「Fate/Zero」の版間の差分

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(→‎話題まとめ: 真っ先にサーヴァントを失い教会に保護されたと語っているなら矛盾じゃないし反応が描かれてないだけなら矛盾ではないし発言がアバウトなだけなら矛盾じゃないし、hallow ataraxiaで説明がされてるならその時点で矛盾じゃないんで「一応」とか「フォローを図る」という表現は違和感があります。)
 
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:2012年から2014年までコミック『Fate/ゼロカフェ 〜Fate/Zero cafeに集う英霊達〜』が連載。
 
:2012年から2014年までコミック『Fate/ゼロカフェ 〜Fate/Zero cafeに集う英霊達〜』が連載。
 
:2012年4月から6月まで『Fate/Zero 2ndシーズン』が放映。終了から一度間を空ける形の変則2クールで放映され、BD‐BOXの形でのみメディア化・販売されている。
 
:2012年4月から6月まで『Fate/Zero 2ndシーズン』が放映。終了から一度間を空ける形の変則2クールで放映され、BD‐BOXの形でのみメディア化・販売されている。
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:2012年8月にはソーシャルゲーム『Fate/Zero [Next Encounter]』がサービス開始。後の2015年4月にサービスを終了。
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:2013年8月にはゲーム『Fate/Zero The Adventure』が販売開始。
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:2025年1月から2月にかけてミュージカル『「Fate/Zero」~The Sword of Promised Victory~』が上演予定。
  
 
==あらすじ==
 
==あらすじ==
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制作、ufotable。<br>ユーフォーテーブル有限会社が経営する『ufotable Cafe』はアニメ制作会社ufotableが手掛けた作品を中心に様々なアニメとタイアップし、期間中はその作品やキャラクターをイメージしたメニュー及び、コースターやランチョンマットなどのグッズを提供している。アニメ版『Fate/Zero』とのタイアップが行われた際にはufotableスタッフの手がけた2~2.5頭身のデフォルメキャラが好評を博し、2012年の『月刊ニュータイプ』9月号からは店長のセイバーをはじめとしたそれらZeroキャラの集うカフェでほのぼのと騒動が巻き起こる様子を描いた4コマ漫画の連載が始まった。<br>
 
制作、ufotable。<br>ユーフォーテーブル有限会社が経営する『ufotable Cafe』はアニメ制作会社ufotableが手掛けた作品を中心に様々なアニメとタイアップし、期間中はその作品やキャラクターをイメージしたメニュー及び、コースターやランチョンマットなどのグッズを提供している。アニメ版『Fate/Zero』とのタイアップが行われた際にはufotableスタッフの手がけた2~2.5頭身のデフォルメキャラが好評を博し、2012年の『月刊ニュータイプ』9月号からは店長のセイバーをはじめとしたそれらZeroキャラの集うカフェでほのぼのと騒動が巻き起こる様子を描いた4コマ漫画の連載が始まった。<br>
 
詳細は「[[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]」を参照。
 
詳細は「[[Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]]」を参照。
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==Fate/Zero [Next Encounter]==
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アニメ『Fate/Zero』の並行世界を舞台とするソーシャルカードバトルゲーム。運営はストラテジーアンドパートナーズ。<br>
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プレイヤーはマスターの一人となって聖杯戦争を勝ち抜く事となる……というストーリーで、サーヴァントとマスターのカードを「契約」させる事によって原作にはない組み合わせの陣営を生み出せるというシステムが存在していた。<br>
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カードの絵柄はアニメの制作を担当していたufotableによる描き下ろしもあり、『[[Fate/stay night|Fate/stay night [Réalta Nua]]]』のPSvita版発売時には『stay night』のカードも登場した。
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==Fate/Zero The Adventure==
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アニメ『Fate/Zero』の物語をセイバー視点でなぞるスマホ専用のアクションゲーム。リリースはiPhone版のみ。<br>
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『[[月姫]]』や『[[Fate/stay night]]』と同じくストーリーを読み進め、途中に出てくる選択肢で結末が変わるというフルボイスのノベルゲームといった内容。<br>
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アニメ版だけでなく原作小説にしかなかったシーンや、虚淵玄氏及びTYPE-MOONの監修したオリジナルのシナリオも収録されている。<br>
 +
新規撮り下ろしボイスが多数収録されており、新規カットは全てアニメの制作を担当していたufotableによる描き下ろし。
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現在では入手は困難。
  
 
==メモ==
 
==メモ==
 
*虚淵玄氏がスピンオフの依頼を受けたときに提案したのは「切嗣と綺礼の対決」。奈須氏は第四次聖杯戦争の概要については「セイバーがギルガメッシュとイスカンダルにいじめられる」というくらいしか考えていなかったらしい。このふたつをすり合わせていくうちにサーヴァント7騎分の設定が出揃ってしまったため、全容を描くことになったという。
 
