光のコヤンスカヤ
光のコヤンスカヤ | |
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真名 | タマモヴィッチ・コヤンスカヤ[注 1] |
外国語表記 | Koyanskaya of Light |
性別 | 女性 |
誕生日 | 1908年6月30日[注 2] |
身長 | 168cm |
体重 | 55kg |
好きな物 |
人間達の自業自得(第一および第二再臨) 理解のある信者、潰しがいのある敵要塞(第三再臨以降) |
苦手な物 |
不良債権、手堅い人生、人間(第一および第二再臨) なし[注 3](第三再臨以降) |
出典 | Fate/Grand Order |
地域 | ロシア |
属性 | 秩序・悪 |
副属性 | 獣 |
一人称 | 私(わたくし)/こちら |
二人称 | 貴方/○○さん/そちら |
三人称 | 彼/彼女/○○さん/あの方/その方/皆様 |
声優 | 斎藤千和 |
デザイン | ワダアルコ |
設定作成 | 奈須きのこ |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 『Grand Order』6周年記念の新規サーヴァントとして実装。空気を読める女として、一足先にカルデアに現れた。
- その正体はビーストⅣ候補だったもの。カルデアに現れたコヤンスカヤは、ロストベルト:ビーストⅣの封神おりにこぼれ落ちたコヤンスカヤの二つの欠片の片方。
- ビーストIV幼体である「タマモヴィッチ・コヤンスカヤ」としてはかねてより活動しており、ツングースカにて太公望の手により封神に至った訳だが、封じられた後の「零れ落ちた片割れ」としての活動は南米異聞帯が初。恩義には恩義で返すという信条の下、単独顕現スキルを用いた逆召喚によりカルデアのサーヴァントとして助太刀に入るため、カルデアの元に駆けつけた。
- なお、それよりも以前に南米異聞帯に訪れた際に武器商人としてオセロトルに銃器をいくらか売っているが、それをテスカトリポカにコピー量産されてしまい、結果的に敵に大量に塩を送る事になってしまった。そのため、銃器を回収して自身の不始末を隠蔽する目的で、カルデアの突入に合わせて南米異聞帯を訪れていた。
- 人物
- 「自由奔放な野性」をポリシーとし、妖艶に人間を手玉に取る魅惑の女。しかしあくまで色恋沙汰は武器の一つで、賢く大局を見据えて行動するオトナな女性。
- 「弱肉強食」という獣の性が前面に出ており、強いものとは友人(同盟)となって、弱いものをいたぶることを趣味としている。
- 人間の行いすべてを汚らわしいと評しているが、汚いから嫌いというワケでもなく、汚いからこそ娯楽・遊戯・経営といった楽しいものもあるとも評している。人類掃討まではいかなくとも、図に乗った人類をそろそろ分からせるか、というスタンス。
- 何事も愉しむ性格であり、特に人間の成功からの挫折や自業自得を好む愉快犯。そのため人類への攻撃へも回りくどく、最終的に「愛玩していた存在に管理されて退化していく事がもっとも屈辱的で倒錯的」という思考に至り、人類を支配するに相応しい兵器の女神として進化する道をチョイスした。
- しかし、野生に生きる者としてのプライドが高いため、“相手が誰であれ、もらった利益は必ず利益で返す”“約束は必ず守る”という律儀さがあり、例えそれが敵の窮地を救うことになろうとも躊躇い・後悔なく実行する。
- ビーストの側面が強い片割れとは異なり、異星の神の使徒(実際はそうではなかった)として振る舞っていた時の側面が強く出ている。
- 霊基第三でも基本人格は変わらないが、神様として完全に覚醒した事でオリジナルに言動及びノリが近しくなっている。またオリジナルを形成する文化をリスペクトして兵器大神(いくさうつわのおおみかみ)を自称する。
- オリジナルが持っている奉仕体質は無くならないが、結婚願望はない。ちなみに狐ではなく兎。
- 能力
- 現在はランクダウンしているが、ビースト属性を持つためCランクの「単独顕現」を持つほか、EXランクの「単独行動」を持つため、実質マスターを必要としない。
