蒔寺楓
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蒔寺楓 | |
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読み | まきでら かえで |
外国語表記 | KAEDE MAKIDERA[出 1] |
身長 | 163cm |
体重 | 49kg |
スリーサイズ | B72/W56/H78 |
特技 | 短距離走、思い込み、日本舞踊 |
好きな物 | ゴージャスな気分にさせてくれるもの全般 |
苦手な物 | ホラー映画、料理(和食は例外) |
天敵 | 美綴綾子 |
声優 | 結本ミチル |
イメージカラー | 褐色 |
初登場作品 | Fate/stay night |
概要[編集 | ソースを編集]
穂群原学園の女生徒。陸上部仲良し三人組の一人でボケ・ギャグ・パロディ・暴走担当。通称「マキジ」。遠坂凛の数少ない友人のひとり。
クラスは2年A組(hollowでは3年A組)。
- 略歴
- 歴史ある呉服屋・詠鳥庵(えいちょうあん)の娘として生まれ育ち、日本舞踊を嗜む和服美人……だそうだが本編ではその一欠片もうかがうことが出来ない。ちなみに、祖先は瀬戸内海の海賊という。
- 穂群原学園入学時、氷室鐘、三枝由紀香の両名をなかば無理矢理に陸上部へ入部させた。自身も短距離走の選手として活躍しており、「穂群の黒豹」の異名で呼ばれたがっている。2年の2学期より同部の部長を務めている。
- 遠坂凛の本性を見破った数少ない人物。しかし趣味が合うところから休日は骨董品屋を一緒にひやかしに行くような友人関係となっている。
- 人物
- 育ちは良いが口は悪い。大雑把な性格で、タイヤキとクレープを「甘い物を皮で包んでいる」という理由で同種の食べ物と見なす。
- 根性論者であり、陸上部ではスパルタ方式で後輩達をしごいている。
ただし、実家での接客態度は完璧で、そこでの立ち居振る舞いは非の打ち所がない他、お得意様の前では店の外でも丁寧な応対を行っており、氷室から「大人だ」と評価されている。 - 学業は褒められたものではないが、歴史だけはずば抜けており、ディープな知識も豊富。歴史有る家で育ったためか、骨董品の目利きなどもやってのける。硝子細工が好きで、趣味は風鈴集め。怪談や幽霊の類が死ぬほど苦手。
氷室の談によれば惚れた相手にはとことん尽くすタイプだそうだ。 - 能力
- 陸上の実力はかなり高く、美綴には「インターハイで大暴れするかと思った」と評されていた。だが、2年の予選では自業自得な形で敗退してしまい、実績という形では残っていない。
- また、勉学が壊滅的(歴史の知識だけは、大学院教授並み)であるため、それに伴う補習三昧の日々も彼女の無冠に一役買ってしまっている。
- 見た目によらず手先が器用で、オリジナルの折り紙を折って氷室を感心させた。他にも料理の腕は和食については優秀である。実家が呉服屋であるため、和裁の知識・技術は完璧。
- ただし洋裁に関しては常識レベルの知識も欠如している。
策士としては直感型で、実は氷室より彼女が考案したアイデアの方が理に叶う場合が多い。
バリエーション[編集 | ソースを編集]
きれいな蒔寺[編集 | ソースを編集]
『トラぶる花札道中記』に登場した、性格が反転した蒔寺。本家に比べて気が弱く、話や行動のペースも遅い為、「わるい由紀香」に折檻されてばかりいる。
使用技[編集 | ソースを編集]
とびだせ!トラぶる花札道中記[編集 | ソースを編集]
- 先行する誤認勝利(ミス・フライング・ヴィクトリー)
- チーム「穂群原にゃーにゃーズ」で使用。ランダムで1枚山札から札を引く。
- 約束された誤認の折檻(犬ライフ・犬デス)
- チーム「穂群原にゃーにゃー団」で使用。「きれいな蒔寺」の宝具。「先行する誤認勝利」と効果は同じ。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/stay night
- 凛の友人として。あの遠坂凛に500円のクレープを奢らせるという伝説が聞ける。
- Fate/hollow ataraxia
- 陸上部仲良し三人組として賑やかな日常を過ごしている。スタッフから「ある意味主役」といわれた。事実、文化祭の演劇では主役である。
- Fate/EXTRA
- 聖杯戦争予選でマスターたちを導く役割を持った上級AI。
本来陸上部部長の設定だったが、得意科目に付かせると張り切ってうざいことこの上ないので、新聞部部長に変更された。
Fate関連作品[編集 | ソースを編集]
- とびだせ!トラぶる花札道中記
- いつもの三人組で参戦。直情型の彼女には珍しく、温泉に向かうことに躊躇するが……
- 氷室の天地 Fate/school life
- 準主役。あいかわらず暴走役であり、非常に多くのパロディが飛び出す。また出版社ホームページに掲載されているオンラインコミック「氷室の天地 Fate/school life 番外編 マキジ大作戦」では主役。
- 衛宮さんちの今日のごはん
- 第十五話でゲストとして登場した。
その他[編集 | ソースを編集]
- ALL AROUND TYPE-MOON
- いつも通りの陸上部三人娘。翡翠の料理やシエルのカレー飲料を口にしてしまう。
- ちびちゅき!
