「ゼウス」の版間の差分

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| 出典 = ギリシャ神話
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| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
『[[Fate/Grand Order]]』の登場人物。
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『[[Fate/Grand Order]]』に登場する[[神霊]]。
  
 
;略歴
 
;略歴
: Lostbelt No.5 『星間都市山脈 オリュンポス』にて、大西洋[[異聞帯の王]]として主人公たちの前に立ちはだかる。
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: Lostbelt No.5 『[[星間都市山脈 オリュンポス]]』にて、大西洋[[異聞帯の王]]として主人公たちの前に立ちはだかる。
 
;人物
 
;人物
:髭を蓄えて筋骨隆々とした肉体を誇る石膏像のような姿をしている。機神としての真体は巨大な黄金の顔面がついた宇宙要塞。
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:ギリシャ神話における[[オリュンポス十二神]]の主神。
:威厳あるしゃべり方をしているが、その実は意外とフランクであり、誰も聞いていないなら[[キリシュタリア・ヴォーダイム|キリシュタリア]]とツーカーの会話をする仲。
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:髭を蓄えていて、筋骨隆々とした肉体を誇る石膏像のような姿をしている。機神としての真体は巨大な黄金の顔面がついた、弓状の宇宙要塞。
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:威厳ある喋り方をしているが、その実性格は意外とフランクであり、誰も聞いていないなら[[キリシュタリア・ヴォーダイム|キリシュタリア]]とツーカーの会話をする仲。
 
:キリシュタリアから『人のための神』と称されるほど人間を愛しており、自身の寿命を削るのも構わずオリュンポスを運営し続けていた。その愛情は間違いないのだが、「愛玩」と形容していいほどに自立を認めておらず、どこか歪。
 
:キリシュタリアから『人のための神』と称されるほど人間を愛しており、自身の寿命を削るのも構わずオリュンポスを運営し続けていた。その愛情は間違いないのだが、「愛玩」と形容していいほどに自立を認めておらず、どこか歪。
 
;能力
 
;能力
 
:雷を操る力を持ち、敵対者を容赦無く打ち倒す。
 
:雷を操る力を持ち、敵対者を容赦無く打ち倒す。
:「殲滅型宇宙要塞」であるので、島一つ破壊することも可能であり、実際物語中では地球から旅立つ際にオリュンポスを残して他のすべてを破壊してゆくつもりであった。
+
:「殲滅型宇宙要塞」なので島一つ破壊することも可能であり、実際物語中では地球から旅立つ際にオリュンポスを残して他のすべてを破壊していくつもりであった。
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:真体では緑色の部分からビームを放っている。
  
 
==バリエーション==
 
==バリエーション==
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;我、星を裂く雷霆(ワールドディシプリン・ケラウノス)
 
;我、星を裂く雷霆(ワールドディシプリン・ケラウノス)
 
:ランク:?<br />種別:?<br />レンジ:?<br />最大捕捉:?
 
:ランク:?<br />種別:?<br />レンジ:?<br />最大捕捉:?
 
+
:モーションでは画面奥側に移動し、目と口から緑の光を放って攻撃する。
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:『Grand Order』では「敵全体に攻撃&スター発生率をダウン(3ターン)&NP獲得量をダウン(3ターン)」という効果のチャージ攻撃。
 
:オリュンポス十二神系の宝具名は「汝、○を×す△△」のような形で統一されている中、ゼウスのみ「我」から始まっている。
 
:オリュンポス十二神系の宝具名は「汝、○を×す△△」のような形で統一されている中、ゼウスのみ「我」から始まっている。
 
:そのため命名者はゼウスなのかもしれない。
 
:そのため命名者はゼウスなのかもしれない。
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;ヘラ
 
;ヘラ
 
:同じオリュンポス十二神の一柱であり、姉あるいは妹かつ正妻。
 
:同じオリュンポス十二神の一柱であり、姉あるいは妹かつ正妻。
:夫婦関係は悪くないのだが、浮気性の為に(主に愛人の方が)彼女に散々な目に逢わされる事も多い。
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:夫婦関係は悪くないのだが、浮気性の為に(主に愛人の方が)彼女に散々な目に遭わされる事も多い。
:Fate世界では同じ宇宙艦隊のメンバー。以下、オリュンポス十二神はすべてそれにあたる。
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:Fate世界では同じ宇宙艦隊のメンバー。以下のオリュンポス十二神も同じく、宇宙艦隊のメンバーにあたる。
 
