呂布奉先
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バーサーカー (EXTRA・呂)
- 真名:呂布奉先
- 身長:225㎝ / 体重:153kg
- 出典:史実
- 地域:中国
- 属性:混沌・悪 / カテゴリ:人
- 性別:男性
- イメージカラー:赤銅
- 特技:裏切り、武芸百般
- 好きなもの:裏切り、妻、陳宮 / 嫌いなもの:裏切り、包囲網
- 天敵:妻
- CV:安井邦彦
- 略歴
- 『Fate/EXTRA』ではムーンセルの聖杯戦争において、ラニ=VIIIによって召喚される。第三回戦終了後、主人公の対戦相手ではなく、遠坂凛の対戦相手として初登場。その時の選択肢次第では、主人公の対戦相手として第六回戦で再登場する。
- 対戦相手となった場合、マスターが対戦相手として主人公に接触することを避けるため、徹底してその正体を隠蔽される。アリーナでは決して姿を見せず、後にはマスターが能力をコピーしたドールを用意・使役してアリーナ探索を遠隔操作で行うほど。ただし、そのドールが持っていた得物や戦闘スタイル、そして凛の助言によって主人公はその宝具と真名をつきとめる。
- 『Fate/Grand Order』第二章でははぐれサーヴァントとしてAD.60年のローマに召喚されローマ帝国の将として行動し、荊軻と組んで「皇帝」のサーヴァントを既に3人葬っている。
- 最終盤では王宮近くでスパルタクスと共に大暴れを繰り広げたが、聖杯を取り込んだアルテラの宝具を食らって前線離脱を余儀なくされた。
- 人物
- 中華風の鎧に身を包んだ、巨躯の武人。
- バーサーカー化しているため理性・思考を失っており、人間性を現すことはない。
- マスターであるラニと思考を同一化されており、より機械的なサーヴァントとなっている。しかし他のマスターとサーヴァントはすべて破壊すべき敵と認識しているのか、制御を離れることもある。
- 正気を失わせることで呂布の代名詞ともいえる裏切りスキル『反骨の相』を封じることに成功している。もっともマスターであるラニは生前愛し狂った妻・貂蝉の面影を持つらしく彼女を裏切っていたかは疑問視されている。最後まで、彼がラニをどう思っていたかは定かではないが、凛との戦いでラ二を守る盾となった場合のみ、最後にバーサーカーがラニに向けた視線は、主人公には穏やかな武人のものと見えた。
- 能力
- 「半人半機」のサイボーグであり、生きる城塞とまで呼ばれる非常に高い実力を持つ。その肉体は非常に頑強で、アーチャーによれば、肉体を機械化しているので心臓を穿つ程度では活動停止させるのは難しいらしい。また距離が離れていればエーテライトの炉心融解すら防ぎきれる。攻撃力も桁外れに高く、軍神五兵の一撃はGUARDしても即死級のダメージを叩き出す。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バーサーカー | ラニ=VIII | A+ | A+ | B+ | C+ | C+ | A | 狂化:A | 勇猛:B 反骨の相:B |
|
主人公 (Grand Order) | A+ | A+ | B+ | C+ | C+ | A | 勇猛:B 反骨の相:B 乱世の梟雄:A |
|||
主人公 (EXTRA) | A+ | A+ | B+ | C+ | C+ | A | 勇猛:B 反骨の相:B |
スキル
- Fate/EXTRAに登場するスキル。
- 必中無弓(ゆみ、きそうかちなし)
- 「砲」の弓矢形態で攻撃し、敵に筋力ダメージを与え、2手のスタンを与える。
- 絶武無双(ほこ、まじえるにあたわず)
- 3ターンの間、BREAKにスタン効果付与する。