- 陸上部と新聞部の部長を兼任。陸上部では意気揚々と部長に立候補するが、入部してきたマッチョ軍団に恐怖し、精神的疲労に陥る。
人間関係[編集 | ソースを編集]
氷室の天地[編集 | ソースを編集]
- 氷室鐘
- 親友。三人娘の一人。時にメガネ呼ばわり。暴走の多い蒔寺のストッパー役。蒔寺によって陸上部に入部させられる。
- 三枝由紀香
- 親友。三人娘の一人。由紀っちと呼ぶ。蒔寺によって陸上部に入部させられる。
- 本気で怒らせると怖いのと怪談が苦手なのとで、頭が上がらない。
- 遠坂凛
- 友人。優等生の凛と付き合って良い目にあやかろうとしているらしいが、どうもゴージャスな気分にさせる凛に惹かれているようだ。文化祭では実家の呉服屋の宣伝に活用する為にコンビを組み、ミスコンV2のプロデュースをした。
- 美綴綾子
- 天敵。自身と同じく凛の数少ない友人であるためライバル視している。
- 柳洞一成
- 生徒会長。直接的な関わりは殆どなかったが、一成が新生徒会長となった時に打ち出した政策が「体育会系部活の優遇差し止め」であるため、自分含めて実績が少ない陸上部の予算に大きな減額が入る事に。
- 衛宮士郎
- 最近凛に近づいてきた邪魔者。「バカスパナ」「ばかしゃもじ」「無償奉仕大好き族」などと称す。
- 間桐慎二
- 同級生。遠坂凛に付きまとっているのを天誅するべく(そして陸上部部長復帰への点数稼ぎとするべく)付け狙っている。
- 佐伯直美
- 同じ陸上部所属。当初は名前もろくに覚えておらず、「円盤投子」等と呼んでいた。
後に「トールハンマー事件」で失脚して彼女が部長代理となった際は部の指導方針で対立する。
- 葛木宗一郎
- クラス担任。
- 藤村大河
- 英語教師。
- 蒔寺父
- 父親で詠鳥庵店主。蒔寺は「父上(オヤジ)」と呼ぶ。娘が店名をファンシーな物に変えようとしたり、修学旅行にスケスケネグリジェを持っていこうとした際には、鉄拳による制裁を加えている。
抑揚の強い口調で、怒ると「ぶるぅあぁあぁあああああっ!!」と吠えるという、某有名声優を連想させるキャラ。 - 氷室道雪、氷室鈴
- 友人の両親であり、詠鳥庵のお得意様。普段とは打って変わって丁寧な対応をする。
- 間桐臓硯
- 同級生の祖父であり、詠鳥庵のお得意様。丁寧な対応はこちらも同様。臓硯の方もリップサービスの意味合いが強いながら、慎二に手を焼いている彼女に謝ったことがある。
- ライダー
- 骨董品屋で最近アルバイトを始めた長身の女性。最近死亡した富豪の遺品が大量に流出した件で行った先の店で出会った。
- 新人だったこともあって骨董についての知識がギリシャ方面に偏っており、それ以外は無知で価値もよくわかっていない彼女に頭を抱えている[注 1]。
- 臼杵光那
- 2年目から陸上部に入った新入生。
- 強烈な外見と言動から自分に対する態度について誤解しており、当初はかなり苦手意識を持っていた。
- ラニ=Ⅵ
- 行方不明になった葛木先生と入れ替わりで赴任してきた教師。
- 彼女が授業中に使用しているヒーリングミュージックの効果で頭脳が活性化したため、さらなる効能を求めて彼女に懇願している。
- 石川啄木
- 明治期の日本における高名な詩人。
- どういうわけか執着があるようで、ドラマCD『ダイスは霧の中に』ではプレイヤーキャラとして使用し、本編中でも英雄史大戦に創作カードとして投稿しており、とうとう『Fate/Grand Order × 氷室の天地 ~7人の最強偉人篇~』では疑似サーヴァントとなった。
衛宮さんちの今日のごはん[編集 | ソースを編集]
- 子ギル
- 由紀香と仲が良い少年。何となく彼女に対する邪な感情を感じ取り、警戒している。
名台詞[編集 | ソースを編集]
氷室の天地 Fate/school life[編集 | ソースを編集]
- 「難易度、神代戦争(ゴッド・オブ・ウォー)級!!」