*虚淵玄氏がスピンオフの依頼を受けたときに提案したのは「切嗣と綺礼の対決」。奈須氏は第四次聖杯戦争の概要については「セイバーがギルガメッシュとイスカンダルにいじめられる」というくらいしか考えていなかったらしい。このふたつをすり合わせていくうちにサーヴァント7騎分の設定が出揃ってしまったため、全容を描くことになったという。
*誰がどんな登場人物となるかの選定は作者の虚淵玄氏が行っているが、決定した登場人物の命名は奈須きのこ氏が行っている。以前から存在が明らかだった切嗣や時臣だけではなく、雁夜や龍之介といった面々も虚淵氏ではなく奈須氏が命名した。これは虚淵氏の意向であり、原作の世界観との刷り合わせを大事にしたいというもの。
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*誰がどんな登場人物となるかの選定は作者の虚淵氏が行っているが、決定した登場人物の命名は奈須氏が行っている。以前から存在が明らかだった切嗣や時臣だけではなく、雁夜や龍之介といった面々も虚淵氏ではなく奈須氏が命名した。これは虚淵氏の意向であり、原作の世界観との刷り合わせを大事にしたいというもの。
 
*アニメ版『Fate/Zero』とスクウェア・エニックスのソーシャルゲーム『拡散性ミリオンアーサー』とコラボレーションが行われており、各キャラクターが「異界型~」という名称でカード化されている。
 
*アニメ版『Fate/Zero』とスクウェア・エニックスのソーシャルゲーム『拡散性ミリオンアーサー』とコラボレーションが行われており、各キャラクターが「異界型~」という名称でカード化されている。
  
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;虚淵玄
 
;虚淵玄
 
:スピンオフの依頼を受けた当時、虚淵玄氏はライターとしての自分に大いに悩んでおり(具体的には「ハッピーエンドを書く事が出来ない」事に対して)、筆を折る事を考えていたという。そんな折に引き受けた本作で、改めてライターとしての楽しみを見出したという。
 
:スピンオフの依頼を受けた当時、虚淵玄氏はライターとしての自分に大いに悩んでおり(具体的には「ハッピーエンドを書く事が出来ない」事に対して)、筆を折る事を考えていたという。そんな折に引き受けた本作で、改めてライターとしての楽しみを見出したという。
:つまり、『Fate/Zero』が存在しなかったら、『魔法少女まどか☆マギカ』を初めとする後の虚淵玄氏の作品は存在しなかったかもしれない。
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:つまり、『Fate/Zero』が存在しなかったら、『魔法少女まどか☆マギカ』を初めとする後の虚淵氏の作品は存在しなかったかもしれない。
 
:当の『Fate/Zero』は決してハッピーエンドとは言えないのだが、(ハッピーエンドである)『[[Fate/stay night]]』へと繋がる物語として納得しているとの事。
 
:当の『Fate/Zero』は決してハッピーエンドとは言えないのだが、(ハッピーエンドである)『[[Fate/stay night]]』へと繋がる物語として納得しているとの事。
:ちなみに虚淵氏は『Fate/Zero』の執筆が相当に楽しかったらしく、奈須きのこがドン引きする勢いで1巻(1話ではない)を書き上げたり、「深夜一時頃にピンポーンと虚淵氏が軽やかにやってきて、『こういうの考えたんだけどやってもいいですかね?』と気軽にトンデモネー展開を言い放つ」ことが頻繁にあったという裏話がある。
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:ちなみに虚淵氏は『Fate/Zero』の執筆が相当に楽しかったらしく、奈須きのこがドン引きする勢いで1巻(1話ではない)を書き上げたり、'''「深夜一時頃にピンポーンと虚淵氏が軽やかにやってきて、『こういうの考えたんだけどやってもいいですかね?』と気軽にトンデモネー展開を言い放つ」'''ことが頻繁にあったという裏話がある。
 
;コトネ
 
;コトネ
 
:雨生龍之介によって原作では誘拐された後殺害される、凛の友人の少女。アニメではスタッフの厚意からか、危ういところで凛、及び間桐雁夜によって救出される。
 
:雨生龍之介によって原作では誘拐された後殺害される、凛の友人の少女。アニメではスタッフの厚意からか、危ういところで凛、及び間桐雁夜によって救出される。
:実はこの少女、虚淵氏のプロットの段階では[[弓塚さつき|サツキ]]という名前が付けられており、虚淵玄氏曰く原作者の奈須きのこから「''テメェの血は何色だ!?''」と鉄拳制裁を喰らって名前が変更されたらしい。「(被虐対象は)''サツキでなければ萌えませぬ''」とは虚淵玄氏の言。
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:実はこの少女、虚淵氏のプロットの段階では[[弓塚さつき|サツキ]]という名前が付けられており、虚淵氏曰く原作者の奈須きのこ氏から「''テメェの血は何色だ!?''」と鉄拳制裁を喰らって名前が変更されたらしい。「(被虐対象は)''サツキでなければ萌えませぬ''」とは虚淵氏の言。
 
:ちなみにキャスター陣営の凶行に一切の手加減がない漫画版では、凛の救援も届かず、コトネはより無残な殺され方をしてしまっている。
 
:ちなみにキャスター陣営の凶行に一切の手加減がない漫画版では、凛の救援も届かず、コトネはより無残な殺され方をしてしまっている。
 
;原作『Fate/stay night』との相違点などについて
 
;原作『Fate/stay night』との相違点などについて
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ちなみに奈須きのこはzero同人版1巻のあとがきにて'''''Zeroは正史であり、同時に『Fate/stay night』とは在り方を別にする伝奇アクションなのである'''''、4巻にて'''''この四巻をもって「Fate/Zero」は外伝はなく、紛れもなく本編に連なる物語となった'''''と発言してたりする。いつものような「あれは嘘だ」「すまん、忘れろ」なのか、微妙に違う世界であるが同時に正史扱いでもある、ということなのかは不明。
 
