フランシス・ドレイク
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ライダー | |
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真名 | フランシス・ドレイク |
外国語表記 | Francis Drake |
性別 | 女性 |
身長 | 162cm |
体重 | 55kg |
特技 | 押し売り、金勘定 |
好きな物 | 酒、大盤振る舞い |
苦手な物 | 正義漢、計画性、音痴 |
天敵 | エリザベート、主人公 |
出典 | 史実 |
地域 | イギリス |
属性 | 混沌・悪 |
一人称 | アタシ |
二人称 | アンタ/お前/○○(呼び捨て) |
三人称 | アンタら/お前ら/○○(呼び捨て) |
声優 | 高乃麗 |
デザイン | ワダアルコ |
設定作成 | 奈須きのこ |
イメージカラー | えんじ色 |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/EXTRA |
概要
- 略歴
- 『Fate/EXTRA』ではムーンセルの聖杯戦争において、間桐シンジによって召喚される。第一回戦にてマスターの間桐シンジと共に立ちはだかり、主人公にとっての最初の壁、処女航海の相手となる。
- アリーナにおいて主人公達と何度か戦闘し、得物が二丁拳銃であるところから当初は「弓兵」のクラスかと疑われたが、後にシンジの油断から宝具が「船」であることが漏洩し、「騎兵」と看破されてしまう。またシンジにアリーナをハッキングさせて財宝を出現させ、主人公達と奪い合うトレジャーハンティングを行った。
- 生前の逸話やスキルから彼女の真価は『より強い困難』『自分より強いもの』に向けて発揮されるドレイクにとって、最弱もいいところだった一回戦時点の主人公は逆に苦手な相手であったらしく、一回戦にて敗退。敗北を受け入れられないシンジに悪党の道理を説きつつ、自分の最期すらも愉しむかのように潔く消滅していった。
- 『Fate/Grand Order』第三特異点『封鎖終局四海 オケアノス』では生前の本人として登場。正真正銘の人間だが、この時代の「正しい聖杯」を所持しているため、その力によってサーヴァント級の戦闘能力を得ている。西暦1573年の大海原にて海を渡る手段を探していた主人公一行に対して交渉の前に力試しとして対決し、返り討ちにあった事で協力を約束する。
- 主人公とマシュの事情を知らない彼女は、特異点の騒動が終わった後にと世界一周の航海への同行を持ちかけ、人の持つ望みについてマシュに語りかけた。
- 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では自身の船団もろとも冠位時間神殿に召喚され、エドワード・ティーチとその一味などと共に、Ⅲの座を統括する観測所フォルネウスと交戦する。
- 人物
- クラシックな二丁拳銃を持ち、顔に大きな傷のある女海賊。
- 男以上に男らしい彼女だがサーヴァントとしての自分に不満はなく、シンジのいびつさ、選民思想を認めて流しマスターとして力不足とも思わず「シンジが悪党なら、悪党として自分も楽しくやろう」とスタンスを持っている。マスターの望みは全て叶える方針だが決してマスターの能力以上の『貸し出し』はしない。その点では商人として大変ドライな一面を見せている。
- 子供っぽいところのあるシンジには豪快な姉という態で接していたが、同時に「雇われた関係」という線をきちんと引いており、方針には基本的に口を挟まず「副官」という立場で臨んでいた。また、雇われるための報酬はキッチリと請求する。
- 善人も悪党も区別なくあつかう性格。享楽主義者で、とにかく派手好き。刹那的快楽を良しとし、私生活も戦争も、嵐のように吹きすさんだ後、何も残らないようなものを好む。人間嫌いではないが、人間好きでもない。
