アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕

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セイバーオルタ

  • 真名:アルトリア・ペンドラゴン
  • 身長:154cm / 体重:42kg
  • 出典:アーサー王伝説
  • 地域:イギリス
  • スリーサイズ:B73/W53/H76
  • 属性:秩序・悪
  • 性別:女性
  • イメージカラー:黒
  • CV:川澄綾子

黒く染まった「剣士」のクラスのサーヴァント

略歴
この世全ての悪」に囚われたことで性質の反転したセイバー。桜のサーヴァントとして士郎の前に立ち塞がる。
通常時と姿が大きく変わっており、鎧が漆黒に染まり重装化している。また肌の色が青白くなっており、瞳も碧から金色になっている。登場した当初はバイザーで顔を隠していた。
セイバーオルタナティブとも呼ばれる。
『Fate/Grand Order』では序章のAD.2004の冬木に登場。狂った聖杯戦争の中で真っ先に行動を再開し、キャスター以外の5騎を撃破、泥に汚染されたシャドウサーヴァントとして使役していた。大聖杯で主人公らと激突する。 
人物
聖杯の呪いに侵され、非情さに徹しきった騎士王の側面。無駄のない言動と性格も冷徹となり、普段とは真逆の「暴君」と化している。彼女が抱えた迷いや葛藤、自身への怒り、周囲への嘆きが聖杯の泥によって表面化し、「方針」は反転している。
しかし、別人のようだが、根底にあるものは同じであるため、騎士王としての目的、理想そのものは変化していない。とはいえ、通常のアルトリアは理想のために清らかさを通したが、こちらのアルトリアは理想の為に圧政を良しと考える。
また、士郎に対する情は残っており、士郎に対しては「自分の手で殺したくない」という意識からか、何度か見逃している。
魔力炉心が規格外なためか、とにかくよく食べる。しかし、アイデンティティともいえる食の嗜好までも変化し、丁寧、精巧、玄妙な味わいの料理をまずいと吐き捨て、大量のジャンクフードをもっきゅもっきゅと食い漁るほどのひどい悪食だが、本人はたいへん満足している。
『hollow』では黒のゴスロリ風の私服が追加された。
能力
マスターである黒化した大聖杯と直結していることもあり、出力は通常時を大きく上回る、また意識せずとも膨大な魔力を身に纏っており、防御力が格段に向上している。
元から高かった回復力も更に上がっており、頭か心臓を潰されない限り消滅することはなく、士郎の渾身の一撃で深手を負っても、十分で完全に再生する。
鎧が漆黒に染まり重量が増しているため、通常時よりパワーが増している。反面、俊敏さは低下している
凶暴性を抑えるため、『直感』が低下しており、「暴君」となったことで『カリスマ』も大幅に低下している。


サンタオルタ

  • 真名:アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕
  • 身長:154cm / 体重:52kg(プレゼント含む)
  • 出典:ほぼ週間サンタオルタさん
  • 地域:フィンランド(自称)
  • 属性:秩序・善

