ギルガメッシュ〔キャスター〕
キャスター | |
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真名 | ギルガメッシュ |
性別 | 男性 |
身長 | 182cm |
体重 | 68kg |
出典 | シュメール文明、ギルガメシュ叙事詩 |
地域 | バビロニア、ウルク |
属性 | 秩序・善 |
声優 | 関智一 |
デザイン | ギンカ |
レア度 | ☆4 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』第七特異点『絶対魔獣前線 バビロニア』では生前の彼が登場。
- 人物
- 暴君ではなく、冥界より帰還して王として成長を果たした状態で現界した「賢王」。
- キャスターでカルデアに召喚されてきた際は、自分を召喚したマスター、およびグランドキャスター(とそれを騙る者)への当て付けであると語る。
- 普段より何割かは話の分かるといっても、傲岸不遜で唯我独尊、傍若無人な在り方はアーチャーの時と変わらず、王として治めたのも「あくまで自分が自分を喜ばせるため」である。
- 見た目の若々しさからは察しにくいが第七特異点での彼の状態は英雄譚の最晩年に当たり、「肉体労働には向かない」と本人も語る。加えて魔獣の襲撃によって日々激務に追われており、それ故に死の影がちらついており、実際中盤では過労死してしまった。
- 能力
- 魔術師のフリをしているだけで、純粋なキャスターの適正を持っていないギルガメッシュだが、宝物庫に在る無数の魔杖のおかげでAランク相当の道具作成スキルを疑似的に取得している他、ウルク城塞などの建築デザインに携わった功績からAランクの陣地作成スキルも有している。魔術の全ては宝物庫によるもので、財を以てすれば神代の魔術でさえも思うがままに操れるが、さほど慣れていない。
- 第七特異点ではティアマトへの対策のため『自分一人だけではなく、民・国土とその生活などメソポタミアの全てを使って戦う必要がある』という考えに至った事から宝具の射出と乖離剣を封印しているが、神代のような神秘の濃い環境では生前であっても7体もの英霊召喚を一手に可能としていた。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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キャスター | 主人公 (Grand Order) | C | D | C | B | A | EX | 道具作成(偽):A 陣地作成:A 神性:B |
王の帰還:A カリスマ:A+ 魔杖の支配者:EX |
宝具
- 王の号砲(メラム・ディンギル)
- ランク:B
種別:対軍~対城宝具 - キャスターとしての宝具。ウルク城塞からの遠距離爆撃。
- ギルガメッシュのみならず、神代を生きたウルクの民の総力までもが結集された驚異の砲撃。
- 弩であるディンギルには、ギルガメッシュのコレクションである宝具が彼の断腸の思いによって装填されており、火薬替わりの魔力が込められたラピスラズリをハンマーで叩き割ることで、委任したウルクの民兵が撃てるようにしている。
- とはいえギルガメッシュが自ら建造させた施設のため、例えディンギルを番える民が全滅したとしてもギルガメッシュの魔力を通すことで砲撃は可能。
真名:ギルガメッシュ
- ギルガメッシュ。英雄王。太古の昔、後に「メソポタミア」と呼ばれるシュメールの都市国家ウルクを治めていた人類最古の王にして、伝説だけでなく実在したとされる、人類最古の叙事詩『ギルガメシュ叙事詩』に記されたかつて世界の全てを手中に収めた半神半人の英雄。
- 暴君ではなく、冥界より帰還して王として成長を果たした状態で現界した「賢王」。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- 第七特異点『絶対魔獣前線 バビロニア』解禁に伴い実装。ストーリーでは第七特異点のキーキャラクターとして生前の姿で登場した。
人間関係
Grand Order
- マーリン、巴御前、牛若丸、レオニダス一世、武蔵坊弁慶、天草四郎、風魔小太郎
- 第七特異点で英霊召喚を用いて召喚したサーヴァント。神代の濃い魔力の効果で全員受肉している。
