「スカンジナビア・ペペロンチーノ」の版間の差分
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:「スカンジナビア・ペペロンチーノ」は偽名で、本名は妙漣寺鴉郎(みょうれんじ あろう)。国籍不明とされていたが、修験道に通じる日本人である。 | :「スカンジナビア・ペペロンチーノ」は偽名で、本名は妙漣寺鴉郎(みょうれんじ あろう)。国籍不明とされていたが、修験道に通じる日本人である。 | ||
− | : | + | :彼の実家は修験道の外道とも言うべき「天狗道」(仏教の六道から外れた魔界)を目指す法術師の一派。天狗道に堕ちた際に魔王尊とのパスを繋いだ初代に倣おうと修行による超人化を目指すものの、一族に相伝される才能や素質は無いため市井から子供を攫っては修行を強いるという所業を繰り返していた。鴉郎自身は「始祖以来の天才」と評されるほどの才能はあったが、20歳の頃に山から学ぶものがなくなったとして下山を決め、故郷を去る前にけじめとして一族郎党の400人を皆殺しにしている。 |
+ | :妙漣寺の人々は苦楽を共にした同胞であり、外道としつつも家族同然としていたが「自分たちの時もそうだったから」と子供を苦痛に晒すよう相談していたのを聞いた際、この因果は断つべきと決めた様子。しかしながら下山後は自分の過去を罪と考える事を止め、御山の記憶を完全に忘却している。 | ||
:ダ・ヴィンチからは生まれる時代を間違えた男と評価された。 | :ダ・ヴィンチからは生まれる時代を間違えた男と評価された。 | ||
:出自もあってか仏教、延いてはインド神話に詳しく、『何度も滅びては繰り返す神話観』を好んでいた。 | :出自もあってか仏教、延いてはインド神話に詳しく、『何度も滅びては繰り返す神話観』を好んでいた。 | ||
:上記のようなムードメーカーではあるのだが、それは後述する能力に由来する面もあり、自分自身については表には出さないがとある理由で非常に大きな諦観を抱いている。 | :上記のようなムードメーカーではあるのだが、それは後述する能力に由来する面もあり、自分自身については表には出さないがとある理由で非常に大きな諦観を抱いている。 | ||
+ | :回想では自分を「体と心が一致していない」としており、父親として子供をもうけるのも無理としていた事から、性同一性障害であったことが仄めかされている。 | ||
;能力 | ;能力 | ||
:高いマスター適性を持つ。極限状況下でのサバイバル適性に優れ、マリスビリーからもそれを見込んでAチームにスカウトされる程。 | :高いマスター適性を持つ。極限状況下でのサバイバル適性に優れ、マリスビリーからもそれを見込んでAチームにスカウトされる程。 | ||
:修験道に由来する魔術を使いこなし、自身の身体強化による運動能力はサーヴァント相手にある程度防戦が成立するほどである。 | :修験道に由来する魔術を使いこなし、自身の身体強化による運動能力はサーヴァント相手にある程度防戦が成立するほどである。 | ||
− | : | + | :また、「六神通」と呼称される修験道の法力のうち、身体能力を高める「神足通」、他人の心を読む「他心通」、自分の運命を悟る「漏尽通」の3つを習得している。 |
+ | :これらのうちの特に最後によって「今生が最後の生まれ変わりである」と10歳の時に悟ってしまい、最後が生まれつき世間一般のフォーマットに反する自分であったために俗世の不完全さに憐みを覚えた事が、前述した諦観の原因になってしまっている。 | ||
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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:クリプターの一員として登場。 | :クリプターの一員として登場。 | ||
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:マシュによると、いつも本を読んでいる彼女も、ペペロンチーノの前では本を閉じていた。 | :マシュによると、いつも本を読んでいる彼女も、ペペロンチーノの前では本を閉じていた。 | ||
