「両儀式」の版間の差分

提供: TYPE-MOON Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
49行目: 49行目:
 
* 身長:160cm / 体重:47kg
 
* 身長:160cm / 体重:47kg
 
* 出典:[[空の境界]]
 
* 出典:[[空の境界]]
* 属性:混沌・善 / カテゴリ:人
+
* 属性:混沌・善 / 隠し属性:人
 
* 性別:女性
 
* 性別:女性
 
* CV:坂本真綾
 
* CV:坂本真綾
73行目: 73行目:
 
* 身長:160cm / 体重:47kg
 
* 身長:160cm / 体重:47kg
 
* 出典:[[空の境界]]
 
* 出典:[[空の境界]]
* 属性:中立・中庸 / カテゴリ:人
+
* 属性:中立・中庸 / 隠し属性:人
 
* 性別:女性
 
* 性別:女性
 
* CV:坂本真綾
 
* CV:坂本真綾

2017年6月21日 (水) 23:08時点における版

両儀 式

  • 読み:りょうぎ しき
  • 誕生日:2月17日
  • 身長:160cm / 体重:47kg
  • 性別:女性
  • CV:坂本真綾(劇場版)/ 川上とも子(ドラマCD)

2年の昏睡から目覚めた少女。その目に死を見る能力・直死の魔眼を宿している。殺人衝動を抱え、常に殺したくなる相手を探しているものの、結果的に誰も殺したことはない、人を殺せない殺人鬼。

略歴
混血の天敵として有名な両儀家の次期当主。両儀家は人為的に二重人格者を生み出す家系であり、持って生まれた多人格を認められ、多人格を持たなかった兄・を差し置いて両儀家の跡取りとなった。幼少時から剣術を修得している。
高校時代、黒桐幹也と親交を得るが、その気持ちを持て余し、精神的に不安定となる。結果、他にも様々な要因が重なって、式は自動車に轢かれ、長い昏睡状態に陥る。寝覚めたのは、それから2年後だった。その時、彼女の眼はモノの死を見る「直死の魔眼」となっていた。
昏睡から目覚めた後は生の実感がなく、人を殺す事で生の実感を得ようと躍起になり、結果、異能の者たちとの戦いに身を投じることとなる。起源は『虚無』。
人物
男性口調の美人。冷めた性格で、万事がどうでもいいように振る舞うアンニュイ少女。ぶっきらぼうで薄情で容赦がないが、時折びっくりするほど少女らしい反応をする。幹也曰く、「動物に例えるのならウサギ」。
幼い頃から自分が異常だと知っていたため、極度の人間嫌い&自分嫌い。それ故に冷めた性格になってしまったのだが、心のどこかで人並みの幸福を夢見ていた。だがその夢の具現に出会ってしまったことから、彼女の運命は大きく変動していく。
多重人格者で女性人格の「式(しき)」と男性人格の「織(しき)」が存在していた。しかし、事故の影響で織は消失。現在の式が男性口調であるのは消えてしまった織を補完するため。台詞は一人称が「オレ」であるが、地の文においては一人称は「私」であり、思考傾向も女性のそれである。男性口調によって乱暴な印象を受けがちだが、高校時代に見られる本来の口調は丁寧。
十六歳まで和服しか着てこなかったが、高校で出会った同級生のちょっとした台詞から皮のジャンパーを購入。以後、冬は着物の上に革ジャンを羽織る、という妙な服装になった。服装に拘っているように見えるが、実は本人は何も考えていない。とはいえ、執事の硯木秋隆が用意する着物は、オートクチュールの高級品である。式自身は好きなものを着るだけ、という考えで、その結果として「いつも着物」「履物は編み上げブーツかゲタ」「……気に食わないけど赤い革ジャン」という格好になっている。もっとも、肝心の幹也だけが式が赤い革ジャンを着続けている理由に気づいていなかったりする。
黒桐鮮花からは恋敵としてライバル視されているが、当の式は特に意識しておらず、むしろ好意的。そもそも式の対人感情はなかなか動物的で、好き嫌いに関係なく、まず一緒にいていい人間と一緒にいたくない人間とに分ける。そして、一緒にいていい人間なら嫌いだろうと付き合っていくらしく、蒼崎橙子は嫌い、鮮花は好き、というカテゴリーらしい。
能力
直死の魔眼の能力者。「 」に触れたことで事象の視覚化に特化しているため、概念、霊体や能力の死を視るのに向いている。遠野志貴のものと違い、点を視ることはないが、線を切るだけでその存在を殺すなど、線で点の代用をしてる様子も見受けられる。
志貴の直死の魔眼は淨眼が変化したものだが、式のものは「 」と繋がる『両儀式』という身体が元々持つ機能の一つである。もともと『両儀式』という身体に死の線を視る機能があり、事故によって「 」に触れたことで覚醒したのである。つまり、志貴とは元々の肉体のスペックが異なっており、志貴のような脳への負担は無く使い手として式は志貴より数段上とされている。もっとも、直死の魔眼は『両儀式』という身体にとっては、あくまで機能の一端にすぎない。
常備している得物はナイフだが本来得手とするのは日本刀による剣術であり、日本刀で戦う場合、自己暗示によって自身の身体を戦闘用に作り変え限定的ながらも超人じみた身体活用や未来予知などの潜在能力が扱えるようになるため、平常時とは段違いの戦闘力を発揮する。それは矛盾螺旋の荒耶宗蓮戦において、2度の戦闘の違いで解かる。防戦に徹するのならばサーヴァントと渡り合えるとか。
浅上藤乃との戦闘で左腕を喪失。以後、橙子製の義手を使っている。義手には霊体を掴む力が備わっており、巫条霧絵との戦いで利用された。

