シグルド

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セイバー
真名 シグルド
外国語表記 Sigurd
性別 男性
身長 178cm
体重 79kg
好きな物 雪景色
苦手な物 小動物
出典 北欧神話
地域 欧州
属性 中立・善
一人称 当方/私[注 1]/俺[注 2]
二人称 貴殿/おまえ
三人称 彼/彼女
声優 津田健次郎
デザイン 三輪士郎
設定作成 東出祐一郎
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
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概要

剣士」のサーヴァント。北欧神話に登場する勇者。

略歴
『Fate/Grand Order』Lostbelt No.2『無間氷焔世紀ゲッテルデメルング』では汎人類史側の存在にも関わらずオフェリア・ファムルソローネのサーヴァントとして召喚されたものの、実際は遷延の魔眼を通じて術式に潜り込んでスルトの魂がシグルドの魂と融合し、肉体の制御権の全てを奪われていた。以降、スルトの意志によって動かされ、抵抗できたのは初戦で主人公の首を切り落とそうとしたのを阻止した一度のみ。
スルトとカルデア一行の三度目の戦いでブリュンヒルデの槍で霊核を破壊され、スルトが実体を取り戻した時に砕け散ったが、オフェリアの「遷延の魔眼」によって崩壊の過程に空白が生まれ、オルトリンデの原初のルーンによって崩壊した霊核を繋ぎ留められ、スカサハ=スカディも助力を受け、スルトの炎を『壊劫の天輪』で弾き、カルデア一行を助けた。
その後、「原型励起」の代償で霊核が崩壊しかけていたブリュンヒルデを原初のルーンで一時的に霊基を繋ぎとめ、スカサハ=スカディの原初のルーンで夫婦共に十全ではないが霊核を繋ぎ留められ[注 3]、スルトとの戦いに参戦した。
スルトが『太陽を超えて耀け、炎の剣』を振るった際にはシトナイが呼び出したバーサーカーとスカサハ=スカディが召喚した神鉄の盾の群れにルーンで防御及び硬化効果を付与してサポートした。
最後の戦いではオフェリアの大令呪によって何らかの強化をされた上でスカディの魔術で飛行して接近する。スルトが炎を放とうとするのを『壊劫の天輪』を左側に叩き込んで阻止し、空想樹との接続が解除された好機にスルトが急速再生する2分間に倒し、ブリュンヒルデとの同時攻撃でスルトに完全に止めを刺す。
最期は攻撃の最中にスルトの中枢に深く触れたことで炎に包まれ、同じく炎で燃え尽きようとしているかつての思い人、ブリュンヒルデと共に戦えたことに満足し、心安らかに消滅した。
人物
きびきびとした、四角四面の超堅物。
氷のように冷ややかな表情をしているが、情を解さない朴念仁というわけではなく、まっとうな恋愛感情も持っており、最愛のブリュンヒルデにはその表情を崩し、まったく違った顔を見せている。
『Fate/Grand Order』ではサーヴァントとして召喚された後、彼の時代には存在しないはずの眼鏡を掛けている[注 4]
基本的に合理的な人間であり、父の復讐を果たしたのも愛情からではなく義務感からである。
誰に対してもややつっけんどんで、少なくとも外側の部分で愛情を見せることはほぼ無い。
しかし、もし彼が己の身を顧みずに誰かを庇ったのだとすれば、それはその「誰か」を彼が信頼した証であろう。
クー・フーリンなどと同じく「二度目の生に執着のない」英雄。
マスターが男性であれ女性であれ「信」を置くに足る人間であれば、それほど意思疎通に困難はない。
彼が聖杯を求めるのは、恐らく叶うことのない「再会」を求めての事であり、通常の聖杯戦争では令呪による強制命令は極めて困難。
能力
魔剣の頂点たるグラムと腰に付けた短剣を武器として使用する。
当時の魔術師どころか魔法使いまで含めた全員が「誰よりも優れた気高き戦士の王」と褒め称えるほどの武勇、北欧に於ける絶技とまで呼べる剣捌きを持つ。
ファヴニールを単身で討ち果たし、その心臓を食べたことで無敵の力と神々の智慧を手にしており、その力を手にしたスルトはホームズが魔術的攻撃を駆使する英霊だと知っていたため、魔力投射を難なく躱した。
彼自身が新生させたというグラムの他にもファヴニールの無敵の兜や神馬の裔であるグラニなどの武装を持つ。
ブリュンヒルデを封印していた魔銀(ミスリル)で構成され、茨のルーンと一体化した鎧を一撃で破壊するほどの技量・膂力も持ち合わせている。
ブリュンヒルデから直接教えを受けており、原初のルーンを使える。キャスターとしても召喚可能な腕前。多くのルーンを与えられ、人より効率よく炎を扱えるが、「人は炎を畏れなければならない」という考えから、炎のルーンだけは使わない。

