「マーリン」の版間の差分

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: 誕生したアルトリアを約定によって父王から譲り受け、騎士エクターの下で育てる。ブリテンの王となる運命を背負ったアルトリアが岩に刺さった選定の剣を抜く際に現われ、王の運命を告げる。彼女が王となって以降は、そのサポートにつく。
 
: 誕生したアルトリアを約定によって父王から譲り受け、騎士エクターの下で育てる。ブリテンの王となる運命を背負ったアルトリアが岩に刺さった選定の剣を抜く際に現われ、王の運命を告げる。彼女が王となって以降は、そのサポートにつく。
 
: アルトリアの治世に永く携わったが、彼女のローマ遠征に際して、 手を出した<ruby><rb>性質</rb><rt>タチ</rt></ruby>の悪い妖精に狙われアヴァロンへと逃げ、そこに仕掛けられた塔に幽閉された。同地でカムランの戦いを眺め、アルトリアの契約とその結果を見届ける。
 
: アルトリアの治世に永く携わったが、彼女のローマ遠征に際して、 手を出した<ruby><rb>性質</rb><rt>タチ</rt></ruby>の悪い妖精に狙われアヴァロンへと逃げ、そこに仕掛けられた塔に幽閉された。同地でカムランの戦いを眺め、アルトリアの契約とその結果を見届ける。
: 塔から抜け出すこともできたが、<!--遊び気分でひとりの少女の運命に関わった事に思うことがあるのか、-->生きたまま己の罪を見続ける道を選び、彼自身が塔を永久に封印。そのため、最早永遠に出ることも死ぬこともできず、座に上がり英霊となることもない。何にも関われない存在として塔の中で一人、惑星の終わるその日まで、今も生きて世界を眺めている。『Réalta Nua』のLast Episodeでは―――
+
: 塔から抜け出すこともできたが、遊び気分でひとりの少女の運命に関わった事に思うことがあるのか、生きたまま己の罪を見続ける道を選び、彼自身が塔を永久に封印。<br>最早永遠に出ることも死ぬこともできず、座に上がり英霊となることもない。何にも関われない存在として塔の中で一人、惑星の終わるその日まで、今も生きて世界を眺めている。
:
 
 
; 人物
 
; 人物
 
: 一人称は「私」、アルトリアの夢の中では「ボク」。ただしローマ遠征に出る直前のアルトリアとの会話で一度だけ「ボク」を使用している。
 
: 一人称は「私」、アルトリアの夢の中では「ボク」。ただしローマ遠征に出る直前のアルトリアとの会話で一度だけ「ボク」を使用している。
: 自分が混血児であることについては複雑な感情を持っているが、出自からすれば不自然なほど人間を嫌いにならず、むしろ同胞である妖精や巨人たちよりも人間に肩入れするほどに好いていた。後に世界有数のキングメイカーと評される程に、彼は人間にとって良き時代を作るために多くの王を育てた。常に笑顔を絶やさず、人々の営みを楽しみ、花のような統治を目指し、そうした彼の姿は周囲の目には好青年と映っていた。
+
: 自分が混血児であることについては複雑な感情を持っているが、出自からすれば不自然なほど人間を嫌いにならず、むしろ同胞である妖精や巨人たちよりも人間に肩入れするほどに好いていた。
: しかしその本当の性質は昆虫のそれに近く、ひたすらに機械的かつ客観的。この惑星の知性体とは相容れないほど脈絡の飛び過ぎた思考形式を有している。現在の世界の全てを把握できる『千里眼』を有していることも相まって、マーリンにとって世界は一枚の絵のようにしか見えていない。マーリンは彼にとって“美しい”ものを愛しており、彼の求める“美しい絵”が、たまたま“人類のハッピーエンド”であった。彼はそうした“人間の遺す結果”を好いており、その好みとしてハッピーエンドになるよう人間に肩入れしていたに過ぎず、それを作り出す人間そのものには全く感情移入できず、本質的に愛していない。
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:後に世界有数のキングメイカーと評される程に、彼は人間にとって良き時代を作るために多くの王を育てた。常に笑顔を絶やさず、人々の営みを楽しみ、花のような統治を目指し、そうした彼の姿は周囲の目には好青年と映っていた。
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: しかしその本当の性質は昆虫のそれに近く、ひたすらに機械的かつ客観的で、この惑星の知性体とは相容れないほど脈絡の飛び過ぎた思考形式を有している。現在の世界の全てを把握できる『千里眼』を有していることも相まって、マーリンにとって世界は一枚の絵のようにしか見えていない。マーリンは彼にとって“美しい”ものを愛しており、彼の求める“美しい絵”が、たまたま“人類のハッピーエンド”であった。彼はそうした“人間の遺す結果”を好いており、その好みとしてハッピーエンドになるよう人間に肩入れしていたに過ぎず、それを作り出す人間そのものには全く感情移入できず、本質的に愛すこともできなかった。
 
: マーリン自身もそれを酷いことだとは理解していたが、それこそが夢魔の性質であるため変えることもできず、また、理解していてもそこに罪の意識は無かった。マーリンは人間に手を貸し、王を作るだけ。それによって国がどうなろうと彼に責任はないし、何の罪悪感も感じていなかった。
 