Fate/Grand Order』の期間限定イベント「ほぼ週間サンタオルタさん」にて、サンタコスチュームで登場したセイバーオルタ。クラスは「騎兵(ライダー)」。

略歴
クリスマス直前に突如として降臨した自称"息凍る真冬を切り裂く悪のサンタクロース"。
逃げ出したトナカイの代役として主人公をトナカイ役としてアンサモンし、子供達(サーヴァント)からサンタ宛に届いたお便りを頼りに各地を巡り、プレゼントを配る。
プレゼントの内容は全て礼装であり、その絵のモチーフに因んだ実物や概念を送ることで各サーヴァントに喜ばれたり心の傷を抉ったりする。
人物
間違いなくアルトリアオルタ本人であるが、サンタそのものになりきっているため、パーソナリティが色々変化し、行動全てが自分の中で描いたサンタ像やルールに則ったサンタの形式にこだわっている。そのため属性は秩序・悪ではなく秩序・善に、クラスはセイバーではなくライダーとなっている。ちなみに、アルトリアがセイバー以外のクラスになるのは、これがシリーズ初である。
サンタへの憧れから普段より少しだけ親切になり、顔を赤らめる場面も数多い(ジャックとアリスへの対応を見ていると少しどころではない気もするが)。
世間が自分のことを誤解していると感じており、みなに感謝の贈り物をしたいらしく、主人公をトナカイにするべく強制召喚する。(これもサンタ形式へのこだわりであり、実際にトナカイの被り物を頭につけさせるほど)。
主人公にとっては本編序章、大空洞での死闘以来の再会となる(?)が、かつての強敵の唐突かつ迷惑な呼び出しであるにも関わらず二つ返事で付き合い、一週間二人で様々な子供達の元に押し掛けることとなった。
だがそうまでこだわって憧れのサンタになったものの「飽きっぽく短気」であることも自覚しており、もし一人だったら一人目で投げ出していたらしい。
それゆえ最後まで付き合ってくれたトナカイには感謝を示す形で、サンタオルタ自身がプレゼントとなり、剣を用いた騎士の誓いを持って正式な契約を交わした。
なお、サンタコスはとても気に入っているらしく霊基再臨しても「決して着替えない」と言い切る。ミニスカゆえにもの凄く寒いらしいがそれも我慢しているとのこと。
サンタになった影響か別世界で自身が黒化する前にマスターだった人物のモノマネをしたり、可愛いノリで歌を歌ったりと彼女からは想像出来ない意外すぎる一面も見せている。
能力
戦闘ではサンタ衣装で大きなプレゼント袋を片手に、そのまま袋で殴ったり卑王鉄槌で切り刻むなど、コスプレした暴君が見られる。
なお、ライダーとなっても宝具は変わらず『約束された勝利の剣』であり、クリスマスメロディを口ずさみながら贈られるそれは本家セイバーオルタと遜色のない威力を誇る。
総じて性能は高めであり、無料配布のキャラクターとしては過去の二騎と比較してかなり強力。
ラムレイ二号という名前の空を飛ぶソリを持っている(誰かさんに「カバみたい」と評されるなど見た目は難であるらしい)が、ソリを牽引するトナカイは「宝具をジェット代わりにして飛行した」ら逃げ出してしまったらしく、以降は、主人公が回収してきた魔法のくつしたを燃料代わりに空を飛ぶ。
ちなみに主人公はトナカイの役割を割り振られているが、ソリを引くのでなくオルタと並んでソリに搭乗している(「マスターと二人で空のデート」とも評された)。

セイバー (クラスカード)

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』で登場。冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。

黒化英霊
クラスカード・セイバーが一時的に実体化した姿。確たる意思はなく、ただ本能的に敵を排除するために動く。
基本的なデザインは『stay night』で黒化したものと同一。戦闘中に甲冑が破壊され、鎧下の姿も確認できる。色こそ黒いが、本来のセイバーと同じ服を着ている。
クラスカード・キャスターに引き続き、未遠川周辺の公園に位置する鏡面界に出現。その高い戦闘能力だけでなく、キャスター戦直後で疲弊し、結果的に油断していたところへ奇襲をかける形となったため、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン達を終始圧倒する。イリヤと美遊・エーデルフェルトに代わって遠坂凛ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトがカレイドステッキと仮契約するが通用せず、絶体絶命へと追い込む。だが突如イリヤが魔力を暴走させて自身の封印を解き、初めてクラスカード・アーチャーを用いての夢幻召喚を成す。英霊同士のハイレベルな戦闘を繰り広げ、最終的に「約束された勝利の剣」の撃ち合いとなり、出力で勝ったイリヤに敗れ、回収された。
限定展開
カレイドステッキが、宝具「約束された勝利の剣」に変化する。
クラスカードに戻ってからは黒化の影響はなくなっており、通常の聖剣の姿で現れる。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
所有者の魔力を光に変換し、収束・加速させ斬撃として放つ最強の聖剣。宝具ランクはA++。
夢幻召喚
英霊アーサー王と一時的に同化し、セイバーの宝具とスキル、身体能力を会得する。
最強の聖剣と最高の剣技を併せ持つ、まさに切り札というべき存在。こちらも黒化の影響は抜けている。
美遊が夢幻召喚した場合の衣装は、従来のセイバーに近いデザイン。ただし甲冑姿ではあるが肩と胸部のアーマーがなく、へそが見えているなど露出の多い姿となっている。
イリヤが夢幻召喚した場合の衣装は、セイバー・リリィに近いデザイン。
風王結界
宝具。聖剣の正体を隠すために不可視化させる風の結界。宝具ランクはC。
ただし、聖剣を隠す必要がないため、作中では使用されていない。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
セイバー 間桐桜 A A D A++ C A++ 対魔力:B
騎乗:-
直感:B
魔力放出:A
カリスマ:E
通常時と比べて敏捷が下がる代わりに魔力が急上昇。
主人公 (Grand Order) A A D A++ C A++ 対魔力:B 直感:B
魔力放出:A
カリスマ:E
ライダー A C D B A A++ 対魔力:A
騎乗:A
聖者の贈り物:EX
直感:A
魔力放出:A-
サンタクロースとして振舞っている状態。

