徐福

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アルターエゴ[注 1]
真名 徐福
読み じょふく
外国語表記 Xú Fú
性別 女性
身長 163cm
体重 41kg
好きな物 ぐっ様、ぐっ様が好きなもの
苦手な物 ぐっ様が嫌いなもの
出典 史実、徐福伝説、日本書紀、中国神話
地域 中国及び日本
属性 混沌・中庸
副属性
一人称
二人称 ○○様/○○さん
三人称 (一部を除けば)呼び捨て
声優 和多田美咲
デザイン TAKOLEGS
レア度 ☆3
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

アルターエゴ」のサーヴァント。イベント初登場時は「弓兵」、本編登場時は「魔術師」のクラスだったが、カルデアに召喚出来るようになった際はハイ・サーヴァントになった事でクラスチェンジした。

略歴
『Fate/Grand Order』期間限定イベント「サーヴァント・サマーキャンプ!」で登場。特異点と化していたかつての研究所である村にサーヴァントとして召喚される。
召喚された時点であれからおよそ四十年ほど経っていたが、ざっと目を通したところ完成間近まで迫っていた内容に可能性を見出し、残された研究を引き継いで完成させるべく作業を進め、いくつかのトラブルに見舞われるもののあと一歩の所までに至る。そして念願の虞美人との再会を果たし喜びつつ殺そうとするが、彼女に拒まれて失敗し、それでも満足して消滅した。
後にメインストーリー『死想顕現界域 トラオム』にてキャスターのサーヴァントとして再び登場。王道界域に所属し、汎人類史への叛逆精神を持ちながらも主人公一行の味方としてサポートしてくれた。
人物
虞美人のデフォルメぬいぐるみを持ち、片目が隠れた中国の道服を着た女性。
卑屈で慇懃無礼に見える言動は多少あるもののコミュニケーション能力は高くてふっきれ易く、始皇帝を除けば誰にでも物怖じせず真正面から直球な発言をかます。
また、魔術師らしく自信家で自負心は高いものの、ちょっとしたことでうろたえて涙目になったり弟子の子孫の頑張りを無駄にできずに真面目に完成させようとしたりと人間的には驚くほどまとも。
虞美人に対しても熱狂的に信奉し、普段よりもテンション高く接してはいるものの、彼女の意思を尊重しようとしているし同じような信奉者に対しても憎悪を向けきれなかったりと、根本的に善人であることがにじみ出ている。
殺生院リリィの推測では「努力家で、頑張り屋で、思い込みが激しいキャラ」。
後に『死想顕現界域 トラオム』で登場した際にも汎人類史に叛逆精神を持った状態でも、汎人類史の存在であると明かした主人公一行に思うところがありながらも協力してくれたりとやはり根本的には善人であった。
集団の指導者であるため本来はちゃんとした性格でありトラオムの時のようにキャスターの霊基の際にはそのような振る舞いになるが、アルターエゴの際には「ぐっ様大好き」という方向性が全開になっているとか。
能力
魔術師として人形を製作するのが得意だったようで、村で研究に使用されていた人形はすべて彼女が遺したものであり、弟子の子孫たちでは再現が不可能なほど。
また、特異点内では自分が要石になっているため、領域全体の認識をずらして齟齬を生じさせることもできる。
後に登場した際にはキャスターとして道術を使用してのサポートも行使していたが、上記の生前の諸々に傾注していたために「なまっていた」そうで、張角のような専門家と本気で争うレベルには至っていない。
不死殺しの仮面
彼女と助手の子孫たちが2200年かけて作り上げた礼装。白地に赤で目の意匠が施された不気味な仮面。
仮面本体を元に量産品を作り、それを人形に被せて死を体験させることで仮面本体に「死の体験」をフィードバックし、死を蒐集するという過程で製造された。
結果、「あらゆる生きる可能性を潰す」という形で対象を絶殺する概念礼装となり、不死の精霊種である虞美人にすら完全な滅びを与えられると推測される代物に仕上がっている。
アルターエゴ時のプロフィールによると宝具として昇華されてはいるが、不死の者に対しては効果が薄くなっている。

別クラス / バリエーション

スペース徐福

サーヴァントユニヴァースにおける徐福。
所属は不明ながら、蒼輝銀河に名だたる副官として辣腕を振るっている。
詳細はスペース徐福を参照。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
キャスター - ? ? ? ? ? ?
アルターエゴ 主人公 (Grand Order) E D D A+ B B 村落作成:EX
道具作成:B+
ハイ・サーヴァント:D
弱体(虞美人):EX
五穀礼賛:B
道術(外):A
徐福伝説:C