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:「謎の四角」についてアドバイスを求めるなど、信頼を寄せている。 | :「謎の四角」についてアドバイスを求めるなど、信頼を寄せている。 | ||
:また、インド異聞帯へやってきた彼に驚きながらも「思わぬ幸運」と称するほど喜びを見せた。 | :また、インド異聞帯へやってきた彼に驚きながらも「思わぬ幸運」と称するほど喜びを見せた。 | ||
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:何気にペペロンチーノの本名を知っている数少ない人物の一人。 | :何気にペペロンチーノの本名を知っている数少ない人物の一人。 | ||
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:大西洋異聞帯で彼がキリシュタリアを裏切ったため、打倒を誓うなど本気で怒りを募らせている。 | :大西洋異聞帯で彼がキリシュタリアを裏切ったため、打倒を誓うなど本気で怒りを募らせている。 | ||
+ | :ブリテン異聞帯では彼を大幅に弱体化させるが、自身もモース毒を負いボロボロの状態となってしまった。 | ||
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:オフェリア同様、「女子会」と称して頻繁にお茶に誘っていたらしい。 | :オフェリア同様、「女子会」と称して頻繁にお茶に誘っていたらしい。 | ||
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:インド異聞帯を荒らしまわり、悪辣に弄んだ張本人。 | :インド異聞帯を荒らしまわり、悪辣に弄んだ張本人。 | ||
:大西洋異聞帯でも他者を嘲笑い続けていたところに接触し、生活続命の術を打ち破って一泡吹かせることに成功した。 | :大西洋異聞帯でも他者を嘲笑い続けていたところに接触し、生活続命の術を打ち破って一泡吹かせることに成功した。 | ||
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+ | :最終話にて共演。パーティーでは「女性同士」として意気投合していた。 | ||
+ | :「キリシュタリアとペペロンチーノの人理修復」では大変だったためカルデアでうまくやれるか心配していたが、敵対しなければ楽しい子とのこと。 | ||
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**そして第二部第一章が公開された結果、大方の予想どおりオネエ系であることが明らかになった。さらには事前情報通りのムードメーカーで周囲への気配りもできる上に「本気を出すと怖い」という事実も明かされた為、相当の強敵であると予想されるようになった。 | **そして第二部第一章が公開された結果、大方の予想どおりオネエ系であることが明らかになった。さらには事前情報通りのムードメーカーで周囲への気配りもできる上に「本気を出すと怖い」という事実も明かされた為、相当の強敵であると予想されるようになった。 | ||
**「インドと関わりがある」「オネエキャラ」という点から、『正体は[[カリー・ド・マルシェ]]なのでは?』という冗談めいた憶測も出ているが、「ペペロンチーノ」というネーミングの意図に『[[真月譚 月姫]]』において公式設定を飛び越えて[[シエル]]がパスタを食するシーンが登場、批判の的になった件のアイロニーが含まれているのでは、という見方もあり、あながち荒唐無稽とも言い切れない。 | **「インドと関わりがある」「オネエキャラ」という点から、『正体は[[カリー・ド・マルシェ]]なのでは?』という冗談めいた憶測も出ているが、「ペペロンチーノ」というネーミングの意図に『[[真月譚 月姫]]』において公式設定を飛び越えて[[シエル]]がパスタを食するシーンが登場、批判の的になった件のアイロニーが含まれているのでは、という見方もあり、あながち荒唐無稽とも言い切れない。 | ||
+ | **第二部第六章における独白や『フロムロストベルト』における描写から実際には'''トランスジェンダー'''であった可能性が示唆されている。精神的には女性であったとすると、マシュやオフェリアを誘った「女子会」はそのまんまの意味だったと思われる。 | ||
