「クリプター」の版間の差分

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2020年4月16日 (木) 21:37時点における版

概要

カルデアを襲った新たな敵であり、ソラから降り注いだ7人の裏切り者。異星の神の伝道者。

人類の文明と成長を間違いだと断じ、これまでの人類史、汎人類史に叛逆し、地球を古く新しい世界に生まれ変わらせる。
異聞帯を管理し、空想樹が根付いた後の異聞帯を発展させる役割を持つ。
クリプターの担当する異聞帯への移動は、異星の神の使徒の手によって行われた。

サーヴァントの召喚は現地で行い、異聞帯の“領土”に紐付く英霊と契約を行う。

クリプターに与えられた使命は、異聞帯を定着させ、汎人類史の強度を上回る事。人類史の再編を目的としており、「今一度世界に人ならざる神秘を満たし、神々の時代をこの惑星に取り戻すこと」であり、端的に言うと神のいる土壌を作り直すこと。
その為に遠いソラから降臨した神の導きにより「七つの種子を以て選抜された新たな指導者がこの惑星を作り替える」―――そのための戦いを行っている。

異星の神は、収益と損失が互いに補填せずに嵩を増す機構に落ち着き、無駄が多く循環できるものを循環させずにいる状況である汎人類史を、間違いではなかったが正解でも無かったと考え、答え無き惑星の現状に嘆いて降臨する事を選択した。

本来、異星の神に選ばれたのはキリシュタリア・ヴォーダイムのみで、後の6人は見捨てられた。キリシュタリア単体で成立し、白紙化地球でキリシュタリアは無敵となり、他との競合は必要がなかった。
だが、キリシュタリアが「他の6名が自分に勝る可能性はゼロではなく、僅かな可能性があるなら切り捨てない」「人理を再編するなら自分だけでは意味がない。彼らにも選択の機会を」という考えで、残りの6人も必要と推薦し、虚数に沈み対価を払えない状態の6人の代わりに「世界を敵に回すほど苦しみ」とされる蘇生の代償を肩代わりした事で6名も蘇生された。
最終的に生き残る異聞帯は一つである為、クリプター同士は仲間ではなく、空想樹を育て切った後は互いの“領土”の食い合いになる。

最も優れた『異聞の指導者』が世界を更新するという側面から、概念自体は聖杯戦争のそれに共通するものがある。
だがその競争に「汎人類史」は"観戦"する権利すら与えられず、主人公 (Grand Order)の活躍した世界は、2017年を以てカルデアの凍結と同時に終焉を迎えた。
“異星の神”による侵略が終わった今、カルデアの抹殺は余分な仕事、クリプターにとっては雑務でしかないが、障害であることも否定できない。

マリスビリー・アニムスフィアは存命していたころからマシュ・キリエライトを除くAチーム7人のことをクリプターと呼称していた。

名前 担当ロストベルト 担当空想樹 使役サーヴァント
カドック・ゼムルプス 永久凍土帝国 アナスタシア オロチ アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ
オフェリア・ファムルソローネ 無間氷焔世紀 ゲッテルデメルング ソンブレロ シグルドスルト
芥ヒナコ虞美人 人智統合真国 シン メイオール 蘭陵王
スカンジナビア・ペペロンチーノ 創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ スパイラル  アシュヴァッターマン
キリシュタリア・ヴォーダイム 神代巨神海洋 アトランティス&星間都市山脈 オリュンポス   カイニスディオスクロイ
ベリル・ガット ■■円卓領域 ■■■■■・■・■■ セイファート 
デイビット・ゼム・ヴォイド ■■樹海■■ ■■■・■■■■■

メモ

  • 異星の神が「秘匿者」と書いてクリプターとルビを振っていたため、そういった意味合いがあると思われる。また、キリシュタリアが「秘匿者」と称されている。
    • ちなみにスペルを『Crypter』とした場合は「暗号化する」という意味となる。コンピューター用語としては、マルウェアに代表されるウィルスソフトを暗号化してセキュリティをすり抜ける技術の事である。
  • お互いの異聞帯の状況はリアルタイムで把握しておらず、出入りが可能なカイニスアルターエゴの情報、およびクリプター同士の通信時のやり取りに依存している。
  • 主人公が序章で生き残らずにAチームの誰かが生き残っていた場合、人理修復が可能なのはキリシュタリアかデイビット。カドックは運命力が足りず[注 1]、他のクリプターは早々に様々な理由でダメになる。
    • だがデイビットは人理修復後の2018年からの脅威に耐えられず、キリシュタリアは半分くらいまでならクリアーできるが、そもそもクリプターである時点で勝てないとされている。[出 1]

脚注

注釈

  1. アナスタシアがいればなんとかなるかもしれないが、異聞帯でないと“あのアナスタシア”には出会えない。

出典

リンク