シバの女王
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ミドラーシュのキャスター | |
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真名 | シバの女王 |
性別 | 女性 |
身長 | 173cm |
体重 | 59kg |
出典 | 旧約聖書、新約聖書ほか |
地域 | 東アフリカ、アラビア半島南西部 |
属性 | 中立・善 |
声優 | 佐藤聡美 |
デザイン | 加藤いつわ |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『禁忌降臨庭園 セイレム』にて、魔神柱ラウムの独自行動を察知した近未来観測レンズ・シバが、その内部に仕掛けられていたカウンター・システムによって自発的に召喚し、セイレムに送り込まれた。生き残りの魔神柱の存在を感知した彼女はカルデアに警告を発し、英霊召喚システムを暴走させて自分を触媒にキルケーをセイレムに送り込んだ。迅速な行動によってセイレムは妨害させられたが、妨害のための負荷によって大幅に能力が降下してしまう。
- その後、セイレムに囚われティテュバの配役をあてがわれ記憶を改竄され、魔女裁判で絞首刑になったことでティテュバの配役から未練がましい食屍鬼に変えられたが、カルデアのマスターに打ち倒されたことでかろうじて自由を取り戻す。
- その後は隠れ家の結界に閉じ籠り、供給の断たれた魔力の損耗に怯えていたが、その状態で食屍鬼に追われていたマシュを助け匿ってくれていた。
- 後に食屍鬼に襲われていた主人公たちを助け仮契約を結ぶことで現界を続けられるようになり、食屍鬼を倒した後に森の隠れ家の結界に案内した。
- 人物
- 耳もしっぽも、スベスベのモフモフ。美女には違いないがどこか残念な雰囲気が漂う。父は人間だが、母は砂漠に潜む
霊鬼 。 - まずはとにかく商売繁盛。全てにがめつく無意味な浪費は許さない。金銀財宝コネ儲け話、それらこそ彼女の身心を巡る血と息吹。契約に関しては非常に律儀。
- 一言で言えば守銭奴であり、『禁忌降臨庭園 セイレム』でも襲撃してきた食屍鬼の群れに対しても金を取ろうとしている。
- それでも尚、彼女の見せるポーズは遙か未来を見据えた演技、まやかしである可能性もある。
- 能力
- 香炉と精霊を使役して戦う。他、未来視に類する能力を持っている。
- 人の血と魔神の血が流れているため、魔神柱に対しての耐性を持つ。厳密には影響を受けないのではなく、影響を及ぼす。
- さらにカルデアにおいて彼女の名を持つ近未来観測レンズ・シバは自身の精神状態と同調しているため、彼女が機嫌を悪くすると誤作動を引き起こしてしまうと言う状況になっている。
- 結界を作ることもでき、シバの女王が意識を向けた場所、交易対象に対しては、不確かな契約と取引は許さない。いわば、シバの女王の法のもとに“シバ王国”を作り上げる。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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キャスター | 主人公 (Grand Order) | D | C | D | A | A | B | 陣地作成:C 対魔力:A |
カリスマ:B- 精霊の目:A 魔神の叡智:A |
宝具
- 三つの謎かけ(スリー・エニグマズ)
- ランク:B
種別:対人宝具 - 女王に仕える三つ子の霊鬼(ジン)が現れ、敵に難題を問いかける(物理)。
- 三体の霊鬼である「エハッド」「シュタイム」「シャロッシュ」が敵を蹴り飛ばし、地面に埋まった敵に魔力を叩きつける。
- 『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃&敵単体の防御力をダウン[注 1]&敵単体の攻撃力をダウン[注 1]&敵単体のHP回復量をダウン[注 1]」という効果の宝具。
真名:シバの女王
- 南方より来る、誰もが一度は名前を耳にしている伝説の女王。その実態はいまだ謎に包まれる神秘の人物。
- 『旧約聖書(列王記)』『新約聖書』などに登場。
- エルサレムの南方にある「シバ王国」を統治したとされる謎多き女王。しかし、女王と王国の実在を示す確かな証拠は一切発見されていない。
- 王国候補地の一つである東アフリカのエチオピアでは、女王はソロモン王と結ばれ、初代皇帝の母となった、とする壮麗な建国神話が残されている。
- ある時、女王は、名高き賢者ソロモンの知恵を授かろうと、大量の献上品をたずさえてエルサレムを訪れた。
ソロモンを試す三つの謎掛けはことごとく看破され、エルサレムの繁栄ぶりに女王は感服する。女王とソロモン王は互いに贈り物を交わし、そして再び帰路についた。
- 蜃気楼のような不確かな存在でありながら、否、それゆえなのか、シバの女王はソロモン王の威厳ある姿にもひけをとらぬ「絶世の美女であった」と多くの伝承に残されている。
また他に「人間離れした身樣の持ち主であった」という伝説も各地に残る。 - いわくアラビアでは「女王は毛深い脚とロバの蹄を持っていた」、南仏では「足にガチョウのような水かきがあった」など。極めつけは「霊鬼の女と人間の男との間に生まれた娘」とする逸話である。
- 女王には、あたかも光を屈折させるレンズのごとく、多彩な姿を見せる変幻自在の力が備わっていたとも思われる。
- 時代と幻想を超えて彼女は我々カルデアスの前に姿を現した。
決して忘れがたき、一つの約束を果たすために―――。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- ストーリーガチャ限定サーヴァントであり、亜種特異点Ⅳ『禁忌降臨庭園 セイレム』クリア後ガチャに追加される。
その他
- ちびちゅき!