バリエーション

竜殺剣のシグルド
サーヴァントユニヴァースにおけるシグルド。詳細はこちら

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
セイバー 主人公 (Grand Order) A+ A+ B C E A++ 対魔力:A
騎乗:A
神性:B
原初のルーン(戦士):B
竜種改造:EX
叡智の結晶:A

宝具

破滅の黎明(グラム)
ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
太陽の属性を持ちながら、魔剣として成立した希有な宝具。
オーディンによって授けられたこの剣は王を選定すると同時に栄光、嫉妬、破滅、宿命をもたらす稀代の武器だったという。
大神の剣にして真なる太陽の力を湛えるもの。大神の試練を経たシグムンドから子へ渡ったグラム。古き魔剣にして新生魔剣。
『Fate/Grand Order』においては、通常武装として使用されている。
壊劫の天輪(ベルヴェルク・グラム)
ランク:A+
種別:対城宝具
レンジ:1~50
最大捕捉:1~900人
本来対人宝具であるグラムの全力解放放。
シグルドは剣からエネルギーを放出するのではなく、剣の力を引き摺り出した上で投擲する事で「対城宝具」とする。
「投擲する方が効果的だと思った」とは本人の弁。
投擲した剣は焔を撒き散らしながら対象に直撃、然る後にシグルドはグラムに全力の拳を叩き込む。
ベルヴェルクとは「禍を引き起こす者」という意味であり、すなわち彼の祖であるオーディンの別名である。
『Grand Order』では「敵単体に超強力な〔竜〕特攻攻撃[注 5]」という効果のBuster宝具。

真名:シグルド

シグルド。「戦士の王」と称えられる「ヴォルスンガ・サガ」の大英雄。
力、頭脳、すべての技能に於いて余人に勝る無双の英雄として語られる兄弟の仲でも、最も優れ、気高き戦士の王と讃えられた男。最高の神馬スレイプニルの子グラニを永遠の友として、地上の何処までも駆け抜けてみせる人間。
ドイツのジークフリートと並ぶ、北欧最強の英霊の一騎で、彼とは同根の大本を持つとも、時には大本そのものだと言われる英雄。
大神の神槍グングニルにより打ち砕かれた、大神の試練バルンストックを克服したシグムンド王の魔剣グラムを新たに打ち直し、新生させた、驚異の剣士。
フンディング王に連なる軍勢を打ち倒し、父王シグムンドの仇討ちを成し遂げた歴戦の猛者。
グニタヘイズの貪欲なる輝きの悪竜現象ファヴニールを単身で討ち果たし、竜の心臓を口にして、無敵の力と神の智慧を手にしたという勇士。
 
フランクランドの王たるシグムンドと、エイリミ王の娘ヒョルディースとの間に生まれ、数々の冒険の果てに戦乙女ブリュンヒルデが封じられた “炎の館” を守る神の盾の悉くを魔剣で切り裂き、グルービル王の予言で彼女を助ければ破滅すると分かっていながらも、戦士としての矜持と当初はブリュンヒルデを愛するつもり等無かった事もあり、躊躇いもなく館から彼女を助け出した。
だが、お互いにその姿を見た途端一目で恋に落ち想いを交わした。ブリュンヒルデは多くの知識とルーンの秘術を教え、互いに睦みあい、しばらくは幸福な時間を過ごした。
ところが、グズルーンという女がシグルドに惚れ込み、記憶を操作する霊薬でシグルドからブリュンヒルデの記憶を拭い去ってあれこれと吹き込んだ挙句、グンナルという男にブリュンヒルデを娶らせた。ブリュンヒルデは試練を乗り越えなければ求婚を受けぬと言ったが、シグルドがルーンでグンナルに化けて試練を乗り越え、グンナルに彼女を娶らせてしまう。全てを知ったブリュンヒルデはその愛憎の果てに、怒りの炎で自分達を引き裂いた両者を一族全て殺し尽くし、シグルドは捻じ曲がった運命の中、彼女のお腹に宿っていた自身の子の顔を見る事も無いまま真っ二つに殺されてしまった[注 6]
一説では別の男にやらせた、一族が滅びる呪いまで掛けたという話も存在する。
その悲劇的な最後は、幾つかのエピソードが変形した末に「ニーベルンゲンの歌」として世界にも広く知られることになる。
 
