「メルトリリス (Grand Order)」の版間の差分
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2024年12月21日 (土) 23:17時点における最新版
アルターエゴ | |
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真名 | メルトリリス |
外国語表記 | Meltryllis |
性別 | 女性 |
誕生日 | 4月9日 |
血液型 | O型 |
身長 | 190cm[注 1] |
体重 | 33kg[注 2] |
好きな物 | フィギュア、人形鑑賞 |
苦手な物 | 人間 |
出典 | Fate/EXTRA CCC |
地域 | SE.RA.PH |
属性 | 秩序・善 |
副属性 | 地 |
一人称 | 私 |
二人称 | アナタ |
三人称 | 彼/彼女[注 3] |
声優 | 早見沙織 |
デザイン | ワダアルコ |
設定作成 | 奈須きのこ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
BBから作られた快楽のアルターエゴ。『Fate/Grand Order』におけるメルトリリス。
- 略歴
- 期間限定イベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』ではビーストⅢ/Rに変生したキアラによって『EXTRA CCC』のキアラの中から手駒としてサルベージされ、彼女を守護するセンチネルに据えられる。
- キアラに敵愾心を抱いたメルトはリップと共にキアラに反旗を翻すも敵わず、リップは囚われて操り人形と化し、メルト自身も廃棄処分にされ、教会に放置される。そのまま魔力切れで停止しかけたところで、同行するはずだったサーヴァントと引き離され一人でレイシフトした主人公と出会い、契約を交わす。
- その後主人公と共に、狂ったサーヴァント128体とのバトルロワイヤルという絶望的な状況に挑み[注 4][出 1]、その中でリップをなんとか救出するも時間切れになり、キアラは自身の野望の達成に王手をかけてしまう。
- それでも最終決戦の場に辿り着くも戦力が圧倒的に足りずキアラに敗北し、更にメルトリリスとパッションリップがセンチネルのまま(つまりはキアラの支配下に置かれた状態のまま)だったため逃走にも失敗。主人公はメルトを庇いキアラに融かされ死亡してしまった。
- しかしメルトリリスはなお勝利をあきらめず、その場でリップの協力の下「位置情報=時間情報」でもある電脳空間の特性を活かし、光速で上昇することにより時間を超え、主人公と出会う前まで時間を遡るというとんでもない荒業を敢行。これによってメルトリリスの霊基を構成する霊子は崩壊し、霊基が摩耗するほど大きな負荷をかけてしまった[注 5]。
- 活動に大きく支障を来すダメージを負いつつも時間逆行に成功したメルトは、彼女の出現を察知してコンタクトしてきたBBに自分の辿ってきた「前回の戦い」のメモリーを開示し、作戦会議の後、今度こそ勝利するための計画を秘密裏に開始する。
- その後メルトは教会に赴き、まだ主人公と出会っていない状態のメルトと接触する。BB同様にメモリーの共有を行い、キアラ打倒の意志を固める二人。しかし自分が二人もいればキアラが異常に気がついてしまうため、どちらかが消滅するしかない。相談の末、廃棄処分されていたメルトが自身の消滅を承諾し、孤独な送別が行われた[注 6]。
- こうしてメルトリリスは主人公を今度こそ
未来 へと導くため、崩れていく体を隠し二周目の戦いに赴くのであった。
- 全てが終わった後はBBによる「処罰(メルト談)」として、核をキューブ化して人類の道具として利用――サーヴァントとして英霊の座から召喚されるようにされた。
- このメルトリリスは本来「ムーンセルがある平行世界」で生まれ、その世界の殺生院キアラに取り込まれていたもの。そのキアラの情報が取り込んでいるメルトリリスの情報ごとこちらの世界のキアラに上書きコピーされ、こちらの世界で情報をサルベージしてメルトリリスの形に戻された存在である。従ってこちらの世界においてメルトリリスとは「そもそも生まれていないもの」であり、英霊の座に本体が存在する正規の英霊と違い、消滅したら最初から何もなかったのと同じようにただ消えるのみである。それを、BBの裏技によってこの世界で引き続きサーヴァントとして召喚できるようにされた。
