ヘファイスティオン〔プリテンダー〕

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プリテンダー
真名 ヘファイスティオン・ムネーモシュネー(霊基として登録された名)
外国語表記 Hephaistíon Mnēmosynē
異名 フェイカー
性別 女性
身長 168cm
体重 58kg
好きな物
苦手な物 裏切り
出典 史実、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
地域 マケドニア
属性 中立・中庸
副属性
一人称
二人称 おまえ/貴様
あなた(イスカンダルに対し)
三人称 彼/彼女/あいつ
声優 大地葉
デザイン 坂本みねぢ
設定作成 三田誠
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

役を羽織る者」のサーヴァント

略歴
期間限定イベント『復刻版:レディ・ライネスの事件簿 -Plus Episode-』にて登場。
特異点「パッチワーク・ロンドン」を形成する際、ムネーモシュネーの中にある、本来指示された通りマスターを補助するという意見が本体に隔離され、もう一つの人格として生まれた。以下はムネーモシュネーの本体の推測だが、その別人格のムネーモシュネーは主人公が奪われた本当の記憶を、特異点の表面にある魔眼蒐集列車レール・ツェッペリンまで逃していた。そこで主人公の記憶に疑似人格を与えて、更に自身を犠牲にしてフェイカーを召喚し、彼女に主人公を守るように託して消滅した。
フェイカーは目覚めた後、疑似人格を与えられた主人公の分身と仮契約を交わし、護衛した。その分身を呼び水として、魔眼蒐集列車が特異点へ侵入するために利用していたが、その点で主人公&フェイカー側が主人公を消滅させないよう、主人公の本体まで届けたいことは一致していたから寧ろ都合がよかった。しかし、侵入ができた時点で主人公の本体は既に記憶を取り戻し、カルデアへ帰還していた。フェイカーは分身をカルデアへ届けることを決意し、そのために魔眼蒐集列車の協力を貰って特異点を突破した。
人物
基本的に別作品に登場した同一人物と同じ。霊基再臨の段階によって、剣ではなく魔法の杖を持つ、あるいは革鎧ではなく黄金色の鎧を纏う形態もある。
「ヘファイスティオン」と呼ぶのもいいが、「フェイカー」という呼び方を好む。
イスカンダルの軍の中で一番の酒豪であり、強い霊酒の類も一息で飲み干せるだろうとされている。
イスカンダル以外の王は仕えるべき王として認めないものの、自身を上手く使えるマスターであれば理解と忠誠を示してくれる。
能力
基本的に別作品に登場した同一人物と同じ。
使用する魔術は極めて戦闘向きに洗練されている。他にも、ぶどう酒と酩酊の神『ディオニュソス』との関係で覚えた夢占いの術を披露した。
カルデア式召喚に限り、彼女の霊基にはシステム・ムネーモシュネーが混ざるために『忘却無効』スキルを持ち、心臓のない男に「偽の英霊フェイカー」として召喚された記憶と特異点「パッチワーク・ロンドン」で(ヘファイスティオンとして)の記憶を保有する。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
プリテンダー 主人公 (Grand Order) B C C A+ D B++ 単独行動:B(EX)
偽装工作:B
陣地作成:EX
忘却無効:EX
彼もまたイスカンダルなのだから(偽):A
高速神言:B
無銘の恩恵:EX
強制の魔眼:B

宝具[編集 | ソースを編集]

魔天の車輪(ヘカティック・ホイール)
ランク:C+~A+
種別:対軍宝具
レンジ:2~100
最大捕捉:100人
へファイスティオンは、生前にイスカンダルの宝具である『神威の車輪』を預かったことがある。その際は戦車を牽引する神獣の代わりに、骨でできた竜を召喚して操ったという。
本来の『神威の車輪』やそれを使った蹂躙走法の『遥かなる蹂躙制覇ヴィア・エクスプグナティオ』から比べればランクが落ちるが、代わりに魔術で精密操作や自律操作が可能。
また、魔力を注ぎ込むことによって、短時間のランクアップも可能である。
短時間戦闘に特化した結果、魔力の過剰供給と自律操作を同時に行う事で、ヘファイスティオンと同時に攻撃を行う戦術を多くとる。
『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体に超強力な攻撃[Lv]&Arts攻撃耐性をダウン(3ターン)&Buster攻撃耐性をダウン(3ターン)」という効果のArts宝具。
王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)
特異点「パッチワーク・ロンドン」で、プリテンダーやフェイカーの性質により、自分の真名を「イスカンダル」と捏造したために使えたイスカンダルの宝具。
彼女に付き従う兵卒たちのみが結界を維持しているため、規模はイスカンダル本来の『王の軍勢』の数分の一程度であり、維持時間もごく数分程度。
本来有していない宝具を無理に使用したためにへファイスティオンの霊基は燃え、程なくして砕け散った。
本来の使用者であるイスカンダルも兵卒たちと共に彼女に呼ばれ、召喚に応じていた。それ以上の譲歩は彼女が出来なかったためか兄のヘファイスティオン、プトレマイオス、エウメネスなどの将軍たちは召喚されていない。