: マーリン自身もそれを酷いことだとは理解していたが、それこそが夢魔の性質であるため変えることもできず、また、理解していてもそこに罪の意識は無かった。マーリンは人間に手を貸し、王を作るだけ。それによって国がどうなろうと彼に責任はないし、何の罪悪感も感じていなかった。
 
: ひとりの少女の、別れの言葉を聞くまでは。
 
: ひとりの少女の、別れの言葉を聞くまでは。
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: 最高位の座に位置する魔術師であり、その証たる“世界を見通す眼”――『'''千里眼'''』の保有者。マーリンの千里眼は、何処に行かずともその時代の万象全てを把握し、その顛末を読み取れるというもの。彼以前に存在した最高位である千里眼保有者には、過去を見通す者や、[[ギルガメッシュ|未来を見通す者]]などがいたとされている。
 
: 最高位の座に位置する魔術師であり、その証たる“世界を見通す眼”――『'''千里眼'''』の保有者。マーリンの千里眼は、何処に行かずともその時代の万象全てを把握し、その顛末を読み取れるというもの。彼以前に存在した最高位である千里眼保有者には、過去を見通す者や、[[ギルガメッシュ|未来を見通す者]]などがいたとされている。
 
: 彼ら千里眼保有者は、生まれながらにして魔術の最奥にして真理に到達している。それゆえに、人間として生まれながら人間の視点を得られなかった異端者としての疎外感を感じており、マーリンの人間に対する冷酷とも言える見方も、この千里眼が大きく影響を及ぼしている。
 
: 彼ら千里眼保有者は、生まれながらにして魔術の最奥にして真理に到達している。それゆえに、人間として生まれながら人間の視点を得られなかった異端者としての疎外感を感じており、マーリンの人間に対する冷酷とも言える見方も、この千里眼が大きく影響を及ぼしている。
 
+
==バリエーション==
 
=== キャスター ===
 
=== キャスター ===
{{サーヴァント概要
+
[[Fate/Grand Order]]』では「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]として登場。
| タイトル = キャスター
 
| 真名 = マーリン
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 声優 = 櫻井孝宏
 
| 身長 = 178cm
 
| 体重 = 68kg
 
| 出典 = アーサー王伝説<br />その他
 
| 地域 = 西欧諸国
 
| 属性 = 秩序・善
 
| 隠し属性 = 地
 
| 性別 = 男性
 
| デザイン = タイキ
 
| レア度 = ☆5
 
}}
 
  
[[Fate/Grand Order]]』では第一部ストーリーの根幹に関わる存在として登場し、終局特異点実装と併せて「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]として本格参戦を果たした。
+
上述の通り本来はサーヴァントにすら成りえない存在だが、その理由などは「[[マーリン (Grand Order)]]」を参照。
; 略歴
 
: 『Grand Order』特異点F『炎上汚染都市 冬木』では[[エミヤ|シャドウアーチャー]]が「花の魔術師が[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の宝具の使い途を考えた」と語っており、この事態になんらかの形で関わっている事が示唆されていた。
 
: 第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』おいて、ついに姿を現し直接介入。[[クー・フーリン〔オルタ〕|クー・フーリン・オルタ]]に押されているカルデア陣営を手助けし、致命傷を負ったカルナと共に狂王を退けることに成功した後、姿を消した。
 
: 第六特異点『神聖円卓領域 キャメロット』では西暦1273年の獅子王に占領されて在り方が変わってしまったエルサレムへ、[[ベディヴィエール#セイバー (Grand Order)|ベディヴィエール]]を送り出している<ref>ベディヴィエール曰く、現時点ではカルデアへの本格的な助力をするにはまだ準備中とのこと。</ref>。
 
: 第七特異点『絶対魔獣前線 バビロニア』にて、「まだ地球上に自身の体が存在していない=自分は存在しない=自分は死亡している」というかなり強引な仮定に基づき、紀元前2655年のバビロニアにおいて[[ギルガメッシュ]]の英霊召喚に応じ、宮廷魔術師のサーヴァントとして仕える。
 
: [[メドゥーサ〔ランサー〕|アナ]]と共に[[エルキドゥ]]を騙る[[キングゥ]]から主人公たちを助け、聖杯により[[ティアマト]]の権能を得た[[ゴルゴーン]]を共に討ち滅ぼした。それに並行し、夢魔の能力でティアマトを目覚めぬように抑えていたが、感覚を同調していたゴルゴーンの死により覚醒した[[ティアマト]]に夢の中で殺されて消滅した。
 
: しかしそこで終わるような男ではなく、今度は人理焼却の影響により地球が白紙状態となったことを利用し本人が妖精郷から冥界まで文字通り駆けつけ、[[聖杯の泥|ケイオスタイド]]を花の魔術で制圧し、主人公らがティアマトを打倒する援護を行った。
 
: そして[[ティアマト]]が消滅の際に落とした聖杯を手に冥界から地上へ駆け上がり、主人公らに聖杯と共に激励の言葉を送り、幽閉塔へと帰っていった。
 
: その後、アヴァロンよりレイシフトじみた補給方法で、カルデアの炉であるプロメテウスの火に魔力リソースを提供していたことが明らかとなった。
 
; 人物
 
: 草原に吹く風のような青年。彼の前では誰もが肩の力を抜いてしまう、爽やかな正義の人。しかし緊張感や責任感などが欠如しているように見える為、胡散臭い詐欺師に見られる事も。
 