なお、実際にジークフリートと同一人物かどうかは定かではない。
どちらが伝説に共通する邪竜を打ち倒したのかは不明で、両者共に「異なる竜」を打ち倒した可能性もある。
活躍したのが神代なのか、西暦以降なのかは不明。
魔術の世界における人類史では、英雄シグルドと英雄ジークフリートは別個の存在とされている。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ
ブリュンヒルデの過去回想に登場。
Fate/Grand Order
Lostbelt No.2『無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』配信後、期間限定でガチャに追加。イベントガチャ限定サーヴァントであり、恒常的な入手手段は現状ない。
期間限定イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』公開に伴い、カジュアルウェア姿の霊衣「我が愛との思い出」が実装された。

その他

ちびちゅき!
合唱コンクール回に登場。白タキシードで四人チームを組んで参加した。
普段は眼鏡屋をやっている模様。

人間関係

Fate/Grand Order

オフェリア・ファムルソローネ
汎人類史の自身を召喚したクリプター
スルト
自身を乗っ取った異聞帯の存在。
肉体の主導権を奪い返した後は、ブリュンヒルデと協力して一撃を叩き込んだ。
ワルキューレの幕間の物語では、三人の本音を聞き出すため、一時的にこのときの外見と能力を模倣した。
ナポレオン
嫁に対して色目を使ってきた男。
だが、怒るどころか「彼女の愛は当方が得ているから無理だ」と砂糖を吐きたくなるようなことを宣って諦めさせた。
ジークフリート
同じ竜殺しの英雄。
彼の頑強さが羨ましいとか。……よりブリュンヒルデの愛を受け止めたいからなのだろうか。
2018年のハロウィンイベントでは、悪竜現象を起こしたカムイの黄金を食い止めるべく並び立ち、共に戦うことになった。
2019年の夏イベントでは眼鏡を提供し、その際にいろいろと眼鏡について吹き込んだ模様。
ワルキューレ
愛する人の後継機たち。『義妹』と呼んで気にかけている。
彼女達の幕間の物語で共演し、愛について迷って逡巡している有様(と、連日のように恋愛シミュレーションゲームにのめり込んでいる有様)を巴御前が主人公に相談している所に出くわし、一肌脱ぐ事に。
ジャンヌ・ダルク〔アーチャー〕
上記のワルキューレ達との付き合い方について妹持ちということで相談したようだが……相談相手の選択ミスを痛感する羽目に。
クー・フーリン〔キャスター〕
『FGO material VII』においては意味深な反応を示しており、その正体に一層の疑惑が深まっていた。
マルタ
自身の幕間の物語にて、同じドラゴン退治の逸話持ちということで同行。シチューを食べながら語らいあった。
ジーク
自身の幕間の物語にて、同じドラゴン退治の逸話持ちということで同行。
後にジークフリートの推薦で彼に剣の稽古をつけることになった。
葛飾北斎〔セイバー〕
自身の幕間の物語にて、上記のジーク同様に剣の稽古をつけることになった。
エイリーク・ブラッドアクス
子孫。

生前

ブリュンヒルデ
一目惚れした相手で「我が愛」と呼称する程深く愛している。幸せな時間を少しの間過ごすが、後の冒険で悲劇的な結末を迎える。
彼女の殺意混じりの愛にもドン引きどころか「正面から受け止めたいが殺されてはこちらが愛を語れないから困る」と砂糖を吐きたくなるような応え方をしている。
アスラウグ
ブリュンヒルデとの間に授かった一人娘。
理由があって直接的な面識はない。
また、エイリーク・ブラッドアクスが二人および彼女の子孫とされている。
グンナル
親友。薬でブリュンヒルデのことを忘れた後、彼の姿に変装してブリュンヒルデへの求婚を行うことになる。
グートルーネ
妻。
シグムンド
父王。魔剣グラムは元々彼が大神の試練(バルンストック)を経て手に入れたもの。フンディング王の軍勢を打ち倒すことで彼の仇を討った。
ヒョルディース
母。
レギン
育ての親。ドヴェルグの鍛冶師で邪悪な策略家だった。
英雄の何たるかを学んだ相手であり、その教育は「後から考えると辛かった」と言われるようなものであったが、恩人であるため悲しみはあっても裏切られた恨みはない。
それはそれとして黄金を手に入れるために兄を殺させて口封じをしようというのは邪悪であると思っているため、返り討ちにしたことについても後悔はしていない。
グラニ
永遠の友である愛馬。最高の神馬スレイプニルの裔。
宮崎新聞の広告でシグルドとブリュンヒルデが一緒に登場した際に乗っていた灰色の馬がグラニではないか?と噂されていたが、後にイラストレーターのコメントで事実であったことが判明した。
シンフィヨトリ
異母兄。生まれる前に死亡しているため、面識はない。

