「クラス (アサシン)」の版間の差分
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2016年11月4日 (金) 01:59時点における版
クラス (アサシン)
暗殺者の英霊。
「マスターの天敵」とされるクラス。
「気配遮断」を保有していればこのクラスに適性がある。
冬木の聖杯戦争では必ずハサン・サッバーハのうちの誰かがこのクラスのサーヴァントになる。
これまで登場したのは以下24人。
英霊の個体能力に拠らないクラス基本能力:筋力D 耐久D 敏捷B 魔力E 幸運B
『Fate/Grand Order』では、ライダーに強く、キャスターに弱いクラスになっている。
要因としては、ライダーに対しては最大の隙を晒す「騎乗物から降りたタイミング」を狙いやすいが、キャスターからは広範囲に構築した陣地で自分の存在をあぶり出されやすい事が挙げられている。
メモ
- 冬木の聖杯戦争では必ずハサン・サッバーハが召喚されるためか、その制限を抜きにした条件は非常に緩い。そのためか、アサシンと言うクラス名ながら暗殺者の逸話とは関係のないサーヴァントが呼ばれる事も少なくない。
また、無銘の亡霊や捨て子たちの怨霊の集合体など、本来召喚される筈の無いイレギュラーな存在や反英雄等も度々呼ばれている。まあ、クラスの常道に反したサーヴァントはキャスターの方が多いが。- 基本的にハサン以外では「隠密活動」か「他者の殺害」の逸話を持つ英霊が選ばれる傾向がある。前者は「気配遮断」に、後者は暗殺者のイメージに通じるためか。
- メタ的には、そもそも「英霊になるほどの高名な暗殺者」という存在が矛盾しているために、該当者が少ないという事情もあるのだろう。暗殺者は正体が分からないから脅威なのであり、それが知られるのは大抵は失敗した場合になる。事実、今まで登場したサーヴァントで「要人を暗殺した伝承がある宝具」を持つ者は少ない(無差別殺害や処刑は含まない)。
- ハサンたちのみが呼ばれる理由について「Fate/complete material Ⅲ」では「アサシンというクラスそのものが触媒となっているから」、『Apocrypha』では「暗殺者という言葉そのものが触媒であるため」と説明されている。後者の理由から召喚時の追加詠唱の際に工夫を凝らし、ハサン以外の触媒を用意することで狙ってハサン以外の英霊をアサシンとして召喚することも可能となっている。
- 外典の聖杯戦争で、冬木の大聖杯を使っているのに「アサシン」として山の翁以外が召喚されるのは、ダーニックがトゥリファスの霊地に合うよう調整した結果、“英霊としての側面を持つだけの者”が召喚可能となった影響である。
召喚の際、追加詠唱に工夫を凝らしたり、ハサン以外の触媒を用いればハサン以外も召喚可能。 - クラスの基本能力はやや高めの幸運値なのにも関わらず、既存のアサシンの多くが幸運:Eランクとかなりの不幸っぷりを見せる。その幸運値通り作中でも不遇な役回りが多く、正直な話ランサーよりよっぽど幸薄いクラスかもしれない。
- 『CCC』でのギルガメッシュによると、サーヴァント界でもっとも不遇なものの名をハサンと挙げている。
- 冬木の聖杯では性質上イレギュラーが無い限りハサンが呼ばれるが、ハサンたちはその出自から反英雄に分類されるため第三次聖杯戦争において聖杯がアンリマユに汚染される前から反英雄を呼び出すことが出来たクラスということになる。実際、『hollow』にて部分的に再現された三次聖杯戦争でも『空想電脳』を使うハサンが登場している。
ハサンたちの中に本来の聖杯が呼び出す正純な英雄としてのハサンがいた可能性も絶対無いとは言いきれないが、同じ出自かつ同じ名前を継ぐ英霊候補の亡霊たちという性質からは考え難い。そのため、クラスの性質により生じた聖杯戦争のルールの穴と思われる。
聖杯汚染の原因となったアンリマユ自身も、正純な英霊のみを呼び出すはずの汚染されていない聖杯が呼び出した反英雄であってアインツベルンが第二次聖杯戦争において気づいた「ルールの綻び」をきっかけに召喚されたが、それはアサシンクラスにおける限定的な抜け穴の存在と無関係ではないのかもしれない。