宝具

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人
由来:アーサー王の聖剣エクスカリバー。
生前のアーサー王が、一時的に妖精「湖の乙女」から授かった聖剣。
セイバーオルタが使う場合も真名などに影響はなく、同じ銘の「約束された勝利の剣」。ただし、使い手の魔力を光に変換、集束・加速させるという作用の影響で、剣身や放たれる極光も黒く染まっている。自らの魔力を制御せず、思うままに聖剣を振るうため、魔力の粒子は光ではなく、光を飲み込む闇となっている。その有様はブリテン島を守るために顕現した魔竜ヴォーティガーンの息に近い。
「聖剣」と呼ばれながらも黒化の影響を受け入れるのは、この宝具そのものが守り手である湖の乙女と同じく善悪両面の属性を有するため。
マスターからの膨大な魔力供給によって、連続して使用することが可能で、この事が彼女が攻撃力において最強クラスのサーヴァントと呼ばる所以となっている。
『stay night』では通常時と同じくルビは「エクスカリバー」だが、『Fate/unlimited codes』・『Fate/Grand Order』ではルビが「エクスカリバー・モルガン」となっている。

真名:アルトリア・ペンドラゴン

登場作品と役柄

Fate/stay night
HFルートで登場。「この世全ての悪」に囚われ、衛宮士郎の敵となって立ち塞がる。
Fate/hollow ataraxia
セイバーがクセ毛を掴まれたことで反転する、という形で登場。『もっきゅもっきゅ』が初登場。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
黒化英雄の一人として登場。
Fate/unlimited codes
「闇に染まりし暴君」。セイバーとは異なるモーションと必殺技を持つ。バイザーをしているが、ダメージが一定値を超えると弾け飛ぶ。
フェイト/タイガーころしあむ / フェイト/タイガーころしあむ アッパー
黒桜をあっさりと裏切り、とある目的のために戦う。
カーニバル・ファンタズム
アーネンエルベでアルバイトしていたセイバーが、ギルガメッシュの横暴な態度にキレて自らアホ毛を引っこ抜く暴挙に。
コハエース
扱いの酷さに耐えかねたセイバーが、やはりアホ毛を引っこ抜いて変身。
ちびちゅき!
料理コンテストの際、いつまで経っても実食審査できないことからキレて変身。
カプセルさーばんと
さーばんとの一匹。体力、火力ともにやや高いが、コストが少々割高で足も遅め。
コスト:200 / 戦闘力:C / 突破力:C / 移動力:C / 体力:C / 忍耐力:C / リキャスト:A
Fate/Grand Order
セイバーのサーヴァントとして参戦。更に第四章にてランサー、クリスマスイベントにてサンタコスでライダーのサーヴァントとしても参戦。
レア度は全て☆4(SR)、イラストはセイバーとサンタオルタは武内崇氏、ランサーは石田あきら氏。
ストーリーではセイバーは序章の最終ボスとして登場。
セイバーの基本性能はほぼ本家と一緒でレアリティの差があるが、攻撃力寄りのステータスである上に『約束された勝利の剣』の威力が一般的な宝具より高く設定されているため、ことダメージ面においては本家をも上回り得る。サンタオルタも宝具の仕様に関しては同様であり、イベント配布ゆえに宝具レベルも簡単に上げることができたためこちらも目を見張る破壊力を発揮できる。

人物関係

Fate/stay night

間桐桜
マスター。ただしあまり敬意は抱いていない。
衛宮士郎
かつてのマスター。若干思うところがあるようで、敵対していても微妙な感情が見え隠れする。
ライダー
最終決戦に対峙する因縁の相手。
セイバー
かつての自分。憎んでいるというよりは痛ましく思っている。
『Fate/Grand Order』では自分の別の側面となっている。
ギルガメッシュ
黒化しても相変わらず嫌いな相手。装飾過多で生理的に受け付けない。

