メディア
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キャスター | |
---|---|
真名 | メディア |
外国語表記 | Medea |
性別 | 女性 |
身長 | 163cm |
体重 | 51kg |
スリーサイズ | B82/W57/H84 |
特技 | 奸計、模型作り |
好きな物 | 寡黙で誠実な人、可愛らしい服と少女 |
苦手な物 | 筋肉ダルマ |
天敵 | バーサーカー |
出典 | ギリシャ神話 |
地域 | ギリシャ、コリントス |
属性 | 中立・悪 |
声優 | 田中敦子 |
デザイン |
武内崇 ネコタワワ(FGO) |
設定作成 | 奈須きのこ |
イメージカラー | 紫 |
レア度 | ☆3 |
初登場作品 | Fate/stay night |
概要
- 略歴
- 自身を召喚した魔術師に数日で見切りを付け、彼を殺害して逃亡した。
- 本来なら2日はマスター抜きでも現界可能だが、マスターが自身より優れた魔術師であるキャスターへの嫉妬で魔力量を自身以下に制限していたため早々に消滅の危機に瀕する。そこへ偶然通りがかった男性・葛木宗一郎に助けられた。彼と出会い、葛木が居候している柳洞寺に転がり込む。
- その後、生前手に入らなかった束の間の日常を守るため、そしてマスターに聖杯を渡すため、町中から魂喰いを行いルール違反なサーヴァントであるアサシンを召喚し、第五次聖杯戦争で暗躍し始める。
- 『Fate/Grand Order』終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿のⅢの座に召喚され、アルゴノーツ船を駆るイアソンのもとに現れて動揺させてしまうものの、彼への発破と船への守護をかけ、観測所フォルネウスの撹乱を行わせる。
- 人物
- フードによって顔を隠した女性。一人称は「私」。
- 冷酷・残忍、目的のためには手段を選ばず、奸計を得意とする正真正銘の悪女とされる。しかしこういった態度や性格は彼女に課せられた運命の反動である面もある。
- 自身を「魔女」として祭り上げた者達への復讐の為に英霊となったが、自らを“魔女”に貶めた非道・悪辣な術を使っては意味がないとも解っているため、人が欲望によって自滅するだけの、自己に返る些細な呪いの魔術だけで災いを呼ぶ事を信条としている。一般人からの搾取や人柱などによる地脈の操作などの“魔女”と呼ばれる原因になった魔術は生前は一度も自分の意志では使わず、禁を破る気もなかった。
- 行動や方針に“魔女”としての悪性を全面に出すようになったのは願望機である聖杯入手目的のためもあるが、偏に葛木宗一郎との出会いと献身からである。だがそうまでして邪悪な道を歩もうとする場合であっても、本質的には良識を持ったお嬢様育ちな人物であるため、一般人から魔力を搾取はしても命までは奪わないなど、良くも悪くも最後の一線で完全に非情になり切れない一面がある。
- 本来は清純な女性で、惚れた相手にはとことんまで尽くすが、惚れた相手に甘えようとすると逃げていったというトラウマを持つために、一歩引いた態度を貫く。必要であればどんなあくどい手段に訴えることも厭わない反面、必要でないのなら何もしない人で、『hollow』では日常を十分に楽しんでいる。
- かわいい女の子とかっこいい男を好む。筋肉マッチョとイケメンは嫌い。天敵はバーサーカー。バーサーカーの狂化のために明かされる機会すらなかったが、同じギリシャの英霊で面識があるため。
- 能力
- 魔術の女神ヘカテより神秘を教授された巫女である神代の魔術師。魔術が日常であったギリシャ世界ですら"魔女"と言われたその腕前はおそらく世界でも五本の指に入り、現代の魔法使いをも凌ぐとされる。奈須氏いわく、「本気になったキャスターには、蒼崎青子ですら敵わない」とのこと。
- クラススキルにより「工房」を上回る「神殿」を作り上げることが可能で、冬木における最大の霊地である柳洞寺を陣地として、霊脈を利用することで冬木全域から集めた魂によって莫大な魔力を蓄えている。神殿内ならAランクの大魔術や空間転移といった魔法域の魔術まで使いこなし、詠唱スキル「高速神言」を持つために長い詠唱を唱えずとも屋敷数件を吹き飛ばす大魔術をマシンガンの如く連射させることが可能。ローブを翼の様に広げて空を飛ぶことも出来る。
- しかし大抵のサーヴァントは高い魔術耐性スキルを有しているため、魔術は攻撃手段というより策謀を巡らす手段になり易い。
- 直接的な魔術に限らず、魔術道具の作成など、魔術が関わる行為は万能にこなす。その一つとして、使い魔兼護衛用に竜の牙で製作した「竜牙兵」を多数使役する。
- 固有結界は使用出来ないが、莫大な時間と費用を掛けて小さな魔術と大きな魔術を緻密に構築していく事で、同規模の「異界」を作り上げることは可能。
- 実際、アニメ版UBWでは、昔から境界である橋であり、現世と幽世を隔てるきざはしであることに加えて、十年前に異界の邪神が呼びだされ、汚染された川であるため、これらを利用して位相をズラして標的を鏡界汚染世界へと招き入れている。
イマジナリーアース・ソーシャルプラン・ワールド
略して、イアソンワールド・ジャパン。『Fate/Grand Order』の幕間の物語で登場した、直径五十センチの
分かりやすく言うなら、固有結界の亜種のような物。中は異空間になっており、人形たちが生きている。世界の管理者として権限を与えていた人形の王がメディアの指示書を無視し、勝手にうごき始めたのが原因で幕間の物語の事件になった。
増築したり付け加えるのは簡単に出来るが、取り除くのはその何倍もの技術とセンスが必要になり、1体でも下手に間引こうとするとその何倍もの被害が発生するので、基本的には内部で解決するしか無い。 内部には多種多様なアトラクションがあるが、基本的に『顔が良いだけの男は酷い目にあう』ように設定してある。 来客用の素体が存在し、そこに意識だけをシフトして中に入る。その素体が死んだ場合でも元の肉体に戻れるが多少の痛みは連動するため、死ぬようなダメージを受けて戻された場合死ぬほど痛い目に遭うらしい。
- イアソンハンター
- 一般兵士レベル10。リア充を見ると問答無用で襲って来る設定になっている。
- イアソンキラー
- 恋人、ないし友人と二人連れの人間を見ると暴走する。
- イアソンエース
- 二十歳以下の女性を見ると勝負を挑んでくる。
- ネイキッドイアソン
- 自意識過剰が極まって、まわりすべてを壊さないと気が済まない。
キャスター (クラスカード)
