ハイネ・イスタリ
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ハイネ・イスタリ | |
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外国語表記 | Heine Istari |
性別 | 男性 |
魔術属性 | 火・水 |
演者 | 百名ヒロキ |
初登場作品 | ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 |
概要[編集 | ソースを編集]
錬金術の名門イスタリ家の魔術師。「剥離城アドラ」の遺産相続に参加した魔術師の1人。
- 略歴
- 名門イスタリ家に生まれるが、魔術師の家を嫌い出奔。聖堂教会に修道士として身を置く。
- しかし、後にイスタリ家に戻り、改めて後継者となっている。その際、自分の離脱を阻もうとする教会の刺客十数名を尽く打ち倒したという。
- その後、魔術刻印の修復技術を求めて妹と共に「剥離城アドラ」の遺産相続に参加する。剥離城の秘密に迫るも、謎の「獣」の襲撃を受け死亡。2人目の犠牲者となって発見された。
- 人物
- 20代半ばで、金髪碧眼を持つ。整った顔立ちよりは清々しい目元が印象的な青年。純白のスーツと貴石の嵌ったネクタイピンを身に付けている。
- 「騎士(ザ・ナイト)」の名で知られるが、本人は爵位を得ている訳ではないと謙遜する。真っ直ぐで、己の名声を鼻に掛けず誰に対しても礼節を失わない人格者。
- 錬金術の名家に生まれるが、魔術の家系の持つ「陰」の部分を嫌って家を飛び出し、聖堂教会に所属していた。しかし、自分の代わりに後継者となった妹ロザリンドが魔術刻印との過剰適応により命の危機に陥っていることを知ると、教会の制止を振り切って家に帰還。ロザリンドからの魔術刻印の再移植を受けている。しかし一度ロザリンドに移植されて変質をきたした魔術刻印は、今度はハイネの生命力を吸い取りつつあり、見立てでは余命は数年と持たないと言われている。魔術刻印は足から身体の奥深くまで複雑に食い込んでしまっており、もはや摘出も不可能。
- 死を恐れてはいないが、ロザリンドに「自分のせいで兄が死ぬ」という重荷を背負わせないため、魔術刻印の治癒、あるいは摘出の技術を求め、〈修復師〉ゲリュオン・アッシュボーンの遺産を手に入れるべく剥離城を訪れた。
- 能力
- 魔術師にも稀有な「火」と「水」の二重属性を持つ。石畳を変化させ地面から無数の刃を出現させる、金属の筒を組み合わせたような模型の犬の礼装で魔力の波長や残滓を探る、薬品により周囲を「凍結させる炎」を発生させるなど、錬金術を用いた様々な魔術を扱う。
- その中でも最大の武器は、イスタリ家秘蔵の〈生きている石〉と呼ばれる至宝。〈生きている石〉はハイネの体内に埋め込まれて融合しており、呪文一つでその中身を作り変える。戦闘時には、モース硬度でサファイアに匹敵する強度を持つ魔術の甲冑でハイネの全身を包み込み、紫色のフルプレートを纏った騎士のような姿へと変化させる。鎧は頑強なだけではなく、軟化して相手の攻撃を搦め捕ることも可能。さらにハイネ自身の筋力を大幅に強化し、常人をはるかに超える動きを可能とさせる。
- また鎧と同時に、ダイヤモンドすら凌ぐ硬度の穂先を持った槍を精製し、装備する。イスタリ家にある仕掛け馬での突撃ならば戦車の複合装甲をも貫けるという。
登場作品[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- 「剥離城アドラ」の遺産相続に参加した魔術師の1人。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ロザリンド・イスタリ
- 妹。仲が良く、とても大切にしている。
- 時任次郎坊清玄
- 遺産相続のライバル。だがその中で親交を持ち、友人とも言える関係になる。
- ロード・エルメロイⅡ世
- 遺産相続のライバル。以前から面識のある魔術師。人柄を評価しつつも、侮れない相手だと考えている。
- フリューガー
- 遺産相続のライバル。過去に何かあったのか、珍しくあからさまな敵意を滲ませる。
名台詞[編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
- 魔術の家系の暗部を嫌悪し出奔、しかし愛しい存在がその餌食にされ苦しんでいると聞いて出戻り、そして自分が命を削ってでも身代わりになりその人物を救おうと奔走するという、極東のとある魔術家系の次男を思わせる人物。違いは目標の過程で特定の誰かを憎んだりするでもなく人格者で、尚且つ魔術師としては優秀な力の持ち主ということか。そういう意味では鉱石類を媒介とした魔術系統ということもあり貴族の矜持を持ち家庭人としては好人物な彼も思わせる。
- ……その誰かとダブる姿という一部の読者の嫌な予感は的中、志半ばで倒れた。愛する妹は生き延びたが、ロード・エルメロイⅡ世に後継者争いに巻き込まれるだろうと予想されている。
- イギリス女王のことを「閣下」と呼び、漫画版ではフランスのパリから剥離城に向かう姿が描かれている。どうもイギリス人ではないらしい。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]