+ | *ブリテン異聞帯にて死亡する際、主人公たちに忠告を残しているが、それが「本当の敵は“終わらせよう”としている誰か」という内容だった事から、実は[[オベロン|黒幕]]の正体を見破っていた可能性がある。 | ||
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2024年7月18日 (木) 08:44時点における最新版
スカンジナビア・ペペロンチーノ | |
---|---|
外国語表記 | Scandinavia Peperoncino [出 1] |
本名 |
|
別名 | ペペロン伯爵 |
性別 | 男性 |
身長 | 188cm |
体重 | 75kg |
特技 | 恋占い、修験道、汚れ仕事 |
好きな物 | プラス思考、仲直り、運命の王子様 |
苦手な物 | マイナス思考、カラス、ダイエット |
一人称 | 私 |
二人称 | アナタ |
声優 | 河西健吾 |
デザイン | pako[1] |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
『Fate/Grand Order』に登場する魔術師。Aチーム、後のクリプターの一人。
- 略歴
- マリスビリーが旅先で知り合い、スカウトしたフリーランスの魔術師。
- Aチームメンバーとしてカルデアから選抜され、アーチャーを召喚予定だったが、レフの妨害工作により瀕死の重傷を負い、コフィンで凍結保存されてしまう。その後、他のメンバーと同様の過程を経て蘇生、クリプターとして汎人類史の前に立ちふさがる。
- 担当するインド異聞帯にてカルデア側と遭遇するも、彼自身はこの異聞帯の在り方を否定して『王』側と対立し、追われる身となっていた。自らのサーヴァントを奪われ孤軍奮闘していたペペロンチーノと利害が一致したカルデアは、協力して強大なる『王』へと挑むことになる。
- 『王』の打倒後は一転、空想樹を護るべくカルデア側と対決するが敗北。コヤンスカヤの転移で大西洋異聞帯へと撤退した。
- 大西洋異聞帯ではカドックと同様にカルデアやオリュンポスの女神と接触・対話するなど単独行動をとっていたが、どこまでも他人を嘲笑し続けるアルターエゴ・リンボに対して「好き放題に荒らされたインド異聞帯の仇」として、修験道の使い手である自身が特別に編み出した術式を発動させ、リンボの「疑似的な不滅」を打ち破ることに成功。また恩義があり、全幅の信頼を寄せていたキリシュタリアがベリルの裏切りによって志半ばで亡くなったことを知ると、ベリル打倒を固く誓った。
- その後、カルデアに2か月先駆けて妖精國ブリテンに進入し、ファッションデザイナー「ペペロン伯爵」として活動。ノリッジに拠点を置き現地の人間・妖精や円卓軍との協力関係を築く。再会したカルデアとも目的の一致から全面協力。ブリテン異聞帯の状態により、妖精の移民の可能性があることを伝える。主人公とアルトリアがバーヴァン・シーによってニュー・ダーリントンに拉致された際は、ベリルとの決着を決意しマシュと共に救出に赴く。ベリルの策を読んで逆に利用することで撃退に貢献するが致命傷を負い、崩壊する寺院と運命を共にした。
- 人物
- イタリア系の風貌のフリーランス魔術師。仲間たちやマシュからは「ペペ」という愛称で呼ばれている。
- いわゆるオネェ系の女性口調で喋る。Aチームでは最年長であるが、気さくでひょうきんな性格でいつもジョークを口にしては場の雰囲気を温かくしていた。聞き上手でもあった。
- 「スカンジナビア・ペペロンチーノ」は偽名で、本名は妙漣寺鴉郎(みょうれんじ あろう)。国籍不明とされていたが、修験道に通じる日本人である。
- 彼の実家は修験道の外道とも言うべき「天狗道」(仏教の六道から外れた魔界)を目指す法術師の一派。天狗道に堕ちた際に魔王尊とのパスを繋いだ初代に倣おうと修行による超人化を目指すものの、一族に相伝される才能や素質は無いため市井から子供を攫っては修行を強いるという所業を繰り返していた。鴉郎自身は「始祖以来の天才」と評されるほどの才能はあったが、20歳の頃に山から学ぶものがなくなったとして下山を決め、故郷を去る前にけじめとして一族郎党の400人を皆殺しにしている。
