ゲーティア
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ビーストI
- 真名:ゲーティア
- CV:杉田智和
七つの人類悪の一つ、『憐憫』の理を持つ第一の獣・ビーストⅠ。
当初は冠位の「魔術師」のサーヴァント、ソロモンとして行動していた。
- 略歴
- 『Fate/Grand Order』では人理焼却を実行した首謀者。メインストーリー第四章の最終幕で姿を現すが、当初はソロモン王を名乗っていた。
- 初登場時は神にも等しいと評される程の絶大な力の片鱗を見せつけ、居合わせた坂田金時、玉藻御前、モードレッドなどの強力なサーヴァントらを圧倒。
- しかし主人公にはトドメを刺す事をせず、七つの人理焼却を全て防げばカルデアを自らの解決すべき案件と認めると告げ、その場を去っていった。
- それは主人公を見逃したわけではなく、自身と目を合わせたことで邪視を受けた主人公をもう“終わるもの”として見捨てたため。
- だがそのたった一度の気まぐれによって行われた姑息な罠は、使用する尖兵として最初から自身を裏切る気満々であった巌窟王 エドモン・ダンテスを選択してしまったために失敗に終わり、結果的に主人公は生き残ることとなる。
- 後に六章で登場したシャーロック・ホームズには「既に人理焼却を終え、次の仕事に取り掛かっている」と推理されるが、まさにこの「人理焼却の次」こそがゲーティアの目論む真の狙い。
- 逆行運河/創世光年。それは愛の果てに夢見た哀しき偉業。
- 人物
- 第四章、並びに終章ではソロモン王の姿をしていたが、物語の終盤で真の姿の現した。
- ヒト型のシルエットではあるが、筋骨隆々とした白と黄金の肉体を持ち、陥没するように裂けた胸部から赤く大きな眼球が覗き、頭部には枝のように伸びる無数の黄金の角を有した、恐ろしくも神々しい姿の怪物である。
- (なお、この際現れた本物のソロモン王と比べると、ゲーティアが扮していたソロモンの姿には肩口から垂れ下がる三つ編みに赤い目玉の模様がある、髪型に若干の差異があるなどの微妙な違いがあるようだが理由は不明)
- 天地の理すべてを従わせる全能感、人類すべてを憎むといわんばかりの威圧感を持つが、ソロモン王がベースなので理知的な性格である。
- 七十二柱の魔神柱の集合体なのでその性格・性質は七十二に及び、個人であり群体である為、余人と対話する時は、その相手に似た『魔神柱』が表面に現れる。
- それゆえに乱雑な者が語りかければ粗野に、賢明な者が語りかければ真摯に、残忍な者には残忍に、穏やかな者には穏やかに応えるなど言動に一貫性がなく、『鏡』のような性質を持つとも言われる。
- つまり第四章で傲慢で残忍な振る舞いを見せ「人類は自身の愉しみのために消費されるのが救い」とまで言ってのけたのは、モードレッドが乱暴でアンデルセンが意地悪だったから。
- 彼はソロモン王ですら到達できなかった全能者であり、本来であれば人を統べる王として充分な資格がある。しかし全能である以上は人間を理解できず、不死である以上は答えに辿り着けず、故に、『人の王』にはなり得なかった。
- その在り方は「愛の無い獣、そのくせ夢だけは人一倍」「怨念を持たぬ者、恩讐の外に在る存在」と評されている。
- 能力
- 「神にも匹敵する」と形容されるほどの魔力を持ち、存在するだけで領域を圧し潰すほどの力場が発生し、カルデアからの干渉をほとんど遮断してしまう。
- スキル「召喚術」によって七十二柱の魔神であれば自在に現世に召喚できる。ソロモンの内界に巣くった“架空の魔神”たちを外界に投射する変換器、と言えば分かりやすい。ただし英霊召喚や通常の使い魔は呼び出すことができない。
- スキル「啓示」は天からの声を聴き最適な行動をとる能力であるが、魂が持つスキルな為、ソロモンの遺体に巣くったゲーティアには使用できない。
- 過去と未来を見通すスキル「千里眼」は肉体に備わったスキルであるため、ゲーティアにも使用可能。ただし時間の流れの外に出てしまったカルデアは彼の目を以てしても見通すのが難しく、カルデア側から彼の固有結界の座標を導き出すまで接触することはなかった。
- 十指すべて揃っている場合人類が行うあらゆる魔術を無効化し配下に納めることができるという「ソロモンの指輪」を両手にはめているが、右手の中指の指輪のみレプリカとなっている。
- 他にも、視線を合わせるだけで邪視により魂が縛られる、ソロモンの名を口にする、姿を絵に描くだけで呪詛にかかってしまう等の力を持っている。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