- 人物
- どのエゴよりも華奢で可憐な肉体と、触れるものを切り裂く鉄の脚を持つプリマドンナ。好戦的で無慈悲、かつ加虐趣味、そして容赦の無い加虐性に満ちた性格を持つ。
- 構造的な美しさを好み、醜いものを許さない潔癖症。自分が完璧な存在であり、自分だけですべてを成し得られると自負しているのでプライドが高い。
- 人間を見下し、物事を悲観し、何事もつまらない、という不機嫌ぶりを見せるが、それは「美しいものを見たい」という願いの裏返し。メルトリリスは『少女の願い』から生まれたアルターエゴなので、その根底にはパッションリップ同様、白馬の王子様願望がある。
- 冷酷だが、それは思慮深く理性的という事であり、無慈悲だが、それは物事を見定める公平さであり、加虐趣味は好きになった相手にひたすら干渉する、という面倒見の良さに連なる。
- 他人を取り込もうとしながらも、他人からの理解・共感を欲しがらないのは、メルトリリスには他人の気持ちが分からない事に起因しており、自己完結しているメルトリリスにとって対象の気持ちは考慮するに値せず、高圧的な態度で自分の愛情こそが正しいと断言している。
- 話し合うつもりはなく、触れあいたい欲望もなく、愛してほしいと告げる気もない。それは、既にその必要を感じないほど愛し、その程度の快楽では物足りず、そんな相互理解は必要ない事を示している。
- 常に上から目線の高圧的な態度の裏にあるのは、『恋に恋する少女』と示されるとおり、一点の迷いも曇りもない、純粋すぎる「恋心」である。
- そんな自分が怪物である事を理解している為人間と分かり合えるとは思っておらず、マスターに召喚された後も怪物として振る舞いただひたすらマスターと距離を置こうとするが、誰かと恋に落ちればそれとは関係なしにその対象にすべてを捧げて奉仕する。絆を深めたマスターに見せる反応はその証左と言えるだろう。
- 能力
- BBが作り出したアルターエゴの中でもトップクラスの総合性能を持ち、ドレイン機能においてはBBさえ上回る。
- 液体の性質を持ち、成長しきれば海そのものに成る可能性も秘めた完全流体であるため、トリスタンの音の矢を無効化していた。
- 「1周目」時点のメルトリリスは記憶と力を初期化されているためレベルは1で性格も素直だったが、途中『CCC』の頃の記憶と力を取り戻し、最終的には少なくとも40騎以上のサーヴァントを倒したらしい。
別クラス/バリエーション[編集 | ソースを編集]
謎のアルターエゴ・Λ[編集 | ソースを編集]
メルトリリスが水着に着替えてフィギュアスケーターになった姿。アルターエゴを名乗っているが実際はランサークラス。
詳細は「謎のアルターエゴ・Λ」を参照。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 アルターエゴ 主人公 (Grand Order) E C A+ A B EX 対魔力:B
騎乗:B
単独行動:A
女神の神核:B
ハイ・サーヴァント:Aクライム・バレエ:A→A+
加虐体質:A→A+
メルトウイルス:EX
霊基拡張:B「加虐体質」「クライム・バレエ」は強化クエストクリアでAからA+にランクアップ。
宝具[編集 | ソースを編集]
- 弁財天五弦琵琶(サラスヴァティー・メルトアウト)
- ランク:EX
種別:対人宝具
レンジ:20~500
最大捕捉:1人 - 水や風といった自然現象だけでなく、音楽や言葉など「流れるもの」を操るサラスヴァティーを源流とする弁財天の権能を元に、宝具としてカタチにしたもの。
- 本来は対人戦闘に使うものではないらしいが、広範囲の人間の心身・良識や道徳をとろけさせ、群体のように一体化させてしまう効果があり、そのようにスライム化したものを踏みにじって吸収するという、非戦闘員に特に有効と言う悪辣な宝具だったようだ。
