北欧神話

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概要[編集 | ソースを編集]

北欧に伝わる神話大系。ギリシャ神話、インド神話に並ぶ世界三大神話の一つ。
ゲルマン神話と同一視されることもあり、歴史上はゲルマン人が北欧に移り住んだ後にそちらで細々と伝わってきたものが再発見されたと言われている。 戦いを尊ぶ精神と強固な運命論的価値観が特徴であり、『ニーベルングの指輪』など多くのフィクションの元ネタにもなっている。

TYPE-MOON世界における北欧神話[編集 | ソースを編集]

上記のように伝えられているが、実際はゲルマンから北欧にかけて支配領域を持ち、神代欧州を二分する勢力図を築いていた一大勢力。
九つの領域で構成され、神々や巨人など多くの神秘が存在する。紀元前1000年前、北欧神代の世界を覆う現実城テクスチャはカトラ山噴火から始まるラグナロクで神々や巨人種ごと、幻想種やら何やらも丸ごと含めて地上から消え去り、この時に神話の多くや伝承までも消し飛んだ、というのが魔術師の間での推測・通説。汎人類史では神代北欧の全ては把握できず、断片を繋げて、当時の状況や信仰を朧気に推測するしかない状態で、実際のところ何が如何なのかは不明。
自らの滅びをもって幕を閉じる神話体系であり、滅びを結末ゴールとする世界。北欧の民にとって善い結末とは、現代人にとっては悪い結末になりかねない。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ルーン魔術
主神であり魔術神でもあるオーディンが生み出したとされる魔術体系。
魔術的意味を持ったルーン文字を媒介に神秘を行使する。
神代の終わりと共にオリジナルのルーンは失われており、現代に伝わるルーンの数百万倍の力を持つとされている。
神々の黄昏
ラグナロク。
北欧神話における予言された最終戦争であり、これによって神々やその眷族のほとんどが滅び去り、人間の時代が訪れるとされている。
北欧神話における神代の終わりと同一のようで、上記のように紀元前1000年頃に発生して北欧神話テクスチャごと消え去ったと推測されている。
無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング
『Fate/Grand Order』における異聞帯の一つであり、北欧神話がベースとなっている。
この世界では神々の黄昏が完遂されずに不完全な形で終息してしまい、神代のまま残った者達が細々と生活して2017年を迎えてしまっている。
ワルキューレ
主神オーディンが生み出した戦乙女たち。
英雄の魂をヴァルハラに迎え入れ、彼らの世話をするとされている。
実はオーディンがセファールの欠片から生み出した存在である。
九つの領域
かつての太古、神代欧州の概ね半分が、大神オーディンをはじめとする北欧の神々に支配された世界であった。
その世界を構成する九つの領域はいずれの場所の空にも世界樹ユグドラシルの巨大な枝が広がった。
その一覧は神性領域アスガルズ、楽園領域ヴァナヘイム、精霊領域アールヴヘイム、暗黒領域ニザヴェリール、巨人領域ヨトゥンヘイム、氷凍領域ニヴルヘイム、火炎領域ムスペルヘイム、冥府領域ヘルヘイム、基底領域ミドガルズ。
神々の黄昏の後に残ったテクスチャは基底領域ミドガルズのみ。

関連作品[編集 | ソースを編集]

関連人物[編集 | ソースを編集]

オーディン
主神にして魔術神。
隻眼の老人であり、圧倒的な知恵を持つとされる。
クー・フーリン〔キャスター〕はこの大神の智慧を継承した状態でサーヴァントとなっている。
トール
農耕神にして雷神。
彼の持つ槌であるミョルニルが広く知られている。
フレイヤ
美と豊穣の女神。
疑似サーヴァントであるシトナイを構成する神性の一つとなっている。
スカディ
巨人族の女性であり、親族の敵討ちに乗り込んできたところをオーディン達に迎え入れられた。
その後港の神ニョルドと結婚したともオーディンの寵愛を受けたとも伝えられている。
ケルト神話の女神スカサハと習合されてスカサハ=スカディとなっている。
マグニ
トールと巨人ヤールンサクサの間の子供。
神々の黄昏の後も生き残り、トールのミョルニルを見つけて受け継いだとされている。
ベアトリス・フラワーチャイルドが持つサーヴァントカードによって夢幻召喚されている。
エーギル
海の神。
スカサハ=スカディ〔ルーラー〕が使用するルーンは彼からの加護の面が強化されている。
ブラギ
詩の神。オーディンの息子でもある。
九世紀ノルウェーにおける同名の人物が「同じ詩人として彼にあやかって名前を付けた」と自称している。
ヘズ
盲目の神であり、兄弟神であるバルドルをヤドリギの枝で誤って殺してしまったエピソードで知られている。
アルターエゴの千子村正の霊基に「神殺し」の要素として組み込まれていると推測されている。
ウルズ、ヴェルザンディ、スクルド
運命の女神であるノルンの三姉妹たち。
異星の使徒となったジェームズ・モリアーティ〔ルーラー〕の霊基に組み込まれている。
スルト
ムスペルヘイムに住まう巨人たちのリーダーとされている炎の巨人。
最終的にユグドラシルを焼き尽くして神々の黄昏を完遂するとされている。
実はムスペルヘイムそのものとも言える存在。
無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』では自分の役割に疑問を持ったことが神々の黄昏が歪んだ原因となっている。
ヴァナルガンド
フェンリルとも呼ばれている、ロキによって生み出された狼。
神々の黄昏ではニヴルヘイムを丸ごと食らって氷結の能力を身に着け、最終的にオーディンを食らうとされている。
無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング』ではオーディンを食らう前にスルトによって飲み込まれてしまった。
ブリュンヒルデ
戦乙女の長姉。英雄シグルドとの悲恋で知られている。
シグルド
北欧神話最大の英雄。
アスラウグ
ブリュンヒルデとシグルドの間の娘。
竪琴の中に匿われて神々の黄昏を乗り越え、汎人類史の九世紀のノルウェーに現れた。

メモ[編集 | ソースを編集]

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]


出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]