「岡田以蔵」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(→概要) |
(→人間関係) タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
||
118行目: | 118行目: | ||
; [[織田信長|魔人アーチャー]] | ; [[織田信長|魔人アーチャー]] | ||
: 上司。「ノブナガ様」と呼ぶ。 | : 上司。「ノブナガ様」と呼ぶ。 | ||
+ | === 生前 === | ||
+ | ;武市半平太 | ||
+ | :土佐勤王党を率いていた、急進的な攘夷派の志士。剣術は彼に師事するが、過激すぎる行為から疎まれる。 | ||
+ | ;勝海舟 | ||
+ | :龍馬の依頼で、彼の護衛を行った事がある。 | ||
== 名台詞 == | == 名台詞 == |
2018年6月23日 (土) 07:53時点における版
アサシン | |
---|---|
真名 | 岡田以蔵 |
読み | おかだ いぞう |
性別 | 男性 |
身長 | 174cm |
体重 | 65kg |
属性 | 中立・悪 |
声優 | 吉野裕行 |
デザイン |
経験値 lack(FGO) |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚 |
概要
- 略歴
- 『Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚』では桜セイバーに次ぐもう一人の「セイバー」「人斬り」を自称し「坂本龍馬」の名を騙って登場した。
- ドイツ第三帝国のレイター少佐の指示の下、秋葉や花蓮を人質に取るなどの卑劣な戦法で他の陣営を追い詰めるも、最後は武器を捨てさせて無力化したと油断したランサーの猛虎硬爬山によって敗れ去った。
- 人物
- 大ぶりの刀を携えた黒衣の男。一人称は「わし」。
- 当初は坂本龍馬のふりをしており、土佐弁でしゃべっているが、その土佐弁もライダーさんからは「なんか怪しい」と疑われている。また坂本龍馬本人と会ったことが有る筈の桜セイバーからは「あれ?坂本さんこんなでしたっけ?」と首を傾げられている。
- 実際は新撰組的には軽いジャブ程度の拷問で、知っていることを全て吐いてしまうようなヘタレでもある。
- また、敵マスターである琥珀の関係者である秋葉を人質に取って桜セイバーの自害を強要する、言峰花蓮を人質に取ってランサーに槍を捨てさせた挙句、マスターに危害を加えるなど、卑劣な行為を平然と行うのみならず、それらの行為も自身の才能を鼻にかける自己顕示欲に直結している。
- あまり煽り耐性は高くないようで、生前からの付き合いの坂本龍馬も「シャレが通じないから」と煽りまくるお竜を止めている。
- 剣の才能を鼻にかけた上から目線の物言いが多いものの、実際の所は劣等感が非常に強く、剣で人を斬る事でしか自分の価値を証明できないと思っている節がある。このためか、「自分が無視される事」「自分が笑われる事」に対しては非常に敏感で、そのような輩は全員斬り殺してきたとか。
- 能力
- 他人の剣技を見様見真似で模倣できる宝具を持ち、アサシンでありながらセイバークラスに匹敵するほどの能力を誇る。『帝都聖杯奇譚』初登場時には坂本龍馬本人が習得しているとされている北辰一刀流ではなく示現流で攻撃を仕掛けてみせた。
- 正々堂々とは無縁の汚い手段を平然と用いるが、令呪で転移した桜セイバーの剣を無間で凌ぎ、ランサーとの決戦でも紙一重で勝つ可能性はあったとされるなど剣の腕は本物で、桜セイバーと互角か少し劣る程度という相当なもの。
- なお、主武装の大ぶりの刀はよく切れるだけの無銘の刀である模様。