- 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』で登場。冬木の聖杯戦争におけるサーヴァントとは異なり、「クラスカード」と呼ばれるカードを媒介に、ただの「力」として使役される存在。ただし、その力は本来のものより劣化している。
- 詳細は「クラスカード」を参照。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
キャスター | 葛木宗一郎 | E | D | C | A+ | B | C | 陣地作成:A 道具作成:A |
高速神言:A 金羊の皮:EX |
|
主人公 (Grand Order) | E | D | C | A+ | B | C | 高速神言:A 金羊の皮 キルケーの教え:A |
宝具
- 破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)
- ランク:C
種別:対魔術宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人 - 由来:メディアの「裏切りの魔女」としての伝説・生涯が具現化した概念宝具。
- 攻撃力は普通のナイフと同程度しかないが、「あらゆる魔術を初期化する」という特性を持つ短刀。魔力で強化された物体、契約によって繋がった関係、魔力によって生み出された生命を戻す最強の対魔術宝具。しかし、どれほど低いランクであっても宝具の初期化は出来ない。
- 自分で手に入れたものではなく伝説から形作られたものの上にあまり良い伝説でもないため、本人的には特に思い入れがないどころか機会があれば誰かに押し付けたいくらいに嫌っている。
- 金羊の皮(アルゴンコイン)
- ランク:EX
- 由来:メディアの母国コルキスの秘宝
- 彼女が所有しているとされるものの、実態については不明な点が多い。「地に放ると竜が現れる」とされる一方で、「キャスターには竜召喚能力がないため使用できない」ともされており、また「召喚はできるが制御出来ない」とも言われている。ただし仮に召喚できたとしても五次最弱から中堅程度にしか上がらないという。第七聖典よろしく、ヘンな精霊が憑いているとか。
- キャスターにとって扱えないため、宝具ではなく「スキル」の項にて言及されている。
- 『stay night』ではランクEXとなっているが、『Grand Order』ではランクが存在せず、ゲーム中での効果は「皮を愛でて自身のHPを回復」となっている。
真名:メディア
- ギリシャ世界において東の果てと言われたコルキス国の王、アイエテスの娘。「裏切りの魔女」とよばれる人物。
- 魔術の女神ヘカテに教えを受ける巫女であり、王の娘として蝶よ花よと愛でられたが、栄光を求める英雄たちが到来した事でその運命は狂うこととなる。
- ある日外界から、コルキスの宝「金羊の皮」を求めてアルゴー船の船長イアソンが現れた。
- 女神アフロディテの呪いによってイアソンに妄信的なまでの恋を抱いたメディアは父を裏切り、自国の宝である「金羊の皮」をイアソンに与えてコルキスを脱出、その過程に追手の一人である弟を魔術で八つ裂きにしてしまう。
- 外敵こそ振り切ったが、その非道な行いはアルゴー船に集った英雄達からも非難・中傷を受け、イアソンも彼女に対するねぎらいの言葉をかけることはなかった。
- イアソンはメディアを自国イオルコスに連れ帰り「誓約の品である「金羊の皮」を手に持ち帰れば王位を認める」と約束したペリアス王の元へと凱旋するが、両親は死に約束も反故にされてしまう。
- 「約束をただの言葉遊びと一蹴したペリアスを、その後継者である三人の王女を殺せ」と命令されたメディアはそれを実行した。
- イアソンを愛している、それだけの理由で。
- イアソンは王座についたが、その悪行も民に知られてしまい結局追放され、ギリシャを彷徨った果てにコリントスに辿り着く。
- 彼を気に入ったコリントス王から、その娘であるグライアとの婚姻を持ちかけられたイアソンは、その苛烈さを疎んでいたメディアとその子供二人を迷いもなく捨ててグライアの元に走る。
- 「貴方の為に国を捨てたのに。貴方のために、何もかも捨てたのに――――」
- そう泣きすがるメディアをイアソンは切り捨てた。国を失ったのはお前のせいだと。お前を愛したことなど一度もないと。
- 正気を失った虚ろな心のまま多くの非道を働かされたことで、周囲からは「裏切りの魔女」として憎まれ、そこまでして尽くしたイアソンにも一度も労われることなく裏切られた少女は、ついに人を裏切る魔女へ堕ちてしまった。
- 彼女はイアソンに復讐するために、国あげての祭りの中、グライアを焼き殺し、コリントスを滅亡に追いやった後、ギリシャの地を彷徨い続けたという。
- しかし彼女がイアソンに手を下すことは無かった。それは恋の呪いの残滓か、はたまた偶然か、それとも情か。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/stay night
- 柳洞寺に拠点を構えるサーヴァント。陣地内で力を蓄え、策を研ぎ澄まし、虎視眈々と聖杯を狙う。
- Fate/hollow ataraxia
- フードをとった姿で登場。もはや新妻。本作の事件の真相を薄々感づいており、現在の倖せが仮初のものであることを知った上で、デパートで「葛木メディア」の名前を連呼したり、士郎に料理の弟子入りをしたりと少々壊れ気味に楽しんでいる。
- Fate/Labyrinth
- 四人のサーヴァントのうちの一人。
- Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
- クラスカードの一枚であり、黒化英雄として登場。
- Fate/Grand Order
- 100万ダウンロード記念に際して実装。
- 800万ダウンロード記念に際してバトルキャラのモーション並びに宝具演出が『unlimited codes』に近いものへと一新された。
- ちなみに、サービス開始時点でギルガメッシュを除く他の第五次勢は(不遇で有名なハサンですら)実装済みだったのに対し、彼女のみが未実装であった。
- 戦闘や探索で呼び出されていない時間は、神代の魔術師として他のキャスターに講義をしたり、箱庭作りに精を出したり、昔の自分が余計なことを言い出さないか見張ったりと、忙しくしている。
Fate関連作品
- フェイト/タイガーころしあむ / フェイト/タイガーころしあむ アッパー
- 「虎聖杯なんて、私の知ったことではなくてよ!」と今回の聖杯戦争を全否定。そんなことよりも、と葛木の授業を見に行こうとするが……?
