「ワルキューレ」の版間の差分
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2020年1月28日 (火) 23:42時点における版
ランサー | |
---|---|
真名 |
ワルキューレ (オルトリンデ・ヒルド・スルーズ) |
外国語表記 | Valkyrie |
性別 | 女性 |
身長 | 159cm |
体重 | 46kg |
好きな物 | お姉さま/勇士の魂 |
苦手な物 | 特に無し |
出典 | 北欧神話 |
地域 | 欧州 |
属性 | 秩序・善 |
一人称 |
私(オルトリンデ) あたし(ヒルド) 私(スルーズ) |
二人称 |
あなた/○○/○○様(特にマスターに)(オルトリンデ) きみ/○○(呼び捨て)(ヒルド) 貴方/○○(呼び捨て)(スルーズ) |
三人称 |
彼/彼女/○○さん(オルトリンデ) 彼/彼女/○○(呼び捨て)(ヒルド) 彼/彼女/○○(呼び捨て)(スルーズ) |
声優 |
田中美海(オルトリンデ) 小松未可子(ヒルド) 雨宮天(スルーズ) |
デザイン | 武内崇 |
設定作成 | 桜井光 |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では神代から生き続けている異聞帯の存在として登場。
- 人物
- カルデア式召喚及び霊基再臨に伴う代替召喚で確認される個体は「オルトリンデ」「ヒルド」「スルーズ」の3騎。マスターとの縁が結ばれた(或いは未来にて結ばれるであろう)個体と予想される。個体名を有しているはずだが、彼女達は「それぞれ別個体である」という扱いを断固として拒絶している。
- 魔力の多寡はあれども存在の本質はほぼ同等であるため、彼女達はいずれも真名「ワルキューレ」として現界する。だが「ワルキューレ」は個体名ではなく種族名であるため、外見・性格・言動が三者三様で異なっている。
- オルトリンデは内気で引っ込み思案であり、あまり余裕のある性格はしていないが、ワルキューレとしての任務には人一倍意欲を持っている。妹分であるためか人生経験も少ないようで、嗜好も子供っぽい。
- ヒルドは明るく陽気な性格で、言動も若干軽めで人当たりも良いムードメーカー。性格上のゆらぎも少なく安定している。
- スルーズは知的なクール系で、きびきびとした事務的な喋り方が特徴的で、若干人間味は薄い。動作が不具合を起こしているきらいがあり、恋愛などにも興味があるようで、ブリュンヒルデと同じ問題が発生している模様。
- このように個体差はあるものの、あくまでも個性の範疇にすぎず、知識や認識の同期も定期的に行われるために「異なる見解を持つ」ということが原則としてありえないし、そのように設計されている。このあたりはラフムに近い。
- なお、カルデアのマスターによって召喚された彼女達は汎人類史のワルキューレが英霊・サーヴァントとなった存在であり、北欧異聞帯でマスターが出会ったワルキューレとは「完全な別人」である[注 1]。
- 能力
- オーディンから賜った光槍と神鉄製の盾を持つ。神鉄製の盾はナポレオンの砲撃を容易く防ぐ。
- 戦闘時には白鳥礼装を起動し、これによって飛行能力を持つ。また、他者を補助することも出来る。
- サーヴァントとして現界するワルキューレは特殊な存在で、極めて異例な霊基を有している。神霊に近い存在(半神)であるため、高ランクの神性スキルを有している。
- マスターとの同調率の上昇に伴って魔力が増大することはあっても、ワルキューレはそれぞれの個体ごとに力の上限があるため、他のサーヴァントのように「霊基再臨して強力な形態に変化する」ことがない。
- カルデア式召喚のシステムに従ってワルキューレに霊基再臨を行わせた場合、高確率でワルキューレは姿を消し「再定義された魔力容量に相応しい別個体のワルキューレ」が代替召喚される。なお、非戦闘時であれば負担が少ない為に同時に3人とも存在させる事が可能である模様。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ランサー | 主人公 (Grand Order) | B | B | B | A+ | E | B | 対魔力:B 神性:A |
原初のルーン 白鳥礼装:A 運命の機織り:B |
宝具
- 偽・大神宣言(グングニル)
- ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:5~40
最大捕捉:20人 - 大神オーディンから授かった武具。大神宣言(グングニル)の劣化複製版。
- 真名開放して投擲すれば必中機能が発動する。
- 『Fate/Grand Order』では基本的に真名開放は行われず、通常武器として使用される。