ちなみに奈須きのこはzero同人版1巻のあとがきにて'''''Zeroは正史であり、同時に『Fate/stay night』とは在り方を別にする伝奇アクションなのである'''''、4巻にて'''''この四巻をもって「Fate/Zero」は外伝はなく、紛れもなく本編に連なる物語となった'''''と発言してたりする。いつものような「あれは嘘だ」「すまん、忘れろ」なのか、微妙に違う世界であるが同時に正史扱いでもある、ということなのかは不明。
  
なお、ufotable制作の『Fate/stay night Unlimited Blade Works』前半期最終話の実況ツイートにおいて「鏡界汚染世界。橋は昔から境界であり、現世と幽世を隔てるきざはしである。加えて、ここは十年前に異界の邪神が呼びだされ、汚染された川。そのあたりを利用して、キャスターはまるっと位相をズラして標的を招き入れたって寸法よ」という奈須氏の発言があり、stay nightの世界でも第四次で召喚されたサーヴァントの顔ぶれや起きた戦闘行為の内容はZeroと同様であることになった模様。「《微妙に》違う世界」と言う発言から見ても、大まかな部分では同じなのだろう。『[[Fate/strange Fake]]』でも第四次聖杯戦争の様子がダイジェストで紹介された際に「聖杯問答」の描写が為されていたが、細部は異なっていたものの大まかな流れは同じであった。
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なお、ufotable制作の『Fate/stay night Unlimited Blade Works』前半期最終話の実況ツイートにおいて「鏡界汚染世界。橋は昔から境界であり、現世と幽世を隔てるきざはしである。加えて、ここは十年前に異界の邪神が呼びだされ、汚染された川。そのあたりを利用して、キャスターはまるっと位相をズラして標的を招き入れたって寸法よ」という奈須氏の発言があり、stay nightの世界でも第四次で召喚されたサーヴァントの顔ぶれや起きた戦闘行為の内容はZeroと同様であることになった模様。「《微妙に》違う世界」と言う発言から見ても、大まかな部分では同じなのだろう。後に『[[Fate/strange Fake]]』でも第四次聖杯戦争の様子がダイジェストで紹介された際には、「聖杯問答」の描写が為されていたが、'''細部は異なって'''おり、かつ'''大まかな流れは同じ'''であった。
  
 
;某特撮番組との関連性
 
;某特撮番組との関連性
 
:執筆した虚淵氏は2002年に放送された特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』のファンと公言しており、『Fate/Zero』にはこの作品のオマージュが複数見られる。虚淵氏本人も[[ジル・ド・レェ|キャスター]]と[[雨生龍之介]]は『仮面ライダー龍騎』のあるキャラクターがモチーフ、埠頭での戦闘も番組内のロケ地であることを公表している。それ以外でも[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]がバイクに騎乗するシーン、[[ディルムッド・オディナ|ランサー (第四次)]]と最後に戦った廃拠もモチーフだと言われている(後者は完全に一致している)。
 
:執筆した虚淵氏は2002年に放送された特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』のファンと公言しており、『Fate/Zero』にはこの作品のオマージュが複数見られる。虚淵氏本人も[[ジル・ド・レェ|キャスター]]と[[雨生龍之介]]は『仮面ライダー龍騎』のあるキャラクターがモチーフ、埠頭での戦闘も番組内のロケ地であることを公表している。それ以外でも[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]がバイクに騎乗するシーン、[[ディルムッド・オディナ|ランサー (第四次)]]と最後に戦った廃拠もモチーフだと言われている(後者は完全に一致している)。
:その後虚淵氏は新作仮面ライダーの脚本家に抜擢され、この作品内で'''『主人公が多種多様な武器を一度に空中に召喚し、一斉に射出する』'''、'''『精神的に逸脱した仮面ライダーが自分に放たれた2種類の遠距離攻撃に対し、片方の投擲武器を接触前に引っ掴みもう片方の攻撃を弾き返す』'''という『王の財宝』や[[ランスロット|バーサーカー (第四次)]]をオマージュしたと思われるシーンが放送された。
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:その後虚淵氏は2013年に『仮面ライダー<RUBY><RB>鎧武</RB><RT>ガイム</RT></RUBY>』の脚本家に抜擢され<ref group = "注">当時ニトロプラスに在籍していた鋼屋ジン氏を始めとする社内のライターも多数参加している。</ref>、この作品内で'''『主人公が多種多様な武器を一度に空中に召喚し、一斉に射出する』'''、'''『精神的に逸脱した仮面ライダーが自分に放たれた2種類の遠距離攻撃に対し、片方の投擲武器を接触前に引っ掴みもう片方の攻撃を弾き返す』'''という『王の財宝』や[[ランスロット|バーサーカー (第四次)]]をオマージュしたと思われるシーンが放送された。
 