;[[ポセイドン]]、ハデス
 
;[[ポセイドン]]、ハデス
 
:同じくオリュンポス十二神であり、兄あるいは弟。
 
:同じくオリュンポス十二神であり、兄あるいは弟。
 
;[[デメテル]]、ヘスティア
 
;[[デメテル]]、ヘスティア
 
:同じくオリュンポス十二神であり、姉あるいは妹。
 
:同じくオリュンポス十二神であり、姉あるいは妹。
;[[アフロディーテ]]、[[ヘファイストス]]、[[アレス]]、[[オリオン|アルテミス]]、[[パリス|アポロン]]、アテナ
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:ギリシャ異聞帯ではデメテルに改造を施した他、ペルセポネを殺害させている。
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;[[アフロディーテ]]、[[ヘファイストス]]、[[アレス]]、[[オリオン|アルテミス]]、[[アポロン]]、アテナ
 
:同じくオリュンポス十二神。なお、アフロディーテ以外は自分の息子または娘である(アフロディーテを娘や養子とする説もある)。
 
:同じくオリュンポス十二神。なお、アフロディーテ以外は自分の息子または娘である(アフロディーテを娘や養子とする説もある)。
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:ギリシャ異聞帯ではアフロディーテの回路「アフロディーテ・ウラーニア」を破壊したようで、その結果彼女は性格が変質してしまった。
 
;[[ヘラクレス]]、[[ペルセウス]]
 
;[[ヘラクレス]]、[[ペルセウス]]
 
:息子。
 
:息子。
 
;[[アストライア]]、ペルセポネ
 
;[[アストライア]]、ペルセポネ
 
:娘。
 
:娘。
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:ギリシャ異聞帯ではデメテルを通じてペルセポネを殺害している。
 
;[[ディオスクロイ]]
 
;[[ディオスクロイ]]
 
:神話の解釈によっては、彼等も自身の子供となっている。
 
:神話の解釈によっては、彼等も自身の子供となっている。
:Fate世界では、地球の土着の神性であった彼らがゼウス・クリロノミアを受け入れたことによってオリュンポス十二神を中心とするギリシャ神話体系に組み込まれたことになっている。
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:また彼らの絆の深さに感服したことにより、双子座の星々として夜空に浮かべた。
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:Fate世界では、地球の土着の神性であった彼らがゼウス・クリロノミアを受け入れたことによって、オリュンポス十二神を中心とするギリシャ神話体系に組み込まれたことになっている。
 
;[[エウロペ]]
 
;[[エウロペ]]
:愛人の一人。ギリシャ異聞帯では、ヘラと一体化している。
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:愛人の一人。ギリシャ異聞帯ではヘラと一体化している。
 
;[[ケイローン]]
 
;[[ケイローン]]
 
:異母兄弟。彼の死を惜しみ、天に挙げて射手座とした。
 
:異母兄弟。彼の死を惜しみ、天に挙げて射手座とした。
 
;[[アスクレピオス]]
 
;[[アスクレピオス]]
 
:アポロンの息子であるので、孫にあたる。
 
:アポロンの息子であるので、孫にあたる。
:死者を甦らせる術を身に付けた彼を雷で殺害し、天に挙げて星座とした。
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:死者を甦らせる術を身に付けた彼を雷で殺害し、天に上げてへびつかい座とした。
 
:医術の腕前は認めており、殺害することにかなり悩んだ。
 
:医術の腕前は認めており、殺害することにかなり悩んだ。
 
;[[エリカ・エインズワース|パンドラ]]
 
;[[エリカ・エインズワース|パンドラ]]
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:大西洋異聞帯では消滅する間際にケラウノスで時空に穴を開け、彼へと通じる道を開いた。
 
:大西洋異聞帯では消滅する間際にケラウノスで時空に穴を開け、彼へと通じる道を開いた。
 
;[[パリス]]
 