- 赤兎無尽(せきと、いまだしなず)
- HPが0になった場合、復活する蘇生効果を付与する。
宝具
- 軍神五兵(ゴッド・フォース)
- ランク:A
種別:対人・対軍・対城宝具
レンジ:1~40
最大捕捉:1~50人
由来:様々な武芸で無双を誇り方天画戟を主武器とした逸話から。 - バーサーカーが生前用いたと言われる方天画戟の真名。本来は六つの形態に変化するマルチプルウェポンであり大量破壊兵器。中国の古い軍神・蚩尤(シュウ)が六本の腕に異なる武器を持っていたことから、超軍師・陳宮が考案した人工宝具。一人で六種類の宝具を保有しているようなもの。
- 大型両手武器の特徴全てを生かした万能宝具でもある。実際には北宋時代の武器であり、呂布が活躍した頃は存在していないとされているが、陳宮が時代に先駆けて開発していた。
- 『切斬』はあらゆる物理防御を無効化、ないし切断し破壊する大ダメージ攻撃。
- 『刺突』はスタン(槍の貫きによる行動封じ)判定かつ縦列の敵を貫通する大ダメージ攻撃。
- 『打撃』は巨大な籠手と化して防御力をあげる。もしくは相手の攻撃を受け止め、弾き返す特殊防御。
- 『薙ぎ』は横一列の敵を払う大ダメージ。
- 『払い』は物理系の行動を弾きながらダメージを与える特殊カウンター。
- 『射撃』は大口径による波動砲じみた呂布ビーム(弓矢)
- 現在はバーサーカー化の影響で多様性は失われ、上記の矛と砲の二つの形態(フォース)とそれによる攻撃手段を残すのみとなっている。
- ゲーム的には、矛の形態で切断、突き、打撃、薙ぎ、払いの五撃のあと、砲の形態に変形、無双の怪力で引き絞った矢を放つ。マスターであるラニの補助によって「砲」の破壊力が上昇しており、ガードしても意味がないほどの即死級の筋力ダメージを与える。
- 赤兎馬
- 彼が本来有している愛馬のこと。制作陣によるとライダーとして召喚された場合、宝具となり人馬一体のケンタウルス形態になる……らしい。
- もっとも培った技術と武芸が完全に解放されるランサーや赤兎馬を駆るライダーとして召喚された場合、主人公のサーヴァントでは勝つことが難しかったことが語られている。
真名:呂布奉先
- 呂布奉先(奉先は字)。三国志演義に名高い、反覆・裏切りの将。
- 2度も養父を斬り、幾度となく裏切りを繰り返し、儒教道徳の重んじられる中国では信じられない行為に走った。自分を重用した丁原を裏切って、中央の覇権を握った董卓と結託。しかし董卓も裏切り、これを暗殺。その後は中原を彷徨い、多くの戦いをくぐり抜けるも最後には敵対する曹操に攻められて敗北し、処刑された。
- 一つの場所に留まらず、また、一つの主君を抱かぬ気性。自らは王の器ではなく、また、自らの王を見つける事のできない放浪の星。だが、その武功・武勲は他の追随を許さず、三国志世界において最強の一角に数えられる。呂布の軍師・陳宮は、主の強さと姿に軍神を見た。中国の古い軍神・蚩尤(シユウ)は、戦斧・楯・弓矢の発明者と言われ、その六本の腕すべてに、異なる武器を持っていたとされる。陳宮はこのイメージを呂布に被せ、君主を裏切るたびに窮地に陥っていく呂布のため、五形態に変形する超兵器を考案。呂布の多彩な武を縦横無尽に開花させる、人工宝具を生み出すに至る。それが、切斬、刺突、打撃、薙ぎ、払い、大型両手武器の特徴をすべて活かした万能武器、方天画戟「軍神五兵」である。我欲が強く、この世に自分以上の武将はいないと信じていた呂布だが、最後まで自分を「効果的に」戦術に用いた軍師・陳宮には、気を許していたようだ。
- 呂布は騎射にも優れ、その才から漢代の弓の達人、飛将軍・李広になぞらえられた。呂布が義弟と呼んだ英雄・劉備が、呂布の同盟者であった袁術配下の武将・紀霊に追い詰められていた時のこと。呂布は両者の戦いを好まず、150歩先にある陣営の轅門に戟を掲げさせて言った。
