アン・ボニー&メアリー・リード
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ライダー | |
---|---|
真名 | アン・ボニー |
外国語表記 | Anne Bonny |
性別 | 女性 |
身長 | 171cm |
体重 | 54kg |
出典 | 史実 |
地域 | カリブ |
属性 | 混沌・悪 |
声優 | 川澄綾子 |
デザイン | I-IV |
設定作成 | 東出祐一郎 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
ライダー | |
---|---|
真名 | メアリー・リード |
外国語表記 | Mary Read |
性別 | 女性 |
身長 | 158cm |
体重 | 46kg |
出典 | 史実 |
地域 | カリブ |
属性 | 混沌・中庸 |
声優 | 野中藍 |
デザイン | I-IV |
設定作成 | 東出祐一郎 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第三特異点『封鎖終局四海 オケアノス』では西暦1573年の大海原に召喚され、エドワード・ティーチのサーヴァントとしてカルデア一行と敵対する。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、他のサーヴァント達と共にⅢの座を統括する観測所フォルネウスと交戦する。
- 人物
- 二人一組の女海賊で、長身で抜群なスタイルしている美女がアン、小柄で幾多の傷跡がある男装の麗人がメアリー。一人称は「わたし」(アン)、「僕」(メアリー)。
- 聖杯に託す願望はないが、海賊としての習性なのか聖杯そのものを追い求めている。
- アンは丁寧な物腰で、親しみやすく、情熱的な性格。男性を上手にあしらうことのできる、経験で大胆不敵であるが、死をも恐れない男顔負けの胆力と豪快さを持つ。メアリーのことは妹、家族、親友としてこよなく愛しているが時折窘めている事も。
- メアリーはとっつきにくい性格で、口数少なでぼそぼそと喋るが、心を開くと誰より懐いてくれる。これは、幼少時に男として育てられた事で、無理に男らしく強がっている為であり、本当は乙女らしい性格をしている。また、権力に対しては反抗的。
- 能力
- 二人一組で召喚された異例なサーヴァント。そのことによるステータスへのペナルティは存在しないが、どちらか一人が倒れればもう一人も戦闘不能となる。
- アンは銃の名手であるため、マスケット銃を使用する。「射撃」スキルを有しており、その腕前は揺れる船上でも対象を打ち抜けるが、ゲーム中では宝具の使用演出でのみ登場する。
- メアリーはカトラスを使用する。ゲーム中ではメインで戦闘を担当している。
別クラス / バリエーション
アーチャー
霊基を弄り水着へと着替えたアン・ボニーとメアリー・リード。
アーチャーとなったからか、通常時とは違いアンがメインとなっている。
詳細は「アン・ボニー&メアリー・リード〔アーチャー〕」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ライダー | 主人公 (Grand Order) | C | C | A | E | B | C | 対魔力:D 騎乗:- |
航海:A 射撃:B コンビネーション:C |
宝具
- 比翼にして連理(カリビアン・フリーバード)
- ランク:C++
種別:対人宝具
レンジ:1~10
最大捕捉:10人
由来:捕縛する寸前まで無数の兵士相手に戦い抜いた逸話 - メアリーが突撃してカトラスで斬りつけた後、アンがマスケット銃で援護して敵を撃ち抜く、コンビネーション攻撃。
- 状況が不利であればあるほど、有利なダメージボーナスを獲得する。
- 『Grand Order』ゲーム中では、敵単体に自身のHPが少ないほど威力の高いダメージを与える効果。ギリギリまでHPを削るととんでもないダメージを叩き出す上、HPが多い状態でも威力はむしろ高い部類に入る。
真名:アン・ボニー&メアリー・リード
- アン・ボニー、メアリー・リード。大海賊時代に実在した、カリブ海を荒らし回った二人一組の女海賊。十八世紀の人物。
- 偶然知り合った二人は海賊としてジョン・ラカム船長の下で活躍した。アンは銃の名手であり、メアリーはカトラスでの切り込み役を担当した。
- 裕福な家庭の生まれながら気性が荒く乱暴者だったアンは父親との反対を押し切ってチンピラと駆け落ちするも別れ、そこで再会したジョン・ラカムと共に海賊旗を掲げた。
