Fate/hollow ataraxia
Fate/hollow ataraxia
PC用伝奇活劇ヴィジュアルノベル(R18)。Fate/stay nightのファンディスク。
聖杯戦争が終結してから半年後。
朝、目覚めた士郎は消えたはずのセイバーがいるという事実に気付く。
中の者たちが気付かぬまま、延々と繰り返される四日間。
穏やかでハチャメチャな日常とともに、もうひとつの聖杯戦争の幕が開かれる。
プロローグ
聖杯戦争の終焉から半年間が過ぎた。 あくまでも穏やかに重ね綴られる爽秋の日々は、アンバランスを押し隠している。
在るべき感傷。もはや触れ得ぬはずの優しさ。語られることの無かった言葉。
奇妙な罠にとらわれた冬木の町に、その不条理に至らぬまま、再び現界するサーヴァントたち。
彼らの胸に残響するのは、安息か、それとも忘れ得ぬ誓いか。
死にも似た瞬きのつど、繰り返される夜と昼。
聖杯戦争は終わった。ではこの身に翳りゆく痛みは、何者との闘いの爪跡なのか。
再び運命の幕が上がる、
それは、約束の四日間―――
登場人物
今作からの登場人物
- バゼット・フラガ・マクレミッツ
- 魔術協会から派遣された武闘派魔術師。
- アヴェンジャー
- 第八のクラス「復讐者」のサーヴァント。物語の鍵となる人物。
- カレン・オルテンシア
- 冬木教会の司祭代行。聖職者なのが信じられない毒舌家。
- 蛍塚音子
- 大河の親友。愛称は「ネコ」。
- 柳洞零観
- 一成の兄。弟とは似ていない豪快な僧侶。
- 美綴実典
- 美綴綾子の弟。桜に想いを寄せるが……。
- ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
- 時計塔での凛のライバル。
- ステンノ
- ライダーの姉。
- エウリュアレ
- ライダーの姉。
前作からの登場人物
- 衛宮士郎
- 主人公で半人前の魔術師。終わったはずの聖杯戦争が再び始まったという情報に、市内各地を回って何が起こったのかを調べ始める。
- セイバー
- 士郎と契約したサーヴァント。アホ毛を握ると黒化する。
- 遠坂凛
- 魔術師の家系「遠坂家」の現当主で本人も魔術師。連絡を受け、倫敦留学から舞い戻り……。
- 間桐桜
- 間桐慎二の妹。いつの間にか間桐家の実権すべてを掌握していたり、体重計を恐れたり。
- アーチャー
- 凛と契約していたサーヴァント。真実を探るものの一人。……釣りとかしてたりもするけど。
- ライダー
- 桜と契約しているサーヴァント。様々なコンプレックスが暴露される。
- ランサー
- ザ・サバイバー。
- ギルガメッシュ
- 子ギル化。
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- メイドと一緒に愛車に乗って、爆走してきます。
- セラ
- イリヤのメイド。
- リーゼリット
- イリヤのメイド。
- 葛木宗一郎
- 穂群原学園の教師にして、キャスターのマスター
- キャスター
- 若奥様。
- アサシン
- お地蔵さん。三枝由紀香にちょっかいを……。
- 間桐慎二
- 士郎の同級生で数年来の友人。もう真っ白。
- 柳洞一成
- 士郎の同級生で友人。女狐に苦しむ。
- 後藤劾以
- 士郎の同級生で友人。
- 美綴綾子
- 凛の同級生で友人。乙女全開。
- 氷室鐘
- 陸上部三人娘の一人。氷室恋愛探偵。
- 蒔寺楓
- 陸上部三人娘の一人。はっちゃけすぎ。
- 三枝由紀香
- 陸上部三人娘の一人。
- 藤村大河
- 士郎達が通う学園の英語教師。相変わらず食いますよ?
用語
- 聖杯戦争
- 万物の願いをかなえる「聖杯」を奪い合う争い。冬木市を舞台に行われる。
- マスター
- 聖杯戦争の参加者。聖杯の助けでサーヴァントを召喚し、従える。
- サーヴァント
- 過去・現在・未来に存在する英雄の魂が聖杯の助けによりマスターに召喚された存在。
- 冬木市
- 前作に引き続き舞台となる。今回は戦場としてだけではなく、日常を謳歌する場所として町の魅力を存分に見せてくれる。
ミニゲーム&おまけ
- トラぶる花札道中記
- 花札。ストーリーモードあり。後に配布パッチによりバージョンアップが可能となった。
- 風雲イリヤ城
- いわゆるヘタレ絵のサーヴァントを操作して難関を突破していくアクションゲーム。
タイトルや個々のゲーム内容は往年の人気テレビ番組のパロディー。
- 海運遠坂神社
- 御神籤と絵馬が購入できる。
- Wall Paper
- 壁紙ギャラリー。24種。
製作スタッフ
- 原画:武内崇
- シナリオ:奈須きのこ、阿羅本景、森崎亮人、星空めてお※
- プログラム:清兵衛
- スクリプト:つくりものじ
- グラフィック:こやまひろかず、BLACK、蒼月誉雄、moriya
- サウンド:KATE & NUMBER201
※スタッフロールには記載されていない。『Girls' Work』発表を強調する目的で伏せてあった。(タイプムーンエースVol.6 p.40)
メモ
hollowの状況は原作Fate/stay nightのどのルートにも該当しない。
各ルートの最終結果が混ぜ合わさったような状態。当然それでは矛盾を内包するわけだが、その矛盾について登場人物達は気づいていなかったり、考えないようにしていたり、気づいているが無視していたりする。
各ルートそれぞれで死亡している登場人物も「生存の可能性」が他(Fate/stay nightで語られるものとは限らない別の可能性も含めて)にある限りはこの四日間に登場する資格を持つ。
根本的な矛盾は抱えたままだが、表面的に多少は整合性を持たせるための「初期設定」が設定されている。
- 奈須きのこ氏の発言ほか より類推。
- 1. 士郎は令呪を2回行使し、最後の令呪を残している。
- 2. 聖杯は凛の令呪でセイバーが破壊した事になっている。
- 3. 桜の正体が士郎に知られている。他にも聖杯戦争中秘匿されていたそれぞれのサーヴァントとマスターの関係、ギルガメッシュの存在などは、関係者全員に公開された状態になっている。
- 4. 凛と士郎の師弟関係は継続中。
- 5. 凛はアーチャーと「聖杯戦争後」に契約破棄。
- 6. アーチャーの正体が知られている。
- 7. ライダーとセイバーは宝具同士で激突し、セイバーが勝利した。
- 8. 言峰綺礼は確実に死亡。登場せず。
2.補足=よってセイバーのマスター権は一時的に凛に委譲され、その後再び士郎に戻されている
8.補足=彼が聖杯戦争で生存する可能性は、どのような結末であれ存在しない。少なくとも、Fate/hollow ataraxiaが引き起こされる可能性を持った次元においては。
葛木はギルガメッシュと対決して死亡。この際キャスターは生存。(ただし、キャスターも死亡している可能性がある)という結末を垣間見るシーンがある。葛木がFate/hollow ataraxiaに登場していることからもわかる通り、可能性の一つであってもこれが「初期設定」に含まれるかどうかは不明。
商品情報
ゲーム(PC)CERO Z
CD