アルトリア・ペンドラゴン

提供: TYPE-MOON Wiki
2014年1月25日 (土) 14:46時点における221.19.34.208 (トーク)による版 (魔力放出のスキルの説明を少し変えました、丸太を容易く両断と言うのはサーヴァントなら簡単に行えると思うので、会心の一撃と言うのを消しました。不適切ならすぐに戻します。)
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セイバー

  • 真名:アルトリア(アーサー・ペンドラゴン)
  • 身長:154cm/体重:42kg
  • スリーサイズ:B73/W53/H76
  • 属性:秩序・善
  • イメージカラー:青
  • 特技:(第四次)勝負事/(第五次)器械運動、密かに賭け事全般に強い
  • 好きな物:(第四次)きめ細かい作戦、正当な行為/(第五次)きめ細かい食事、ぬいぐるみ
  • 苦手な物:(第四次)大雑把な作戦、卑怯な行為/(第五次)大雑把な食事、装飾過多
  • 天敵:(第四次)衛宮切嗣、ギルガメッシュ/(第五次)ギルガメッシュ、いたずら好きの老人
  • CV:川澄綾子

剣士」のクラスのサーヴァント第四次聖杯戦争においては衛宮切嗣に、第五次聖杯戦争においては衛宮士郎によって召喚される。
常に凛とした空気を纏った、金髪の髪を後ろで結い上げ、青と銀の甲冑を着た見目麗しい少女剣士。

略歴
真名はアルトリア。ブリテンの伝説的君主・アーサー王その人である。選定の剣を引き抜き、不老の王となった。
第四次聖杯戦争で、切嗣により召喚。切嗣の勝利至上の戦闘方針と、彼女の騎士としての誇りは相容れることなく、結果反目し合う。当時、彼に直接声をかけられたのは3回のみ(つまり令呪の命令)という徹底ぶり。
第五次聖杯戦争の折、士郎の体内にある聖剣の鞘が触媒となって召喚される。士郎に剣の誓いを立て、彼とともに聖杯戦争を戦う。
人物
律儀で丁寧、とことん真面目。そして負けず嫌い。かわいらしいもの(例えばぬいぐるみ)を好むという少女らしい一面も。何より、丁寧でおいしい食事を好むハラペコ王でもある。
普段は冷静沈着であるが熱くなりやすい面も有り、勝負事となれば(どんな下らないことでも)手を抜かない。持ち前の直感とポーカーフェイスで賭け事にはことさら強い。
男性として振舞ってきたため、異性からの好意には疎い。当然(女性としての)性行為の経験はないが、『殿方を悦ばせること』は知っている。
衛宮家では唯一ライダーのみ反りが合わない相手でよく険悪なムードになるが、お互いを思いやる姿勢はあるため戦闘には発展しない。
宝具の力で老化が止まってしまったためそうは見えないが、ヒロイン中では一番人生経験豊富。
士郎、凛、切嗣と3人のマスターに仕えているが、最も全力で戦える(一番良いバックアップを受けられる)のが凛なのに対し、性格的に相性が良いのは士郎とされている。
能力
「剣士」のクラスではあるが、彼女の戦闘能力の本質は、彼女の保有する莫大な魔力に拠る。
「魔力放出」のスキルを持ち、本来なら普通の少女と同レベルの身体能力しかないものを、魔力によるブーストで向上させている。言うなれば魔力によるジェット噴射、会心の一撃なら丸太を容易く両断し並みの武器なら打ち合うこともままならない。
戦闘時に纏う鎧も魔力で編まれたものであり、任意で着脱が可能で、第四次ではバイクを補強するのに用いられた。
どちらも彼女の魔力を元にした能力であるため、普段は鎧に回している魔力を、鎧を除装することで「魔力放出」に追加することも可能。その瞬間出力は普段の六割増し。
彼女が莫大な魔力を持っているのは、出生時に魔術師・マーリンの計らいにより人の身ながら竜の因子を持って生まれてきたためで、魔術回路を用いずただ生きているだけで魔力を生成でき、魔力放出のスキルはこの因子に由来する。
スキルとしてステータスに記述されていないが、湖の精霊の加護を受けているため、水面に立ち、その上を歩くことができる。このため、生まれてこの方泳いだことがなく、戦場でも彼女は湖面や川面を走っていたという。
各方面において高い能力を持つ彼女だが、マスターである士郎が魔術師として未熟であることが祟り、その能力には大きく制限がかけられている。基本ステータスのランクが低下しており、また、魔力供給のパスが通っていないため回復力に乏しい。
また、マスターとは関係なく、未だ正しい意味での英霊とはなっていないため、霊体となっての活動ができない。また聖杯に招かれた者として現代の知識は与えられているが、英霊としての時空を超えた知識を持っていない。