- 「俺が矢を射て、あの戟の横に突き出した小さな刃に命中させたなら、軍を引け。当たらなければ好きに戦うが良い」
- 乾坤必中。彼の射た矢は見事に命中し、紀霊は軍を引いたという。これが世に言う「轅門射戟」の逸話である。
関連
- 呂布の武芸
- 「狂戦士」のクラスのみならず、裏切りの武将としてか「暗殺者」、長柄の得物を扱うためか「槍兵」、愛馬・赤兎馬を駆るためか「騎乗兵」、轅門射戟の逸話で知られるためか「弓兵」と、計5クラスに該当する。武芸百般とも呼ばれその武芸に軍神を夢見た軍師、陳宮が自ら軍神五兵を考案した。
- 呂布の妻、貂蝉
- 彼がバーサーカーになる為の逸話を作った原因であり、彼に初めて「裏切り」を決意させた原因でもある絶世の美少女。モデルとなる人物は存在するが、名前を始めとして逸話・経歴は後世の創作。ほぼ架空の人物であるが、古代中国四大美人の一人に数えられる(他の三人は実在の女性)。マスターであるラニはその面影を持っている。
- 赤兎馬
- 「人中に呂布あり、馬中に赤兎あり」と語られた呂布の愛馬。「一日に千里を駆けた」と謳われた。呂布以外の者には懐くことがなく、呂布はこれに乗って城の塹壕(少なくとも30m以上)を飛び越える事ができたと伝えられている。
登場作品と役柄
- Fate/EXTRA
- 第六回戦の対戦相手(いわゆる凛ルートのみ)。どちらのルートでも、アリーナが蒸発するほどの爆発から体を張って自らのマスターを守り抜く漢らしい一面を見せる。
- Fate/EXTELLA
- 玉藻の前陣営所属のサーヴァント。
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。
- コスト:500 / 戦闘力:B / 突破力:A / 移動力:C / 体力:A+ / 忍耐力:A+ / リキャスト:C
- Fate/Grand Order
- バーサーカーのサーヴァントとして登場。
- 〔バーサーカー〕キャラクターデザイン:ワダアルコ / 設定作成:奈須きのこ / レア度はR(☆3)
人間関係
Fate/EXTRA
Fate/Grand Order
- フランケンシュタイン
- 彼の娘にそっくりで、つい甘い顔をしてしまうとか。
生前
- 貂蝉
- 最愛の妻。
- 赤兎馬
- 信頼する愛馬。
- 陳宮
- 軍略・政治面を支えた軍師。
- 概念礼装の口調からすると、結構ハイテンションなマッドサイエンティストな性格。
- EXTELLAにおける彼のサブストーリーのラストでそのイラストが登場。
- 後ろに束ねた薄紫の髪、眼鏡キャラなどとある人物の面影が伺える。
- 丁原、董卓
- 最初に仕え、養父子の契りまで交わした主人。両者とも呂布に裏切られ、それが原因で滅んでいる。
名台詞
Fate/EXTRA
- 「■■■■■■■■■■■ーーー!」
- バーサーカーといえばコレ。最後まで咆哮のみで、普通に話すことはない。
Fate/EXTELLA
- 「■■■■■■……(意訳:我は独り、呂布なり。共に戦う友は不要)」
- 「■■■■■■■■■■■■■■■―――!!!(意訳:是非もなし。大軍を払ってこその我が武勇と知れ)」
- EXTELLA公式サイトより。どちらも呂布の武将としての矜持を感じさせる。
Fate/Grand Order
- 『彼女が自分の娘に似ているので手を貸した』
『自分の娘が泣いているに怒らない親はいない』 - 「空の境界 / the Garden of Order」より。咆哮からマシュが翻訳したもの。
- ニコラの電気の無駄遣いに怒るフランに、娘に似ているという理由だけで付き添う呂布。
