鬼一法眼

提供: TYPE-MOON Wiki
2024年5月12日 (日) 17:39時点におけるMopheil (トーク | 投稿記録)による版 (→‎ステータス)
ナビゲーションに移動 検索に移動
アサシン
真名 鬼一法眼
読み きいちほうげん
外国語表記 Kiichi Hōgen
異名 鞍馬天狗
性別 ―(現在の肉体は女性)
身長 171cm
体重 57kg
好きな物 なし
苦手な物 なし
出典 『義経記』、御伽草子、鞍馬天狗伝説など
地域 日本
属性 混沌・中庸
副属性
一人称
二人称 お前
三人称 ○○殿/○○(名称呼び)
声優 加隈亜衣
デザイン 大森葵
設定作成 桜井光
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
テンプレートを表示

概要

暗殺者」のサーヴァント。

略歴
『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~』で登場。
牛若丸が所属しているカルデアに対して生前の遺恨から直接乗り込んできて償いをさせようとするも、牛若丸の霊基がかなり若いために現状では効果が薄いと判断し「打ち出の小槌」を使用して年齢を増やそうとした。
だが、うっかり使いすぎたために「源義経」を通り越して「平景清」が現出してしまい、小槌を奪って逃走した彼女を追って主人公らと共に特異点を巡る騒動に巻き込まれる事になった。
人物
現在の身体は銀髪の美女ではあるものの、性自認は男性寄りなのか一人称は「僕」。体格・性別を自由に変更でき、男性の肉体にもなれるらしいが作中では現状未披露。
竹を割ったように明るく、一言でいえば「豪放磊落」という言葉が似合う快活な性格。文字通り「からから」と大笑いを絶やさない。
性別の概念があやふやな彼女だが、例えるなら「好々爺」とも言える人物。細かい事は気にせず、常に楽しげに振る舞いつつも、時には厳しく人を叱り諫める老練な一面も持つ。
しかし、その起源は人ではなく「神」や「怪異」に近いものであり、共に過ごすうちに彼女が人外のモノであるという事を自覚させられるような、感覚のズレを覚える事になる。
お茶代わりに銑鉄を飲んだりしている事を口にしたりと、肉体構造も人のソレとは異なるようだ。
俗世に疎いが故に少し抜けた所があり、そこを突かれて騙される場面もある。
能力
天狗らしく、風を主に用いて戦う。大団扇より風の刃や竜巻を放つなどはお手の物。
牛若丸の師匠という事もあり、武芸に関しても秀でる。大薙刀を得物とし、弟子と同じように軽やかに駆けながら戦う事が可能。上記の風と合わせる事で、薙刀の射程や切れ味も上げている模様。
アサシンクラス以外にランサー、セイバー等の適正も持ち合わせる他、陰陽道にも明るい為キャスターの適正もあるというかなり万能なサーヴァント。
妖術・呪術の類も戦闘時に使用しており、カラスの群れへと姿を変えて相手を攪乱したり、巨大な要石を召喚して頭上に落とす等のトリッキーな術を用いる場面もある。アサシンで召喚されていても魔力のランクがEXなので、こういった術もお手の物なのだろう。
自然に属する精霊種であり神霊とは異なるものの、それに近しい存在。一時的に自身のクラスを変えるという反則技等、一般的なサーヴァントの範疇に収まらない離れ業を行使する事もある。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アサシン 主人公 (Grand Order) D C A+ EX B A+ 気配遮断:C
対魔力:EX
陣地作成:B+
天下万世の剣:A+
陰陽道(法):A
六韜兵法:EX
亜種精霊:A

宝具

六韜三略・魔王尊大羽扇(りくとうさんりゃく・まおうそんだいうせん)
ランク:A
種別:対城宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:500人
いわゆる「天狗のうちわ」である。
破壊力は絶大の一語。
陰陽師にして兵法者としての鬼一法眼ではなく、鞍馬天狗こと大天狗・鞍馬山僧正坊としての性質が強く顕れた宝具であり、真名解放と共に放たれる風はもはや嵐、山を割り大地を揺るがせる天変地異の領域である。
羽扇(羽団扇)とは、鷹や鷲などの羽で作られた扇を指す。軍勢を指揮するために用いられた道具だが、一方で、仙人や天狗が使用する神秘の宝具―――膨大な神通力を秘めた道具として伝説や図画に登場する。
『Grand Order』では「自身のQuickカード性能をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃[Lv]&防御強化状態を解除」という効果のQuick宝具。

