トラロック

提供: TYPE-MOON Wiki
2023年2月11日 (土) 21:26時点におけるAdgmptetuna (トーク | 投稿記録)による版 (→‎真名:テノチティトラン: 不自然な空白を修正)
ナビゲーションに移動 検索に移動
プリテンダー[注 1]
真名 テノチティトラン
外国語表記 Tenochtitlan
性別 女性
身長 168cm
体重 55kg
好きな物 物なら黄金、銀、織物、沢山の羽飾り、工芸職人の作る黒曜石の刃。そして…
苦手な物 スペイン人
出典 アステカ文明、中南米神話
地域 中南米
属性 秩序・善
一人称
二人称 アナタ
三人称 ○○(呼び捨て)[注 2]
声優 本多真梨子
デザイン 西藤浩樹(LASENGLE)
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
テンプレートを表示

概要

役を羽織る者」のサーヴァント

略歴
Lostbelt No.7『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』に登場。デイビット・ゼム・ヴォイドのサーヴァントであるテスカトリポカが召喚したサーヴァント。オセロトルの収容と生贄の儀式のための都市「メヒコシティ」をアステカ風で建築した。
「トラロック」「ウィツィロポチトリ」の二つの側面を併せ持つ神と名乗っており、テスカトリポカを始めとして周囲にも一貫して「トラロック」と呼ばれていた。
不時着したストーム・ボーダーを襲撃し、その後メヒコシティで捕虜となったシオンらを救出しに来た主人公の前にも立ちふさがり、さらにはチチェン・イツァーへの襲撃でも戦うなど、テスカトリポカ陣営として複数回にわたって敵対する。メヒコシティではククルカンに吹き飛ばされ、チチェン・イツァーでは突如現れたカマソッソに撃破され、主人公たちと戦いはするものの何らかの水入りが続いていた。第九層シバルバーの神殿跡カラクムルではORTを巡るテスカトリポカ&イスカリとカルデア一行の前に現れ、四度カルデアの前に立ちはだかる。
カルデアに敗北した後は退去こそしなかったものの、ORTに塗り替えられていくミクトランを見て呆然とし、半ば自失状態で「誰もいない」メヒコシティに戻る。しかし予想に反してメヒコシティを放棄するオセロトルが一人もいなかったどころか、それまで殺戮と略奪のための戦いしかしていなかったオセロトルたちが「自分たちが住む都市を守る」ためにORTに立ち向かおうとしている様子を見、奮起して宝具を起動。メヒコシティそのものを自身が操る巨大ロボと化し、ORT本体の円盤の前に立ちはだかる。宝具の力をもってしてもORTの勢いを弱める事すらできず、触れた傍からロボの腕が削れていく有様で、腕が削れ飛ぶ激痛に諦めかけるが、それでも逃げようとしないオセロトルたちの姿を背に再度奮起、尽き果てるまでORTの前に立ちはだかり続けた。
こうしてトラロックが稼いだ時間は数分にも満たなかったが、そのわずかな時間により太陽遍歴を持ったヴクブがORTに追いつかれるのが防がれ、最終的にカルデアと異星の神がORTを撃破するのに決定的な役割を果たした。
人物
アンニュイ系クールビューティーでありながら、言葉のニュアンスで感情を表することも多い。気に入る対象にド直球な言動も取る。雨の神であるためか、湿度が高い。様々な意味で「○○○○、ね?」という言い回しを多用するが、文字にすると同じでありながら感情はこもっておりニュアンスが異なる。
「人間が住む都市」を司る神霊であるため、基本的に人間大好き。中でも人間が「素晴らしい都市だと驚き崇める」「その都市を永住の地と定め守っていく」事を好ましく思い、そういう人間には庇護を惜しまない。
能力
ルーラー「トラロック」、バーサーカー「ウィツィロポチトリ」の姿を持ち、それらの能力を使える。
トラロックとしての能力を使う時は雨の神として洪水を発生させ続けるため、ゲーム内では毎ターン「荒ぶるメストリアパン」というスキルを自動で使用してこちらのメンバー全員にスタンを付与してくる。これは「荒波を乗り越える逸話を持つサーヴァント」か「空中に浮いているサーヴァント」には通じないが、それらがいない場合は毎ターン確定でスタンし一切何もできないため、対策が重要となる。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
プリテンダー テスカトリポカ
主人公 (Grand Order) C C C B E D 陣地作成:EX
神性:A+
水辺の営み:A+
都市国家同盟:A
第三の太陽
花の戦争:A
月の湖:EX 
花の戦争(ショチヤオヨトル)
月の湖(メストリアパン)

