アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ

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キャスター
真名 アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ
外国語表記 Anastasia
性別 女性
身長 158cm / 30-50cm(ヴィイ)
体重 40kg
出典 史実
地域 ロシア
属性 中立・中庸
一人称 私(わたくし)/OTMA(オトゥマ)
二人称 あなた
三人称 あの方/彼/彼女 など
声優 原由実
デザイン sime
設定作成 東出祐一郎
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

魔術師」のサーヴァント

略歴
『序/2017年 12月31日』では黒い兵士の軍勢を引き連れてカルデアに侵攻、自身はカルデアの東館を氷漬けにした[注 1]
コヤンスカヤ共々、ゴルドルフを救出しカルデアから脱出を図る主人公らを阻むかのように戦闘を始めるが、ダ・ヴィンチの機転によって逃げられてしまう。その後は陥落した管制室に訪れ、カルデアスを凍結させた。
Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』では自身の異聞帯にてマスターであるカドック・ゼムルプスと共に、ロシアの皇帝を目指す。時には彼を叱咤激励するパートナーとして、ある時は一騎のサーヴァントとしてカドックをサポートし、最終的にカルデアの介入もあってイヴァン雷帝の打倒に成功する。最後に反乱軍を下したカルデアのマスター率いるサーヴァントと戦うも、判断の遅れたカドックをビリーの銃弾から庇い、彼に最期の激励を残して消滅した。
人物
ぬいぐるみを抱き、雪のような白い髪とドレスを纏った少女。
基本的には天真爛漫であるが、人間不信の気があるため、召喚直後で信用していない段階では淡々とした口調で話す。信頼を勝ち取れば、彼女本来の悪戯好きで活発な姿が見られるだろう。
カメラを鏡で映すことによって、自分の姿を残す……今でいう自撮りのような微笑ましいエピソードも残っている。家族に対する手紙も幾つか残されており、彼女の無邪気な様相と家族への深い愛情が垣間見れる。
カドックに召喚された異聞帯のアナスタシアは「永久凍土帝国に存在した場合のアナスタシア」というべき状態で内面がヤガに近い物になっており、家族の顔も思い出せなくなっている。カドック相手には地の性格を見せることもあるが、基本的に無機質で氷の様な冷たさを持ち、鼠を「囓って増えることしか能のない生命体」と見下す。だが、ソレを汎人類史の強さだと認識している。
能力
ロマノフ帝国の秘蔵精霊であるヴィイと契約しており、氷や冷気を操る力を有する。魔力も大半はヴィイが賄ってくれるためマスターへの負荷も少なく、良好な関係さえ築ければ扱い易いサーヴァントと言える。ただし、寒い場所で生涯のすべてを過ごしてきたため、暑さに弱いという弱点がある。

バリエーション

深凍剣のアナスタシア
サーヴァントユニヴァースにおけるアナスタシア。「しんとうけん」と読む。
ガス状惑星であるビッグ・ブルー・タンクの奥底にあるアルトリウム鉱山に常駐しており、スペース神陰流の資金源として採掘管理を行っている。
元々寒さに耐性があったことを特技欄に書いた結果、ブラックすぎる職場に就かされ、さらには長い生活の間に体質が変化して氷点下の気温でないと生きられないようになってしまった。
性格はかなり悪く、Sイシュタルが通っていた伏魔殿のようなスペース女学院の卒業生。おまけに生き汚いところもあり、いかにも死ぬ前のようないい台詞を言っておきながらちゃっかり脱出する気満々であった。
周囲に冷気で生み出した結晶を大量に浮遊させているため射撃攻撃を受け付けない。このため、クラスがセイバーになっているのにアーチャーに対して耐性を持っている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター カドック・ゼムルプス ? ? ? ? ? ? ? ?
主人公 (Grand Order) E E C A D C 陣地作成:EX
道具作成:-
妖精契約:A
透視の魔眼:D
絶凍のカリスマ:B
シュヴィブジック:B

