マリー・アントワネット〔オルタ〕

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アヴェンジャー
真名 マリー・アントワネット〔オルタ〕
異名 絶望王権
性別 女性
身長 160cm
体重 48kg(霊基第一)
53kg(霊基第二、第三)
好きな物 お風呂
苦手な物 すべて
出典 史実
地域 欧州
属性 混沌・悪
副属性[注 1]
一人称 わたし(霊基第一)
私(霊基第二、第三)
二人称 あなた
声優 種田梨沙
デザイン ギンカ
レア度 ☆5
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要[編集 | ソースを編集]

復讐者サーヴァント

略歴
奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』に登場。
当初は疑似東京にて、主人公 (Grand Order)が通う高校の生徒会長「飛羽野マリー」として行動していた。
主人公が疑似東京における母と妹、そして隣人の真白キリエを亡くした後は彼/彼女を気分転換と称してデートに誘い、その胸に芽生えた復讐心を焚き付けるような言動をして去っていく。
その翌晩、同じ高校の教頭として振る舞っていたカリオストロ〔オルタ〕と共に主人公に対する第四の試練として立ちはだかるも、最終的にオルタでなくアヴェンジャーでもなかったカリオストロに裏切られて退場する。
しかし、実は完全には消滅しきらずに未練の巌窟王によって救出されていた。
その後、廃棄孔にてカリオストロが主人公を裏切った際、彼/彼女により未練の巌窟王を通して呼び込まれて再度現界。
カリオストロを耀星のハサンと共に打ち倒し、退去していった。
人物
通常霊基のマリー・アントワネットとは違い、破壊と破滅をもたらす復讐者としての存在。
その根底にはあらゆる希望と理想への嘲笑がある。
悲劇の王妃、子を失った母としての自覚が強く、子供或いは幼少の姿をとる英霊にはとても優しい。
しかしただ甘やかすだけでなく、躾もしっかりと行う。そのような行き場のない母性は彼女自身にとっての枷ともなっている様子。
霊基第一では通常霊基のマリーと同じく少女の姿をとっており、明るい声色こそそのままだが口にする言葉は暴言や毒ばかりである。
霊基第二及び第三では成長した姿となってドレスを纏い、声色も落ち着いて冷酷さが増したように見えるが、その反面マリー本来の善性が滲み出ている。
能力
黒百合の花弁を纏った黒い旋風に包まれて移動することが可能であり、またこの旋風は攻撃に転用することもできる様子。
霊基第一では通常霊基のマリーと同じくガラスの馬や百合型の魔力弾を用いて戦うが、それらの色は黒く染まっている。
霊基第二・第三では宝具「嘲りの断頭台」や先端にギロチンの刃が付いた蔓の鞭、さらにはよりドス黒くなった百合型の魔力弾を使用して攻撃する。
奏章Ⅱでは自身の恩讐から怒りの凝集(マリー・オルタ本人は憤怒の臓器と呼んでいる)を生み出す能力を見せていた。

ステータス[編集 | ソースを編集]

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
アヴェンジャー 主人公 (Grand Order) A+  B+  復讐者:C+
忘却補正:C
自己回復(魔力):B+ 
血塗れの首飾り:B+
嘲りの断頭台:B
我が愛はとこしえに:EX 

宝具[編集 | ソースを編集]

悲劇流転・黒華葬列(ヴィ・ヴィクテス)
ランク:B+
種別:対国宝具
レンジ:1~80
最大捕捉:600人
マリー・オルタに祝福されながら花開く巨大な黒百合。
この黒百合は呪詛を放ち、効果範囲内の生物をたちまち衰弱死させ、無生物を自壊させる。
フランス王家の紋章であるフルール・ド・リスの反転にして、王権の呪いであり光なき闇でもある、断末魔の叫び。
演出では巨大な黒百合の中からマリー・オルタが第三再臨の姿で登場し、黒い涙を流しながら叫んで塵となって消え、ダメージを与える。
『Grand Order』では「自身の宝具威力をアップ(1ターン)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に呪い状態を付与(5ターン)&呪厄状態(呪いの効果量がアップする状態)を付与(5ターン)&強力な攻撃[Lv]&チャージを減らす&中確率で即死効果」という効果のArts宝具。
嘲りの断頭台(ギヨチーヌ・リカヌマン)
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:0~5
最大捕捉:1人
虚空から突如出現し、敵を切断する巨大な黒き刃。その形状はギロチンを想起させる。
革命の成功と王家の断絶を象徴する刃であり、マリー・オルタ自身の死因でもある。
『Grand Order』では通常攻撃の他、同名のスキルとしても使用する。

真名:マリー・アントワネット〔オルタ〕[編集 | ソースを編集]

