「化野菱理」の版間の差分
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:後に何を思ったか「英雄史大戦」のキャラバン大会に参加して、チャンピオンを一回戦で撃破して波紋を呼んだ。 | :後に何を思ったか「英雄史大戦」のキャラバン大会に参加して、チャンピオンを一回戦で撃破して波紋を呼んだ。 | ||
2024年8月17日 (土) 12:55時点における最新版
化野菱理 | |
---|---|
読み | あだしの ひしり |
外国語表記 | Hishiri Adashino |
性別 | 女性 |
誕生日 | 3月23日 |
身長 | 168cm |
体重 | 54kg |
好きな物 | 陰謀 |
苦手な物 | 平穏 |
所属 | 時計塔・法政科 |
魔術系統 | 東洋と西洋の占術を独自に融合させた魔術。使い魔は蛇で、蛇に見立てた結界も |
魔術属性 | 水 |
魔術特性 | 毒 |
魔術回路・質 | C |
魔術回路・量 | B |
魔術回路・編成 | やや変質 |
声優 | 皆口裕子 |
演者 | 壮一帆 |
初登場作品 | ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 |
概要[編集 | ソースを編集]
- 略歴
- 時計塔の法政科に所属する魔術師。
- 生前のゲリュオン・アッシュボーンから遺産管理人に指定され、「剥離城アドラ」の遺産相続を取り仕切るために現れる。参加者達に遺言状のメッセージを伝えるが、その後何者かに殺害された死体となって発見され、事件の幕開けとなる一人目の犠牲者となった。
- しかし、事件解決後、時計塔に戻ったエルメロイⅡ世とグレイの前に無事な姿を現す。自分の死が偽装であったことを明かし、事件への関与を問い詰めるエルメロイⅡ世に平然としらを切った。
- 人物
- 友禅の振り袖を纏った妖艶な美女。踝まで届く黒髪で、眼鏡を掛けている。爬虫類じみた冷たさを感じさせ、しばしば「蛇」に形容される。
- 十二の学部がある時計塔の十三番目の学部「法政科」に所属する魔術師。形こそ違えど「神秘の追求」を目的とする他の十二の学部とは違い、法政科は魔術と現実社会の折衝、あるいは時計塔内部の均衡の調整など、時計塔という組織の維持安定を目的とする。つまり、「根源」を目指してない魔術師の集まりであり、菱理自身もまた根源探求を「馬鹿げている」
- 瘤とも言える権限の大きさから、多くの魔術師達からは快く思われていない。
- エルメロイⅡ世の推理によれば、法政科はこの何百年もの間アッシュボーン家とは繋がりがあり、法政科にとって不都合な魔術師をアッシュボーンの魔術刻印蒐集の犠牲者として斡旋し、その事実を揉み消していた模様。
- 父親は霊墓アルビオンからの生還者で、迷宮内で娶った妻と生まれたばかりの息子を置き去りに独りだけ地上に戻りはしたものの、そのことが呵責となったのか次の妻に菱理を生ませて間もなく死去した。
- のちにノーリッジの養子[注 1]となり、長じて法政科に所属、新人の頃に担当した現代魔術科の資料を調べるうち、既に失踪していたドクター・ハートレスの助手クロウが異母兄、化野九郎であることを知る。以降、ひそかに兄の行方を追う中で、魔眼蒐集列車での事件を機に兄とハートレスの関係についてとある確信を得ていた。
- 時計塔の維持安定という仕事上の目的の為ならえげつない手段も躊躇わずに使用する蛇のような性格だが、業務外ならそれなりに遊び好きな趣味人の顔を覗かせている。
- 能力
- 魔術師としての能力は一流。属性は水、特性は毒。時計塔の維持を目的とする法政科の魔術師は「死なない」ことに特化しているらしい。
- 化野の家系は蛇に由来する魔術を伝えており、血族に稀に発現する魔眼もそれに連なる「対になったものを見つけ出す」「失せ物探し」といった能力を持つ。