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
序章にて敵対する新米魔術師。呼び名は「貴様」「マスター」。
召喚に応じ正式なマスターとして契約した際には、王としても騎士としてもふるまうことはなく、ただのサーヴァントとして力を貸す。
主従というよりは未熟なマスターを鍛え上げる厳格な指導者であり、主人公の心が折れない限り、協力を約束し信頼に応えようとする。
クリスマスイベント時は、逆に主人公を強制召還することで先導者トナカイとして契約しており、主従が逆転することになった。
マシュ・キリエライト
彼女の中にいる英霊について「危険を楽しむ輩だった」と評しており、生前からの付き合いであることを伺わせている。
ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
キャラクエで主人公に対する試練として再現する。
「彼女に特別な感情は無い」と発言してはいるが、同じ悪属性でも考え方も境遇もまるで違う為か明白に棘のある対応をしている。
サンタオルタは、彼女にプレゼントを叩きつけるために始めたとも語っており、ピエールイジメで燻っている姿を見かねて、彼女が再び立ち上がるきっかけを作った。
相反する存在の容姿や魂が非常に似ていることもあり、互いに嫌悪しつつも強く意識し合っている関係と言える。
アルテラ
同様に主人公に対する試練として再現。
根本的に他の英霊と異なる存在であると警戒する一方、破壊そのものを目的とする在り方を魔神同然と言い捨てる。
ランスロット
クリスマスイベントでトナカイ代わりに使おうとするが、意思疎通ができない上にメンタルが打たれ弱すぎたため解雇したとのこと。
ファントム・オブ・ジ・オペラ
クリスマスイベントでプレゼントを届けた相手の一人。珍しくその慟哭に耳を傾け、「役者」として評価している。
シュヴァリエ・デオン
クリスマスイベントでプレゼントを届けた相手の一人。同じ男装仲間として彼女のことをいたく気に入ったようで、「気が合いそう」「後で連絡先を教えろ」などと終始ご機嫌であった。

生前

アグラヴェイン
人間関係についていろいろ助言を貰っていたらしく、頼りにしている。ただし、その内容は問題は解決するが関係は悪化するようなものだったようである。
マーリン
「オトコヤモメは死に勝る苦痛」と彼女に教えたらしい。……なにを教えとるんだ花の魔術師。

その他

桂木千鍵
「アーネンエルベの日常」及び「ちびちゅき!」の2回、彼女の料理を食べてぶっ倒れる。
前者での反応を見る限り、彼女的には味自体はそこまで悪くはなかったらしい。

名台詞

Fate/stay night

「……アーチャーの剣。私の剣を真似ないのですか、シロウ」
「……いや、私には関係のない話だった。関わりがあるのは、貴方が武装したという点のみ。
 それが取るに足らぬ武装だろうと、剣を手にした以上、敵対行為と見なします」
セイバーに対抗する為にアーチャーの双剣を投影した士郎に対して。
仮に「約束された勝利の剣」を投影したとしても魔力不足で使いこなせないという士郎にしてみれば当然の選択なのだが、何か含みがあるような言い方である。
「シロウ。余力を残してどうするのです」
桜を救う為に投影を一回分残した上でどうセイバーを打倒するか。その算段を立てようとする士郎に対して。
桜を助ける為にはセイバーを打倒しなければならず、セイバーさえ打倒すれば凛が必ず桜を助けてくれる。それに気づいた士郎は全力で戦うことを決意する。彼女なりにどうにか事態を収拾しようとしていることが伺える台詞である。
「強くなりましたね………シロウ」
バッドエンドの一つで、士郎との戦いを終えた際のセリフ。
士郎の渾身の一撃により満身創痍の状態となり、彼を称え、自らの敗北を確信していた。だが彼は限界を超え、既に事切れていた……。

Fate/unlimited codes

「君臨こそ王の証だと? 笑わせるな金色。
 徹底した統治、自由なき自由こそ、王の生業。貴様の華やかさこそ余計なものだ」
ギルガメッシュ戦の勝利メッセージ。彼女の王としての性質が良く解るセリフである。
「我が内なる光よ。
 せめて優しい夢の中で眠れ」
ストーリーモード最終戦で、自身から分離して出現したセイバーを倒した際のセリフ。かつての自分を完全に消し去る。

