「遠野志貴」の版間の差分
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**尚、この二人が戦った場合は直死の魔眼で投影宝具を片っ端から破壊するので志貴が優勢だという。但し、オーバーフローで自滅する可能性が高く、また士郎が魔力放出系の武器を使えば結果は覆る可能性が示唆されている。 | **尚、この二人が戦った場合は直死の魔眼で投影宝具を片っ端から破壊するので志貴が優勢だという。但し、オーバーフローで自滅する可能性が高く、また士郎が魔力放出系の武器を使えば結果は覆る可能性が示唆されている。 | ||
**共闘する場合を考えても「強力な武器を作れる」士郎と「平凡なナイフで必殺」の志貴はまるで噛み合ってない。 | **共闘する場合を考えても「強力な武器を作れる」士郎と「平凡なナイフで必殺」の志貴はまるで噛み合ってない。 | ||
+ | *私服について、よく後輩主人公の士郎が「ユニクロ」等揶揄される事が多いが、彼も原作ゲームにおいて首袖がオレンジの青いシャツに青いGジャン、そして青いGパンという原作の発表当時で考えても少し変な格好をしている。とはいえ学ランのイメージが強く私服姿は1シーン程度しかないので印象は薄いようである。 | ||
== 話題まとめ == | == 話題まとめ == |
2016年11月13日 (日) 18:39時点における版
遠野 志貴
- 読み:とおの しき
- 誕生日:10月15日 / 血液型:AB型
- 身長:169cm / 体重:57kg
- CV:野島健児(MELTY BLOOD) / 鈴村健一(真月譚 月姫)
- CV(幼少期):小林由美子(カーニバル・ファンタズム) / 根本圭子(真月譚 月姫)
幼少期に経験した二度の臨死体験から直死の魔眼を得た少年。非常に優れた殺人鬼の素養を持つ。
- 略歴
- 本名を「七夜志貴」といい、退魔の暗殺者「七夜一族」唯一の生き残り。
- 七夜襲撃事件の際、襲撃を指揮した遠野家当主・遠野槙久によって、長男「シキ」と名前の読みが同じという気まぐれで生かされ、養子となった。
- その後、槙久の実子四季と秋葉、並びに遠野家に引き取られていた琥珀と翡翠の双子姉妹と幼少時を過ごしていたが、義兄の四季が反転、ロアの転生もかさなり、彼の暴走によって再び瀕死の目に遭う。
- 病院で目覚めたとき、その目にはあらゆるものの死が視えていた。一時期自暴自棄になっていたが、偶然出会った蒼崎青子に魔眼殺しの眼鏡を貰う。その後は、遠野分家のひとつ有間に預けられていた。
- 預けられてから八年後に、遠野本家に呼び戻され、ある女性と出会ったことから吸血鬼たちとの戦いに身を投じる。
- 人物
- 性格は基本的には善人。しかし、これはあくまでも青子の教えによるもの。根底には世捨て人じみた考え方を持っている。
- また、病弱でいつ死んでもおかしくないという「死」を身近にした存在であるため、普通人にとって忌避される傾向があり、学校では孤立した存在。そういった性質を(意識しているにせよしていないにせよ)見抜いた上でつきあえる人間は数が少ない。
- 基本的に誰にでも中立で優しいため、志貴の纏う死の気配のことを受け入れることのできる人間の中では、多数の人間から好意を寄せられている。しかし、色恋沙汰に対して非常に鈍感で、各ヒロインから「野暮天」だの「朴念仁」だのと言われ続けている。
- 八方美人なようでいて、案外一途。琥珀さん曰く、「既成事実さえ作ってしまえば、自分から篭に入ってくれる」とのこと。
- 大切なもの一つにのめり込めば一直線である反面、他ヒロインのルートに入ると、ヒロインの前で余計なことを言ってはボコられるなんてことも多い。性別・好意の有無を問わず、平等に接する上に、根が優しいのが裏目に出てしまう。結果、八方美人の無自覚型女たらし。
- また、怒るとさらっと過激な発言するなど、荒っぽい面がある。ものに対する執着心が乏しく、ほぼ無趣味。唯一あるとすれば刃物の収集。
- 殺人衝動の根幹は七夜の血脈。それ故に、人外に対する攻撃性が強く、作中で「殺した」相手は全て「純正の人間ではない者」ばかりで、一般人は殺したことがない。
- 能力
- 運動神経は悪くなく、むしろいい方であるが、体力的に脆弱で貧血が絶えず、体育は苦手。幼い頃に受けた鍛錬の名残か、戦う時の体運びや短刀の扱いには目を見張るものがある。