- 「人間が迫害に使ったもの」であるが故に形状・性能問わず人間が作成・使用する武器を使用し、性能を極限まで発揮する権限を持つ。しかし「人間が作った兵器で人間を殺す」のがテーマなので、あえて重火器をよく使う。
- 戦闘においてはピストルを使用し、他にもライフルやランチャー、航空支援なんでもござれ。
別クラス/バリエーション
タマモヴィッチ・コヤンスカヤ
- ビースト幼体のコヤンスカヤ。
- 詳細は「タマモヴィッチ・コヤンスカヤ」を参照。
ビーストⅣ:L
- 『愛玩』の理を持つビースト本体。
- 詳細は「ビーストⅣ:L」を参照。
闇のコヤンスカヤ
- 封神のおりに分かれた片方のコヤンスカヤ。
- 詳細は「闇のコヤンスカヤ」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
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アサシン | 主人公 (Grand Order) | D | A | A | A | A | A | 騎乗:B 神性:- 単独行動:EX 単独顕現:C 変化:A 女神変生(銃):B ネガ・ウェポン:- |
イノベイター・バニー:A 殺戮技巧(人):A NFFスペシャル:A |
宝具
- 霊裳重光・79式擲禍大社(イズトゥーラ・セブンドライブ)
- ランク:C
種別:対界宝具
レンジ:1~9999
最大捕捉:一都市 - 漢字の読みは「れいしょうじゅうこう・ななじゅうきゅうしきてきかたいしゃ」。
- NFF傘下の企業・タマモ重工が誇る優秀兵器、NF-79式制圧戦術車両を召喚し、敵を殲滅する。
- NF-79式は車輌でもあり、同時にコヤンスカヤを奉る社でもある。
- 放たれる膨大なミサイルは『擲果満車』の故事に倣ってのもの、と本人は語っている。
- 畏れ多くも大社の名を持ってはいるものの、これはコヤンスカヤ本人の神徳を示す為ではなく、神徳を損なう、あるいは神聖なる者の敵対者である事を示している。
- 時間と資源さえあればより強大な大社を作ることも可能であり、本人は「来年のスタッフ人件費さえ考慮しなければ、エイリアンの軍団さえ吹っ飛ばして見せる」と語るが眉唾である。
- 『ナウイ・ミクトラン』ではカルデアから受け取った資材で「79式擲禍大社・ミクトランSP」を建造し、臨時社員であるデイノニクス11兄弟を搭乗させてORTに攻撃を仕掛けた。
- 『Grand Order』では「自身の攻撃力をアップ(1ターン)+敵全体に強力な攻撃[Lv]&チャージを減らす+味方全体のNPを少し増やす<オーバーチャージで効果アップ>」という効果のBuster宝具。
真名:光のコヤンスカヤ
- ロストベルト:ビーストⅣの封神のおり、こぼれ落ちたコヤンスカヤの二つの欠片。その片方。 光のコヤンスカヤ。カルデアと敵対していた頃より少しだけ人理を尊重し、人間に甘い方。
- 結婚願望のない玉藻の前(偽)であり、支配者、神霊(自然霊)としての側面が強い。
- 「動物たちの痛み」が集合した復讐者であり、警告者。自然界の報復機構が玉藻の前を原形にして擬神化したもの。
- 『人類に迫害されたもの・人類が迫害に使ったもの』のうち後者───「人類が作り出した殺傷道具」を網羅する神霊である。
- 双対性が特徴であったコヤンスカヤの固有結界で言うといわゆる『殺戮領域(デッドゾーン)』を象徴する片方。二つの獣の権能で言うとネガ・ウェポンを象徴する片方[注 4]。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 6周年記念に伴い期間限定サーヴァントとして実装。
- Lostbelt No.7『黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン』では、第二再臨の姿でジャケットを脱いだ状態の簡易霊衣「NFFバニー」が実装された。
- Fate/Grand Order Arcade