- テーマパークのクイズコーナーで慎二を撃沈した時の台詞。歴史だけなら、無敵だろう。
- 「エイドリアン言うなーー!!」
- 自身の実家の詠鳥庵に入店してきた美綴綾子に対して。美綴は丁寧に入ってきたのだが、丁度その時楓は氷室鐘によってトラウマを刺激されていたため、名前を間違われたことにキレてしまう。
- 「よし! 来年は優勝してインター杯に勝利の美酒を注ぎまくってやる!!」
- インターハイをインター杯と勘違いしている事による大迷言。美綴によって勘違いを指摘され、大きく凹む。
- 「……あれ?」
「…すごい…罪悪感…」 - 氷室は生きている猫が大の苦手だと知り、いつものノリで抱かせようとしたのだが、心の底から怯えている事に気付いた時の台詞。
さすがの蒔寺も、洒落になってない時は罪悪感を感じる模様。根はいい子だから。
- 「キャーーー!いやーーーっ!!おとこのこに、えっちな想像されちゃウー!!」
- 修学旅行に罰ゲームでスケスケネグリジェを持ってきた事を、一成、慎二、士郎に知られた時のセリフ。
当然だがまるで似合わないので、三人共げっそりとした表情になり……「えっちな想像しろよテメェらーー!!」と、逆ギレして、泣きながら慎二にコークスクリューブロー。
- 「あ 鈴様!お邪魔しております!」
「お荷物なら私がお持ちいたします こちらですか」 - 氷室の家で勉強会中、母親に遭遇して。残り3人の感想は「誰だ あれ」。凛も真っ青の猫かぶりっぷりである。
理由は本人曰く「氷室市長夫妻は詠鳥庵の超お得意様だから店の名を落とすようなことできるか」とのこと。意外にしっかりしている。
- 「大丈夫大丈夫。お前、全っっっ然成長してないヨ!!」
- 凛の胸を一瞥しての大暴言。勿論、直後に報復された。
- 「勝利への脱出!!!!」
- 補習やお化け屋敷など、蒔寺にとって嫌なものから逃げ出す時の台詞。大概、窓ガラスを回転体当たりで突き破っている。
元ネタはシルベスター・スターロンとペレが共演したサッカー映画のタイトル。ペレの芸術的なオーバーヘッドキックのシーンが非常に有名。
- 「その『策』が役立たずなんだよ!!」
「お前の『策』はたしかに当たればデカい!!でも『外してる』回数のほうが多いだろ!!言ってみろ!!」 - 策を外す事が多い氷室へのダメ出し。これに対し氷室は「食べたパンの枚数より少ない」と苦しい言い訳………
- 「偏見と思い込みアリアリなのわかってて言うけどさ、『ミステリ』って動機に対して無頓着じゃね?」
「密室だー!トリックだー!真犯人はー!…が重要で、動機に関しちゃ二の次ってイメージがあたしにはある」
「逆に『サスペンス』は動機有りきで殺し方とかシンプルよな!手元の鈍器でテキトーにバーン!!」
「動機重視だから追跡劇になって崖っぷちなんだし!」 - サスペンスとミステリの違いを指摘。この姿に凛は「説得力ある」と関心した。
- 「たぶんこいつ善意悪意よりもっと前に『信奉者』なんじゃね?」
- 部費横領の犯人の動機を的確な推理で言い当てる。その後、犯人は凛に問い詰められて自供した。
メモ[編集 | ソースを編集]
- hollowにおいてシナリオ陣が余りにも蒔寺をはっちゃけさせるので演出担当から「薪寺禁止令」が発布されたという。
- 和服美人という設定がある。だがその姿を披露することは一生無いと断言された。……ハズだが、「氷室の天地」で和服姿を披露している。
- 上にあるプロフィールだけを見れば、案外女子としてのスペックは高い事が解る(名家の生まれで裁縫、料理もでき、接客態度は完璧。なおかつ氷室曰く尽くすタイプ)
しかし、その下にある言動が全てを台無しにしている事は言うまでもない。 - 一方でバレンタインデーのチョコは「あげる方」ではなく「もらう方」。例年は綾子が貰っていたのだが、彼女が暴漢に襲われて入院した年は、綾子に回る分が蒔寺に来ていた。
