チェイテ城
概要[編集 | ソースを編集]
現在のスロバキアに存在した、エリザベート・バートリーの居城。東欧圏のほとんどに勢力を持つ名家バートリ家の領地。監獄城チェイテ。
エリザベート=バートリーが生前、600人以上の少女を拷問の末に殺し、その生き血を使用したブラッドバスを行った城。
当時、貴族にとっては自身の領地の平民はペットと同列の存在というのが常識であり、彼女の虐殺に眉をひそめはしても、咎める者は周囲にいなかった。
しかし、その残虐行為の魔の手が貴族の娘にまで伸びたこと、一人の少女が彼女の監禁城から命からがら逃げ出して助けを求めたことで、ついにその残虐行為の咎を受けることとなった。
1611年、当人欠席の上での裁判で有罪判決を受けたエリザベートは、その一室に幽閉された。
娘を差し出した父や、彼女の親族、貴族社会の同胞達は自らの罪悪感を隠すように幽閉された牢獄を石で覆い隠され、「なぜ?」「どうして?」「私、何も悪いコトはしていないのに」と窓すらもない密室の中で訴え続けたが、うるさく思った兵士に明かり窓を塞がれ訴えることもしなくなった。
『Fate/Grand Order』では三年連続でハロウィンイベントの舞台となり、その度に違法改造が進んだ。
特異点[編集 | ソースを編集]
歓楽監獄城 チェイテ[編集 | ソースを編集]
「歌うカボチャ城の冒険」にて発生した特異点。ハロウィン仕様に飾り付けられた、エリザベート=バートリーの監獄城チェイテ。
超極大魔城 ベルトチェイテ[編集 | ソースを編集]
「ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~」における特異点。
基本は「歓楽監獄城 チェイテ」に準拠するものの、村とチェイテ城の間に森林・洞窟・雪原のみならず溶岩地帯の存在が確認できる。
そして、当のチェイテ城自体はオジマンディアスにより落とされたピラミッドが真っ逆さまに突き刺さる惨状となり、クレオパトラに制圧されている。
超絶縦長魔城 チェイテピラミッド姫路城[編集 | ソースを編集]
「ハロウィン・ストライク! 魔のビルドクライマー/姫路城大決戦」にて発生した特異点。
「超極大魔城 ベルトチェイテ」の騒動を経た後のチェイテ城であり、今度はさらに逆さピラミッドの上に刑部姫の姫路城が積み重なるという事態になっている。
好漢酒宴要塞 チェイテ・リャンシャンボー[編集 | ソースを編集]
「108人のハロウィン・リベリオン!〜小竜娘水滸演義〜」にて発生した特異点。
チェイテピラミッド姫路城が何者かによって消失した跡地に築かれた拠点であり、中華風の装飾が施されている。
なお、「リャンシャンボー」は「梁山泊」の中国語読みである。
用語[編集 | ソースを編集]
- エリザ粒子
- チェイテに色濃く残ったエリザベートの英霊としての残滓。2015年からチェイテで聖杯によって合体・分裂・挙句にキャスターやセイバーに霊基を変質させるなど、やりたい放題した結果、エリザベートの魔力が漏出したもの。
- これによってチェイテの守護神像の素体が組みあがり、メカエリチャンはサーヴァントとしての霊基を確立させた。
- 粒子と名付けてはいるが、魔力の一種。攻撃的な『負のエリザ粒子』と『正のエリザ粒子』は逆位相なので、原理的には反発させれば互いに打ち消し合わせることができる。
- チェイテピラミッド姫路城
- チェイテ城の上に逆様のピラミッドがぶっ刺さり、その上に姫路城が乗っているという禍々しい混沌の城塞。西洋/中東/東洋の建物全部乗せ。
- ダ・ヴィンチちゃん曰く、「ハンバーグの上にチョコパフェと刺身を乗せてチリソースで食べさせられる」みたいなグロテスクさらしい。
- 逆さまのピラミッドはオジマンディアスから借りたものであり、クレオパトラはライブステージの役目を果たすチェイテ城の強化、領民の安眠が減少するリスクを間接的に止めるためにそのまま放置している。
- このため、エリザベートが撤去しようにも「多額に賠償金を支払われる」ことや領民にやらせるわけには行かないということから2017年度では後回しにしていた。その上に聖杯が刑部姫の「引き籠もりたい」という願いを叶えるために、姫路城が着陸した。
- そのあまりに突っ込みどころ満載の外見は、同じく突っ込みどころ満載の世界観のサーヴァントユニヴァース基準ですら「これほど頭のおかしい建築物は他に無い」と言われるレベルである。
- 現状『Grand Order』におけるトンチキイベントの象徴、代名詞的な存在になっており、『見参! ラスベガス御前試合~水着剣豪七色勝負!』『救え! アマゾネス・ドットコム~CEOクライシス2020』と言った別のイベントにも登場している。
- チェイテハロウィン叙事詩
- 姫路城の屏風にメカエリチャンが2017年までのハロウィンイベントの記録を参照し、ジェットインク技法で出力したもの。
- この屏風はハロウィンの記録であると同時に、エリザベート=バートリーのやらかした多くの不手際の歴史の証拠。