: 物事を客観的に捉え、人間世界は残酷なものと認めながらも、ソレを諭して明るいものに変えていく弁士でもある。
 
: 賢人であるが夢魔との混血であるのと、千里眼を有している故に基本的には非人間的であり、自分が人間社会において異物だと自覚している。
 
: 人間の世界や悪戯、女の子は好きだが別に人間の味方ではなく、最後の一歩「親友といえる壁」を壊せない。
 
: 彼がサーヴァントとしてマスターに仕えるのは個人的な欲望の発散、有り体にいえば趣味であるが、恋の悩みといった「その手」の相談は大歓迎らしい。
 
: 自他共に認めるクズであり、実際に七章においては[[ケツァル・コアトル]]の投げたマルドゥークの斧を杖で誘導し、彼自らの手でゴルゴーンの鮮血神殿にぶつける手筈だったのを少しばかり反故にしたことで、後に彼女から報復として関節技を受けることとなった。
 
; 能力
 
: 上記のようにその時代の全てを見通す千里眼だけでなく、それに相応しい魔術師としての実力を併せ持ち、ソロモンやギルガメッシュと同様「[[グランドクラス|グランドキャスター]]」の資格を持っている。
 
: 特筆すべきは精神への介入、現実世界への虚像投影など人を惑わす魔術を得意とするAランクの「幻術」スキル。人間はもちろん、電子機器すら欺き、精神世界における悪夢はもちろん、現実においても一つの村程度の虚像を軽く作りあげ、第六章でベディヴィエールにかけた「誤魔化しの魔術」は[[アーラシュ|余程]][[“山の翁”|の者]]でなければ人間やサーヴァントに正体を気づかせず、カルデアの観測ですら誤作動を起こすレベルの幻惑を可能としている。
 
: さらにスキル「混血」により夢魔としての特性と能力を完全に受け継いでおり、他人の眠りの中に干渉することができる。ただしこの時は無力化しており、レム睡眠時に夢の主に存在を気取られると脅威にさらされるという弱点がある。
 
: しかし当人は「(早口で呪文を唱えれば)舌を噛む」「聖剣で殴ったほうが早い」と嘯いており、実際にゲーム内での攻撃においても専ら「聖剣」と杖の仕込み剣を主に用いている。彼はアルトリアの剣の師であり、さらにキャスターとしては異例となるBランクの筋力値も持ち合わせていたため、打撃戦も一応行うことができる。
 
: 曲がりなりにも生者であるためサーヴァントとしての召喚に応じることができない彼がカルデアにサーヴァントとして協力している理由は、意図的に獲得した「単独顕現」スキルを用いて彼が気に入った主人公との縁を伝っているためだとされる。
 
 
 
=== フラグメンツ版 ===
 
{{登場人物概要
 
| 初登場作品 = [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]
 
| 性別 = 女性
 
| 声優 = 川澄綾子
 
}}
 
  
 +
=== フラグメンツ ===
 
『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』に登場するマーリン。こちらの性別は'''女性'''。
 
『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』に登場するマーリン。こちらの性別は'''女性'''。
  
人格的にはほぼ同一なのか、アルトリアがローマ遠征に出る際のマーリンと[[アーサー・ペンドラゴン|アーサー]]がローマ遠征に出る際の彼女はほとんど同じやり取りをしている。その際の一人称はマーリン同様“ボク”。
+
詳細は「[[マーリン (フラグメンツ)]]」を参照。
 
 
アーサーによると[[アルトリア・ペンドラゴン|アルトリア]]の声はマーリンのものと勘違いするほど似てるらしく、実際川澄氏がAnimeJapan2017のスペシャルステージで声を当てたことを公表した。
 
 
 
== ステータス ==
 
{| class="wikitable" style="text-align:center"
 
|-
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
| [[キャスター]] || [[ギルガメッシュ〔キャスター〕|ギルガメッシュ]]<br />[[主人公 (Grand Order)]] || B || E || D || A || C || C ||陣地作成:C<br>道具作成:C<br>混血:EX || 夢幻のカリスマ:A<br>幻術:A<br>英雄作成:EX<br>単独顕現:A|| style="text-align:left"|
 
|}
 
 
 
== [[宝具]] ==
 
; 永久に閉ざされた理想郷(ガーデン・オブ・アヴァロン)
 
: ランク:C<br />種別:対人宝具
 
: 由来:マーリンが幽閉された塔。
 
: マーリンが今も幽閉されている『塔』を周囲に再現する。地面には花が咲き乱れ、どのような暗闇・地獄であろうと暖かな陽差しが差し込む。
 
: たとえ彼に許された空間がわずか十メートル四方の牢獄であり、彼に与えられた風景が遥か上空にある切り取られた空だけであろうと、そこは理想郷として在り続ける。
 
: 花の魔術師マーリンいるところ、そこは地獄ではなく、希望に満ちた大地となる。
 
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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; [[Fate/Apocrypha]]
 
; [[Fate/Apocrypha]]
 