宝具

風王結界(インビジブル・エア)
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:1〜2
最大捕捉:1個
彼女の剣を覆う、風で出来た第二の鞘。厳密には宝具というより魔術に該当する。
幾重にも重なる空気の層が屈折率を変えることで覆った物を透明化させ、不可視の剣へと変える。敵は間合いを把握できないため、白兵戦では非常に有効。
ただし、あくまで視覚にうったえる効果であるため、幻覚耐性や「心眼(偽)」などのスキルを持つ相手には効果が薄い。
透明化は副次的な役割であり、その本質は彼女の余りにも有名すぎる剣を隠すためのもの。
風で覆う対象は剣に限らず、オートバイに纏わせて速力をアップさせたり、ビルをも覆う風の防御壁にしたりもしている(必要がなかったためか、透明化までは行われなかった)。
また、纏わせた風を解放することで破壊力を伴った暴風として撃ち出す「風王鉄槌(ストライク・エア)」という技ともなる。ただし、一度解放すると再び風を集束させるのに多少時間を要するため、連発はできない。
約束された勝利の剣(エクスカリバー)
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1〜99
最大捕捉:1000人
由来:アーサー王の聖剣エクスカリバー。
生前のアーサー王が、一時的に妖精「湖の乙女」から授かった聖剣。人ではなく星に鍛えられた神造兵装であり、人々の「こうあって欲しい」という願いが地上に蓄えられ、星の内部で結晶・精製された「最強の幻想(ラスト・ファンタズム)」。あまりに有名であるため、普段は「風王結界」で覆って隠している。
神霊レベルの魔術行使を可能とし、所有者の魔力を光に変換、集束・加速させることで運動量を増大させ、光の断層による「究極の斬撃」として放つ。攻撃判定があるのは光の斬撃の先端のみだが、その莫大な魔力の斬撃が通り過ぎた後には膨大な熱が発生するため、結果的に光の帯のように見える。
威力・攻撃範囲ともに大きい為、第四次聖杯戦争時に切嗣が大型客船を緩衝材として使ったり、第五次でビルの屋上から空へ向けて放ったりと、常に周囲への配慮が必要とされる。
剣としての威力だけでも、風王結界をまとった状態を80〜90だとしたら、こちらの黄金バージョンのほうは1000ぐらい。
聖剣というカテゴリーの中で頂点に位置し、「空想の身でありながら最強」とも称される。
アーサー王の死に際では、ベディヴィエールの手によって湖の乙女へ返還された。
全て遠き理想郷(アヴァロン)
ランク:EX
種別:結界宝具
防御対象:1人
由来:エクスカリバーの魔法の鞘と、死後のアーサー王が眠る島アヴァロン。
妖精モルガン(モルガン・ル・フェ)がアーサー王から奪った聖剣の鞘。
「不老不死」の効果を有し、持ち主の老化を抑え、呪いを跳ね除け、傷を癒す。
真名解放を行なうと、数百のパーツに分解して使用者の周囲に展開され、この世界では無い「妖精郷」に使用者の身を置かせることであらゆる攻撃・交信をシャットアウトして対象者を守る。それは防御というより遮断であり、この世界最強の守り。
魔法の域にある宝具で、五つの魔法さえ寄せ付けず、多次元からの交信は六次元まで遮断する。あらゆる宝具を持っている等しいギルガメッシュでもこの宝具を使用中の彼女には最高出力のエアを使っても傷を一つ付けることさえ不可能。
奈須氏曰く、「セイバーがこれで引き篭もったら手におえない」とのこと。
アーサー王の手から奪われた後、コーンウォールから「宝具の現物」として発掘され、現代に復活する。所持者に加護を与え、傷を癒し、活力を与える。
ただし、本来の持ち主である彼女から魔力を供給されないと効果を発揮しないため、使用される状況は限定的である。
勝利すべき黄金の剣(カリバーン)
由来:少年だったアーサーが石から抜いた選定の剣。
彼女が引き抜き、王となった選定の剣。彼女にとっては「約束された勝利の剣」よりもなじみが深いものだが、生前のある行動によって永遠に失われたためサーヴァントとしての彼女は所持しておらず、衛宮士郎の投影によって複製品が登場しただけに留まる。
これを引き抜いた時点で彼女は老化と成長が止まるなどの効果があるが、「約束された勝利の剣」と比べ、より権力の象徴的で装飾もより華美。その分、武器としての精度は劣る。
しかしそれでも士郎の数百倍の魔力が込められており、セイバーが使った際には一撃でバーサーカーの命を7つ奪った。「「勝利すべき黄金の剣」のランクは最低でもA以上とよく言われるが、判別不能。
本編では士郎の投影魔術による複製が、ランクB以下の攻撃を無効化するバーサーカーの「十二の試練」を破っているため、この瞬間の複製の攻撃力はA以上。しかしそれだけでは本物のランクは分からない。

バリエーション/コスチューム

セイバー(青セイバー)

Fate/stay night』を基準とする、通常のセイバー。他との区別のため、ファンからは「青セイバー」と呼ばれることもある。私服や甲冑姿だと若干イメージが繋がらないかもしれないが、鎧下の服は青を基調としている。
劇中で着ている平服は遠坂凛からのお下がりで、戦闘などで駄目にしても同じデザインのものを凛は持ってくる。これは、この服が元を正せば言峰綺礼が凛に贈ったものであり、選ぶのが面倒な誕生日のプレゼントに、毎年同じ服を(サイズだけ若干変えて)送り続けているというものらしい。なお、このデザインに関しては絶対に凛に「似合わないモノ」をチョイスしたらしく、毎年嫌がる凛の反応を楽しんでいたとか。
Fate/hollow ataraxia』では、余所行き用のおしゃれ着も披露している。
水着はノースリーブの白ビキニ。「セイバー総選挙」の順位は2位。

セイバーオルタ(黒セイバー)

『Fate/stay night』のHFに登場する性質の反転したセイバー。『Fate/hollow ataraxia』以降はクセ毛を掴まれることがスイッチとなってこの姿に反転するという設定が追加された。詳細はリンク先参照。
鎧が若干ゴツくなり、当初はバイザーで顔を隠している。他に、肌の色が青白くなっており、瞳も碧から金色になっている。鎧姿ではない平服は『hollow』で追加され、黒のゴスロリ風。「セイバー総選挙」の順位は5位。

セイバーライオン

『フェイト/タイガーころしあむ』におけるセイバーの第3コスチュームであり、当ゲームのマスコットキャラクター。
虎聖杯によって異界から生み出された獣。
どうみてもライオンの着ぐるみを着たセイバーにしか見えない。しかも、某ドーナツチェーンのマスコットそっくり。性別は女だが、どう見ても雄ライオンの気ぐるみを着ている。
続編『フェイト/タイガーころしあむ アッパー』では正式に別キャラ扱いとなり、「セイバーライオン」としてシナリオを用意された。そこではセイバーのことを「お姉ちゃん」と呼んでいる。なお、「がお」としか発声できない(心の中では普通の言葉を使っていて、人並みの知性はある)。
ちなみに、新たに設定された身長はセイバーよりも低い。持っているマンガ肉っぽい剣(?)の名は「ニクスカリバー」。
水着にはなれないため(?)、「セイバー総選挙」には不参加。

セイバー・リリィ(白セイバー)

『Fate/unlimited codes』に登場する隠しコスチューム。俗に「白セイバー」と呼ばれることも。
「オルタ」の「黒」に対して「白」主体で描かれており、通常のセイバーが「騎士王」であるのに対し、より女性的で「姫騎士」であることを意識されている。原画担当武内崇氏がリデザインした。
男装ではないためセイバーのアイデンティティを否定していることに関して、奈須氏は「こんなのセイバー(少年王)じゃねぇよ、これが王座に座ってたら円卓の騎士は永劫に仲良しだったっつーの」と発言している。あくまで冗談ぽく言っているので、満更でもないご様子。
デザインはセイバーがキャスターに捕らわれた時に着せられたドレスが大元。虚淵氏も印象は「キャスターに完全敗北して、そのしもべになったセイバー」と述べている。
水着は青セイバーと同じデザインの、ノースリーブの白ビキニ。ただし水着とは別に髪型と髪のリボンの色は違う。「セイバー総選挙」の順位は1位。

セイバー(ZEROセイバー)

第四次聖杯戦争時(Fate/Zero)におけるセイバー。戦闘時の鎧姿は第五次と変わらないが、平服が黒のスーツで、男装をしている。
マスター代理であるアイリスフィールを貴婦人としてエスコートする他、メルセデス・ベンツ300SLやYAMAHA V-MAXカスタムを持ち前の「騎乗」スキルで駆る、現代に蘇った騎士。ちなみに、V-MAXカスタムを鎧のように魔力で補強したバージョンは、フィギュアで「セイバー・モタード・キュイラッシェ」と名付けられている。
水着はスポーティな競泳水着タイプ。「セイバー総選挙」の順位は4位。