名台詞

Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ

「同意する。当方は既にグリーピル王より予言を聞き及んでいる」
「当方の道に愛は不要。情は無用。私は私の為すべきことを行い続けるまで」
ブリュンヒルデから、自分と出会ったことに対する破滅の運命を知らなかったのかと問われて。
「愛すれば破滅する」と言われていたために、当初は目覚めさせても愛さず、予言に逆らうつもりであった。だが……。
「肯定だ。当方は賢者の予言に逆らうつもりでいた。是なる永劫の炎に捲かれた館より乙女を救いはしても、愛する等とは有り得ぬと信じていた。だが───」
「一目惚れというのだろうな」
上記の続き。それまで愛の何たるかを知らなかった彼は、運命に出会い、恋に落ちた。

Fate/Grand Order

戦闘

「能力使用。竜の智慧、尽きる事無し」
「敵味方、識別確認。発動」
スキル使用。
「委細承知。宝具起動」
「魔剣完了。貴殿の矜持、見せてもらおう。此れなるは破滅の黎明――『壊劫の天輪ベルヴェルク・グラム』!」
「絶技用意。太陽の魔剣よ、その身で破壊を巻き起こせ!『壊劫の天輪ベルヴェルク・グラム』!」
宝具解放。太陽の魔剣の力を限界まで引きだして繰り出す究極の絶技。その輝きは邪悪なる者を滅する一撃となる。

マイルーム

「貴殿がマスター、当方がサーヴァント。そこに何かが介在する余地はない」
「貴殿がマスター、当方がサーヴァント。そこに何かが介在する余地はない。……と思っていたのだが、そういう物でも無いようだ」
「貴殿が悪を誇るならば、当方は善を誇り、それを拒絶する」
「貴殿が悪で無い以上、当方が異を唱えることはない。安心して欲しい。いつでも味方だ」
マイルーム会話「会話2」「会話3」。それぞれ絆Lv.4以上になると、会話が変化し、マスターへの信頼を見せるようになる。
「マスター、改めて告げよう。この剣は、この身体は、全て貴殿の赴くままに使用して構わない。貴殿はそれにふさわしい人物だ。悪用することは決して無いだろう」
「マスター、当方が捧げるべきものはあまりに少ない。何もかも捧げても、この大恩にはまだ足りぬだろう。ならば、残るは我が命しかない。それを捧げ、最大の忠誠を誓おう」
マイルーム会話「Lv.4」「Lv.5」。主人公を認めた後は、その大恩を返す為、最大の忠節を誓うようになる。
「グリームヒルドの姦計にも、スルトの悪辣にも、当方は無力だった。だが三度目は無い。当方は決して惑わされん…!」
マイルーム会話「会話9」。北欧異聞帯でスルトに自分の肉体をいいように使われたのは、生前の姦計と同等レベルの屈辱だったらしい。
「この眼鏡が戦闘中に壊れないか、と?安心してほしいマスター。これは叡智の結晶。即ち、私が知恵を失った獣にならない限り、このレンズは輝き続ける」
「よろしい。マスターの為ならば、この叡智を最大活用させてもらおう。『眼鏡キラーン!』……ただの気合いの掛け声である、気にしないで欲しい」
「私の他にも叡智の結晶を身に付けた者がいるのか。成る程、良い」
マイルーム会話「会話10」「会話11」「会話6」。 眼鏡の輝きに自信があるらしい。
「ジークフリート。同一にして異なる存在か。彼の頑丈さが、当方には少し羨ましいものだ。しかし、決して戦いにおいて引けは取らないつもりだ」
マイルーム会話「ジークフリート」。自身と同根の大本を持つとされる英雄について。ブリュンヒルデからのを受け止め、愛を証明したいためか、ジークフリートの不死身の身体を羨む。同時に起源を同じくする英雄として闘いでは負けないと矜持を見せる。
「ブリュンヒルデか……彼女は殺意をもって愛を証明しようとする。それは嬉しいが、生憎と死んでしまえば当方の愛が証明できない。当方は生存し、なおかつ愛を証明せねばならない。難しいものだな」
マイルーム会話「ブリュンヒルデ」。シグルドを見ると自動的に殺してしまうブリュンヒルデに対する愛の証明の仕方に悩んでいる様子。