宝具

是なるは不老不死の霊薬なり<嘘>(これなるはふろうふしのれいやくなり、うそですけど)
ランク:C++
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
始皇帝が求めた不老不死の霊薬を擬似的に再現しようとした宝具。当然だが不老にも不死にもならない。
相手に与えるか自分で服用するかで効能が異なり、相手に使用する場合はダメージを与え、自身で服用したなら回復を促す。
『Fate/Grand Order』では「自身のHPを大回復[Lv]&毎ターンHP回復状態を付与(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>&毎ターンスター獲得状態を付与(5ターン)」という効果のArts宝具。
不死殺し<未達>(ふしごろし・ならず)
ランク:C+
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
敬愛する虞美人のため編み出そうとするも、結局は未完成に終わった秘匿宝具。
不死殺しには至らなかったもののあらゆる死を蒐集し、生存の可能性を極限まで狭めることで生物に死を付与する。
元より死に縁のないもの、冥界に関係する者などに対しては効果が薄い。

真名:徐福

徐福。古代中華王朝・秦代の方士と呼ばれる仙道術師。
自身が当時仕えていた不老不死を探究する始皇帝に請われ、桃源郷と称される遥か仙境の三神山にあたる蓬莱・方丈・嬴州の探索と、そこにあるとされる不老不死の妙薬を求めて三千人の弟子[注 2]と共に東の海に航海に出たとされる人物。やがてとある山奥に村を作って研究を始めるも、徐福自身は研究の完成を目の当たりにすることなく寿命でこの世を去ったが、自身の死後も弟子の子孫らが脈々と研究を続ける。
実はその航海の直前に虞美人に出会い、その天衣無縫さに魅せられ心酔すると共に死ぬ自由のなさを憐れみ、「不老不死を殺す」ことを研究することを決意する。
この時徐福が辿り着いたのが日本だと伝わっており、事実日本のあちこちにて徐福に関する伝説が残されている。また、上陸の際に中国の医薬品や陶芸の技術などを持ち込み広めたともされている。
カルデアに喚ばれた際は日本の神「天目一箇神あめのまひとつのかみ」と、中国の神「神農(五穀仙帝)」の力を借り受けたハイ・サーヴァントとして現界しているが、あくまでも力の一部を取り込んだだけであり神性スキルは取得していない。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
期間限定イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』で登場。彼女の存在そのものは始皇帝の幕間の物語で語られている。
その後は『バトル・イン・ニューヨーク2022』、第2部6.5章『死想顕現界域 トラオム』の登場を経て、2022年7周年記念サーヴァントとしてクラスをアルターエゴに変更して実装。

人間関係

Fate/Grand Order

虞美人〔ランサー〕
イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』で出会った水着のぐっ様。
こちらでもテンション爆上げで大喜びしている。
第三再臨からは彼女のぬいぐるみを持つようになる。
殺生院キアラ〔ムーンキャンサー〕
アルターエゴの彼女が特異点に単独顕現してきたため、危険視して背後から殺害した。
その後ムーンキャンサーとなって戻ってきた彼女の真意を測るために、主人公一行に紛れ込むことにした。
アビゲイル・ウィリアムズ〔夏〕
カルデアから召喚されてきたサーヴァントで、協力者。
とはいえ必ずしも目的を共有しているわけではないので、彼女の塩対応に涙を流すことも。
主人公 (Grand Order)
上記の殺生院の動向を探るために、変装していた相手。なお陰陽の都合上、性別は本来とは逆になっている。
虞美人から後輩呼ばわりされていることは相当羨ましがっていたが、最期には虞美人の今後を支えてほしいと祈っていた。
『死死想顕現界域 トラオム』で再会した際にはかなり感情移入していたようで、汎人類史の存在と明かした際にも協力を続けることになった。
カルデアでは完全に悪友のようなツーカーの関係に落ち着いている。
マシュ・キリエライト
上記の殺生院の動向を探るために、主人公に変装して同行していた相手。
彼女たちと過ごすのが相当に楽しかったようで、最後の方では「友達になりたかった」と強く感情移入している。
カルデアに召喚された徐福はクラスの影響もあって記憶はなかったが、後に一連の記録を見た事で何かを感じたらしく「マシュちゃん」と呼んで改めて仲良くしたがっている。
蘭陵王
同じ虞美人ファンとして許せない相手。とはいえ、本気で殺したいほど憎んでいるわけではない。
カルデアで鉢合わせ後は、先輩である事をやたらと誇張した結果無視されてしまった。
項羽
虞美人の関係者もとい愛する人。
直接出会ったわけではないが、サーヴァントとなった際に虞美人が彼と出会って愛を知ったことを喜んでいたので悪感情はない。だが、それはそれとして旦那なら責任もって幸せにしないと不幸にしてやると息巻いている。
サンチョ
バレンタインイベントで、虞美人に贈るチョコレートを作るために教えを乞うた相手。