: モードレッドの回想シーンに、円卓の騎士達と共に馬に乗って登場。
 
: モードレッドの回想シーンに、円卓の騎士達と共に馬に乗って登場。
; [[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]
+
 
: アーサーの回想シーンに少しだけ登場。
+
===その他===
; [[Fate/Grand Order]]
+
;[[ちびちゅき!]]
: 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』解禁に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は存在しなかったが、1000万ダウンロード記念ガチャで待望の復刻を果たした。
+
:文化祭オーラスの舞踏会で司会を務めた。普段は花屋をやっているようである。
: 存在の示唆自他は序章でされており、第五特異点と第七特異点にて登場。第六特異点でも直接登場こそしないものの物語の鍵に関わる重要な役割を担う。
 
: PCとしても長らく実装を望まれつつも音沙汰無しだったが、第七特異点に於ける専用サポート限定で先行実装となり、第一部最終章解禁とほぼ同時に開催されたソロモンピックアップでついに正式参戦となった。
 
: その性能はBuster重視サーヴァントの火力とパーティーの持久力を大きく押し上げる能力が際立ち、「『サポートサーヴァント最強格』として名高い[[ロード・エルメロイⅡ世|かの時計塔講師]]と双璧を成す」と言われる程に強烈なスキル/宝具を誇る、サポート特化サーヴァントの一人に数えられる。
 
: また、[[アーサー・ペンドラゴン|アーサー・ペンドラゴン〔プロトセイバー〕]]体験クエストにも、『Fate/Prototype』の世界のマーリンが声のみ登場している。
 
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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: 同じ円卓の一員であり、上記の武者修行の際の同行者。大事になった事件の尻拭い役をいつも押し付けていた。
 
: 同じ円卓の一員であり、上記の武者修行の際の同行者。大事になった事件の尻拭い役をいつも押し付けていた。
 
; [[モードレッド]]
 
; [[モードレッド]]
: 同じ円卓の一員として以外の当時の関係は不明。人類史焼却という非常事態の中では、魔術師としてこの事態の解決には役立つだろうと言及されている。
+
: 同じ円卓の一員として以外の当時の関係は不明だが、彼女の願望については「直接言ってしまったら自殺してしまうかもしれないから」とあえて不干渉であった模様。
 
: マーリン側の評価の一端は「彼ら(円卓の騎士)だって馬鹿じゃない。モードレッドは馬鹿だけど。」という言葉に現れている。
 
: マーリン側の評価の一端は「彼ら(円卓の騎士)だって馬鹿じゃない。モードレッドは馬鹿だけど。」という言葉に現れている。
 
; [[トリスタン]]
 
; [[トリスタン]]
132行目: 68行目:
 
;[[モルガン]]
 
;[[モルガン]]
 
:王の姉で自身を貶めた魔女。宿敵の筈だが、彼女をどう思っているかは不明。
 
:王の姉で自身を貶めた魔女。宿敵の筈だが、彼女をどう思っているかは不明。
 
+
:湖の乙女の彼女に対しては魔術の師匠である。
=== Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ ===
+
;[[ブラダマンテ]]
; [[アーサー・ペンドラゴン]]
+
:過去に何度か彼女にテレパシーを送ったり巫女を介したりで彼女の冒険を手助けしていたとのこと。
: アルトリア同様、魔術師として支え続けた主君。
+
;ウーサー・ペンドラゴン
: 『Fate/Grand Order』では『Fate/Prototype』後にアヴァロンにやってきた彼にビーストの脅威がまだ去っていないことを告げ、送り返した。
+
:概念受胎によって「竜の血を引くブリテンの王」を生み出すために共謀した相手。
 
+
:この結果生まれたのが上記のアルトリアである。
=== Fate/Grand Order ===
 
; [[マシュ・キリエライト]]
 
: 彼女が持つ盾の宝具に何らかの形で関わっている模様。
 
; [[エミヤ|シャドウアーチャー]]
 
: マシュが持つ盾の宝具のことを知っていたが、無数の武具を記憶貯蔵する彼でもその使い方は知らないため、裏にマーリンが一枚噛んでいることに勘付いていた。
 
; [[フォウ]]
 
: 使い魔。彼のことは「キャスパリーグ」と呼んでいる。主人らしく振舞おうとするが、彼からの扱いは敵意を感じさせるほどにぞんざい。
 
; [[ベディヴィエール#セイバー (Grand Order)|ベディヴィエール]]
 
: アヴァロンへと到達した彼にアガートラムと改名した銀の腕を授け、また彼の目的を悟られないように誤魔化しの魔術をかけて西暦1273年のエルサレムへと送り出した。
 
; [[主人公 (Grand Order)]]
 
: 記録にも残らないその戦いをずっと見てきて、ファンになった。
 
: 幾度か様々な形でカルデアに助力を行ったばかりか、幽閉塔の束縛を自ら破るほどの特例まで成したことから、その尋常ならざる入れ込み様が伺える。
 
; [[ギルガメッシュ〔キャスター〕]]
 
: 7章でマーリンを召喚したマスター。高位の千里眼スキルを持っている者同士ということで、独特の距離感で通じ合っている。
 
; [[ロマニ・アーキマン]]
 