- 妙漣寺の人々は苦楽を共にした同胞であり、外道としつつも家族同然としていたが「自分たちの時もそうだったから」と子供を苦痛に晒すよう相談していたのを聞いた際、この因果は断つべきと決めた様子。しかしながら下山後は自分の過去を罪と考える事を止め、御山の記憶を完全に忘却している。
- ダ・ヴィンチからは生まれる時代を間違えた男と評価された。
- 出自もあってか仏教、延いてはインド神話に詳しく、『何度も滅びては繰り返す神話観』を好んでいた。
- 上記のようなムードメーカーではあるのだが、それは後述する能力に由来する面もあり、自分自身については表には出さないがとある理由で非常に大きな諦観を抱いている。
- 回想では自分を「体と心が一致していない」としており、父親として子供をもうけるのも無理としていた事から、性同一性障害であったことが仄めかされている。
- 能力
- 高いマスター適性を持つ。極限状況下でのサバイバル適性に優れ、マリスビリーからもそれを見込んでAチームにスカウトされる程。
- 修験道に由来する魔術を使いこなし、自身の身体強化による運動能力はサーヴァント相手にある程度防戦が成立するほどである。
- また、「六神通」と呼称される修験道の法力のうち、身体能力を高める「神足通」、他人の心を読む「他心通」、自分の運命を悟る「漏尽通」の3つを習得している。
- これらのうちの特に最後によって「今生が最後の生まれ変わりである」と10歳の時に悟ってしまい、最後が生まれつき世間一般のフォーマットに反する自分であったために俗世の不完全さに憐みを覚えた事が、前述した諦観の原因になってしまっている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 第二部からクリプターの一員として登場。
- 彼の管轄となっているインド異聞帯にて出会うことになるが……。
Fate関連作品[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order フロム ロストベルト
- クリプターの一員として登場。
- 第4話、第23話と2回メインを務めている。
その他[編集 | ソースを編集]
- TYPE-MOON エイプリルフール企画
- 2023年の企画『Fate/Grail League』及び2024年の企画『Fate/Dream Striker』に登場。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- 芥ヒナコ
- マシュによると、いつも本を読んでいる彼女も、ペペロンチーノの前では本を閉じていた。
- 初対面の時点で「人間ではない」と勘づいていたが、あえて追求するような事はしなかった。
- 彼女の消滅に関してカルデアに仇を覚える事も無かったが、これは彼女が「自分達を仲間と思っていなかった」ため。
- カドック・ゼムルプス
- 姉貴分?として人理焼却前から色々と世話を焼いていた模様。
- 特に彼の劣等感にも気づいていたようで、人理焼却前から色々とアドバイスしていた。
- デイビット・ゼム・ヴォイド
- 「謎の四角」についてアドバイスを求めるなど、信頼を寄せている。
- また、インド異聞帯へやってきた彼に驚きながらも「思わぬ幸運」と称するほど喜びを見せた。
- ブリテン異聞帯で死亡する際には、その事を「自分が一番キレイな時に会いに来てくれた」と解釈している。
- 何気にペペロンチーノの本名を知っている数少ない人物の一人。
- キリシュタリア・ヴォーダイム
- クリプターのリーダーとしての実力を認める一方で、「その席に座ってから笑わなくなった」と彼の心境の変化に気付いている。
- 彼に対しては全幅の信頼を寄せており、シミュレーション世界で対話した際には自らの本名を伝えている。
- オフェリア・ファムルソローネ
- カルデア所属時から「女子会」と称して共にお茶をしたり、冗談を言ってからかうなど友好的な関係。
- 世界白紙化以降は、彼女が「別の理由でクリプターとして生きようと誓っていた」と勘付いていた。
- ベリル・ガット
- 彼をして「真剣にさせたらヤバイ」と言わしめ、「コイツの地が出るくらいのピンチなんざそれこそ世界が終わりそうな状況」と評された。
- 大西洋異聞帯で彼がキリシュタリアを裏切ったため、打倒を誓うなど本気で怒りを募らせている。