- 結局のところは生・人生・人間としての意義・誇りに執着はせず、死・万人共通に訪れる没落こそを良しとし、愛している。
すなわち金銀財宝は好きだが、それを貯えること・『永遠に続く財』ではなく、逆に散財すること・『花火のように消えていく財』をこそ愛す。
それ故に、『使い切れぬ財宝』を象徴するギルガメッシュとは相容れない。 - 能力
- 戦闘スタイルは二挺拳銃の乱射を基本とし、空間から出現するカルバリン砲による砲撃も用いるなど、非常に荒々しい攻撃手段をとる。ただマスターであるシンジからの魔力供給がとぼしいため、弾の補充が十分にできない。
- クラスとしては「騎兵」にあたるが、船乗りが出自であるため、クラス特性である「騎乗」の他に「嵐の航海者」という船を操るスキルを有しており、乗船しての移動が可能。船員・船団といった集団を統率するスキルでもあり、「カリスマ」「軍略」の効果も併せ持っている。
- 固有スキル「星の開拓者」によってあらゆる難行が「不可能なまま実現可能」となり、『より強い困難』『自分より強いもの』にこそ真価を発揮する。
- 銃火砲を主装として戦闘を行う彼女だが接近戦に対応できない訳ではなく、ドラマCDではさらにセイバーに対抗するために舶刀カトラスを使用した。『Grand Order』でモーションが変更された際には、斧のようなものも使用している。
- 『Grand Order』三章では生身であるものの、彼女の時代に現存していた聖杯を獲得していたためかサーヴァントと戦うことができた。
- スキル
- 姐さんの華麗な略奪(エランダ・ソル・ポネンドゥ)
- 『Fate/EXTRA』で使用する、3ターンの間ATTACKの攻撃力が上昇するスキル。
トレジャーハンティングの結果に応じて効果が上昇する。 - カルバリン砲
- カルバリン砲を召喚し、敵に筋力ダメージを与える。
ダユー
- 『Fate/Grand Order』の亜種特異点Ⅱにて、彼女を歪める形で誕生したサーヴァント。
- 詳細は「ダユー」を参照。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 ライダー 間桐シンジ D C B E EX A+ 対魔力:D 嵐の航海者:A+
星の開拓者:EX主人公 (Grand Order) D C B E EX A+ 対魔力:D
騎乗:B嵐の航海者:A+
黄金律:B
星の開拓者:EX
宝具
- 黄金鹿と嵐の夜(ゴールデン・ワイルドハント)
- ランク:A+
種別:対軍宝具
レンジ:20〜40
最大捕捉:前方展開20船 - ドレイクの生前の愛船である主船「黄金の鹿号(ゴールデンハインド)」を中心に、生前指揮していた無数の小舟の船団を亡霊として召喚・展開。圧倒的火力の一斉砲撃で敵を殲滅する。ドレイクの奥の手にして日常の具現とも言える宝具。
- スペイン無敵艦隊を打ち破った「火船」の逸話と、ヨーロッパの全域で伝承される「嵐の夜(ワイルドハント)」の逸話がミックスされた対軍宝具。
- 対軍宝具でありランクも高いが、現在の所持金に応じて威力が増減するという変わった特性を持っている。
- 最大展開時は火船を含めた、前方の海域すべてを蹂躙する面での攻撃となるが、それは彼女にとって一度きりの大一番と思われる。
- 『Fate/EXTRA』のゲーム上においては、前日の間桐シンジと宝箱を取り合うトレジャーハントイベントででドレイク側が手に入れた財宝の数と、ターン内での宝具発動までの手数勝敗数がダメージに影響する。
- 『Fate/Grand Order』では「敵全体に強力な攻撃&スターを大量獲得[注 1]」という効果のBuster宝具。
- 黄金の鹿号(ゴールデンハインド)
- 由来:史実のフランシス・ドレイクの愛船、黄金の鹿号