- 終末幻想・少女降臨(ラグナロク・リーヴスラシル)
- ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:0~4
最大捕捉:100人 - 完全に同期した自分たち───複数のワルキューレたちが一堂に集い、ヴァルハラへと至る勇者の魂を導くための機能のすべてをより合わせ、手にした宝具『偽・大神宣言』を一斉に投げつける。
- 対象に槍の投擲ダメージを与えると同時に、効果範囲に一種の結界を展開。あらゆる清浄な魂を慈しみ、同時に、正しき生命ならざる存在を否定する。
- サーヴァントや使い魔といった存在や、術式、幻想種、吸血種、等々の魔術や魔力に類する存在を退散させる空間を作り出すのである(抵抗判定に失敗した個体を退散させる)。
- 『Grand Order』では「自身に必中状態を付与[注 2]&敵全体に強力な攻撃&〔魔性〕属性の相手に対して確率で即死[注 3]」という効果のQuick宝具。
- 白鳥礼装(スヴァンフヴィート)
- ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:-
最大捕捉:自身 - 大神オーディンから授かった白鳥の衣。
- これにより、ワルキューレは飛行能力を有し、高速機動を可能とする。
- 天馬に騎乗していない状態では、この宝具に機動性の大半を依存している。
- この宝具の真価は「大神オーディンの加護」である。
- この加護によりワルキューレの精神と肉体は絶対性が保たれ、精神に影響を与える魔術や能力の類をシャットアウトし、肉体はBランク以下の物理攻撃を弾き、カロリーを大量に摂取しても体型は変化しない。
真名:ワルキューレ
- ワルキューレ。鎧に身を包んだ戦乙女。大神の娘たち。ワルキューレ達の個体にして総体。
- 北欧神話における最高存在である大神オーディンによって、数多くが製造された。
- 数多の戦場の空を覆い、戦死した勇者の中でも資格あるものを選定し、大神の宮殿たる輝ける黄金のヴァルハラへとその魂を連れていく。
- 北欧神代の終末「神々の黄昏」にて、巨人たちを屠る大神の軍の列へと加えるために。
- 神々の黄昏「ラグナロク」のために大神オーディンによって造り出された数多き存在こそがワルキューレであり、ある種の自動機械として機能し作動する。
- 天馬を駆って戦場の空を舞い、死した勇者達の中からヴァルハラへと連れて行くべき魂を選定して見せる。
- しかし、英雄シグルドと出会った長姉ブリュンヒルデが強烈な感情と個性を得て零落した瞬間を転換点として、徐々に個体数を減らしていった。
- 神々と巨人の最終戦争「ラグナロク」の開始時点では「既に当初の半数にまで落ち込んでいたのではないか」とするレポートが1980年代中頃の時計塔呪詛科のロードへと提出され、一時的なものではあるが、魔術の世界にて話題となった。
- 現界するワルキューレは、サーヴァントとしては特殊な存在であり、極めて異例な霊基を有している。
- ワルキューレはそれぞれの個体ごとに力の上限が存在し、カルデア式召喚のシステムに従ってワルキューレに霊基再臨を行わせた場合、高確率でワルキューレは姿を消し、「再定義された魔力容量に相応しい別個体のワルキューレ」が代替召喚される。
- 特殊な霊基を伴って召喚されたのは恐らく、北欧異聞帯における出会いと別れが、マスターに対する縁となったという事なのだと思われる。
関連
- エインヘリャル
- ワルキューレによって選ばれた戦死した勇者の魂。オーディンの館に招かれた彼等は、朝から夕方まで殺しあいながら戦士としての腕を磨いているとされている。夕方になると戦死した者は生き返り、傷付いた者も怪我が治り、夜には盛大な宴を一晩中行う。そして巨人族との最終戦争である「神々の黄昏」の時に甲冑に身を固めてオーディンやアース神族と共に巨人族を迎え撃つとされる。
- ワルキューレの騎行
- リヒャルト・ワーグナーの歌劇「ニーベルングの指輪」を代表する楽曲。この場面では馬に乗ったワルキューレ達が草原を楽しげに駆け抜ける姿が描写されており、本来は戦いとは無縁の楽曲だったのだが、フランシス・フォード・コッポラの戦争映画『地獄の黙示録』のヘリ部隊空襲シーンで使用されたり、プロレスラー・藤原喜明が入場テーマとして採用した事も手伝って、現在では印象が180度変わってしまっている。
ある意味、無辜の怪物の犠牲者と言えようか。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- Lostbelt No.2『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』配信に伴い実装。
その他
- ちびちゅき!