- アッパーでは出番はあるものの個別のシナリオモードはなし。
- Fate/unlimited codes
- 「神代の魔術師」。原作通り、魔術や竜牙兵を用いて闘う。
- 体力が少ないうえに格ゲーなのに格闘が弱く、かといって飛び道具でもそこまで強い訳ではない。加えて魔力ゲージへの依存度が高すぎるあまり、通常時の火力も攻めこまれた時の切り返し手段も乏しいなど、とにかく厳しい…と言うよりコンボが強すぎるキャラの多い本作では最早「ゲームにならない」ほどの低性能。キャラランク「三弱」の一人に数えられる。
- だが、それを補う戦術として「格ゲー界屈指のおぞましさ」とも言われる起き攻めの強さが唯一にして最大の長所となる。一度相手を浮かせれば「病風」により問答無用でダウンさせ、そのままセットプレイに長けた設置飛び道具とワープ技などの連携により嬲り殺しに出来る。
- 転ばせるまでが大変だし、そこから運悪く起き攻めを抜けられてしまえば一転してピンチに陥るため弱キャラに変わりはないのだが、それでもウリがある分マシ。
- 氷室の天地 Fate/school life
- 本編には一切登場せず、単行本カバー下のおまけ漫画「空腹・眼鏡・人妻の おなじみ英霊様」で女性英霊の両名と共に出演。
- 2月に入って消息不明になった葛木の婚約者として話にでてくる。
- Fate/Ace Royal
- 英霊カードの一枚として登場。攻撃を仕掛ける時は自分で、相手の攻撃を受ける時は「竜牙兵」で、と戦い方を使い分ける珍しいスタイル。原作通り「キャスター」で召喚すると防御力が上がるので良い。「バーサーカー」の適性もあるが、ちぐはぐなステータスになるので避けるのが無難。極端な性能に思われがちだが、攻防のバランスが良く、強力な「破戒すべき全ての符」も持つ、隠れた強キャラ。
- 「強化魔術」は残念ながら竜牙兵に使えないが、礼装カードとして登場している葛木宗一郎と組み合わせると弱点が消える。またリーゼリットとも相性が良い。
- カプセルさーばんと
- さーばんとの一匹。空中を飛びながら地上を爆撃する。相手によっては一方的に攻撃してダメージを稼げるが、単発の火力は低め。か弱いのに自分から激戦地に降下していく事もあるので、使い勝手はかなり悪い。
- コスト:600 / 戦闘力:B / 突破力:E / 移動力:C / 体力:C / 忍耐力:C / リキャスト:C
その他
- 戦車男
- 「英霊の座」スレ住民。女性ならではの視点で、戦車男の恋に的確なようなそうでもないようなアドバイスをくれる。
- リアルでは常にパジャマとどてら着用のだらしない喪女で、家事は住み込みの佐々木に任せっきり。役名が「彼氏に裏切られたモデラー」となっているが、抱き枕や添い寝シーツの件を見るに、既に新しい恋を見つけてはいるもよう。
- TMitter2015
- 柳洞寺在住の新婚一年目の主婦。家事がいろいろとダメで、「みこーん知恵袋」の常連状態。
- コハエース
- 「キャスター」とネットで検索すると、キャス狐の後の方に出てくる人。コンプとエルフ耳つながりで、時々ディードリットのコスプレで登場。
- ちびちゅき!