- ドレイクが『黄金鹿と嵐の夜(ゴールデン・ワイルドハント)』を展開した際に乗っている船。イングランド王国のガレオン船でありドレイクが私掠船として用いたことで有名。「Fate/EXTRA material」によるとこの船自体が一つの宝具。
- 全長37メートル弱、船首と船尾に4門ずつの砲を持つ他に、両側舷にも14の砲を搭載。『黄金鹿と嵐の夜(ゴールデン・ワイルドハント)』未展開時でも単独で召喚し、カルバリン砲での攻撃、乗船しての移動が可能。彼女が「騎兵」たる所以であり、水上でなくても船体を地面に隠しながらの移動などもできる。
- 当時はまだ海戦の主流は船をぶつけてのボーディング戦法であったのだが、この船は後にアルマダ海戦で取る戦法をすでに反映してか、遠距離砲撃戦が可能な仕様であった───もっとも海賊行為には相手の船を痛めつけないボーディング戦が適していたので、相手が脅しだけでは降伏しないような敵の場合はボーディングを仕掛けたようだ。
- 出向時はペリカン号という名が与えられていたガレオン船であったが、エルドラゴはこの名を「格好が悪い」(またはゲンが悪い)という理由で改名した。
- なので、ペリカンと言われるとマジギレする。
- ただし『Fate/EXTRA』では前述の通りシンジからの魔力供給がとぼしいため、砲弾の補充が十分にできていなかった。
真名:フランシス・ドレイク
- フランシス・ドレイク。愛船「黄金の鹿号(ゴールデンハインド)」を駆る海賊。十六世紀の人物。
- 商人にして冒険家、私掠船船長にして艦隊司令官。世界一周を生きたまま成し遂げた人類最初の偉人。星の開拓者。その収益で母国イギリスを、当時世界最強だったスペインを打ち破るまでに導いた英傑。
史実では男性だが、本作でのドレイクは女性として現れている。 - 彼女が成し遂げた航海により、イギリスは当時の世界において二等国だったところから、世界に冠たる大英帝国に生まれ変わった。
まともな植民地もなく、技術的にはそれなりでも国力に乏しかったイギリスは、彼女の持ち帰った財貨(香料だけでも6トン、当時のイギリス国家予算を遥かに超える)と世界周航によって得られた詳細な地図によって、東インド会社を設立させ、当時の世界の覇者・スペインと互角に戦える艦隊をそろえられるに至る。
- 英国征服をしようとしたスペイン無敵艦隊との決戦において、彼女は英国艦隊の副司令官として参戦する。「火船」と呼ばれる特殊な戦法を使い、無敵艦隊を英国へ上陸させることなく大敗せしめた彼女は、スペイン人からこう呼ばれる。
- 悪魔――エルドラゴ
- 敗戦によってスペイン帝国を事実上瓦解させ、「太陽の沈まぬ帝国」を歴史の主役から引き摺り下ろした…『太陽を落とした女』と。
- 彼女は英国にとっては未来の王・アーサー王とも同一視されることもあった。冥界(アヴァロン、海の彼方)から帰還し、英国に勝利を約束する存在となったからである。また後に、ワイルドハントを率いる嵐の王としても信じられた。
- 1596年。53歳にて、疫病により倒れる。死の直前、錯乱して病床で鎧を着ようとするなどの奇行が目立ったという。
関連
- 黄金の鹿号(ゴールデンハインド)
- もとは「ペリカン」という名だったが、世界周航を行うにあたり、出資者の家の紋章にちなんで改名された。スペインの貨物船を数多く襲撃したという逸話を持つ。
- 『EXTRA』では改名の経緯が、「ペリカン号では格好が悪い」(またはゲンが悪い)とエルドラゴが言った為となっている。そのためペリカン号といわれるとマジギレすると言われており、実際『Grand Order』で部下がうっかりペリカンと言った際にはキレている。
- 初の世界一周
- 世界史に名高い、1人目の航海者であるマゼランは、航海の途上で死亡。クルーが航海を引き継いで成し遂げた。
- 「船長として生きたまま世界一周を成し遂げた」のは、ドレイクが初めてということになる。
- 星の開拓者