- しかし今回は完全なSE.RA.PHではない地を舞台とするにあたって、本来の効果を絞り物理攻撃特化に調整されている。そしてその動作は湖面を滑るように敵対象に急接近、高速で旋回しながら何度も蹴りをあびせつつ渦巻く激流を生み出して巻き上げ敵ごと上昇、頂点で渾身のソバットを撃ち込んでトドメと、CCCとは対称的なものになっている。
- 『Grand Order』では「敵単体に超強力な攻撃[Lv]&強化状態を解除+自身のQuickカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のQuick宝具。
- 強化クエスト4をクリアでランクはそのままに強化され、宝具威力が上昇してカード性能アップと強化解除が攻撃前に発動するようになり、「自身のQuickカード性能をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵単体の強化状態を解除&超強力な攻撃[Lv]」という効果になる。
- その
愛楽 は流星 のように(ヴァージンレイザー・パラディオン) - ランク:EX
種別:対界宝具
レンジ:10~1000
最大捕捉:1個 - 女神アテナの槍を模した、パッションリップとメルトリリスの合体宝具。パッションリップという弓で、メルトリリスという槍を撃ち出す女神の槍。パラディオンの勝利の槍。城門を超えて都市の中央まで飛来・着弾し、都市を破壊する光の槍。
- パッションリップのトラッシュ&クラッシュの空間圧縮を射出装置(カタパルト)とし、流体変化により全身を宝具と成したメルトリリスを撃ち出す超遠距離狙撃宝具。
- パラディオンとはギリシャ神話において、城塞都市トロイを守護していた女神アテナの像のこと。この像があるかぎりトロイは不落とされたが、敵軍の策略によって像は奪われ、トロイは陥落したという。
- 『都市を守るもの』として強力無比だったパラディオンは、その実、失われれば都市は滅びるしかないという運命を提示するものだった。
- 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』では光の速度を超え、10,000メートルの彼方、2時間半前の座標へ時間移動するために使用した他、剥き出しになったSE.RA.PHキアラへのとどめの追撃にも使われた。だがこの超光速状態はA級サーヴァントですらまず消滅が避け得ない危険なものであり、メルトリリスもその霊基を損耗してしまう諸刃の剣であった。
- 同イベント内にてメルトリリスはこれを「対籠城宝具」と言及しているが、『Grand Order material Ⅴ』では「対界宝具」と記載されている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
- 同イベントストーリーにおいては
主役 を務めた。 - 上記イベントの復刻版である『復刻版:深海電脳楽土 SE.RA.PH -Second Ballet-』の開催に伴いモーションが一新された。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- BB
- 主。苦手ではないけど、好きでもないオリジナル。
- 『CCC』では内心では下克上を狙っており、彼女の目を盗んでのシステムの改竄や主人公達との接触などの暗躍を行っている。
自身の愛のカタチから、リップも含めて「自分も救われたいと思っている不純物」と思っている。 - 『Grand Order』でも性格的に受け入れ難く、リップと違い今でも嫌っているが、大切な人を助ける上での最大の協力者であるため、彼女を信頼し2人で暗躍することとなる。
- たまに信じられない醜態を晒すため、頭痛のタネとなっている。最終的には邪魔になるのは明白なので、機会と理由があれば後ろからグサッといきたいらしい。
- パッションリップ
- 自身と同じくBBの眷属。『CCC』では彼女の事を完全に見下していたかに見えたが、CCCルートでは「お馬鹿なリップ」と呼びながらも「自分達は何のために生まれたのだろうか」と彼女の事を思い出しており本心から嫌っている訳ではなかった。