- 夫ともども教職員会議にいたことから教師役と思われていたが、生徒役であったことが後に判明した。
人間関係
Fate/stay night
- 葛木宗一郎
- 愛するマスター。行き倒れになっていたところを救われ、契約を結ぶ。彼への献身は心からのものであり、聖杯戦争での彼女の行動のすべてはマスターのため。
- アトラム・ガリアスタ
- 彼女を召喚した本来のマスター。アニメ版第2作で初登場。
- 金毛羊皮ではなく契約破りの短剣を持っていたことから失望されたのを皮切りに、メディアの圧倒的な実力の前に家伝の魔術が足元にすら及ばなかったことから嫌悪される。
- 彼女自身も、子供を生贄にして何とも思わないだけでなく終始自分を魔女扱いする彼にうんざりしており、自害させようとしてきた彼を逆に返り討ちにした。
- アサシン
- 召喚し、契約したサーヴァント。あまり積極的に働かないせいか頭を痛めている。
- アサシンからはうまくあしらわれているが、『unlimited code』のアサシンルートではある行動によって愛想を尽かされ、謀殺される。
- 柳洞一成
- 居候先の息子。口うるさい小姑。
- 間桐桜
- 本編では面識はなかったが、『hollow』や『タイガーころしあむ』では性格が近いせいか仲が良く、交流もある。
- アニメ版第1作ではバーサーカー撃破後に彼女を操って攻撃してきたが、その時何故か黒いボンデージファッションにしていた。
- 遠坂凛、アーチャー、ランサー
- 何れも戦闘面でも性格面でも相性が悪い相手。桜とは違い、赤い悪魔とはスピンオフでも険悪な関係。アーチャーやランサーとも折り合いが悪いが、下記のライダーほど仲が悪くなく、『Grand Order』でもチームを組むなどしている。
- セイバー
- 同じサーヴァントとして基本的には敵対関係だが、清廉なセイバーに執着してヤンデレじみた行動をとることもある。
- スピンオフなどでは誇張され、フリフリファッションに着替えさせて遊んだりもしている。
- 『Fate/Labyrinth』で共演した際はこういった行動はせいぜいからかう程度だったものの、代わりにそれ以外の点でもセイバーを挑発するような言動を繰り返しており忌避されている。
- ライダー
- 自分と同じように神々に運命を狂わされた存在のはずだが、性格の相性は悪く、顔を合わせると舌戦になる。
- 衛宮士郎
- 彼の特異な魔術回路に興味を持つ。選択肢によっては彼を礼装に改造する。(もちろんバッドエンドになる)
- 聖杯が絡まないスピンオフでの仲は良好。士郎から料理を学ぶ様子などが見られる。
Fate/Grand Order
- メディア〔リリィ〕
- 少女時代の自分。
- 無知で純真だった頃の自分に対して思う所が態度に出ているようで、リリィからは「妙に睨まれている」と怯えられている。
- また、自分の過去をうっかり周囲に口走りはしないかと危惧する面も睨みつけて監視する理由には含まれている模様。
- 当然、若さ故の妬みも混じっており、イベントではその事を愚痴る場面もある。リリィとの相性は、不仲。
- モードレッド
- 顔は好みだが、モデラーとしての造形魂にはピンと来ないとのこと。
- 佐々木小次郎
- どこにいてもマイペースなのがイラっとくる。
生前
- イアソン
- 「アルゴー号の冒険」で名高いギリシャの英雄。彼に裏切られた事が、メディアの性格を決定づけた。
- サーヴァントになっても「自己チューで好き勝手に振舞う」と評したり、『Fate/Grand Order』では自分が作った模型の世界(イケメンが最終的に酷い目に遭う)に「イアソンワールド」と付けるなどだいぶ屈折した感情を抱いている模様。
- アルゴンコイン
- ホロウマテリアル収録のラフ絵で登場。サイマテで言及された金羊の皮に宿る精霊だと思われる。
- エルフ耳や髪の色、メディアを「ねえさん」と呼ぶなど彼女の弟と思わしき言動や姿だが詳細不明。
- ラフ絵であるため正式な間柄であるかは不明だが「仮にも王女なんだから」とメディアをガミガミ叱るため「うるさいわねー」と嫌そうな顔をされている。
- ヘラクレス
- アルゴー号に同乗していた仲間。
- 英霊になってからは記憶がだいぶ摩耗しており、どんな性格だったかまではよく覚えていないらしい。
- なお、一般的なアルゴナウタイの伝承では、ヘラクレスはコルキス到着前にアルゴー号を下船しているので、メディアとの面識はない。
- アタランテ
- アルゴー号に同乗していた仲間。
- アキレウス
- 伝承では4人目の夫とされるが『Fate』世界での設定は不明。
- ヘカテ
- ギリシャ神話における魔術の女神。メディアに魔術を教えた祖。
- 月の女神でもあり、メディアが持つ錫杖は彼女より賜ったもの。
- キルケー
- 姉弟子にして魔術の師であった魔女。魔術の天才だが性格には色々と問題があったらしい。
- メディアは王女として魔術を習っていたため真性の魔女とは言えないのだが、その彼女がイアソンに捨てられて以降魔女として振る舞えたのはこのグレートな姉弟子との修行時代があったからだとか。
その他
- 狐耳のキャスター
- 幸せな新婚生活を夢見る同類のダメ主婦。
- 二次創作界隈では新妻談義に花を咲かせる親友というのが定番だったが、『コハエース』では出番の奪い合いをしている。
- 沙条愛歌
- 『Fate/Labyrinth』で出会った少女。当初は迷宮攻略のライバル関係という立ち位置から少し緊張があったが、趣味に合致するせいかそこそこ好印象で、同盟相手として彼女の傘下に入る。
- ネロ・クラウディウス
- ドラマCD「バタフライ・エフェクト」で共演。
- 恋愛観などから意気投合するものの、契約破棄の短刀を「法を無視するなど美しくない」とバッサリ言われ、物別れに。
- エウロペ
- 魔術師としての繋がりはないものの、"最強の守護者"を使い魔としているため無視できないサーヴァントとなっているらしい。
- 氷室鐘