- 人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
- その時代の技術力ではあと一歩たりない難行を、人間力だけで乗り越える力。ひとにぎりの天才が持つ才能ではなく、一人の、どこにでもいる人間が持つ『誇り』を燃やし尽くす力。
- 不可能な出来事を、不可能なまま可能にしてしまった者を、人類の版図・人類の意識を次のスケールに拓いた功績を称える意味でそう呼んでいる。
- ドレイクの性別
- サーヴァントとして、ナイスバディの美女として現界している。
- 史実においては男性であり、主人公もドレイクが女性であることを意外に思っているなど、TYPE-MOON世界におけるアーサー王や暴君ネロと同様に、誤解されたまま現代に伝わった認識、という扱いになっている。
- その理由は、ドレイクが男以上に男らしい女海賊であったのと、船員をはじめとする周囲の誰もがドレイクを女性としてみなかった事に起因する。
- 『Grand Order』でのマテリアルでも、船員曰く、「いやあ、船長を女として見たら俺らが男として成り立たたねぇっていうか、船長に失礼っつーか」と記述されている。
- なお、「あくまで創作にすぎない」と但し書きをつけた上で、Matrixにおいて「ドレイクはエリザベス女王とは何度か交友があり、世界一周航海の直前、顔に傷を負った為に人前に出られなくなった女王と入れ替わった」という話が挙げられている。
- 無敵艦隊
- 大航海時代におけるスペイン海軍の異名。千トン級以上の大型艦100隻以上を主軸とし、船員の総数は6万5千人に上るとされた対英国征服艦隊であり、スペインを「太陽の沈まぬ帝国」と謂わしめた。
- ワイルドハント
- 暴風雨や吹雪などの嵐の化身のことを言い、猟犬や山羊、馬や武装した兵士、怪物の姿をとる。
- これを率いるとされる嵐の王は土地や伝承によって様々で、悪魔化したアーサー王や北欧の主神オーディン、最初の咎人カインなどがあげられる。
- 原則的にはその土地の荒ぶる英雄や有名人、古代の神などが首領となり、スコットランドではアーサー王、イギリスで広く信じられているのがフランシス・ドレイクである。
- カトラス
- 切ることを重視した湾曲した刃を持つ剣。ドラマCDにて右手の銃を弾かれた際に戦術の幅を広げる為に使用。舶刀と呼ばれ、刀身が短めの為軽くて取り回しが楽な事と、武器としてだけではなく帆綱を切断するための道具としても使える事から、船乗りや海賊が好んで使った剣とされている。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/EXTRA
- 第一回戦の対戦相手。
- Fate/EXTRA CCC FoxTail
- 予告漫画と第一話扉絵に学ラン姿で登場。
- 本編では基本的には登場しないが、慎二の今際の際に精神世界に登場して言葉を交わした。
- Fate/EXTRA Last Encore
- 二話、三話で登場。マスターが戦いを放棄していたため、酒場で飲んだくれていた。しかし、彼の闘志に再び火が着いたことでサーヴァントとして戦場へ舞い戻る。
- Fate/EXTELLA LINK
- 新規参戦サーヴァントとして登場。ネロのローマ領域や玉藻の千年京からの略奪を行うため、当初はカール大帝と手を組む。
- デフォルトは「嵐の航海服」という新規衣装。条件を満たすと『Fate/Grand Order』での霊基再臨時の衣装「エルドラゴの海賊服」を入手できる。
- Fate/Grand Order
- 第三特異点『封鎖終局四海 オケアノス』の解禁に伴い実装。
- 亜種特異点Ⅱ『伝承地底世界 アガルタ』の開催に際してバトルキャラ、モーション並びに宝具演出が一新された。
- ギルガメッシュの宝具の特効効果を受けない、「特別な星の力を持つサーヴァント」の一人である。
その他
- ちびちゅき!