- 上にあるプロフィールだけを見れば、案外女子としてのスペックは高い事が解る(名家の生まれで裁縫、料理もでき、接客態度は完璧。なおかつ氷室曰く尽くすタイプ)
- 実家の呉服屋「詠鳥庵」は「えいちょうあん」と読む。「えいどりあん」ではない。店の名前から、小学生の頃から「エイドリアン」と呼ばれており、軽度のトラウマになっている模様。
- 実家には長い廊下があり、夏になると雨も降っていないのに濡れていることがあるという。海賊やってた先祖の報いです。
蒔寺が怪談を苦手としているのはこれが原因。 - 実家の蔵は更に呪われており、霊感の強い由紀香は近づいただけで卒倒してしまった。
綾香が氷室に手渡した秘密兵器で8割方の怨念と魔力は解消されるが・・・
- 実家には長い廊下があり、夏になると雨も降っていないのに濡れていることがあるという。海賊やってた先祖の報いです。
- 美綴綾子とは変な関係。美綴が先に「遠坂凛の友人」というポジションについている事に嫉妬している(蒔寺の動機は、凛と友人だとおこぼれがあるかも、という極めて不純であるが)。
また、実績のふるわない陸上部として、実績のある弓道部のことをライバル視してもいる。
基本的には蒔寺の一方的なライバル視。ただ、常にいがみあっているということはなく、クラスメイトとしては相応に付き合いはある。- ある時は、嫉妬が原因で弓道部室の中にあったチョコを盗み食いするが、実はそのチョコはカビが生えており、結果的に蒔寺は食中毒になり入院した。しかもそれで、インターハイ予選を体調不良で戦うことに。結果は惨敗。
- なお、体調不良の時は歴史の知識も壊滅的になるが、代わりに英語力が抜群になっており、授業で出された英語の問題を即答して藤村大河を驚かせている。
- 実は前述の通り、直感的なアイディアは氷室の策より堅実である事が多い。
反面、知識の偏りと生来の性格と手段の選ばなさが災いし、理詰めで動こうとすると高確率で明後日の方向に暴走するためブレーキ役は必須。 - あまりの暴走っぷりから、藤ねえ二号を狙えると士郎からお墨付きを貰ったほど。
- ちなみに蒔寺にとって藤ねえは「キャラ被り的な意味で越えねばならん壁」。カーニバル・ファンタズムにて「冬木の虎VS穂群の黒豹」と書かれたことも。ただし、「氷室の天地」では全く太刀打ちできていない。
- TYPE-MOON作品には「楓」という名前の人がもう1人いる(「空の境界」で少しだけ登場した臙条楓)。
- 自称する異名として「穂群の黒豹」の他、凛をミスコンでサポートした際などには「穂群の陳宮」を名乗っている。これはTVアニメ「恋姫†無双」シリーズで結下みちる氏が同名のキャラのCVを担当したことによる「中の人」ネタ。ただし三国志で陳宮が最終的に仕えた相手は呂布なので、凛は蒔寺がこの異名を使う事を非常に嫌がっている。
- 前述の「トールハンマー事件」とは、佐伯に教わったコツでハンマー投げの練習をしていた時に振り回していたハンマーがすっぽ抜けて配電盤を直撃し、校内で漏電事故が発生した事件のこと。
- 校内が停電になったばかりか、多数の電化製品が破壊される大損害を出してしまい、陸上部そのものが廃部を宣告されそうになった………どころか、停学もしくは退学を言い渡されそうになる(普通なら、1週間程度の停学処分になる)。
- ……が、実態は配電盤に記されていた術式の印が暴発して校内各地の他の術式までが連鎖して大変なことになったのが真相(ひむてんMaterial)
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ 余談だが、「高額の骨董品の価値に気づかないライダーにツッコむ蒔寺」の図式は「氷室の天地」連載開始前の作者の商業アンソロジー漫画でも存在しており、実に十五年近い間をおいたネタになっている。
出典[編集 | ソースを編集]
- ↑ Fate/complete material II Character material