- 『NFF プレミアムツアーにご招待!英霊巡遊獲得キャンペーン』開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装。
- 後に「NFFバニー」と同様の姿に変わる転身霊衣「アクティブ・ハニー・バニー」が実装された。
人間関係
Fate/Grand Order
- 主人公 (Grand Order)
- 契約者であるが、どこまでいっても敵同士、ギブ・アンド・テイクな関係。復讐対象でありながら助けられたこともあるため、その恩もきっちり覚えている。
- カルデア(人類)ではなく、彼/彼女自身に協力するというスタンス。そのため彼/彼女が死ねばあっさり人類の敵に戻るか、消滅する。
- 『Fate/Grand Order Arcade』では直接的な敵対関係がなかったためか「アーケードのカルデアをスパイする一方、主人公が問題のあるサーヴァントをお仕置きしたい時に手を貸す」という別の意味でギブ・アンド・テイクな関係になっている。
- 玉藻の前
- コピー元、オリジナルにあたる「自然神霊、動物モデル」。そのため外見は瓜二つだが、彼女が「狐」に対して「兎」であることが決定的違いである。
- ビースト幼体であった頃から彼女の暗黒面をリスペクトし、模倣していた。しかしいつか彼女に成り代わる事を目論んでいるようで、その大胆さと計算高さは玉藻の前そのまんまである。
- 闇のコヤンスカヤ
- 人間博愛属性を持つ、コヤンスカヤの零れ落ちたもう一方の片割れ。
- 「もうひとりの自分」というよりは姉妹のような感覚らしい。自身はスパイ要素とNFFサービスの理念を丸ごと引き継いたが、彼女は人間のマネジメントと興行事業に熱を入れている点で異なっている。
- モルガン
- 妖精國を作り上げた女傑としてリスペクトする相手。妖精國では面識がないため、当初は冷酷で極悪のイメージを持っていた。いざカルデアで本人と対面すると案外そうでもない印象に戸惑っている。
- 始皇帝
- カルデアに召喚されていることに驚愕するも、「悪」と断じられることはないと冷静に断言する。
- 蘆屋道満
- 以前の仕事仲間。「蘆屋道満」を安倍晴明の噛ませと皮肉を言いながらも戦力として申し分ないサーヴァントと評価している。しかし、カルデアの彼が「リンボ」である事に気づき、マスターにクーリングオフを提案している。
- 千子村正
- 以前の仕事仲間。異星の神の使徒だった彼には仕事の発注をしていた模様。カルデアの彼はセイバーのため関係も白紙に戻り、改めて仕事の発注を申請するも、心底嫌そうな顔を向けられる。
- オベロン
- 人間嫌いという共通点があるが故に、人類絶滅競争があるならば真っ先に潰す相手。
- 太公望
- 光としての自身が誕生するきっかけとなった存在。
- ツングースカでは彼にマジギレしていたが、光の彼女は闇ほど彼にキレていない様子。
- ウィリアム・テル
- いつか名誉勲章を与えようとおしたいしていたが、彼が近代兵器を扱っていた事に心の底からショックを受けていた。
- なお、「おしたい」は推しキャラの「推し」とのこと。
- ロビンフッド
- 彼が古臭い戦法に拘っていることにバーストしているようで、露骨に、光ながら、高笑いでマウント取ってわからせる気満々。
- 刑部姫
- 姫路城の怪異が近代趣味を持っている事に興味が湧き、姫サークルの加入を申し出る。
- メリュジーヌ
- アルビオンの残骸。ブリテン異聞帯では自身の計画を修正せざるを得なくなる切っ掛けになった相手であり、光となった今でもその傷は忘れていない。
- 戦闘機タイプであることから敵対心を持っているが、世界観レベルで隔絶を感じている相手。
- グレゴリー・ラスプーチン
- 「異星の神の使徒」のふりをしていた頃からのビジネスパートナー。
- 他の使徒はからかいの対象であったが、彼にのみわずかにリスペクトするものがあったらしい。
- 「善悪の区別なく、生まれ出るものを祝福する」という依代の信念が獣にとって腐すことのできないものだったから、と考える事も出来るが、しかし似たもの同士なので仲が悪い。
- アルトリア・ペンドラゴン〔ルーラー〕、謎のアルターエゴ・Λ