グランドキャスター | ? | E | E | B | A++ | A++ | A++ | ? | 啓示:B 召喚術:EX ソロモンの指輪:EX 千里眼:EX |
|
ビーストI | ? | A | A | D | A+ | B | A+++ | ? | 召喚術:EX 啓示:- 千里眼:EX |
宝具
- 誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの(アルス・アルマデル・サロモニス)
- ランク:EX
種別:対人理宝具/対人宝具 - 第三宝具。原罪のⅠ。人類終了を告げる光帯。
- 一見すると地球を囲む光の輪だが、その実態は幾億もの光の線の集合体であり、『Grand Order』で各特異点の上空に浮かぶ光帯そのもの。
- 線の一本一本が高ランク宝具である『エクスカリバー』に匹敵する極大ダメージを持つ。
- 人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、ソロモンや魔神柱の凝視で火を放ち、炎は地表を覆ってあらゆる生命と文明を焼き尽くし、残留霊子として摘出される。この光帯を以てすれば地球の表層を焼き払うことができる。
- この光帯の本質は人類史すべてを熱量に変換したものであるため、この宝具の熱量を上回るものは地球上には存在しない。
- 地球上においてその一瞬、一秒に発生した人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら3000年分回収し、これを何億と集め・加速・収束させる事で膨大な年月の時間逆行も可能になる。
- また、魔力を束ねる力を失えばリング状ではなく大気に満ちるマナとして拡散し、超新星の如き爆発に匹敵する威力で領域を跡形もなく失ってしまう。
- 戴冠の時来たれり、基は全てを始めるもの(アルス・パウリナ)
- 第二宝具。魔術王の拠城である「神殿」にして、時間と隔絶した虚数空間の工房。その実態は領域そのものであり、固有結界「時間神殿ソロモン」。
- 生前におけるソロモン王の魔術回路を基盤にして作られた小宇宙であり、カルデアスが地球の極小モデルケースなら、この宝具は宇宙の極小モデルケースである。
- 魔術王の魔力が続く限り存続できるが、魔術王が消滅すればこの特異点も王座を残して消滅してしまう。
- 正しい時間軸には存在せず、この特異点の座標を示すのは紀元前2655年のウルクに送り込まれた第七の聖杯のみとなっている。
- しかしこの空間は人類悪と言われた災害の獣「ビースト」の霊基に満ちており、ビーストの眷属である魔神柱が蠢いている。
- 敵領域は一つの生命であり、末端から中心にエネルギーを送り込むことで、魔術王の玉座には計測不可能なほどの魔力が渦巻いている他、特異点の中心であり心臓部にあたる玉座へと繋がるルートを塞いでいる。
- 玉座に乗り込むには末端である敵領域を破壊する必要があるが、魔神柱一体を倒すには複数のサーヴァントを必要としており、魔神柱が倒されていても新たに誕生するため、七十二の魔神柱すべてを殺し尽くさない限り、突破は不可能である。
- 光帯収束環(アルス・ノヴァ)
- ソロモン王の第一宝具。仮想宝具。
- ソロモン王を騙るゲーティアは本来の宝具の真名を知らず、これを第一宝具と仮想する。
真名:ゲーティア
- 魔神王ゲーティア。人理焼却を引き起こした実行犯であり、魔術王ソロモンを騙る者。
- その実態はソロモンの七十二柱の魔神の集合体。生前に召喚した悪魔とその術式、生前の後悔が一つの個体として具現化した概念存在。 本来は人理補正式として編まれた術式。
- ソロモン王の死後、その内側に潜んで生き続けた召喚式という魔術そのものが、意思を持って受肉し、彼の名義を騙って人類総エネルギー化事業に乗り出した。
- 彼ら魔神は肉体を必要としない高度の知性体。千里眼を持つソロモンの守護英霊として過去と未来、あらゆる世界を見た。
- ソロモン王は受け入れたものの、しかし多くの悲しみ、裏切り、略奪を目の当たりにした魔神たちは、人間と未来に価値はないと結論し、消滅という結果を恐れた。
- 自己の消滅はもとより、あらゆるものは消滅する、という結末を嫌悪したのだ。そして、「終わりある命」を前提とした地球の在り方を。
- かくしてゲーティアはソロモン王の亡骸を内側に潜むことで受肉し、活動を再開したがその在り方には大きなジレンマがあった。
- 人間に価値はないと断言しながら、魔神である彼らは人間に使役されなければ存在できない。人間以上の能力を設定された高次元の生命でありながら、この宇宙唯一にして最大の『無駄遣い』である人間の下にいなくてはならない恥辱。
- ゲーティアはその矛盾と不誠実さに良しとせず、自己変革に乗り出した。人間に仕えるという目的の再設定。この星において唯一で最高の存在であることの絶対証明。