;[[パリス]]
:厄介な審判を彼に丸投げして逃げた。
+
:厄介な審判を彼に丸投げして逃げ、結果としてトロイア戦争が勃発する事となった。
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:なお神話上では「増えすぎた人間を戦争によって減らす」という目的の下、トロイア戦争を起こすため意図的にパリスに審判を任せたともされるが、Fate世界での詳細は不明。
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;[[テュフォン・エフェメロス|テュフォン]]
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:一度彼に打ち倒されて雷の権能を強奪されるも、勝利の果実と偽った無常の果実を食べさせて弱体化させた。
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:しかしそれでも、エトナ火山の下に封印するのがやっとであった様子。
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;[[アーテー]]
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:愚行と狂気の女神。一説にはゼウスの娘であると言われている。
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:神話ではヘラクレスが生まれるときのいざこざで地上に投げ落とされたとされている。
 +
:Fate世界ではオリュンポス十二神艦隊についてきた一種のソフトウェアプログラムだったが、地球に根付く際に不要と判断して艦隊から切り離していた。
  
 
=== その他 ===
 
=== その他 ===
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:キリシュタリアから『異星の神』に盗み聞きされる危険性を問われた際、締めに使われたセリフ。
 
:キリシュタリアから『異星の神』に盗み聞きされる危険性を問われた際、締めに使われたセリフ。
 
:どことなく口説いてるように聞こえる。
 
:どことなく口説いてるように聞こえる。
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;『嗚呼 小さきものども おまえたちの存在は我に多くを気付かせた 世界を背負う苦悩 その小さき身に背負わせる無惨 決して 我が民にもたらしてなるものか ヒトよ 悩まず 抗わず 考えず 従順たる葦(あし)であれ 我だけが考えよう 我だけが苦悩しよう おまえたちはただ在り続け ただ微笑み 神への崇敬を捧げるだけで よい』
 +
:傲慢でありながら、愛情を感じるセリフ。
 +
:作中でも言われたが、我々人間が犬猫に思っていることに近いのではないだろうか。
 +
 
;『 汎人類史 』 『 考える葦たちよ 』 『 黒き光に触れる愚者よ 』 『 恐るべきものたちよ 』 『 暫し眠れ 』 『 再び 目覚めた時には 』 『 その双眸 神話復権を為す我を仰がん 』
 
;『 汎人類史 』 『 考える葦たちよ 』 『 黒き光に触れる愚者よ 』 『 恐るべきものたちよ 』 『 暫し眠れ 』 『 再び 目覚めた時には 』 『 その双眸 神話復権を為す我を仰がん 』
 
:戦闘開始時の台詞。「考える葦」とは人間の事を指しているが、「黒き光」や「恐るべきもの」については不明。最高神すら恐れるものが汎人類史に存在するというのだろうか...?
 
:戦闘開始時の台詞。「考える葦」とは人間の事を指しているが、「黒き光」や「恐るべきもの」については不明。最高神すら恐れるものが汎人類史に存在するというのだろうか...?
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***歴史的解釈を考えると、ゼウスを頂点とする神話体系が他地域の神話を、「その神はゼウスの妻である」「その神はゼウスの息子である」という形で取り込んできた結果が今の形と思われる、また、人間の王も本人や国の箔付けのために「王家の祖先はゼウスである」と後付けしてきたために「浮気相手や隠し子が多い」という事態になっているものと思われる。
 
***歴史的解釈を考えると、ゼウスを頂点とする神話体系が他地域の神話を、「その神はゼウスの妻である」「その神はゼウスの息子である」という形で取り込んできた結果が今の形と思われる、また、人間の王も本人や国の箔付けのために「王家の祖先はゼウスである」と後付けしてきたために「浮気相手や隠し子が多い」という事態になっているものと思われる。
 
***なお、Fate世界のゼウスを始めとするオリュンポス十二神はぶっちゃけ宇宙戦艦であるので当然まともな形での生殖能力など持たず、一種のナノマシンである「テオス・クリロノミア」を注入して眷属の一員としてきたのが、浮気や隠し子のエピソードとされたようである。
 
