「Fate/Zero」の版間の差分

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2013年7月23日 (火) 03:04時点における版

Fate/Zero

士郎たちが激戦に巻き込まれることとなった第五次聖杯戦争から遡ること10年。

彼らの養父や父親たちが挑んだ戦いがあった。

第四次聖杯戦争。

10年後へとつながるあの戦いの顛末を。

著者、虚淵玄。 TYPE-MOONから同人誌として発売された小説。計四巻が刊行され、後に星海社から計6巻、挿絵が追加された文庫版が発売された。
ufotable制作のアニメが2011年10月から、一度間を空ける形で合計2クールで放映され、BD‐BOXの形でのみ、メディア化されている。
ヤングエース誌上にてコミック版も連載中。作画担当は真じろう。

登場人物

衛宮切嗣
セイバーのマスター。「魔術師殺し」と称される傭兵じみた魔術使い。
セイバー
切嗣と契約したサーヴァント。Fate/stay nightの彼女と同一。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
切嗣の妻であり、イリヤの母親。
久宇舞弥
切嗣の助手。
言峰綺礼
アサシンのマスター。監督役・言峰璃正の息子。
ギルガメッシュ
時臣のサーヴァント。黄金の英雄王。
遠坂時臣
御三家の一つ、遠坂の当主。裏で監督役と結び、綺礼を配下に聖杯戦争に挑む。
言峰璃正
監督役。綺礼の父。
アサシン
綺礼のサーヴァント。
ウェイバー・ベルベット
時計塔の生徒。自分の実力を証明するために聖杯戦争に参加。
ライダー
ウェイバーのサーヴァント。奔放なる征服王。
間桐雁夜
御三家の一つ、間桐の魔術師。桜を間桐から解放することを条件に、臓硯と取引をする。
バーサーカー
雁夜のサーヴァント。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
時計塔のロードの一人。ウェイバーに征服王召喚の触媒は奪われたものの、すぐさまランサーを召喚する。
ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
ケイネスの婚約者。
ランサー
ケイネスのサーヴァント。正々堂々とした戦いを望むものの、マスターとの関係に苦慮する。
雨生龍之介
通りすがりの快楽殺人者。
キャスター
龍之介のサーヴァント。セイバーを追い求める。
衛宮矩賢
切嗣の父。故人。
シャーレイ
切嗣の幼馴染。故人。
ナタリア・カミンスキー
切嗣の師匠。故人。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
切嗣とアイリの娘。冬の城で両親の帰りを待つ。
ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン
通称アハト翁。アインツベルンの当主。
遠坂葵
時臣の妻で、雁夜とは幼馴染。
遠坂凛
時臣の娘。
間桐桜
時臣の娘だが、間桐に養子に出される。
間桐鶴野
雁夜の兄。
間桐臓硯
間桐家を牛耳る「妖怪」
衛宮士郎
切嗣が最後に得た希望。

用語

第四次聖杯戦争
Fate/stay night本編の10年前、切嗣たちが戦った聖杯戦争。

メモ

  • 虚淵玄氏がスピンオフの依頼を受けたときに提案したのは「切嗣と綺礼の対決」。奈須氏は第四次聖杯戦争の概要については「セイバーがギルガメッシュとイスカンダルにいじめられる」というくらいしか考えていなかったらしい。この2つをすり合わせていくうちにサーヴァント7騎分の設定が出揃ってしまったため、全容を描くことになったという。
  • 誰がどんな登場人物となるかの選定は作者の虚淵玄氏が行っているが、決定した登場人物の命名は奈須きのこ氏が行っている。以前から存在が明らかだった切嗣や時臣だけではなく、雁夜や龍之介といった面々も虚淵氏ではなく奈須氏が命名した。これは虚淵氏の意向であり、原作の世界観との刷り合わせを大事にしたいというもの。