宝具

疾走・精霊眼球(ヴィイ・ヴィイ・ヴィイ)
ランク:EX
種別:精霊宝具
レンジ:?
最大捕捉:?
ヴィイの魔眼の全力解放。
全てを見透かす眼球は、因果律すらもねじ曲げて弱点を創出する。
『Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&敵全体の防御力をダウン[注 2][注 3]&敵全体にスキル封印状態を付与[注 4]」という効果のArts宝具。
『Fate Grand Order Material Ⅶ』ではルビが『ヴィイ・ヴィイ・ヴィイ!』となっており、最後に!が追加されている。
残光、忌まわしき血の城塞(スーメルキ・クレムリ)
ランク:A+
種別:城塞宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:11人+1匹
ロシアのあちこちに点在する城塞(クレムリン、またはクレムリ)の再現。
皇帝(ツァーリ)の血を引くアナスタシアは、極めて堅固かつ壮麗な城塞を召喚、己が身の守りに使用することができる。
そしてこの城はアナスタシアが選んだ者しか入ることができない。それ以外の者、侵入者に対しては城塞全体が襲い掛かる。
『Fate/Grand Order』では基本的に使用されない。

真名:アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ

ロマノフ帝国、最後の皇帝であったニコライ二世の末娘。
20世紀、ロシアに起こった「2月革命」の直後、家族諸共処刑された。

関連

ヴィイ
彼女と契約したロマノフ帝国の秘蔵精霊。
ヴィイ、と呼ばれる精霊ないし妖怪は厳密には存在しない。ロシアの文豪であるゴーゴリの怪奇短編小説「ヴィイ」で登場した創作妖怪である。だがヴィイと似た伝承はスラヴに幾つか存在し、それを原型としたものと推測されている。
アナスタシアが契約したヴィイは、ロマノフ帝国が保有していた使い魔である。彼はその魔眼であらゆる秘密を暴き、城塞の弱点を見つけ出し、更には敵対する者を血に染め上げた。
ただし、才能がなければ彼を見ることも操作することもできない。アナスタシアは死ぬ直前で、ようやく彼と契約する資格を得た。
OTMA
ニコライ2世の皇女・オリガ、タチアナ、マリア、アナスタシアの頭文字を集めた名前。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
『序/2017年 12月31日』にて先駆けて登場。
Lostbelt No.1『永久凍土帝国 アナスタシア』解禁に伴い実装。
マンガで分かる!Fate/Grand Order
主人公を誘惑する第一の刺客『獣国の百合女』という肩書きで登場している。

その他

ちびちゅき!
生徒役。カドックともどもルナチューブに「こたつを組み立ててみた」動画を投稿し、生活ジャンルで一位を獲得していた。

人間関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
マスター。
タマモヴィッチ・コヤンスカヤ
『序/2017年』にて、共にカルデアを襲撃した。
刑部姫
「自称姫」と辛辣だが、彼女が使っていた炬燵がお気に召したらしく、マイルームに持ち込もうと画策している。
カドック・ゼムルプス
『永久凍土帝国 アナスタシア』で登場した時のマスター。性格の相性は良好。
イヴァン雷帝
『永久凍土帝国 アナスタシア』では彼の最愛の妻である「アナスタシア」のふりをして怒りを鎮めつつ、皇帝位を簒奪するべく暗躍していた。
汎人類史のアナスタシアがマイルームで出会った際には「目が怖い」と露骨に同席を避けようとしていた。……どのあたりが目なのだろうか。
期間限定イベント『ホーリー・サンバ・ナイト』ではロシア代表としてタッグ「ツァーリ・ミッショネルズ」を組んで出場した。
ジャンヌ・ダルク〔アーチャー〕ロビンフッド
期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では、自撮りサバコンプの為に一緒の写真を撮って大喜びしていた。
女王メイヴ〔セイバー〕
期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』では、彼女の写真集の為に自撮りのコツを教えていた模様。
マリー・アントワネット
期間限定イベント『雀のお宿の活動日誌〜閻魔亭繁盛記〜』にて、連れ立って閻魔亭に逗留しに来た。
やはりセレブ同士で気が合うようである。

