「黒桐幹也」の版間の差分
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− | : | + | :自分の事を棚上げしつつ、人を説教する事があるが、相手が式と妹の[[黒桐鮮花]]なので、強烈な反撃を喰らって黙らされている。例として、式に「学校サボらずに行くように。一緒に大学行くって約束したじゃないか」と言えば「お前大学辞めてるじゃないか」とやり込められ、「お前が[[魔術師]]なんかになったら、父さんにどう顔向けすればいいんだ?」と鮮花に諭そうとすると「勘当状態の実家に顔出してくれるんですか」と返されて黙り込む。 |
+ | :自身は式に想いを寄せているが、自分に向けられる恋愛感情には鈍感で、眼中にない他人はおろか、当の式からの好意も感じ取れていない。 | ||
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: 町中で偶然出会い、未来視のことで相談を持ちかけられる。 | : 町中で偶然出会い、未来視のことで相談を持ちかけられる。 | ||
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: メル友で池袋のワンニャンランドでお茶をする程の仲。 | : メル友で池袋のワンニャンランドでお茶をする程の仲。 | ||
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* 時々「(フランスの)詩人のような名前」と言われるが、フランスの著名な詩人、ジャン・コクトーのことと思われる。 | * 時々「(フランスの)詩人のような名前」と言われるが、フランスの著名な詩人、ジャン・コクトーのことと思われる。 | ||
− | * | + | * 娘が両儀姓であることから式を戸籍筆頭者にしたと推定される(勘違いされやすいが、婿養子は「婚姻と同時に妻の親と養子縁組を行った夫」を指すので、幹也の場合はおそらく該当しない)。<br>未那の年齢(2010年で10歳ほど)と作中の時系列(「殺人考察(後)」が1999年3月)から、本編ラストから式が妊娠するまでの期間は長くても1年以内でなければならないわけだが、できちゃった婚なのだろうか?<br>……ちなみに未那が10歳だとすると上記のようになるが、「10歳'''ほど'''」なので'''未那の年齢は2010年で10歳で確定ではない'''。つまり式の妊娠時期はもっと後かもしれないし、もっと早い(簡単に言えば'''本編中''')かもしれない。 |
− | * 容姿は[[遠野志貴]]に酷似(作品の時期から「志貴が幹也のリファイン」という説が濃厚)。<br> | + | * 容姿は[[遠野志貴]]に酷似(作品の時期から「志貴が幹也のリファイン」という説が濃厚)。<br>何の因果か、劇場版で幹也を演じた鈴村健一氏は、かつて『[[真月譚 月姫]]』で遠野志貴を演じている。因みに本人はそのことをすっかり忘れていたとか。 |
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== 話題まとめ == | == 話題まとめ == | ||
+ | ;「普通」? | ||
+ | :作中では「普通の人」とされているが、読者からは全然普通じゃないと突っ込まれがち。そもそもヤクザの跡継ぎと恋愛結婚している時点で……。 | ||
+ | :従兄に警官が居て、捜査情報をある程度聞いていたり、違法薬物の売人と知り合いの上、違法薬物を試したこともあったり、大概に逸般人である。戦闘能力だけは確かに一般人なのだが。 | ||
; アンソロジーコミックでの扱い | ; アンソロジーコミックでの扱い | ||
: 本編で確認できる賃金未払いは「痛覚残留」における1ヵ月分だけであるが、アンソロジー等では頻繁に数か月分平気で踏み倒されていると描写されている。このため、常に金欠状態。「仕事」と言うよりもボランティアに近い気がしないでもない。 | : 本編で確認できる賃金未払いは「痛覚残留」における1ヵ月分だけであるが、アンソロジー等では頻繁に数か月分平気で踏み倒されていると描写されている。このため、常に金欠状態。「仕事」と言うよりもボランティアに近い気がしないでもない。 |