- 『帝都聖杯奇譚』連載開始前の『コハエースEX』に出演した際には、桜セイバーの不意打ちで一瞬で倒され、龍馬の偽物であることを知らない秋葉からは「信長と同じ位の知名度なのに弱いなコイツ」と評されるなど、散々な扱いだった。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アサシン | レイター少佐 | C | D | B | E | E | C | 気配遮断:B | 人斬り:A 心眼(偽):C |
|
主人公 (Grand Order) | C | D | B | E | E | C | 気配遮断:B | 人斬り:A 心眼(偽):C 撃剣矯捷なること隼の如し:A |
宝具
- 始末剣(しまつけん)
- ランク:なし
種別:対人魔剣
レンジ:1
最大捕捉:1人
由来:不明 - 人斬り以蔵、外道の剣。一度見た剣技をそのまま己の剣技として再現することができる宝具。「天誅の名人」、「人斬り以蔵」と呼ばれるまでに至った彼の剣技、というより技量が宝具となったもの。
- 初見殺しが肝要な斬り合いにおいてかなりのアドバンテージを持つ。
- ただし再現可能な剣技には制限があり「対人のものであること」「対人魔剣クラスや宝具の特性に依存したものは再現不可能」となっている(アルトリアの剣技を再現できても剣がエクスカリバーに変化する訳ではないので光の奔流は放てないし、沖田の剣技を再現できても対人魔剣である無明三段突きは使えないと例えればわかりやすい)。
- 召喚された時点では生前記憶している剣技しか扱えないが、サーヴァントとして現界した状態から新たな剣技を見ることでさらなる強化を図れる。
- 「生前の逸話の再現」が多い宝具というカテゴリーにおいて召喚後でも強化が図れるという極めて異例な宝具。
真名:岡田以蔵
- 天誅の名人、岡田以蔵。田中新兵衛、中村半次郎、河上彦斎と共に「幕末の四大人斬り」の一人に数えられる土佐の人斬り。「人斬り以蔵」の異名を持つ。
- 小野派一刀流、鏡心明智流、直指流剣術など様々な剣術を学び、多くの暗殺事件に関わり、それが原因で投獄され処刑された。
- 才を鼻にかけ、自分以外の剣士を見下しているが「撃剣矯捷なること隼の如し」と評された剣の腕は正真正銘の天才。
- 坂本龍馬とは親友ともいえる間柄であり、龍馬の依頼で護衛の仕事をすることなどもあった。
- だが、時代の流れはやがて二人を決定的に分かつことになる。
関連
- 人斬り
- 幕末に活動した、対立する思想の人物を対象とした暗殺者の総称。
- 幕末とは日本の歴史上、おそらく「日本刀で人を斬る」という行為が最も行われた時代であり、その中でも四大人斬りに数えられる以蔵の知名度補正はかなりのものとなっている。
- なお、平安時代末期や戦国時代など合戦が日常茶飯事だった時代では、集団戦が基本となったため槍や弓のほうが使用頻度が高いため、日本刀の内携行性を高めた打刀はサブウェポンとしての需要は高くはあったが間合いの読みや型や振りなどの習熟に高い練度を要するため一部の人間が使用するに留まっていた。
- 後に大太刀や槍を始め大型の近接兵装は江戸幕府によって所持に制限が掛けられていたため、護身用の兵装として打刀のみが携行を許されて居り暗殺者も要人も双方が打刀を所持していた状況から前述の「日本刀で人を最も斬っていた時代」へと繋がっていた。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚-極東魔神戦線1945-』の開催に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。
その他
- Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
- アサシンのサーヴァント。 当初は二人目のセイバーと自称していた。
人間関係
帝都聖杯奇譚
- レイター少佐
- マスター。
- ライダー
- 敵対するサーヴァント。
- 「自分らを売った裏切り者」と明白な敵意を抱いており、彼の名を騙り、琥珀らを襲撃する。
- セイバー