- ソロモンにもなし得なかった極点への到達。魔神王ゲーティアは神に至る大事業を始めたのだ。
- 彼は歴史を狂わせる特異点として聖杯を造り、自分がデザインし、遺伝子に魔神柱の寄り代となる呪いを刻み、ゲーティアの意思で魔神へと変貌する魔術師たちを子孫として、担当の時代まで存続し続けるように人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。
- それが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、2015年に人理焼却は実行され、人類から2016年以降の未来は消滅した。
- だが人類焼却こそゲーティアの真の目的ではない。何せ星一つ焼き尽くしたところで得られる燃料はたかが知れているのだから。
- 人類のあらゆる営みの熱量を未来から過去に遡りながら光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換する必要があるのだ。
- 46億年の過去に遡り、この領域に天体が生まれる瞬間に立会い、その全てのエネルギーを取り込み、自らが星そのものとなること。
- 創世記をやり直し、死の概念のない惑星を作り上げる大偉業には膨大な魔力が必要とする。彼は人類が憎いからではなく、「必要」があったから滅ぼしたのだ。
- 以上の功績をもって彼のクラスは決定された。グランドキャスターなぞ偽りの冠位。
- 其は人間が生み出した、人類史をもっとも有効に悪用した大災害。
- その名をビーストI。七つの人類悪のひとつ、『憐憫』の理を持つ獣である。
- 人が人を哀れみ失望するという奢り。それこそがゲーティアの獣性である。
人王ゲーティア
- 七十二柱の魔神ではなく、その残滓、最後に残った結果のようなモノ。
- ここで何をしようと敗北は決まっている。たとえ人類最後のマスターを殺したとしても。
- ソロモン王が「消滅」した時点で魔神王の偉業もまた消滅する。
- 魔神王ゲーティアであれば――「何の意味もない戦い」を選ぶことがなければ考えようもない選択。
- 3000年もの時間をかけ、ようやく彼は人間の精神性を理解し、限りある命を得たのだ。
- 人理を持って人理を滅ぼし、その先にある、誰も望まない虚空の希望を目指したゲーティア。
- 何の成果も、何の報酬もないとしても。彼は彼の「譲れないものの為」に立ちはだかり、全霊をかけて戦う。
登場作品と役柄
- 〔ビーストI〕キャラクターデザイン:山中虎鉄 / 設定制作:??? / レア度:☆5
- 人理焼却を目論む本作の黒幕にして第一部のラスボス。
- 第四章の最終幕にてグランドキャスターソロモンとして姿を現し、終章の終盤にて本来の姿で登場。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- 人理焼却に立ち向かう人類最後のマスター。七つの人理を全て修復した時、自身が解決すべき案件として認めるとした。
- マシュ・キリエライト
- 彼女の盾に何か気づいたのか関心を示す。
- レフ・ライノール
- 配下の一人。カルデア襲撃の実行犯であり、魔術王に心酔する魔術師。魔神柱フラウロスを貸し与えた。
- 魔神柱
- ソロモン王の忠実なる使い魔であり、最たる逸話の一つであるソロモン七十二柱の魔神達。
- 王の亡骸に彼らが集まり誕生したのがゲーティアである。彼の命のままに受肉・新生し、彼の望むとおりに人理を破壊せんとする。
- ジル・ド・レェ
- 『魔元帥』
- 聖杯を与え、第一特異点の焼却を命じた。
- ロムルス
- 『帝国真祖』
- 第二特異点の焼却を命じた。だが、彼本人は世界を愛し、人理焼却を望んでいなかったたためにレフを介して命令を出させるという形を取らざるを得なかった。
- 余談だが、作中の描写から考えて正しい記述は『帝国神祖』と思われる。
- メディア〔リリィ〕
- 彼女を純粋な魔術で打ち負かし、行動に制限をかけていた。神代の魔術師とはいえど、相手はその上を行く魔術王であった。
- 魔神柱フォルネウスを貸し与えた。
- イアソン
- 『英雄間者』
- 彼に最強の力が得られると虚偽を吹き込み第三特異点の焼却を実行させようとする。
- 彼からは目の届かない場所でも「あのお方」と呼ばれており、ほとんどの相手を見下すイアソンでも彼の偉大さは無条件で敬うほどのものだったのだろう。
- マキリ・ゾォルケン
- 若く理想を抱いていたはずの頃の彼を絶望させ、配下に加える。魔神柱バルバトスを貸し与えていた。
- ニコラ・テスラ
- 『神域碩学』
- 彼の召喚による第四特異点の破壊を期待していた。
- メイヴ