なお、この姿でニトロプラスの格闘ゲーム『ニトロ+ロワイアル』にゲスト出演している。
10年後にアサシンに大苦戦するとも知らず日本刀を軽視する発言をしたり、「螺湮城教本」とネクロノミコン原書を間違えて怒られたりと、面白いやり取りを見ることができる。
あるニトロの暗殺者に対しては「私とは対極に位置する考え方」と嫌悪感を示しているが、別の暗殺者に対しては「また機会があれば手合わせ願いたい」と好意的。違いは得物が銃か剣か。単純に切嗣と似た相手が苦手なだけらしい。

へたれセイバー

Fateのバッドエンド救済コーナー「タイガー道場」に登場したセイバーのイロモノ化。
2頭身で、顔がポンチ絵になっている。
バッドエンドはプレイヤーの選択ミスで発生するものだが、このセイバーが登場した時は大概、「セイバーが原因でバッドエンドになった」という展開になっており、「タイガー道場」でセイバーが落ち込んでいる姿を見せている。

ヒロインX

2013年エイプリルフール企画『路地裏さつき』での扮装。黒い帽子に短パン、青いジャージの上着とマフラーで正体を隠している謎のヒロイン(のつもり)。
本人はこれで変装しているつもりだったが、当然のことながら他の面々には正体はバレバレであった。

赤セイバージャンヌ・ダルク等セイバー系ヒロインを合法的に抹殺できると聞いて、路地裏同盟に協力。晴れて、ブロンズヒロインの一員となる。

マスターアルトリア

青いセーラー服を纏い、右手に令呪、左手に竹刀袋という扮装をしたセイバー。「セイバーがマスターであったら」という可能性を具現化したもの。

『月刊ニュータイプ』の誌上企画「My Favorite SABER Project」で2011年11月10日~1月30日に行われたアンケートにおいて、「「セイバークラス」以外でセイバーが召喚されるなら?」という設問に対し「サーヴァントではなく、マスターになってもらいたい!」という回答が1位を獲得した。それを受けて『月刊ニュータイプ』2012年6月号で竹内崇氏がピンナップで描きおろしたものが、この女子高生セイバーこと「マスターアルトリア」である。 なお、このイラストは後にムック『TYPE-MOON 10th Anniversary Phantasm』にも再録されている。

刻印精霊せいばー

アスキー・メディアワークス及びLillianのゲーム『ティンクル☆くるせいだーす STARLIT BRAVE!!』にゲスト出演した時の物。
エイレイ界の刻印精霊という設定で、小さな妖精のような姿をしている。
新魔法少女りんと契約し、「リトル・エクスカリバー」で彼女を助ける。

登場作品と役柄

Fate/stay night
ヒロインの一人。士郎に召喚され、彼とともに聖杯戦争に挑む。
Fate/hollow ataraxia
ヒロインの一人。消滅したはずだが、衛宮邸でのどかに暮らしている。
Fate/Zero
切嗣のサーヴァント。激戦の中で心を抉られ、絶望の淵に立たされていく。
Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
「ゼロカフェ」店長を立派に勤め上げている。騎士道により培われた紳士的な接客で、ご婦人のお客様に大人気。
いちおうZeroなので、切嗣に無視されたりギルガメッシュやキャスターに付きまとわれたりライダーにからかわれたりすることについては困っている。
フェイト/タイガーころしあむ
料理の上手い衛宮邸メンバーの腕が大河レベルにがた落ちした。美味しい食事を取り戻すべく、犯人探しに騎士王が出陣。
他に、セイバーオルタも参戦し、マスコットキャラ「セイバーライオン」も登場。
フェイト/タイガーころしあむ アッパー
セイバーではなくセイバーライオンでシナリオ実装。
前回の虎聖杯で生み出されたセイバーライオンは、魔力が尽きかけている、とカレンに言われてしまう。消滅を免れるため、冬木市に散らばるサーヴァントから、魔力を奪おうと試みる。
個別シナリオはないが、セイバー、セイバーオルタも引き続き参戦。
Fate/unlimited codes
「誇り高き騎士王」。PS2移植版では「闇に染まりし暴君」セイバーオルタ、「姫騎士」セイバー・リリィも参戦する。
氷室の天地 Fate/school life
本編には一切登場せず、単行本カバー下のおまけ漫画「空腹・眼鏡人妻の おなじみ英霊様」で女性英霊の両名と共に出演。
アーネンエルベの一日
食事のため、ふらりと来店。三大ヒロインの一角。委員長的立場としてまとめ役を務める。でも空気は読めない。
ちゃっかりセイバーライオンがネコ共の中に混じっている。
コハエース
出て来るたびいじられ、不遇な扱いを受けている。そのせいでストライキをしたり、コハエース打ち切りの噂が立った時には琥珀達の前で歓喜した。赤セイバーとはキャラ的に相入れず、熾烈な争いを繰り広げる。
頭に青、社長の代弁の際は社と書いてある。
ちびちゅき!
きのこによって弱体化した状態で召喚され、聖剣が「エクスカリハリセン」にされてしまう。風紀委員に任命され、学校の風紀を乱す輩にだけ大ダメージを与えられるようになった。
Fate/EXTRA
直接は出て来ないが、「彼の王」という形や真名がセリフ中に度々登場する。
Fate/EXTRA CCC
前作同様度々セリフ中に登場。家臣のガウェインに天然でdisられつつも、その根底にあるのは彼女に対する真の忠誠心であり、本当に慕われていたことが伺える。
Fate/Apocrypha
獅子劫が夢の中で見た、モードレッドの過去に登場。
彼女の最後の瞬間でもあり、紅く染まった「カムランの丘」で娘と死闘を繰り広げる。
ニトロ+ロワイヤル -ヒロインズデュエル
ニトロプラス製作のお祭り系格闘ゲーム。本来ニトロキャラでしか出れないのだが虚淵氏がニトロ+所属なため『Zero』の時の設定でゲスト参戦。
サポートキャラの切嗣と舞弥を呼べば手榴弾で敵ごと吹っ飛ばされ、勝ち抜いてもニトロ最強のヒロインの称号を押し付けられた挙句、「ニトロプラスに拉致られたまま帰ってこられなくなる」という理由で、はるばる出張してきたタイガー道場でアブダクトされるなど相変わらず酷い扱いを受ける。
なお、使用流派は「円卓剣法:ラウンド・オブ・カタフラクティ」と「食卓礼法:赤龍大偏食」となっているが、TYPE-MOON の公式設定ではない。