両儀織

両儀式の中の男性人格。両儀家の人間には陰陽の人格を形成するという性質があるために、生まれた時から存在していた。「肯定」の式の反対で「否定」。その為、出会うものすべてに殺意を持つ。

殺人鬼。しかし、殺人を楽しんでいるわけではなく殺人しか知らなかっただけである。幹也のことを「コクトー」と呼ぶ。なお、鮮花が正月に初めて出会った両儀式は織の方である。

織は基本的に眠っていて、式が剣の稽古のときに起こすくらい。自分の意思で外に出たのは幹也とのデートが初めて。「式の中の破壊衝動」と自らを称している。また、式の着ている皮製のブルゾンは織のお気に入りである。事故で式の身代わりとなって死んだ。

夢を見ることが好きで、織の見る夢は「シキが幸せに暮らしているというユメ」。1996年1月に観布子の母と出会い、何をしようと死ぬと断言される。しかし『織は死ぬが、織が見た夢は生き続ける』とも予言されていた。

『両儀式』

  • 身長:160cm / 体重:47kg
  • 性別:女性

式の根底にあって「式」と「織」のベース(本質・原型)となっている、脳でなく肉体に宿った第三の人格。「式」と「織」を陰陽とするなら、両儀と位置付けられる、本人曰く本来なら「普通なら生まれる事も目覚める事もなかった」「生まれても意味がない。」という存在。

「 」の一部であるため、その気にさえなれば彼女の思い描いた新しい世界で古い世界を握りつぶし、世界を思うがままに変えられる能力を持っているとあるが、アーネンエルベの一日でそれほど便利なものじゃないと本人から明言されるあたり何でも出来る能力ではないのが分かる。ちなみに式や織の殺人衝動は彼女から流れ込んだものである。が、彼女はその能力故に「命の大切さ」を無意識の中で知っている。このため衝動はあっても無差別殺戮を行なうことはない。また、「式」も「織」も『両儀式』の存在を知らない。…が、『MBAA』のvs志貴戦の対話、『EXTRA』のvsキャスター戦などにてたまに表に出てくる時もある。

「ぶっちゃけ神様」とは「アーネンエルベの一日」でのセイバーの台詞だが、式本人は「そんな頭の悪い比喩するな」と返している。『EXTRA』ではアーチャーに「阿摩羅の体現」と呼ばれ、式もそれを認めている。

アサシン (Grand Order)

  • 真名:両儀式
  • 身長:160cm / 体重:47kg
  • 出典:空の境界
  • 属性:混沌・善 / 隠し属性:人
  • 性別:女性
  • CV:坂本真綾

Fate/Grand Order』と『劇場版 空の境界』のコラボイベント「空の境界/the Garden of Order」で、「暗殺者」の疑似サーヴァントとして登場。