 
==書誌情報==
 
単行本(ソフトウェア流通)<br>
 
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星海社文庫<br>
 
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コミックス<br>
 
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資料集<br>
 
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==商品情報==
 
CD(サウンドドラマ関連)<br>
 
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CD(TVアニメ関連)<br>
 
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Blu-ray Disc Box<br>
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==開催時期==
<amazon>B005ZOPANI</amazon><amazon>B007XQY7NA</amazon>
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;開催月
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:Fate/Zero のドラマCDでウェイバーが11月であると発言している。他にも原作小説Act.5にも同様の記述がある。
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;1993年説
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:Fate/stay night が2004年2月という説があるが(Grand Order 序章で2004年にレイシフトしていることなどが根拠)、その数ヶ月前を描いた[[ロード・エルメロイⅡ世の事件簿]]でも、第四次聖杯戦争が10年前だと記述されていることから計算すると、第四次聖杯戦争は(11月開催だとすれば)1993年開催になる。
 +
;1994年説
 +
:『Fate/Grand Order』イベント「Accel Zero Order」によると第四次聖杯戦争が起きたのは1994年。
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;1995年説
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:アニメではアイリスフィールが使用するパスポートが1995年8月発行になっており、ライダーが1995年発売の世界地図を持っているシーンもある。
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;1996年説
 +
:奈須きのこの『TYPE-MOON FESオフィシャルパンフレット』では、言峰綺礼は28歳で父を失った、とある。言峰綺礼の生年月日はFate/stay nightによると1967年、原作小説一巻によると12月28日なので、第四次聖杯戦争は(11月開催だとすれば)1996年になる。
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;その他
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:『お願い!アインツベルン相談室』によると切嗣が聖杯戦争に参加したのは1980年代。
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:Fate/stay nightで第五次聖杯戦争中の2月2日が土曜日になっているが、西暦2000年頃でこれに当てはまるのは1991年、2002年、2008年。第四次聖杯戦争はこれらいずれかの10年前となる。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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==リンク==
 
==リンク==
*Fate/Zero オフィシャルサイト http://www.fate-zero.com/
+
*[http://www.fate-zero.com/ Fate/Zero オフィシャルサイト]
*星海社文庫 Fate/Zero 最前線 http://sai-zen-sen.jp/sa/fate-zero/
+
*[http://sai-zen-sen.jp/sa/fate-zero/ 星海社文庫 Fate/Zero 最前線]
*Fate/Zero アニメ公式サイト http://www.fate-zero.jp/
+
*[http://www.fate-zero.jp/ Fate/Zero アニメ公式サイト]
*Fate ゼロカフェ http://www.ufotable.com/f_zerocafe/
+
*[http://www.ufotable.com/f_zerocafe/ Fate ゼロカフェ]
*ソーシャルゲーム Fate/Zero Next Encounter http://www.fz-social.com/
+
*[http://www.fz-social.com/ソーシャルゲーム Fate/Zero Next Encounter 公式サイト](リンク切れ)
 +
*[https://twitter.com/fatezero_ne Fate/Zero Next Encounter 公式Twitter]
 +
*[http://fz-adv.pocke.bz/ Fate/Zero The Adventure 公式サイト]
 +
*[https://twitter.com/FateZero_Adv Fate/Zero The Adventure 公式Twitter]
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*[https://stage-fatezero.com/ ミュージカル「Fate/Zero」公式サイト]
 +
*[https://twitter.com/Stage_FateZero ミュージカル「Fate/Zero」公式Twitter]
  
 
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2024年11月1日 (金) 12:57時点における最新版

Fate/Zero
著者 虚淵玄
イラスト 武内崇
レーベル TYPE-MOON BOOKS
星海社文庫(文庫版)
単行本 全4巻
全6巻(文庫版)
発売元 TYPE-MOON
星海社(文庫版)
テンプレートを表示
Fate/Zero(アニメ版)
放送期間
第1期
2011年10月 - 12月
第2期
2012年4月 - 6月
話数 全25話
テンプレートを表示
Fate/Zero(漫画版)
原作 虚淵玄 / TYPE-MOON
作画 真じろう
掲載誌 ヤングエース
連載期間 2011年2月号 - 2017年7月号
単行本 全14巻
発売元 角川書店
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

Fate/stay night』の前日譚であり、本編では10年前の出来事として断片的に語られていた「第四次聖杯戦争」を描いたスピンオフ作品。著者は虚淵玄。
TYPE-MOONから同人誌として刊行されたが、後に星海社から全6巻の文庫版が発売された。

略歴[編集 | ソースを編集]

2006年から2007年まで『Fate/Zero』が刊行。全4巻。
2008年から2010年までドラマCD『Sound Drama Fate/Zero』が刊行。全4巻。『Fate/Zero』の音声化。
2011年から2017年までコミック『Fate/Zero』が連載。作画担当は真じろう。
2011年から2013年までコミック『Fate/Zero 黒』が連載。作画担当は雌鳥。
2011年10月から12月までTVアニメ『Fate/Zero』が放映。話数と尺の関係から小説版から変更された点や省略された場面が数多く存在する。
2012年から2014年までコミック『Fate/ゼロカフェ 〜Fate/Zero cafeに集う英霊達〜』が連載。
2012年4月から6月まで『Fate/Zero 2ndシーズン』が放映。終了から一度間を空ける形の変則2クールで放映され、BD‐BOXの形でのみメディア化・販売されている。
2012年8月にはソーシャルゲーム『Fate/Zero [Next Encounter]』がサービス開始。後の2015年4月にサービスを終了。
2013年8月にはゲーム『Fate/Zero The Adventure』が販売開始。
2025年1月から2月にかけてミュージカル『「Fate/Zero」~The Sword of Promised Victory~』が上演予定。