2021年12月5日 (日) 00:49時点における版
黒桐幹也 | |
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読み | こくとう みきや |
性別 | 男性 |
誕生日 | 12月20日(劇場版では4月19日) |
声優 |
鈴村健一(劇場版) 喜多村英梨(劇場版・幼少期) 伊藤健太郎(ドラマCD版) |
初登場作品 | 空の境界 |
概要
両儀式の高校時代のクラスメイト。その関係は彼女の入院後も続いている。
黒髪、黒い瞳、可愛らしい顔立ちの青年。黒縁の眼鏡を掛けている。絵では碧眼で描かれることもある。
- 略歴
- 式の高校時代のクラスメイト。式が事故で意識不明になっている2年間は、毎週欠かさず彼女の病室に見舞いに通っていた。
- 大学進学後、偶然目にした蒼崎橙子作の人形をいたく気に入り、結界で隠されているはずの「伽藍の堂」を見つけるという離れ技をやってのけ、押しかけ同然に社員となる。大学は中退。
- 実は作中の大半の事件において部外者の立ち位置にいる。彼が渦中に踏み込むのは、白純里緒の事件だけである。その事件において、片目の視力を失う。
- 人物
- 「普通」「一般」を形にしたような人とされる。温和で面倒見がよく、大抵の人に好かれる好人物。「普通」故に際立った特徴には乏しい。式曰く「唯一のおしゃれ」として、服を黒一色でまとめている。
- 自分の事を棚上げしつつ、人を説教する事があるが、相手が式と妹の黒桐鮮花なので、強烈な反撃を喰らって黙らされている。例として、式に「学校サボらずに行くように。一緒に大学行くって約束したじゃないか」と言えば「お前大学辞めてるじゃないか」とやり込められ、「お前が魔術師なんかになったら、父さんにどう顔向けすればいいんだ?」と鮮花に諭そうとすると「勘当状態の実家に顔出してくれるんですか」と返されて黙り込む。
- 自身は式に想いを寄せているが、自分に向けられる恋愛感情には鈍感で、眼中にない他人はおろか、当の式からの好意も感じ取れていない。
- 自炊は余りしないらしく、自宅に乾燥パスタとオリーブ缶しか無かったこともある。
- 能力
- 「ものを探す」ことに卓越した能力を発揮する。結界を張った蒼崎橙子の工房を見つける、一晩で30世帯の家族の経歴などを全て調べ上げる、など彼の能力が役に立った場面は多い。探偵向きと思われるが、橙子には「洞察力が足りない」とその能力の欠如を評されている。すなわち証拠品をそろえる能力は高いが、それらから類推したり論理飛躍する事で真実を導き出す能力に欠ける――つまり「鈍感」である。
- そのため、例えば2年前に鮮花が初めて式に会った際ショックを受けていた原因を「その時の式は織だったため、男っぽい態度に違和感を覚えたから」と、かなりズレた思い込みをしている(無論本当の原因は「兄を落とすため万全の体勢を整えて会いに行ったら、その兄が恋人を家に連れ込んでいた」ためである)。
- 特別ななにかになれなくて「普通」になったのではなく、最初から「普通」であろうとする人物。普通にみえて、実は登場人物の中で一番の異常者。そのために「特別になるしか選択肢が無かった」人物から惹かれることが多く、式からは拠り所とされ、鮮花からは道ならぬ想いを寄せられ、橙子も側に置き、臙条巴からは「俺とかあいつ(式)みたいな奴にはさ、お前みたいなのがあっているんだよ」と言われ、巫条霧絵、浅上藤乃、白純里緒らもそれぞれ彼に対して特別な感情を抱いている。
登場作品と役柄
空の境界
- 空の境界
- 式と並ぶ第2の主人公。
Fateシリーズ
- ロード・エルメロイⅡ世の冒険
- 1巻で登場が示唆されていたが、2巻で「両儀幹也」名義で登場。
- 両儀家では会計士を務めているとのこと。
Fate関連作品
- Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~
- 第12話で式に連れられて昏睡した状態で来店。
その他
- ちびちゅき!
