遠野秋葉

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遠野 秋葉

  • 読み:とおの あきは
  • 誕生日:9月22日/血液型:A型
  • 身長:160cm/体重:45kg
  • スリーサイズ:B73/W57/H79
  • CV:北都南(MELTY BLOOD・無印)→ひと美(MELTY BLOOD Re・Act 以降) / 伊藤静(真月譚 月姫)

混血の一族遠野の現当主。遠野志貴の義妹。

略歴
遠野家の長女として生まれ、兄のシキ、志貴と共に平穏な時間を過ごしていたが、シキの「反転」とロアの転生が重なってそれも終わりを告げる。実兄は地下に幽閉となり、志貴は有間に預けられることになる。
8年後、父・遠野槙久が死んだことで後を継ぎ、当主となった彼女は志貴を呼び戻した。
反転したシキに殺されかけた彼女を志貴が庇い、シキは瀕死の志貴と繋がることで存命。
志貴の命をつなぐべく能力を使い、彼を残すことに成功した。その後、槙久は志貴たちに暗示をかけてシキの存在そのものを隠匿している。
人物
礼儀正しく完璧な立ち居振舞いを見せる気の強い令嬢。小さい頃は大人しく気が弱かった。
8年間も離れて暮らしていた志貴に負い目や不満があり、優しくしたいと思いつつも、志貴の気ままな性格や自身のプライドのために素直に感情を表せない。つまりはツンデレ。
根は一途で健気。また、志貴のことを異性として非常に執着している。貧乳なのがコンプレックス。
十代で当主になるだけの教養を持つが、一方で一般常識にやや疎く、人ごみが苦手だったりと、案外箱入り娘な面も。
あーぱー吸血姫カレー代行者など、兄に近づく悪い虫(=各ヒロイン)は一部を除いてみんな嫌い。
他人には冷たく身内には甘い。学校では生徒会の副会長。同級生に恐れられ、後輩には慕われているという。
能力
「紅赤朱」の異能力者。力を行使する際は、髪の毛が赤に染まる。
特性は「略奪」、目視した対象に絡みついた呪詛が熱を奪って一気に気化させることで消滅させる。
MELTY BLOODでは技名の「○○を焦がす」や台詞の「燃えちゃえ」などで表現されるが、本質的には燃やす能力ではなく、「冷やす」能力であるといえる。
その力を最大としたものが、空間全体に赤い髪を張り巡らせる略奪呪界「檻髪」である。
対象が「浄眼」などの対処方法がなければ視認する事も出来ず、急に身体が焼き付くような激痛が走る。オマケに視認した同時に発動する為に攻撃スピードもかなりもの。しかし、秋葉自身が戦闘経験が少ないので不意をついた攻撃には弱い模様。
「式神行使」という力も持ち、本編8年前に起こった事件の際、彼女は瀕死に陥った志貴を式神行使の力で蘇生させた。
このため、彼女の命は半分しか使えず、琥珀の感応能力でその不足分を補っている状態。
ちなみに、発動中の髪は長さを含めて自由に動かせる。この髪を用いた物理攻撃も可能とされる。
吸血の性質を持つが死徒のような吸血種ではなく、既に絶滅種である鬼種、その混血。文字通りに「血」を「吸」う「鬼」である。

紅赤朱秋葉

MELTY BLOODでの英語表記は「AKIHA VERMILION」

完全に反転し、紅赤朱に変じた秋葉。
秋葉は混血としては人間の血の割合の方が多い。だがしかし、その僅かな魔の血が最上級の性質を持つため、「人のまま混血として覚醒」できる。混血の進化の一つの答えと言えるタイプ。
紅赤朱でありながら完全に理性を失っているわけではなく、意志の力で暴走をコントロールしている。
というより、むしろこちらの方が本来の秋葉の在り方で、普段は力を使って混血を抑えつけている。そういった意味で、その在り方はアルクェイドに近い。

G秋葉

Gはジャイアントの略。
琥珀が作った謎薬「まききゅ〜X」を飲んでしまい、巨大化した秋葉。某VSのパロディキャラであったため、移植と共に消える。
後にG秋葉Nとして復活する。
巨大な拳でのパンチやデコピン、及び拳を叩きつけての衝撃波の他、檻髪の応用で眼からビームを出したり手がドリルになったりする。