フェイト/タイガーころしあむ

「全く…そのような姿になっても、まだぐずぐずと迷いを捨てきれない。貴女のようなマスターに使役されるこちらの身にもなって欲しいものだ」
自分のシナリオ冒頭で黒桜に対して。本編では桜に対して同情的で収拾をつけようとしていたのに、こちらではいきなりダメ出しして煽っている。
「そう、シロウが欲しいなら欲望のままに、そのアヴェンジャーの力を使って貴女の手の内に閉じ込めてしまえば良い」
「そうすれば、私も毎日マスタードたっぷりの手作りハンバーガーが食べられる」
上の状況に続いて、シロウの家に黒桜と突撃して。前半ではとんでもない事を吹き込んでいるが、後半でいろいろと台無しである。
「そういう貴様も白目をむいてガクンガクン震えていただろう。らめええええとか言って」
影に飲まれたときのことをギルガメッシュに煽られて。淡々と棒読み口調で読み上げられるのがシュールである。当然ギルガメッシュは「言っておらぬわ!」とブチギレた。
「ライダー、貴方がシロウと手を組むとは…。いくら士郎が愚直で愚鈍で利用しやすい男だからと言って……面白くない」
彼女を止める為に士郎と共闘するライダーに対して。士郎を貶してるようでやきもちのようにも思える台詞。
「そうだな……明日はハンバーガー風呂を試してみるか。その次はパフェ風呂だ。」
自分のシナリオのエピローグ。使いを手に入れ作らせたプリン風呂を味わいながら次の食べ物を考えていた。

Fate/Grand Order

セイバー

「卑王鉄槌。極光は反転する。光を呑め! 『 約束された勝利の剣 エクスカリバー・モルガン』!」
宝具発動。漆黒に染まった星の聖剣からが放つのは、光を呑み込む闇の奔流。
「好きなものは、強い者だ。身体でも心でも構わない」
「嫌いなものは、弱い者だ。身体はともかく、心が弱い者は見ていて辛い」
マイルームでの会話。なお、普段のアルトリアも「聖剣覚醒」においてこれと似たやり取りを行っている。つまり性質が変わろうと根底は同じであることが分かる。
「もっきゅもっきゅもっきゅもっきゅ……はっ!? い、いつからそこにいた貴様! 何? おかわり? あと1ダース追加だと!?
 んぅ……よい、無礼を許す。そこに座るがよい。特別に其方をわが主と認めてやろうではないか」
絆LV5でのマイルーム会話。音を立てて食事に勤しむ姿をお代わりを持ってきた主人公に見られて。
「もっきゅもっきゅ」や、その後の頬を染めて恥ずかしがったり照れたりする姿にKOされるマスター多数。
「マスター、もっとだ。ここまで来たのだ。責任を取ってもらうぞ」
「何を戸惑う?貴様のために重苦しい鎧を脱いでやったのだ。であれば、この先の運命は解っているな?血肉の一滴まで私のために使うがいい」
それぞれ霊基再臨第三、第四段階時の台詞。第四段階時の彼女のセイントグラフを見ると責任を取るだのこの先の運命だのといった言葉がそういう意味にしか聞こえなくなってくる……。hollowの雪辱ということだろうか?
「……………………そうか。貴様がそう言うのなら、私も手を抜けないな」
キャラクエスト「オルタの系譜」にて。
大聖杯の中にレイシフトしろという、オルタの無茶な言葉を鵜呑みにしたことについてマスターは「まぁ、セイバーの頼みだし」と返した。
屈託のない強い信頼を受けて、オルタにしては珍しく言葉に詰まっている貴重なシーン。表情には変化がないため心中は察することができないが……?
「それは貴様がそう信じているだけの話だ。だがサーヴァントはマスターに従うもの。貴様がそう信じているかぎりは、私も自分を決めつける愚は犯すまい」
上記の後ジャンヌ・オルタを倒した際、悪に落ちた者同士の共感を口にしたが、マスターに「今のジャンヌとキミは違う」と言われた。
オルタ自身はある種の達観した答えを持っていたとしても、マスターの信頼を否定したりはせず、できるなかで応えようとしてくれる。
「英霊アルテラ。偉大なる征服者よ。おまえは大きく矛盾している。
 民の欲を満たすために万里を征服した王がいた。己の欲を満たすために万里を支配した王がいた。
 このように、王の在り方は様々だ。それぞれが異なる思想と、正しい目的を持つ。
 だが―――おまえは違う。おまえは征服者でありながら破壊者だ。
 征服の過程で破壊を呼ぶ王もいただろう。だが征服の後に破壊を呼ぶ王はいない。
 それは人の世を統べる王ではない。人の世界を否定する魔神にすぎない」
キャラクエ「似て非なるもの」にて、アルテラと対峙して。