真名:ヘファイスティオン・ムネーモシュネー[編集 | ソースを編集]

ヘファイスティオン[編集 | ソースを編集]

名前を捨て、イスカンダルの魔術的な影武者になれるように、オリュンピアスに育てられた。「ヘファイスティオン」という名は本来、イスカンダルの腹心たる双子の兄のこと。

ムネーモシュネー[編集 | ソースを編集]

ギリシャ神話における記憶の女神と同じ名前を持つ、カルデアに召喚されたレオナルド・ダ・ヴィンチが作り出した人工知能。
特異点「パッチワーク・ロンドン」を形成させ利用することに反対する意見が本体に隔離され、もう一つの人格として生まれた。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
期間限定イベント『復刻版:レディ・ライネスの事件簿 -Plus Episode-』の開催に伴い恒常サーヴァントとして実装。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

ムネーモシュネー
自分がプリテンダーとなるきっかけとなった存在。自身の内側に彼女も共に在ると思っている様子。
イスカンダル
自身にとってたったひとりの王。
生前の事情で彼に対し複雑な気持ちを持つ。遺言の真意についていつか聞き出したいが、カルデアでは基本的に彼と会うことを避けている。[出 1]
アレキサンダー
上記のイスカンダルの少年時代の姿。
後でどうなるか知っているため「ゼウスの加護はほどほどにしておけ」と忠告している。
また、この姿の頃に加護を打ち切っておけば……とも思っている様子。
プトレマイオス
征服王に仕えた同胞。陣営は共にすれど、ディアドコイ戦争での裏切りを誤魔化すつもりはない。
彼が一番の勝利者になった事実は認めているものの、聞くだけで気分が悪くなるとか。
諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕
別の世界で縁があった人物の疑似サーヴァント。
「ああいった奴が一番世界をかき乱す」と相も変わらず辛辣。
どこかの秘書官(恐らくはエウメネス)を思い出すので、さっさと消滅して欲しいとも語っている。
グレイ (Grand Order)
別の世界で縁があった人物の疑似サーヴァント。
元々印象は悪くなかった上にカルデアでは普通に味方同士なので、戦士として見どころがあったために鍛え直してやろうと思っている。
そして現在の師匠とは縁を切ってほしいとも思っている。
司馬懿〔ライネス〕
別の世界で縁があった人物の疑似サーヴァント。
ここまで縁がある人物が多いとさすがに食傷気味なのか「どこぞの冠位人形師もいないだろうな」と警戒している。
エミヤ
「フェイカー」呼ばわりされた人物同士、若干親近感がある模様。
妖精騎士ランスロット
別の世界でのアルビオンがどうしてこうなったのか理解できずに困惑していた。
レオナルド・ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチ〔ライダー〕
上記のムネーモシュネーの大本となった存在と、その派生。
それもあって彼女たちの幸せを心から願っている。

生前[編集 | ソースを編集]

へファイスティオン(真)
双子の兄である、本物のへファイスティオン。
いまだに自身を十歳に満たない小娘と考えているのか、とコメントしている。
オリュンピアス
魔術の師であり、自身をイスカンダルの影武者に据えた人物。
彼女に聞きたいことが山ほどあるようだが、そうしない方がお互いのためと語っている。

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿[編集 | ソースを編集]

心臓のない男
「フェイカー」という名を与えてくれた魔術師。ずっと感謝を抱いている。
彼の話を誰かが覚えてほしい。「マスター」と認める人は彼だけにしたくて、他の人をそう呼ぶのは気に入らなかった。カルデアでのマスターは「戦友」と認めて、呼び捨てで名前を呼ぶことが多い。

名台詞[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 第三再臨の前掛けにある三つの顔だが、これが何なのかは正式に語られていない。
    • 一説には、ゴルゴーンの首を象った彫刻「ゴルゴネイオン」ではないかと語られている。これには魔除けの意味合いがあるとされており、ポンペイ遺跡のモザイク画に描かれているイスカンダルの鎧にも付けられているものである。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]

  1. へファイスティオンのバレンタインシナリオより。

リンク[編集 | ソースを編集]