生前

始皇帝
「不老不死の薬」を手に入れると言ってパトロンになってもらった相手。
鉢合わせした途端に業務連絡口調で退散しようとしたが、そうは問屋が卸さなかった模様。
虞美人
日本へと出航する前に出会った相手。
彼女の在り方に魅せられ「不老不死を殺す研究」に着手することとなった。
「ぐっ様」と呼んで懐きまくっており、手製と思われる彼女の人形を抱えているほど。もっとも人形の目つきはかなり悪いため人間性は正確に把握しているようである。
カルデアで再会後は大喜びの末テンション高になり過ぎてうっかり霊基消滅しかけている。アルターエゴが死んだ!
(こう)
伝承では、この幻想種の存在により海が渡れず、調査に行けないと始皇帝に進言したとされている。

名台詞

Fate/Grand Order

「いっそ永遠ならいいのに……」
『サーヴァント・サマーキャンプ!』で、マシュと一緒に花火を楽しむ最中に線香花火の輝きを惜しむ彼女に対する主人公……に変装した徐福の独り言。
徐福と虞美人の経緯を考えると納得の言葉だが、主人公が決して言わないだろう言葉に対してマシュは疑念を濃くする結果となった。永遠警察
「わ、わわ、わわわわわ!! 血、血、血がいっぱーーーい!」
「ちょ、あなたたち人の心がないの!? 今、ばーって! ぐっ様がばーって!」
『サーヴァント・サマーキャンプ!』で、いつものように爆散した虞美人と、それを呆れたようにスルーする主人公一行へのリアクション。
さすがに生前の短期間の付き合いでは、得意技が爆散なことや不死をいいことに気軽に爆散する性格だとは気づけなかったようである。
そしてテンパりっぷりとツッコミっぷりから隠せないほどの善人オーラがにじみ出ている。
「それからマシュちゃん。色々とごめんなさい。でも、本当に楽しかったです」
『サーヴァント・サマーキャンプ!』後日談にて、徐福の日記の最後に書かれていたマシュ(と主人公)へのメッセージ。
結果論とはいえマシュと主人公との楽しい夏の思い出[注 3]をそっくりもらってしまったことについては、さすがにいろいろと思うところはあったようである。
「え? 記録が男性? まあとりあえずいいか!
忙しいのでその辺の修正はまた後で!
一括置換じゃなくて都度修正でよろしくね!」
「なんか修正忘れてるけど、とりあえず動くから
まあいいか! 後はよろしくね!」
プロフィール1。
記録の修正に関して細かく指示を出すが、修正を忘れた結果とりあえず動くからOKとしている。フラグですねわかります

メモ

  • アグラヴェイン山南敬助同様、サーヴァントであるがクラスやレア度が確定していなかった。イベントでヒュージゴーストとして出てきた際は星3(銀枠)のアーチャーであった。
    • 徐福の伝承には弓兵に関した逸話は無く、後天的にクラスが変質している可能性がある。メタ的には虞美人〔ランサー〕で戦いやすくするための調整と思われるが。
    • 後に『死想顕現界域 トラオム』で登場した際にはキャスターであったが、プレイアブル実装されたわけではないのでレア度は依然不明であった。
    • そして最終的に七周年記念で実装された際には初の星3アルターエゴとなっていた。
  • 伝承では男性であるはずだが、実際は女性であったといういつものパターン。
    • 彼女の推測では、始皇帝の部下に優秀さをやっかまれて嫌がらせで男性と伝えられたのではないかとのことだが、真相は不明。
  • イベント中は主人公の変装をしてずっとマシュと行動を共にしていたが、その際にもシグルドが作ったカレーを3杯お替りしたり、虞美人相手にゲームでボコボコにされたり、マシュと線香花火を楽しんでいたりと、「夏休み」をたっぷり満喫していたようである。
    • このため、「マシュの友達として早くカルデアに来い」と好意的に見るプレイヤーも多く見られた。
  • 死の収集にホラー映画も活用した為かイベントでは様々なホラー映画のネタが登場し、ファンをニヤリとさせた。[注 4]
  • 彼女が持っているぐっ様のぬいぐるみは商品化されている。本来の大きさとまではいかないが、40cmとなかなかのビッグサイズ。
    • なお、第三再臨でのみ持っている水着のぐっ様や、英霊催装で持っている眼鏡をかけたぐっ様のぬいぐるみは未だに商品化されていない。

脚注

注釈

  1. エネミーとしての登場時はアーチャー、NPCとしての登場時はキャスターのクラス。
  2. 紀元前200年であることを考えるととんでもない人数である。ちなみに邪馬台国がだいたい西暦300年。
  3. ぐっ様と一緒にゲームして大負けする、シグルド手作りのカレーを3杯お代わり、マシュやワルキューレたちと花火、など。
  4. スプラッター映画の金字塔である「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」、サイコホラーの「シャイニング」や「サイコ」、ゾンビ映画の原点にして頂点である「フロム・ザ・ドーン」や和製ホラーの「リング」、更に呪われた映画として悪名高い「ポルターガイスト」までネタになった。

出典


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