***なお、Fate世界のゼウスを始めとするオリュンポス十二神はぶっちゃけ宇宙戦艦であるので当然まともな形での生殖能力など持たず、一種のナノマシンである「テオス・クリロノミア」を注入して眷属の一員としてきたのが、浮気や隠し子のエピソードとされたようである。
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***やたらと女性を口説いては周囲に迷惑を掛けているとされるサーヴァントユニヴァースでのゼウス(スターシップ・ゼウス)は、ある意味で神話に基づいていると言える。一方で汎人類史におけるゼウスがどのような人格かは現在のところ不明だが、一部のプレイヤー達からは汎人類史側のアルテミス・アポロン・アフロディーテらの三神らを見る限り、ゼウスも異聞帯で垣間見せていたフランクさもあってなかなかに面白い神なのではないかと推察されている。
 
*「オリュンポス十二神の宇宙船が合体して巨大ロボになる」という設定があり、全ての宇宙船が合体するとゼウスが担当するのは'''下半身の股間付近である。<ref group = "出">週刊ファミ通 2020年8月13日号 奈須きのこ氏&武内崇氏インタビュー p135</ref>
 
*「オリュンポス十二神の宇宙船が合体して巨大ロボになる」という設定があり、全ての宇宙船が合体するとゼウスが担当するのは'''下半身の股間付近である。<ref group = "出">週刊ファミ通 2020年8月13日号 奈須きのこ氏&武内崇氏インタビュー p135</ref>
 
**これと上記の話を反映したのか不明だが、後にゼウスの人型端末の全身像が公開された際には下半身が凄まじいことになっていた。
 
**これと上記の話を反映したのか不明だが、後にゼウスの人型端末の全身像が公開された際には下半身が凄まじいことになっていた。
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*ブラックバレルを放つ前に相手の存在規模(ライフスケール)を測定する際に、他の二神と違いゼウスのみ「6000……4000……2000……え……1000……?」と下がっていっておりマシュが困惑する描写がある。
 
*ブラックバレルを放つ前に相手の存在規模(ライフスケール)を測定する際に、他の二神と違いゼウスのみ「6000……4000……2000……え……1000……?」と下がっていっておりマシュが困惑する描写がある。
 
**その前に、マシュはデメテルの存在規模を4500、アフロディーテの存在規模を3800と測定したため、全能の主神であるはずのゼウスがそんなに低いことに驚いていた。
 
**その前に、マシュはデメテルの存在規模を4500、アフロディーテの存在規模を3800と測定したため、全能の主神であるはずのゼウスがそんなに低いことに驚いていた。
*この意味について解説はされていないが、実はゼウスの寿命は尽きかけており、オリュンポスの全てを統括する存在であっただけにゼウスの死=オリュンポスの終わりであるため、そのことがアレだけゼウスが民の痕跡のみを抱いて惑星脱出しようと強硬の姿勢を示していた一因ではないかという推測がある。
+
***この意味について解説はされていないが、実はゼウスの寿命は尽きかけており、オリュンポスの全てを統括する存在であっただけにゼウスの死=オリュンポスの終わりであるため、そのことがアレだけゼウスが民の痕跡のみを抱いて惑星脱出しようと強硬の姿勢を示していた一因ではないかという推測がある。
 +
*アバターの姿では手に杖を持っているが、これは伝承で杖とも語られる武具「ケラウノス」が元ネタではないかと思われる。
 +
*2024年現在では、唯一プレイアブル化していない異聞帯の王。
 +
**もっとも「週刊ファミ通 2024年8月22・29日合併号」のインタビューにて、奈須きのこ氏は「[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]のような異聞帯でのみ成立する存在とは違い、ゼウスは人類史にいるので呼ぶなら人類史からになるだろう」と言及している。
  
 
==話題まとめ==
 
==話題まとめ==
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[[Category:ルーラー]]
 
[[Category:ルーラー]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
 
[[Category:Fate/Grand Order]]
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[[Category:マンガで分かる!Fate/Grand Order]]

