「間桐家」の版間の差分
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概要[編集 | ソースを編集]
「聖杯戦争」における御三家の一つ。
「
臓硯が相談役として一族を完全掌握しており、家系図のあちこちに彼の名前が登場するカオスなことになっている。女性魔術師は欲しておらず、跡継ぎを生ませた後は蟲の餌にする。[出 6]
臓硯の代を境に魔術回路の数が減って来ており、慎二に至っては名残があるだけとなった。臓硯は土地が合わなかったことを理由にしていたが、実のところ彼の代で既に限界を迎えており、外的要因による没落ではない。[出 7]この没落の為に、遠坂凛は数代前から魔術刻印も受け継がれていないと見ている。[出 8]
魔術属性は「水」[出 9]、魔術特性は「吸収」[出 10]。成果が必ず自分の体に返る為、呪詛には適さない。[出 11]お金のかからない魔術特性でもある。[出 12]間桐の魔術は、他と違って「他人から奪う」以外に用途が無く、他人の痛みだけを糧にし、他人の喜びを還元する教えがない。[出 13]使い魔に関して優れた技法を持ち[出 14]、魔術世界でも珍しいことに蟲を使役している[出 15]。聖杯戦争ではサーヴァントというシステムおよび第二次以降の令呪を担当している。
最初は現在の冬木教会がある丘に居を構えたが、一族の属性と土地が合わなかった為に深山町に移転した。[出 16]地上部分は若干陰気な印象がある洋館だが、魔術師の工房の中枢は地下にあり、地下部分は蟲蔵になっている。この他、全国に散らばって霊地を所有している。[出 17]
人物[編集 | ソースを編集]
- 間桐臓硯
- 間桐家の初代頭首[出 18]にして、慎二、桜から見て6代前の魔術師[出 11]。以降代々隠然たる影響を与える黒幕。
- 間桐慎二の祖母
- 庭に桜を植樹したことがあるとのみ語られる。
- 間桐鶴野
- 第四次聖杯戦争時点での頭首。辛うじて魔術回路はあるが能力は低く、完全に臓硯の傀儡状態。
- 間桐慎二の母
- 三流魔術師の娘。保菌者だが、大した特性ではなかった。[出 4]現在は蟲蔵のどこかに残骸が残されている。[出 6]
- 間桐雁夜
- 鶴野の弟。兄よりは適性があったが間桐家に嫌気がさして出奔した。
- 後に桜を助ける為に第四次聖杯戦争に参戦する事になった。
- 間桐慎二
- 第五次聖杯戦争時点での(表向きの)次期頭首。
- 魔術回路がまったく発現しなかったため、桜を養子に取る事になった。
- 間桐慎二 (美遊世界)
- 『プリズマ☆イリヤ ドライ!!』における慎二。原作と異なり5歳年上となっている。
- 間桐桜
- 遠坂家から貰った養子で、慎二の義妹。
- 当初、臓硯からは跡継ぎを産む母体としてのみ期待されていたが、後に聖杯の実験作としても育てられることになった。
- 魔術属性を強引に「水」に変えられているが、実際に行使するのは「虚数」属性のみである為、どの程度効果があったかは不明。「吸収」特性は得ている。
- 間桐シンジ
- 『Fate/EXTRA』における間桐家の人間。慎二と違ってデザインベイビーであり、魔術師としての才能がある。
- 間桐少佐
- 『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』の世界における、第二次世界大戦終戦直前期の間桐家の人間。
- まだ魔術回路が枯れきってしまう前であるためか、そこそこ程度には魔術の行使が可能。
関連組織[編集 | ソースを編集]
- 遠坂家
- 「聖杯戦争」における御三家の一つ。冬木の土地を分け与えられ、聖杯獲得の為に不可侵協定を結んでいる。[出 19]
- 当初の設定では、彼らに大聖杯建造に誘われていた。三竦みであれば対立し辛くなると考えてのことだった。[出 14]
- アインツベルン
- 「聖杯戦争」における御三家の一つ。
- 現行の設定では、彼らの元にマキリ・ゾォルケンが訪れたことが大聖杯建造に繋がっている。[出 20]
- 魔術協会
- サーヴァント召喚の術式の出元だが、協会では実現していなかった。[出 21]地下書庫にはマキリ・ゾォルケンの手になるサーヴァント関係の文献が収められている。
- 聖堂教会
- 組織として直接の関係はない。マキリ・ゾォルケンは彼らを避けて死徒になる道を選ばなかった。[出 21]
- 繰丘家
- 『Fate/strange Fake』で間桐家の魔術である「蟲を操る術」を盗まれ、「細菌を介する魔術」に改良された。
- ユグドミレニア
- 第三次聖杯戦争で戦った相手。
- 『Fate/Apocrypha』の世界では彼らに大聖杯を丸ごと奪われ、臓硯がほぼ廃人になった為に間桐家は一般人の一族になっている。[出 22]