- 彼女に聖杯を渡し、第五特異点を破壊させようとした。
- オジマンディアス
- 『十字軍において本来死ぬべきであった人物』に聖杯を渡して第六特異点を破壊させようとしたものの、調子に乗って彼を召喚した結果その人物は聖杯を取り上げられてしまった。
- 以降は下手な相手の手に渡らないよう、オジマンディアスが聖杯を手元に置いていた。
- キングゥ
- 手ずから送った聖杯とエルキドゥの遺体を用いて起動させた彼にティアマトを目覚めさせるよう手引きして第七特異点を破壊させようとした。
- しかし魔術王からしてみればティアマトを復活させる役割しか価値がないようである。
- 巌窟王 エドモン・ダンテス
- オガワハイムを特異点化させるために召喚したが、彼は従わずに勝手に行動していた。
- またカルデアのマスターを嵌める為の監獄の支配者に任命しているのだが、ここでも彼は従う気など毛頭無く反逆された。
- 二度も差し向けようとしている事から魔術王は一定の評価をしているようだが、巌窟王の方は全く好ましくは思っていない。
名台詞
魔術王ソロモン
- 「
魔元帥 ジル・ド・レェ。帝国真祖ロムルス。英雄間者 イアソン。そして神域碩学 ニコラ・テスラ。」
「多少は使えるかと思ったが―――小間使いすらできぬとは興醒めだ。」
「下らない。実に下らない。やはり人間は時代 を重ねるごとに劣化する。」 - 第四章で突如として正体不明の存在として割り込んだ時の台詞。
- 「ん? なんだ、既に知り得ている筈だが? そんな事も教わらなけねば分からぬ猿か?」
「だがよかろう、その無様さが気に入った。聞きたいなら教えてやろう。」
「我は貴様らが目指す到達点。七十二柱の魔神を従え、玉座より人類を滅ぼすもの」
「名をソロモン。数多無象の英霊ども、その頂点に立つ七つの冠位の一角と知れ」 - 第四章での初登場時。規格外の力を秘めて現れた、人類最高の魔術師にして英霊の頂点に君臨する者の名乗り。
- 「ほう。私と同じく声だけは届くのか。」
「カルデアは時間軸から外れたが故、誰にも見つける事のできない拠点となった。」
「あらゆる未来―――すべてを見通す我が眼ですら、カルデアを観る事は難しい。」
「だからこそ生き延びている。無様 にも。無惨 にも。無益 にも。」
「決定した人類の滅びの歴史を受け入れず、いまだ無の大海にただよう哀れな船だ。」
「それがおまえたちカルデアであり、◯◯という個体。」
「燃え尽きた人類史に残った染み。私 の事業に唯一残った、私に逆らう愚者の名前か。」 - 第四章でロマンの通信を聞いた時の台詞。正真正銘、カルデアが人類史最後の砦だと分かる。
- 「哀れだな。時代の先端に居ながら、貴様らの解釈はあまりに古い。」
「七十二柱の魔神は受肉し、新生した。だからこそあらゆる時代に投錨 する」
「魔神どもはこの星の自転を止める楔 である。天に渦巻く光帯 こそ、我が宝具の姿である。」 - 第四章でロマンが「ソロモン王の使い魔があんな醜悪な肉の化け物のはずがない」と反論した時に返した台詞。
- 「そら見た事か。ただの英霊が私と同じ地平に立てば、必然、このような結果になる。」
- 第四章でウィリアム・シェイクスピア、玉藻の前、坂田金時をたった一人でまとめて倒した時の台詞。人類史に名を残した強大な英霊も七つの冠位の一角を相手では、ただの英霊扱いされる。
- 「ほう? いいぞ、語ってみよ即興詩人。聞き心地よい賞賛ならば楽に殺してやる。」
- アンデルセンが自らの正体に見抜いた時の台詞。自らの正体を見抜かれて尚も、その余裕は消えることはない。
- 「―――そうだ。七騎の英霊は、ある害悪を滅ぼすために遣わされる天の御使い。
人理を護る、その時代最高の七騎。英霊の頂点に立つ始まりの七つ。
もともと降霊儀式・英霊召喚とは、霊長の世を救う為の決戦魔術だった。
それを人間の都合で使えるよう格落ちさせたものがおまえたちの使うシステム―――聖杯戦争である。」 - 第四章での台詞。作品の根幹に関わる聖杯戦争の真実。
- 「そうだ。よくぞその真実に辿り着いた!
我こそは王の中の王、キャスターの中のキャスター! 故にこう讃えるがよい!
―――グランドキャスター、魔術王ソロモンと!」 - 第四章で自身の在り方を的確に見抜いたアンデルセンを称え、自身の格を高らかに謳う。
- この後、自らの正体を見抜いた褒美として、アンデルセンを五体を百に分け、念入りに燃やすという残酷な殺し方をした。
- 「凡百のサーヴァントよ。所詮、貴様等は生者に喚ばれなければ何もできぬ道具。
私のように真の自由性は持ち得ていない。どうあがこうと及ばない壁を理解したか?」 - 第四章でグランドキャスターの力を存分に見せつけたモードレッドに対する台詞。
- 「―――人類最高峰の馬鹿か、貴様?