- 『Grand Order』では月での経験を経てお互いに成長したため、仲の良い姉妹のような友達のようなやり取りを見せる程に互いを信頼し合うようになり、記憶の共有や合体宝具など、マスターとは違う形のパートナーとなっている。
- メルト曰く「以前と比べたらマシになった」「いちばん幼稚だったけど、その分、成長する余地も大きかった」とのこと。ただ、あの両手の巨大なカギ爪はさすがにフォローはできないらしい。
- キングプロテア
- 自身と同じくBBの眷属。2019年度の水着イベントおよびバレンタインのフィギュアスケートの公演において、彼女をスタッフとして使役している。
- サクラファイブはどうやってもいがみ合う関係、仲が良いわけではないとキングプロテアからも語られているが、流体との戦闘的相性の良さからメルトリリスを怖がっておらず、他人の評価に流されないメルトリリスを見て、自分もそんな風になりたいと彼女の口から語られている。
- メルトリリスの方も「プロテアに話し相手ができるのは良いこと」と主人公と話をすることを許容する等、パッションリップ同様に姉妹としての気遣いを見せている。
- カズラドロップ
- 自身と同じくBBの眷属。
- 同じ加虐傾向を持つためか相当な問題児と認識しており、マスターにもそう忠告してくる。
- なお、あちらからも同族嫌悪が強いためか他のサクラファイブよりも嫌われている。
- 主人公 (Grand Order)
- 『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントで共演した相手。
- SE.RA.PH内で鈴鹿御前に追い回されていた彼(彼女)の前に登場し、サーヴァント契約を結んで共闘関係となる。
- 実は本来の主人公本人は知らなかったが、上記のように時空を超えた命の恩人となっており、それを巡る物語がイベントストーリーに隠された核心の一つとなっている。
- 月の裏側の物語を経て、少しは考えを改めたが人間嫌いは相変わらずで力を貸すものの「この私が人間なんかに仕えるなんて!」と不満たらたら。
- だが絆を深めれば「……まあ、他の人間よりはマシよね」となり、最後には心を開く……かも?
- エミヤ〔オルタ〕
- 『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントで共演した相手。
- 紅いアーチャーと再会することを少し期待していたのに現れたのが彼だったため辛辣な言葉をかける。
- だが、物語最終盤でキアラにトドメを刺した時、逆襲を受けそうになった所を介入されて救われ、さらにサルベージ用のワイヤーを付けてもらう。このサルベージが間に合っていなかったらBBによる「処置」も不可能であり、メルトリリスの命の恩人の1人と言える。
- トリスタン
- 主人公を守る中、道中で出会う敵対者。
- アルターエゴを危険視している者の一人だったため反りは合わなかったが、最初の交戦時に霊基の消耗を見抜かれ、以後ずっと気遣われていた。
- メルトリリス的には円卓一とされるルックスや美声に対しては高評価であるものの、「ああいうタイプはイライラするだけ」と口にしている。彼女の口をついて出る言葉はあてにならないが。メルト曰く「黙っていれば見た目だけはいい男の典型」「中身もわりと恰好いいんだけど、なんで喋り出すとあんなに残念なのか」。
- メルトリリスのその後にとっての命の恩人その2。BBはトリスタンの行動の理由を「メルトリリスがイゾルデに似ていたから」と推測したが、事実は現段階では不明。それは最後の最後自身が消滅するのにも構わず彼女のために動く程であったが、BB曰く「お子様」なメルトリリスはその行動の真意に気づくことはできなかった。
- ガウェイン
- 巨乳好きであり、メルトリリスの胸を「論ずるに値しない」と笑顔で斬り捨てた人物。
- そのようなこともあり残念な王子様と認識しているが、アルターエゴである自分やリップを女性として接し、特にリップ救助に尽力したことから、リップの相手としては悪くないと好意的な感情を持っている。
- ただし、自分の方が行き遅れになる事は許せないらしい。
- エミヤ
- 別世界で対峙したサーヴァントの同一人物。
