曲亭馬琴
ナビゲーションに移動
検索に移動
ライダー | |
---|---|
真名 | 曲亭馬琴 |
読み | きょくていばきん |
外国語表記 | Kyokutei Bakin |
本名 | 滝沢興邦(たきざわ おきくに) |
異名 | 滝沢馬琴(たきざわ ばきん) |
性別 | 女性(肉体) |
身長 | 157cm |
体重 | 45kg |
好きな物 | 鳥(特にカナリア) |
苦手な物 |
鉄蔵 物事が思い通りに運ばないこと 計算外の出来事も絵の題材にしてしまう気性 |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・中庸 |
副属性 | 人 |
一人称 | わし |
二人称 | おぬし |
声優 |
芹澤優(曲亭馬琴、お路、伏姫) 川野剛稔(八房) |
デザイン | TAKOLEGS |
レア度 | ☆5 |
初登場作品 | Fate/Grand Order |
概要
- 略歴
- 期間限定イベント『南溟弓張八犬伝』で登場。
- 源為朝によってストームボーダーが砲撃された際、カルデアに召喚された「お路」の本体に近い存在。
- 散り散りになってしまった八犬士を回収するに伴って意思を示すようになり、完全に集まったことで復活。
- 実は源為朝を召喚した特異点の主にしてカルデアに攻撃を仕掛けてきた張本人。
- お路が分裂したことで視覚を失ってなおカルデアに到達すべく匂いを辿ろうとするも、為朝の「矢」として放たれた主人公一行に追いつかれて交戦。
- 岡田以蔵やお路によって諭された事で自分の過ちに気づき、そのまま消滅した。
- 人物
- 犬耳と犬尻尾がついているが、これは飾り。
- 戯作者である「曲亭馬琴」と、その義理の娘である「お路」、さらには自身の著作の登場人物である「伏姫」の意思が混在している。
- 「曲亭馬琴」としては非常に芝居がかった傲岸不遜な性格であり、自分の事を人気戯作者と評して憚らない。几帳面で規律に厳しい性格でもある。
- その一方で「自分には戯作しかなかった」という点から劣等感と承認欲求が強く、特に自分の息子であった滝沢宗伯が病死した際に自分が何もできなかった事が強い悔いとなっており、それが元となって上記の『南溟弓張八犬伝』での事件を引き起こした。
- それらの性格から他人とトラブルを起こすことが多いことは自覚しており改善しようとはしているが、どうしても自分を大きく見せる振る舞いになってしまうようである。
- 能力
- 連れている大きな犬に跨り、手にした刀による戦闘を行う。
- 「曲亭馬琴」は晩年には盲目となったことから「お路」が分離している際には視覚が効かなくなるが、高い嗅覚でフォローすることは可能。
ステータス
クラス | マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 | クラス別能力 | 保有スキル | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ライダー | 主人公 (Grand Order) | C | C | B+ | B+ | C | A | 騎乗:B 対魔力:B 神性:C |
名詮自性:B 仁義八行:A 戯作三昧:A |
宝具
- 南総里見八犬伝(なんそうさとみはっけんでん)
- ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:1~?
最大捕捉:98人 - 曲亭馬琴の著作『南総里見八犬伝』に現れる伏姫のごとく、神犬八房に跨って駆け、一撃を加える宝具。
- 仁義八行に基づいた勧善懲悪の意志によって霊刀のごとき一撃となり、敵を打ち倒す。
- 『Grand Order』では「自身に〔魔性〕特攻状態を付与(1ターン)+敵全体に強力な〔悪〕特攻攻撃[Lv]<オーバーチャージで特攻威力アップ>+スターを獲得」という効果のArts宝具。
真名:曲亭馬琴
江戸時代後期に活躍した戯作者であり、当時を代表する作家の一人。
『南総里見八犬伝』『椿説弓張月』『傾城水滸伝』『近世説美少年録』など多くの著作を残した。
武士の出身であったが天性の才能で活躍した、日本で最初の専業作家とも言われている。
関連用語
- 南総里見八犬伝
- 戦国時代末期の安房(現在の千葉県南部)を舞台とした活劇。
- 伏姫と八房の因縁に端を発した八つの玉に象徴される仁義八行をその身に宿した八犬士の活躍と、安房の里見家の立て直しを描いた物語。
- 曲亭馬琴の代表作として広く知られている。
- 椿説弓張月
- 源為朝が八丈島での死から生き延び、琉球で初代王朝を建国する際に助力する物語。
- 傾城水滸伝
- 梁山泊を舞台とした好漢たちの活躍する中国の物語『水滸伝』の登場人物の男女を逆転させた作品。
- 近世説美少年録
- 戦国時代に中国地方で活躍した毛利元就と陶晴賢を基にした美少年達の因縁と活躍が綴られた物語。
- 幼少期から若い頃の因縁が綴られた作品であったが途中で打ち切りとなり、続編として『新局玉石童子訓』が書かれたが未完に終わった。