人間関係

Fate/stay night

衛宮士郎
第五次聖杯戦争におけるマスター。「シロウ」という独特の呼称で呼ぶ。
ルートによっては恋人になるが、たとえ恋仲にならずとも強い信頼関係で結ばれているのは共通している。
遠坂凛
マスターの同盟相手。
ルートによっては彼女がマスターになる。彼女を気に入っているのか、関係はかなり良好。
間桐桜
士郎の後輩で同居人。
ルートによっては彼女がマスターになる。こちらも関係は良好だが、怒った彼女には怯えることもある。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
敵対するマスターであり、かつてのマスターの娘。
第四次聖杯戦争時に切嗣とアイリに娘がいたことは勿論承知していたが、第五次聖杯戦争時で再会した当初は、10年経っても容姿がまるで変わっていないことも手伝い、まさか当人だとは思い至らなかった。
(同系統のホムンクルスで、なにがしか関係があるのだろう、程度の認識)
鈍すぎと言う意見もあるが、まあ後付設定なので仕方ない。
アーチャー
凛のサーヴァント。
彼の正体に心当たりがあるような言動が見られることも。
ランサー
一方的な弄られる相手の為に苦手意識がある模様。
士郎もセイバーがあんな怒り方をするとはと驚いていた。
ライダー
桜のサーヴァント。
性格や体型に対するコンプレックスなど、色々反りが合わない相手で口論することもあるが、相手を気遣う程度のフレンドシップはある。
ギルガメッシュ
因縁の相手。
四次において求婚されたがバッサリ切り捨てている。ルート次第で五次において決着を付ける。

Fate/Zero

衛宮切嗣
第四次聖杯戦争におけるマスター。
相性は最悪だが、触媒の力によって召喚された。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
第四次聖杯戦争中は別行動をとっていた切嗣の、代理マスター。
ライダー (第四次)
四次聖杯戦争におけるライバル。言葉で、王道で、カーチェイスで、刃で、宝具で互いに衝突する。

その他

セイバーオルタ
影に飲まれたことで生まれた、もう一人の自分とも言える存在。
セイバー (Prototype)
もう一人の「騎士王」。番外編で共演する事が度々ある。経験値氏作のドラマCDでは……

生前

サー・ベディヴィエール
円卓の騎士の中でも古参であり、側仕えの騎士。
聖剣の返還を果たし、アーサー王の最期を看取った。
サー・ケイ
セイバーの義兄。円卓の騎士の中でも古参の騎士。
「火竜も呆れて飛び去る」と謳われる程の口達者。
サー・ランスロット
円卓の騎士の中でも最高の騎士。
王にとっては無二の親友だったが、王の立場を貫くため、彼とは敵対せざるを得なくなる。
サー・ガウェイン
円卓の騎士の一員にして「忠義の騎士」として有名。
彼もまた聖剣エクスカリバーの姉妹剣を持つ。
マーリン
宮廷仕えの魔術師。いたずら好きの老人でセイバーを散々困らせた。
セイバーが魔術師に対してある種の偏見を抱くようになった原因。
ギネヴィア
ブリテンの王妃。嫁いだアーサーが女と知ってもなお王を敬愛し、憧憬し、その生き方に倣おうとしながらも、それを貫き通すにはあまりにも普通すぎた女性。
王と王妃の関係も理想のみで成立するものと確信し、理念の尊さだけが人間を結びつけるものだと信じ込んでいたがサー・ランスロットと出逢ったことで運命が狂い始める。
モードレッド
円卓の騎士の一員でありながら反乱を起こした息子(正確には娘)。
最後は王と相打ちとなる。
モルガン
アーサー王の姉にして、モードレッドの母。
マーリンに比肩する魔術師であったが、彼女の妄執がブリテンを崩壊に導く。

コハエース

セイバー (EXTRA・赤)
度々共演する相手。仲良くなることもあるが、コハエースでの仁義なき戦いのインパクトが強過ぎため、仲悪いのがファンの通説になっている。
桜セイバー
コハーエスで登場した、セイバー系ヒロイン。
彼女に先輩風を吹かせようとするが、油断した所を一刀の元に切り伏せられるなど、いつもの残念騎士王路線まっしぐらである。

ニトロ+ロワイヤル -ヒロインズデュエル

アイン
『Phantom of Inferno』のヒロイン。彼女がどのような人間かと言えば、「女性版切嗣」と言えば解かりやすい。
なので極端に相性が悪く、無口で不愛想な性格が益々切嗣と被るので、「あなたも、あの男のように卑怯な手を使うのですか?」と初対面から嫌っている。
だがアインは切嗣と正反対の「愛の戦士」であり、また登場するヒロインの中でもマトモな方だったりする……。
イグニス
『塵骸魔京』のヒロイン。「人類の守護者」であり、セイバーの真名など最初から見当がついている。だが彼女の正体は限りなく「神霊」に近く、「守護者」としての役目に自分の損得勘定が入ってくる。
セイバーは出会った当初、彼女の自ら名を明かなどの堂々とした振る舞いや桁外れの経験で培われた剣士として実力から、敬意をもって接していた。
イグニスの方も「その理想は素晴らしい、王の名も伊達ではないな」と称賛している。ちなみにイグニスが相手を褒めるのはかなり珍しい事で、互いに好印象。
しかし、彼女の最も得意とする戦い方が「トラバサミなどトラップを用いて相手を弱体化させる」という卑劣極まるものであると知り、態度を一変させる。
モーラ
『吸血殲鬼ヴェドゴニア』のヒロイン。ヴァンパイアハンター。
お互いに人間ではない事を看破する。セイバーからは「死徒」と呼ばれるが、彼女の正体は半人半吸血鬼のダンピィル。なので死徒ではない。
本来、モーラは「吸血鬼」呼ばわりされるのが嫌いなのだが、「死徒」という言葉の意味が分かっていなかったのか、反感はない。むしろセイバーの余りに清廉すぎる生き方に同情的。彼女もセイバーの騎士道精神を認めてくれる一人だが、「生きるか死ぬかの戦いには無用な物」と言われてしまう。
ドラゴン
『竜†恋 (Dra+KoI)』のヒロイン。「竜の血を継いだ者」ではなく、本物の「竜」であり、その力は規格外。
「白き竜」であり、「赤き竜」であるセイバーとは対極に位置する存在。性格も、胸も。
彼女からは猪武者と呼ばれ、更に負けてしまうと
不甲斐ないなぁ、ブリテンの英雄よ。キャンベルにでも助けてもらうか、んー?」と皮肉を言われてしまう。
沙耶
『沙耶の唄』のヒロイン。セイバーを上回るハラペコキャラ。
ジル・ドレェが呼んだタコを思い出させる苦手な相手。だが実際はあんなちょっと図体がデカいだけの生き物となど比べることも出来ない、規格外の神話存在。TYPE-MOONの世界観で言えばアリストテレスに非常に近い。
因みに彼女を「可愛らしい少女」と認識するためには、極めて特殊な状態でなければならないのだが、他のヒロイン達と同じくセイバーも彼女を「人型」と認識している。
ふしゅるー、ふしゅるー♪」
アンリ
『天使ノ二挺拳銃』のヒロイン。
モーゼルM712を振り回す、人間嫌いの「天使」。その役目も正体も聖堂教会が知ったら色々と大荒れになりそうな存在。
親切心からセイバーの逆鱗であるアホ毛を直そうとしたため、問答無用で斬りかかる。
孔瑞麗
『鬼哭街』のヒロイン。彼女と兄・濤羅の気配から「アサシンのサーヴァント」と目される。だが実際に戦うのは兄様で、瑞麗は乗っかっているだけ。なので彼女をサーヴァントに当て嵌めると、どっちかと言えばライダー。また彼女の本性を考えると、「アヴェンジャー」もありかもしれない……。
石馬戒厳
『刃鳴散らす』の登場人物。ヒロインではないが何故か登場する。
セイバーと同じく「祖国を想い、理想に殉じた余りに人間でなくなってしまった為政者」。珍しい理解者の一人であり、互いに大義に殉じる生き方を認め合い敬意を持って接している
が、戒厳は間違って殺してしまった一般人を靖国神社に眠らせたり、理想国家建設の為に国民を皆殺しにして屍人にするなど、完全に理想が暴走している。更に「大義を為すため人間らしさを捨てろ」と余計な事をセイバーに吹き込んだりする。
アンナ
『月光のカルネヴァーレ』のヒロイン。ポンコツメイド。
彼女が作った「美味さ爆発、木端微塵、幻の狼がワオーン、超ウマ9000億倍カルボナーラ」を目にして決闘を申し込む。
愛原奈都美
『 "Hello, world."』のヒロイン。一般人なのに紛れ込んでしまった可哀想な娘。若干、頭も可哀想。
だが素人でありながら、風王結界で隠された武器が剣だと見抜くなど、侮れない一面を持つ。
アル・アジフ
『斬魔大聖デモンベイン』のヒロイン。ジル・ド・レェが使っていた劣化しまくりのコピー本と同一視され、大激怒。セイバーも話を聞かずにキャスター戦のセリフそのままで襲い掛かる。
いい加減にその痛ましい白昼夢(ユメ)から醒めんか小娘ッ!」と征服王のセリフをパクッて使う。
A+ランクの『螺湮城教本』を「三流魔導書、愚書」と呼び、彼女の宝具としてのランクは想像することも出来ない。
アナザーブラッド
『機神飛翔デモンベイン』に登場する変態。
「どうして宝具が手榴弾じゃないの?」「スパム漬けにしてやるぅ!」などメタかつアレな発言を繰り返し、更には
ねえ……湖の騎士殿の件ってさぁ……3人で仲良くナニしちゃえば、何の問題もなかったんじゃない?」などと言われてしまう。