生前

ニコライ2世
父親であり、ロマノフ王朝最後の皇帝。
アナスタシア・ニコラエヴナ
同姓同名の大公妃で、アナスタシアの曾叔母。彼女が生き延びた事が、後の生存伝説の一因になったと考えられる。
オリガ、タチアナ、マリア
三人の姉。深い絆で結ばれており、絆礼装でも触れられている。
特に年の近いマリアとはとても仲が良く、オリガやタチアナを姉さんと呼ぶのに対して彼女には名前で呼んでいる。
史実同様、ロシア革命によりアナスタシアと同様処刑されてしまった。
アレクセイ
弟。史実同様、ロシア革命によりアナスタシアと同様処刑されてしまった。
グレゴリー・ラスプーチン
「怪僧」と呼ばれた人物だが、アナスタシアを含めたロマノフ家から強く慕われた。
『序/2017年』ではその正体を知らぬままに共にカルデアを襲撃した。
ヴィイ
ロマノフ王朝と関連深い精霊。生前は死の直前まで目にする事は無かった。
彼女のセンスではヴィイは「可愛い」らしく、周囲から同意を得られないことに首を傾げている。

名台詞

Fate/Grand Order

戦闘

「凍てつく冬への覚悟はできた?」
「滑らかに死になさい」
戦闘開始時。普段は大人しい性格の少女だが、敵を前にすると、ロマノフ王朝の皇女としての姿を見せる。
「ヴィイ、全てを見なさい。全てを射抜きなさい。我が霧氷に、その大いなる力を手向けなさい。『疾走・精霊眼球ヴィイ・ヴィイ・ヴィイ』!」
「ヴィイ、お願い。全てを呪い殺し、奪い殺し、凍り殺しなさい。魔眼起動――疾走せよ、ヴィイ!」
宝具解放。ロマノフ王朝に代々伝わる精霊ヴィイの力で敵を氷漬けにする。

マイルーム

「そう……向こうの私と戦ったのね……。ごめんなさい、マスター。色々と重荷を背負わせてしまいました。
 気にするな、と言っても難しいですよね……」
マイルーム会話「会話5」。異聞帯での自分と戦ったマスターを気にかけている。
「え、えーと、私はその、サンタとは何の関係もありません。はい、冬なんですけど、でも、関係ありませんってば!」
マイルーム会話「サンタサーヴァント」。冷気を操る自分であれど、サンタクロースとは一切関係ないと必死に弁解する。なお、ロシアにもジェド・マロースというサンタクロースに相当する存在が民間伝承に伝わっている。
「あの、すいません。自称姫と仰る方にお会いしたのですが、あの方がいつも潜っているこたつは私の部屋に設置できないのでしょうか。できますよね、ねえ?」
マイルーム会話「刑部姫」。
彼女が使っていたこたつが羨ましいのか、自分も欲しいとマスターにせがんでいる。
異聞帯では凍土を統べる皇女として寒さへの強さを誇っていたが、やはり寒いより暖かいほうがいいらしい。また、マスターにせがむ様子も冷淡な皇女であったときと違い年相応の可愛らしさがある。
「道化の面相をして周囲を楽しませる輩には気を付けなさい、と教わっています。マスターも気を許さないよう」
マイルーム会話「メフィストフェレス」。
生前からの教えから、道化には警戒心を向けている。ことメフィスト相手に関してはその考えは間違いなく正しい。
「うぁ……雷帝がいらっしゃるのね。わたくしは申し訳ありませんが、しばらく留守にします。……その、目が苦手なのです、目が……」
マイルーム会話「イヴァン雷帝」。
異聞帯の彼女は妻のふりをして彼を討つ機会を窺い、最終的に対峙・打倒していたが。こちらは彼の巨体と目力に恐怖を禁じ得ない様子。どのへんに目があるのかは不明だが。
イヴァン雷帝からは迷惑だろうが、娘のように思っていると語っている。
「近付かないでください」
「まぁ……壁越しに喋るくらいなら、構いませんが……」
「まぁ……同じ部屋に居るくらいなら、良いです……」
マイルーム会話「絆Lv1、2、3」。
生前での最期から人間不信の気がある彼女は最初はマスターも寄せ付けなかったが、絆が深まるにつれて、徐々に心を許してくれる。
「あらマスター、いらっしゃい。ちょっと待ってね。今、お茶を淹れるから。皇女といっても、末期は自分独りで色々とやれるようになっていたのよ」
マイルーム会話「絆Lv4」。マスターへの不信が消え、自分からお茶を淹れてくれるまでに親密になっている。
「掴んだ手を、離さないで……。私の目の届く所に居て。私の声を聞いたら、いつでも返事をして。私はもう……失いたくないの」
マイルーム会話「絆Lv5」。マスターに家族同然の親愛を抱き、同時に生前の体験からマスターを失う恐怖も抱く。
「さぁ、あなたもマスターなら、責任の取り方は分かっているわね?その命を、ロマノフの皇女たる私に捧げなさい。
 ……嘘よ。本気にしないで。私はもう、これで充分なのです」
霊基再臨4回目の台詞。自分にどこまでも寄り添ってくれるマスターに満足感を抱いている。