- Fate本編では面識はまったくないが、『氷室の天地』10巻では葛木と行方不明(実際には当然死亡)になったことを「恋に落ちた某国の姫とSPの逃避行」という浪漫溢れる噂にしてくれたためカバー裏で大感激。
- 「魔術の素養が無くても一回くらいなら加護を受ける権利をやろう」と微妙に伏線っぽいことを言うまでに感謝している。
名台詞
Fate/stay night
- 「宗一郎様……!」
- 凛ルートにて、セイバーが葛木に急襲をかけ、妨害が失敗したとき咄嗟の一言。
- 危機に瀕してテンパったために思わず素の呼び方が出てしまったようである。冷酷キャラだと思っていたプレイヤーも驚いたことであろう。
- キャスター「でも、残念です。やっと望みが、みつかったのに」
葛木「悲嘆する事はない。おまえの望みは、私が代わりに果たすだけだ」
キャスター「それは駄目でしょうね。だって、私の望みは」
―――さっきまで、叶っていたんですから。 - 同ルートでの最期のセリフ。裏切られ、彷徨い続けた彼女は時の彼方において出会った男に看取られ、僅かでも幸せだった時を噛締めながら静かに消え逝く。
- 「何もない? あぁ、あなたたち現代の魔術師には何もないように見えるのですね。魔力を精製する技術が一段階、いえ一次元違うのでしょう」
- アニメ『UBW』第14話より。
- マスターであるアトラムのマナ精製過程に異を唱え、一瞬で強大なマナを生み出す。キャスターが現代の魔術師とは一線を画した神代の魔術師であることがよくわかる場面。
- 「魔女?魔女ですって…誰も彼もが……私を魔女だと…!」
- 同上。歴史に刻まれた自らの悪名と理不尽への怒り。作中でも士郎を始め多くの人物に魔女呼ばわりされると平静さを失っている。
- 「ええ、でもそれが何?今ここで死ぬ貴方には関係のない話でしょう?
そう、始める前から結果を出そうとした貴方にはお似合いでしょう?」 - 同上。自分に宝具を使って契約を断ち、アトラムを殺す際に吐き捨てた侮蔑。「裏切りの魔女」と呼んでおきながら自らを裏切ったというアトラムに対して報いを与えた。
- 「あははははっ、結局またこの結末なのね? 他人の都合で駆り出されて利用されて裏切り者と蔑まれて。私はただ自分の故郷に帰りたかっただけなのに」
- 同上。サーヴァントとして現界しても生前同様「裏切り者」と呼ばれたことに絶望する。その直後彼女は奇跡の出会いを果たすことになる。
Fate/hollow ataraxia
- 「皆様ぁ! わたくしはぁ! 葛木メディアでございますー! 葛ーー木ーーメーーーディーーーー」
- せっかくの機会なので、ここぞとばかりに新婚生活を満喫している。
- なお、そのフルネームが記された戸籍は遠坂凛にちょっとアレな手段で用意してもらったナニである。
- 「……けど、そうね。一人で頑張っている貴方に敬意を表して、全てが終わる時が来たら、見送りくらいはしてあげるわ」
- 繰り返される四日間に我関せずを貫き、士郎にも特に協力しようとはしないキャスター。それでも、宗一郎に似ている彼には思う所があるようで、ふとこんなことを口にする。
- 「だ、だって私ひとりが尾行なんてしてたら―――まるで変な人か、でなきゃ
他夫 に横恋慕しようとしている愛人みたいじゃない!」 - 宗一郎と大河が密会していると疑い(実際は教師としての相談)、士郎を巻き込んで二人を尾行する。半泣きになりながら帰ろうとした士郎にしがみついている。
- 「ええ。遠慮なく焼き払ってあげるわアヴェンジャー。それがあなたの望みでしょうし。
―――正直な話。できるならもっと続けたかった、私の八つ当たりと知りなさい―――!」 - 事件の真相には気づいていたが、少しでも平和な日常を満喫したかった。かつて叶わなかった夢を見続けたかった。それでも、「裏切りの魔女」はその夢を終わらせるために戦場に立つ。かつて交わした、ささやかな約束を守るために。
- 「あれは我慢してるのよ必死に。今だから言うけど……」
- 『hollow』ドラマCD『怪物という名の食卓』にて。
- ランサーが深海からとってきた「ダイオウグソクムシ」を見てそのワキャワキャさにドン引きし、ランサーから「お前さんとこの竜牙兵もワキャワキャしてるじゃねえか」と言われて。
- 「ちょっとォ!! GAIJINだからって馬鹿にしないでくれるゥ!? SUSHIっていったらあれよ、豪華なSASHIMIがのっかってる見た目にも鮮やかな料理ってことぐらい知ってるわYO!!」
- 同上。ド忘れしてしまった夫の好物と思われる料理を男サーヴァント衆に再現してもらい、その審査を務めることに。アーチャーが作った(おそらく正解と思われる)かっぱ巻きを見た反応。
- この台詞のみエセ外国人風になっている。ちなみにランサーによると寿司の基本的な知識は聖杯からの知識に含まれているとのこと。
フェイト/タイガーころしあむ
- 「あら、夫婦の仲は遠回りをしつつ、深まっていくものですわ。これからも二人で歩いていきましょう……宗一郎様」
- 葛木ルートのエンディングを締めるシーン。
- 宗一郎はキャスターと共に、キャスターは宗一郎と共に歩んでいく未来を望んでいた。
途中の様々な障害を跳ね除けてまで叶えた願い……宗一郎は遠回りをしたと溜息をつくが、彼女はそれも無駄じゃない、と最愛の夫に微笑むのだった。
- 「そのテの仕事の人が、制服着たまま街を歩くわけないでしょ!!それに、ただのコスプレ好きの若奥様かもしれないじゃないの!?」
- キャスタールート。諸事情により制服姿で街を移動中ランサーに「そのテの仕事」を始めたのかと言われ、発想に呆れ反論する。でもランサーの言うように後者の方が恥ずかしい。
- 「…ふう、ぜんぜん気分が晴れないわ。それにしても主人に逆らうなんて、貴方サーヴァント失格ね」
- 同上。自分を物の怪の類と勘違いしたアサシンに対して。完全に自分のことを棚にあげた発言である。
- 「そう!丘の上の教会で宗一郎様と結婚式!! 白いウエディングドレス! 投げるブーケ!