- 所属不明。時々登場しては酒を飲んだり『stay night』版の慎二を弄ったりと楽しくやっている様子。
人間関係
Fate/EXTRA
- 間桐シンジ
- マスター。
- キャスター
- 刹那的な快楽を求め続けたドレイクにとって、永遠を定義する彼女とは相容れない。
- ギルガメッシュ
- キャスターと同じ理由で、使いきれぬ財を象徴する英雄王とも相容れない。
- 会った事もないのに「相容れない」と設定されているため、余程相性が悪いのだろう。
- 主人公 (EXTRA)
- 一回戦の対戦相手。格下相手なため能力がうまく働かないという点では相性が悪い相手。
- 余談だが、彼(彼女)のサーヴァント候補は上の2人に加え、正義漢に音痴な女とやはりとことん相性が悪い。
Fate/EXTRA Last Encore
- 尼里ミサオ
- 彼女の虚勢を見抜いたうえで「それが面白い」と思っている。
Fate/Grand Order
- エドワード・ティーチ
- 第三特異点では互いに聖杯を持つ者同士で敵対関係。初対面にしてBBAと煽られたことで一時フリーズの後ブチ切れ、完全に敵対する。
- マイルームではもう少し穏当で、自分の時代の百年後に「最後の海賊」と呼ばれていたことに興味もあったが、現在の姿には呆れ返っている。
- ポセイドン
- 第三特異点開始前の冒険で打倒した相手。幻の大陸アトランティスと共に復活し、オリンポス十二神の名のもとに世界を海に沈めようとした。彼女曰く、海神ポセイドンを名乗ったことにムカついたから張り倒して聖杯を奪い取った挙げ句、アトランティスごと海にもう一度沈めたとか。
- このことによって彼女は正しく「英雄」としてその時代の聖杯に選ばれ聖杯の所有者となっていた[注 2]ため、レイシフトしてきた主人公に特異点の原因と一度勘違いされた。しかし彼女の聖杯はその時代に本来存在する正規の聖杯であり、魔術王に送り込まれた特異点としての聖杯ではなかったため、その特異点には聖杯が2つあるというイレギュラーな事態が起こっていた。
- ボンベ
- 第三特異点での副官。女性らしさについてのジョークに対してツッコミを入れる感じの、気心の知れた関係。
- 礼装カードでの台詞から考えると、生前からの付き合いなのかもしれない。
- アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕 (ランサー)
- ワイルドハントとして同一視される相手。
- もっと山みたいな怪物だと考えていたが、彼女くらいに逸脱していないのなら(幽霊を引き連れる点以外は)嵐の王も悪くないか、などと思っている。
- クリストファー・コロンブス
- 船乗りとしての大先輩。「商人としては超一流だが人間としては最悪の爺様」と敬意は払いつつも辛辣。
- 彼が敵対関係だったスペイン側ということもあるが、海賊らしく、かき集めた金銀財宝をどう奪い取ってやろうかと悪企みを抱いている。
ちびちゅき!
- 久万梨金鹿
- 自分の船「ゴールデン・ハインド」が名前の由来となった人物。
- そのためかいたく気に入っており、快く船に乗せていた。
生前
- トマス・ドウティ
- 世界一周に同行したクルー。史実ではドレイクを裏切り、スワン号で逃亡を図ったとされている。
- 実際の所は彼女の親友の間柄であり、彼女の世界一周を危険なものと見なし、彼女に生きていてほしいと願っての行動であった。
名台詞
Fate/EXTRA
- 「へぇ、ずいぶん余裕じゃないかシンジ。そいつの目の前で、財宝を全部取っちまおうって算段かい?
いや、もうどうしようもないねじ曲がりっぷりだ! 小悪党にもほどがある!」 - トレジャーハントに際し、シンジが主人公に行った挑発を受けて。
- 「あん、手抜きだぁ? そんなのしたに決まってるじゃないか」
「いやあ、アタシは本気でも、こればっかりは仕方ないっつーか。
あくまでアタシは副官だからねぇ。命令以上の事はできねぇっつーか。金を出すのは主人の役目だし?」 - 戦闘で手痛い目にあった後。遠まわしに慎二に不満を述べているようにも、ツメの甘いシンジを揶揄しているようにも。
- 「アタシはアンタの副官だよ? 金額分はきっちり働かせてもらうさ。
でもなぁ、八百長なんざつまらないだろ? 手加減とか出し惜しみとかよしてくれ。アタシゃ宵越しの弾は持たない主義さ。
いいじゃないか、食い物も男も女も殺し合いも、真っ向勝負が一番気持ちいいんだからさ!