本編

「我らの異聞帯は酷薄にして極寒。
 この程度の環境で『寒い』などと知覚する彼らに、真の地獄を見せてあげましょう」
第二部序章にて、兵士達とともにカルデアを襲撃し、周囲を極寒地獄へと変貌させての発言。
「異聞帯は汎人類史とはレベルが違う」ということを言いたいのだろうが[注 5]、その有様はネットでいう「北から目線」とプレイヤー達から揶揄される結果になってしまった[注 6]
実際、ロシア異聞帯は-100℃という極寒にも程がある環境であった(カルデアのある場所の歴代最低気温は-89.2℃)。
「そう……ここまで辿り着いたのね。なら、私とヴィイも全力よ。マスター、回路を回しなさい。」
イヴァン雷帝を倒し、カルデアとの最終決戦を行う際の戦闘開始ボイス。異聞帯の真実を知り、それでも挑んでくるカルデアのマスターに自らもマスター共に迎え撃つ。
「これで良かったの……これで……良かったのよ……」
戦闘不能。汎人類史を滅ぼし、異聞帯の台頭を目指していたはずだが、自分の敗北にむしろ安堵を覚えていた。
「殉死も許しません。自爆も許しません。
 落ち着いて、カドック。……わたくしは、信じています。
 選択肢をどれほど間違えようとも――― あなたはきっと、正しく為すべきことを為すと。」
カルデアとの闘いに敗れ、それでも諦めないカドック。しかし、ビリーの早撃ちの前に先手を打つことは彼にも不可能であり、銃弾を撃ち込まれた際に彼の前に身を投げ出し致命傷を負う。勝利のために必死に足掻こうとするカドックを叱咤し、同時に彼への信頼を投げかける。
「……その後悔を抱いて生きなさい。マスター。
 わたくし……きっと、もう二度とできません。銃弾の前に、身を投げ出すなんて。
 よろしい? わたくしはあなたが優れていたから助けた訳ではありません。
 わたくしを信じてくれたから、サーヴァントとして、当然のことをしたのです。
 ……光栄に……思って……ちょうだいな……。本当に……かわいい……人……。」
上記の台詞に自分はいつも「できるはずだった」と後悔するばかりと自嘲するカドックに対して。生前に銃殺されたトラウマを乗り越えてマスターの身を守り、自身を信じて手を尽くしてくれたマスターに感謝と親愛を抱いて消滅していった。その最期にはゴルドルフでさえ評価するほどだった。