あらすじ[編集 | ソースを編集]

士郎たちが激戦に巻き込まれることとなった第五次聖杯戦争から遡ること10年。

彼らの養父や父親たちが挑んだ戦いがあった。

第四次聖杯戦争。

10年後へとつながるあの戦いの顛末を。

登場人物[編集 | ソースを編集]

聖杯戦争参加者・関係者[編集 | ソースを編集]

衛宮切嗣
セイバーのマスター。「魔術師殺し」と称される傭兵じみた魔術使い。
セイバー
切嗣と契約したサーヴァント。『Fate/stay night』の当該英霊と同一。
アイリスフィール・フォン・アインツベルン
切嗣の妻であり、イリヤの母親。
久宇舞弥
切嗣の助手。
言峰綺礼
アサシンのマスター。監督役・言峰璃正の息子。
アーチャー
時臣のサーヴァント。黄金の英雄王。
遠坂時臣
御三家の一つ、遠坂の当主。裏で監督役と結び、綺礼を配下に聖杯戦争に挑む。
アサシン
綺礼のサーヴァント。群れなす暗殺者。
言峰璃正
監督役。綺礼の父。
ウェイバー・ベルベット
時計塔の学生。自分の実力を証明するために聖杯戦争に参加。
ライダー
ウェイバーのサーヴァント。奔放なる征服王。
間桐雁夜
御三家の一つ、間桐の魔術師。桜を間桐から解放することを条件に、臓硯と取引をする。
バーサーカー
雁夜のサーヴァント。漆黒の鎧に身を包んだ謎の騎士。
ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
時計塔の実力者「ロード」の一人でもある講師。ウェイバーに征服王召喚の触媒は奪われたものの、すぐさまランサーを召喚する。
ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
ケイネスの婚約者。魔術の名家の令嬢。
ランサー
ケイネスのサーヴァント。正々堂々とした戦いを望むものの、マスターとの関係に苦慮する。
雨生龍之介
通りすがりの快楽殺人者。
キャスター
龍之介のサーヴァント。狂気に憑かれ、ただセイバーを追い求める。

その他[編集 | ソースを編集]

衛宮矩賢
切嗣の父。故人。
シャーレイ
切嗣の幼馴染。故人。
ナタリア・カミンスキー
切嗣の師匠。故人。
オッド・ボルザーク
切嗣とナタリアが仕留めた魔術師であり、ナタリアが死亡した原因。故人。
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
切嗣とアイリの娘。冬の城で両親の帰りを待つ。
ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン
通称アハト翁。御三家の一つ、アインツベルンの八代当主。
遠坂葵
時臣の妻で、雁夜とは幼馴染。
遠坂凛
時臣の娘。
間桐桜
時臣の娘だが、間桐に養子に出される。
間桐鶴野
雁夜の兄。
間桐臓硯
間桐家を牛耳る「妖怪」。
グレン・マッケンジー&マーサ・マッケンジー
陣を構える軍資金も無いウェイバーが冬木市での潜伏先として選んだ、一般人の善良な老夫婦。数十年前に仕事で訪れた冬木の土地を気に入って家族で移住したが、しかし息子であるクリスは故郷への愛着捨てがたく、妻子と共にカナダへ帰国。以来、夫婦で寂しく暮らしていたところを、ウェイバーの催眠暗示で彼を孫と思い込まされ受け入れる。
仰木一尉&小林
「怪獣が出た」という通報を受け、調査にやってきた航空自衛隊員。
衛宮士郎
切嗣が最後に得た希望。
ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ
漫画版最終話に登場。ウェイバーをロード・エルメロイⅡ世として(無理矢理)迎え入れた。

用語[編集 | ソースを編集]

第四次聖杯戦争
Fate/stay night』本編の10年前、切嗣たちが戦った聖杯戦争。
本編中の「残り時間」の演出では、冒頭からエンディングまでは264時間強とあり、約2週間で決着が付いた事になる。

スタッフ[編集 | ソースを編集]

  • 原作:虚淵玄、TYPE-MOON
  • 監督:あおきえい
  • 監督補佐:恒松圭
  • 脚本:ufotable(佐藤和治、桧山彬、吉田晃浩)、実弥島巧
  • キャラクター原案:武内崇
  • キャラクターデザイン:須藤友徳、碇谷敦
  • 色彩設計:千葉絵美
  • 美術監督:衛藤功二
  • 撮影監督:寺尾優一
  • 3D監督:宍戸幸次郎
  • 編集:神野学
  • 音響監督:岩浪美和
  • 音楽:梶浦由記
  • プロデューサー:岩上敦宏、太田克史、竹内友崇、土居由直、近藤光
  • 制作プロデューサー:近藤光
  • アニメーション制作:ufotable
  • 製作:アニプレックス、星海社、ノーツ、ニトロプラス、ufotable

主題歌[編集 | ソースを編集]