- この事が心残りになっており、『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では完結させようと続編を執筆しようとしていた。
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『南溟弓張八犬伝』の開催に伴い、期間限定サーヴァントとして実装された。
人間関係
Fate/Grand Order
- 源為朝
- 『南溟弓張八犬伝』で召喚したサーヴァント。
- 自身の著作の登場人物であるのに加え、彼の事を亡き息子に重ねていた模様。
- 岡田以蔵
- 『南溟弓張八犬伝』では彼から息子夫婦についての思い違いを諭される結果となった。
- カルデアでは彼に金を貸している事が語られている。
- お栄
- 下記の北斎の娘。
- 生前からいろいろと期待を向けられていたらしく、喧嘩の絶えない父とは異なり関係は良好。
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。
- アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。
- 元々は別霊基の方と北斎のサークル「鉄棒ぬらぬら」と合流するつもりであったが、どちらも来なかったためにこちらと組むことになった。
- スーパーバニヤン
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。
- 自分とは違う観点を持っていることから自分の悪癖を直してもらうためにプロデューサーに任命するが、一冊目の同人誌作成の際にはまた我儘に走ってしまい殴り合いの喧嘩となった。
- 二作目の際にも「望むものをそのまま出したら絶対に売れない」とまた喧嘩になり、結局彼女の意向を汲んでサークル全員で協力した「映像作品」という形で落ち着いた。
- 謎のアイドルX〔オルタ〕
- 『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』では共に同人サークル「美少年」のメンバーとなった。
- ハンス・クリスチャン・アンデルセン
- 同じ作家同士。
- 「童話」というジャンルには生前あまり興味がなかったが、その道の達人に出会えたため興味がわいてきたようである。
生前
- 土岐村路
- 下記の滝沢宗伯の妻であり、の義理の娘。もっぱら「お路」と呼ばれる。
- 晩年には彼女に著作を口述筆記してもらっていたため、同一の霊基で召喚されることとなった。
- 「彼女を不幸にしてしまったのではないか」という後悔が心残りとなってしまっていた。
- 偏屈なところのある馬琴に対して、他人に気遣いのできる常識人。しかしかなりの美少年好きで、話題が美少年のことになると急に彼女の人格が顔を出すこともしばしば。
- 滝沢宗伯
- 息子。医者として活躍していたが、若くして病死してしまった。
- 「彼に何もしてやれなかった」という後悔が心残りとなってしまっていた。
- 葛飾北斎
- 作家と絵師ということでタッグを組むことが多かった相手。
- とはいえどちらも個性派の上、意見がことごとく反対になるためしょっちゅう揉めていたようである。
- 彼のことは「鉄蔵」と呼んでいる。
- 蔦屋重三郎
- 世話になっていた版元の一人。
- 人気はあるものの作家として問題が多い馬琴とはしょっちゅうトラブルになっていたようである。
- 山東京伝
- 戯作の師匠。
- 昔語に入れ込んでいたが、馬琴としては生前はそちら方面にはあまり興味を持てなかったとか。
その他
- 伏姫
- 著作『南総里見八犬伝』の登場人物。
- 自身の霊基に組み込まれているが、自覚はない模様。
名台詞
Fate/Grand Order
メモ
- 元々はハンス・クリスチャン・アンデルセンのマイルーム台詞で「曲亭馬琴を紹介してくれ」と北斎に対して言及していたものがあったため「いつか実装されるのではないか」と言われていた。
- 『Fate/Grand Order 藤丸立香はわからない』においては、八犬士たちの声を高橋李依氏や花守ゆみり氏、福圓美里氏や本多真梨子氏が担当している。
話題まとめ
- 生前の馬琴について
- 大作家として名前を知られている馬琴であったが、非常にトラブルの多い作家としても有名であった。
- その時の気分で内容が変わることがしょっちゅうだったために絵師や版元と喧嘩になることは日常茶飯事で、晩年には義娘のお路とも喧嘩になることすらあったとのこと。
- さらには複数掛け持ちで著作を持っていたため特定の作品に飽きが来た際には別の著作に注力したり、新しいシリーズを始めたりするために話の進みが遅くなることも多かった。
- これらの問題があったため『サーヴァント・サマー・フェスティバル2023!』でスーパーバニヤンとトラブルになった際にも、そのトラブルは馬琴の我儘が発端であったためスーパーバニヤンに同情する声もいくらか見られた。
脚注
注釈
出典