2024年12月3日 (火) 20:14時点における最新版

エンシェント・ゴッド/ルーラー
真名 ゼウス
外国語表記 Zeus
ΖΕΥΣ
性別 不明
属性 秩序・悪[注 1]
副属性
一人称
声優 木下浩之
デザイン Azusa
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order』に登場する神霊

略歴
Lostbelt No.5 『星間都市山脈 オリュンポス』にて、大西洋異聞帯の王として主人公たちの前に立ちはだかる。
人物
ギリシャ神話におけるオリュンポス十二神の主神。
髭を蓄えていて、筋骨隆々とした肉体を誇る石膏像のような姿をしている。機神としての真体は巨大な黄金の顔面がついた、弓状の宇宙要塞。
威厳ある喋り方をしているが、その実性格は意外とフランクであり、誰も聞いていないならキリシュタリアとツーカーの会話をする仲。
キリシュタリアから『人のための神』と称されるほど人間を愛しており、自身の寿命を削るのも構わずオリュンポスを運営し続けていた。その愛情は間違いないのだが、「愛玩」と形容していいほどに自立を認めておらず、どこか歪。
能力
雷を操る力を持ち、敵対者を容赦無く打ち倒す。
「殲滅型宇宙要塞」なので島一つ破壊することも可能であり、実際物語中では地球から旅立つ際にオリュンポスを残して他のすべてを破壊していくつもりであった。
真体では緑色の部分からビームを放っている。

バリエーション[編集 | ソースを編集]

スターシップ・ゼウス[編集 | ソースを編集]

サーヴァントユニヴァースにおけるゼウス。
西方辺境宙域で発見された星間航行船団における船の一隻であり、船団の旗艦であり、それを統括する超知性AI。
性格はだいぶギャグ寄りのようで、女性にコナをかけては相手の周囲と船団メンバーに迷惑をかけている模様。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
エンシェント・ゴッド/ルーラー - ? ? ? ? ? ? 主神の神核:EX
星の海を渡るもの:A+
大地の権能:A++
雷の権能:A+
天空の権能:A++
愛の権能:A+

宝具[編集 | ソースを編集]

我、星を裂く雷霆(ワールドディシプリン・ケラウノス)
ランク:?
種別:?
レンジ:?
最大捕捉:?
モーションでは画面奥側に移動し、目と口から緑の光を放って攻撃する。
『Grand Order』では「敵全体に攻撃&スター発生率をダウン(3ターン)&NP獲得量をダウン(3ターン)」という効果のチャージ攻撃。
オリュンポス十二神系の宝具名は「汝、○を×す△△」のような形で統一されている中、ゼウスのみ「我」から始まっている。
そのため命名者はゼウスなのかもしれない。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Apocrypha
漫画版でイメージとして登場。
Fate/Grand Order
Lostbelt No.5『星間都市山脈 オリュンポス』で登場した大西洋異聞帯の王にして全能神。
現時点ではプレイヤー側未実装の敵専用キャラクター。
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
アニメ版3話ではグルドア・ダヴェナントの工房に飾られた石像として登場。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
おそらく、パンドラ創造に関わったものと思われる。
また、パンドラの過去シーンにて、壊れて廃墟となった真体が背景に存在している。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

キリシュタリア・ヴォーダイム
Fate/Grand Order』に登場する魔術師。Aチーム、後のクリプターの一人。
「冠位指定/人理保障天球」 によって打ち倒されたのち、盟友となっている。

神話[編集 | ソースを編集]