略歴
『空の境界』本編終了以降の式本人が疑似サーヴァントとして現界した姿。
「変異特異点・境界式」にて、同地の調査に訪れた主人公たちと遭遇。
当初はひとまず話し合おうとする主人公らに対しそれを拒否して襲い掛かるが、結局利害の一致から一時的に同行することとなる。
共にオガワハイムを探索するうちに主人公を気に入り、最終的には主人公の護衛役として正式に契約を結び力を貸してくれることとなった。
人物
対丈に単衣の着物の上に革のジャンパーを羽織った少女。一人称は「オレ」だが、限定条件で「私」。
一見して冷たく、排他的。基本的に『空の境界』本編と変わらず、男口調かつ男性のように振る舞うが根はどうしようもなく女性的。
アウトローに気取ってはいるが、根は寂しがり屋かつ姐さん気質なので気に入った相手はとことん面倒をみてしまう。
着物、ブーツに革ジャンという特徴的な服装もそのままであり、主人公と契約後カルデアに貰った居室にはストロベリーアイスが蓄えられている。
能力
本編同様に直死の魔眼を有しており、戦闘中にスキルや宝具として使用する。
以前は「式ではサーヴァントに及ばず、『両儀式』状態なら防衛戦だが戦闘にはなるかもしれない」と解説されていたが、今回は疑似サーヴァントとして現界しているためか素でサーヴァントたちと互角に立ち回る。

セイバー (Grand Order)

  • 真名:両儀式
  • 身長:160cm / 体重:47kg
  • 出典:空の境界
  • 属性:中立・中庸 / 隠し属性:人
  • 性別:女性
  • CV:坂本真綾

Fate/Grand Order』と『劇場版 空の境界』のコラボイベント「空の境界/the Garden of Order」で、「剣士」の疑似サーヴァントとして登場。

略歴
変異特異点が発生した際、主人公と境界のない世界で出会った、両儀式の統合人格であり無意識。
主人公の危機に両儀式の体と意志を奪い緊急参戦。超越した生命力を持つ亡者達を消滅させた。
終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、謎のヒロインXと共にⅩの座を統括する観測所アンドロマリウスと交戦する。
召喚に応じた場合、「式」とは別の肉体を得て実体化し、主人公のサーヴァントとして一時の夢を過ごすこととなる。
人物
式と同じ外見をした女性。一人称は「私」。
浮き世離れした空気感だが、実際「式が見ている夢」みたいなキャラクターなので、何事も「ガラス一枚向こうの景色」受け止めている。
アンニュイでありながら女性的で穏やか。悟りの入った女性であり、母性的な魅力を出し始めたもの。たおやかな仕草で童女のように会話を楽しむ。
「何かの間違いで地上にやってきた女神」に近いが、西洋的な女神ではなく東洋の神様である。慈愛に満ちた菩薩に近いが、根本的に意地が悪いので「小悪魔的な菩薩」と言える。
性善説を否定しており「人間は基本的に性悪だから、物事は悪い方に転がっていくもの」と嘆息しながら、人間の痩せ我慢的な底力を微笑みながら応援するスタンス。
意味のあることは話さないが、それは幻にすぎないゆえに、夢から覚めて消え去った後に、相手が悲しまないように意味のある思い出は残さないため。
しかしサーヴァントとして召喚された際には、命令される・従うという初めての経験を楽しみ、絆を深めるうちに物事に執着しないという主義に変化が出始める。
能力
「式」と同じく『直死の魔眼』を有しているが、もとより彼女には必要のないものであるため、ランクはAからCへと下がっている。
『陰陽魚』も式と同じ名前のスキルであるが、Aランクと彼女より1段階上になっており、性能は逆(NPを失う事でHPを補う)で表裏一体。
万能の願望機の証であるスキル『根源接続』持つ彼女にとって通常のパラメーターは意味がない。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アサシン 主人公 (Grand Order) E D A+ C A+ EX 気配遮断:C
単独行動:A
直死の魔眼:A
心眼(偽):A
陰陽魚:B
セイバー E A C B A B+ 対魔力:A
単独顕現:C
根源接続:A
直死の魔眼:C
雲耀:B
陰陽魚:A