登場作品と役柄

月姫
主人公・志貴の妹でヒロインの一人。
歌月十夜
宵待閑話にて、月姫ED後が語られる。本編では相変わらずの鬼妹。
MELTY BLOOD
従者を従え、町に出た兄を探し回る。
アーネンエルベの一日
志貴につけている発信機の反応を追って琥珀と共に来店。七夜いわく、最恐の客。
コハエース
メインキャラ。琥珀への突っ込み役だが、振り回されっぱなし。

人間関係

遠野志貴
義兄であり愛する人。ルートによっては恋人に。
朴念仁で昼行灯な兄の言動に悩まされており、堪忍袋の緒が切れて志貴を震え上がらせるほどの怒気を漲らせることも少なくないが、本心では常に体の弱い志貴を心配している。
志貴もそれを理解しているのか、「怒らせると怖いから」と言いつつ基本的に秋葉優先で気を配っているとか。
遠野槙久
父。
遠野四季
実兄。彼に執着されているが、過去にいろいろあったからか、秋葉は兄として認めていない。
琥珀
雇用主と自分付の従者。半分しか使うことのできない自らの生命をつなぐ存在でもある。
「MELTY BLOOD」など、派生作品では頭痛の種。アッパーテンションでロクなことをしない彼女に困らされ続け、毎回鉄拳制裁を加えているが、結局仲が良いのかよく一緒にいる。
翡翠
雇用主と従者。派生作品ではっちゃけまくる琥珀と違い、黙々と一生懸命に仕事をする姿勢を気に入っているのか、彼女を信頼して志貴の世話を一任している。
アルクェイド・ブリュンスタッドシエル
志貴を巡るライバル。「兄さんに近づく悪い虫」。
弓塚さつき
本編では絡みはないが、「MELTY BLOOD」では彼女も「兄さんに近づく悪い虫」と判断している。
シオン・エルトナム・アトラシア
彼女を気に入り、友人関係に。
瀬尾晶
浅上女学院の後輩。可愛すぎていぢめたくなる、無邪気なのでムチャクチャにしてやりたい、と思うものの、我慢しているとかできていないとか。
月姫蒼香
浅上女学院の寮のルームメイトにして親友・悪友。
三澤羽居
浅上女学院の寮のルームメイトにして親友・悪友。
セイバー (Apocrypha・赤)
「コハエース」で共演。「肉親への愛情表現が激しい上に独特」という共通点があるためか、彼女の事をとても気に入っている。

名台詞

月姫

「泥棒猫。殺しておけばよかった」
琥珀ルートにて。反転した秋葉の嫉妬深さ、残虐性を象徴するような台詞。
「それどころか…私たちは…兄さん、の、全てを――――」
佐々木少年版「真月譚月姫」にて、志貴の家族を殲滅し、彼自身を「道具」として都合のいいように利用してきた遠野家の仕打ちを、当主として涙ながらに謝罪する。たとえ秋葉自身が彼をどんなに慕っていようと、お嬢様の頃には何もできず、遠野家当主になっても謝ることしかできなかった。

MELTY BLOOD

「まだ続けますか? 貴方が納得するまで、私の気が済むまででよろしければ、いくらでも付き合って差し上げますが」
通常秋葉の汎用勝利セリフ。譲歩しているように見えるが、相手が納得しても気が済むまでボコボコにしそうである。怖い。
「吸血鬼という病に勝つ、というのが貴方の目標だったようですが、結果は惨敗でしたか。
 ……情けない。 貴方を見込んだ私も、まだまだ甘いという事ね」
紅赤朱秋葉の吸血鬼シオンに対する勝利セリフ。夢潰え、己の欲に取り込まれた旧友に対しても出てくる言葉は自嘲のみ。貴族としてはふさわしいが、ある意味罵倒されるより心に突き刺さる言葉である。
「え、兄さん、それは、どういう―――」
PS2版MBAAボスラッシュモードにて、志貴に「お前、美人なんだからさ」と言われて真っ赤な顔で聞き返す。なんだかんだ言っても、志貴には弱い。

アーネンエルベの一日

「ありがとう おね… おにいさん」
漫画版AATM特別篇『ALL AROUND TYPE-MOON~じゅうねんエルベ~』にて。本編の約10年前、義兄と一緒にやってきた喫茶店で、でかくて怖いヒゲのおっさんを追い払ってくれたおかっぱ頭のウェイターの性別を判別できず、彼に深刻な心の傷を残す。