- 茨木童子
- 第七特異点で英霊召喚を用いて召喚したサーヴァント。神代の濃い魔力の効果で受肉している。
- 彼女のキャラクエではカルデアから召喚された彼女の前に現れ、宝物庫を暴こうとしたところにきついお灸を据えた。
- アナ、ケツァル・コアトル
- 第七特異点で召喚された女神。ティアマトの右角を崩壊させ飛行を封じ、十分間もの時間を稼いだのを見て、「女神にもマシな連中がいる」と褒め称えた。
生前
- エルキドゥ
- 生前、数日間に渡る互角の決闘の末に唯一親友と認めた人物。『Fate/strange Fake』『Fate/Grand Order』ではランサーとして召喚されている。
- 彼と共に過ごした時間や思い出は最高の「宝」だが、彼の死がギルガメッシュ自身を不老不死の旅へと赴かせ、ひいてはギルガメッシュが治世の人王として生きるきっかけとなった。
- FGOのマイルーム会話においても「奴と語り合う自由は玉座に座った時点で失った」と言っている。
- イシュタル
- 執拗に求婚を迫ってきた豊穣の女神。古今東西で英雄王が最も憎み嫌う存在であり、『Grand Order』第七特異点の当初や『FGO material』では「飛蝗の群と砂嵐、子供のかんしゃくが混ざったような存在」と評していた。
- しかし第七特異点では不老不死の旅から帰還して精神的に成長したのと、彼女が人間の少女を器とした疑似サーヴァントとして現界したために性質が3割がた変わってるのも相まってか、喧嘩仲という間柄に収まっている。
- シドゥリ
- 冥界から帰還したギルガメッシュを王としての無責任ぶりから叱責し、再建後には祭祀長として彼を支えた女性。
- 『ギルガメッシュ叙事詩』において、ギルガメッシュに不老不死を求めることの無謀さを説いた女神と同名であるが、Fateシリーズではこのシドゥリは女神ではなく人間である模様[1]。
名台詞
Grand Order
- 「矢を構えよ!我が許す!至高の財を以てウルクの守りを見せるがいい───大地を濡らすは我が決意!『
王の号砲 』!!」 - 宝具発動。弩に装填された賢王の膨大な財を、神代を生きた兵士達によって城塞より打ち放つ。それはウルクという国そのものとも言える大爆撃。
- 「よし、アレを使うか」
「さて、アレがあったな」
「ま、どれでもよいか」 - コマンドカード選択時の台詞。蔵に有用な武器があり過ぎる故の発言だろうが、何を出そうとしたのか忘れてしまったかの様にも聞こえる……。
- 「ほう……此度のイシュタルは少しばかり頭が良くなっていると見える。父親への依存が消え、一人の神として自立しだしたか。
フッ、幼くして父を失った娘の気質がよもやあの駄女神を更生させるとは。運命とは、まことよく出来た織物よ」 - イシュタルを所持している時のマイルーム会話。依り代の影響もあってか、生前程イシュタルとの関係は殺伐とした物ではない様子。
- 「エルキドゥと話す事はない。今の我にはな。奴の死を以て我はウルクを治める人の王となった。奴と語り合う自由は、玉座に座った時点で失ったのだ。」
- エルキドゥを所持している時のマイルーム会話。「英雄王」ではなく「賢王」として現界したギルガメッシュにとっては、その転換点となったエルキドゥは最早過去でしかない。
- 「───、フ。
ふはは、ははははは!はははははははははははははははははははははは!
倒す!貴様たちがあの女神どもを倒すだと!?シドゥリ、水差しを持て、これはまずい、命がまずい!
あの阿呆どもは我を笑い殺す気だ!未来における最高峰の道化師を連れてくるとは!
───ふう。いや、今のは中々だった。後で王宮誌につけておこう。王、腹筋大激痛、と。」 - 第七章にて。三女神同盟を倒すと口にする主人公に抱腹絶倒するが、のちに別の意味で更なる腹筋の大激痛に苛まれる事になるとは彼自身も思わなかっただろう……。
- 「……………………うむ。王が居眠りから覚めると、そこは冥府の底であった、か。
──などと言っている場合か──!本当に死んでいるではないか、我───!」 - 過労死した王の冥府でのノリツッコミ。
- 別に冥界の管理者であるエレシュキガルによる罠で連れてこられたわけでもなく、本当に過労死で勝手に死んだのだから本人も驚いたことだろう。
- こんなやかましい王に突然来られても、エレシュキガルも迷惑である。
- 「なんとみみっちい!