群がる女供! それを見下ろすわ・た・し! そしてそしてー! 格安な式場代ー!!」 - ランサールート。結婚式を夢見て言峰に協力する。
- 「ていうか。貴方、宗一郎様と半日も同じ職場にいられるのに、そんなワガママを言うの? 何さま? 殺すわよ?」
- 大河ルート。同じ職場というだけで大河が羨ましいようで物騒なことを言う奥様であった。
- 「上等じゃないの……そこまで言われて黙っていたら主婦の名がすたるというものね。
フィギュア作りの内職で鍛えた腕前、とくとご賞味なさい!」 - アーチャールート。主婦の矜持とフィギュア作りの腕前になんの関連性があるのだろうか。
- 「そこはほら…ねえ? あなたもわかるでしょう? いやんもう♪」
- 真アサシンシナリオでバゼットとライダー相手に往来の場で惚気ていた。幸せそうでなによりです。
- 「ちょっとイリヤスフィール!こんな紳士的な殿方に狂化の魔術をかけろだなんて貴女ひどすぎないッ!?
鬼!! 悪魔!! まさに外道!!
思い出すまでもない。この人は元からこうだったわ! そうよ、そうにちがいない」 - 『アッパー』イリヤルート。
- 紳士化したバーサーカーに再度狂化の魔術をかけて欲しいとイリヤに頼まれ、一度は承諾するもバーサーカーが幸せな日常を過ごす自分に感動する様を見てあっさり手のひらを返す。さすがは裏切る事に定評のあるメディアさんである。
- 「あ、『人妻なのに“子”?』とかそんなツッコミは華麗にロマンキャンセル。昨今、それなり年齢を重ねた魔女っ子なんて珍しくもないわ!!」
- 同上。魔法少女因子で魔女っ子になり、誰もが突っ込もうとしたことを自分から先にいいツッコミを回避する。
Fate/unlimited codes
- 「……いいえ、無駄になんかさせない。完成まで後一歩だったというのなら……
もう一人、サーヴァントの魂を捧げれば、それで小聖杯は現れるわね?
ええ、構わない。願うことは一つだけ。そのための対価なら、どんなものでも差し出します」 - キャスタールートエンディングにて。
- マスター不在でありながら聖杯戦争を勝ち進みギリシャの大英雄をも倒したが、小聖杯は起動しなかった。それでも失ったマスターを蘇生させるため彼女が選んだ方法は……。
Fate/Grand Order
- 「術理、摂理、世の理……。その万象……一切を原始に還さん。『
破戒すべき全ての符 』!!」 - 宝具発動。「裏切りの魔女」としての伝説・生涯が具現化したその短剣はあらゆる魔術を破戒する。
- 「嫌いなもの……? 特に理由はないけど、顔が良いだけの男とか、イラつくわね……」
- マイルームでの台詞。やはりイアソンに裏切られたことが心に大きな影を落としたことが伺える。
- 「私には弟が居たのだけれど、もし生きていたら貴方みたいに素直で素敵な……いえ、なんでもないわ。忘れて頂戴。」
- 絆レベル4で聞ける台詞。マスターを自分の弟と重ねているようだ。
- 「全く、裏切りの魔女も焼きが回ったものだわ。あなた、少しもその気にさせてくれないのですもの。
こうなったら観念して、あなたの魔女として振る舞うとしましょうか」 - 絆レベル5。無理な作戦も乱暴な物言いもしない。そんな誠実で素直なところがメディアの不信を取り除き、マスターと認めさせた。魔術師としては足元にも及ばない未熟なマスターではあるが、サーヴァントの使い方は上手いと認めている様子。
- 「暑苦しいわ! この上なく暑苦しい! ちょっとマスター、私の傍に300kg以上の筋肉を近づけないで下さる!?」
- ヘラクレスがいる時の台詞。知り合いに対して酷い言いようである。
- 「これだから夢とかロマンを求める男はダメなのよ、ロクデナシなのよ。
やっぱり一見枯れてて、でも落ち着いた所作の大人の男性が理想像よね」 - エジソンの幕間の物語「できるかな?」にてエジソンとエミヤが宝具改良の談義で盛り上がってる際に。
- ……理想像がどう聞いても葛木先生です。本当にありがとうございました。
カーニバル・ファンタズム
- 「セイバーかわいい……かわいい! かわいい!! かわいいよぉ!!! 小っちゃくて、強くて、おなかがすいてて!