コハエース

「我こそは、8000匹の部下を従えるゴブリン当主、アキハゴブリン!!
 ウガー! 乳のデカい人間は皆殺しだ~!!
 …って、ふざけんな! 何だこの台本は!」
コンプ30周年記念企画、「コンプはじめて物語」にて。TRPGで魔術師ではなく、ゴブリンとして登場。
使用人の書いた悪意ある台本を叩きつけながらも、三下の代名詞ゴブリンを演じきる。
だが直後に騎士王のビーム攻撃で蒸発するという、悲惨な最期を遂げる事に……

メモ

  • 志貴のイメージが黒桐幹也と両儀式であるように、彼女のモデルは黒桐鮮花。容姿・性格・能力ともに似ている部分が多い。
    ただし、結果が似ているとはいえ、直接熱を上昇させる「発火」の鮮花と異なり、秋葉の場合は「熱を奪う」能力である。
    • 完璧ぶりまで完璧に似ている鮮花と区別するには、胸を見ると一発で分かる。
      質素ぶりに定評のある礼園女学院制服からも分かるほど鮮花は豊かなのに対し、秋葉は――
  • 月姫につきものの誤植であるが、彼女もその多分に漏れず、クライマックスシーンで「秋歯」というあんまりな誤植をされた。
    • 後日、「歌月十夜」のシナリオの一つ「妹切草」にて一発ネタの双子の姉妹としてキャラクタライズされた。
  • 未成年飲酒の常習犯。屋敷内のみとはいえ、あまりに堂々とやってますが、犯罪です。真似しないように。
    ちなみに、お好みは洋酒。
  • TYPE-MOON界隈で「貧乳」といえば「遠野秋葉」というのは自明の理となるほどのナイムネキャラである。
    バストサイズが秋葉以下なのはレンや都古といった幼女のみ。成長がほぼ見込めない分、より質が悪い。
    • 数字の上ならば、セイバーと同値である。
      しかし、彼女は大食いキャラでキャラ立ちしている上に、秋葉より一回り小柄である分、胸の大きさでは「セイバー≧秋葉(それどころかウエストもセイバーの方が細いのでカップ数では秋葉の方が小さくなる)」となってしまう。
  • 略奪の力を使う際などに見られる演出である「赤い髪」の正体は秋葉から伸びた「略奪」の呪詛。
    本来人間の目には見えないものだが、霊視を可能とするものには「赤い髪の毛(みたいなもの)」という形で認識されるらしい。
  • アニメで秋葉を演じた伊藤静は後にルヴィアゼリッタ・エーデルフェルトを演じる事に。アニメで琥珀さん役だった植田佳奈は遠坂凛を演じているので何気に因縁があるような、そうでもないような。
  • MBシリーズでは遠野秋葉バージョンと赤朱秋葉バージョンが使用可能。前者は防御力が高めで後者は攻撃力と機動力が高め。なお→+Cで放つ特殊技、通称は「お嬢様キック」であるが、どう見てもヤクザキック。
    • MBAA初期版のハーフムーンスタイル秋葉は対戦で圧倒的な強さを誇った為、「H秋葉」と呼ばれて恐れられた。この為、VerBで大幅な調整が行われる事となる。
  • PS2版MBAAでは制服版が追加。スタイルによってキャラ性能が大きく異なる。
    クレセントムーンスタイルは通常技はキックのみで一撃が重いパワータイプに対し、フルムーンスタイルは通常技はパンチのみで手数で押すラッシュタイプになっており、本来のスタイル性能とあべこべである。
  • G秋葉は無印MB及びRe・ACTで特定のルートに進むと対戦可能。またRe・ACTには特定のコマンドを選択することで、任意のキャラでG秋葉と戦える「Giant Attackモード」もある。家庭用AAではG秋葉N(ナイトメア)としてボスラッシュモードで対戦可能。
    巨体だが当たり判定は顔と腕のみ。攻撃は威力もさることながら攻撃判定も強め。投げ属性の攻撃は一切無効なので、それが主力となるキャラは苦戦する。
  • ちなみに「まききゅ〜X」とは、ニガヨモギとブランデーとホタテとエビ、過去五年に渡る余り物のケミカル物質を足して二で割ったら偶然できたレアアイテム。効果は永久的。つまりすぐ元に戻る。

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