『誓いは絶対だけど、それはそれとして破って死にマース』程度の男気はないというのか!?」 - 女神であるケツァル・コアトルに対して、男気と特攻を要求する我様発言。当然「みみっちいのは王様の方」と却下された。
- 「まさに───ウルクは幸福な都市であった。その歴史も、生活も、民も───この我も含めてな。」
「今こそ原初の神を否定し、我らは人の時代を始める!心せよ、我が精鋭たちよ!
これは神との真なる決別の戦い!その命、王に捧げよ!
最後の一命まで、後の世に、我らウルクの栄光を伝えるために!」 - ティアマトとの最終決戦を前に、生き残った500人のウルクの民達に向けてジグラットの見晴らし台から語った演説の一部。
- 滅びの結末を知ってなお抗い、戦い続ける事を選んだ誇り高きウルクの民達を見てギルガメッシュは人の世に神々の庇護が不要である事を確信する。
- 斯くして原初の神との決別の戦いの火蓋は切って落とされた。
- 「ハ! 気にするな、致命傷だ!
それより貴様だ、ばかもの! 無事か! 無事だな! ならば良し!」 - ティアマトの攻撃から主人公をかばっての言葉。これによりギルガメッシュの死亡は避けられない事態に。
- しかしギルガメッシュは感謝を口にする。後世のウルクにはティアマトだけではなく、ギルガメッシュ自身も不要。
- 死に方に難儀していた彼にとって、ティアマトを倒すという決着を委ねるための死は満足の行くものであった。
- 「無理と言うか? 我は限界だと? もはやウルクは戦えぬと!
貴様はそう言うのか、〇〇(主人公名)!」 - 致命傷を負いながらもディンギルを撃ち続けるギルガメッシュにマシュ・キリエライトが諦めの言葉を口にしかけた時の台詞。
- ウルクの都市は取り返しがつかないまで壊滅し、屈強な民達も皆死にゆく中、なおウルクが健在である事を主人公たちに示した。
- 「───さらばだ、天の遺児よ。以前の貴様に勝るとも劣らぬ仕事───
天の鎖は、ついに、創世の神の膂力すら抑えきった。」
「───無論だ。何を悲しむことがあろう。
我は二度、友を見送った。
一度目は悲嘆の中。だが此度は違う、その誇りある有姿を、永遠にこの目に焼き付けたのだ。」 - キングゥが捨て身の宝具でティアマトを封じ込めた際に、それを眺めながらこぼした台詞。
- ラフム飛び交う黄昏のウルクにて、天上天下にただ一人の友の生き様を、賢王は静かに見届けた。
- 「そもそも百凡のサーヴァントどもを鍛えてなんとする! 鍛えるなら我を鍛えぬか、我を!」
- 期間限定イベント『ネロ祭再び ~2017 Autumn~』にて、戦闘シミュレーターの稼働についての無駄や非効率についての言及。
- 「たわけめ、我は出し惜しみはせぬが、それはそれとして基本的には溜めこむ男よ! 財あっての浪費と知れ!」
- 同上。ネロに自分と同じ浪費型と思っていたと言われて。使い所を見極め、使うべき所は大胆に使う様は7章でも描かれている。
- 「基本給は年を数えるごとに上げぬか、馬鹿者が!」
- 同上、カルデア内の環境に対する不満の続き。自分の民ではないが、賢王だけありカルデアの職員を気遣い、ちゃっかりと給料が上がっていないことを調べている。
- この場合、重ねた年齢への敬意という意味ではなくノウハウに対価を払うべきだと語っているが……古代の王の口から基本給という近代の制度が真面目に語られる辺りが少しだけシュールである。
メモ
話題まとめ
商品情報
脚注
- ↑ 『strange Fake』第四巻でも彼女を雑種と呼称しているので、ただの人間であるのは確定。