どうせアタシら悪党だろう? 悪党の利点なんて、食い散らかせるコトだけじゃないか。
しけった花火なんざ誰も喜ばない。アンタも悪党なら、派手にやらかせばいいんだよ」 - 決戦日、エレベーターの中で。降参するよう主人公に持ちかけたシンジが、手ひどく拒絶された後に。
- そんな提案はつまらない、と言う享楽主義者。
- 「おや、勝つだけじゃなく、恥までかかせると?
強欲だねぇシンジ。いいよ、ロープの準備をしておこう。
マストに吊り下げるなり、好きにするといい」 - 決戦直前。処刑法は海賊らしく。
- 「はん、情けなんざ持ち合わせてないっての。アタシにあるのは愉しみだけさね。
出し惜しむのは幸運だけだ。命も弾も、ありったけ使うから愉しいのさ! ましてやこいつは大詰め、正念場って奴だ。
さあ破産する覚悟はいいかい? 一切合財、派手に散らそうじゃないか!」 - 決戦直前。楽しくて仕方がない様子の女海賊。
- 「ヤロウども、時間だよ! 嵐の王、亡霊の群れ、ワイルドハントの始まりだ!」
「アタシの名前を覚えて逝きな。テメロッゾ・エル・ドラゴ! 太陽を落とした女ってな!」 - 宝具解放、「黄金鹿と嵐の夜」。太陽すら落とす砲撃の嵐。
- 「うん? 悔しいかって? そりゃ反吐が出るほど悔しいさ。
だがねぇ、一番はじめに契約した時に言っただろう、坊や。
"覚悟しとけよ? 勝とうが負けようが、悪党の最期ってのは笑っちまうほどみじめなもんだ"ってねぇ!」
「あんだけ立派に悪党やったんだ。この死に方だって贅沢ってなもんさ。愉しめ、愉しめよシンジ。
そしてアンタらも容赦なく笑ってやれ。ピエロってのは笑ってもらえないと、そりゃ哀れなもんだからな。
……さて。ともあれ、よい航海を。次があるなら、アタシより強くなっていてくれよ?
アタシゃ本業は軍艦専門の海賊だからねぇ。自分より弱い相手と戦うってのは、どうも尻の座りが悪くていけない」 - 敗北後。負けても飄々とした態度を崩さぬ彼女に対し、悔しくないのかと言い募るシンジに対する答えと、勝者である主人公達に向けた言葉。
- 死もまた良し、と笑って最期を迎える。
Fate/EXTRA CCC FoxTail
- 「シンジおらジャンプしてみな」
- 連載予告漫画にて。マスター慎二を校舎裏でカツアゲ。残念ながら本編でこのやり取りがされることは無かった。
Fate/Grand Order
- 「勝つも負けるも、派手に使いきろうじゃないか」
「命乞いを考えておくんだね」 - 戦闘開始時の台詞。『花火のように消えていく財』をこそ愛すドレイクらしい台詞。
- 「いいねぇ」
「任せな!」
「あいよ!」 - カード選択時の台詞。マスターの命令に陽気に付き合う。
- この台詞はモーション変更前もモーション一新後も同じ。
- 「舐めてくれたねぇ……こいつは高くつくよ?」
「砲撃用意! 藻屑と消えな!」 - モーション変更前のスキル使用時の台詞。舐められたら砲撃で返すのが海賊の流儀。
- 「ここが命の張りどころってね!」
- 宝具選択時の台詞。ドレイクは自らの命さえも刹那的に使う。
- この台詞はモーション変更前もモーション一新後も同じ。
- 「いいじゃないか、かかって来な」
「満足させておくれよ?」 - モーション一新後のスキル使用時の台詞
- 「聖杯? なんだいそりゃ? うまい話には騙されないよ。そんなモンより胡椒一杯の方がそそられるってモンさ」
- マイルームでの発言。中世のヨーロッパにとって胡椒は極めて重宝された香辛料であり、同質量の黄金にも勝る価値があった。
- 実際、第3章中でダ・ヴィンチちゃんに転送された胡椒瓶を渡されたドレイクは「マジで」と絶叫して失神した(尚、胡椒瓶の記憶は気絶の間に消された)。