幕間の物語

「戦士だけに戦死。」
自身の幕間の物語にて、父シグムンドの最期を語りつつ、眼鏡を煌めかせながらの衝撃の一言。
一緒にいたマルタでさえ空気を読んで思っても言わなかった寒いギャグをぶちかましたことで空気は凍り付いた。おそらく閻魔亭でも似たような事をやらかしたのだろう。
なお。彼のギャグについてはブリュンヒルデからも遠回しにやめるように告げられたらしい。
「とはいえ、レギンと再会すればまた殴り倒すことは確実なのだが」
レギンの下で育った幼少期を振り返り、笑顔で流した後にこの一言である。未だにレギンを許していないのが分かる。尤も、兄の財宝欲しさにシグルドを騙して利用した挙げ句、謀殺するつもりだったレギンに文句を言う資格は無い。
なお、神話では騙されていたことを小鳥の会話から知ったシグルドは破滅の黎明で文字通り寝首を掻いたのだが、この発言を聞く限りFate世界では殴り倒した後でレギンにトドメを刺したことになる。

本編

「少年少女よ。当方の肉体が迷惑を掛けたようだ。償いは、行動によって示す他にないと考える。
 絶技用意! 太陽の魔剣よ、その身で破壊を巻き起こせ!
 ――――――『壊劫の天輪ベルヴェルク・グラム!』
無間氷焔世紀 ゲッテルデメルングにて。炎の巨人王スルトに体を奪われ、スルトの解放により霊基が崩壊しかけるも、オフェリアやオルトリンデによってかろうじて命を繋ぎとめることに成功。限界を超えてなお巨人王に立ち向かうマシュたちの奮闘に応えんと、真の北欧の英雄シグルドとして剣を振るう。
「……巨人王は北の山嶺さんれいへ消えたか。
 ひとまず。無事で何より。
 既に承知の事とは思うが、自己紹介をしておこう。当方は魔剣を使う者。戦士。
 シグムンドとヒヨルディースの子。セイバーのクラスを以て異聞帯ロストベルトに現界せし者。
 真名シグルド。貴殿らの命を維持できて嬉しく思う。」
巨人王の脅威をひとまず切り抜け、改めて主人公達に名乗りを挙げる。
「我が太祖オーディン神の名の下に、ルーンの導きに依りて。目覚めよ、我が愛。」
「ブリュンヒルデ。我が愛、我が永遠の断罪者。まぶたを開けてくれ。
 おまえの霊基を繋ぎとめよう。当方と同じく、既に霊核の砕けつつある身だが、
 僅かで構わない。瞼を開けろ。」
ブリュンヒルデの妹にあたるオルトリンデに対し命を救われたことに礼を述べ、彼女の要請により改めて、再会した自らの愛する女性を優しく抱き留める。
「不甲斐なさを露呈ろていした。かつても今も、当方はおまえの英雄たりえぬ男だな。」
スルトに体を奪われ、何もできずにいた自分自身の失態に、かつて謀略に嵌り彼女を裏切った過去を重ね合わせ、愛する女性を守り切れない自分の弱さを自嘲する。しかし、ブリュンヒルデは自らと主人公たちの命をスルトから守った彼の言葉をやさしく否定した。
「おまえの美しさであれば仕方なき事。だが、皇帝よ。貴殿は彼女の愛を獲得できまい。
 既に、当方が得ている。」
ブリュンヒルデがナポレオンに「惚れるねえ」と言われ、困惑しているときに放った一言。余りに堂々と愛を口にする様にブリュンヒルデは思わず赤面。ナポレオンにも「完敗だ」と言わしめた。