名台詞

Fate/stay night

「問おう。貴方が私のマスターか」
Fateを象徴する台詞の一つ。召喚され、側にいる士郎に問いかけたもの。
Fate/Zeroで切嗣に召喚されたときも意図的に同じ台詞が用いられている。
「貴方は―――シロウは、私と似ています。だから貴方の間違いも判る。このまま進めばどうなってしまうかも、同じだから判ってしまう」
「……シロウ。あの事故は貴方のせいでもないし、その責任は貴方が負うべき物でもない。―――貴方には、償うべき物などないのです」
士郎の過去の光景、冬木の大火災を垣間見、彼の特異な精神構造(過剰な他人優先、自分軽視)の理由を理解したセイバーが、士郎に忠告する際の台詞。
『似た者同士』であるということからか、セイバーは『Unlimited Blade Works』で同じようなことを言った凛と違い、過去を忘れたらいい、とは言わなかった。
『聖杯』を取り、自分と同じ願いを叶えることこそが士郎を救える唯一の道だと信じるが故に。
「判らぬか、下郎。そのような物より、私はシロウが欲しいと言ったのだ」
過去への執着を振り切り、過去を変えるという願いを間違いだと命懸けで正してくれた士郎の方が聖杯より大事だと明言する。
ある意味プロポーズである。言った相手は外道神父だが。
「───やっと気づいた。シロウは、私の鞘だったのですね」
失われた自分の鞘が士郎の中にあることを知って。
セイバー「最後に、一つだけ伝えないと」
士郎「……ああ、どんな?」
セイバー「シロウ―――貴方を、愛している」
Fateルートにおける、士郎に対する別れの言葉。
「―――はい。おかえりなさい、シロウ――」
「Realta Nua」で追加された、セイバーEDのその後を描くエピソードから。
永遠にも思える永い時間を越え、奇跡のような再会を果たした士郎を、セイバーはアーサー王ではなくアルトリアとして、笑顔で迎える。
「………………雑でした」
ブリテンでの料理を思い返して。
ひたすら続く「…」、それすなわち彼女が抱いてきた怨嗟である。
Fate/EXTRACCCにて、部下のガウェインが当時のセイバーの食事を再現したが、ただ材料をすりつぶしただけの料理とはとても言えない代物だった。
「大量のポテト&ビネガー&ブレッド、エールがあれば良い」とはガウェインの弁。

Fate/hollow ataraxia

「魔術は凛、剣術は私と言っておきながら、実に気が多い」
士郎がライダーの戦法を真似てみせたことをきっかけに機嫌急降下。それまでは士郎の上達ぶりにご機嫌だったのだが……。
彼女にとっては、最愛の弟子が他人の影響も受けていたことが許せなかった様子。
「この味が有れば、我々はまだ戦えた……!」
焼き芋を食べて。
サツマイモをただ焼いただけ。彼女が忌避する「雑な料理」であるというのにこの美味さ。感動した腹ペコ騎士王であった。
しかもサツマイモは荒地でも育つので『救荒作物』といわれ、しかも栄養も多いので、兵糧的な意味で言えば「まだ戦えた」かも知れない。
「――甘い!先ほどのデザート、白玉あんみつチョコ饅頭なみに甘い!
 そのような考えだからこそ、キャスターなどというド外道に誑かされたあげく、アーチャーのような性根の捻れ曲がった野郎に罵倒されるのです!」
士郎の妄想受け答え内でのセイバー。
なので厳密には本人が言ったのではないのだが、プレイヤーの心に強い衝撃を残した。
「だ……大丈夫だ、が、がぉー…………」
「がっ、がっ、がぁぉぉぉぉーーーーー!」
「がふがふっ! シロウ、貴方も飲むんだがおー!」
間違えてイリヤの持ってきた薬を飲んでしまい、語尾がライオンになってしまったセイバー。セイバーライオンの元ネタともいえるだろうか?ちなみに凛は「にゃー」になっていた。