- 「嫌な事ねぇ。あー……正義感とかダメだね、冷めちまう。それと音痴! アタシ、女の音痴だけは許せないから」
- 別パターン。EXTRAで言及されなかった残り二人のパートナーサーヴァント達を指していると思われる。
- 「うぇー、あー…飲み過ぎた~…やっちまったぁ…。ごめん、ちょっと膝貸して?少し休ませて頂戴…」
- 絆レベル4にて聞ける台詞。マスターに信頼を寄せているのが解る台詞でもある。
- しかし妙に艶っぽく話す為、普段の男勝りな彼女とのギャップにやられたマスターも多いのではないだろうか。
- 「カルデアぁ? 星見屋が何の用だい? 新しい星図でも売りつけにきたとか?」
- 「カルデアの者だ」と名乗ったマシュに対して。所属員以外でカルデアについて言及した初めての例である。
- カルデアを仕切っているアニムスフィア家は天文科のロードであるが、少なくともドレイクが知りえる世代の16世紀から活動していたようである。航海に天文図は欠かせないため、そちら関連の仕事もしていたのだろうか。
- 「アタシが一番嫌いな、弱気で、悲観主義で、根性なしで、そのクセ根っからの善人みたいなチキンの匂いだ」
- 第三章。面識も会話も全くないロマンの薄っぺらい気配を感じての分析。人並み外れた天性の直感で完璧に言い当てて、ロマニをへこませた。
- 「みんな、すまない。同じ海賊として本当にすまない。」
- 海賊の中でもさらにクズのキング・オブ・クズと一戦交えた後、彼についての話題になった際の一言。
- 最近どこかで聞いたような発言である。発言者には別に非がないあたりも共通している。
- 「マシュ、これが正真正銘最後の戦いだ!
ほらほら、しっかりしな!」
「コイツをぶっ倒すためにやってきたんだろう!?
ならシャンと胸を張りな!」
「こいつはアンタのための大一番だ!
不敵に笑ってこう返してやんな!」
「"化け物なんかに用はありません!
いいから素敵な王冠を渡してちょうだい!"ってな!」 - ローマに続き、再び顕現する二柱目の魔神柱。誰もが怯み、狼狽える中、一人その巨体に鉛弾を叩き込み、「星の開拓者」は高らかに吼える。
- ……まあ、最後のセリフが恥ずかしかったのか、直後に「忘れな」とか言ってたりするが。
- 「失敗してもいいんだ、〇〇(主人公)。」
「アンタの肩には大きなものがのっちゃあいるが、それを落としたところで決定的に終わるわけじゃない。」
「まわりにいる奴らがなんとかするかもしれない。」
「あるいは、荷物を落としてもアンタはその分、まっすぐに歩けるかもしれない。」
「なーんで、気楽にやればいい。人生はコイントスの表と裏さ。」 - 幕間『星の開拓者』にて、生前の体験を語りながらの主人公への言葉。
- 「〇〇(主人公)、アンタはもう嵐の海に投げ込まれちまった。」
「逃げる事もできない。進む事もできない。泣いたって許しちゃもらえない。」
「そんな中で出来る事は、強がって笑う事だけだった。厳しい話だけど、それだけは忘れるんじゃないよ。」 - 同上。窮地で笑うヤツほど頼もしい奴はいない。笑っているうちはみんな手を貸してくれるといい、胸を張る事の大事さを説いている。
メモ
- PV等の公開当初、見た目や技の船等が映っていたことから海賊関係のライダーだということまでは多くの人が予想出来ていたが、その正体は史実と違い女性だったということもあってか当てられる人がいなかった。
むしろ女海賊、二丁拳銃という要素から女海賊の代名詞であるアン・ボニーではないかという意見が多数であった。 - 前述の通り、かなりのナイスバディを誇る。