- ある日、ラカムの船がオランダ船を拿捕した際に出会ったのがその船に男性として潜入したメアリー・リードである。女性同士ということもあってか二人は通じ合い、互いにコンビを組んでから海賊として果敢に戦った。
- それは最後の戦いでも同じで、ラカムの海賊団が私掠船の襲撃を受けていた。ラカムを始めとする男連中が最後まで戦わずに怯えて隠れている中、アンとメアリーは最後まで戦い続けたものの結局は拿捕されてしまう。
- その後、ラカムは縛り首で処刑され、メアリーは獄中で熱病を患って死んだものの、アンは父親が手を回して逃亡に成功した。
- こうして、彼らは海賊の歴史に残るのであった。
アンとメアリーは「ラカムの船で誰よりも勇猛果敢に戦った稀大の女海賊」として、ラカムは「二人一組の女海賊がいた船の情けない腰抜け船長」として。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 第三特異点『封鎖終局四海 オケアノス』の解禁に伴い実装。
- 教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー
- 6時間目の題材。メアリーがアンに可愛い服を着せられて恥ずかしがっている。
人間関係
Fate/Grand Order
- エドワード・ティーチ
- 第三特異点でのマスター。あんまりな性格なため「生きていちゃいけないヤツ」「ペスト菌を持ったドブネズミ」など評価は散々で、同じ海賊として殺意を表明している。
- その一方で、裏切って船を乗っ取ったり聖杯を奪おうとしたりする素振りは一切なく、消滅する際も彼のことを気にかけるなど、人格はともかく船長としては認めていた模様。
- 下記のラカムと比べると海賊としてもかなり上等なためか、「今までで最高の海賊船」とそこそこ好意的。
- 後の『空の境界』とのコラボイベントでは、彼からネットを教わったせいで完全に自堕落な引きこもり強盗になってしまった。
- フランシス・ドレイク
- 同じ女性海賊として敬意を表している。
- 上記の黒髭のクルーとして行動することが多いが、できることなら彼女のクルーになりたかったとか。
- クリストファー・コロンブス
- 彼女達の時代よりも前、アメリカ大陸を「発見」した人物。
- 新大陸の特産物をヨーロッパへと持ち帰った「コロンブスの交換」の立役者として高く評価している。
- もっとも、その方向性は「新大陸の常識をヨーロッパへと奪い取った海賊」という本人にとっては甚だ不本意であろうものであったが。
生前
- ジョン・ラカム
- 二人が乗り込んでいた海賊船の船長。
- 奪うことを楽しんでも奪われることは覚悟していない「自称海賊」で、海賊船最後の戦いにおいては船倉に籠もってガタガタ震えるだけだった。
- ティーチによると美少年好きらしく、メアリーが男装の麗人であると知ると「メアリーには騙された」と嘆いていた模様。
名台詞
Fate/Grand Order
- メアリー「僕から行くよ……そらそらそら! ……アン! 後はお願い!」
アン「はーい! それでは狙い撃ちますわよ! ……シュート!」 - 宝具使用時セリフ。
- アン「あらやだ、マスターだからって変なことしないでくださいまし?」
- マイルームで顔をしかめての発言。下手に触れると危険。
- メアリー「いいよ…」
アン「仕方ありません、まとめて抱きしめて差し上げます。今夜はこのまま眠りましょう」 - マイルーム会話「絆Lv5」。主人公が男女問わずで上記からのこの発言は危ない想像を駆り立てられる。
その他
- アン「あなたが縛り首になることは悲しいですわ ですがもっと男らしく戦っていたなら 犬みたいに吊るされることもなかったのに」
- 『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』にて、生前の逸話として紹介された、獄中でラカムにかけた最期の言葉。
- 普段の奔放な様子が嘘のように無表情で淡々と語っている。悲しみか怒りか失望か、何を思ったのかはわからない。
- なお、史実でも処刑直前に似たような内容の言葉をかけているが、そちらでは完全に罵倒として伝わっている。
メモ
- カードの絵柄ではメアリーの身長はアンの腹あたりまでしかなく極端に大柄・小柄な印象を受けるが、設定上は171cm、158cmとどちらも人並みの範疇で、身長差は13cmしかない。
- ちなみに幼く見えるメアリーのほうが史実上は15歳程年上であり、ふたりが出会った頃メアリーが三十代、アンは十代だった。色々とギャップのあるふたりである。
- サーヴァントは全盛期の姿で召喚されるため、実年齢差を無視してそれぞれの若い姿が召喚されている可能性もある。『教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー』のアンによると、メアリーと初めて出会った時の彼女はもっとすらりと背が高く、麗人そのものの姿だったとのこと。