- 直死の魔眼はもともと七夜の能力である「淨眼」が二度の臨死体験で変異したもの。死の線・点が視え続けるということは、脳や神経に非常に負担をかけるため、普段は「魔眼殺しの眼鏡」をかけて抑制している。ちなみに通常の視力は2.0以上で、レンズによる矯正はまったく必要ない。
- 月姫終了後の続編関連では、魔眼の力が眼鏡では押さえきれなくなっており、包帯を巻いて視覚そのものを封印している状態になっている。
- 「死」を見すぎるが故に「死」に近く、肉体は高い運動能力を持つものの、回復力に乏しい。直接の原因がそれだけとは限らないが、長くは生きられないことも作中で示唆されている。
- 魔術世界のことについては知識面も実践面もずぶの素人。ただし魔眼と精神が最高潮の状態では魔術式を「殺す」ことで対抗しうる。
殺人貴
未来における志貴の可能性の一つ。「殺人貴」の名は後に死徒たちから付けられた異名。殺人鬼と遠野志貴を合わせた造語である。
アルクェイドの護衛として、彼女とともにブリュンスタッド城に留まっているとのこと。二十七祖第六位・リィゾ=バール・シュトラウトは好敵手に当たる。この時期になると、魔眼の能力が高まり過ぎたため、魔眼殺しを以てしても、死の線が視えてしまうようになっている。このため、普段は両目に包帯を巻いて封印するようになった。
以上のように、本来は未来の志貴に二つ名として与えられる名称なのだが、ファンの間では先んじて、本編中のネロ・カオス戦などで描かれた、殺人衝動が強まって、志貴本来の意識が薄い状態の志貴をさす言葉として使われることもある。また公式でも、MBAAの七夜志貴ストーリーで白レンに敗北した場合、専用台詞として白レンが七夜を「殺人貴」と呼ぶ。
登場作品と役柄
- 月姫
- 主人公。アルクェイドの頼みから、吸血鬼や人外との混血たちの戦いに身を投じる。
- 歌月十夜
- 主人公。
- MELTY BLOOD
- 主人公(?)。シオンの依頼で、アルクェイドとの取りなしやタタリ討伐に協力することになる。
- Talk.
- アルクェイドのために腑海林アインナッシュに潜入し、実を探す。
- the dark six(仮名)/ Prelude I
- 湖の死徒と呼ばれるルヴァレの討伐に赴き、バルトメロイと復讐騎にかちあう。
- アーネンエルベの一日
- 七夜に乗っ取られてあまり出番がない。
- ちびちゅき!
- 生徒の一人。相変わらず朴念仁。
人間関係
- アルクェイド・ブリュンスタッド
- 本編冒頭で衝動的に殺してしまった女性。
- シエル
- 学校の先輩で、吸血鬼討伐の協力者。
- 遠野秋葉
- 義妹。
- 翡翠
- 身の回りの世話をするメイド。
- 琥珀
- 義妹付きの家政婦。
- 弓塚さつき
- クラスメイト。すぐ側で殺されたことに遺憾がある。もっとも、彼女が死徒となって生きていること、彼女に恋心を寄せられていたことには気付いていない様子。
- シオン・エルトナム・アトラシア
- タタリ事件の協力者。
- 有間都古
- 8年間暮らした家の娘。もうひとりの妹。慕われているのだが、彼女の行動から嫌われていると思っている。
- 蒼崎青子
- 精神的な師。「人として大切なこと」と魔眼殺しを授けてくれた恩人。
- レン
- 使い魔。歌月十夜の終幕で契約を結ぶ。
- 七夜志貴
- 本名であり、同一人物であり、志貴本人が内包する存在。
- 七夜黄理
- 実父。
- 軋間紅摩
- 実父殺害の実行者。志貴にとっては死の象徴である。
- 遠野槙久
- 養父。
- 乾有彦
- 友人。小学校からの悪友。
- 時南宗玄
- 主治医。
- 時南朱鷺恵
- 宗玄の娘。初めての人……らしい。
名台詞
月姫
- 「───教えてやる。これが、モノを殺すっていうことだ」
- 志貴を象徴する台詞。
- 死が視える。それ故に世界がどれほど脆く、不確かで危ういものかを知っている志貴。紛い物で有頂天になった相手とは一線を画していた。
- 「────ありがとう。先生に会えて、良かった」
- かつて別れを惜しむばかりで言うことのできなかった、恩師への感謝の言葉。
MELTY BLOOD
- 「例外はない。
限界 を知れ吸血鬼。
カタチがある以上、消え去るのが最低限の決まり事だ」 - PS2版MBAAで追加された対吸血鬼用の勝利台詞。
- ただしロアなどの専用台詞があるキャラクターでは表示されない。
- 「というかだな。おまえが行くと絶対にややこしくなって、被害も派手になるだろ?