宝具

唯識・直死の魔眼(ゆいしき・ちょくしのまがん)
ランク:EX
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
アサシン時に使用する宝具。直死の魔眼を最大限に見開き、対象の"死の線"を切断する攻撃。
何億という寿命、停止状態から蘇生する回復力、何百という命のストックを持っていようが、"その個体における死の概念"を露わにする為、それらの不死身性を無視して致命傷を与える。
無垢識・空の境界(むくしき・からのきょうかい)
ランク:EX
種別:対人宝具
レンジ:1~999
最大捕捉:64人
セイバー時に使用する宝具。直死の魔眼の理論を応用し、対象の"死の線"を切断する全体攻撃。彼岸より放たれる幽世の一太刀は、あらゆる生命に安寧を与える。
この技は『MELTY BLOOD Actress Again』のラストアークにも登場しており、攻撃モーションもソレに準じている。

登場作品と役柄

月姫

MELTY BLOOD
PS2版 Actress Againで参戦。

空の境界

空の境界
主人公。

Fate

Fate/EXTRA
ゲスト。ある条件を満たすと隠しボスとして登場する。
Fate/Labyrinth
ゲスト出演。世界の楔に手を出そうとした同類を止め、迷宮の聖杯戦争が行われている世界へ押し流す。
Fate/Grand Order
  • 〔アサシン〕キャラクターデザイン:武内崇 / 設定作成:奈須きのこ / レア度:☆4
『空の境界/the Garden of Order』イベント報酬。疑似サーヴァントとなった「式」。
  • 〔セイバー〕キャラクターデザイン:武内崇 / 設定作成:奈須きのこ / レア度:☆5
『空の境界/the Garden of Order』の開催に伴い期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。疑似サーヴァントとなった『両儀式』。

Fate関連

Fate/Ace Royal
英霊カードの一枚として、「首切りバニー両儀式」名義で登場。英霊ではないがゲスト参戦。だがその強さは全英霊中最強と呼んでも過言ではない
アルトリアと同数という非常に高いステータスに、任意のタイミングで【先制】効果を得る「無拍一拍子」、低コストで鉄壁の防御力を得る「殺陣無双」と攻防共に隙が無い。更に相手カードの効果を全て無効化する強力なスキルに加え、相手の防御力を大幅に下げた上で回復不能のダメージを与える「直死の魔眼」を持つ。
クラス適性を見ても、強力な物理攻撃力を生かした「セイバー」、相手に先制と気配遮断を組み合わせて攻撃できる「アサシン」、直視の魔眼との併用で圧倒的な打撃力を叩き出す「バーサーカー」と、どのクラスでも強い。
英霊100人斬りをやった真のゴールドヒロインは、格が違った。

その他

路地裏さつき ヒロイン十二宮編
第四宮「首斬場」を守護する兎のゴールドヒロイン、人呼んで「首切りバニー両儀式」。
かなり可愛らしい格好をしているが、映画の宣伝でサービスしてくれたらしい。
コハエース
セイヴァーとタッグを組み型月一武道会に参加。知り合いに見られたら不味いので、「首切りバニー」名義でエントリーしている。
掲載誌の関係で出れないことになっていたが、『ちびちゅき!』で登場したことから解禁。
「コハエースにらっきょキャラは出せないと言ったな……アレはウソだ」とは奈須氏の弁。毎度のことである。
ちびちゅき!
キノコ校長に召喚された。他のキャラが軒並み弱体化される中彼女の直死の魔眼は健在のようだが、キノコ校長を斬っても分裂させるだけに終わった。もう一人の直死との名前繋がりでアルクェイドに興味を持たれるものの、式の方は死の線が見えないアルクのことを気味悪がっている。
役職なしの状態で生徒会のメンバーに付き合っていたが、後に『学校の安全を影から見守る部隊』、略して「あんぶ」の隊長に任命される。
アーネンエルベの一日
三大ヒロインの一角。荒耶殺害を幹也にチクる、と言われ、ネコ共と裏取引をする。ツンギレ。

人間関係

空の境界

黒桐幹也
かつての同級生。不器用ながらも意識している男性。後の夫。
蒼崎橙子
戦いを提供してくれる雇い主みたいなもの。人格的には嫌っている。
黒桐鮮花
幹也の妹。彼女からはライバル視されている。が、式は特に意識していない。
むしろ、「面白い奴」「気を使わなくていい女友達」といった認識。
臙条巴
約一ヶ月間、同棲した関係。匿えと頼まれた式から見れば、別段困る要素が無いため特に男女の意識はしていない。
巴曰く「俺は野良猫か何かか」。
荒耶宗蓮
様々な手段で迫ってくる敵。
両儀要
兄。
硯木秋隆
両儀家の使用人。
両儀未那
「未来福音」に登場する、幹也との間に生まれた娘。幹也を巡ってライバル視されている。