Fate/Zero

「我が眼前で騎士道を穢すか、外道!」
ランサー陣営を壊滅させた後の切嗣への叫び。
普段は冷静であるセイバーだが、互いに認めあった好敵手を犬死させ、その上騎士を「誇りと名誉を掲げる殺戮者」と詰った切嗣に対し、怒りを爆発させた。
「――衛宮切嗣。かつて貴方が何に裏切られ、何に絶望したのかは知らない。だがその怒りは、その嘆きは、まぎれもなく正義を求めた者だけが懐くものだ。
 切嗣、若き日の本当の貴方は、『正義の味方』になりたかったはずだ。
 世界を救う英雄を、誰よりも信じて、求め欲していたはずだ。――違うか?」
ランサー陣営を卑劣な手段で壊滅させた切嗣と口論(と呼べるかは判らないが)した際の台詞。切嗣にとってはトラウマをモロに抉られる言葉だった為、それまでは冷ややかに蔑視するか、徹底して無視していたセイバーに、初めて深く煮えたぎるような怒りの念を向ける。
「皆……ランス、ロット……」「うわぁぁぁ……!! あぁ……!!」
「ごめんなさい……ごめんなさい……私が、私なんかが……ッ……」
「…いつの日か、必ず聖杯を……」
「王になるべきは……私では、なかった……!」
第四次聖杯戦争が終結し、かの死屍累々たる丘で、聖杯戦争中のランスロットの最期の懺悔を思い出し、涙を流しながら口にした後悔の言葉。
この身を焼くほどの後悔が、彼女の願いを自己否定による救済へと変貌させた。
なお、2段目以外はアニメ版で追加された台詞。

とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦

「貴様、何スロットだ?」
『大作戦』雁夜ルートで、彼女が素顔のランスロットを発見し、問い詰めた時の台詞。
他にも「好きな湖は?」「略奪愛というものについて、どう思う?」「粘着質なストーカー行為は、騎士としてありえるのか?」など容赦なく責め立てる。
それにしてもこの騎士王、ノリノリである。
「ふっ、見た目通り甘い男だなペンドラゴン。
 お前が伸びている間に美味しそうなランチはいただいたぞ」
衛宮邸で休憩していたプロトセイバーを後ろから殴りつけお弁当を奪うという、騎士道に有るまじき行動
それなのに、反省も良心の呵責も一切なし。そんなだから「プロトセイバーはアルトリアの上位互換」なんて言われると思うのだが……。
「ふ。自分を捕まえて仮にも、とは笑わせる。
 私は貴方の影でもあり、貴方の未来の可能性。
 剣を取れ、聖剣使い。原典がどれほどの力を持つか見せてもらおう。」
「仮にも騎士を名乗るなら、名を明かせ」というプロトセイバーに対して。
遂に自分を「」って言っちゃった。セリフも顔も、物凄く悪役っぽい。
この時の冬木市の住民は愛歌の影響で、皆死んだ魚のような目をするようになっており、彼女もこれのせいで変になっていたと信じたいところだが……。

ニトロ+ロワイヤル -ヒロインズデュエル

「暗殺者……私とはどうあっても対極に位置する考え方なのですね。残念です」
vsアイン。切嗣が彼女に刻み込んだ傷は余りに大きい……。
「私はブリテンを滅びの運命から救う。
 邪魔をするというなら……サクソンの竜よ。
 何度でも踏み砕いてくれる」
vsドラゴン。ドラゴンとセイバーの会話は歴史的背景が絡むためか終始シリアスで、格好良いのだが他のヒロイン達の会話と比べるとかなり浮いている。
「蛸……ではないのですね?
 良かった。助かりました。」
vs沙耶。キャスターの海魔はセイバーのトラウマになったらしいが、本気になった沙耶はそんな可愛い物ではなく、最終的にそのままの意味で星を食べてしまう
「神に近い存在であったようですね。
 ですが、卑劣極まりないその戦い方は感心できません!」
vsイグニス。出会った当初は好印象だったのに、戦いを終えれば好感度は真っ逆さま。
「その執念、そして剣技と体術。また機会があれば、手合せ願いたいものです。」
vs瑞麗。だが完全に兄・濤羅に向けたセリフであり、瑞麗についてはガン無視している。
「それほどの腕前を持ちながら、何故貴女はメイドの身分に服しているのですか?
 理解できません」
vsアンナ。でもカーニバル・ファンタズムで貴女何してましたっけ?
「貴女の剣技、とくと拝見しました。
 ですが、そのような細い剣で、私と打ち合うのは無謀すぎます」
vs石馬戒厳。彼女の武器である日本刀をディスるが、10年後に同じ日本刀の使い手に圧倒される事になる……
「普通の人間である貴女をこの戦いに巻き込む訳にはいきません。
 早く元の世界に戻るのです」
vs愛原奈都美。普通の人間には止めを刺さず、見逃してあげる態度は騎士の鑑と呼ぶべきものだが、戦いに勝ち残らないと元の世界に戻ることは出来ないため、奈都美は帰りたくても帰れなかったりする……
「(私は何故こういう者ばかり寄せ付けてしまうのだろう……)
アナザーブラッドの変態性をトッピングした、メタなネタのオンパレードを見て。
人違いしたままストーカーする変質者、甲冑を着て夜道で襲い掛かってくる変態、全身黄金という私服センス最悪なオタク、勝手に人を着せ替え人形にしようとするダメ主婦、と確かにセイバーに引き寄せられる連中は酷過ぎる……。

その他の作品(というか経験値氏関連)

「・・・・・・・もーどれっど?。
 ふふ、ふふふ。モードレッド?夜のキャメロット城の窓ガラスを壊して回り、盗んだ名馬で走り出し・・・・・・・・・。
 私がこっそりマーリンから永遠に借りていった砂糖菓子のつまみ食いまでやらかし――――。
 挙げ句に『この支配から卒業する』と言い出して叛逆した、あのモードレッドが?外伝に出演?ふふ、ふふふふふ!」
 ちょっとルーマニアに行ってきます。ええ、とっても大事な用事を思い出したので!
 待っていろモードレッド。今度こそ致死に至る教育的指導を与えます・・・・・・!」
2013年のエイプリルフール企画「路地裏さつき」で、ジャンヌからモードレッドの名前を聞いての反応。
完全に地雷を踏み抜いてしまっている。しかし、どんだけ尾崎豊的なグレ方をしたのかモードレッドは。
最後はルーマニアにすっ飛んでいく。
が、後にモードレッドがグレた最大の要因が「憎んでさえ貰えなかった事」だと判明したため、案外あちらは喜んで殴り合いを始めるかもしれない。
うぜえええええ」
『コハエース』でお馴染みになった、オワコンオワコンうるさい暴君への叫び。
キャラ崩壊はTYPE-MOONの定番とはいえ、ここから彼女はかつてないほどにぶっ壊れていく。
「名乗りもせずに斬りかからないでください!!
 騎士道とか空気とかあるでしょ!」
青さんの扱いが悪いことには定評のある『コハエース』より。新参セイバー、桜セイバーに先輩として胸を貸してやろうとしたら「隙あり!」と首を飛ばされ、ブロッケン伯爵状態で一言。まあ、いわゆるひとつのセルフパロディってやつである。
「ふぅ、エクスカリバーの最大補足は千人ですが、夕食のお肉のおかげで何とか7999匹まで捕捉できました」
「コンプはじめて物語」にて。8000匹のゴブリンをビームブッぱで一掃して。これを見たロードス勢の反応は、
パーン「いやいや、おかしいおかしい。なんで剣からビームとか出るんだよ」
ディートリット「時代は変わったのね……剣と魔法の世界が懐かしいわ」と非常にコメントしづらい状況に……。
「エッチィなのは良くないと思います!
 うぅ、何ですかこの破廉恥な企画は! 責任者呼んできなさい!
 騎士王自ら、角川ごと処断してあげます!」
日頃使用人が熱望していた「ちょっとエッチな福袋」を見て。がいて、士郎とラブラブなのに意外と初心である。
「面白いんですけどね、エヴァンゲリオン。
 英霊的には使徒と一度やり合ってみたいものです。
 見どころは、ATフィールドとアヴァロンの理論上最強防壁対決ですよ!」
話の流れでエヴァに触れて。ライダーさんに即座に「引きこもり対決じゃないですか」と突っ込まれる。
ライダーさんは当然の事ながら、使徒とやり合う気は無いとの事。