- 敵対するサーヴァント。面識は無いが生前から敵対していた間柄であり、人質や奇襲といった搦め手で執拗に襲撃する。
- ランサー
- 敵対するサーヴァント。彼を倒す為にマスターを人質にとって槍を捨てさせるものの、筋を違えた振る舞いにより怒りに触れ、絶招を叩き込まれる。
- キャスター
- 同じ陣営に所属するサーヴァント。ランサーを倒す為に協力して戦いを挑む。
Fate/Grand Order
- メドゥーサ
- どこかで見覚えがあるらしいが、「デカ女」と盛大に地雷を踏み、強く睨まれることに。
- 柳生但馬守宗矩
- 同じ剣士だが「道場剣法」と露骨に馬鹿にしてかかっている。
- 土方歳三
- 生前の面識はないが敵対する陣営に所属しており、武士に対して思い入れのある彼にも「所詮どちらも人斬り」と辛辣な発言をしている。
コハエース
- 魔人アーチャー
- 上司。「ノブナガ様」と呼ぶ。
生前
- 武市半平太
- 土佐勤王党を率いていた、急進的な攘夷派の志士。剣術は彼に師事するが、過激すぎる行為から疎まれる。
- 勝海舟
- 龍馬の依頼で、彼の護衛を行った事がある。
名台詞
コハエース
- 「ようやく見つけたぜよ、反逆者共。大人しくして貰おうかのう」
「わしか。わしはセイバー……坂本、坂本龍馬ぜよ」 - 初登場シーン。格好良く決めようとしているが、即座に桜セイバーに「悪・即・斬」の名の下、斬り伏せられている。
Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚
- 「チェストォー!!」
- 第3話にて、桜セイバーに斬りかかった際の掛け声。
- この独特の声は薩摩藩を中心に興った、示現流という古流剣術のもの。当時藩外には極僅かな例外を除く一切の伝授が禁じられていたものであり、土佐出身の岡田以蔵が使う事は本来ありえないが、見ただけで剣術を会得することに成功したことが明らかとなった。
- 「アサシン? 勘違いするんじゃなか、わしのクラスは『人斬り』じゃ」
- セイバー並みの剣技への疑問に対しての一言。
- 以蔵の外道の剣を現したかのような発言だが実際のところエクストラクラスではなく普通にアサシン。つまりただの自称。
- 「なんなら北辰一刀流でも、天念理心流でも見せちゃろうか」
- 自らを人斬りと称した上記の発言の後に敵対するセイバーとライダーに対して。
- 北辰一刀流はライダー、天念理心流はセイバーの習得したとされる流派。
- 「ハハッ!! 流石のランサーも槍が無けりゃ手も足も出んか!!」
「わしは剣の天才じゃ!! あらゆる剣が思いのまま!! 龍馬なんぞ相手になるかよ!!」
「マスターが死ねば貴様 も消える、そりゃ手は出せんがの――」 - マスターを人質にランサーをいたぶる場面にて。恐ろしい勢いで死亡フラグを立てていく様子は枠外の地下王国で秋葉様に「全てのコマでフラグ立てとかたまげたなぁ」とまで言われてしまうほど。
Fate/Grand Order
- 何がどうしてこうなったかはわからん。どこでどう間違えたのかもわからん。
わしは頭が悪いきに、たぶんどこかで間違えたんじゃろう。
いや、もしかしたら最初から間違えとったのかもしれん。
川原であいつらと遊んどった頃は間違えとらんかったじゃろうか。
―――ええ空じゃ、澄み渡るようにええ空じゃ。 - 絆礼装「あの日の空」のフレーバーテキストの一部を抜粋した文章。
- 彼の辞世の句「君が為 尽くす心は 水の泡 消えにし後ぞ 澄み渡る空」を意識していると思われる。
メモ
- きのこアルク(奈須氏)からは「いいじゃない!!デザインはパチモン臭いけど。龍馬とか、帝都とか、奇譚とか雰囲気だけはいいよね!!」とコメントされている。
アレ?あんまり褒められてない気が……- 社長セイバー(武内氏)は金髪じゃないので全然興味なし。
- 上記のように「坂本龍馬」を騙っているが、彼を知っている者からは違和感のある言動が多々見られ、案の定、本物の坂本龍馬から「以蔵さん」と呼ばれた。なお坂本龍馬とは生前交流が有り、彼の紹介で勝海舟を護衛したこともある。