- 彼に関して「どうでもいい」と述べつつも、「恋と関係なしにシバきたい」「あの顔を見ているとなぜかとてもムカつく」と未だに引きずっている。
- アルテミス
- 自身を構成する女神のうちの一柱であるとともに、メルトリリスが「尊敬している」と公言する数少ない存在の一人。
- ……だったのだが、カルデアにて本人を見た時、あまりのスイーツ脳っぷりから、最初は疲れからくる目の錯覚で見なかったことにしようとした。あまつさえそんなスイーツ脳女神と同じものが自身に含まれていることから、将来的に自身も「ああなる」可能性に怯えている。
- 本来はもっと無機質で氷のように冷たくて、無駄のない流線型のボディをしていると感じていたらしく、あの姿はアバターではないかと疑っている。
- タマモキャット
- 自由奔放な性格上アルターエゴを特に警戒しておらず、リップを笑顔にしてくれる友人となったこともあり、2人のやり取りを微笑ましく思っている。
- しかし言動は理解し難いのか、キャットから「自分もアルターエゴ」という事実で同類扱いされたことに関しては強い拒絶反応を見せた。
- 鈴鹿御前
- 『Fate/EXTRA CCC』とのコラボイベントにおける強力な敵サーヴァント。
- 同じセンチネルであり、ある程度実力や境遇や思考等を理解し合っている。
- ビーストⅢ/R
- 同じ快楽から生まれたため同族嫌悪気味に嫌っている。パッションリップとの合体宝具により彼女にトドメを刺す。
- 殺生院キアラ
- 欲張りで悪辣で、そのくせ無垢な『女』の化身。メルト自身も自分の愛が独りよがりと自覚しているが、彼女には負けるとのこと。
- 「っていうか、同じカテゴリーに含まないでほしいんですけど!」
- アーノルド・ベックマン
- 強い敵愾心や警戒心を向けられていた他、見回りをしていた自分に生存者を攻撃させるように仕向けていた。
- 小物がリーダーを自称していることに呆れており、その性格故に天体室に連れていく事に反対している。
- 刑部姫
- 作り手としてではなく、コレクターとしてシンパシーを感じている。
- こっそりとネットの購入履歴を盗み見てみようかと考えている。
名台詞[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
戦闘[編集 | ソースを編集]
- 「邪魔者にはそろそろご退場願おうかしら?ふふふっ……あっはははははっ!
これなるは五弦琵琶、全ての洛を飲み込む柱。消えなさい、弁財天五弦琵琶 !」
「身も心も、生きていた痕跡さえも溶かしてあげる。
行くわよ……行くわよ行くわよ行くわよ行くわよ!一息で呑んであげる!弁財天五弦琵琶 ……!」 - 宝具解放。加虐的に、鮮やかに、敵を激流と共に溶かし尽くす。
マイルーム[編集 | ソースを編集]
- 「あまり近付かないで。貴方なんて、たった一回、まぐれで私を呼んだだけの仮のマスターよ。立場が上どころか、対等ですらないと知りなさい。」
「契約をしている以上、貴方の命令は聞いてあげる。でも思い上がらないで。こんなもの、いつだって切り裂いてしまえるんだから。」
「主従関係って……何を言っているの? 貴方と私は利害が一致しているだけ。それを忘れないことね。」 - マイルーム会話。上から「絆Lv1」「契約(会話2)」「主従関係(会話3)」。
- 性格に加え、自分が怪物であることを認識していることも相まってか、とにかくマスターに対してはドライ。
- 「貴方も懲りない人間ね。私が怖くないの? 刃物のヒールに棘の脚、触れるもの全てを溶かす毒。兵器としての制圧力以外、貴方が求めるもはないでしょう?」
- マイルーム会話「絆Lv3」。粘り強く触れ合おうとする主人公に対しても突き放そうとしている。無論、彼/彼女がその程度で退く人物ではない事を知る由もなく───。
- 「言っておくけど、貴方を好きにはならないから。……ちょっと、この世の終わりみたいな顔をしないで。仕方ないでしょう。私の恋の在り方は、相手を傷つけるだけなんだから。」
- マイルーム会話「絆Lv4」。上述しているように、彼女の恋の在り方は「愛を注がれるだけの恋人」であり、最初から恋人を人間扱いしない。
- 主人公に自分の在り方を打ち明けられるくらいに心を開き始め、だからこそ距離を保とうとしている。