- 生徒役。裏生徒会の会計に就任し、西欧財閥の資産でラクダの大量調達を目論む。
人間関係
Fate/Grand Order
- エハッド、シュタイム、シャロッシュ
- 女王に仕える三つ子の霊鬼。
- 緑色のラインが入っているのがエハッド、赤色のラインが入っているのがシュタイム、紫色のラインが入っているのがシャロッシュ。
- ロマニ・アーキマン
- 彼女としては諸事情で非常に興味深く逢ってみたかった人物であるが、本編ではその願いは叶わず終わった。
- 代わりにマタ・ハリから彼について聞いていた。
- アビゲイル・ウィリアムズ
- 亜種特異点にて「ティテュバ」として仕えていた主の少女。非常に親密で使用人でありながら仲がよかったが、悲劇は起きた。
- シバはアビゲイルにとっては自身の信仰に関わる重要人物の一人ではあるが、共にカルデアに属するようになってからもセイレムでの記憶を保持しているため、互いに気安い関係。
- ダビデ
- 「お義父さんと呼んでも良い」となかなかに際どいジョークだか本気の言葉だかをカルデアで投げかけられている。
- 同じ守銭奴の商売人気質であるため酷い同属嫌悪を一方的に抱くばかりか、幕間で「背が高過ぎてアビシャグ認定はない(意訳)[注 2]」等となかなかに失礼な事を言われ、とても憤慨している。
- イシュタル
- 女子同士のキラキラトークが捗る仲だとか。
- 「金の話ではないか」と予想したくなるが違うらしい。代わりに宝石や有価証券の話なので五十歩百歩である。
- ギルガメッシュ〔キャスター〕/ギルガメッシュ
- 期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では「ドルセント・ポンド」の名で彼の秘書として働いている。……まあ、その実態は詐欺まがいの投資案件を持ち込んで彼から金を毟り取ろうとしているだけだが。
- 同じく期間限定イベント『バトル・イン・ニューヨーク2018』では弓の方の秘書として働いているが、こちらは割と真面目にショップの店員を務めている。
こっちは杖の方より話が通じなくて怖いからだろうか。 - 子ギル
- 彼女の幕間の物語にて、彼の財に目をつけて財テクのパートナーに勧誘していた。
- 彼の側からしても審美眼は信頼されているので悪い取引ではなかったのだが、財テクのそもそもの目的が達成不可能だと判明した為、物別れに終わった。
- ゲーティア
- ラウムによると「唯一信頼を寄せられた人間」のようだが、同時に「唾棄すべき感情」とも。
- 清姫
- 2018年のバレンタインイベントにて、チョコ王国とカルデアの間での取引で利鞘を稼ぐべく、彼女を焚き付けて空中庭園へと向かわせた。
- ガイウス・ユリウス・カエサル
- カルデア商人会の仲間。カエサル的には最愛の存在に関係を内緒にする程度には異性として本気なようだが、女王はそこの辺りは完全にスルーし続けている。
- クリストファー・コロンブス
- 彼の金銭の匂いに惹かれてカルデア商人会への加入を求めるものの断られてしまう。……が、後に裏会員としてこっそり参加させた模様。
- シェヘラザード
- 彼女の語り手としてのスキルに目をつけ、自分の商売への勧誘を試みている。
- なお、彼女からはブラック職場での過労死を避ける為に最大限に警戒されている模様。
生前
- ソロモン
- 己が旅路と共に持ってきて投げかけた三つの謎を見事解いてきた天から知恵を授けられし王。
- その後は伝承によりけりであるが、あくまで堅い同盟関係を君主として交わし去って行ったとも、愛し合い子を設けたともされる。
- 英霊となってからも彼のことは慕っており、恥ずかしげに第二の生を現代に受けた彼のその後を彼の知人達から教えてもらおうとするなど、好意を持ち続けている。
名台詞
Fate/Grand Order
戦闘
- 「お勘定なさいまし?」
「食い逃げ、ネコババ、許しません!」 - 戦闘開始時の台詞。守銭奴らしい台詞。
本編
- 「その……ですね……。
あなたがた、カルデアの者たちだけが知る、一人の男性について教えていただけませんか……?