: 7章で通信ごしに共演することとなるが、ロマニはマーリンに対してかなり否定的であり、初対面にも関わらず以前から知っているかのように語っている。
 
: マーリンも他人に馴れ馴れしい方だが、千里眼によってカルデアのことを知っているためロマニに対しては一種の気安さや信頼を持って接している。
 
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
;「王の話をするとしよう」<br>「星の内海。物見の<ruby><rb>台</rb><rt>うてな</rt></ruby>。楽園の端から君に聞かせよう。君たちの物語は祝福に満ちていると。<br/> 罪無き者のみ通るが良い。『<ruby><rb>永久に閉ざされた理想郷</rb><rt>ガーデン・オブ・アヴァロン</rt></ruby>!』」
+
;「まあ、キャスターとして私が脅威なのは分かるけどね!<br /> 何しろ冠位の魔術師だから、私は。魔術王と同格の、選ばれたキャスターだ。<br /> 他のサーヴァント、特にキャスターのサーヴァントが私を羨み、妬み───<br /> そして最後には負けを認めて二軍落ちするのは、もう避けようのない展開だからね!」
:宝具選択、解放。妖精郷より花の魔術師はある王の物語を語る。
+
:カルデアと共に人類史存続の為に戦ってくれるかと問われた際に答えた台詞…の余計な部分。冠位キャスターとしての自負ゆえなのだろうが、煽りがすぎるだろう…。
 
 
;「好きなもの?人間と、いたずらと、女の子だよ。だって楽しいだろ?いじるの」
 
:マイルームの会話「好きなこと」について。前者二つはまあ分かるが後者については……。
 
 
 
;「マスター、アルトリアと私を一緒にするとかキミは悪魔なのか!?いや、嬉しい、すごく嬉しいんだけど……まだ、心の整理がついてないというかだね?」
 
:☆5セイバー版の本来のアルトリアを所持している時のマイルーム会話。かつて自分が彼女に行った事に対する罪悪感と、後に彼女が救われた事の嬉しさで複雑な想いを抱いているようだ。
 
 
 
; 「ちょっとうたた寝しながら歩いていたら、そこは見知らぬ荒野の国。<br /> これは夢の続きか、それとも単なる幻か。まあ、どちらでもいいのだけどね。」<br>「おはよう。そしてこんにちは、諸君。みんなの頼れる相談役、マーリンさんの登場だよ。」
 
: [[クー・フーリン〔オルタ〕|狂王]]の朱槍を防ぎながらふらりと現れて一言。
 
 
 
; 「妖精たちはずっと噂していた。アヴァロンの端に人型の岩がある。<br /> いつのまのにかあったもので、誰もこれの由来を知らない。どうやら人間らしいんだけど、怖ろしい事に生きている。<br /> 生きているけど動けない。肉体はボロボロ、魂は燃え滓。まさに生ける屍だ。でも、驚くべき事に精神は尽きていなかった。<br /> その岩は物凄い執念で、まだ、自分が死ぬ事を許さなかった。 ……分かるね[[ベディヴィエール|ルキウス]]?それがキミだ。」
 
: 第六章最終盤、ベディヴィエールの回想にて。永い時を経て、人のカタチが朽ちた彼に対して。
 
: 本編中での彼の姿は誤魔化しの魔術でそう見せかけているだけで、実際はこの言葉通り直視できなさそうな姿なのだろう……。
 
 
 
; 「でもいちおう確認はするよ?戦いの結果がどうあれ、キミはこれで死に絶える。<br /> 魂を使い果たし、輪廻の枠から外れ、キミという存在は虚無に落ちるだろう。<br /> それでも―――まだ、旅の終わりを目指すのかい?」
 
: 同上にて。やり遂げなければならない為とはいえ、ヒトの理を曲げてまで生き延びた代償は、あまりにも大きかった。
 
 
 
; 「王は聖剣を返されぬまま彷徨い、死ぬ事なく天に属する英霊となった。<br /> 故に、彼女は―――‘‘聖槍を使い続けたアルトリア’’はこのアヴァロンにやってこない。聖剣を返す為にここまで辿り着いたキミとは違ってね。<br /> 彼女を解放する方法はただ一つ。今度こそ聖剣を返す事だ。 でも――――分かっているね?」<br>「キミが今まで旅を続けられたのは、その聖剣があったからだ。 聖剣を返すという事は、何もかも終わるということ。 キミの長かった旅も、キミのこれまでの苦労も、報われる事なく終わる。<br /> 肉体に依存する人間にとって、死の恐怖は生き続けた分だけ増大する。実に1500年。キミが迎える‘‘死’’への恐ろしさの重みは、私でさえ想像できないだろう。<br /> 永遠の生の苦しみなんて、実のところ‘‘きつい’’だけさ。誰だって我慢すれば耐えられる。でもキミが踏みだそうとしている重みは、誰であれ正視できない恐れだとボクは断言する。」<br>「それでも―――キミは行くのかい?<br /> 遠い日の過ちを正す為だけに。ただ、王の存命を願っただけの話なのに。<br /> サー・ベディヴィエール。本当はキミには何の過ちもなかったというのに?」
 
: 第六章最終決戦後の回想にて。ベディヴィエールのヒトとしての寿命はとうに尽き、事を成してもこれだとその重みは筆舌に尽くし難いものがある。純粋な願いのその果てにマーリンも思うところはあるのだろう。
 
