人間達】を思い出せ』」
「重ねて令呪をもって命じる ――」
「――『地上の衣 を……受け入れろ』」 - 本来ならば正気の沙汰ではないサーヴァント召喚直後の令呪三画連続使用。
- だが、対象にとっての致命的な隙を突く命令の内容と、魔力結晶による膨大な魔力、東方の呪術、聖杯の「泥」を使うことにより、真アーチャーを彼の望む姿に変質させることに成功する。
- 「なに、
たったの二万四千九百七十六人だ 」
「驚く程の数字か?南米の麻薬カルテルの連中がここ数年で殺害した人数の半分程度だぞ?」 - 真アーチャーに「これまでに何人を絡繰仕掛けの贄にした?」と問われて。
- 直後に人の命に無責任ではないと語っているが、殺戮を躊躇しない本人の性格を考えるととてもその通りだとは思えない。
メモ[編集 | ソースを編集]
- スクラディオ・ファミリーの庇護下にはある事件をきっかけとしたシュポンハイム修道院との対立時に入った。本来であればいかにスクラディオといえどもシュポンハイム修道院から庇いきることは不可能なのだが、次期院長が行方不明となった混乱のために可能となったのだという。
- イラストが公開されていなかったので、具体的な姿が不明のままだったが、小説版5巻にて白目と黒目が反転した恐ろしげな目つきをした、サラリーマン風のスーツにメガネを掛けた姿である事が判明した。
- コーデリオンという苗字はおそらく有名な架空のマフィアボスである「ヴィトー・コルレオーネ」を思わせるためのものだが、コーデリオン(Coeur de Lion)という言葉はフランス語で「獅子心王」と意味する。そもそも「コルレオーネ」自体の由来も「獅子心」ではある為、関係性があるのか疑わしいのだが。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]