「青髭」の版間の差分
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: 物腰こそ丁寧ではあるが美しい女性に執着して花嫁に迎えたがり、一方的に命令で束縛しようとする危険人物。 | : 物腰こそ丁寧ではあるが美しい女性に執着して花嫁に迎えたがり、一方的に命令で束縛しようとする危険人物。 | ||
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: キャスタークラスにしてはステータスが高めで、剣と鎧による接近戦を行う。 | : キャスタークラスにしてはステータスが高めで、剣と鎧による接近戦を行う。 | ||
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− | シャルル・ペローの童話『青髭』に登場する怪人。<br | + | シャルル・ペローの童話『青髭』に登場する怪人。<br> |
− | 主人公の若い娘を七人目の花嫁として迎えた大金持ちであり、主人公に対しても豊かな暮らしをさせたが、ただ一つ「秘密の部屋」だけは除いてはならないと言い含めつつ鍵を預けていた。<br | + | 主人公の若い娘を七人目の花嫁として迎えた大金持ちであり、主人公に対しても豊かな暮らしをさせたが、ただ一つ「秘密の部屋」だけは除いてはならないと言い含めつつ鍵を預けていた。<br> |
− | 主人公はある時、好奇心に負けて秘密の部屋を覗いてしまうが、そこにはこれまでの六人の妻の死体が残されており、慌てて逃げたものの鍵に血がついてしまう。<br | + | 主人公はある時、好奇心に負けて秘密の部屋を覗いてしまうが、そこにはこれまでの六人の妻の死体が残されており、慌てて逃げたものの鍵に血がついてしまう。<br> |
帰宅した青髭は鍵に血がついているのを見て事を悟り、激怒して主人公を殺そうとするが主人公が祈りの時間が欲しいと時間稼ぎをしているうちに、その日に面会する予定だった兄たちが駆け付けて青髭は殺され、ハッピーエンドとなる。 | 帰宅した青髭は鍵に血がついているのを見て事を悟り、激怒して主人公を殺そうとするが主人公が祈りの時間が欲しいと時間稼ぎをしているうちに、その日に面会する予定だった兄たちが駆け付けて青髭は殺され、ハッピーエンドとなる。 | ||
その残虐極まりない在り方は、多くの少年を攫って黒魔術の儀式に用いていた[[ジル・ド・レェ]]をモデルにして創作されたとも言われている。 | その残虐極まりない在り方は、多くの少年を攫って黒魔術の儀式に用いていた[[ジル・ド・レェ]]をモデルにして創作されたとも言われている。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
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== メモ == | == メモ == | ||
*アドバンスドクエスト「禁忌の魔導書」に敵として登場する[[ジル・ド・レェ]]も、名称は青髭となっている。 | *アドバンスドクエスト「禁忌の魔導書」に敵として登場する[[ジル・ド・レェ]]も、名称は青髭となっている。 | ||
− | *声を演じた鶴岡聡氏によると、[[ジル・ド・レェ〔セイバー〕|セイバーのジル]]と[[ジル・ド・レェ|キャスターのジル]] | + | *声を演じた鶴岡聡氏によると、[[ジル・ド・レェ〔セイバー〕|セイバーのジル]]と[[ジル・ド・レェ|キャスターのジル]]の中間を描きたいという要望で演技をお願いされたとのこと<ref group ="出">[https://www.youtube.com/watch?v=blOSB-Q6op8 カルデア放送局 Vol.21 奏章Ⅱ 開幕直前SP]</ref>。 |
== 脚注 == | == 脚注 == |
2025年2月7日 (金) 00:22時点における最新版
キャスター | |
---|---|
真名 | 青髭 |
読み | あおひげ |
性別 | 男性 |
出典 | ペロー童話『青髭』 |
地域 | フランス |
属性 | 混沌・悪 |
副属性 | 人 |
一人称 | 俺 |
声優 | 鶴岡聡 |
デザイン | 真じろう |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- 奏章Ⅰ『虚数羅針内界 ペーパームーン』にて登場。
- 構築部(ビルド)の筆頭AIであるマキリ・ゾォルケンのサーヴァントであり、彼の方針に従って構築部のラニ=Bからラニメントを搾取しつつ、隣接していた修復部(リペア)や生産部(グロウ)にも魔手を伸ばしていた。
- 中盤では撤退を余儀なくされて余裕をなくしたゾォルケンの命令で超巨大蠢魔を生み出して無差別にAI達を食らい始め、中立地帯であるはずの警防部(ディフェンド)まで攻撃し始めたためラニ=Ⅻによって討伐命令が下される。