王権の死と王妃マリー・アントワネットの絶望から生まれ落ちた黒き華。
偶像アイドルではなく復讐者として己を定めた王妃。
マリーが自ら切り捨てた絶望・怒りと哀しみ・呪詛の凝集であり、彼女の別側面でもある。

関連[編集 | ソースを編集]

ヴィ・ヴィクテス
紀元前四世紀のガリア王ブレンヌスの言葉。ウァエ・ウィクティスとも。
本来は敗者であるローマへの侮蔑を意味する語であり、古き敗者への災いを叫ぶことでマリー・オルタはすべての驕れる人々に明日の敗北と失墜を予言する。
マリー・オルタがよく口にする言葉であり、彼女の持つ宝具の真名でもある。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order
奏章Ⅱ『不可逆廃棄孔 イド』の実装に伴い、ストーリー召喚限定サーヴァントとして実装(奏章Ⅱクリア後に追加)。

人間関係[編集 | ソースを編集]

Fate/Grand Order[編集 | ソースを編集]

主人公 (Grand Order)
奏章Ⅱで「飛羽野マリー」として行動していた際は彼/彼女とデートを行い、わざと復讐心を煽るような発言を投げかけた。
本性を表した後は第四の試練として立ち塞がり、あと一歩のところまで追いつめた。
物語終盤では彼/彼女の手によって未練の巌窟王を通し現界する。
天塚先輩
「飛羽野マリー」の幼馴染…として設定された人物。「ヴォルフ」と呼んでいる。
彼からは好意的に接されているものの、第14節では自身の正体を見抜かれたのか「──────君、僕のマリアとはちょっと違う・・・・・・ようだ。」と言われている。
巌窟王 エドモン・ダンテス
彼の手によって第四の試練として疑似東京に現界した。
また、彼の片割れである「未練の巌窟王」には一度消滅寸前に助けられている。
マイルームにおいては霊基第一では既に影となった彼にわざと話しかけているものの、霊基第二・第三ではいつかお茶をしようと語りかけている。
巌窟王 モンテ・クリスト
巌窟王の別霊基。
彼に対しては霊基第一では紅茶に毒を盛っており、霊基第二・第三では「せいぜい仲良くしましょう?」と声をかけている。
マリー・アントワネット
自身の別側面。
霊基第一では彼女とは話すことはないとしており、霊基第二・第三では彼女の笑顔を見て自身もそのように笑えていたのかと言及している。
ナポレオン
フランス王家が滅びた後にフランス皇帝となった男。
霊基第一では彼に毒を吐いており、霊基第二・第三では彼だけを特別扱いせず、すべて公平に憎むとしている。
エウロペ
理由は不明だが、彼女に対し苦手意識を抱いている。

生前[編集 | ソースを編集]

アレッサンドロ・ディ・カリオストロ
首飾り事件でフランス王権を失墜させた男。
奏章Ⅱでは教頭として行動していた彼の姪「飛羽野マリー」として共に暗躍していた。
また、「飛羽野マリー」として存在できていたのは彼の偽装能力のお陰でもある。
疑似東京においては共にアントニオ・サリエリを暴走させ、さらに第三の試練である彼と共闘したが裏切られて首を切られる。
後に廃棄孔にて再度現界した際は彼を激しく憎んでおり、すぐさま戦闘となった。
アントニオ・サリエリ
兄であるヨーゼフ二世が召し抱えていた宮廷学長で、自身の家庭教師でもあった。
奏章Ⅱでは主人公のサーヴァントであった彼をカリオストロと共に暴走させた。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
生前に交流のあった人物の一人。
彼とはあまり会いたくないようであり、霊基第二・第三では自分について何も言わないよう彼に懇願している。
ルイ十七世
息子。
Fate/Requiem』では自身と同じくアヴェンジャーとして現界している。

名台詞[編集 | ソースを編集]

メモ[編集 | ソースを編集]

  • 期間限定イベント「『Fate/Requiem』 盤上遊戯黙示録」に登場した黒いマリーは自身の霊基第三と姿が似ているが、あくまでも別の存在。
    • 黒いマリーは宇津見エリセの罪の意識を受けて彼女に憑いていた邪霊が姿を成したもので、マリー・オルタはマリーの別側面であるれっきとしたサーヴァント。
  • 霊基第一と霊基第二・第三では身長こそ変わらないものの、体重のみ5kg増えている。
    • 恐らく体重増加の主な原因は、成長してグラマーな体形になったことだろうと推察される。
      • 史実でのマリーも非常にグラマーな体形だったとされており、霊基第二・第三では体形にその逸話を反映したものだと思われる。
  • 奏章Ⅱクリア後には一部のアヴェンジャーがカルデアから去っており、彼女もやがて退去するようだが、その自覚は薄い様子。


脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 本来のマリーは人属性だが、「無辜の怪物」スキルを含む「血塗れの首飾り」スキルによって地属性に変化している。

出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]