四つもだと? 違うな。すべてを踏破してようやく、なのだ。
一つも六つも私には取るに足りぬ些事である。〇〇なる者が脅威などと、程遠い話だよ。」 - 第四章で上の台詞をモードレッドに負け惜しみと言われた時の台詞。人類最後のマスターは魔術王にとって脅威でもなんでもなかった。
- 尤も、真っ先に始末しなかった結果が、終章で人類最後のマスターを助太刀するためにこれまでに縁を結んだサーヴァント達が本拠地に駆けつけてしまう形でツケが回ってしまったのだが。
- 「では帰るか。思いの外時間をとったな」
モードレッド「はあ!? 帰るって、テメエ一体なにしにきやがった!?」
「いや、単なる気まぐれだが?」
「 ひとつの読書を終え、次の本にとりかかる前に用を足しに立つことがあるだろう? これはそれだけの話だ」
モードレッド「なっ……小便ぶっかけにきたっつうのか!?」
「――――、は」
「ハハ、ハ、ギャハハハハハハハハ……!」
「その通り! 実にその通り! 実際、貴様らは小便以下だがなァ!」 - 圧倒的な力を見せつけ、その場にいたサーヴァントの半数以上を消滅させた上であっさりと帰還しようとし、見とがめたモードレットを嘲り笑うように。
- だが、この悪辣な嘲笑が回り回って自分に降りかかるとは思ってもいなかっただろう(メモ参照)
- 「私はおまえたちなどどうでもいい。ここで殺すか生かすもどうでもいい。
わかるか? 私はおまえたちを見逃すのではない。おまえたちなど、はじめから見るに値しないのだ。
だが―――ふむ。だが、もしも七つの特異点を全て消去したのなら。
その時こそ、おまえたちを、“私が解決すべき案件”として考えてやろう。」 - 第四章で特異点から去る時の台詞。宣言を実際に行う程の圧倒的な実力を持つが故の傲慢。……その割にはイベントで卑怯な手を使っていたが。
- 「―――――ほう。意外な反応をしたな、人間。」
「楽しいか、問うのか? この私に、人類を滅ぼす事が楽しいかと?」
「ああ――――無論、無論、無論、無論、最ッッ高に楽しいとも!」
「楽しくなければ貴様らをひとりひとり丁寧に殺すものか!」
「私は楽しい。貴様たちの死に様が嬉しい。」
「貴様たちの終止符が好ましい。その断末魔がなによりも爽快だ!」
「そして、それがおまえたちにとって至上の救いである。」
「なぜなら、私だけが、ただの一人も残さず、人類を有効利用してやれるのだから―――――!」 - 第四章で主人公に「世界を燃やして楽しいのか!?」と問われての答え。モードレッドから心底から腐っていると言われるほど。
- 「――――――。」
「娘。人の分際で生を語るな。死を前提にする時点で、その視点に価値はない。」
「生命への感謝だと? それはこちらが貴様らに抱く疑問だ。」
「人間 たちはこの二千年なにをしていた? ひたすらに死に続け、ひたすらに無為だった。」
「おまえたちは死を克服できなかった知性体だ。にも関わらず、死への恐怖心を持ち続けた。」
「死を克服できないのであれば、死への恐怖は捨てるべきだったというのに。」
「死を恐ろしいと、無残なものだと認識するのなら、その知性は捨てるべきだったのに!」
「無様だ。あまりにも無様だ。それはおまえたちも同様だ、カルデアのマスターよ。」
「なぜ戦う。いずれ終わる命、もう終わった命と知って。」
「なぜまだ生き続けようと縋る。おまえたちの未来には、何一つ救いがないと気付きながら。」
「あまりにも幼い人間よ。人類最後のマスター、○○よ。」
「これは私からの唯一の忠告だ。」
「おまえはここで全てを放棄する事が、最も楽な生き方だと知るがいい。」
「――灰すら残らぬまで燃え尽きよ。それが貴様らの未来である。」 - マシュに「命を弄んでる」とその考え方を批難され、立ち去る前に語った反論。
魔術王 は……否、魔神王 は人の死を目の当たりにし続けたことで人間に失望し、人理焼却という凶行に走らせてしまった。残忍な発言とは一線を画す態度であり、主人公とマシュへの態度は嘲笑と言うよりは強い哀れみを感じさせる。
御使いの四柱
- 「助けを乞え!怯声を上げろ!苦悶の海で溺れるときだ!ハッハァッハハハハハ!」」
- 魔術王降臨。四柱の魔神達を従える魔術王の規格外の強さになすすべもなく倒されていく英霊達。
- 「フン」
「フフハハハ!」
「ハハハハハハハハハハァ!」
「小手調べだ。楽には死ぬなよ?」 - 攻撃時の台詞。明らかに見下し、手を抜いている。
- 「良いぞ良いぞ! ……そうでなくてはなァ?」
- スキル使用時の台詞。敵対者の無様な抵抗を見て楽しんでいる。
- 「祭壇を照らす篝火だ!盛大に燃えるがいい!」
- 焼却式 ベレト発動。種火から発せられるのは人理と英霊達を焼き尽くさんとする炎。
魔神王ゲーティア
- 「助けを請え! 怯声をあげろ! 苦悶の海で溺れる時だ! それが、貴様らにとって唯一の救いである」
- 戦闘開始時の台詞。
- 「ではお見せしよう。貴様等の旅の終わり。この星をやり直す、人類史の終焉。我が大業成就の瞬間を!