- ちなみに幼く見えるメアリーのほうが史実上は15歳程年上であり、ふたりが出会った頃メアリーが三十代、アンは十代だった。色々とギャップのあるふたりである。
- 一見するとアンの方が人懐っこく、メアリーのほうがとっつきにくい印象があるが、『偉人と神話のぐらんどおーだー』の生前の話からもわかるように、メアリーの方が常識人よりで、アンの方が良く言えば社会不適合者、悪く言えば刹那的な破滅主義者の面が強い。
- 実際、アンの側がメインになっているアーチャーのほうの彼女達を見ると、そちらでは精神汚染も複合したスキル「海賊の誉れ」を持ち合わせている上に、マイルームでの黒髭の扱いが比較にならない程に暴力的である。
- カトラスで切り込み役をしていただけあって、メアリーは顔に大きな刀傷があり、それを隠すように襟の高いコートを着ている。再臨が進むと露出度があがるが、露わになった体や足にも大きな刀傷があり、彼女の潜ってきた修羅場の激しさを物語っている。
- スタイルの面から見ても、グラマーなアンとスレンダーなメアリーは非常に対照的だが、これは男装していても船員に女性だとバレていたアンと、性別を明かすまでバレなかったメアリーの逸話も関係していると思われる。
- なお、アンの身長はセミラミスを抜いて女性サーヴァント第4位である。
- 一説にはアンとジョン・ラカムは男女の関係にあったと言われている。
- 初期の絵柄は普通のコート姿だが、再臨を重ねるとコートの前が開きバニースーツ姿になる。I-IV氏によればこのバニースーツは水着であるらしい。
- メアリーのバニー姿は戦闘グラフィックにも反映される。宝具発動演出では、メアリーは敵を斬りつけたあと、その場でジャンプしてアンに追撃の要請をするが、バニー姿だとより愛らしい仕草になる。
- 最終再臨になると暗い部屋でバニーガール姿のふたりが向かい合い座って挑発的な眼で見ているという絵になる。審査が厳しいと言われるAppleのチェックによく通ったものである。
- 前述の通り、戦闘中は宝具演出を除くとライダー版はメアリーのみ、アーチャー版はアンのみが登場するので、アーチャー版の実装に伴い、両サーヴァントを同時に戦闘に参加させることで「共に戦うアンとメアリー」の図が見られるようになった。
- これまで同一の真名を共有する別々の英霊は散見されていたが、一つの召喚枠を二人の英霊が共有しているという初の形式を取ったサーヴァント。
- 多重人格を再現した宝具の効果で疑似的な枠の共有を行っている百貌のハサンやヘンリー・ジキル&ハイド、固有結界の宝具で一時的に軍勢を呼び出すイスカンダル、宝具として馬の英霊を呼び出すアレキサンダー、エーデルフェルトの双子によって同一の英霊の複数の側面を分離して使役していたとされる第三次セイバーとも異なり、召喚の時点で完全に別人同士の英霊。
- 双方ともに、マスターに対して基本的にはやや反抗的であるが、これは、マスターとは「同格」と考えているためで、ブルジョア系の人間に対しては相性が良くない。
素朴な士郎や権力的なものに対してニュートラルな凛などは問題ないが、時臣あたりは相性が最悪とのこと。 - アン・ボニーは『Fate/EXTRA』において、当初銃使いの女ライダーの正体候補としてファン達から予想されていた英霊の一人。『Fate/Grand Order』でまさかの本人(達)の登場となった。また、ドレイクとは実装タイミングも同時である。
- ライダーとして召喚されているが、他の海賊系ライダーと違って船の宝具を持っているわけでもなく(船長ではないので当然ではある)、ライダー要素が限りなくゼロに近い。
- 宝具名の「比翼」とは雄雌が左右片方ずつ翼を持つため、つがいになって飛ぶ鳥のこと。「連理」は別々に生えた二つの樹の枝と根がからみあって一つになること。どちらも中国の古典に由来する、夫婦の固い絆を表現した言葉である。
- 一見その関係はガールズラブ、いわゆる百合的であるが、両者それぞれ史実で子供を産んだ程度にはノーマルの範疇であり、突き詰めると親友止まりといえる。実際FGO主人公に対してアンが積極的にアタックをかけたり、メアリーもさりげなく自己主張をして気を引こうとしている。
- 黒髭もオケアノスでそれらしいことを言及しているが、サブカルチャーの百合好き界隈の一種のタブーとして「仲良くしている女の子二人の間に挟まりたい」という「それはただのハーレムじゃないか」という解釈違いが存在するが、アンとメアリーは「百合カップル」、若しくはその「美少女二人に第三者として挟まれたい」の両方ともとれる存在といえる。