「Fate/EXTRA material」のワダアルコ氏のコメントによると、リップを除けばバスト値は最強とのこと。つまりサイズが判明している中で2位のジナコを考慮すれば110cm~160cmはあることになる。ただし胸筋の太さも大きいらしい。- なお体重に関してだが、『Grand Order』実装当初、彼女のマテリアルに体重:55gという誤植が見られた。とはいえ些末な脱字であるため、ほとんどネタにされることはなかったが。
- 本編での絡みが無いエリザベートが天敵なのは、彼女が嫌う音痴だからだと思われる。一方でドレイク本人もマスター・サーヴァントを問わず多くのキャラが天敵としている。具体的には間桐シンジ、ダン・ブラックモア、ヴラド三世、トワイス・H・ピースマンの四人。
- シンジが彼女を苦手とするのは本編の通り、ダンは騎士道を重んじる女王陛下の祖国が他国からの略奪により発展してきたという歴史の痛い所を突かれる為、ヴラドは単純に刹那的な快楽主義の人物としての嫌悪、トワイスは弱者の成長による可能性を追っているが彼女は持ち前の幸運と星の開拓者スキルで容易くひっくり返してしまう為といったところか。
- スキル「星の開拓者:EX」は「あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる」と言う特異なスキル。『Fate/EXTRA』では格下だった主人公にいきなり当たってしまったので効果を見せられなかったが、『Fate/Grand Order』第三章開始前では「生身でポセイドンを打倒し、聖杯を獲得する」という滅茶苦茶な実績を残していた。
- 武内崇いわく、女海賊ということでデザインのイメージは松本零士のクイーン・エメラルダス。顔の傷などはまさにそれ。
- 『Grand Order』第三章の舞台は1573年、ドレイクの生年は1543年頃であるため、第三章に登場するドレイクは30歳前後になる。BBAかどうかは意見の分かれるところか。
- 史実におけるゴールデン・ハインド号の建造は1577年なので、ゲーム内で登場する船は同名の先代か。
- この時代の銃は、現代の銃と違って連射が出来ない為、それをカバーする為に複数の銃を持つ者も少なくは無かった。ただしドレイクはFGO3章(生前の段階・ないし実装初期の仕様)からあの旧式の銃で何故か連射を成功させている。どう考えても当時からしたらオーバーテクノロジーであるが、聖杯を持っていた為その効果によって銃が対サーヴァント級まで強化されていたからかもしれない。サーヴァントになってからは、銃も弾も魔力によって構成されているため、どうとでもなるのだろう。
- 基本情報の「苦手な物」には含まれていないが、幽霊がかなり苦手。とはいえ、女性らしく怯えたりはせず、むしろ躊躇無く銃をぶっ放してくるので物理攻撃を受け付けない霊体が苦手というわけであろう。実際、幽霊のふりをして脅かそうとしたボンベはそのせいで片目を失った模様。
話題まとめ
- 史実におけるその他のエピソード
- 無敵艦隊を破ったドーバー海峡の海戦の際、副官にされた事をドレイクはかなり根にもっており、司令官の命令を無視しての海賊戦法に明け暮れた。火船を使った火攻めはその最たるもので、当初は司令部から猛反対が出た。
- 大航海時代の帆船は全て木造であり、当たり前だが火災は最大の脅威だった。まともな指揮官なら、自軍の船も火事になりかねない戦法を許さないのは常識である。
- 最終的にドレイクに押し切られて火攻めを実行し、見事に無敵艦隊を撃破したが、司令部が事前に懸念した通り艦隊旗艦も危うく火事になりそうになった。
脚注
注釈
出典