お願い!アインツベルン相談室

「Fate/Zero Blu-ray BOX」映像特典。シナリオは奈須きのこ書き下ろし。BOXⅠに1~3回、BOXⅡに4~6回が収録されており、合計時間は90分近く、新規制作の映像特典としてはかなりのボリュームがある。
時代がかった校舎に構えられた弁護士事務所・アインツベルン相談室で、アイリ師匠と弟子ゼロ号(通称ゼっちゃん)のコンビが、聖杯戦争の歴史や謎を解説したり、デッドエンドを迎えた英霊たちを時に優しく、時に厳しく諭す、言わばZero版タイガー道場。
「Zero」ではじめてFateの世界に触れた購入者向けのQ&Aコーナー…と思いきや、実際には「Fate/stay night」ユーザーへのアピールに主眼に置かれた構成になっている。そのため回を重ねるごとにドラマ部分が長くなって行き、最終的には購入者に謎の感動を与えた。…かも知れない。

  • 相談室を訪ねる英霊は、退場した順にアサシン・キャスター・ランサー・バーサーカー(アイリ師匠曰く「あの人ほんとに悩みとか全然無い」ためライダーは来訪しない)。アインツベルン相談室の立地(時空)的に、受肉を果たしたアーチャー・帰還先が英霊の座ではないセイバーはシステム上来訪しようがない。
  • 当初は紙芝居的な演出で低予算を念頭に置いた作りだったのだが、徐々にクオリティが暴走し、最終回の頃にはほぼ「アニメ」になっていた。
  • あくまでもギャグ時空の作品ではあるが、アイリ師匠の事情を踏まえた上で見直すと、ただの「最愛の夫」に関するお惚気ですら切ないものに見えてくる。

話題まとめ

虚淵玄
スピンオフの依頼を受けた当時、虚淵玄氏はライターとしての自分に大いに悩んでおり(具体的には「ハッピーエンドを書く事が出来ない」事に対して)、筆を折る事を考えていたという。そんな折に引き受けた本作で改めてライターとしての楽しみを見出したという。
つまり、『Fate/Zero』が存在しなかったら、『魔法少女まどか☆マギカ』を初めとする後の虚淵玄氏の作品は存在しなかったかもしれない。当の『Fate/Zero』は決してハッピーエンドとは言えないのだが、『Fate/stay night』へと繋がる物語として虚淵玄氏は納得しているとの事。
ちなみに虚淵氏は「Fate/Zero」の執筆が相当に楽しかったらしく、奈須きのこがドン引きする勢いで1巻(1話ではない)を書き上げたり、「深夜一時頃にピンポーンと虚淵氏が軽やかにやってきて、「こういうの考えたんだけどやってもいいですかね?」と気軽にトンデモネー展開を言い放つ」ことが頻繁にあったという裏話がある。
コトネ
雨生龍之介によって原作では誘拐された後殺害される、凛の友人の少女。アニメではスタッフの厚意からか、危ういところで凛、及び間桐雁夜によって救出される。
実はこの少女、虚淵氏のプロットの段階ではサツキという名前が付けられており、虚淵氏曰く原作者の奈須きのこから「テメェの血は何色だ!?」と鉄拳制裁を喰らって名前が変更されたらしい。「(被虐対象は)サツキでなければ萌えませぬ」とは虚淵氏の言。
原作「Fate/stay night」との相違点
「言峰とギルガメッシュの契約(SNでは最初から、Zeroでは途中から)」等、「Fate/stay night」内で語られた第四次聖杯戦争の内容との齟齬が見られ、旧来のファンの中ではこれを嫌う者も少なくない。
セイバーの言動も、SNではそこまで騎士道に固執しておらず、夜襲も提案するなどしており、Zeroのセイバーの騎士道にこだわる姿勢には違和感がある。
そのため「セイバーを劣化させた上に蔑ろにして、自分で作ったキャラクターの引き立て役に使っている」「原作者ときちんと話し合って書いたとは思えない」など批判も多く、賛否両論な作品でもある。

書誌情報

単行本(ソフトウェア流通)

星海社文庫

コミックス

商品情報

CD(サウンドドラマ関連)

CD(TVアニメ関連)

Blu-ray Disc Box

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