- 怒りのままに叫ぶフランを見て、呂布も激しく叫び。訴えが受け入れられたことで喜ぶフランを見て、呂布もまた満足するように笑う。
- 狂化して言語を失っても心の内にある優しさは失われていないことがわかる。
- 『残念ナリ。我が宝具の名は強い想いを以て付けれられた芸術ナリ。変更は不許可ラニ』
- 天草四郎の絆クエスト「世界の救済について話をしよう」より。咆哮から金時が翻訳したもの。
- どうやらゴッドフォースは前のマスターによって付けられたことがこの台詞で判明した。
- 宝具の名を変更をしないのは、やはり彼にとって前のマスターが特別な存在であったことをうかがわせる。
- 「■■■■■■■■■■■■■■■―――!!!(意訳:胆力見事なり! だが体躯矮小なり! 我と競うに能わず!)」
- 「■■■■■■■■■■■■■■■―――!!!(意訳:野心壮大、機体充実、共に良し! 陳宮とコンタクトを取れ!)」
- 「■■■■■■■■■■■■■■■―――!!!(意訳:非凡ならざる才人、しかし貧弱なり! その電力、我に授けよ!)」
- 『FGO material』より。上からモードレッド、バベッジ、テスラに対するコメント。
- 「非凡ならざる」では二重否定なので凡人と言ってることになるが……
メモ
- 第五次のバーサーカーと同じく、非常に武芸に優れる。複数のクラスの資格を持ち、宝具の多様性が狂化による影響で失われているという点も共通。
- 「狂戦士」以外で召喚されても十分に強力なサーヴァントだが、どちらがより強力か、という点に関しては明言されていない。(ただし、プロデューサー新納一哉氏は、「ライダーやランサーで呼ばなかったのは、やはり『強すぎるかもしれない』という気持ちです」と述べている)。
- どちらがより強力かはともかく、君主に逆らう性質を表したスキル「反骨の相」を封じ、マスターを裏切る可能性をなくしているという点でバーサーカーとは相性がいい……が、マスターであるラニは彼が生前愛し狂った妻・貂蝉に似た面影を持っていたため、仮にバーサーカー以外のクラスで呼ばれていたとしても彼がラニを殺める気になったかは疑問であるという。
- 漫画版ではラニがトドメをさすように命令したにも関わらずそれに従わない姿も見せたが、それはラニが本心では望んでいないからであり、ラニに涙を流させるようなことをしたくないからであった。
- 奈須氏曰く、「アーチャーで呼べば宝具五形態が全て使え、ライダーで呼んだらそれに加えて赤兎馬と変形合体する」らしい。
- 歴代サーヴァントで二人目の「対城宝具」の担い手。
- デザインした武内氏は大の呂布好きで、「変化球は投げない。THE・呂布を描く」と宣言し、その結果呂布の代名詞と言えるGに見える触覚に行き着いた。おかげでファンの間では公開された当初から、真名がバレバレだったらしい。
- 実はラニは真名を把握していない。それどころか関心も希薄で、詳しく知ろうともしていなかった。
- 「呂布奉先」という呼び方は誤りである。呂が姓(せい)、布が名(めい)、奉先が字(あざな)。字は特に親しい間柄ではない人が名の代わりの呼び名として使うもので、名と字を合わせて呼ぶことはない。よって、正しい呼び方は「呂布」または「呂奉先」となる。
- 設定では心を許していたという陳宮だが、史実ではその関係は悪化の一途を辿った。陳宮は袁術に通じて呂布に反乱しようとしたことがあり(陳宮は大将で兵も多く抱えていたので不問にされた)、それ以降、曹操に降伏しようとしたのを諌められた時を除いて、呂布は陳宮の進言を聞き入れなくなったのである。結局、呂布は敗れ陳宮ともども捉えられたが、陳宮は曹操に敗因を尋ねられると、呂布を指差し「こいつが自分の言うことを聞かなかったからだ」と吐き捨てている。