MELTY BLOOD

遠野志貴
『MBAA』式ルートでのラスボス。
スピンオフで共演するときはそれほど仲は悪くないのだが、ストーリー中では『両儀式』に急かされて解体する。だが……
アルクェイド・ブリュンスタッド
上記ルートでの最後の戦いの相手。(非戦闘)
『両儀式』が「宙の理」として本当に雌雄を決しようとした「星の理」。
なお、『アーネンエルベの一日』などで共演した時は互いにメインヒロインということか、いつもどおり無愛想ではあるがそれほど険悪ではない。

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
突如『両儀式』の境界のない世界に入ってきた迷い人。
その後、変質したサーヴァントが住み着いたオガワハイムの前で、両儀式として出会い共闘。
黒桐幹也に近いものを感じて、サーヴァントとして契約することとなる。
フォウ
手触りのよさそうな毛玉。赤の他人でしかない主人公マシュ・キリエライトと協力するきっかけとなる。
メフィストフェレス
ハサミ男。奇怪な言動の多い彼に嫌悪感を抱くこともなく、しかし好意的でもなく。
対等に言葉を交わし、同行者として比較的良好な関係を築いている。
ヘンリー・ジキル&ハイド
世界で一番有名な二重人格の殺人鬼。式がファンとまで言い切る大先輩。
しかし変質によりジキルの人格は消滅しており、ハイドが二重人格ジキルを演じているのを見抜いて失望。ショックで寝込みそうとまで言った。
戦いを愉しむ三下ハイドより、死にものぐるいで殺し合える優男ジキルの方が好みらしい。
巌窟王 エドモン・ダンテス
オガワハイムに亡霊やサーヴァント達を呼び寄せていたアヴェンジャーのサーヴァント。
ソロモンに召喚されてオガワハイムに送り込まれたが離反し、独自の思惑で動いていた。
なお、式の見立てによれば基本的に人間大好きとのこと。
謎のヒロインX
TYPE-MOON エイプリルフール企画で共演したときの縁か、コラボイベントや最終決戦で共演する事が多い。
セイバーの方の式がえらく気に入っており、「あまら可愛い」と根源ジョークを飛ばしつつ積極的にぶった斬ろうとする。
源頼光
同じ刀使いとして手合わせしたいと思っている。
「内面の魔性に翻弄されている」という点でも親近感を覚えているとか。

名台詞

空の境界

「―――生きているのなら、神様だって殺してみせる」
浅上藤乃戦にて。劇場版で彼女のキャッチコピーにもなった他、『MBAA』のエンディングでは姫アルクにも言っている。
「けど初めてだ。オレ、ぜんぜんうれしくない。獲物を前にしても心が弾まない。おまえとならぎりぎりの所で殺し合えるってわかってるのに、笑えない」
「ああ、わかった。オレはおまえを殺したいんじゃない。ただ、おまえが『有る』のが我慢できないだけなんだ」
巴を殺した荒耶に対する憎悪の塊で出来たかのような台詞。殺人嗜好者の式ならではの表現である
——————ありがとう。君を殺す事なんて、できない。
織の最後の心。殺す事でしか誰かと関われなかった織は、その言葉を、伝えたい相手に伝える事さえできなかった。

アーネンエルベの一日

「これが答えでござる!」
サムライ名探偵・両儀式の台詞。『MBAA』の勝ち台詞にも採用された。

MELTY BLOOD

「死を語るのは十年早い。いや、三年遅いかな。この眼に関しちゃこっちの方が先輩だぜ、色男」
遠野志貴戦での勝利メッセージ。メタな発言である。
「蒼崎だぁ? まさかアイツの身内か?
 ……ふうん。思ったよりマトモなんだな。
 あのトウコをへこましたっていうから、てっきりもっと、こう……なあ?」
蒼崎青子戦での勝利メッセージ。橙子から色々聞かされていたようであり、式本人は橙子に輪をかけたような人物かと思っていたが少し違っていたことに驚いた様子。