 
 
;「ボクは悲しい別れとか大嫌いだ。意地でも死に別れなんかするものか。<br/> だからちょっと信条を曲げて、幽閉塔から飛び出してきた。無論、キミたちに会うためにね。」
 
:第7章『絶対魔獣戦線バビロニア』にて。夢魔の精神体がティアマトに殺されたため、'''アヴァロンに居る本人が走って第七特異点の地下冥界に駆けつけた。'''
 
:ハッピーエンドを好むマーリンにとって主人公達との死に別れは自分の信条を曲げる程に堪え難い物だったらしい。
 
 
 
;「ああ、そうだとも!これが正真正銘のラストチャンスだ!<br/> マシュ、○○君、再会の挨拶はまた後で!嵐に向かうぞ!立ち向かう準備はいいかい?」
 
:絶望的だったティアマト神打倒についに逆転のチャンスが訪れ、嵐の前に立つ主人公達の背中を押すマーリン。
 
:メソポタミアで出会った様々な人の想いを乗せ、神殺しの英雄譚はクライマックスへ突入する。
 
 
 
;「そんなの決まってるだろ。僕が、キミのファンだからだよ。」<br>「カルデアの星読み。誰の記憶にも残らない開拓者。私は、キミの戦いに敬意を表する。」<br />「すべての星は満ちた。人理終焉の暦でキミたちはあの悪と戦うだろう。」<br />「―――どうか、最後まで善い旅を。その行く末に、晴れ渡った青空があることを祈っているよ」
 
: 第七特異点で、特別に力を貸してくれた理由について。
 
: よりよい<ruby><rb>文様</rb><rt>エンド</rt></ruby>を紡ぎ上げる旅人に、一度は力になりたかったと、マーリンはうち明けてくれた。
 
: これまでも、そしてこれからも。自分だけは見届けそして覚えていると、マーリンは主人公の未来を祈り、幽閉塔へと帰って行った。
 
 
 
; 「グッナイト!ようこそ、マーリンお兄さんの夢の世界へ!<br /> でもレム睡眠とは感心しないな!朝から二度寝かい? それとも昼から?<br /> なんにせよもっと深度の深い眠りを提案するよ。だって、そうしないと私がお邪魔できないからね!」
 
: [[アルトリア・ペンドラゴン#ランサー|ランサーアルトリア]]の幕間の物語にて。彼女と打ち解けるきっかけが掴めない主人公の夢の中に突然現れてのたまう。
 
 
 
; 「いやあ……アルトリアはもともと強情な娘だけど、聖槍持ちになると手の付けられない……になるからね。<br /> まったく、誰があんなモノを押しつけたんだか……他人事ながら同情してしまうよね。」
 
: 聖槍を持っている場合のアルトリアの人となりの一端。そして鏡をつきつけたくなる棚上げっぷりに[[フォウ]]が襲来してきた。
 
  
 
== メモ ==
 
== メモ ==
226行目: 107行目:
 
**後に、該当すると思しき「過去と未来を観る眼」の持ち主[[ソロモン]]が登場した。
 
**後に、該当すると思しき「過去と未来を観る眼」の持ち主[[ソロモン]]が登場した。
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
; 1000万ダウンロードのトレンドキャスター
+
 
: 彼の2度目のピックアップは1000万ダウンロードの際に行われた。この復刻ピックアップ発表と同日に国民的歌手の安室奈美恵が引退宣言を発表したのだが、マーリンの反響が大きすぎた結果Twitterのトレンド数で安室奈美恵を圧倒するという珍事が起きている。
+
<!--== 資料リンク ==
<!--== 商品情報 ==
 
*<amazon>B00061HGYG</amazon>
 
== 資料リンク ==
 
 
* [[一覧:]] -->
 
* [[一覧:]] -->
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
<references/>
+
===注釈===
 +
<references group = "注"/>
 +
 
 +
===出典===
 +
<references group = "出"/>
 +
 
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
* [[登場人物]]
 
* [[登場人物]]
 +
* [[円卓の騎士]]
 +
* [[魔術師]]
  
 
{{DEFAULTSORT:まありん}}
 
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2024年8月9日 (金) 15:20時点における最新版

マーリン
性別 男性
声優 小林勝也(テレビアニメ版)
諏訪部順一(Réalta Nua)
櫻井孝宏(Garden of Avalon)
デザイン 石原恵(テレビアニメ版)
タイキ(Garden of Avalon)
初登場作品 Fate/stay night
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概要[編集 | ソースを編集]