- 押し付けるだけしかしなかったかつての彼女と比べ、明確に変わったと思わせる一幕。
- 「はぁー。もうわかったわよ。私の負け、あなたの勝ちよ。こんなに我慢強い奴、あのひと以外に初めて見たわ。ほら、座って、馬鹿なマスター。今は少しだけ、その膝に座らせて。」
- マイルーム会話「絆Lv5」。主人公の姿勢にとうとう折れ、白旗を掲げるメルトリリス。
- 彼女は目の前の人物を、夢に消えた出来事で邂逅したある人物に重ねていた。
- かつて想ったあの人にも似た我慢強さで自分と付き合ってくれる存在。それが自分と絆を深めた「馬鹿なマスター」なのだから。
- 「あの……マスター? 今、女神アルテミスがいた気がするんだけど……
いえ、気のせいよね。ちょっとガレージキット作りに没頭し過ぎて目が疲れていたのよ。
大体、アルテミスは私が尊敬する数少ない女神よ? それがあんなだらしのない肉付きで、しかもぬいぐるみに夢中だなんて。
……嘘よ。じゃあ私も、いつかあんなバカップルになるっていうの!?」 - マイルーム会話「オリオン」。自身を構成する女神の一柱として尊敬していた純潔の女神が、イメージをマイナス方向に振り切る桃色恋愛脳と知ったらこの反応も無理はない。彼女の未来やいかに。
- しかし以前、同じようなシチュエーションで同じような反応をした彼女と似た声の狩人がいた様な……。
イベント[編集 | ソースを編集]
- 「文字通り
、地の底から羽ばたいて戻ってきたわ 。もう一度、貴女たちと戦う為にね。」 - 『深海電脳楽土 SE.RA.PH』にて。
- SE.RA.PHに着いた途端いきなり鈴鹿御前にやられそうになった主人公を間一髪で救った彼女が放った宣言。
- この言葉の、そして、この章のタイトルである『スワンレイク・リターンズ』の意味が分かるのは最終盤でのことになる。
- 「──────なんだ。
こんなにも、簡単な事だったのね。」 - 同上。
- 主人公から握手を求められ、十分に困惑し、意を決してから応じた際のセリフ。
- 人間に忌み嫌われ、人間と距離を取り続けたアルターエゴにとって、握手は縁がないものであった。
- そしてこれが"主人公"との初めての握手であり、かつて"主人公"とできなかったことでもある。
- 「……アルブレヒト、アルブレヒト。素敵なアナタ。今度こそ、私の手を放さないで───」
- バレエ『ジゼル』における、ヒロインのジゼルと彼女が恋するアルブレヒト――その2人に自分と主人公を見立てた台詞。
- 初見では良く意味が解らない台詞だが、彼女の
マスター のことを知ってから改めて見ると非常に切ない。
- 「…………ああ。なんて──」
輝かしい記憶。
眩しくて視界がぼやけてしまうほど。
あの時は恐怖しかなかった。絶望しかなかった。
私の性能ではあの人を守りきれないと、
決定的な場面がいつ来てしまうかと、夜ごと泣いていた。
でも───あの人は笑っていたから。
弱かった私は全力で後を追った。
楽しすぎて泣いていた。
辛すぎて笑っていた。
何をしても、
どんな過酷な状況だろうと輝いていた。
アナタの為なら、
アナタとならどこまでも行ける気がした。
そう、何が相手でも戦えると、戦うと誓った。
あんなにも最悪の状況だったけれど、
あの人がいるかぎり、私には最高のものに見えたのだ。
「“たとえ、この両手 が砕け散っても。アナタの元に飛んで見せるわ。”」
……そんな言葉も、口にしたっけ。 - ただ一人墜落した廃棄場にて、両手はおろか両足まで壊れた中での独白。
- 大切な思い出を胸に眠りにつこうとするが――彼女の元へと降りてきたのは、二度とはないと思っていた奇跡だった。
- 「……私の体、部分部分、ちょっと硬いから。
間違えて膝を持ったりしないよう注意……してください。」 - 廃棄場から脱出する際、主人公に抱き上げられて。放っていけと言われて放っていくマスターであるはずもなく、観念して大人しくするのだが……。
昔 を思い出したのか動揺したのか、記憶を取り戻す前―――輝かしい記憶にある当時の敬語が出てしまっている。
- 「分かりました。お願いします、メルトリリス。辛い役目を押し付けて、ごめんなさいね?