Fate/EXTRA

「そうだよ色男。興が乗った、遊んでやる。その双剣、オレ好みで気に入った」
対アーチャーセリフ。名だたる名剣の上に両儀陰陽の体現とあれば、刃物マニアじゃなくても興味を惹かれるというものだろう。
「あら、出来るのかしら。たった一尾しか現界していない、白面金毛九尾の狐が」
対キャスターセリフ。一目で正体を見破っているのもすごいが、明らかに出てきてはいけないモノが出てきてしまっている。
「じゃあな――生きているなら、神様だって殺してみせる。無垢識――開境」
「死が、オレの前に立つな――無垢識――開境」
宝具解放。無垢識・空の境界。完全封殺による必殺。

Fate/Grand Order

アサシン

「あぁ――吐き気がする……」
「直死――――死が、オレの前に立つんじゃない」
宝具発動。
死に難い命はあれ、死から逃れられる命はなく。
―――終わりは、万物に共通する。
「………………………………なにその毛玉。ふざけてるの?」
「ちょっと毛並が良くて気持ちよさそうなだけ。少しも似ていないし。猫舐めんな。」
期間限定イベント『空の境界/the Garden of Order』にて。フォウを見たときの反応。
そして「猫好きなの?」という質問に対し「別に、ぜんぜん」と即答。猫舐めんなとまで言うが、一人で事件を解決するという方針を突如変更し主人公と仮契約を行った。
「変身? 何言ってんだおまえ。だいいち少女って歳じゃないぞ、オレ。」
同上。恐ろしい亡者相手に、緊急事態で出てきたもう一人の人格は衣装も変わっており、主人公から変身魔法少女と言われるも、式は全く覚えていなかった。
その間は「木の根っこに躓いて転んだ」と言っており、これ以外にも都度何かしらアクシデントが発生し意識が飛んでる様子。
「コイツ、幹也と同じタイプの大莫迦だ! なら考えても仕方がない!」
「だって莫迦には話、通じないからな! まわりが苦労するしかないってオチだ!」
他人の地獄に首を突っ込む主人公の不可解な行動が「みんな苦しそうだから」だと聞かされて。
天然で、毒がなくて、明け透けで、そのくせ芯が強い――そんな放っておけない莫迦の同類だからこそ、この直後に護衛役として正式な契約を結ぶことになる。
「今わた……オレが居なかった? ここに来て、働き過ぎたからかな。お化けを見るなんて、情けない」
両儀式〔セイバー〕所持時のマイルーム会話。彼女を目撃してしまったようで、素の一人称が出かけるほど動揺している。
普段は同じ肉体を持つ別人格を見るなど不可能であるが、カルデアの召喚システムではすでに同一人物がたくさん召喚されており、珍しいことではない。

