時計塔で一番抱かれたい男ランキング

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概要[編集 | ソースを編集]

時計塔で毎年開催されている非公式のイベント。

初出はロード・エルメロイⅡ世の異名の一つとして登場した「時計塔で抱かれたい男No.1」であり、フラット・エスカルドスによって言及された。
当時は読者はフラットの妄言の一つとしてまともに扱ってはいなかったが、後に『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』のドラマCDでランキングの存在が明言された。

正式名称は「女生徒が選ぶ、時計塔で一番抱かれたい男ランキング」。ただ、男子生徒が回答するケースもそこそこあり、「女生徒が選ぶ」という制限も近々なくなるかもしれないとのこと。
毎年時期が来ると各学科の希望する女生徒[注 1]のところにどこからともなくアンケート用紙が届き、「彼女が考える時計塔で一番抱かれたい男」を記入すると自動的に転送され、後に結果が発表される。
なお、回答は義務ではなく、投票対象も生徒や講師を問わない。このため半ば都市伝説じみた扱いになっている。
メアリ・リル・ファーゴエルメロイ教室に入った頃には既に開催されており、ケイネス・エルメロイ・アーチボルトの死後に本格化した。

傍から見ると完全に馬鹿企画であるが、何らかの魔術が噛んでいることは間違いないため、ブラム・ヌァザレ・ソフィアリのように秘かに順位を気にしている人物や若き日の獅子劫界離のように術式に興味を持って調査を試みる人物も存在している。

『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の魔眼蒐集列車事件直後の時系列ではフラット、イヴェット、カウレス、スヴィンというエルメロイ教室の問題児たちが結果を巡ってさらに非公式のトトカルチョを開催し、賭け金にダイヤモンド鉱山や油田が飛び交う有様になり、オンライン管理していたため危うく国税局やMI6に介入されそうになったとのこと。

「ウロボロス機関」と呼ばれる謎の組織がランキングの管理を行っているとされているが、真相は不明。

真相[編集 | ソースを編集]

実はこのランキングの開催主は時計塔の法政科であり、現在の統括責任者は化野菱理

ランキング集計の目的は、現在の時計塔における各人の影響力を、学科を超えて調査する事。
本来、時計塔の学科同士はあまり仲が良くなく、学科をまたいで調査を行うとそれだけで警戒されるし、法政科ならなおさら煙たがられる。
そのため、どこからどう見ても馬鹿企画のアンケートに見せかけて情報を収集し、いささかバイアスがあることは承知の上で分析に使用してきたようである。

ロンドン市内にある十年前から所持者不明になっている廃屋地下に巨大な空間を作り、そこで古今東西の情報を取りまとめて集計を行っている模様。
化野曰く、彼女も数年前に前任者から地下空間ごと受け継いだらしく、分かっているだけでも数十年ごしの計画のようである。

なお、ロード・エルメロイⅡ世の分析では上記の影響力分析すら隠れ蓑に過ぎず、ウロボロス機関を含めて「グレートマザー」なる存在にまつわるかなりの厄ネタのようで、公にしないこととそれ以上の追求をしない事を条件に生徒たちを解放してもらって退散した。

順位[編集 | ソースを編集]

初回[編集 | ソースを編集]

獅子劫界離
ジャンマリオ・スピネッラよりも下。

2001年[編集 | ソースを編集]

メルヴィン・ウェインズ
8位。

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿の前年[編集 | ソースを編集]

ウィルズ・ペラム・コドリントン
2位。
ロード・エルメロイⅡ世
4位。

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿の年[編集 | ソースを編集]

ロード・エルメロイⅡ世
3位。ウィルズの死亡による繰り上がり。
ブラム・ヌァザレ・ソフィアリ
10位以下。

関連人物[編集 | ソースを編集]

化野菱理
現在のランキングの統括責任者。彼女もまた前任者から十年ほど前に引き継いだだけである。
獅子劫界離
かつて時計塔の生徒だった頃、ランキングの術式が独特だったことに目をつけて調査に乗り出した。
ジャンマリオ・スピネッラ
上記の調査が縁で界離と知り合ったらしい。なお、ランキングは自分の方が上だったと現在でも弄るネタにしている。
ロード・エルメロイⅡ世
魔眼蒐集列車の事件の直後のランキングでは繰り上がって三位にランクイン。
ランキングを巡って教室メンバーが騒ぎを起こしたことと、ランキングの順位が原因でブラムに嫌味を言われたことが原因で腹に据えかねたようで教室メンバーを調査に派遣した。なお、当初はランキング自体をフラットの妄言だと思っていたようである。
最後にはランキング自体が上記のように厄ネタだったことに気が付いたため、それ以上の深入りを避けることになった。
上記のようにフラットからは「No.1」と呼ばれているが、彼が勝手に呼んでいるだけなのか後に本当に一位を取ったのかは不明である。
フラット・エスカルドススヴィン・グラシュエートイヴェット・L・レーマンカウレス・フォルヴェッジ
上記の魔眼蒐集列車の事件の直後のランキングで、非公式のトトカルチョを開催して大騒ぎを起こし、怒ったロード・エルメロイⅡ世からランキングの調査を命令された。
メルヴィン・ウェインズ
上記の調査に協力した人物。
彼自身は普段の言動が言動なため毎年順位が乱高下しており、2001年のランキングでは8位につけたため「メルヴィン宇宙の旅」と言われたとか。
また、彼の順位がアメリカの株価と連動しているという胡散臭い分析もあるが真偽は不明。
ブラム・ヌァザレ・ソフィアリ
実は順位について気にしていたようで、上記のランキングでロード・エルメロイⅡ世に抜かれたことで彼に嫌味を言うほどであった。
ウィルズ・ペラム・コドリントン
女生徒に人気があった設定どおり、前回のランキングでは二位につけていたが、フェイと妖精郷に去ってしまったため今年のランキングには入らなかった。
シャルダン
若い頃は相当な美男子だったようで、ランキング集計所の地下空間にも写真が残されていた。
ウェイバー・ベルベット
学生だった頃のロード・エルメロイⅡ世も対象になっていたようで、やはりこちらも写真が残っていた。そしてグレイが暴走した。
ドクター・ハートレス
彼も投票対象だったようで写真が残されていた。

メモ[編集 | ソースを編集]

話題まとめ[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. 上述のように、希望するなら男子生徒のところにも届くようである。

出典[編集 | ソースを編集]


リンク[編集 | ソースを編集]