宝具

重起動心臓都市(オメテオトル・テノチティトラン)
ランク:D
種別:対軍宝具
レンジ:1~40
最大捕捉:100人
都市の石材、水路、信仰などで水上都市自身が巨大ロボになる。本人はそのロボの操縦席に乗る。神殿は槍として、生贄の血はビームを放つための魔力リソースとして使っている。この巨大ロボは操縦者と感覚をリンクしており、ロボが傷つくと本人にもダメージがフィードバックされる。
『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+〔水辺〕のあるフィールドにおいてのみ、自身のNP獲得量をアップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃[Lv]+自身を除く味方全体の宝具威力をアップ(3ターン)」という効果のQuick属性の宝具。
また、第三再臨以降の姿が開放されるメインクエスト第二部第七章第18節をクリアするまで宝具名も『???』と隠されている。

真名:テノチティトラン

月の湖メストリアパンに存在した精霊にして、後ほどの水上都市テノチティトランの魂であり、都市を擬人化したサーヴァントである。

『Grand Order』ゲーム内では、第一段階では「トラロック」、第二段階では「ウィツィロポチトリ」、第三段階以降は「テノチティトラン」に真名が変化する。ただし第三段階以降はメインクエスト第二部第七章第18節をクリアするまで解放されないため、第七章クリア前に召喚した場合は「トラロック」「ウィツィロポチトリ」の2つの名しか名乗らない。クリア後の召喚では3つの名前を全て召喚時に名乗る。

都市としてのテノチティトラン

ウィツィロポチトリ神のご神託でアストランを出たアステカ人は蛇を咥えた鷲がサボテンに泊ってることを見た月の湖に定着し、水上都市テノチティトランと神殿を築き上げた。
大神殿「テンプロ・マヨール」(ナワトル語では「ウェイ・テオカリ」)は西に向いてるピラミッド、そしてその上に乗る二つの神殿で構成される。
テノチティトラン、テスココ、トラコパンは三国(都市)同盟を組み、アスカポツァルコを倒し、アステカ帝国と呼ばれる時代を開けた。

トラロック

アステカ神話における雨の神にして、第三の太陽(世界)ナウイ・キアウィトルを創造し支配した神である。
ナワトル語にて「トラロック」は「発芽させる者」と指す。
テンプロ・マヨールにおける北側の神殿に祀られていた。神殿は青と白で塗られた。
トラロック神は時に豊穣の雨を降らせ、時に雷を落とし、時に洪水やハリケーンをもたらし、時に雨を降らせず干ばつをもたらす。
疫病で病死、溺死、雷で感電死した人間はトラロック神の楽園「トラロカン」に招かれる。

ウィツィロポチトリ

アステカの部族神にして戦の神にして太陽の化身。青いテスカトリポカとも呼ばれる。四つのテスカトリポカの中には末弟である。
ナワトル語にて「ウィツィロポチトリ」は「左のハチドリ」と指す。左と南は同義するから「南のハチドリ」とも。
テンプロ・マヨールにおける南側の神殿に祀られていた。神殿は赤と白で塗られた。
ウィツィロポチトリ神は青緑色の蛇「シウ・コワトル」を武器として兄弟姉妹と戦った。ハチドリの兜を着用してる。
鷲に化けることもあるが、アステカ人を月の湖へ導く時にはハチドリに化けて、神官と同行した。
ウィツィロポチトリ神は日々に生贄の血と心臓を要求する。
戦死した者と生贄として捧げられた者は太陽の僕になり、そしてハチドリの姿を取って長生きする。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
メインクエスト『Lostbelt No.7 黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン 惑星を統べるもの』にて登場。
キャラクターとしてはLostbelt No.7前半から登場していたが、プレイアブルキャラとしては後半開始と共に開催されたナウイ・ミクトラン テスカトリポカPUで共にピックアップ実装され、PU2のククルカンPUでも引き続きピックアップされている。