- これを見た者は誰もが、エリザベート・バートリーはチェイテの領主に向いていない、と実感するとか。
- メカエリチャンは題材はともかく、アートとしてはなかなか良い出来だと思っている。
- すべてがエリになる
- メカエリチャンⅡ号機が作った対サーヴァント抹殺兵器。命名者はⅡ号機。
- 巨大メカエリチャンにエネルギーを供給する役割であるチェイテピラミッド姫路城の地下にあるリアクター。その機能を反転させ、霊基から魔力を吸い取り『エリザ粒子』に変換していく終末思想兵器。
- 名前はふざけているものの、その場にいたサーヴァント達が軒並み魔力を吸い取られており、動くことすらままならなくなっており、メカエリチャンからエネルギーを分け与えて辛うじて戦える状態になっていた。
- メカエリチャンとⅡ号機がリアクター吸いとり無効果機能を備えたことで難を逃れている。
- チェイテシンデレラ城
- 『ハロウィン・ライジング!』にて復活したチェイテ城。
- チェイテピラミッド姫路城のように過剰な積載物は無く、若干メルヘンチックなカラーリングになっているのみである。
- ただし厳密にはチェイテ城そのものではなく、舞台になった3世紀のパルミラに黒幕の手によって再現されたもの。
- チェイテ梁山泊
- 『ハロウィン・リベリオン!』にて消失したチェイテピラミッド姫路城跡に築かれた新しい拠点。
関連人物[編集 | ソースを編集]
- エリザベート=バートリー
- 城主。また、彼女の宝具では巨大アンプに改造された「監禁城チェイテ」が召喚される。
- エリザベート=バートリー〔ハロウィン〕
- 聖杯の力でクラスチェンジしたエリザベート。
- エリザベート=バートリー〔ブレイブ〕
- ランサーのエリザベートとキャスターのエリザベートが合体して生まれた勇者のエリザベート。
- カーミラ
- 成長した後の姿のエリザベート。
- メカエリチャン、メカエリチャンⅡ号機
- エリザベートから生まれた、まったく新しい機械のエリザベート。巨大守護神像の端末。
- 巨大メカエリチャン
- チェイテ城の地下にあった守護像が、「エリザ粒子」によって変化したもの。チェイテの真の守護神像。
- 刑部姫
- メカエリチャン事件の黒幕の他、自身の幕間の物語『引きこもりミルキーウェイ』で、チェイテピラミッド姫路城を再現した異界を作ってしまう。
- 『水着剣豪七色勝負』でも上記の巨大メカエリチャンの腕を元にチェイテピラミッド姫路城を再現しており、「なんか魂の故郷みたいな感じ」という認識のようである。
- アマゾネスCEO
- メカエリチャン事件の際にこの特異点に通信販売で訪れたことで覚えていたようで、『救え!アマゾネス・ドットコム』では消え去っていた筈のチェイテピラミッド姫路城を特異点として再現してしまった。
- 主人公 (Grand Order)
- ある意味、一番の被害者。ハロウィンの度に騒動に巻き込まれたのですっかりトラウマに。
- 『チェイテ・ハロウィン・トリロジー!』では、とうとう「ハロウィン周りの記憶だけピンポイントに失う」という事態になってしまった。
- フランソワ・プレラーティ
- 『Fate/strange Fake』にて、ジェスター・カルトゥーレを捕えるための幻術として再現した。
- なお、「なんとなくマルボルク騎士城とかアレクサンドリア大灯台とか上に盛りたくなってきた」とかなり別世界の悪影響を受けてしまっており、未来の自分にドン引きされていた。
関連作品[編集 | ソースを編集]
- Fate/Grand Order
- 期間限定イベント『歌うカボチャ城の冒険~マッドパーティー2015~』『ハロウィン・カムバック! 超極☆大かぼちゃ村 ~そして冒険へ……~』『ハロウィン・ストライク! 魔のビルドクライマー/姫路城大決戦 』で特異点として登場。
- 2020年のエイプリルフール企画『Fate/Grand Order MyCraft Lostbelt』では、不詳異聞帯として登場。特異点として成立してからかなりの時間が経過しているので実質異聞帯だろと囁かれていたが、とうとうエイプリルフール企画とはいえ公式に異聞帯扱いされてしまった。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 現在のチェイテ城は、城壁の一部と尖塔が残るのみで、ほぼ廃墟となっている。
- 逸話などから観光地となっているが、一方で心霊スポットにもなっており、管理人の多くが長く勤められない。
- 日本のバラエティー番組が霊能力者と共に夜のチェイテ城に乗り込んだ所、城内には犠牲となった少女達の霊の他、エリザベート・バートリー本人の幽霊も彷徨っているという。
話題まとめ[編集 | ソースを編集]
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
出典[編集 | ソースを編集]