セイバー

「セイバーのサーヴァント、両儀式。召喚に応じ参上いたしました。……ふふ、これでいいのかしら? 異色にも程があるでしょうけど、よろしくねマスター?」
召喚時の台詞。自身が本来あり得ない存在であることを認識した上での、サーヴァントとしての名乗り。
「私はサーヴァントですもの。何があっても、どんな命令でもマスターには従うわ。だって、とても楽しそうですもの」
「あなたは戦いを俯瞰する。私は戦いを直視する。……ふふっ、いつもとは逆の立場ね。当事者になるのって新鮮だわ」
「マスター、私はお役に立てているかしら? 自分ではよくわからないの。だからあなたがきちんと私に話してね。」
「令呪をもっと使ってくれていいのに。命令されるのって楽しいわ。これがマスターなら誰でもいいのか、あなただから特別なのか、まだわからないことだけど。」
マイルームでの会話、および絆Lv1とLv2。サーヴァントとして誰かに従うという初めての体験を楽しみつつ、手さぐりながら生じた感情を理解していこうとする様子。
「実は私、眠らないの。だから夜はいつも一人ぼっち。損をしているみたいで悔しいわ。でも、貴方の寝顔を見ていられるのは役得ね。アナタの夢の中にも現れて、アナタを守れたらよかったのに」
「執着はしない主義だったのだけれど、今回だけは自分を曲げてみようかしら。うふふ、人形が人間に憧れるようなものね。不自由な形になりたいなんて。私どうかしてしまったみたい。これもあなたのせいよマスター。」
「この感情を好き、というのかしら。人理も摂理も私には関係の無い話だけれど、あなたのためならどんな間違いも犯してしまいそう。これは言ってはいけないことだけど、言ってしまおうかしら。さぁ、あなたの望みはなに? マスター。うふふ、なんて冗談よ。」
それぞれマイルーム会話絆Lv3~Lv5。少しずつマスターに惹かれていき、いままでとは異なる新たな自分に気づいていく。
彼女が得た望みはマスターの望みをかなえること。例えそれが人理から離れた間違えた望みだとしても、好きな人のためであればそれを実現してしまう……かもしれない。
「好きなもの? もちろん、私を呼んでくれたあなたよマスター。たとえそれが、一時の夢だとしても」
「くらむような朝焼けね、マスター。あなたにとって私は一時の夢ね。この私もいてはいけない幻だけど、確かに、残るものはあったのね。
 ありがとう、名も知らぬやさしい人。いつか私は消え去っても、この刀はずっとこの場所にあり続けるわ」
マイルーム会話と霊気再臨4回目のセリフ。名もなき自分を呼んでくれたマスターとの時間も、いつかは終わりが来ると予感している。
しかし二人で築き上げた絆は消えることなく永遠に残り、奇妙な形で繋がれた縁はこれからも続いていく。
「嫌いなもの…。何かしら…、考えたこともなかった。あ、でも苦手なものならあるわ。アイスクリーム。冷たくて…、甘くて…。ちょっと悲しいわね、あれ」
マイルーム会話。嫌いなものは無いが、苦手なものはあるらしい。
「式がいるのね。もう……あの愛想のなさは一生ものね。あの子には私は見えないだろうから、話を合わせておいてね」
両儀式〔アサシン〕所持時のマイルーム会話。自身の主人格について語る。
期間クエスト内では出てくる度に人格が切り替わっていたがカルデアによる召喚では別の固体として実体化しているようで、式には見えないと言っているが『お化け』として見られたことがある模様。
「私は残念。せっかくの、星を斬るチャンスだったのに。次に会ったら、まずあのクセッ毛を斬り落とすわ」
期間限定イベント『空の境界/the Garden of Order』にて、撤退したヒロインXに対して。
アホ毛を斬るというのは彼女に死ねと言っているようなものだよ、と主人公に指摘されても「ええ。だから、そういう意味よ?」とあっさり即答するなど殺る気満々である。
彼女が憎いわけではなく、単に宇宙人に興味があり、斬ってみたいという危ない好奇心によるもの。緊急時以外表には出ないのに、勝手に出てきたところからその意欲の強さが窺える。
なお「式にも生えている」と指摘すると「それなら、まあ……斬ってしまうのはよくないコトね?」と納得しており、自分では気づいていなかったことがわかる。
また、コラボCMでは両儀式〔アサシン〕とアルトリアの戦うシーンが放映されたものの、シナリオでは戦うどころか会うこともなかった――が、お互い別の人格・存在としてヒロイン対決を実現する形となった。
「他の人たちが持っていない武器で攻めてこそ、一流のサーヴァントと言えるでしょう?」
『チョコレート・レディの空騒ぎ -Valentine 2016- 拡大版』にて。
バレンタインデーなのに、晴れ着サーヴァントである特色性を活かすため、主人公の部屋を親和性の高い正月模様に書き換えたと言うが……。
晴れ着よりもよっぽど特殊で恐ろしい武器を見せられることとなったが、初めてのバレンタインに胸をときめかせ、主人公の反応に喜ぶ様は普通の女の子のようであった。