人間関係

Fate/Grand Order

テスカトリポカ
南米異聞帯にて従っていた神。ウィツィロポチトリの神性を取り込んでいるため「兄様」と呼んで慕っている。
ただし滅亡と新生のサイクルを回す事を原理とするテスカトリポカに対し、都市を守り育てる事を原理とする自分は相性が良くないため、表立って逆らいはしないもの眉を顰めている。
ニトクリス
不時着したストーム・ボーダーの護衛に就いていたカルデアのサーヴァントだが、ボーダー襲撃に際して完膚なきまでに打ちのめした。
後編が開放される前の段階では、先んじてニトクリス〔オルタ〕が実装された事もあって、ユーザーの間では「オルタ職人カマソッソにオルタ化されてトラロックにリベンジを挑む流れか?」等と予想されていた。[1]
カマソッソ
ミクトラン第四冥界を住処とする、いずれの陣営にも与さない蝙蝠の死神。チチェン・イツァーでの攻防戦で突如彼に襲われ重傷を負う。
余談だが、後編実装直後は第18節でトラロックが姿を現した時に「全身傷だらけだ…あれはカマソッソの爪?」という主人公のセリフ選択肢があるが、その表現に反してトラロックの立ち絵は無傷で普通のものであった。すぐに修正され、この時に限り文字通り全身傷だらけの血まみれになっているトラロックの立ち絵が出るようになった。
刑部姫
カルデアに召喚されてから存在を知った、「一つの居城を象徴する立場の英霊」。
精霊でも守護神でもなくただの邪霊がルーツだと知った時には「図々しい」との評を下していたが、最終的には「姫」と呼ばれている事を知り、影響を受け始める。そして後に彼女が水着化もされている事を知り変な対抗意識を燃やし始める。
なお水着の話の時に「おっきー」と呼び掛けて言い直すため、マスターの前で真面目にしている時以外は「おっきー」呼びしている模様。
オジマンディアス
建築王としても名高いファラオはとてもリスペクトしているようで、彼がカルデアにいると知った時は神殿の建築の依頼を検討していた。
なお「ラムセス2世」という名でしか彼の事を知らなかったようで、ニトクリス経由で「オジマンディアス」の名は何度も聞いていたものの、それがラムセス2世の事だと当初は分からず何か別の用語だと思っていた。

名台詞

Fate/Grand Order

「我がアルタール、我がカットーラ、我が愛おしきトラマカスキ!」
宝具ボイス。
ここでトラマカスキなるものを「愛おしき」とはっきり言っているが、これが何のことかは当初は教えてくれない。第二再臨状態でのマイルーム会話にてこれを「神官」を意味する言葉だと教えてくれるが、カルデアに召喚されてからの「神官」とはつまりマスターの事なので…。
これ以外でも、Lostbelt No.7クリア後に召喚した際はいきなり「アナタの永住の地」と名乗ってくるなど、出てきてすぐいきなり好感度がやたら高いサーヴァントの一人。
ちなみにアルタールは祭壇、カットーラは薪のこと。

メモ

話題まとめ

脚注

注釈

  1. エネミーとしての登場時はトラロックがルーラー、ウィツィロポチトリがバーサーカー、テノチティトランがプリテンダーのクラス表記となる。
  2. 建造物に対しては稀に彼/彼女と呼称する。

出典


リンク

  1. ニトクリスオルタは敵対時ルーラーのトラロックに対して相性有利のアヴェンジャークラスで、浮遊しているために荒ぶるメストリアパンが効かない、というようにメタを張るような性能だったため。