- 相変わらず式と仲が良く、そのせいか危うく里緒に女装させられそうになる。
人間関係
- 両儀式
- 高校時代の同級生。後の妻。
- その名前により式から「コクトー」と呼ばれることがたまにある。
- 蒼崎橙子
- 職場の上司。
- 黒桐鮮花
- 妹。
- 秋巳大輔
- 従兄。刑事であり、色々な話を聞かされる。
- 白純里緒
- 高校時代の先輩。
- 学人
- 高校時代の同級生。大学中退以降も、交流が続いている。
- 瀬尾静音
- 町中で偶然出会い、未来視のことで相談を持ちかけられる。
- 両儀未那
- 娘。彼女の名前は幹也が付けた。[出 1]
- ネコアルク
- メル友で池袋のワンニャンランドでお茶をする程の仲。
- ただし『ALL AROUND TYPE-MOON』自体がスピンオフストーリーなので、正確なところは不明。
名台詞
- 「君、少し黙れ」
- 「痛覚残留」にて、浅上藤乃にしでかした行為について喋り続ける湊啓太に対して静かな一言。
- 彼には珍しい、明確な怒気が籠った言葉である。
- 「式。君を――― 一生、
許 さない」 - 「殺人考察(後)」にて。劇場版における同作のキャッチフレーズでもある。
メモ
- 時々「(フランスの)詩人のような名前」と言われるが、フランスの著名な詩人、ジャン・コクトーのことと思われる。
- 娘が両儀姓であることから式を戸籍筆頭者にしたと推定される(勘違いされやすいが、婿養子は「婚姻と同時に妻の親と養子縁組を行った夫」を指すので、幹也の場合はおそらく該当しない)。
未那の年齢(2010年で10歳ほど)と作中の時系列(「殺人考察(後)」が1999年3月)から、本編ラストから式が妊娠するまでの期間は長くても1年以内でなければならないわけだが、できちゃった婚なのだろうか?
……ちなみに未那が10歳だとすると上記のようになるが、「10歳ほど」なので未那の年齢は2010年で10歳で確定ではない。つまり式の妊娠時期はもっと後かもしれないし、もっと早い(簡単に言えば本編中)かもしれない。 - 容姿は遠野志貴に酷似(作品の時期から「志貴が幹也のリファイン」という説が濃厚)。
何の因果か、劇場版で幹也を演じた鈴村健一氏は、かつて『真月譚 月姫』で遠野志貴を演じている。因みに本人はそのことをすっかり忘れていたとか。
話題まとめ
- 「普通」?
- 作中では「普通の人」とされているが、読者からは全然普通じゃないと突っ込まれがち。そもそもヤクザの跡継ぎと恋愛結婚している時点で……。
- 従兄に警官が居て、捜査情報をある程度聞いていたり、違法薬物の売人と知り合いの上、違法薬物を試したこともあったり、大概に逸般人である。戦闘能力だけは確かに一般人なのだが。
- アンソロジーコミックでの扱い
- 本編で確認できる賃金未払いは「痛覚残留」における1ヵ月分だけであるが、アンソロジー等では頻繁に数か月分平気で踏み倒されていると描写されている。このため、常に金欠状態。「仕事」と言うよりもボランティアに近い気がしないでもない。
- その所為か、女性陣に食事を作ってもらったり奢ってもらったりもしばしばある。
- 中の人
- 劇場版でCVを担当した鈴村健一氏は2011年8月8日に両儀式役を担当した坂本真綾氏と結婚している。この話題は、『ひびちからじお!』 29杯目でも取り上げられている。
- 余談ではあるが、この二人は『Final Fantasy Ⅶ Crisis Core』や『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、そして『Fate/Grand Order』でも恋人またはそれに近い関係のキャラクターを演じており、結婚当時はファンの間でずいぶん話題になった。
脚注
注釈
出典
- ↑ 『TYPE-MOON Fes. オフィシャル パンフレット』