アヤカ・サジョウ

提供: TYPE-MOON Wiki
2024年5月27日 (月) 14:31時点におけるトントン (トーク | 投稿記録)による版 (→‎概要)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動
アヤカ・サジョウ
性別 女性
声優 花澤香菜
初登場作品 Fate/strange Fake
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

Fate/strange Fake』に登場する金髪碧眼と落ち着いたデザインの眼鏡をかけた女性。

略歴
日本の冬木市出身で、ある事件をきっかけに国内を転々とする逃亡生活を送り、その果てに冬木市へ立ち戻ったところ街外れの古城跡でフィリアから5つの令呪と呪いを押し付けられ、命じられるままに渡米する。
スノーフィールドに入って間もなくファルデウスの監視下に置かれ、黒幕側に雇われた魔術師カーシュラによって拘束されてしまうが、アサシンによって結果的に命拾いし、聖杯戦争1日目にセイバーのサーヴァントと邂逅する。
当初は頑なに自分がマスターであることを否定したいたが、セイバーと共に過ごすうちに「彼に汚れ役をさせてはならない。どうしてもの時は自分がそれを引き受ける」という信念が芽生え、マスターを引き受けることを決意した。
その後、本物の沙条綾香を知る遠坂凛と出会ったことで、自分の素性や記憶が偽りであったことに気が付く。さらに彼女に暗示をかけたフィリアの機能停止を目の当たりにしたことで、完全に記憶を取り戻した。
人物
年の頃は20歳手前だが、童顔で大人しそうな顔つきをしていることもあってか実際の年齢よりも若く見られる。元は艷やかな黒髪だったが、派手なブロンドに染め上げている他、両手・両肩・背に故郷でフィリアから押し付けられた令呪がある。
逃避を重ねた生活を送るうちに罪の意識と罰への恐怖からかやさぐれた雰囲気とぶっきらぼうな口調をしており、世の中に対する諦念と理不尽な状況に対する怒りを抱いており、召喚直後はセイバーに対しても拒絶の意を示している。
「赤ずきんをかぶった少女」の幻影に苦しんでおり、エレベーターを目にするとソレが背後に立つ為、乗ることはもちろん、エレベーターのある建築物に入ることすら恐れている。
外見は、沙条綾香と髪の色以外はそっくり。ただし銀狼の合成獣ティア・エスカルドススヴィン・グラシュエートなどの特別な感覚を持つ者には、一発で人間ではないと見抜かれている。
その正体は自意識を持って復活したエルメロイの先代至上礼装であった三位一体の魔力炉が、一つに融合して人間の形を取ったもの。
誕生から現在の姿になるまでの経緯は「玄木坂の赤ずきん」の項に詳しい。
能力
魔術師としての知識や技術は皆無に等しく、魔術と魔法の区別もついていない。また、正式なマスターでないためか、サーヴァントのステータスを認識することもできず、英霊と普通の人間の区別をすることができない。
その反面、サーヴァントを維持する魔力タンクとしては異常に優秀で、セイバーが20回を越えて宝具を高速連射しても「少しダルい気がする」だけで済んでいる。
この魔力タンクとしての能力は、無尽蔵の魔力を生み出す三位一体の魔力炉としてのエルメロイの先代至上礼装に由来している。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/strange Fake
まさかの登場に、多くの読者が驚いた。彼女が「プレイヤー」だと思われるが……
後に、最初に登場した「アヤカ・サジョウ」とは別に氷室の天地に登場している「沙条綾香」が存在している事が示唆されており、更なる謎を呼んでいる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/strange Fake[編集 | ソースを編集]