第三宝具、展開。 誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの。
――そう、芥のように燃え尽きよ!
『誕生の時きたれり、其は全てを修めるもの 』!」 - 原罪のⅠ。人類終了を告げる光帯。圧倒的熱量を以て唯一の障害である世界最後のマスターと雪花の盾を焼却しにかかる。
- 「我が偉業! 我が理想! 我が誕生の真意を知れ!
この星は転生する! あらゆる生命は過去になる!
讃えるがいい――我が名は、ゲーティア! 人理焼却式、魔神王ゲーティアである!」 - 第三宝具、展開。玉座上空の光帯から収束発射された光が人類史を守護する英霊を宙の果てまで吹き飛ばす。
- 「――崩れていく。我々わたしの結合が、解けていく――!光帯を回せだと……! 我々の敗北だと……!?
そのような愚行を犯せるものか! 我々の計画は一点の綻びも許されない!その為の3000年だった。その為の時間神殿だった。
わずかであれ“不具合の可能性がある”天体創造なぞ、我々が、死を憎んだ我々が、行っていいものでは断じてない……ッ!」 - 真のソロモン王の第一宝具によって結合が解けた結果自我を得た魔神柱のなかの一柱「ガープ」から自分達の偉業を残すため失敗の可能性が残っていながらも、それを無視してでも直ちに時間跳躍を行う事を進言されて。
- その進言を激情とともに一蹴する。
- 「なぜ貴様は戦う! なぜ我々わたしに屈しない!なぜ、なぜ――――なぜ、ここまで戦えたのかを―――!」
- 英雄王からの言葉によって人類最後のマスターである彼/彼女の真価を見誤っていた事を認めての台詞。
- それに対する彼/彼女の答えはごく単純なものであった。
- 「――生きる、為――ただ自分が、生きる為、だと……?――そう、か。人理を守ってさえ、いなかったとは。
…確かに、我々の間違いだ。過大評価にも程があった。生存を願いながら死を恐れ、死を恐れながら、永遠を目指した我々を打倒した。
なんという――救いようのない愚かさ。救う必要のない頑なさだろう。
手に負えぬ、とはまさにこの事だ。は――はは――ははははははははははははははははははははははははははは!」 - 生きる為、というごく当たり前の答えを返されて。
- 『憐憫』の理を持つ獣はようやく人間というものを理解した。
人王ゲーティア
- 「ここまでか……。いいや、ここからだ……!」
- 宝具発動時の台詞。既に滅びは確定し、無意味な戦いを譲れぬものの為に、人生をかけて挑み続ける。主よ、生命の歓びを。
- 「あと少し、付き合ってもらうぞ」
「楽しいな……!」 - スキル使用時の台詞。限りある命を最大限楽しむ。
- 「――――――その通りだ。ようやく共通の見解を持てたな、○○。
おまえを生かしては返さない。ここで、私と共に滅びるがいい。」 - 神殿から急ぎ脱出する主人公の道中に待ち伏せて。崩壊していく体を引きずり立ち塞がる。
- 「私は今、君たち人間の精神性を理解した。限りある命を得て、ようやく。
……長い、長い旅路だった。 3000年もの間、ここに引きこもっていただけだがね。
私は私の譲れないものの為に君を止める。君は君の生還のために、一秒でも早く私を止める。
―――言葉にするべき敬意は以上だ。」
「それでは、この探索の終わりを始めよう。人理焼却を巡るグランドオーダー。七つの特異点、七つの世界を越えてきたマスターよ。
我が名はゲーティア。人理を以て人理を滅ぼし、その先を目指したもの。
誰もいない極点。 ……誰も望まない虚空の希望 を目指し続けたもの。」
「私はいま生まれ、いま滅びる。
何の成果も、何の報酬もないとしてもこの全霊 をかけて、おまえを打ち砕く。」
―――我が怨敵。我が憎悪。我が運命よ。
どうか見届けてほしい。この僅かな時間が、私に与えられた物語。
この僅かな、されど、あまりにも愛おしい時間が、ゲーティアと名乗ったものに与えられた、本当の人生だ。」 - 人間を愛し、憐み、しかし愛を知らなかった獣は、人間の命と時間を知ったことでようやく歩き出せた。
- 「多くの魔神は燃え尽き、神殿は崩壊した。我が消滅を以て、人理焼却も消滅する。
────だが……最後の勝ちまでは譲れない。
始めよう、カルデアのマスター。お前の勝ちを、私の手で焼却する……!」 - 戦闘開始時。光帯は消え、七十二の魔神は活動停止し、冠位時間神殿は崩れ始めた。ゲーティアも魔神としての形は無く、消滅するのも時間の問題。
