赤兎馬
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ライダー | |
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真名 | 赤兎馬 |
読み | せきとば |
外国語表記 | Red Hare |
性別 | 男性 |
身長 | 250cm |
体重 | 400kg以上 |
好きな物 | 人参 |
苦手な物 | 応しくない人を背中に乗せること |
出典 | 史実、三国志演義など |
地域 | 中国 |
属性 | 中立・中庸 |
副属性 | 地 |
一人称 | 私 |
二人称 | あなた |
三人称 | 彼/彼女/〇〇(呼び捨て)/〇〇殿/〇〇公 |
声優 | 緑川光 |
デザイン | 緑川美帆 |
設定作成 | 桜井光 |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 中国異聞帯にてスパルタクスの犠牲によって人々に祈りが生まれ、英霊の座へのパスが復旧した事で陳宮と共に召喚される。
- 当初は独自に行動していたが、主人公達に襲いかかって力を認めてからは傘下に入り、終盤まで共に行動し続けた。
- 人物
- 人間の腕を持った鎧姿のウマ。
- やたらといい声をしており、マスターに対しても礼儀正しい。
- その一方でプライドはかなり高く、相応しくない人物を背中に乗せるのは嫌がり、マスターと認める相手にも一度攻撃して実力を確認してからという徹底っぷりである。
- また、自分を呂布奉先と言い張っており「自分を呂布だと思い込んでしまった赤兎馬」なのか「人馬一体の逸話が昇華されてこの姿になった呂布」なのか自分でもよくわかっていない模様。
- 能力
- ケンタウロスのような姿で駆け回り、手に持った長柄の槍や弓などの武器やキックで戦う。また、口から火を噴く事もできる。
バリエーション
- 妖精馬レッドラ・ビット
- ブリテン異聞帯に登場する妖精馬。
- 「牙の氏族」の一員であり、主人公一行に同行した。
- 自身とそっくりだが特に関係は無く、あくまで他馬の空似である。
- 詳細は『レッドラ・ビット』を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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ライダー | 主人公 (Grand Order) | B | EX | B+ | C | C | B | 騎乗:EX | 千里疾走(馬):EX 武芸百般(馬):A→EX 戦闘機動(馬):B 反骨の相:B |
強化クエストクリアで「武芸百般(馬)」のランクが上昇。 |
宝具
- 偽・軍神五兵(イミテーション・ゴッド・フォース)
- ランク:A
種別:対人/対軍宝具
レンジ:1~40
最大捕捉:50人 - 英霊としての呂布が有している宝具『軍神五兵』、いわゆる方天画戟を彼は有していない。
- 彼が宝具として放つのは『軍神五兵』の射撃モードをかなり意識した大射撃となる。
- とはいえ大口径の魔力光などを放つわけではなく、強弓から矢として放たれるのはなんと「巨大な槍」である。
- 迫力のある大きな矢を探した結果、「これはもう槍を放つほうが早いな……」と彼は判断してしまったのかもしれない。
- 『Grand Order』では「敵全体に強力な防御力無視攻撃[Lv]&確率でスキル封印状態を付与(1ターン)<オーバーチャージで確率アップ>」という効果のQuick宝具。
- 人馬一体(レッド・フォーム)
- ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人 - 主である呂布との合体機能。
- サーヴァント『赤兎馬』は人馬一体を成すこの宝具の副次効果によりケンタウロスのごとき姿で現界している。
- 呂布がおらずとも、単独で高い機動力とタフネスを発揮する人馬兵となって戦場を駆ける。
- マイルームでの会話によると、呂布との真なる人馬一体『エクサレッド・フォーム』なるものも存在するらしい。
真名:赤兎馬
- 三国志を始めとする多くの史書や物語でその活躍が語られる飛将軍・呂布。
- 並ぶ者なき武勇を誇り、命果てるまで戦い続けた伝説の将軍にして武人である彼は「赤兎」と呼ばれる愛馬と共に戦場を駆けたという。
- 呂布の死後は彼を討った魏の君主・曹操の元へ渡り、当時食客だった蜀の将軍・関羽に下賜される。だが、その関羽も討死にし二度に渡り主を亡くした赤兎馬は、自決の意図もあったのか馬草を食べなくなり餓死してしまったという。
- 「そして呂布は今や、宝具であり愛馬である赤兎と一体となる事で、まさしく人馬一体!
- 古代ギリシャの伝説に語られるケンタウロスすら超えて、
- 人・馬・鎧・武具が完全に一つに融合を果たした最強の人馬兵となって現界したのです!
- つまり私は呂布です。ヒヒン!」
- この熱い語りに疑いの余地は一片もない。
- なお、堂々と「赤兎馬」という真名が表記されているが、その事実に彼は口をつぐむ。
関連
- 千里を駆ける
- 赤兎馬の逸話で最も有名なのが、日に千里[注 1]を駆けると謳われた健脚である。無論、本当に千里を駆けた訳ではないが、他の馬と比較して高い走破力があったのは確かだろう。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.3『人智統合真国シン』の配信に伴い実装。
- ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、『人智統合真国 シン』クリア後に追加される。
その他
- ちびちゅき!