その、……彼の ……人間としての思い出を……ですけれど……。」 - 1.5部『禁忌降臨庭園セイレム』にて。
- マタ・ハリにこの亜種特異点で魔神柱が何を狙っているのかの真意を「未来を見通す力」から問われ、その代償として彼女に求めるものの返答。
- 未だ「彼」を強く想っており、それまでの商人のような振る舞いや時折見せる女王としての威厳ではなく、一人の女性として恥ずかしげに要求する。
イベント
- 「とってもスーパーな精神・肉体・霊的疲労回復力のある癒しの温泉。しかも面白いお話つき。これは、これは――
お金が取れますぅ~!」 - 『節分酒宴絵巻 鬼楽百重塔』での発言。気持ちの良い温泉に浸かりながらシェヘラザードの語る物語をのんびりと聞き、至福の時を堪能…したかと思った次の台詞がこれ。
- 彼女の商人気質が端的に表れた台詞とも言える。この後「ここを湯とお話の一大テーマパークに」とシェヘラザードへ労働契約を持ちかけるが、ぶっ続けで働き詰めになる語り部にとっては当然超ブラック労働。即逃げられてしまった。
- 「そのぶんお給料は弾むつもりだった」のは律儀な彼女らしいが…シェヘラザードが労働条件的に「死んでしまう」ので、そういう問題ではない。
- 「ひわわわぁ~、チョコの波に流されてしまいますぅ~!?
私はただ、自分が札束風呂ばりのゴージャスさでチョコ風呂に入っているような姿がフワッと見えてしまったので、
これは成功間違いなし、とカルデア・チョコ王国間の経済取引に絡んで暗躍してただけなのにぃ~~~?
まだ儲けが目標額に達していないのに、どうしてぇぇぇ~~。」 - 『バレンタイン2018~繁栄のチョコレートガーデンズ・オブ・バレンタイン~』最終節にて、圧倒的なチョコ物流で潰されそうなカルデアで、チョコ物流に押し流されながら。
- 要するに「異常事態に一枚噛んでぼろ儲けをしていたはいいが、手に負えなくなりしっぺ返しを食らっている図」。ギャグイベントではなんだか女性版カエサル的なポジションに収まりつつある彼女だった。
- 「やっぱり、商品の需要と供給のバランスには細心の注意を払わなくてはいけませんねぇ~……」
- 同上イベントにおいて。今回の失敗を反省しながらも、反省点が「こっそり儲けようとした事」ではなく「舵取りに失敗した事」なあたり強かである。
- 「さ、昨夜慌てて駆け込んだコンビニさんがぁ、頑として値段交渉を受け付けてくれなかった……
とかではなくぅ……。
それでも時間いっぱい最小の投資で、最大の見返り を狙ってみたもののぉ……
思った以上に微妙な成果に途方に暮れた……とかでもぉ……なくぅ……」 - チョコを受け取るイベントにて。謎々に答えられなかった「残念賞」としてコーヒー豆チョコをプレゼントした。
- ……しかしおつとめ品であることが主人公にバレてしまい[注 3]、狼狽してやましい思考がダダ漏れになってしまう。
- 主人公からは「女王様なりの努力」「ある意味オンリーワンな贈り物で嬉しい」とフォローしてくれたものの、そもそも謎々自体に正解がないことを見抜かれてしまい最終的にはモフリタイムとなってしまった。
- 【エハド某】「むりみある」
【シュタ某】「店員まじ店員。完全スルー無表情」
【シャロ某】「おばちゃんムーブさ、放置でいいね。面白いから」 - チョコ礼装「節制と嘘とビタースイート」のフレーバーテキストでの霊鬼たちのやり取り。
- 主の行いを審議しているのだが、奇行を生暖かく見守っているようにしか見えない。
- 「お望みの品は入手できましたぁ?」