- クリスマス回に三人纏めて登場。プレゼント交換で互いに牽制し合っていた。
人間関係
Fate/Grand Order
- アルテラ
- 何故か同型機と認識しかかっている。ワルキューレのプロトタイプにオリジナルの欠片が使用されているからであろうか。
- スカサハ=スカディ
- 同じ北欧の女神スカディとして敬意を持って接しているが、スカサハが習合されている事については首を傾げている。
- ジークフリート
- 期間限定イベント『神秘の国のONILAND!!』にて、シグルドと間違われてブリュンヒルデに近づかれるところを「お姉様に近づく英霊」と認識。
- オルトリンデは「何らかの対処が必要」ヒルドは「マスターのサーヴァントだから穏便に済ませよう」スルーズは「殺します」と表れに差はあるが全員敵意を向けることに。
- 後に自身の幕間の物語で「愛」について調べる為に質問をしに行った。
- 巴御前
- 自身の幕間の物語で共演。
- 彼女にゲームを教えられた事で、愛について調べていたこともあって連日のように恋愛シミュレーションゲームにのめり込む事に。
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン、清姫、サロメ
- 自身の幕間の物語で、上記のジークフリートに加えて愛について質問しに行った相手。後半2人が明らかに危険な人選なのだが、いいのだろうか。
生前
- ブリュンヒルデ
- 自分達の先行機であるため「お姉様」と強く慕っている。
- シグルド
- 「お姉様をおかしくした張本人」として、程度の差はあれ良い感情は持っていない。
- オーディン
- アース神族の最高神で父親。
- トールとシフ
- 北欧神話の原典「古エッダ」における、スルーズの両親。スルーズの金髪は母シフ譲りのものである。
名台詞
Fate/Grand Order
- オリトリンデ「緊急事態、緊急事態。
お姉様が男性の英霊に接近しています!」 - ヒルド「むむっ、もしやシグルド!?」
- スルーズ「いえ、あれは別の勇士―――ジークフリート様ですね。」
- ヒルド「えっそうなんだ。
でもさ、なんだか似てない?」 - オルトリンデ「似てる似てないよりも、です。
お姉様に近付く英霊にはどのような対処を……」 - スルーズ「殺します。」
- ヒルド「いやいやまずいよマスターのサーヴァントだよ!
ここは穏便にね、ほら穏便に。」 - スルーズ「殺します。」
- ヒルド「スルーズぅ!」
- 「神秘の国のONILAND!!」にて。ティーカップのジークフリードとブリュンヒルデを見て。どちらかというとブリュンヒルデが(シグルドと勘違いして)近付いているのだが。
メモ
- 再臨の度に姿や個体の名称、更には担当声優まで変化する初のサーヴァントで「一粒で三度美味しい」と言われている。
- 但し、システム上の制限により同一パーティ内には自前・フレンド合わせても二騎までしか置けない為、今後別クラスでの実装がされない限り三形態の完全な揃い踏みは不可能という悩ましさも同時に持ち合わせている。
- 宝具演出に登場する6体のワルキューレたちの外見は、2013年に武内氏が参加した別企画『Planet:Valkyrie』で登場したワルキューレ達が元になっている。
- 騎乗スキルは無いが「天馬を駆っていた」という伝承があるのでライダークラスの適性もあると思われる。事実、北欧異聞帯にいる無名のワルキューレはライダークラスとして扱われている。
- 概念礼装「リング・ザ・ベル」の設定画がしらび氏のTwitterで公開されている[出 1]。