メモ

  • Fateシリーズの顔。彼女が登場しない作品でも「彼女のそっくりさん」が、彼女と同じく「主人公のサーヴァント」「「剣士」クラス」「一般には男性と認知されているが、実は女性」の英霊として登場する。
  • 初期キャラクターイメージが「ジュースばかり飲んでいたときに、久しぶりに飲んだ綺麗な水」とは武内談。
  • 前髪でひと房だけハネている毛は「クセ毛」であって「アホ毛」ではない。武内氏的には「アホ毛はツムジから生えている物」であるらしい。
  • ごく一部のシーンを除いて入浴中でも就寝時にも解かない巨大なお団子髪(『マーガレット』と呼ばれる髪型に近い)。
    実際にこの髪形を再現するには相当の髪の長さ・量が必要となる。解いたシーンやZEROの男装シーンで表現されている長さでは全然足りないのだが、どうやっているのだろうか?
    また、かなり複雑な結い方なのでリボンを解いたくらいでは後ろには下りないはずである。
    • 原作の公式設定に「髪結の精霊キューティクル、メデュラなどの多数の精霊の加護を得ている」とあるので、精霊達がよしなにやってくれているのかもしれない。
  • 彼女自身は貧乳であるが、「よく似た別人」という設定のセイバー (EXTRA・赤)ルーラーはどういうわけかいずれもナイスバディ。もっともセイバー(EXTRA・赤)はセイバーを知ってるガウェインが無反応だったり、ルーラーも別に似ていないと語られている為に本当に「よく似た別人」なのかも怪しい所だが。
  • 長い人生を送っているが、男性経験は第五次聖杯戦争開始時点でゼロ。ただし「女性経験」なら存在し、前述の通り息子もいる。
  • 「アルトリア」はアーサー王のモデルになったと言われる英雄アルトリウスの名前を女性名風にもじったものと思われる。が、実際にラテン語圏に存在する名前なのかは不明(実はアルトリウスという名前自体、ラテン語圏に存在する名前なのか不明)。
  • 伝承においてエクスカリバーの刀身は30本の松明より眩しく輝き、アーサー王はこの剣で400人とも500人ともされるサクソン人を斬ったと言われる。Fateではこの由来から、1000の軍勢を薙ぎ払う光の剣として対城宝具に設定したと思われる。
  • 「全て遠き理想郷」が「約束された勝利の剣」より強力な宝具に設定されているのは、作中で語られている通り、マーリンがアーサー王に剣より鞘の方が大事だと説いた逸話に由来する。
    ただしこの逸話は、敵を倒すことより自国を守ることのほうが大事であることを諭すために、剣と鞘に喩えたという説もある。
  • ライダーの「王の軍勢」は威力のみならず、あり方そのものが衝撃だった。彼女が最後まで臣下たちと築けなかった絆を、真逆の王道を歩んだライダーが持っていたからである。
    • 生前の彼女の在り方をうかがわせるフレーズの一つに、「アーサー王は人の心が分からない」というものがある。彼女なりの信念を貫いた結果ではあるが、死の際に己を振り返り、彼女はそこに後悔のしこりを覚えてしまった。
    • 他に例えば、伝承ではランスロットと対立した際、円卓の騎士達の半数がランスロット側に付いて裏切ったとされる。ランスロットは元々アーサー王に匹敵する人気があったことに加え、幾度と無く仲間達の危機を救っていたことで人望があったとされるため。
    • また円卓の全員に慕われた訳ではなく、彼女を女性と見抜いていた一部の騎士には女と見下されていたと語られている。
      更にモードレッドが反乱を起こした時は冷遇されていた豪族の大半がモードレッドに乗っかる形で反乱を起こしており、他の騎士達も彼女の決断に陰口を囁いているなど除々に信頼も薄くなっていったようだ。
  • 本来、セイバーの望みは「ブリテンを救うこと」であり、方法としては「聖杯の力で過去へ遡ってやり直し、別の王の可能性も探りつつ、自身の治世で別の方策を取って安寧を築くこと」であり、自身の治世を完全に否定していたわけではない。
    • しかし、「聖杯問答」でのライダーとのやり取りや、バーサーカーとの出会いが重なったことで、「全ての非は自らの実力不足にある」と必要以上に意識するようになってしまう。
      このため、願いは「自身の選定のやり直し(自身が選ばれたことそのものの否定)」へと変わってしまっている。
    • そもそも士郎が彼女をほぼ尊崇し、彼女が自分の人生を認められた理由は「自分がしてきた選択自体に後悔は無い」という一点だった。「自分の選択全てに絶望していた」ことになった点は単に作者が違う故だろう。
  • 士郎に召喚されたときに現れた召喚陣は、第四次聖杯戦争の折に彼女自ら描いていたもの。
    元がアイリのための魔法陣であり、肉体の機能が低下していたアイリに代わってセイバーが描いたことで縁が生まれた。
  • サーヴァントとして聖杯から現代の知識は与えられているが、未だ正しい意味での英霊とはなっていないため、英霊としての時代を超えた知識は持っていない。
    そのため、神代や紀元前といった自身が生きた時代よりも前の英霊についてはある程度知っているが、自身より以後に現れた英霊についての知識はない。
    クー・フーリンディルムッド・オディナは名乗らずとも宝具から真名を看破しえたが、佐々木小次郎ジル・ド・レェが自ら名乗りをあげた際にまるで知らなかったのはこのため。
  • 厳密には死者ではなく生者の為に他のサーヴァントとは多少違いがあり、前述の時代を超えた知識を獲得出来ていない事や霊体化出来ないなどの欠点がある。
    尚、この性質の為に七つの英霊の魂を聖杯に取り込む事で「根源」への到達を可能にする儀式が容量不足になる為に行う事が出来ないーーーつまり、彼女を召喚した時点で「根源」に到達する儀式は失敗してしまう(本編ではギルガメッシュが3体相当の容量の持ち主の為に可能だという)。
  • 本人の話によると「剣士」のクラスにしか該当しないサーヴァントとのこと。
  • 『stay night』と『Zero』で性格が違うという意見がよくあげられる。『stay night』では騎士道にそれほど固執しておらず、敵である凛を容赦なく殺そうとするなど、どちらかといえば現実主義的な人物として描かれている。
    • 公式ファンブックでセイバーが「私、なんか性格違うような……」と発言しており、『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』においてもセイバ(Fate/stay night)とセイバー(Fate/Zero)で別枠となっているので、性格の違いは公式の模様。
  • まほうつかいの箱』の投票企画「ALL RANKING TYPE-MOON」の第1回マイBESTキャラ投票にて600票近い投票が入り2位に入る。また、士郎とのコンビで第一回マイBESTコンビ投票でも2位に入っている。
  • 公式サイトで募集された『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では堂々の1位を獲得。
  • 本来、英霊は死後は「英霊の座」に行く事になるが、Fateルートの場合は守護者になる契約を打ち切っている為に「英霊の座」には行かずにアヴァロンの妖精郷に行くという。
  • 彼女のステータスが、士郎がマスターの時に低いのは、変則契約の所為でパスが繋がらず魔力供給が極端に悪い所為もある。だが、パスが通じた後にも変化が見られない。
  • アーサー王は伝説によるとここで挙げられた以外にも数多くの武具を所持している。鎖帷子のウィガール、兜のゴスウィット、短剣カルンウェナン、聖槍ロンゴミアント、剣のセクエンス、船にもなる盾プリトウェン、(モードレッドが奪って邪剣化する前の)クラレント、透明になるマント、愛馬であるドゥン・スタリオン、スプマドール、ラムレイ、等々。
    ロンゴミアントは『Fate/Apocrypha』の回想シーンでアーサー王がモードレッドを討つシーンで使用していた。