- 掛けている眼鏡は魔眼殺しであり、彼女も化野家に由来する蛇の魔眼を持っている。劇中の事件において、彼女が的確なポイントに早期到着しているのはこの魔眼の能力により、それ以外でも法政科で手柄を挙げたり兄の行方を追ったりするのにも活用している。
- 『case.魔眼蒐集列車』では光の鎖や封印の布へ変じる蛇を使った呪縛用の魔術を披露した。
- また、彼女の友禅は魔術で少し地面から浮いているようで、どれだけ引きずっているように見えても汚れないとのこと。
登場作品[編集 | ソースを編集]
Fateシリーズ[編集 | ソースを編集]
- Fate/strange Fake
- 3巻で名前のみ登場し、7巻で相方のゴルドルフ・ムジークともども本人が登場。ロード・エルメロイⅡ世を偽りの聖杯戦争に介入させない為に暗躍している模様。
- ロード・エルメロイⅡ世の事件簿
- 「剥離城アドラ」の遺産相続を取り仕切る管理人。
「魔眼蒐集列車」では現代魔術科先代学部長との意外な因縁が明らかとなった。
Fate関連作品[編集 | ソースを編集]
- 氷室の天地 Fate/school life
- 穂群原学園の保険医として登場。「笠間」という偽名を名乗っていた[注 2]。学園内部に入り込んで聖杯戦争の揉み消しを行っている模様。
- 後に何を思ったか「英雄史大戦」のキャラバン大会に参加して、チャンピオンを一回戦で撃破して波紋を呼んだ。
人間関係[編集 | ソースを編集]
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿[編集 | ソースを編集]
- ロード・エルメロイⅡ世
- 似た者同士として誘いを掛けるが、彼からは拒絶される。
- 『氷室の天地』では彼と連絡を取り合いながら、実質的な代打ちとして英雄史大戦のキャラバン大会に参戦していた。
- ドクター・ハートレス
- 異母兄。
- ワレッタ・コドリントン
- アニメ版第四話にて、マーベリー工房をコドリントン本家に接収したい彼女に協力する形で事件に介入した。
- 実のところ化野の目的はマーベリー工房にある魔眼蒐集列車の資料を手に入れる事であり、工房が誰の手に渡ろうがどうでもよかったものと思われる。
- ゴルドルフ・ムジーク
- 法政科の後輩。まだ純朴な少年の頃だったためかわりと可愛がっている模様。
- ディンベルグ卿
- アニメ版DVD付属のドラマCDで言及。
- 時計塔における法政科(と自分)の影響力を増す為に、彼の遺産を法政科が継承する事を主張した。
- ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ
- 上記のディンベルグ卿の騒動をはじめ、ロード・エルメロイⅡ世絡みの事件で顔を合わせることがたまにある相手。
- 仕事の性質上たいてい利害対立が絡むが、どちらも腹黒なため性格的な相性はそれほど悪くない。
- ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト
- 上記のディンベルグ卿の騒動をはじめ、何かと利益がある事件に首を突っ込んでくるため顔を合わせることがたまにある相手。
- 当然利害の問題になることが多く、ライネスと違って直情型であるため性格的な相性はかなり悪い。
氷室の天地[編集 | ソースを編集]
- 龍造寺
- 冬木市有数のゲーマーであり、英雄史大戦のチャンピオン。
- 参加した英雄史大戦のキャラバン大会の一回戦であっさりと撃破して周囲を震撼させた。
- 沙条綾香 (氷室の天地)
- 潜伏先の穂群原学園の生徒であり、同じ魔術師同士。上記の大会の二回戦で激突した。
- 大会終了後に聖杯戦争について遠坂ともども法政科として裁定を下し、ロンドンに召還した。
- 氷室鐘
- 潜伏先の穂群原学園の生徒。上記の大会の準決勝で激突した。
- 角隈
- 潜伏先の穂群原学園の生徒。