彼女だけは何としても捕獲せねばならないわ。捕らえた暁には……。メイド服、フリフリドレス、ゴスロリ、毎日着せ替え放題!」 - 第7話より。水晶玉でセイバーの様子を覗き見し、興奮のあまり鼻血を出しながら悶えている。一成でなくとも怪しいと思うのは無理もない。ちなみにキャスターの部屋には自家製のフィギュア、コスチューム、盗撮生写真など多くのセイバーグッズで埋め尽くされている。
どこぞの金ぴか顔負けのストーカーぶりである。
- 「こんな女だけど幸せになっていいですか」
- 夫に隠していた上記の部屋がばれ見捨てられると覚悟するも、夫は全く気にせず改めて婚約指輪を渡され新婚旅行でハワイに行こうと誘われ、さらには自作のフィギュアの出来まで褒められ、喜びのあまり号泣。
- これ以外にも楽しそうに買い物をしているシーンがたびたびあるなど、ここでの彼女は本当に幸せそうである。
- ちなみに、指輪は偶然拾って交番に届けた札束びっしりのアタッシュケースのお礼の一割で購入、ハワイ旅行は近所の福引で当てたものと思われる。これらはキャスターが出勤の際に葛木に渡した「お手製お守り」の効能によるものか。…彼女のマッチポンプ感が、というのは無粋なツッコミだろうか。
その他
- 「押し倒せばいいのよっ!!」
- んなわけねぇだろ。
- 『戦車男』での彼女は大型掲示板「英霊の座」に常駐するダメ喪女モデラーである。「エルメロイの女」攻略に悩む戦車男への杜撰すぎるアドバイス、これには世話係の佐々木も『えー』と内心ツッコむレベル。
- 「キャスターといえば元祖キャス子ちゃん!!
安倍のなんたらなんてド新人にやられる狐はお呼びじゃないのよ!!」 - 「あらついうっかり…最近めざわりな狐が多くてえ? キャス子ちゃん顔出しNG? またまたご冗談を」
「なにが狐耳がかわいいですって!? 耳がピコピコ動くのも私が元祖なんですからね!!!!」 - 『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』アニメBD2巻付属のブックレットに掲載された『プリズマエース 邂逅編』で、ちゃっかり自分になり替わって登場しようとした某親戚がヤバい狐を、本編で潰された超必殺技で吹っ飛ばし高らかに勝利宣言。
平安時代のスーパー陰陽師といえど、それより何千年も古い神代の魔女に言わせればまだペーペーの新人らしい。厳密には彼女はやられたというか正体を暴かれただけだが。
- 「モノを食べれる時は誰にも邪魔されず自由で救われてなくてはならないのよ!?
あとアヤカちゃんの眼鏡姿を否定する卑しいやからには牙を突き立てる!!」 - Fate/Prototype Tribute Phantasmより。ちなみにこの脚本を書いたのは眼鏡好きで知られる磨伸氏。綾香が眼鏡を外す事に対して相当抵抗があったことがこの台詞からうかがい知れる。
- 「ものを焼けば焦げる。これ、当たり前の話よね。物理法則だもの。
私が下手なんじゃないわ。世界の法則なのよ、これ」 - 2015年エイプリルフール企画、Tmitterより。愛する夫のために朝食を用意しようとして失敗する。
焦げないように焼くのが料理ってものですよ、若奥様。 - ちなみにその夫は「少しぐらい焦げていたほうが歯ごたえがあっていい」とのこと。
メモ
- 能力自体は魔法使いレベルだが、彼女はTYPE-MOON世界における"魔法"を知らないので定義としては魔術師に位置する。
- ところが元々彼女は神代…つまり多くの魔術が未だ魔法だった頃の人物なので、元を正せば立派な魔法使いである。こうなった理由は「現代まで残った五つの魔法はキャスターは修得していなかった」ということになる。
- また神代の魔術師であったがために根源は身近な存在だったらしく、根源にたどり着くという目的意識自体が持てず根源に接続することは出来ない。
- いわゆる「エルフ耳」と呼ばれる長い耳。ぴこぴこ動く。『stay night』PC初回版ではこの設定を忘れた普通の耳のCGが存在し、後にパッチで修正されたという逸話を持つ。
- 模型や服を作るのが趣味。一升瓶でボトルシップを作ったり、可愛らしい服をセイバーに着せたがったりしている。UBWでキャスターに捕えられたセイバーがドレス姿になっていたのは、彼女のこの趣味によるもの。
なお、本人は、自分自身が可愛らしい服を着ることに興味はなく、「似合う人間が着るからいい」とのこと。ちなみにボトルシップは洋酒の瓶で作るからこそ味があるという事を士郎にも突っ込まれた。
- サーヴァントである彼女は自力で魔力を精製できないようになっている。
そもそも本人自身の魔力生成量自体がたいしたことはないと発言されている。その上魔力供給を担うはずのマスター・葛木は魔術師の素養を持たず、契約も出来ないために魔力を作れない。このため、町中の人間から「魂喰い」をすることで魔力を集めて本陣である柳洞寺に蓄えなければ本領発揮は出来ないという。- 正確には、サーヴァントに魔力を精製する機能=エンジンがないわけではなく、それを始動させるための機能=キーが、マスターの魔力によって担われている。キーがなければ車は動かないが、動くためのエンジンは車がもとから持っている、という関係。「英霊」という莫大な魔力の塊を人間であるマスターの魔力のみで現界させているわけではない(とはいえ、マスターからの魔力供給が潤沢であれば、その分エンジンは好調に回るので、それに越したことはない)。
- ステータス中の「幸運」はBランク。生前を考えれば運に恵まれているとは思えないが、葛木と出会えたこと、そしてそれによって聖杯に託すまでもなく自らの望みを叶えていたことが幸運だったのかもしれない。
- 召喚時の彼女の聖杯にかける願いは「故郷に帰りたい」だったが、葛木に出会った後に願いが変質している。