ライダー

「シャンパンの準備はいいな? プレゼントの時間だ!」
「サンタからの贈り物だ。 聖夜に沈め!『 約束された勝利の剣 エクスカリバー・モルガン』!」 ♪~」
クリスマスソングのBGMと鼻歌交じりに放たれる闇の極光。もちろん通常時より手加減されているなどということはなく、とんでもないプレゼントである。
「別にオマエに敗れたコトなどないし、あまり気にしてもいない」
『ほぼ週間サンタオルタさん』にて主人公と再会して。
大空洞で敗退して以来となるが負けたのは別人であり、アーチャーがろくな食事を出さなかったせいだという。
アーチャーも主夫としてのプライドがあるのか、ジャンクフードは与えなかったらしい。
「そんなコトはない! 色々と検討した結果、一人ぐらいはいた!」
同シナリオ序章にて、主人公から「他に頼る人がいなかったんだね」と言われて。
顔を赤くして声を荒げて否定するも、結局のところ主人公以外にはまともに意思疎通のできないヤツ一人しかいなかったという悲しい事実。やはり王は孤独なご様子。
なお、断られることを想定して半ば脅迫するつもりだっただけに、あっさりトナカイになった主人公に「一つ返事だと……!?」「頼もしいな!?」とここでも顔を赤くした。
「フッ。星3たちが騒ぎよるわ」
「フッ。アーチャーどもめ、カトンボのように落ちていくわ」
同シナリオ第四夜にてエミヤロビンフッドダビデに対してのメタ発言。
エミヤだけは星4であるが、格の違いを見せるがごとく、三人まとめて一人で一蹴してしまう。
トドメとばかり野外ライブをプレゼントする等、この日ばかりはまさに"悪のサンタクロース"だった。
「た、ただいま」
上記星3たちを制圧した後、トナカイから「おかえりなさい」と言われて。
頬を染めて声を詰まらせる姿は、日頃のオルタからは想像できない姿である。
「ぐわ――――――!
 や――ら――れ――た――!」
同シナリオ第五夜にて、ジャック・ザ・リッパーナーサリーライムにやられるサンタオルタ……の演技。
プレゼントは便りがなければあげられないという自身のサンタルールを守りつつ、それでも彼女たちのためにとわざと敗北する。
「オルタちゃん、などと言うな!」
同シナリオ第五夜にて、トナカイからの一言に対して。神経が図太い主人公ならではの呼び方。なお、第七夜でも呼ぶチャンスがあるが、やはり怒られてしまう。
「もういい、黙りなさい!歩く詐欺マシーンですか貴方は!」
同シナリオ第六夜にて、各地で散々子供たち相手に詐欺行為を働いた挙げ句、自分が正当であるかのようにそれらの行為を演説するサンタを名乗るDEBUに対して。思わず素の性格が出かけるほど(二人称が「貴様」や「オマエ」ではなく「貴方」になっている)激昂しており、スピンオフでも余程のことがないと態度を崩さない彼女をここまで荒げさせたのはある意味恐るべき快挙であると言える。
「……実のところ、私はこう見えて飽きっぽく、短気なのだ。気づかなかったと思うが」
同シナリオ第七夜にて、トナカイへの感謝の言葉。一人ならば最後までプレゼントを配ることができず投げだしていたと明かす。
誰が見ても短気なのだが、主人公も「まぁ、はい」と付き合いの良い返事をしており、そういうところも好ましいと思っている様子。
「貴様は我が騎士、我が従者にして先導者。
 どうかこの先も、その明かりを絶やさぬよう努めてほしい」
同シナリオにて別れのとき。プレゼントは新しい戦力。騎士の誓いの形式で正式な契約を結んだ。
なお主従関係について聞くと「私がサンタで、貴様がトナカイという契約ではなかったか」という答えが返ってくる。
「ほう……ハロウィンを祝うサーヴァントもいるのか。私よりキラキラに飾っているな。飾っているな……よし、夕食はドラゴンステーキにするとしよう」
手持ちにハロウィンエリザがいると発生するマイルーム会話。対抗意識を燃やした挙げ句、排除にかかろうと目論む。エリザちゃん逃げて~!
「走れソリよ~♪ 風のように~♪ 特異点を~♪ パドルパドル~♪」
イベント報酬画面での台詞(?)の一つ。凛々しい声のまま歌い上げるパターンと普段なら絶対出さないであろう可愛い声で歌い上げるパターンの2種類が(なぜか)存在する。
なお、歌詞は『ブロッサム先生』で赤王が歌っていたものに由来している。
声こそないが、本編では「走れ騎兵ー、闇を裂いてー、吹雪の中ー、迷うまようー!」と歌う別バージョンもあり、そちらはトナカイから「なんで怒鳴ってるんですか」と酷評されてしまう。

Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ

「私がたおれても第2、第3のセイバーが…!!」
アニメ一期の第5話エンドカードより。経験値によるおなじみのセイバーネタ。彼女の背後には青、白、ライオン、Xの面々が……。
セイバー戦で盛り上がりを見せる本編からの落差に「エンドカードが全てを持って行ってしまった」という感想を抱いた視聴者多数。

メモ

  • 「約束された勝利の剣」に回数制限が無くなった為に単純な攻撃力なら全サーヴァント中最強とされており、バーサーカーギルガメッシュと同じく公式で最強のサーヴァントの一人に挙げられている。
    • 「Fate/complete material III」では、このため「バーサーカーとなったヘラクレスと正面から斬り合っても圧倒できるのだ」と説明されている。しかし、1度攻撃を食らえば「十二の試練」によって耐性ができる事については触れられておらず、物議を醸している。
      • 後に奈須きのこ氏は十二の試練の耐性について「耐性は無効化ではなく防御力+100アップ。同じ攻撃に対して防御力が3倍に上昇して効かなくする。」と語っている。オルタの攻撃力が耐性があろうとも問答無用でバーサーカーを圧倒する程と仮定すれば、一応矛盾はなくなる。
  • Fate/unlimited codes』では、彼女の聖杯超必殺技版「約束された勝利の剣」は「エクスカリバー・モルガン」という技名がつけられている。なお、通常の超必殺技版「約束された勝利の剣」(ややこしい)は「エクスカリバー」のまま。
    • SEGAのオンラインゲーム「ファンタシースターオンライン2」にて、Fateシリーズコラボ(2015年1月)の際に彼女の剣が武器迷彩として実装され、その名称は「*エクスカリバーモルガン」とされた。まさかの公式外公称。
    • そして『Fate/Grand Order』でも同名となり、さらに使用時に「モルガン」付きで発声しているため、完全な正式名称と化した模様。
  • 「セイバー総選挙」の順位は5位。水着は、腰にスカートのついた黒のホルターネックワンピース。気怠げな表情でソーダ味のアイスを口にくわえている。
  • 地味に様々な部分がセイバーとは異なっている。手甲が左右対称だったり、スカートアーマーが短くなってたり、靴がトゲトゲしてたり。武内氏いわく「作画の手間を考えて簡略化しようとしたが失敗した」とのこと。
  • 18禁ゲームの『hollow』では彼女の「そういうシーン」も予定されていたが、肌の青白さから見た目が危ないと判断されて見送られたとか。
  • 『カーニバル・ファンタズム』では自らアホ毛を引きちぎって変身したが、士郎の毒気のない態度に赤面して元に戻った。どうやらセイバーの感情がスイッチのようである。
  • 彼女の王としての性格は「暴君」と表現されるが、秩序・悪らしい「統制する暴君」。即ち、この状態の彼女は理想のために圧政を良しとしている。
    • このことから「カリスマ」スキルも「統率はできるが、士気はむしろ低下する」性質のEランクになっている。
  • 普段の彼女と同じく良く食べるものの、アイデンティティともいえる食の嗜好までも変化し、士郎が作る丁寧、精巧、玄妙な料理をまずいと吐き捨て、大量のジャンクフードをもっきゅもっきゅと喰い漁る。
    • このネタは後発の作品やアンソロジーで加速され、『フェイト/タイガーころしあむ』に至っては、バケツプリンならぬ風呂プリンを食べる悪食ぶりを見せた。
  • クリスマスイベントではサンタとなって礼装を配りっていた彼女だが、打たれ弱いバーサーカーには「龍脈」(開始NPチャージ)、アサシンクラス唯一の全体攻撃宝具を持つファントムには「天使の詩」(宝具威力UP)、スター関連のスキルが充実する荊軻には「優雅たれ」(スター発生率UP)を与えるなど、プレゼントの選び方はかなり的確である

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