- エインズワース家
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』における並行世界での聖杯戦争の協力者。
- 第四次聖杯戦争の失敗で壊滅し、研究成果などを丸ごと奪い取られることになった。
言及作品[編集 | ソースを編集]
- Fate/stay night
- Fate/hollow ataraxia
- Fate/Zero
- Fate/Apocrypha
- Fate/strange Fake
- Fate/Grand Order
- Fate/EXTRA
- Fate/EXTRA CCC
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
メモ[編集 | ソースを編集]
- 『Fate/Grand Order』の第四特異点では19世紀末の時点のマキリ・ゾォルケンが登場しているが、彼が魔神柱バルバトスに変異してしまったことと、「マキリ」が「間桐」になった途端に魔術師一族として零落し始めたという事実を考えると、間桐家(マキリ)そのものが魔術王に呪われていたという恐ろしい事実が想像できてしまう。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 「ゾォルゲン」と濁音になっているが、誤字かは不明。
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ 『Fate/stay night』Heaven's Feelルート四日目『マキリの末〜VSライダー』
- ↑ 「聖杯戦争の成り立ち」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.6
- ↑ 「第2回『Fate/stay night』キャラクター人気投票-間桐臓硯 「元旦に筆を持つ」」
- ↑ 4.0 4.1 「奈須きのこ一問一答-キャラクター関係の質問」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.135
- ↑ 『Fate/strange Fake』第3巻 p.270
- ↑ 6.0 6.1 『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート九日目『ナピシュチムの末』
- ↑ 『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十六日目『悲願の果て』
- ↑ 『Fate/stay night』Fateルート七日目『遠坂先生の魔術講座。魔術刻印とは。』
- ↑ 『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十一日目『遠坂凛(III)』
- ↑ 『Fate/stay night』Heaven's Feelルート九日目『姉妹(I)』
- ↑ 11.0 11.1 『Fate/stay night』Heaven's Feelルート七日目『衝撃のマーボー』
- ↑ 「無限の解析」『コンプティーク』2004年11月号
- ↑ 『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十一日目『遠い夕暮れ(I)』
- ↑ 14.0 14.1 『Fate/stay night』Fateルート十三日目『Youre My Only Star』
- ↑ 『Fate/Grand Order』概念礼装「刻印虫」
- ↑ 『Fate/Zero』Act 15 -17:21:41
- ↑ 「奈須きのこ&武内崇キャラクター別対談 - 間桐臓硯&真アサシン」『Fate/complete material II Character material.』p.93
- ↑ 「間桐臓硯」『Fate/complete material II Character material.』p.90
- ↑ 『Fate/stay night』Heaven's Feelルート七日目『真実』
- ↑ 「#15 神話の対決 - 大聖杯」『Fate/stay night[UBW] Animation Elements』p.20
- ↑ 21.0 21.1 「きのことたかしの一問一答」『Fate/stay night [HF] II. lost butterfly Animation Material』
- ↑ 「Fate/Apocrypha用語辞典 - 御三家」『Fate/Apocrypha material』p.166