イベント

ガッデムホット!!めっさ暑いわ
期間限定イベント『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』より。女王メイヴの口車に乗せられてハワイにやって来たが、経験したことが無い暑さに悲鳴を挙げる。
元ネタはテレビ番組『探偵!ナイトスクープ』で外国人女性が熱湯風呂に入った時に発した言葉「ファッキンホット(くそ熱い)」。さすがに皇女がFワードを口にするのは憚られたのかもしれない。でもそこは皇女としてロシア語で言うべきでは。
ゴッドホット神あつい。」
同上。女王メイヴから自撮りの講師であるアナスタシアにお礼として『望み』を聞かれて。それはどうしようもないとのこと。最初から最後まで暑さに慣れることはなかった。
「ここまでの旅路がガッデム暑かったので。」
期間限定イベント『ホーリー・サンバ・ナイト』の6回戦にて。
アナスタシアはこういうキャラとして定着したようだ。
「マンモスタスク・トレイン!」
同上。パートナーであるイヴァン雷帝とのツープラトン技。
「キン肉マン」パロディが随所に散りばめられているこのイベントにおいて、元ネタはバッファローマン&モンゴルマンのコンビが放つツープラトン「ロングホーン・トレイン」。パワーで勝るバッファローマンをスピードで勝るモンゴルマンが担ぎ、そのまま縦横無尽に駆け回り、相手の心臓を貫く技。
ところでこのコンビではパワーに勝る方はどう見てもイヴァン雷帝。アナスタシアは筋力Eなのに2548kgのイヴァン雷帝を担いで走り回るという暴挙に出た(流石に魔術的な補助はあったようだが)。
「そんな! 私、日本のお大尽部屋スイートルームがどのようなものか楽しみにしていたのに!
 ゲーシャさんをたくさん呼んで飲んで歌って騒いで、この世の春を謳歌しようと!」
期間限定イベント『雀のお宿の活動日誌』より。現在お大尽部屋スイートルームが閉鎖中と聞いてのコメント。
ゴルドルフも直後に言っているが、非常に俗っぽい。なお、彼女の父であるニコライ2世は日本びいきで有名なので、彼からいろいろ聞いていた可能性はある。
「子供の頃から、受けた借りは億倍返し。」
「それがロシアの作法、私のポリシーだから。」
同上。魔猿から顔面に泥団子をぶつけられ、静かにブチ切れながら。
このポリシーの元、宝石を込めた泥団子を魔猿に叩き込きこみ、錐揉み回転させて吹き飛ばしていく(戦闘は援護攻撃扱いとなっており毎ターン敵1体のHPを1にする。8万弱のHPが消し飛ぶ様はもはや笑うしかない)。
破天荒なようだが史実を基にしたネタであり、姉たちとの雪合戦にて石を込めた雪玉をぶつけて倒したという逸話が残っている。史実が病気。
余談だが、第二部のプロローグでのイベント戦闘でも異聞帯のアナスタシアがこちらのHPを1にする攻撃をしてくる。この攻撃内容についての具体的な説明がなかったため「実は泥団子(雪玉)を投げつけている」等のジョークが生まれることになった[注 7]

マンガで分かる!Fate/Grand Order

「ケモ百合の良さについて語ります!」
『ますます』第63話より。主人公を誘惑する第一の刺客として登場した獣国の百合女。
かなりマニアックな性癖である。
「我が解釈の埒外だわ! 血で償いなさい!」
『ますます』第70話より。無駄な争いを望まない彼女はリヨぐだ男にケモ百合同人誌を薦め、降伏を促す。
お返しにとリヨぐだ男からケモ化したカドックがヤガ達になぶられている所をパツシィに助けられる内容のケモBL同人誌を渡されて激怒し、リヨぐだ男は氷漬けにされた。
そして誰もが予想していたことだが実際にこの同人誌を描き上げて配布する猛者が程なくして現れた。

メモ

  • いそうでいなかった、凍結系魔術をメインとする魔術師。
    • 型月で凍結系と言えば彼女だが、サーヴァントも含めてFateシリーズでの氷属性統一キャラはアナスタシアが初めてである。
  • 登場は第二部だが、ストーリー聖晶石召喚に最初から入っている上に1.5部のような真名隠しも行われていないため、第一部プレイ中のプレイヤーでも召喚する可能性がある。その場合、見知ったはずのアナスタシアの真名を考察するというシナリオ上の齟齬が発生する。
  • カメラを鏡で映すことによって、自分の姿を残す……今でいう自撮りのような微笑ましいエピソードも残っている。
    • 二次創作で自撮り棒を使って写真を撮るネタがあるのは上記の逸話を元にしたもの。後に『サーヴァント・サマー・フェスティバル!』で自撮りサバコンプに挑戦している姿が描かれた。
    • 家族に対する手紙も幾つか残されており、彼女の無邪気な様相と家族への深い愛情が垣間見れる。
    • なお、残されている写真からは本作のような銀髪碧眼ではなく黒髪かそれに近い濃い色の髪であったことがわかる。
  • 最後はエカテリンブルクにあったイパチェフ館の地下室で、家族共々チェーカー(革命政府の秘密警察で、後のKGBの前身)によって射殺されるが、遺体はバラバラに切断された後に骨になるまで焼かれて埋められるという悲惨な最期であった。
    • 生存説が存在したがDNA鑑定などにより今では完全に否定されている。
  • カドックから『皇帝』になるように言われたアナスタシアだが、女性によるロシア帝位の継承は高祖父パーヴェル1世がロマノフの家内法を改正したことにより禁止されている。ちなみに彼の母親は“大帝”エカチェリーナ2世だったりする。
    • エカチェリーナ2世即位までの一世紀近く、女帝の即位や皇女が婿取りをして生んだ男児の即位が続いていたため、パーヴェル1世の家内法改正以降も、皇女がロシア帝国よりも格下の国の王子と結婚した場合はロシア皇室の分家として扱う風習が残っていた。その風習の中で成立したレイフテンベルクスキー家は、ナポレオンの義理の孫とロシア皇女の結婚で興された家である。そのレイフテンベルクスキー家の女性が神秘主義に傾倒し、ロシア皇帝夫妻に紹介したのが他でもないラスプーチンである。
  • 刑部姫を所有した時のマイルーム会話では炬燵を自分の部屋に設置しようと主人公に頼み込むやり取りがある。そのこともあってか、『ぐだぐだエース』ではコタツムリと化したほか、『ちびちゅき!』ではカドック共々ルナチューブに「こたつを組み立ててみた」動画を投稿したコマがある。
  • カドックを演じる赤羽根氏は、アナスタシアの宝具レベル5まで重ねている[出 1]