オープニングテーマ
「oath sign」(2 - 10、12 - 13話、Remix I・II)
作詞・作曲:渡辺翔 / 編曲:とく / 歌:LiSA
1話ではエンディングテーマとして使用。11話では未使用。
「to the beginning」(14 - 17、20 - 23話)
作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Kalafina
25話及び「Remix II」のエンディングテーマとしても使用。18、19、24話では未使用。
エンディングテーマ
「MEMORIA」(2 - 13話、Remix I)
作詞:Eir, Fumio Yasuda / 作曲:Fumio Yasuda / 編曲:下川佳代 / 歌:藍井エイル
「空は高く風は歌う」(14 - 17、20 - 24話)
作詞・作曲:梶浦由記 / 編曲:森空青 / 歌:春奈るな
「満天」(18・19話)
作詞・作曲・編曲:梶浦由記 / 歌:Kalafina

雑誌付録ドラマCD[編集 | ソースを編集]

夢見る淑女
月刊コンプティーク2008年9月号付録。後にアンソロジードラマCD vol.1に収録。
シナリオ:秋月ひろ
迷わぬ人々
月刊コンプエース2009年2月号付録。後にアンソロジードラマCD vol.1に収録。
シナリオ:秋月ひろ 高宮宏臣
ノケモノたちの共演
月刊コンプコンプティーク2009年7月号付録。後にアンソロジードラマCD vol.1に収録。
シナリオ:高宮宏臣
イートイン・泰山
月刊コンプエース2010年2月号付録。後にアンソロジードラマCD vol.1に収録。 
シナリオ:高宮宏臣
間桐家の試練
月刊コンプエース2012年7月号付録。
シナリオ:たぽ
アルトリア・ロマンス
月刊コンプティーク2012年7月号付録。
シナリオ:磨伸映一郎

『Fate/Zero アンソロジードラマCD Vol.1』に収録されている4作はCDのブックレットや裏表紙に『あったかもしれない日常』『あったかもしれない物語』と記載されているようにこのCD内での出来事や設定は公式の設定とは言えない。
関係者がTwitterでも『限りなく本編に近く、ですが決して本編に組み込まれないオトギバナシとしてあの4編は楽しんでいただければと思います。』と明言されている[出 1]
藤村大河が教師を目指したきっかけに関しても『最後の最後のオチで大河が英語教師を目指した理由になっている……と聞かれた方は思われたかもしれませんが、「きっかけだったかもしれない」と説明しており、あれは一夜のユメでしかありません』とのこと[出 2]

お願い!アインツベルン相談室[編集 | ソースを編集]

『Fate/Zero Blue-ray BOX』映像特典。シナリオは奈須きのこ書き下ろし。BOXⅠに1~3回、BOXⅡに4~6回が収録されており、合計時間は90分近く、新規制作の映像特典としてはかなりのボリュームがある。
時代がかった校舎に構えられた弁護士事務所・アインツベルン相談室で、アイリ師匠と弟子ゼロ号(通称ゼっちゃん)のコンビが、聖杯戦争の歴史や謎を解説したり、デッドエンドを迎えた英霊たちを時に優しく、時に厳しく諭す、言わばZero版タイガー道場。
『Zero』ではじめてFateの世界に触れた購入者向けのQ&Aコーナー…と思いきや、実際には『Fate/stay night』ユーザーへのアピールに主眼に置かれた、zeroからstaynightに繋がっていく構成になっている。回を重ねるごとにドラマ部分が長くなって行き、最終的には購入者に謎の感動を与えた。…かも知れない。

  • 竹箒日記によると、BIG BOSSがノリノリでアイリ師匠と弟子を描いてきて、「どう、これこれ! アイリには袴が似合うとつねづね思っていたんだ! これで番外編作ってボクを喜ばせてよ!」と迫られて、特典用にとってあった映像コストと顔をつきあわせた結果、いつものアレになったとのこと[出 3]
  • 相談室を訪ねる英霊は、退場した順にアサシン・キャスター・ランサー・バーサーカー(アイリ師匠曰く「あの人ほんとに悩みとか全然無い」ためライダーは来訪しない)。アインツベルン相談室の立地(時空)的に、受肉を果たしたアーチャーと帰還先が英霊の座ではないセイバーはシステム上来訪しようがない。
  • 当初は紙芝居的な演出で低予算を念頭に置いた作りだったのだが、徐々にクオリティが暴走し、最終回の頃にはほぼ「アニメ」になっていた。
  • あくまでもギャグ時空の作品ではあるが、アイリ師匠の事情を踏まえた上で見直すと、ただの「最愛の夫」に関するお惚気ですら切ないものに見えてくる。
  • 本編では説明がないが竹箒日記にてアインツベルン相談室の時空が第三次聖杯戦争直後ということが明かされた[出 4]。つまり第四次より数十年前の第二次世界大戦前後に起きたことであり、アイリ師匠が女性の袴姿だったり、校舎が時代かかっていたりしているのはそのため。奈須きのこ曰く大聖杯の中において時間軸はすべて等価(つーかドッロドロ)だと思いねえとのこと。

Fate/Zero黒(BLACK)[編集 | ソースを編集]