メモ

  • 刃物の蒐集が趣味。礼園に潜入した際、食堂のナイフをちょろまかそうとするほどの収集家。この趣味は遠野志貴とも共通するものがある。
    • 『Fate/EXTRA』ではアーチャーの干将・莫耶を「オレ好みで気に入った」と評している。
  • 義手には霊体を掴む機能の他、劇場版では予備のナイフを格納するギミックも存在する。
  • 料理(和食)が得意で、TYPE-MOON世界における人間の中では最高の腕を誇る。というのも、良家出身で舌が肥えているため。他人が作ったのならば不味くても許せるが、自身でやるとなったら絶対に妥協できないために、徹底的に作りこむわけである。ただ、作り始めると止まらない代わりに、普段の食生活で自炊することは滅多にない(そのためノーカン扱いにされ、実質的には一番料理が上手いのは琥珀だとなっている)。それも手伝って、ハーゲンダッツのアイスばかり食べているイメージがある。
    • 他人が作ったのならば不味くても許せる、と言っても限度はあるので、「アーネンエルベの一日」では出てきた料理のあまりの不味さに、厨房に怒鳴り込んだりしている。ちなみに料理を作ったのは荒耶宗蓮で、怒鳴り込んだ勢いでばっさりと殺している。
    • 同人版『未来福音』のショートコミックでは、「痛覚残留」の一件で大怪我をした直後の式に鮮花が(幹也に言われて)コンビニ弁当を差し入れているが、「こんなの食えるか」と一蹴されている。劇場版ではこの後、渡された弁当を封も開けずにゴミ箱へ叩き込む描写が追加されている。
  • 着物は全てオートクチュールの高級品。傍目にはわからないが、細かなところに手が加えられている。どのへんがオートクチュールかと言うと、着物なのにハイキックが打ててしまうあたり。
  • 式の初期コンセプトは「混ざらない和洋折衷」。
  • まほうつかいの箱」の投票企画“ALL RANKING TYPE-MOON”の第1回マイBESTキャラ投票で2位のセイバーと150票以上の差で1位優勝。10周年記念オールキャラ人気投票ではセイバーに次ぐ2位となった。
  • サーヴァントとの能力差は、『両儀式』状態でも防戦なら可能というレベルで真っ向勝負では太刀打ち出来ない………ハズだが、『MBAA』ではアルクェイドと同格の存在になっており、『EXTRA』の「式」は99人のサーヴァントを倒すなど、明らかにサーヴァント以上の強さを見せている。
    • Fate/Ace Royal」では「首切りバニー両儀式」名義で参戦し、英霊ではないにも関わらず最強クラスの能力を持つという反則級のカードとなっている。
  • カーニバル・ファンタズム』は原作が「TAKE MOON」であるため、『アーネンエルベの一日』における三大ヒロインでは唯一式の出番が無い。ラストのアーネンエルベのパーティーで厨房で料理を作っている姿が数カットあるのみである。また、これは『空の境界』が出版社や著作権が他の作品と違う関係で出せなかったとも言える。コハエースも同様の理由で式は出せないと語っている。
  • PS2版『MBAA』に参戦したのは劇場版の人気を受けてのもので、専用ステージでは劇場版のバトルシーンで使われたBGMが採用されている。シナリオも別格で、オシリスの砂が登場しながら唯一ラスボスになっておらず、それどころか「ハズレだ、あれは」と評して雑魚扱いになっている。
  • 作中でウサギに喩えられたが、同時に某有名3DダンジョンRPGに登場する「首を刎ねて一撃死させてくるウサギ」にも言及されている。
    • そのせいか、2013年のエイプリルフール企画『路地裏さつき』では「首きりバニー・両儀式」となってブロンズヒロイン達の前に立ちはだかった。当然皆まとめて首チョンパされたが、峰打ちなので平気だった。
  • Fate/Grand Order』では彼女が疑似的にサーヴァントになったのはソロモンによる人理焼却の影響によるもので、特異点もどきとなったオガワハイム及びその一帯はあの時に完全に消滅していたという。
    • なお、両儀式だけは特別なので、死の直前で眠っている状態であり、目が覚めないまま人理修復を成せば、元の世界に戻れる……という状況となっていた。まあ、人理修復(第一部完結)が成されてもまだ疑似的サーヴァントとして活動しているが、第2部も待ち構えているソシャゲである以上は仕方ないか。
  • 旦那の影響か眼鏡系男子には並々ならぬ興味もとい殺意を持つシーンが多い。遠野志貴(色男と発言)ヘンリー・ジキル&ハイド(特に悪のハイドよりジキルの方が好み)玄霧皐月といった作品の垣根すら違うメガネ男子の面々には全員殺し合いにまで発展している。旦那も含め彼ら全員の特徴として優男というのもポイントか。

話題まとめ

中の人
劇場版でCVを担当した坂本真綾氏は2011年8月8日に黒桐幹也役を担当した鈴村健一氏と結婚している。
この話題は、『ひびちからじお!』 29杯目でも取り上げられている。

商品情報

リンク