真名:鬼一法眼

法師陰陽師にして兵法者。
西国最古の剣術流派“京八流”の開祖と伝わる存在。
鞍馬天狗こと大天狗・鞍馬山僧正坊としばしば同一視される。江戸期の浄瑠璃『鬼一法眼三略巻』では、鬼一法眼の正体は鞍馬山の天狗・僧正坊である、と記されている。
幼い牛若丸に戦闘術を伝え、兵法の極意である『六韜』『三略』を授け……るつもりはなかったが、実娘を誑かしてこれを盗み見た牛若丸に激怒し、殺しに掛かったこともある、恐るべき大師匠。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
期間限定イベント『いざ鎌倉にさよならを ~Little Big Tengu~』の開催に伴い、イベント報酬として実装。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
契約したマスター。性質を気に入って新たな弟子とした上に「自分の嫁」とまで言い切っている[注 1]
スカサハ
師匠同士で気が合う相手。自身を東の師匠・彼女を西の師匠と称しており、ゆくゆくはスカサハのことも嫁にしたいと思っている。
なお、揃って武術の師匠としてはとてつもないスパルタなので、生半可な覚悟で彼女らの弟子になると死ぬよりも辛いシゴキを味わう事なる。
女王メイヴ
牛若丸の友人だと思っている。
タメ口をきいて遠慮なく語り合う相手というのは、生涯牛若丸とは縁のなかった相手だったらしく、そういう相手が出来て良かったと発言していた。
もちろん牛若丸もメイヴも、相手のことを「嫌いなタイプの女」だと見なしているため、この発言は全否定している。
マーリン
どこかで面識があるようだが、マーリンとしては秘密にしておきたいようである。
アーサー・ペンドラゴン
「マレビト」であることを見抜いており、その数奇な運命に思いを馳せている。
ブラダマンテ
『メイキング・クリスマス・パーティー!』では彼女に槍稽古をつけていたとのこと。
太公望
奥義にしている『六韜』の著者とされている伝説の軍師。
彼からは仕込んだ暗号を読み解いたことに感心されていた。

生前

牛若丸
不肖の弟子。
初めて見たときは「兄の役に立つこと」以外に何も考えていない空虚な有様であり、そのことをどうにか矯正しようと「まずは遊ぶこと」を教え込んだ。
結局兄に傾倒することは直せなかったようで、兄のために六韜兵法を盗み見たことについてはまだ許していない。
蘆屋道満
顔見知りのようで、カルデアに居る事に爆笑している。
『アークティック・サマーワールド!』で対峙した際には彼をブチのめす[注 2]為だけに自分の霊基をプリテンダーに偽装する離れ業を見せた。

名台詞

Fate/Grand Order

戦闘

「か~んら、から、から!」
法眼を象徴する笑い声。アクション時や勝利時などで発する。
「天鼓音有り。雷が如きも雷に非ず。天狗、長大流星の如し。『六韜三略・魔王尊大羽扇りくとうさんみゃく・まおうそんだいうせん』!! うふふふふふ……うはははははぁ!」
「無道心故、往生成らず。我らが断つは魔界なれば! いざ!『六韜三略・魔王尊大羽扇りくとうさんみゃく・まおうそんだいうせん』!! これこれ! こうでなくてはなぁ!」
宝具開放。鞍馬天狗としての側面を顕にし、暴風、豪雨、雷撃、獄炎の連撃をお見舞いする。
ストーリーで放った際には崩壊しかけとはいえ、特異点を吹き飛ばす程の威力を見せた。流石、天狗の力は伊達ではない。
「くわー! や・ら・れ・た~」
「おっと、これは、負けた、か……」
「見事! ……と言いつつ、ちょっぴり悔しい僕なのだ。」
戦闘不能時。負けてもなお、おちゃらけている分底が知れない。
スカサハと同じく人理焼却によって初めて死んだそうなので、その分新鮮なのだろうか。

マイルーム

「花の魔術師――ああ、実に久方ぶりだ! 以前に相まみえたのは、確かそう……あむっ、なんだ、何故僕の口を、んぐぐ!」
マイルーム会話「マーリン」。
不死者ゆえかどこかで会っていたようで、話しかけたが口を塞がれてしまった。このグランドロクデナシ、何をやらかしたのだろうか。

イベント

その他

メモ

  • 妖孤と並ぶ日本の妖怪である天狗の化身。
    • 天狗とは、山野を飛び回り、神通力で様々な怪異を起こすとされており、特に手にした天狗の団扇はひとたび扇げば大風や大雨、雷を呼び込むと言われている。
    • この事から、様々な自然現象や山岳信仰に深く根付いた存在だと言える。
  • 見た目は妙齢の女性だが、始皇帝と同じく性別を持たない。したがって性別特効の対象外となる。
  • 勝利セリフの「熱く溶けた鉄を飲ませてくれぬか」は、『太平記』にて「破戒僧は死後に天狗道と呼ばれる魔界に堕ち、そこで銑鉄を飲む」と記されている事を由来とする。
    • 当然、そんな物を飲めば死ぬのだが、破戒僧達はその銑鉄を飲んで死んだ後にすぐ蘇る。これを日に三度行うのが天狗道の住民となった者達の日常らしい。
    • 『浮世床』では天狗にさらわれて天狗道にたどり着いた老人が、同じように天狗になるべく毎日銑鉄を飲んでいる描写がされている。

話題まとめ

脚注

注釈

  1. なお、主人公が男女どちらであっても嫁呼ばわりする。彼女としては「自分のところにやってきて家族になる」のだから嫁扱いでもいいのかもしれない。
  2. 本人曰く「小太郎や段蔵なら本気で殺しにかかるだろう」

出典


リンク