セイバー
オペラハウスでの危地を救った英霊。彼からの「汝が俺のマスターか」という問いを強く否定するものの、英霊同士の交戦に巻き込まれ否応無しに護衛を受けるうち、徐々に心を開いていく。
赤いずきんを被った少女
エレベーターのある場所などでアヤカの目の前に現れる謎の少女。おそらく人間ではない。
どうやらアヤカはこの少女から逃げるためにアメリカまでやってきたようだが、関係などは不明である。
Fateシリーズで「赤ずきん」「エレベーター」といえば、『Fate/hollow ataraxia』の冒頭で美綴綾子が語っていた怪談を思わせるが……。
実際、自分の正体は「赤ずきん」そのものであり、エレベーターで見かけた姿は「かつてエレベーターの鏡に映って見えた自分の姿」であった。
銀狼の合成獣
ランサーのマスターであると気づかぬまま、同盟の席でモフるのに夢中になる。
不思議なことに、人間そのものを警戒している彼も彼女には非常に懐いている。
アーチャー
その金色の姿を聖杯戦争以前にどこかで見た事があるらしい。
関連する言葉が「教会」「地下」なので、非常に不吉な想像しかできないのだが……。
言峰綺礼
上記の「不吉な想像」通り、かつて教会で出会い、金色の英雄が彼にそうしたように自分の末路に興味を持って導かれた相手。
小説版では確定していなかったが、漫画版で確定した。
フィリア
アインツベルン城で自分に令呪を与え、スノーフィルドに送り出した相手。
実は彼女の手によって記憶の阻害を受けており、彼女の意識が消失する際に「赤ずきん」にまつわる記憶を復元させられた。
後藤劾以角隈
エルメロイ教室との顔合わせで遠坂凛に追及された際に思い出した「冬木の知り合い」であり、「自分がアヤカ・サジョウだと教えてくれた人達」。
「アヤカ・サジョウ」が誕生してから自分の名前もわからず冬木をさ迷っていた際に遭遇したようである。
「A」
「玄木坂の赤ずきん」の怪談の主役となっている大学生。
物語中では彼女と融合する形で記憶と人間性を受け継ぎ、彼女の願いを受けて綾香の外見となり「アヤカ・サジョウ」となった。
彼女は沙条綾香の名前を知らなかったため、「アヤカ・サジョウ」を名乗るようになったのは上記の顛末からである。
繰丘椿
自分の記憶を取り戻して正体を知った後、エレベーターの形の閉鎖空間で泣き崩れていたところを訪れた少女。
実はライダーのマスターであるのだがその事には気づかず、自嘲気味に「大人になってしまった赤ずきん」だと自己紹介した。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/strange Fake[編集 | ソースを編集]

「私はもう……お前達の・・・・思い通りにはならない」
「私に……干渉しないでくれ」
オペラハウスで目の前に現れた英霊に「俺のマスターか」と問われ、彼女は「断じて違う」と強い否定を返す。
何故自分の召喚した英霊を拒絶するのか、「お前達」とは誰のことなのか、なぜ今までの彼女と全く口調が違うのか。大きな謎を示して、偽りにして真なる、奇妙な聖杯戦争は幕を開ける――。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 『Fake』にて驚きの登場を遂げた綾香は髪をブロンドに染め、どことなくやさぐれた雰囲気を纏わりつかせている。
    『Fake』1巻のあとがきで成田氏は「『Prototype』の彼女とはそもそも宇宙が違うので別人」と言い切り、「(『氷室の天地』の彼女とは)……無関係とは言いきれない……」と微妙なコメントを発している。
    • 作中でも、魔法と魔術の区別等魔術師なら誰でも知っているはずのことを知らなかったり、「赤ずきん」の幻影に付きまとわれている件について時計塔を頼った様子が無かったりと、「沙条綾香」としては不可解な点が非常に多い。
      • 第3巻では沙条綾香本人はルーマニアに渡っていることが分かっており、スノーフィールドに渡っているアヤカの正体は不明。なお、ルーマニアに渡った理由は「バカお姉ちゃんの尻拭い」だとか。彼女はルーマニアでは某Sさんと意気投合したらしいが、何をやらかしたのやら。
      • ちなみにこの設定は氷室の天地の第10巻のひむ天版綾香の発言や、氷室の天地マテリアルで語られたものと非常に似ている、まさかその綾香本人とは…?
  • 彼女と第三の主人公であるシグマはエイプリルフール版での「プレイヤー」の役割が分担されている。彼女の場合、セイバーの関係者となったこと、セイバーの宝具が複数のサーヴァントを限定的に同行させる能力によって複数のサーヴァントを力を借り、冬木の怪談のA氏であること。

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]