なんで、大人しく帰ってくれ。アルクェイドなりに事態を納めようとしてくれたのは分かってるけど、後は俺たちで解決するから」 - MBAAアルクェイドルート。とりあえず怪しい奴を殴るというアレなテンションで暴れ回るアルクェイドに対して。
- 言っていることはまっとうなのだが……最後に余計なことを言ったせいで、地雷を直撃で踏み抜くハメに。
メモ
- 劇場版の幹也とアニメ版の志貴は声まで同じである(共に鈴村健一氏が担当)。
- 志貴が「死」の気配を纏うのは、四季によってその生命力を奪われ、秋葉の能力によって生命力を補完されている、不完全な状態の「生」であるため。
- 愛用する短刀「七ツ夜」は七夜に伝わる宝刀。「宝刀」とは言うが、値打ち物ではない。年代物だが暗殺用らしく飛び出しナイフ。そんな構造でありながら、死徒の攻撃を受け止めるほどに頑丈。
- なお、現実世界で「七ツ夜」を持ち歩いた場合、普通に銃刀法違反。
- 瞳の色は、普段は灰色で描かれるが、直死をフルに発揮すると蒼と描写される。
- 並みの魔術師では契約する事は出来ないというレンと契約可能なので魔力量は中々のモノではないかと推察されている。
- 素質は不明ではあるが、魔術を習えばネロ戦で負傷した際に治癒に使った生命因子をネロのように動物の形で使役出来るかもしれないとアルクェイドは語っている。
- 月姫での実力評価は「ハートの3」(強いわけじゃないけどジョーカーキラー)。
- MELTY BLOODではいろいろ補正込みで「スペードのJ」とのこと。飛び道具を持たないが、それを補って余りある性能を有す。
- シエル曰わく死の気配には敏感。その為に敵意持った攻撃や不意打ちに彼は反応しやすいとされる。尤も彼の身体能力を遥かに上回る速度で攻撃すれば無意味のようでシエルの攻撃に対処しきれずにねじ伏せられている。
- 父・七夜黄理から仕込まれた七夜の体術は無意識ながらも彼の身体に焼き付いている。この為かMELTY BLOODでの技名は「自分でもよくわからない蹴り」などと表記されている。
- 軋間と対峙した際に会わないで済むならそれで良かったとし、積極的に敵討ちをしようとする気はない。しかし、軋間は黄理の名を出した事で戦う事を決意する等、父に対しては思う所がある模様。
- MELTY BLOOD Actress Again は月姫本編から2年後の話であるが、何故かまだ学ランを着用している。何らかのポリシーがあるのか、はたまた学校を休みすぎてダブったのか。
- 要は新しいグラフィックを用意しなければならないためであるが。
- 主人公が正ヒロインを17回斬りつけ17個の肉片にするというショッキングなシーン。口口17回切ったんだから肉片の数は18個ではないのか、というツッコミはしないように。
- (あくまでファンによる検証だが)「17回のうち、2回かけて身体を分断した傷がある」「17回のうち、分断に至らなかった傷が1つある」の2つの説がある。真相は不明だが「不可能ではない」というのが結論と考えて良いだろう。
- 蒼崎青子以外に対しては「先生」という敬称は使わず、学校などでは「教諭」と言っている。
- Fate/stay night主人公の衛宮士郎との相性は、「性格や倫理観が異なるので仲は良くない」というのが公式見解。
- ただし「カーニバル・ファンタズム 1st Season」に収録されている、奈須氏がシナリオを担当した音声特典「教えて!知得留先生」によれば、「双方温厚なので喧嘩にはならない」との事。なお設定では同年代だが、世代が違うという事で彼の方が目上になるらしく、カーニバル・ファンタズムでは「志貴さん」「士郎くん」と呼び合っている。
- 尚、この二人が戦った場合は直死の魔眼で投影宝具を片っ端から破壊するので志貴が優勢だという。但し、オーバーフローで自滅する可能性が高く、また士郎が魔力放出系の武器を使えば結果は覆る可能性が示唆されている。
- 共闘する場合を考えても「強力な武器を作れる」士郎と「平凡なナイフで必殺」の志貴はまるで噛み合ってない。
- 私服について、よく後輩主人公の士郎が「ユニクロ」等揶揄される事が多いが、彼も原作ゲームにおいて首袖がオレンジの青いシャツに青いGジャン、そして青いGパンという原作の発表当時で考えても少し変な格好をしている。とはいえ学ランのイメージが強く私服姿は1シーン程度しかないので印象は薄いようである。
話題まとめ
- 苦行
- 小遣いは日500円(昼食代扱い)、アルバイト禁止。門限ぎっちり、夜10時を過ぎれば屋敷内を動き回るのすら禁止。テレビやゲームなどの娯楽品も禁止。年頃の青少年からすれば文字通り苦行のような環境で暮らしていることになる(周囲が美少女ぞろいの件を除く)。
- 志貴自身も不満がないわけではなく、待遇改善を求めて妹に交渉するも、勝った試しはない。MELTY BLOOD無印で家政婦さんの協力を得てこっそりバイト先を見つければ、後日それを知った妹にキレられ、逃げ回るハメに。なんという鬼妹……!
- 最近では珍生物やそのパチモンから「生きろ」と同情されたり、「もう家出た方がいい」と忠告されている始末である。
- なお、別に妹はイジメのつもりでやっているわけではなく、「必要なものがあったらこちらで購入するので言ってください」とのこと。もちろん、大抵は却下される訳だが。