でも……いい夢を垣間見ました。
お願いします。必ず、なんとしても、あの人を助けてあげて。」 - 正確にはこの項で語られている彼女ではなく、このシナリオにおける「本来の時間軸」のメルトリリスの発言。
- 己が身の崩壊をおしてまで地の底
から舞い戻ってきた自分自身。記憶を共有することでその想いを知り、彼女に全てを託して微笑みながら消え去っていく。
- 「……ええ。さようなら、見知らぬアルブレヒト。」
もうすぐ繋いだ手は離れてしまうけれど。
もうすぐ、この体は崩れ去ってしまうけれど。
「―――でも、繋いだ心だけは、離れないわ。」 - ヴァージンレイザー・パラディオンによる最期の飛翔の一刹那、主人公の顔を思い返しながらの台詞。
- 「“自分の
恋 は自分で守る”。
女の子なら当然でしょ、そんなコト。」 - 自らを犠牲にしてキアラへのトドメの一撃を放ちながら。
- 奇跡のような恋を巡る、前世から続く因縁との戦い。その決着は、彼女たちの勝利で幕を閉じた。
- 「愛して欲しくて戦ったのではありません。」
「私は恋をするために、湖から飛び立ったのです。」 - BB、そしてパッションリップに残した最期の言葉。
- サーヴァントとしてカルデアに呼ばれる可能性は残ったが、今の自分とは別人であり、セラフィックスを駆け抜けた記憶は残るまい。
- しかし自分を見つけたあの人とは違う時間を歩んだ彼/彼女にとって、自分はただのアルターエゴでいいと、メルトリリスは悲観することなく告げた。
- その最期は主人公に伝えられることなく、長い戦いを終えた白鳥は因果の最果てへと飛び立つのだった。
メモ[編集 | ソースを編集]
- BBを起源とするアルターエゴは元の名前が「サクラ」なためか全員花の名前が由来であるが、彼女の由来はおそらく「アマリリス」。
- 花言葉は「誇り」「おしゃべり」「輝くばかりの美しさ」であり、最後のものは彼女の絆礼装の名前の由来になっている。
- 『CCC』登場時と比べ、股間の金属パーツがビキニアーマー状に変更されている。また、霊基再臨を進めて行くと衣装が徐々に黒から白へと染まっていく。
- この衣装の変遷は、彼女の例えに良く使われるのが「白鳥」であることを鑑みると「みにくいアヒルの子」当たりが由来と思しい。真っ白に染まった最終再臨の衣装は、フリル等も相まってウェディングドレスのようにも見える。
- 黒かった衣装が再臨で真っ白に染まるのは相方も同様。
- 『EXTRA CCC』の物語を経て人間的に成長し、『Fate/Grand Order』とのコラボイベントでは実質的な主役と言ってもよい働きを見せてCCC本編ではいいように利用されるだけだった黒幕を打倒した様子から、一部のプレイヤーからは「劇場版ヒロイン」と呼ばれることも。
- アニメ『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』第25話においては、シルエットクイズの答えとして初登場。同話のオチである「自分で額を軽く叩くマルタ」のようなシルエットに見えて、実際は右手を挙げたメルトリリスだった(マルタとは声優繋がりでもある)。[出 2]
- ちなみに『藤丸立香はわからない』の作者である槌田氏が描いたメルトリリスは、コミカライズ「深海電脳楽土SE.RA.PH」5巻の『藤丸立香はわからない』の中入り広告で既に登場していた。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 脚部含む。
- ↑ 両脚除く。含むと53kg。
- ↑ マスターは基本的に名前で呼び捨て。真剣な時は「マスター」。馬鹿にする時は「○○なマスターさん?」
- ↑ 竹箒日記に曰く『メルトリリスの視点から見て「仮面ライダー軍団に挑むショッカー戦闘員(1人)」ぐらいの無理ゲー』。
- ↑ これがゲーム中では、イベントシナリオが進む度にステータスとスキルLVが低下していくという形で表れていた。なおBBによれば、メルトと同じことをした場合A級サーヴァントすら燃え尽きて消滅するらしい。
- ↑ 時空飛翔してきたメルトは廃棄処分されていたメルトに後を託そうと考えたが、それでは文字通り1から力を取り戻すのに時間が掛かり過ぎるため最終決戦には間に合わなかった。結果、徐々に崩壊する霊基による消耗を加味してもまだ戦力的には上である時空飛翔してきたメルトが主人公を手助けすることとなった。