拷問されると簡単に陥落した事は史実ネタとも言える。武市半平太は以蔵の女でも耐えた者も多い拷問ですら音を上げた事には「以蔵は誠に日本一の泣きみそであると思う」と述べている。- もっとも、以蔵が自供したことで半平太が率いていた土佐勤王党は壊滅に追いやられるので、半平太にしてみれば堪ったものではないだろう。
- 勤王党の間では、獄中の以蔵を口封じの為に毒殺する計画が持ち上がったが、半平太が反対したことで実現されなかった。
- 実は結構少ない「生前も暗殺者だった」アサシン。前述のとおり「暗殺者」のクラスでありながら「剣士」としての剣技を持つダブルクラスだが、実際は彼が持つ「一度見た剣は真似することができる」能力で成し得た物となっている。
- なお、二つのクラス別スキルを保有することができる「二重召喚(ダブルサモン)」を擬似的に再現しているが、本来三騎士(「剣士」・「弓兵」・「槍兵」)及びエクストラクラスは組み合わせの対象外となっているので、真っ当な方法で組み合わせることは不可能。あくまでも擬似的なクラス再現ということであろうか。
- 結局のところ、セイバーとして戦うにはあまりにも戦士としての覚悟も矜持も足りず、アサシンとして隠者に徹するにはあまりにも慢心や自己顕示欲が強すぎた。そんな彼は「剣士」にも「暗殺者」にもなりきれない「人斬り」でしかなかったということか。
- 実際、同じ外道でも鬼武蔵の方が戦士としての矜持も覚悟も持っていた。
- しかし、そのような精神面に似合わず、剣才だけは本物であり「撃剣矯捷なること隼の如し」と評された。実際、相手は手負いで徒手空拳だったとはいえ、最後の李書文との戦いでも勝ち目は存在していた。
- 剣才は本物の日本人なアサシン…彼のオマージュであろうか。尤も、精神性は前述の通り雲泥、月とスッポンそのものだが。
- 司馬遼太郎の書いた「人斬り以蔵」の影響で浅学として知られているのだが、実際には一般的な郷士の子息としての教育は受けていたようである。
- 帝都聖杯奇譚本編では「偽のクラスや真名を名乗る」「戦闘スタイルを偽る」など聖杯戦争において重要である情報の攪乱をするという頭脳戦も行っている。…もっとも、この作戦が彼以外の発案である可能性もあるが。更に言うなら「坂本龍馬を名乗りつつも北辰一刀流や拳銃を使わず示現流を使う」など、偽情報の統一感も弱い。
- これらのあまりにも稚拙な戦い方は、そもそもマスターのレイター少佐が魔術協会からのスパイであり「聖杯戦争でまともに戦う気がなかった事」に由来している。
- 同人誌『コハエース2016冬の増刊号』によれば「土佐弁喋ってて示現流使うとか思わないから」と攪乱戦術的な理由もあったらしい。セコいように思えるが、「最初の一太刀を喰らえばまず死ぬ」ことで有名な示現流について事前情報があるかないかは、わりと真剣に生死を分ける要素である。
- 帝都聖杯奇譚本編では「偽のクラスや真名を名乗る」「戦闘スタイルを偽る」など聖杯戦争において重要である情報の攪乱をするという頭脳戦も行っている。…もっとも、この作戦が彼以外の発案である可能性もあるが。更に言うなら「坂本龍馬を名乗りつつも北辰一刀流や拳銃を使わず示現流を使う」など、偽情報の統一感も弱い。
- 「一度見た技術を再現する」という行為について、後藤劾以を思い起こした型月フリークもいようか。
- 昨今の岡田以蔵は、司馬作品を始めとする様々な創作の影響で「身分が低いゆえに人斬りにならざるを得なかった、利用される存在」と言う描かれ方が多いが、実際は「粗暴な殺人狂」だったとされる。史実より創作や有名イメージを優先しがちな経験値氏製サーヴァントとしては珍しく、非常に史実側に寄ったサーヴァントである。
- 経験値氏製サーヴァントのもう1つの特徴である「非常に特殊な性能」については、擬似的な二重クラスでしっかりと満たしている。