セイバーがアーサー王として暮らしていた時代の魔術師

略歴
ブリテンを治めたアーサー王(アルトリア)を導く存在。
ウェールズ王妃と夢魔の間に生まれた混血児であり、滅び行くブリテンを救うため先王ウーサーの提案に乗り、赤き竜の化身たる理想の王を作った。アルトリアが竜の因子を持って生まれたのは彼の計らいによるモノ。
誕生したアルトリアを約定によって父王から譲り受け、騎士エクターの下で育てる。ブリテンの王となる運命を背負ったアルトリアが岩に刺さった選定の剣を抜く際に現われ、王の運命を告げる。彼女が王となって以降は、そのサポートにつく。
アルトリアの治世に永く携わったが、彼女のローマ遠征に際して、 手を出した性質タチの悪い妖精に狙われアヴァロンへと逃げ、そこに仕掛けられた塔に幽閉された。同地でカムランの戦いを眺め、アルトリアの契約とその結果を見届ける。
塔から抜け出すこともできたが、遊び気分でひとりの少女の運命に関わった事に思うことがあるのか、生きたまま己の罪を見続ける道を選び、彼自身が塔を永久に封印。
最早永遠に出ることも死ぬこともできず、座に上がり英霊となることもない。何にも関われない存在として塔の中で一人、惑星の終わるその日まで、今も生きて世界を眺めている。
人物
一人称は「私」、アルトリアの夢の中では「ボク」。ただしローマ遠征に出る直前のアルトリアとの会話で一度だけ「ボク」を使用している。
自分が混血児であることについては複雑な感情を持っているが、出自からすれば不自然なほど人間を嫌いにならず、むしろ同胞である妖精や巨人たちよりも人間に肩入れするほどに好いていた。
後に世界有数のキングメイカーと評される程に、彼は人間にとって良き時代を作るために多くの王を育てた。常に笑顔を絶やさず、人々の営みを楽しみ、花のような統治を目指し、そうした彼の姿は周囲の目には好青年と映っていた。
しかしその本当の性質は昆虫のそれに近く、ひたすらに機械的かつ客観的で、この惑星の知性体とは相容れないほど脈絡の飛び過ぎた思考形式を有している。現在の世界の全てを把握できる『千里眼』を有していることも相まって、マーリンにとって世界は一枚の絵のようにしか見えていない。マーリンは彼にとって“美しい”ものを愛しており、彼の求める“美しい絵”が、たまたま“人類のハッピーエンド”であった。彼はそうした“人間の遺す結果”を好いており、その好みとしてハッピーエンドになるよう人間に肩入れしていたに過ぎず、それを作り出す人間そのものには全く感情移入できず、本質的に愛すこともできなかった。
マーリン自身もそれを酷いことだとは理解していたが、それこそが夢魔の性質であるため変えることもできず、また、理解していてもそこに罪の意識は無かった。マーリンは人間に手を貸し、王を作るだけ。それによって国がどうなろうと彼に責任はないし、何の罪悪感も感じていなかった。
ひとりの少女の、別れの言葉を聞くまでは。
能力
“花の魔術師”マーリン。多くの神話、伝承に現れる偉大な魔術師たちの頂点のひとり。
最高位の座に位置する魔術師であり、その証たる“世界を見通す眼”――『千里眼』の保有者。マーリンの千里眼は、何処に行かずともその時代の万象全てを把握し、その顛末を読み取れるというもの。彼以前に存在した最高位である千里眼保有者には、過去を見通す者や、未来を見通す者などがいたとされている。
彼ら千里眼保有者は、生まれながらにして魔術の最奥にして真理に到達している。それゆえに、人間として生まれながら人間の視点を得られなかった異端者としての疎外感を感じており、マーリンの人間に対する冷酷とも言える見方も、この千里眼が大きく影響を及ぼしている。

バリエーション[編集 | ソースを編集]

キャスター[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order』では「魔術師」のサーヴァントとして登場。

上述の通り本来はサーヴァントにすら成りえない存在だが、その理由などは「マーリン (Grand Order)」を参照。

フラグメンツ[編集 | ソースを編集]

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』に登場するマーリン。こちらの性別は女性

詳細は「マーリン (フラグメンツ)」を参照。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/stay night
セイバーの回想などで登場。
Garden of Avalon
この物語のキーマンとして登場。彼を中心に物語が進んでいく。
口絵にて初めてキャラクターデザインが公開された。
Fate/Apocrypha
モードレッドの回想シーンに、円卓の騎士達と共に馬に乗って登場。

その他[編集 | ソースを編集]

ちびちゅき!
文化祭オーラスの舞踏会で司会を務めた。普段は花屋をやっているようである。

人間関係[編集 | ソースを編集]

過去[編集 | ソースを編集]

アルトリア・ペンドラゴン
その始まりに立ち会い、魔術師として支え続けた主君。
尊敬され親愛も感じられていたが同時にあらゆる厄介事の素だったため、基本的に身内には丁重なセイバーが「そいつ」呼ばわりする例外。
アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕
上記人物の若い頃のもしもの姿。お付きとして武者修行にも同行していたが、彼女のおせっかいで始まった事件をいつも大事にしていたとか。
なお、「この衣装が変装に向いている」と吹き込んだ結果、リリィは丈の短いスカート姿になったとか。
ケイ
同じ円卓の一員であり、上記の武者修行の際の同行者。大事になった事件の尻拭い役をいつも押し付けていた。
モードレッド
同じ円卓の一員として以外の当時の関係は不明だが、彼女の願望については「直接言ってしまったら自殺してしまうかもしれないから」とあえて不干渉であった模様。
マーリン側の評価の一端は「彼ら(円卓の騎士)だって馬鹿じゃない。モードレッドは馬鹿だけど。」という言葉に現れている。
トリスタン
同じ円卓の一員。変人として認識していたようで、「彼のようだ」と言われた時には本気でショックを受けていた。
モルガン
王の姉で自身を貶めた魔女。宿敵の筈だが、彼女をどう思っているかは不明。
湖の乙女の彼女に対しては魔術の師匠である。
ブラダマンテ
過去に何度か彼女にテレパシーを送ったり巫女を介したりで彼女の冒険を手助けしていたとのこと。
ウーサー・ペンドラゴン
概念受胎によって「竜の血を引くブリテンの王」を生み出すために共謀した相手。
この結果生まれたのが上記のアルトリアである。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/stay night[編集 | ソースを編集]