各マスターごとのステータス

マスター  筋力  耐久  敏捷  魔力  幸運  宝具  備考
士郎  士郎が未熟であるため全てに制限がかかっている模様。
凛  A+ A++ 本来のスペックとのこと。
切嗣  A++ 凛と同じにはならない様子。
しかも、幸運は桜より低くなってしまっている。

保有スキル:対魔力A、騎乗B、直感A、魔力放出A、カリスマB
※切嗣がマスターの場合、騎乗スキルのランクはAになる。

話題まとめ

腹ペコ王セイバー
現在でこそ「セイバー=食いしん坊」という図式はごく当たり前のこととして認知されているが、当初、『stay night』の時点で奈須きのこ氏に、そのような意図はなかったらしい。
確かに『stay night』劇中で士郎の料理に舌鼓を打って黙々と食したり、生前の食事を振り返って「…………雑でした」と述べているなど、ネタの片鱗は見て取れるが、後々に語られているほどの突飛なものではない。
この時の彼女は士郎から魔力供給を受けられず、自力で少しでも魔力を補充しなければならなかったという事情もある。
彼女が「腹ペコキャラ」となっていったのは、『stay night』発売後のアンソロジーコミック展開の中で、と思われる。
ギャグを中心とする短編や4コマ漫画では、セイバーの食事ネタは彼女のわかりやすいキャラ付けとして定着していく。
この流れを受けたのか、後に『hollow ataraxia』では公式に腹ペコセイバーのシナリオがいくつも採用されている。焼き芋、カキ氷、大判焼きを初め、高級食材のカタログに目を輝かせるなど。
さらにギャグ色の強い『タイガーころしあむ』に至っては、セイバーの登場シーンの大半が食事がらみですらある。
これらに反し、『Zero』では全くそういった面を見せていない。
これは、第四次聖杯戦争当時の彼女はマスターからの魔力供給が万全であったため、ことさらに食事は必要がなかったという事情による。
また、彼女と行動を共にしていたアイリスフィールもホムンクルスであるため、魔力さえ万全なら食事は二の次、という存在だった。
(それでも二人とも食べること自体は不可能ではないので、紅茶のような飲み物や、来日直後に甘味屋を冷やかす程度のことはしていた模様)。
そもそも彼女が「食」にこだわりを見せるようになったのは、士郎の手料理を口にした後のこと。
アーサー王時代を振り返って「…………雑でした」と述べてはいるものの、当時はそれが普通だったので、その時には不満を覚えていたわけではない。士郎に出会う以前にあたる『Zero』の頃も同様である。
これらの事情により、『stay night』に関わっておらず、彼女が腹ペコキャラだと知らない久宇舞弥役の恒松あゆみ氏に対し、ラジオでセイバー役の川澄綾子氏がその事について語った際に驚かれるという一幕もあった。
またこのネタは、『Zero』のキャラが出演する『タイころアッパー』の限定版同梱ドラマCDにも踏襲されており、アイリスフィールも彼女の食いしん坊ぶりに驚いている。
  • 「…………雑でした」は、世界一不味いと評されしばしばジョークにもされるイギリス料理を元ネタにしたのだと思われる。が、現代とアーサー王の時代では人種も文化も全く違うことを記しておく。
    • なお、この「世界一不味いイギリス料理」のネタは彼女のみならず、『hollow』でイギリスに一時留学していた凛も不満から気炎を吐いていた。
      なお、不味くなったのは産業革命時代に入って、「食べられればいい」という食生活にせざるをえなかった為であり、それ以前はしっかりした食事が多かったそうだ。
  • 「Fate/Zero material」に収録されている対談の中には、虚淵氏の「あれだけ食いしん坊キャラにしたくせに!」というツッコミに対して、奈須氏が「俺のせいじゃねーよ!(笑)」と返している一幕もある。
  • fateシリーズの顔というポジションにありながらシリーズが進むにつれ、公式・ファン問わず酷い扱いを受け続けている。
    hollow 腹ペコキャラが定着しニートネタ誕生。
    zero 戦闘面で見せ場に恵まれない上、マスターに蔑ろにされる。人違いでのストーカー被害も。
    タイガーコロシアム あいかわらず腹ペコ&ニートネタ
    EXTRA 直接登場はしないものの他のセイバーが登場、他の「セイバー」は苦戦描写がほぼなく最優にふさわしい活躍をしたためセイバーのクラス自体扱いが酷いわけではないことが発覚した。
    Apocrypha 反逆したオレっ娘が「赤のセイバー」として登場。zeroの時のマスターと良く似た背景を持った人物をマスターとするが、非常に良好な関係を構築している。「黒のセイバー」であるジークフリートも主人公の一人であるジークの力となり、活躍している。
    人気を維持しながらも、2013年のエイプリルフール企画でとうとう制作陣からもカレー先輩と同列の扱いを受けることになった。
    泣き顔が可愛いと評判であったが本当に泣いていい。

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セイバー

セイバーリリィ

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