イベント

「ははは。ガッツがなければ即死だな当方。」
『サーヴァント・サマーキャンプ!』にて、照れから思わずブリュンヒルデにツッコミを入れられての返答。
いつも通りにこやかに笑っているが頭は血まみれである。そして、前々から囁かれていた「シグルドのガッツはブリュンヒルデの愛を受け止めて死なない為」という推測が正解だと判明するのであった。

メモ

  • Fate/stay night』でギルガメッシュがグラムを「魔剣の頂点」と呼び、そこから流れた物がアルトリア・ペンドラゴンの『勝利すべき黄金の剣(カリバーン)』になると言われて以来、存在そのものは長い間示唆されており、「いつかセイバーのサーヴァントとして登場するのではないか?」と囁かれていた。
  • Fate/Grand Order』のバレンタインイベントでブリュンヒルデが「シグルドの目を覆っていた叡智の結晶」を模したものとしてチョコレートをプレゼントしてくれるが、その外見はどう見ても眼鏡。おかげで一部では「竜の心臓を食べたら眼鏡が生えてきた」等とネタにされていたが、後に実装された際に本当に眼鏡キャラであることが判明した。
    • 「再臨でメガネが外れる?そんなわけがねえだろう…」[出 1]磨伸映一郎もニッコリ
    • キャラとしても眼鏡に並々ならぬ拘りがあるようで、上記のようにボケのネタに使うのみならず、他の眼鏡サーヴァントに対する発言があったり、たびたび眼鏡について言及したりとその情熱には尋常ではない物がある。挙げ句、絆礼装もバレンタインのお返しプレゼントも眼鏡であった。
      • なお、彼にはボケの才能はなかったようで、期間限定イベント『雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~』で宴会芸として一人コントを披露した際には会場の空気を北欧もかくやとばかりに冷却してしまい、ブリュンヒルデからも笑顔で「冗談はほどほどにした方がいい」と忠言を受けている。
  • 『Fate/Grand Order』の第一・第二霊基で被っている仮面について、一部ではファヴニールの財宝として伝えられている「見た者を恐怖に陥れるエギルの兜」ではないかと推測されていたが、後に実はあのマスクは叡智の結晶(眼鏡)の上から被ってるのではなく眼鏡のフレームが変形したものらしいと判明した[出 2]
  • シグルドの肩にあるトゲのような部分は戦闘用のオプションパーツみたいなものなので、非戦闘時はしまっている。円形に繋いで円月輪のような武器にしたり、ブラスナックルのように拳の強化に使うような想定だったとか。[出 3]
  • バーサーカークラス以外では珍しい筋力A+。バーサーカークラス、エクストラクラスを除けば筋力A+以上あるサーヴァントは、現時点では金時(ライダー)とシグルドのみである。fate/staynightでのセイバーの説明で、筋力A~A+はCランク宝具並の威力とされていることから、その通常攻撃力は宝具級と思われる。
  • 宝具演出では剣を殴って飛ばしているように見えるが、さすがに素手ではなく、ルーンを刻んだメリケンサック状のナックルを使用しているようである。
  • 「約束された勝利の剣」のようなビームではない。『剣の力を引き摺り出した上で投擲する事で「対城宝具」とする』とあり、ゲームでは対象一体に叩き込む単体宝具となっている。「対城宝具」は威力基準と思われる資料があり規模は関係ないためと思われる(威力が高い結果、攻撃の規模が大きくなるといったところ)。とはいえ、スペックを見ると最大補足数やレンジは「転輪する勝利の剣」より上で、見た目に反して破壊規模が広いのかもしれない。

話題まとめ

霊衣姿のシグルドをよく見ると、彼の左胸には深い傷跡があり、その中心が青く光っている。
これは生前、ブリュンヒルデに槍を打たれた心臓が青い炎となって燃え盛っているからであり、同時にシグルドはその時の自分を『英霊における全盛期』として現界している。
最愛の女性ひとに付けられた傷もまた大切な『愛の証』だと考えあえて残している様は、彼もまた北欧異聞帯の副題「消えぬ炎の快男児」に相応しいサーヴァントと云えよう。

脚注

注釈

  1. マイルーム会話で時おり見られる。
  2. 自身の幕間より、素の自分を出している時。
  3. 戦いに全ての魔力を費やすと、再び砕け散る。
  4. 本人曰く「これこそ叡智の結晶であり、竜の心臓を喰らうことで手に入れたもの」と語る。
  5. オーバーチャージで効果UP
  6. 直接手にかけられたかは曖昧であるが……

出典

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