- 上記の大会の参加者であり、当初はまったく興味を抱いていなかったが、あまりにも不可解に過ぎる勝ち筋にロードまで巻き込んで注目することとなった。
- 相方の遠坂凛が準決勝を勝ち上がり、その直後に眠り込んでいた彼も覚醒した為、決勝戦で激突した。
- 遠坂凛
- 潜伏先の冬木のセカンドオーナーであり、聖杯戦争の主催者であり、上記の大会での角隈のパートナー。
- 大会終了後に聖杯戦争について沙条ともども法政科として裁定を下し、ロンドンに召還した。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「魔術師は欺瞞と神秘とのダンス。誰もが根源など辿り着かないと知っているのに目指している。私たちだけはそんな馬鹿げたダンスから離れていられると思っているんだけど、違ったかしら?」
- ロード・エルメロイⅡ世を自らの同類と呼び、彼女は誘いをかける。しかしその返答は――。
メモ[編集 | ソースを編集]
- 剥離城アドラにおいて、連続殺人の被害者を偽装した時に死体に眼鏡がなかったのは、魔眼殺しが貴重品故にこれだけは回収していたから、との事。
- 特徴的な長い髪、魔眼と魔眼殺し、妖艶な美女、「蛇」に形容される雰囲気。『アーネンエルベの一日』においてとある観光客に絡んでいき苦手意識を持たせたとある英霊の容姿を彷彿とさせる。
- 眼鏡好きで知られる磨伸氏によると、彼女を氷室の天地に登場させる際、ロード・エルメロイⅡ世の事件簿の作者である三田氏から許諾を貰ったとのこと。
- 『ロード・エルメロイの事件簿』終盤時点での「時計塔で一番抱かれたい男ランキング」の主催者という意外な顔も持っている。
- なお、これについては「時計塔で誰が影響力を持っているかを把握するため」という法政科的な目的のある行為。普通にやったら学科をまたぐため警戒されるが、ここまでアホな企画なら興味は持っても警戒はしないだろう、という理由から。
- だが、彼女も先任者から十年前に受け継いだだけであり、その先任者もまたさらなる先任者から受け継いでいるとのこと。これについては、主催しているとされる秘密結社「ウロボロス機関」ともどもかなりの厄ネタのようで、「グレートマザー」などの気になる言葉とともに、追求者であったロード・エルメロイⅡ世もそれ以上の深入りを断念した。
- なお、これについては「時計塔で誰が影響力を持っているかを把握するため」という法政科的な目的のある行為。普通にやったら学科をまたぐため警戒されるが、ここまでアホな企画なら興味は持っても警戒はしないだろう、という理由から。
- 『氷室の天地』では穂群原学園の保険医として潜り込みつつ聖杯戦争の動向を伺っていたが、『ロード・エルメロイの事件簿』での描写を考えると聖杯戦争の時期は本来時計塔に釘付けでとても冬木まで来れる余裕がなかった、とのこと。
- これについて、とあるトラブルメーカーが盛大に何かやらかした結果いろいろと事情が変わって時間的余裕ができたようである[注 3]。
脚注[編集 | ソースを編集]
注釈[編集 | ソースを編集]
- ↑ ノーリッジ卿は才能はあるが孤児であったり経済的に恵まれていなかったりと不遇な若き魔術師を支援し、場合によっては養子にすることもある人物。そのため時計塔内にはノーリッジ姓を名乗る魔術師が複数存在し、たとえば『2015年の時計塔』に登場するフラウロスの秘書が「ノーリッジ」と呼ばれている。
- ↑ 『Fate/stay night』でも同名の保険医が登場しているので、彼女もそれである可能性が高い。なお、『氷室の天地』で聖杯戦争の後始末が終わった後に時計塔に帰った後にも「笠間先生」は存在しているが化野とは似ても似つかない人物であり、一時的に認識操作で成り代わっていただけのようである。
- ↑ ちなみに、聖杯戦争の2か月前くらいの年末に、ルーマニアのトゥリファスで原因不明の爆発事故が発生したようだが、関連性は明言されていない。
出典[編集 | ソースを編集]