第四次聖杯戦争の裏に存在した闇――

――とかそういうんじゃなく
忘れたい、語りたくない、喋ると損する
隠蔽っつーか、ただ「不要」
寝る前思い出すと変な声が出る、いわゆる「黒歴史」――

著者、雌鳥。
第四次聖杯戦争の裏側に「あったかもしれない」、闇や暗部というにはしょーもない、しかし当事者にとっては無かったことにしたいレベルの忌まわしい過去すなわち「黒歴史」を赤裸々に、わりと残念かつキャラ崩壊気味に描き出すスピンオフ漫画。
『アルティマエース』Vol.1、Vol.3~Vol.7と『アルティマエース』廃刊に際し移籍した『月刊ASUKA』2013年1月号~4月号に掲載され、角川コミックスAより単行本全1巻が刊行された。

  • 過去の汚点を振り返る、というコンセプトのためか第五次聖杯戦争にも召喚されるセイバーと、第五次聖杯戦争以降も存命が確定しているウェイバー(ロード・エルメロイII世)がメインの視点として狂言回し役を担うことが多い。

Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~[編集 | ソースを編集]

制作、ufotable。
ユーフォーテーブル有限会社が経営する『ufotable Cafe』はアニメ制作会社ufotableが手掛けた作品を中心に様々なアニメとタイアップし、期間中はその作品やキャラクターをイメージしたメニュー及び、コースターやランチョンマットなどのグッズを提供している。アニメ版『Fate/Zero』とのタイアップが行われた際にはufotableスタッフの手がけた2~2.5頭身のデフォルメキャラが好評を博し、2012年の『月刊ニュータイプ』9月号からは店長のセイバーをはじめとしたそれらZeroキャラの集うカフェでほのぼのと騒動が巻き起こる様子を描いた4コマ漫画の連載が始まった。
詳細は「Fate/ゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~」を参照。

Fate/Zero [Next Encounter][編集 | ソースを編集]

アニメ『Fate/Zero』の並行世界を舞台とするソーシャルカードバトルゲーム。運営はストラテジーアンドパートナーズ。
プレイヤーはマスターの一人となって聖杯戦争を勝ち抜く事となる……というストーリーで、サーヴァントとマスターのカードを「契約」させる事によって原作にはない組み合わせの陣営を生み出せるというシステムが存在していた。
カードの絵柄はアニメの制作を担当していたufotableによる描き下ろしもあり、『Fate/stay night [Réalta Nua]』のPSvita版発売時には『stay night』のカードも登場した。

Fate/Zero The Adventure[編集 | ソースを編集]

アニメ『Fate/Zero』の物語をセイバー視点でなぞるスマホ専用のアクションゲーム。リリースはiPhone版のみ。
月姫』や『Fate/stay night』と同じくストーリーを読み進め、途中に出てくる選択肢で結末が変わるというフルボイスのノベルゲームといった内容。
アニメ版だけでなく原作小説にしかなかったシーンや、虚淵玄氏及びTYPE-MOONの監修したオリジナルのシナリオも収録されている。
新規撮り下ろしボイスが多数収録されており、新規カットは全てアニメの制作を担当していたufotableによる描き下ろし。

現在では入手は困難。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 虚淵玄氏がスピンオフの依頼を受けたときに提案したのは「切嗣と綺礼の対決」。奈須氏は第四次聖杯戦争の概要については「セイバーがギルガメッシュとイスカンダルにいじめられる」というくらいしか考えていなかったらしい。このふたつをすり合わせていくうちにサーヴァント7騎分の設定が出揃ってしまったため、全容を描くことになったという。
  • 誰がどんな登場人物となるかの選定は作者の虚淵氏が行っているが、決定した登場人物の命名は奈須氏が行っている。以前から存在が明らかだった切嗣や時臣だけではなく、雁夜や龍之介といった面々も虚淵氏ではなく奈須氏が命名した。これは虚淵氏の意向であり、原作の世界観との刷り合わせを大事にしたいというもの。
  • アニメ版『Fate/Zero』とスクウェア・エニックスのソーシャルゲーム『拡散性ミリオンアーサー』とコラボレーションが行われており、各キャラクターが「異界型~」という名称でカード化されている。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

虚淵玄
スピンオフの依頼を受けた当時、虚淵玄氏はライターとしての自分に大いに悩んでおり(具体的には「ハッピーエンドを書く事が出来ない」事に対して)、筆を折る事を考えていたという。そんな折に引き受けた本作で、改めてライターとしての楽しみを見出したという。
つまり、『Fate/Zero』が存在しなかったら、『魔法少女まどか☆マギカ』を初めとする後の虚淵氏の作品は存在しなかったかもしれない。
当の『Fate/Zero』は決してハッピーエンドとは言えないのだが、(ハッピーエンドである)『Fate/stay night』へと繋がる物語として納得しているとの事。
ちなみに虚淵氏は『Fate/Zero』の執筆が相当に楽しかったらしく、奈須きのこがドン引きする勢いで1巻(1話ではない)を書き上げたり、「深夜一時頃にピンポーンと虚淵氏が軽やかにやってきて、『こういうの考えたんだけどやってもいいですかね?』と気軽にトンデモネー展開を言い放つ」ことが頻繁にあったという裏話がある。
コトネ
雨生龍之介によって原作では誘拐された後殺害される、凛の友人の少女。アニメではスタッフの厚意からか、危ういところで凛、及び間桐雁夜によって救出される。
実はこの少女、虚淵氏のプロットの段階ではサツキという名前が付けられており、虚淵氏曰く原作者の奈須きのこ氏から「テメェの血は何色だ!?」と鉄拳制裁を喰らって名前が変更されたらしい。「(被虐対象は)サツキでなければ萌えませぬ」とは虚淵氏の言。
ちなみにキャスター陣営の凶行に一切の手加減がない漫画版では、凛の救援も届かず、コトネはより無残な殺され方をしてしまっている。
原作『Fate/stay night』との相違点などについて