- バレンタインイベントで、マスターを勝利の絶頂から地下最下層に叩き落とすために外部から連れてきた凄腕のディーラーおよびスロットオーナー。
- イシュタル、アストルフォ〔セイバー〕
- 『Fate/Grand Order Arcade』期間限定イベント『NFFプレミアムツアーにご招待! 英霊巡遊獲得キャンペーン』にて、現地ガイドとして雇っていた相手。
- テスカトリポカ
- 南米異聞帯ではオセロトルにいくらか売っただけの銃を勝手にリバースエンジニアリングされてコピー量産されてしまったため、商売敵として敵視している。
- カルデアのサーヴァントとなった後ではあちらからは「武器の仕入れで世話になった」と言われるが、もちろんコヤンスカヤ側はいい顔をしていない。
- なお戦闘では(人間を依り代とした疑似サーヴァントで出力が満足でなかったとは言え)「オレでは勝ち筋が見えん」とテスカトリポカに言わしめるほど、コヤンスカヤに分がある模様。
- 紅閻魔
- コヤンスカヤにとっての永遠のアイドルであり、信仰対象かつ保護対象。闇のコヤンスカヤほど変態的ではないが、それでも思い入れが非常に強い相手。
- 彼女から「愛玩の獣が愛玩趣味に陥っている」事を痛烈に指摘された際はダメージを受けながらも喜んでいたとか。
大丈夫このバニー? - 南米異聞帯では朱瑞鳥・紅閻魔と化し、人間不信が極まった有様を見て本気でショックを受けていた。
- ドブルイニャ・ニキチッチ
- 非霊長圏においてビーストⅣを討伐した英霊の1騎であり、かつてツングースカ大爆発跡地に生まれ落ちたコヤンスカヤを拾い上げ、名前を付けた名付け親。
- 厳密にはニキチッチが付けた名はロシア語で「私の子」を意味する「ヤースカヤ」だが、コヤンスカヤ自身が正確に聞き取れていなかったため自分で補完して「コヤンスカヤ」と言う名前になった。
- また、水着霊基の彼女の水着を見繕ったのも自分と闇のコヤンスカヤである。
- ドゥリーヨダナ
- 『藤丸立香はわからない』にて、我儘を言いまくって紅閻魔を落ち込ませたことに激昂して闇の方と協力して制裁した。
- 普段の皮肉全開の言葉すらなく無言で脛に一撃入れた当たり怒りのほどが見て取れる。
- カズラドロップ (Grand Order)
- 他のサクラファイブ達が人類ラブ勢なのに対して彼女だけは違うため、仲良くなれそうと思っている。
- また、縁があった相手のエッセンスが入っているためかかなり態度が甘く、積極的に悩みを聞いてあげようともしている。
- ヒュー・ヘフナー
- 雑誌『PLAYBOY』を創刊したアメリカの実業家。人間嫌いを公言して憚らない彼女が経営者としてちょっとだけ尊敬する数少ない相手。
- 現在ある「バニーガール」と呼ばれる衣装・キャラクターは雑誌PLAYBOYが企画し運営されたクラブで考案されたものが発祥であり、ひいてはコヤンスカヤの外見モデルの一部の祖になったとも言える人間。
- 彼の果たせなかったカジノリゾート建設を実現するため、NFFサービスをはじめたといっても過言ではないらしい。
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- 彼女が最期に遺した、虫のような小さな願いが自身を敗北させたとのこと。
- また彼女の性格をして、この先はあれほどのビジネスパートナーとは出会えないともしている。
- 名前は伏字になっているが、恐らくは彼女。
- しかし上記の言及の後に困惑するような台詞を発しており、何かあった事が示唆されているが……?
名台詞
メモ
- コヤンスカヤは当初、まだ明かされていないビーストⅤと推測されていたが、光のコヤンスカヤのマテリアルにおいてビーストⅣ候補であることが明かされた。
- 第三再臨では白無垢姿を基調としたような衣装を纏い、背後には幾多もの銃を並べ持つ、まさしく神霊と呼ぶに相応しい姿となる。
- 真名に「光」がついていることから、「闇」も存在し実装されるのではとプレイヤー間で囁かれていた。
- 宝具の戦車は、多くのアニメ等でメカデザインを担当する片貝文洋氏によるデザイン。選出に際してはどうやらワダアルコ氏たっての推挙があった様子。