ヘラ
同じオリュンポス十二神の一柱であり、姉あるいは妹かつ正妻。
夫婦関係は悪くないのだが、浮気性の為に(主に愛人の方が)彼女に散々な目に遭わされる事も多い。
Fate世界では同じ宇宙艦隊のメンバー。以下のオリュンポス十二神も同じく、宇宙艦隊のメンバーにあたる。
ポセイドン、ハデス
同じくオリュンポス十二神であり、兄あるいは弟。
デメテル、ヘスティア
同じくオリュンポス十二神であり、姉あるいは妹。
ギリシャ異聞帯ではデメテルに改造を施した他、ペルセポネを殺害させている。
アフロディーテヘファイストスアレスアルテミスアポロン、アテナ
同じくオリュンポス十二神。なお、アフロディーテ以外は自分の息子または娘である(アフロディーテを娘や養子とする説もある)。
ギリシャ異聞帯ではアフロディーテの回路「アフロディーテ・ウラーニア」を破壊したようで、その結果彼女は性格が変質してしまった。
ヘラクレスペルセウス
息子。
アストライア、ペルセポネ
娘。
ギリシャ異聞帯ではデメテルを通じてペルセポネを殺害している。
ディオスクロイ
神話の解釈によっては、彼等も自身の子供となっている。
また彼らの絆の深さに感服したことにより、双子座の星々として夜空に浮かべた。
Fate世界では、地球の土着の神性であった彼らがゼウス・クリロノミアを受け入れたことによって、オリュンポス十二神を中心とするギリシャ神話体系に組み込まれたことになっている。
エウロペ
愛人の一人。ギリシャ異聞帯ではヘラと一体化している。
ケイローン
異母兄弟。彼の死を惜しみ、天に挙げて射手座とした。
アスクレピオス
アポロンの息子であるので、孫にあたる。
死者を甦らせる術を身に付けた彼を雷で殺害し、天に上げてへびつかい座とした。
医術の腕前は認めており、殺害することにかなり悩んだ。
パンドラ
人間に対しての「贈り物」として、ヘファイストスに命じて作らせた女性。
カオス
宇宙そのものであり、自分たちの大元になった存在。
Fate世界ではオリュンポス十二神艦隊の元々の旗艦であり、ティタノマキアで彼から指揮権を奪い取った。
大西洋異聞帯では消滅する間際にケラウノスで時空に穴を開け、彼へと通じる道を開いた。
パリス
厄介な審判を彼に丸投げして逃げ、結果としてトロイア戦争が勃発する事となった。
なお神話上では「増えすぎた人間を戦争によって減らす」という目的の下、トロイア戦争を起こすため意図的にパリスに審判を任せたともされるが、Fate世界での詳細は不明。
テュフォン
一度彼に打ち倒されて雷の権能を強奪されるも、勝利の果実と偽った無常の果実を食べさせて弱体化させた。
しかしそれでも、エトナ火山の下に封印するのがやっとであった様子。
アーテー
愚行と狂気の女神。一説にはゼウスの娘であると言われている。
神話ではヘラクレスが生まれるときのいざこざで地上に投げ落とされたとされている。
Fate世界ではオリュンポス十二神艦隊についてきた一種のソフトウェアプログラムだったが、地球に根付く際に不要と判断して艦隊から切り離していた。

その他[編集 | ソースを編集]

セファール
1万4千年前に戦った星界からの侵略者。彼女に勝利するか否かが、汎人類史とギリシャ異聞帯の分かれ目となった。

名台詞[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

「KOというヤツだな。」
キリシュタリアとの密会にて発したセリフ。今や盟友となった男との決闘を、どこから聞いたのかボクシング用語を用いて語る。
笑顔を見せていたことからも、真面目ボケなどではない本来のフランクさを思わせる。
「ここでの会話は全て、お前と私だけのものだ。」
キリシュタリアから『異星の神』に盗み聞きされる危険性を問われた際、締めに使われたセリフ。
どことなく口説いてるように聞こえる。
『嗚呼 小さきものども おまえたちの存在は我に多くを気付かせた 世界を背負う苦悩 その小さき身に背負わせる無惨 決して 我が民にもたらしてなるものか ヒトよ 悩まず 抗わず 考えず 従順たる葦(あし)であれ 我だけが考えよう 我だけが苦悩しよう おまえたちはただ在り続け ただ微笑み 神への崇敬を捧げるだけで よい』
傲慢でありながら、愛情を感じるセリフ。
作中でも言われたが、我々人間が犬猫に思っていることに近いのではないだろうか。
『 汎人類史 』 『 考える葦たちよ 』 『 黒き光に触れる愚者よ 』 『 恐るべきものたちよ 』 『 暫し眠れ 』 『 再び 目覚めた時には 』 『 その双眸 神話復権を為す我を仰がん 』
戦闘開始時の台詞。「考える葦」とは人間の事を指しているが、「黒き光」や「恐るべきもの」については不明。最高神すら恐れるものが汎人類史に存在するというのだろうか...?
『 対惑星破壊機構 限定解除 』
『 対星系殲滅機構 限定解除 』
『 対時空攻撃機構 限定解除 』
『 対概念破砕機構 限定解除 』
ゼウスが知性体保護機能を解除した後の描写。次から次へと聞こえてくるあまりに規格外な言葉にカルデアは皆無言になってしまった。