話題まとめ

「オイラァ!」
彼女関連の話題やコメント付き動画などで、台詞でヴィイに言及した際や宝具使用時に散見される謎の台詞。
これの元ネタはソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー(以下、先方の通称よりグラブルと表記)」に登場するマスコットキャラ「ビィ」の一人称のようなもの。正確にはこの「ビィ」を元にしたグラブルの公式コミック「ぐらぶるっ!」に登場するキャラ「ビィ(通称オイラ)」を指す名称である。
一見わけが分からなくなりそうだが、このコミックが要は「Fate/Grand Order」と「マンガで分かる!Fate/Grand Order」の関係にあると言えば、同じキャラのはずなのに何故このような扱いの区別が出来ているかおおよそ理解出来るだろう。
しかもこの「オイラ」は「リヨぐだ子」に相当するレベルでキャラ崩壊を起こしており、元キャラの立ち位置的にはフォウくんに相当するはずがアメーバの如く形態変化を頻繁に行い、魔獣フォウくんばりの筋肉ムキムキの人型に変化したりしている(しかもサテー氏氏などが描く魔獣フォウくんと違い顔だけそのままなので、ますます絵面が酷いことになっている)。
加えてFGOが『永久凍土帝国 アナスタシア』配信を間近に控えた2018年4月1日に、エイプリルフールネタとしてこの筋肉ムキムキになった状態の「オイラ」が本家ゲームに襲撃をかけるというイベントが開催。化け物じみた強さで暴れてプレイヤーに強烈な印象を残していった直後であったため、二章配信間もなくしてアナスタシアのヴィイにまでとばっちりが波及。前述のようにヴィイのコメントが散見されるようになった挙句、ヴィイが手に持ってる人形形態とアナスタシアの背後に影のように立つ形態を持っていたのも災いし、ヴィイとオイラを差し替えたネタ・コラが増産されてしまい、結果としてアナスタシアの話題の際に紛れ込んできては、「お前じゃねえ、空に帰れ(グラブルが空に浮かぶ島々という世界設定のため)」と返すネタが散見されるようになった。
余談であるが「ビィ」及び「ビィ(オイラ)」はノッブと同じ声優が担当しているため、是非もなく『ぐだぐだオーダー(仮)』にて「オイラはヴィイ!」という一発ギャグにされている。

脚注

注釈

  1. 当然ながら、東館に避難したスタッフも凍結しているが、生死については触れられていない。
  2. 3ターン
  3. オーバーチャージで効果UP
  4. 1ターン
  5. 実際コヤンスカヤもこの台詞の直前で「生き延びた年月も、生存してきた環境も違う、人生ハードモード(意訳)」である事を述べていた。
  6. 北から目線=寒さや雪に脆弱な首都圏住民を北陸民や北海道民が“上から目線”で嘲笑することを指す。
  7. あくまでジョークの範疇。真面目な話をすると、異聞帯のアナスタシアは家族の記憶も曖昧なので雪合戦の事実を覚えている可能性も低い。

出典

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