アイリスフィールが冬木市で死んだことやセイバーがイリヤと面識がない点など、『Fate/hollow ataraxia』内で説明された点はあるが、全ての矛盾はフォローし切れてはいない。
TYPE-MOONも公式ファンブックにおいて「私、なんか性格違うような……」とセイバーに語らせている。
それらの矛盾についての言及は長い間存在しなかったが、『strange Fake』(小説版)1巻解説にて奈須氏が「stay nightと条件は同じだけど微妙に違う世界」と発言。『stay night』とはパラレルである事が公式に認められた。
ちなみに奈須きのこはzero同人版1巻のあとがきにてZeroは正史であり、同時に『Fate/stay night』とは在り方を別にする伝奇アクションなのである、4巻にてこの四巻をもって「Fate/Zero」は外伝はなく、紛れもなく本編に連なる物語となったと発言してたりする。いつものような「あれは嘘だ」「すまん、忘れろ」なのか、微妙に違う世界であるが同時に正史扱いでもある、ということなのかは不明。

なお、ufotable制作の『Fate/stay night Unlimited Blade Works』前半期最終話の実況ツイートにおいて「鏡界汚染世界。橋は昔から境界であり、現世と幽世を隔てるきざはしである。加えて、ここは十年前に異界の邪神が呼びだされ、汚染された川。そのあたりを利用して、キャスターはまるっと位相をズラして標的を招き入れたって寸法よ」という奈須氏の発言があり、stay nightの世界でも第四次で召喚されたサーヴァントの顔ぶれや起きた戦闘行為の内容はZeroと同様であることになった模様。「《微妙に》違う世界」と言う発言から見ても、大まかな部分では同じなのだろう。後に『Fate/strange Fake』でも第四次聖杯戦争の様子がダイジェストで紹介された際には、「聖杯問答」の描写が為されていたが、細部は異なっており、かつ大まかな流れは同じであった。

某特撮番組との関連性
執筆した虚淵氏は2002年に放送された特撮ドラマ『仮面ライダー龍騎』のファンと公言しており、『Fate/Zero』にはこの作品のオマージュが複数見られる。虚淵氏本人もキャスター雨生龍之介は『仮面ライダー龍騎』のあるキャラクターがモチーフ、埠頭での戦闘も番組内のロケ地であることを公表している。それ以外でもセイバーがバイクに騎乗するシーン、ランサー (第四次)と最後に戦った廃拠もモチーフだと言われている(後者は完全に一致している)。
その後虚淵氏は2013年に『仮面ライダー鎧武ガイム』の脚本家に抜擢され[注 1]、この作品内で『主人公が多種多様な武器を一度に空中に召喚し、一斉に射出する』『精神的に逸脱した仮面ライダーが自分に放たれた2種類の遠距離攻撃に対し、片方の投擲武器を接触前に引っ掴みもう片方の攻撃を弾き返す』という『王の財宝』やバーサーカー (第四次)をオマージュしたと思われるシーンが放送された。

開催時期[編集 | ソースを編集]

開催月
Fate/Zero のドラマCDでウェイバーが11月であると発言している。他にも原作小説Act.5にも同様の記述がある。
1993年説
Fate/stay night が2004年2月という説があるが(Grand Order 序章で2004年にレイシフトしていることなどが根拠)、その数ヶ月前を描いたロード・エルメロイⅡ世の事件簿でも、第四次聖杯戦争が10年前だと記述されていることから計算すると、第四次聖杯戦争は(11月開催だとすれば)1993年開催になる。
1994年説
『Fate/Grand Order』イベント「Accel Zero Order」によると第四次聖杯戦争が起きたのは1994年。
1995年説
アニメではアイリスフィールが使用するパスポートが1995年8月発行になっており、ライダーが1995年発売の世界地図を持っているシーンもある。
1996年説
奈須きのこの『TYPE-MOON FESオフィシャルパンフレット』では、言峰綺礼は28歳で父を失った、とある。言峰綺礼の生年月日はFate/stay nightによると1967年、原作小説一巻によると12月28日なので、第四次聖杯戦争は(11月開催だとすれば)1996年になる。
その他
『お願い!アインツベルン相談室』によると切嗣が聖杯戦争に参加したのは1980年代。
Fate/stay nightで第五次聖杯戦争中の2月2日が土曜日になっているが、西暦2000年頃でこれに当てはまるのは1991年、2002年、2008年。第四次聖杯戦争はこれらいずれかの10年前となる。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 当時ニトロプラスに在籍していた鋼屋ジン氏を始めとする社内のライターも多数参加している。

出典[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]