- ブリテン異聞帯では彼を大幅に弱体化させるが、自身もモース毒を負いボロボロの状態となってしまった。
- マシュ・キリエライト
- オフェリア同様、「女子会」と称して頻繁にお茶に誘っていたらしい。
- アシュヴァッターマン
- インド異聞帯での彼のサーヴァント。
- 先に上げた自身の「諦め」について自分の代わりに怒りを抱いてくれる、という意味では得難い存在である。
- 相性は良好で、アルジュナに契約を奪われたために敵対せざるを得なくなったが終盤は共闘、のちに復帰する。
- アルジュナ〔オルタ〕
- 自分が担当するインド異聞帯の王。
- あまりの規格外っぷりに完全に持て余しており、リンボの介入により彼にサーヴァントを奪われる事態になってしまった。
- その思想は相容れないものだったが、彼が今際の際に見せた「悔しい」という感情には内心で同情している。
- アルターエゴ・リンボ
- インド異聞帯を荒らしまわり、悪辣に弄んだ張本人。
- 大西洋異聞帯でも他者を嘲笑い続けていたところに接触し、生活続命の術を打ち破って一泡吹かせることに成功した。
Fate/Grand Order フロムロストベルト[編集 | ソースを編集]
- 女王メイヴ
- 最終話にて共演。パーティーでは「女性同士」として意気投合していた。
- 「キリシュタリアとペペロンチーノの人理修復」では大変だったためカルデアでうまくやれるか心配していたが、敵対しなければ楽しい子とのこと。
名台詞[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
戦闘[編集 | ソースを編集]
- 「令呪を以て命ずるわ。 運命に、怒って!」
- インド異聞帯にて、戦闘で最後の令呪を使用した際の台詞。
- 自身と契約したサーヴァント、あらゆる理不尽に対して怒りの炎を燃やし続ける憤怒の戦士に対し、心の底から叫ぶ。
本編 [編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
- 偽名であるペペロンチーノとは、言うまでもなくパスタを用いたイタリア料理の一種[注 1]。コフィンで凍結されたことも相まってか、「冷凍パスタ」という渾名を戴かれたそうな。
- ビジュアルが公開された時から、唇を模したような形状の令呪に、ピンク色のルージュとぴっちりと肌にフィットしたネット状の上着という凄まじいデザインで皆の注目を集めた。おまけに後に公開された全身絵ではハイヒールを履いていることが確認できる。……その為か、プレイヤーからは「オネエ系」ではないかと予想されていた。
- そして第二部第一章が公開された結果、大方の予想どおりオネエ系であることが明らかになった。さらには事前情報通りのムードメーカーで周囲への気配りもできる上に「本気を出すと怖い」という事実も明かされた為、相当の強敵であると予想されるようになった。
- 「インドと関わりがある」「オネエキャラ」という点から、『正体はカリー・ド・マルシェなのでは?』という冗談めいた憶測も出ているが、「ペペロンチーノ」というネーミングの意図に『真月譚 月姫』において公式設定を飛び越えてシエルがパスタを食するシーンが登場、批判の的になった件のアイロニーが含まれているのでは、という見方もあり、あながち荒唐無稽とも言い切れない。
- 第二部第六章における独白や『フロムロストベルト』における描写から実際にはトランスジェンダーであった可能性が示唆されている。精神的には女性であったとすると、マシュやオフェリアを誘った「女子会」はそのまんまの意味だったと思われる。
- ブリテン異聞帯にて死亡する際、主人公たちに忠告を残しているが、それが「本当の敵は“終わらせよう”としている誰か」という内容だった事から、実は黒幕の正体を見破っていた可能性がある。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 正確にはペペロンチーノ(peperoncino)はトウガラシという意味。「ニンニクとオイルとトウガラシのパスタ Pasta aglio, olio e peperoncino」という料理名の一部分だけが日本で広まっている。
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ 『Fate/Grand Order -MOONLIGHT/LOSTROOM-』