宝石魔術
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概要[編集 | ソースを編集]
宝石などの鉱物に魔力を込めて行う魔術。
宝石は持ち主の念を溜めやすく、魔力を宿しやすい。中でも長く地中に眠っていた鉱石には自然霊が形成されやすく、属性を帯びた宝石はそれだけで簡易的な魔術刻印となる。火の自然霊が宿った宝石は、魔力を通すだけで燃えやすいというふうに。
基本的に宝石は使い捨て。威力は高いが、コストも高い。
宝石と魔術の関係性はメソポタミアや古代エジプトなど、人類の歴史とほぼ同時期に発生した宝石幻想に起因する。
もともと宝石は王の象徴で、錬金術や錬丹術で見られる様に不老長寿の薬としても用いられた。
表の歴史的にも大方意味を持つ書物で、取り分け七十二の鉱物について著述をまとめ、鉱物や薬剤としての説明だけではなくパワーストーンの源流となった書物「アリストテレスの鉱物書」や、あらゆる石を四元素と四つの基本性質、四つの液体によって区分したヒルデガルトの「自然学」などが有名。
エーデルフェルト家が使用するものは、厳密に言えば原典の宝石魔術とは異なり「魔力そのものの流動に宝石という媒体を使った、特殊なルーン魔術」。その魔術の本質は「価値を誇ること」ではなく、「価値を流動させる事」にある。
使い手[編集 | ソースを編集]
- 遠坂凛
- 宝石の中で魔力を流転させ、本来保存できないはずの魔力をストックしておき、宝石に宿った念に乗せてそのまま魔力を解放することにより魔弾として戦闘に転用する。
- 17年間休み無く織り上げた十の宝石が切り札。
- 遠坂凛 (プリズマ☆イリヤ)
- 『stay night』の凛と同じく宝石魔術を使う。
- 用意していた宝石8つを直列起動することで術式を構成した、「打ち砕く雷神の指(トールハンマー)」を使用した。
- 本人曰く「魔力の高速回転増幅路」。多重魔法陣に魔力をチャージし、一気に撃ちだす「砲台」。
- 作中では、過去最強と目される8枚目のカードを一撃必殺すべく、初撃での最大火力を叩き出す手段として選択される。
- 遠坂永人
- 宝石翁の弟子ということで、宝石魔術の使い手と思われるが、詳細は不明。
- キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
- 第二の魔法使い。「宝石翁」の異名を持ち、時計塔の鉱石科「キシュア」の名前は彼からとられている。
- 直接宝石魔術を行使する描写はないが、宝石魔術を使用する遠坂家の初代に魔術を教授しており、「宝石魔術を利用した近接格闘術一覧」などの著書も残している。
- ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
- 宝石魔術を使うが、厳密に言えば原典の宝石魔術とは異なり「魔力そのものの流動に宝石という媒体を使った、特殊なルーン魔術」。
- その魔術の本質は「価値を誇ること」ではなく、「価値を流動させる事」にある。 魔術詠唱には英語を用いる。
- ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト (プリズマ☆イリヤ)
- 元の世界では英語で宝石魔術を扱うのに対し、本作のみドイツ語で宝石魔術を使用する。
- カルマグリフ・メルアステア・ドリューク
- 『ロード・エルメロイⅡ世の冒険』の時間軸における時計塔の鉱石科のロード。
- 宝石魔術の達人であり、上記のルヴィアや凛の師匠筋に当たり、彼女らを遥かに凌駕する腕前の持ち主。
- 本来宝石魔術と相性が悪いはずの空属性を宝石魔術として使用することでエーテル自体に干渉し、上記2人の宝石魔術をすべてキャンセルする離れ業を見せつけた。
- 宮本伊織
- 『Fate/Samurai Remnant』に登場するマスターの一人。
- 江戸時代の人間ながら意志を持つ魔導書「紅玉の書」から宝石魔術を学び、「火遁」と称する火炎魔術を得意としている。
- また、逸れのサーヴァントから習得した技を使用する際にも宝石を消費している。
関連[編集 | ソースを編集]
- 遠坂家
- 宝石翁の流れを汲む魔術一族。
- 彼から教授された宝石魔術を使用する。
- エーデルフェルト家
- フィンランドに古くから存在する魔術一族。
- 上記のように厳密には宝石魔術とは異なる体系の魔術を使用する。
メモ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]