- 伝承ではイアソンも含めて3回、もしくは4回結婚したとされる。4回目の時は不老不死の力を獲得し、アキレウスと結婚したとも言われる。『hollow』では凛から戸籍を買って、式こそ挙げていないものの正式に葛木先生と入籍している。
- プロット段階ではキャスタールートも存在したらしい。なんでもロリっ娘になった彼女をパートナーにするとかなんとか……。『氷室の天地』に登場するカードゲーム「英雄史大戦」のカードでメディアがロリっ娘になっているのは、このプロットが元ネタ。
- 最初のマスターとの諍いについては、キャラクターマテリアルの奈須きのこによると「最初に彼女を召喚したマスターに散々嫉妬され、ひどい目に遭わされたので騙し討ちしましたが~」とのこと。
- アニメ版第2作では礼呪での自害を強要されそうになるも、自分自身に「破戒すべき全ての符」を使用して契約を断ち切っていたので事なきを得ている。この際、魔術儀式の生贄にされそうになった子供達を逃している。
- ルール違反によってアサシンを召喚したキャスターだが、彼女とは別に「聖杯が選んだ、本来アサシンを召喚するはずだったマスター」も存在はしていた。しかし、この人物はサーヴァント召喚前に彼女に発見されて殺されている。
- 金羊の皮が使えればコルキスの竜を召喚出来るが、この竜は竜種の中でも大したことない方なので、第五次聖杯戦争においては最弱から中堅に上がる程度の戦力にしかならないという。しかし第五次で中堅と言うと、ギルガメッシュ、ヘラクレス、アルトリアの三人以外は勝てるか怪しい強さになることを意味するので、大いに戦力増強されるのは間違いない。
- 若妻のイメージが強いが、実は本物のお姫様。したがって、騎士であるセイバーとの相性は意外とよかったりする。
- アイリスフィールは「人妻で姫君」というキャラクター性が被るためか、相性が悪いらしい。『タイころアッパー』では壮絶な舌戦を繰り広げた。
- 間桐桜から「理想の奥様」として尊敬されている。彼女も桜を気に入っており、士郎に自分が料理を習っている事を桜に知られないようにしてほしいと頼んでいる。
- 宝具「破戒すべき全ての符(ルールブレイカー)」は威力を出すことを目的とした物ではないため、『unlimited codes』や『トラぶる花札道中記』などでは、相手を呪詛で束縛した上で上空から全力全壊の魔力弾連射攻撃を行う「神言魔術式・灰の花嫁(ヘカティック・グライアー)」が彼女の最強技として設定されている。
- アニメ版の回想に登場する若き日のメディアは、元々顔を影で隠す予定だった。しかし、キャラクターデザインの石原恵が描いてしまい発表になった。石原当人は隠れていても対処はしておきたい、という理由で描いたとの事だが、山口監督は好評だったと賞賛している。
- 『Fate/complete material IV Extra material.』初回特典のアレ本には、こやまひろかず氏による描き下ろしイラストによって、魔法少女のような扮装をした「キャスターリリィ」というネタバリエーションが掲載されている。
- 後に『Fate/Grand Order』で上記を元にしたメディア・リリィが登場している。年齢そのままで恰好だけ変化したキャスターリリィと異なり、設定年齢14歳という、イアソンと出会う前のお姫様の時代のメディアとなっている。
話題まとめ
- VSバーサーカー
- セイバーレベルの前衛を務められる実力者が二人ほど居れば、バーサーカーに大魔術を食らわせる事ができるが、それも二~三回が限界。
- 漫画版では一方的に拠点を蹂躙されていた。
- VS葛木宗一郎
- 「惚れた方の負け」ということでキャスターが勝負を降りるため本来ありえない組み合わせだが、キャスターは戦闘が始まれば準備しておいた圧倒的火力で相手を葬り、葛木は気付かれる前に相手を即死させる戦術を取るため、真面目に戦闘した場合には初撃を取ったほうが問答無用で勝つという前提戦となり、まずまともな戦いにならない。
- VSシエル
- 魔術で勝負する限りは神代の魔女であるキャスターが必ず勝つ。ただし、シエルが魔術協会から降霊魔術の最奥を入手してきて第七聖典で打ち込む、などした場合には話が変わってくる。
- キャスターは人間が相手なら第五次聖杯戦争のサーヴァント中で最悪にして最大の成果をあげるのだが、この前提もあくまで魔術の技量に関してのみで身体能力差は考慮されていない。
- 事実、UBWルートでは凛の魔術で強化された八極拳を食らって敗北寸前に追い込まれており、単純な身体能力は常人と大差無い事が判明している。
- 『Grand Order』でのメディア
- 単体攻撃宝具「破戒すべき全ての符」はダメージこそ全体攻撃宝具と同程度に抑えられているものの、Arts属性な上に使用後NPリチャージ効果付き、キャスターらしくコマンドカードもArts3枚、そして初期段階で持つスキル「高速神言」で自身のNPを一気に80%以上も得られる(同系統スキルとしては破格の初期値。スキル強化で更に伸び、Lv4時点で難なく100%を超える)とずば抜けたゲージ充填能力を誇るのが大きな強み。加えてこの宝具には相手の強化を解除する効果もあるため、スキルを連発する敵への打開策にもなる。
- 逆に言えば、敵に回した場合も「高速神言」(敵時はチャージを2ターン進める効果になる)次第で宝具が急に飛んでくる可能性がある上、味方サーヴァントのHP量では十分致命傷、スキルなどで耐えようとすると必然的に強化解除が痛手になる、とかなり厄介なサーヴァントに数えられる。
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