メモ[編集 | ソースを編集]

  • ギリシャ神話の最高神として、三大宗教の神々と並ぶ知名度を持つ。
    • ギリシャ神話では神話全般の主役に近い扱いだが、天性のトラブルメーカーでもあるので「だいたいゼウスのせい」と言われる事も多い。
    • 特に浮気がヘラにバレて愛人や子供達、ゼウスがヘラに散々な目に合わされるのは定番となっている。
      • 歴史的解釈を考えると、ゼウスを頂点とする神話体系が他地域の神話を、「その神はゼウスの妻である」「その神はゼウスの息子である」という形で取り込んできた結果が今の形と思われる、また、人間の王も本人や国の箔付けのために「王家の祖先はゼウスである」と後付けしてきたために「浮気相手や隠し子が多い」という事態になっているものと思われる。
      • なお、Fate世界のゼウスを始めとするオリュンポス十二神はぶっちゃけ宇宙戦艦であるので当然まともな形での生殖能力など持たず、一種のナノマシンである「テオス・クリロノミア」を注入して眷属の一員としてきたのが、浮気や隠し子のエピソードとされたようである。
      • やたらと女性を口説いては周囲に迷惑を掛けているとされるサーヴァントユニヴァースでのゼウス(スターシップ・ゼウス)は、ある意味で神話に基づいていると言える。一方で汎人類史におけるゼウスがどのような人格かは現在のところ不明だが、一部のプレイヤー達からは汎人類史側のアルテミス・アポロン・アフロディーテらの三神らを見る限り、ゼウスも異聞帯で垣間見せていたフランクさもあってなかなかに面白い神なのではないかと推察されている。
  • 「オリュンポス十二神の宇宙船が合体して巨大ロボになる」という設定があり、全ての宇宙船が合体するとゼウスが担当するのは下半身の股間付近である。[出 1]
    • これと上記の話を反映したのか不明だが、後にゼウスの人型端末の全身像が公開された際には下半身が凄まじいことになっていた。
  • スルトに続く二人目の「エンシェント・○○/クラス名」のキャラクター。ただし、「エンシェント」クラスの意味が公式で解説されたことはないため詳細は不明。
  • ブラックバレルを放つ前に相手の存在規模(ライフスケール)を測定する際に、他の二神と違いゼウスのみ「6000……4000……2000……え……1000……?」と下がっていっておりマシュが困惑する描写がある。
    • その前に、マシュはデメテルの存在規模を4500、アフロディーテの存在規模を3800と測定したため、全能の主神であるはずのゼウスがそんなに低いことに驚いていた。
      • この意味について解説はされていないが、実はゼウスの寿命は尽きかけており、オリュンポスの全てを統括する存在であっただけにゼウスの死=オリュンポスの終わりであるため、そのことがアレだけゼウスが民の痕跡のみを抱いて惑星脱出しようと強硬の姿勢を示していた一因ではないかという推測がある。
  • アバターの姿では手に杖を持っているが、これは伝承で杖とも語られる武具「ケラウノス」が元ネタではないかと思われる。
  • 2024年現在では、唯一プレイアブル化していない異聞帯の王。
    • もっとも「週刊ファミ通 2024年8月22・29日合併号」のインタビューにて、奈須きのこ氏は「モルガンのような異聞帯でのみ成立する存在とは違い、ゼウスは人類史にいるので呼ぶなら人類史からになるだろう」と言及している。

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 二部五章でのバトルにおける敵詳細で確認できる。

出典[編集 | ソースを編集]

  1. 週刊ファミ通 2020年8月13日号 奈須きのこ氏&武内崇氏インタビュー p135

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