「たとえ手に届かなくとも、求めてやまず、諦めず――それもまた、ひとつの浪漫でしょうかね。」
「……わたくしも、ちょっと回してみてもいいですかね?」 - 「バトル・イン・ニューヨーク」終了後のAUOくじにて。セリフに入っている「浪漫」という言葉や「手に届かない」というフレーズがある人物を想起させ、終局特異点クリア後のプレイヤーからは大きな反響を呼んだ。
メモ
- 「ミドラーシュ」というのは、ヘブライ語で「探索者」の意味。転じて聖書の解釈方法とそこから派生した文学ジャンルでもある。
- こういった事情のため、公表されていたのが褐色の肌と「ミドラーシュのキャスター」名義という要素だけだった開幕前に真名を看破したプレイヤーもいたとか。
- 亜種特異点Ⅳ序盤では「ティテュバ」を名乗っていたものの、シナリオ中の劇中劇「ソロモンとシバの女王」でシバの女王役にそのまま彼女の立ち絵が使われ、プレイヤーには非常に早い段階で真名が明かされるため、「ミドラーシュのキャスター」名義の期間が非常に短い。
- そもそも、「厳格なピューリタンの村の女奴隷」という役所のティテュバと彼女の扇情的な立ち絵はかけ離れており、プレイヤーからはすぐにツッコミが入ることとなった[注 4]。
- 真名隠し中に入手できる手段がピックアップのみなので、彼女の真名が隠されたのは亜種特異点のシナリオよりも、ソロモン絡みの人間関係に端を発する第一部未クリアのプレイヤーへの配慮が理由とも考えられる。
- 亜種特異点Ⅳ序盤では「ティテュバ」を名乗っていたものの、シナリオ中の劇中劇「ソロモンとシバの女王」でシバの女王役にそのまま彼女の立ち絵が使われ、プレイヤーには非常に早い段階で真名が明かされるため、「ミドラーシュのキャスター」名義の期間が非常に短い。
- 真名を隠してイベントに登場した最初の事例『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では謎の秘書「ドルセント・ポンド」を名乗っていた。何とも金塗れの名前である。
- 次のイベントである『バトル・イン・ニューヨーク2018』でも同じ名義だったので、「プロフェッサーM」のように事実上これで統一された感がある。
- こういった事情のため、公表されていたのが褐色の肌と「ミドラーシュのキャスター」名義という要素だけだった開幕前に真名を看破したプレイヤーもいたとか。
- シバの女王の出身地はエチオピアとも言われているので、純血ではないにせよサーヴァントでは初のネグロイドである。エチオピア建国神話によると同国初代皇帝メネリク一世は彼女とソロモン王の息子となっている。
- イラスト担当の加藤いつわ(別名義:あえもち)氏によると、耳と角をつけたのはジンとの混血だからというよりは「趣味」だとか[出 1]。…まあ、大統王もライオン顔のラフが送られてきたりしたので今更である。
- ティテュバとはアビゲイルの叔父が所有する奴隷として実在した人物。亜種特異点IVでは彼女は処刑されたが、史実におけるティテュバは最終的に釈放されている。
- 伝承によって「彼女を示す本名」は異なり、「マケダ」や「ビルキス」と千差万別である。その為か、Wikipediaの日本版の個人記事でも「シバの女王」という名となっている。
Fateではそういった事情を踏まえて「シバの女王」を真名とした扱いとなり、召喚時の台詞で「本当の名前はあるがそこからは別料金」と述べている。「課金するから教えて」と思った彼女のファンは結構多そうである。
脚注
注釈
出典
- ↑ あえもちTwitter2017年12月6日22:08