- 討伐のために集まったサーヴァント達をも圧倒していたが、ゾォルケンがビーマによって殺害されたことで魔力供給が途絶えてそのまま瀕死になってしまった。
- そのまま消えるところを、コアが回収されなかったために再構築されたゾォルケンの手によって、蟲を埋め込まれて再度走狗とされる。
- 後に超巨大蠢魔をまたしても生み出すものの、ライノール・グシオンが事前に仕込んでいた超高火力魔力砲を受け、自分の歪みを自覚しながら消滅していった。
- 人物
- ジル・ド・レェそっくりの外見をした鎧をまとった男[注 1]。
- 物腰こそ丁寧ではあるが美しい女性に執着して花嫁に迎えたがり、一方的に命令で束縛しようとする危険人物。
- 他者の苦しみや悲鳴を悦として、しかもそれを「禁忌を破ったのだから当然の罰」と公言して憚らない破綻者であり、最早禁忌を破らせてそれを理由に女性を蹂躙する事自体を目的とする怪物と化している。
- 実際のところジルを基にして生み出された一種のアルターエゴであり、彼とは別人であるためジャンヌ・ダルクについては名前すら知らない[注 2]。
- 能力
- キャスタークラスにしてはステータスが高めで、剣と鎧による接近戦を行う。
- また下記の宝具によって蠢魔(しゅんま)と呼ばれる異形の怪物の召喚能力を得ており、これをけしかけての殺戮も行う。
- ただしジルが持っていた宝具とは異なり独立した魔力炉はないため、過剰に行使している場合には魔力供給が途絶えると、自分の魔力が吸われて何もかもがご破算になってしまう。
ステータス[編集 | ソースを編集]
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャスター | マキリ・ゾォルケン | A | D | C | C | B | B | ? | 黄金律:B |
宝具[編集 | ソースを編集]
- 魔法の鍵にて開かれる禁忌(フォービドゥン・レッドルーム)
- ペロー童話における「開くことで恐怖があらわになる秘密の部屋」とジルの使い魔の要素が合わさって生まれた「開くことで恐怖の怪物があふれ出す部屋と、その魔法の鍵」という宝具。
- 演出としては、ジル・ド・レェの宝具「螺湮城教本」の演出と同一。
- 『Grand Order』では「敵全体に攻撃&攻撃力をダウン(3ターン)」という宝具。
- 「奏章Ⅰ」ではマキリ・ゾォルケンの改造によって、無数の蠢魔と合体し超巨大蠢魔となる能力を得た。
- 超巨大蠢魔の外殻は蠢魔によって構成されるため、内部を動き回りながら攻撃された箇所に蠢魔を追加召喚することで、核となる青髭は攻撃されることなく行動できる。
- ただし、超巨大蠢魔となっている状態では常に宝具を展開し続けなければならないため、マスターからの魔力供給が途絶えると霊基が自壊する可能性もある。
- しかしマスターを取り込むことで、マスターからの魔力供給の安定やマスター殺しの防止もでき、いよいよ倒すには超巨大蠢魔を丸ごと吹き飛ばせるほど大規模の攻撃が必要となってくる。
- 元々「見てしまった者を取り込んで恐怖の一員にする」という特性もあり、上記の超巨大蠢魔を生み出した際には「見てしまった者を感知して取り込んでラニメントに還元してさらに駆動する」という無限機構と化してしまっていた。
真名:青髭[編集 | ソースを編集]
シャルル・ペローの童話『青髭』に登場する怪人。
主人公の若い娘を七人目の花嫁として迎えた大金持ちであり、主人公に対しても豊かな暮らしをさせたが、ただ一つ「秘密の部屋」だけは除いてはならないと言い含めつつ鍵を預けていた。
主人公はある時、好奇心に負けて秘密の部屋を覗いてしまうが、そこにはこれまでの六人の妻の死体が残されており、慌てて逃げたものの鍵に血がついてしまう。
帰宅した青髭は鍵に血がついているのを見て事を悟り、激怒して主人公を殺そうとするが主人公が祈りの時間が欲しいと時間稼ぎをしているうちに、その日に面会する予定だった兄たちが駆け付けて青髭は殺され、ハッピーエンドとなる。
その残虐極まりない在り方は、多くの少年を攫って黒魔術の儀式に用いていたジル・ド・レェをモデルにして創作されたとも言われている。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 奏章Ⅰ『虚数羅針内界 ペーパームーン』にて敵サーヴァントとして登場。
人間関係[編集 | ソースを編集]
Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]
- マキリ・ゾォルケン
- 奏章Ⅰにおけるマスター。
- メドゥーサ〔セイバー〕、カーマ
- 奏章Ⅰで敵対したサーヴァント達。
- 「花嫁」として求婚したが当然ながら嫌悪と共に拒否された。
名台詞[編集 | ソースを編集]
メモ[編集 | ソースを編集]
- アドバンスドクエスト「禁忌の魔導書」に敵として登場するジル・ド・レェも、名称は青髭となっている。
- 声を演じた鶴岡聡氏によると、セイバーのジルとキャスターのジルの中間を描きたいという要望で演技をお願いされたとのこと[出 1]。