- 大方の予想通り、イスカンダル牧場の住人として登場。さすがに自分を馬だと認識しているようである。
人間関係
Fate/Grand Order
- 武則天
- 期間限定イベント『ホーリー・サンバ・ナイト』でカーミラともども中国代表タッグ「モースト・デンジャラス・チーム」を組んで出場した[注 2]。
- こういう暴君っぽい人物にも「一度は仕えないといけない気がする」と宣い、彼女が呂布の支配領域よりずっと広い領土の皇帝であるとあっさり合格を出した。
- ケイローン
- 自身の幕間の物語で共演。
- 自分は何者なのかと思い悩み、もしかしてケンタウロスなのではと考え、相談を持ち掛けた。
生前
- 呂布奉先
- 乗り手となった君主の一人。
- 『Grand Order』では自分の事を呂布だと思っていたり、マイルームで出会うと合体フォームになることを提案したりと対応が安定していない。
- 陳宮
- 主である呂布の部下。
- 『Grand Order』では中国異聞帯に共に召喚された。完全に馬扱いされているが赤兎馬の異形に関しては全く触れない。
触れたら負けだと思っているのか、それともまさか赤兎馬は最初からこうだったのか…。- カルデアでは彼にさらなる改造を望んでおり、せめて飛行機能はつけてほしいとのこと。
- 関羽
- 呂布の死後は彼の愛馬となり、数多くの戦場を駆け抜けた。
- その実力は彼も認めており、『Grand Order』で主人公を賞賛した際も「美髯公」という彼の異名を出す程。
- 中国異聞帯においては凍眠英雄として保存されていることが言及されている。
名台詞
Fate/Grand Order
- 「問おう! あなたが私のマスターか!?」
- 中国異聞帯で主人公らと遭遇しての言葉。なお、返答を待たずに即座に襲いかかってくる。
- 一度言ってみたかったらしいが、マイルームで召喚した際には言ってくれない。
- 「たーのしー!」
- 上記の戦闘の後、テンションが上がったのか口走る若干危険な発言。
- 戦う事が得意なウマのフレンズとでも言うつもりなのだろうか。
メモ
- 「どうしてこうなった」と言いたくなること請け合いの、突っ込みどころ満載のサーヴァント。
- プレイヤーからの通称は声優にちなんで「グリリ馬」や、異様な姿から「UMA」など。
- 偶然なのか担当イラストレーターも「緑川」であり、声優と合わせて「W緑川」となることから、「グリリ馬」の通称に拍車がかかることに…。
- なお声優の緑川氏は『新機動戦記ガンダムW』の「ヒイロ・ユイ」、『テイルズ オブ デスティニー』の「リオン・マグナス」、『機神咆吼デモンベイン』の「マスターテリオン」など、他アニメ・ゲームのイケメン青年を多数演じている有名な「イケボ」声優。
マテリアルにも「やたらと声がいい」とまで書かれている文字通りのイケボなのだが、その声で迫真に演じられる「ヒヒィン!!!」は一聴の価値あり。- Fate/Zeroにおいても指折りの美男子ディルムッド・オディナを演じた緑川氏。しかしFGO内で彼の声質についての記述は見られない。わざわざ強調するあたり、やはり馬の顔面から放たれる濃厚な美声というギャップは強烈な印象を醸すのだろう。
- 期間限定イベント『BBプレゼンツ☆セレブサマー・エクスペリエンス!』では幻術によって頭部がラクダになったが、彼はアジア出身なのでフタコブラクダ仕様とのこと[出 4]。
話題まとめ
- 赤兎馬とは
- 呂布、そしてその死後に関羽が駆ったとされる三国志の赤兎馬(つまりこのサーヴァントの元ネタ)があまりにも有名なので誤解されがちだが、そもそも赤兎馬とは固有名詞ではない。現在の研究では、「兎のように素早い」もしくは「兎のような耳を持つ」赤毛の馬全般の事を指した、と言う説が主流である。なお、この馬の品種はトルクメニスタン原産の馬の品種であるアハルテケが正体であるという説がある。
- 実際、この赤兎馬以外の赤兎馬の伝承も残っており、例えば水滸伝においては、関羽の子孫とされる関勝、呂布に憧れる呂方の乗馬も赤兎馬である。
- そもそも、呂布が董卓から赤兎馬を下賜されたのが189年、関羽が死んだのが220年と30年以上の開きがある。馬の寿命は平均して20~30年と言われ、これだけの長い間現役の軍馬でいる、と言うのは考えにくい。かろうじて生き続ける事は出来ても、後半生はとっくに老いて、軍馬として使えなくなっている筈である。
- いずれかの伝承が偽りであるか、代替わりしているか、と言う可能性が高いだろう。
- ……まあ、以上はあくまで『三国志』における話であり、この赤兎馬は30年以上平然と生きていそうな気もするが。