- それでも、カルデアのマスターと戦う。これが無意味だと分かっていても、人の王となったゲーティアにも譲れぬものがあるのだから。
- 「――――――いや、まったく。
……不自然なほど短く、不思議なほど、面白いな。
人の、人生というヤツは―――」 - 主人公との戦いを通して人として生きる事を噛み締めながら、人王ゲーティアは満足気にその生涯を駆け抜けた……。
メモ
- 奈須きのこの希望でデザインは山中虎鉄に一任された。山中はスタジオディーン制作の劇場版UBWに参加しており、その時の縁から魔神柱などのデザインも担当している。これは2016年12月26日の竹箒における奈須の発言によって判明した。
- 戦闘時には魔神柱と同じく独自演出があり、戦闘前に真っ暗な画面の中で魔神柱らの眼が蠢く中心に赤字で『魔術王降臨』と表示され、戦闘中のBGMも専用のものとなる。
- 魔神王としての正体を現した後の最終決戦においては、ティアマト同様『人類悪顕現』と表示されるが背景が異なっており、こちらは光帯が輝く。
- ソロモンというビッグネームなため、『氷室の天地 Fate/school life』の偉人募集コーナーにもソロモン名義で投稿があり、能力名は『ソロモン王の指輪』と普通に伝承通りだが、画風は某妖怪漫画家的なアレであって指輪というより笛を吹いて十二使徒を使役する方になってしまっている。
- 監獄塔イベントで「名前を口にすると呪いがかかる」という魔術師をテーマにした世界的に有名なあの小説に登場した事があるような能力が明かされた際、一部ファンからは「どこの例のあの人だ」という突っ込みが多発した。
話題
- 魔術王の立場
- 上述の通りソロモンを騙ってたが、ソロモンはこれまでその偉大さが設定で語られ、満を持して登場した最強のキャスターとも言える存在だった。
- ……だったのだが、第三章でダビデが語った「基本的に残虐で悪趣味でろくでなし」「隠れて交際していた愛人10人みんなに裏切られるくらいの事があれば人理焼却だってやるかもしれない」という人物像のせいで「(愛人)10人全員にフラれたのか」「言われてたとおり、わりとクズだった」などの感想がチラホラ。さらには第四章公開直前のクリスマスイベントでのダビデのキャラ付けが、「偉大な業績を持つ大物だが、育児放棄気味の爽やか系クズ」というとんでもないものであったために、「父親がこんなだからグレた」と同情する者まで現れる始末。
- 極め付けに前述の台詞での喩えがあまりにあまりだったため、一部で付けられたあだ名が「小便王」。もっとも上述のセリフの通りあくまでもソロモン本人は用足しとぼかした言い方をしていて初めに例え話に小便と言ったのはモードレッドなのだが…
- そして「グランドキャスター」という大層な肩書きで初登場し、人理焼却の元凶であり、まさに全人類丸ごと見下した傲岸不遜な態度と誰がどう見ても黒幕、ラスボスであったわけだが、「グランドキャスター」と肩書きがある以上他のクラスでの「グランド」の英霊もいるのではないか、ソロモンさえ氷山の一角ではないかという憶測も一部であった。そもそも本人が語った聖杯戦争の成り立ちを考えれば「世界の危機に対抗する七騎」が用意されていて然るべきであり、またオンラインゲームであるGrand Orderの性質上、「ソロモンを倒した」後だろうがサービス終了まではストーリーが追加されていくことは想像に難くなかった。
- 実際、竹箒日記によれば、「人理焼却を防ぐために七つの特異点を駆け巡る物語」は第一部であり、続編として1.5部にあたる「Epic of Remnant」と第二部の配信が決定された。「今のラスボスを倒したらどうなるの?」「知らんのか」「次のラスボスが出てくる」とも書かれており、ソロモンが「Fate/Grand Order」という物語のラスボスではないことが早い段階で半ば公認された。
- また、2016年度のエイプリルフールでは、全てのサーヴァントの編成画面とマテリアル一覧でのセイントグラフが『マンガで分かる!FGO』のリヨ氏の画風となるというサプライズが行われたが、自分のサーヴァントとして使えなくともマテリアル一覧に記載されているソロモンも例外ではなく、リヨ氏画のソロモンがぐだ子に泣きそうな顔で締め上げられるというセイントグラフが描かれた。