「それを手にする前に、きちんと考えたほうがいい」
「それを手にしたが最後、君は人間ではなくなるよ」
選定の剣に手をかけた幼き日のアルトリアに対して。
この時点で彼女の運命を知っていたにもかかわらず、忠告するのみで止めなかったあたりはいかにも魔術師らしい。
それでも彼女を支え続けたのは、根っこの部分では善人だったからであろうか。
「ああ、辛い道を選んだんだね」
「でも奇跡には代償が必要だ。アーサー王よ。君はその、一番大切なものを引き換えにすることになる」
アルトリアが選定の剣を抜いた後に。困ったように顔を背けて言った彼だが、内心では彼女の選択に胸を躍らせていた。
彼女の進む道が困難であり、波乱に満ちたものになることを確信し、面白がっていた。

Garden of Avalon[編集 | ソースを編集]

「さあ、お行きキャスパリーグ。ボクはここでいい。
 おまえは自由に、本当に美しいものに触れてきなさい」
アヴァロンから最後の同居人であるフォウを窓から離し外界へ送り出した台詞。
一見優しげな言葉だが、アヴァロンの塔はかなりの高さがあり、しかも地表から浮いているため、マーリンは遥か下方の地上に向かって窓からフォウを投げ落としたとも考えられる。何よりフォウがアヴァロンに籠っていた理由を鑑みれば、マーリンシスベシフォーーーウ!と体当たりされるのも当然か。

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

「まあ、キャスターとして私が脅威なのは分かるけどね!
 何しろ冠位の魔術師だから、私は。魔術王と同格の、選ばれたキャスターだ。
 他のサーヴァント、特にキャスターのサーヴァントが私を羨み、妬み───
 そして最後には負けを認めて二軍落ちするのは、もう避けようのない展開だからね!」
カルデアと共に人類史存続の為に戦ってくれるかと問われた際に答えた台詞…の余計な部分。冠位キャスターとしての自負ゆえなのだろうが、煽りがすぎるだろう…。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 『アーサー王伝説』の登場人物としてあまりに有名であり、伝承を紐解けばそれこそ枚挙に暇がないほど逸話が存在する。第五次聖杯戦争時のアルトリアの苦手なものにある「いたずら好きの老人」は彼のことと思われる。
  • 初登場は2006年のアニメ『Fate/stay night』。フードを被っており顔の下半分しか確認できないが、腕を含めてしわ一つなく、体格もしっかりしているなど、外見上は若く描かれている。担当声優はなぜか大河ドラマ常連の大御所俳優・小林勝也氏。小林氏は当時アニメ出演は2作目であり、立ち位置としては特別出演の大物俳優クラス。回想でしか登場せず台詞もほとんどない完全な脇役にも関わらず、異常なまでに気合いの入ったキャスティングであり、ある意味かなり優遇されていたキャラクター。
  • 漫画『Fate/stay night』ではフードから長いヒゲが確認できるなど、伝承上のマーリンのイメージに最も近い。
  • 「Réalta Nua」では立ち絵はないものの、諏訪部順一氏が声を担当している事や、その口調からかなり若々しい印象を受ける。
  • 小説『Garden of Avalon』ではキャラクターデザインや設定がきちんと起こされ、本格的に登場。若い青年の姿が描かれており、外見は老人ではない。ただし、ウーサーの代から王の手助けをしてきたことから年齢的には老人と言える。
  • 夢魔(=淫魔)の血を引いており、性的な意味でも色々やらかしたようである。セイバー曰く「悪人でした。くわえてその、色事に弱いというか、愛の多い人物というか。結局最後にそれが仇(あだ)となって幽閉されてしまいましたが、あの老人の事です。きっと、今でも呑気に愛を語っているのでしょう」とのことで、あまり心配はされてない。
  • アヴァロンに幽閉されたことで死する運命から外れてしまったらしく、英霊の座には存在しない。
  • 明言はされていないが『Garden of Avalon』でケイから「~その最初に居合わせた円卓はオレとお前だけだったか」と語りかけられているため、型月世界では円卓の騎士の一人だった可能性がある。『Garden of Avalon』にて円卓の騎士と明言されている12名にマーリンを加えると丁度円卓の騎士の総数である13名となる。
    • 『FoxTail』のガウェインの発言によるとブリテンの騎士団にはボールスもいたようだが、彼は次期十一席とされているため、入れ替わりもあると思われる。
  • 過去にはもっと高次の『千里眼』を所有する魔術師もいたとされるが、具体名は出ていない。
    • 後に、該当すると思しき「過去と未来を観る眼」の持ち主ソロモンが登場した。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]