もはやどっちがラスボスなんだか。 - …その後、第一部終章にてゲーティア(魔神達)なりに人類を憐れんだ結果がこれであり、マシュという存在を一柱が気にかけていたこと、そして人を理解した末の終焉、ソロモンという存在のネタ晴らしもされた結果各々の株はユーザー間で見事回復(或いは更に上昇)、前述の「小便王」や「愛人十人にフラれた」「やーいお前の父ちゃんダビデ」というキャラいじりネタは半ば過去のものとなったといえる。
型月のことだからのちにギャグ時空とかでいじり直しそうだが。 - 採集決戦
- 終章の実装時には彼配下の魔神柱との疑似レイドを行うイベントがあった。そのステータス・物量は一本につきHP70万・150万体と如何にも終章に相応しいもの……だったのだが、柱ごとにさまざまな素材アイテムがドロップする仕様となっていたのもあり、マスター達に尽く蹂躙されてしまう。その勢いは凄まじく、途中で1柱につき50万体も追加したにもかかわらず、バルバトスが実装からわずか12時間で瓦解され、後を追うように20時間後にフラウロスは終了、24時間後にフォルネウスは閉館、26時間後にサブナックは臨終してしまう。
流石にヤバイと思ったのかアンドロマリウスが600万体と追加されたものの、38時間後にハルファスは停止、42時間後にアモンは消灯、61時間後にアンドロマリウスも閉鎖されてしまう。この有様は原作者の奈須きのこからも「人類悪ってこういう事よ」と言われてしまう。是非もない。 - ちなみにマイルームのサーヴァントからイベント時ボイスが聞けたため、本当にイベントとして扱われていた模様。
- 特に(需要の高いアイテムばかり設定されていたため)最速で撃沈したバルバトスはネタにされやすく、「殺したかっただけで死んで欲しくはなかった」という迷言が生まれた。
- サーヴァントからの人物評
- 正体判明前にも幾人かのサーヴァントから知っている・もしくは推測した人格評を聞くことができる。「愛の無い獣、そのくせ夢だけは人一倍」、「怨念を持たぬ者、恩讐の外に在る存在」、「致命的に何かが壊れている、あるいは“何もない”」、「“例えようもない”愚かな憎しみの化身、何も残さないことだけに執着した愚か者」などなど。
- 古い"一"
- MELTY BLOOD Actress Againではオシリスの砂がやろうとしたことに対してあらゆる者がダメ出ししているが、やろうとした事(「一切をゼロにして死を癒すアプローチ」)がゲーティアのやろうとした事と似ていたことから、アルクェイドの「そなたの理念は千年遅い。その妄念は、古い“一”の考え」という発言における古い”一”とはゲーティアのことなのではないかという説がある。その場合千年(あるいは計画立案をした三千年前)ほどズレがあるため矛盾が発生するが、月姫世界とFate世界は人理の強さの違いから二十七祖の有無などズレが生じており、その影響と捉えることも出来る。とはいえこの古い”一”に関しては以前からある第一魔法使い説や先代のアルテミット・ワン(朱い月)説など複数の候補がおりそれが否定されたわけでもないので詳細は不明である。
- 逆行運河/創世光年
- 失敗に終わったとされるゲーティアの試みを表したもの。Fate/Grand Orderの1.5部のPVで登場した単語だが、MELTY BLOODで蒼崎青子が使うラストアークの技名と同一であったため多くのユーザーを驚かせた。ちなみにこれが魔法かどうかは不明(よく魔法ではない根拠として挙げられる公式ガイドブックの「格闘戦で見せた技などは魔法ではない」という記述はこの技が出る前の記述である)。
- 十の王冠
- 人王ゲーティア戦において、戦闘開始時より「十の王冠」という特殊スキルが永続発動している。これはクラス相性を変更する効果を持っており、全てのクラスから受けるダメージを同倍率にする。人王ゲーティアはキャスタークラスだがこの特殊スキルの影響により、ライダーやバーサーカーから弱点を突かれなくなっている。ただし与ダメージにはクラス相性が発生するため、ライダーのサーヴァントの方が戦いやすいのには変わりはない。
- そんな「十の王冠」だが、『CCC』に登場しているBBが同じ名前のスキルを保有していたことがユーザーの間で話題となった。BBの「十の王冠」はその詳細こそ不明だが、元々は原初の女神の権能「百獣母胎」から派生して獲得した能力である。対してゲーティアはソロモン七十二柱の集合体であり、上記のような権能とは直結しない存在のはずである。そのため、両者のスキルが同質のものなのか、名前だけが同じで違う性質のものなのか議論されることも。