「アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕」の版間の差分

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2019年4月2日 (火) 00:23時点における版

ライダー
真名 アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕
外国語表記 Altria Pendragon
性別 女性
身長 154cm
体重 52kg(プレゼント含む)
出典 ほぼ週間サンタオルタさん
地域 フィンランド(自称)
属性 秩序・善
一人称
二人称 お前/貴様/〇〇(呼び捨て)/トナカイ[注 1]
三人称 お前たち/貴様ら/〇〇(呼び捨て)
声優 川澄綾子
デザイン 武内崇
設定作成 奈須きのこ
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

騎兵」のサーヴァント

略歴
Fate/Grand Order』では 期間限定イベント「ほぼ週間サンタオルタさん」にて、クリスマス直前に突如として降臨した自称"息凍る真冬を切り裂く悪のサンタクロース"。
逃げ出したトナカイの代役として主人公をトナカイ役としてアンサモンし、子供達(サーヴァント)からサンタ宛に届いたお便りを頼りに各地を巡り、プレゼントを配る。
プレゼントの内容は全て礼装であり、その絵のモチーフに因んだ実物や概念を送ることで各サーヴァントに喜ばれたり心の傷を抉ったりする。
人物
ミニスカートのサンタコスチュームに身を包んだセイバーオルタ
間違いなくセイバーオルタ本人であり、性格も実質剛健でスパルタ主義なのは変わっていないが、サンタそのものになりきっているためパーソナリティが色々変化し、行動全てが自分の中で描いたサンタ像やルールに則ったサンタの形式にこだわっている(主人公にトナカイの被り物を頭につけさせるのもその一つ)。
主人公にとっては本編序章、大空洞での死闘以来の再会となる(?)が、かつての強敵の唐突かつ迷惑な呼び出しであるにも関わらず二つ返事で付き合い、一週間二人で様々な子供達の元に押し掛けることとなった。
ここまでこだわりを込めた憧れのサンタになった理由は、世間が自分のことを誤解していると感じており、みなに感謝の贈り物をしたいかららしい。しかし「飽きっぽく短気」であることも自覚しており、もし一人だったら一人目で投げ出していたとのことで、最後まで付き合ってくれたトナカイには感謝を示す形でサンタオルタ自身がプレゼントとなり、剣を用いた騎士の誓いを持って正式な契約を交わした。
「サンタとは陽気なもの、笑顔を振りまくもの」という彼女の夢と理想、憧れからか普段より少しだけ親切でフランクになっている(ジャックとアリスへの対応を見ていると少しどころではない気もするが)。顔を赤らめたり、別世界で自身が黒化する前にマスターだった人物のモノマネをしたり、可愛いノリで歌を歌ったりと普段の彼女からは想像出来ない一面が多く見られる。他、属性も秩序・悪ではなく秩序・善に、クラスはセイバーではなくライダーとなっている(ちなみにアルトリアがセイバー以外のクラスで登場するのは、Fateシリーズ全体を通してこれが初である)。
なお、サンタコスはとても気に入っているらしく霊基再臨しても「決して着替えない」と言い切る。ミニスカゆえにもの凄く寒いらしいがそれも我慢しているとのこと。
能力
戦闘ではサンタ衣装で大きなプレゼント袋を片手に、そのまま袋で殴ったり卑王鉄槌で切り刻むなど、コスプレした暴君が見られる。
なお、ライダーとなっても宝具は変わらず『約束された勝利の剣』であり、クリスマスメロディを口ずさみながら贈られる黒き極光は本家セイバーオルタと遜色のない(というか並のプレイヤーだと本家を上回る)威力を誇る。
しかも強力な回復スキルまで有している希少性もあり、総じて初期の☆4キャラとしてはバランスの良い性能。
ラムレイ二号という名前の空を飛ぶソリを持っている(誰かさんに「カバみたい」と評されるなど見た目は難であるらしい)が、ソリを牽引するトナカイは「宝具をジェット代わりにして飛行した」ら逃げ出してしまったらしく、以降は、主人公が回収してきた魔法のくつしたを燃料代わりに空を飛ぶ。
ちなみに主人公はトナカイの役割を割り振られているが、ソリを引くのでなくオルタと並んでソリに搭乗している。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
ライダー 主人公 (Grand Order) A C D B A A++ 対魔力:A
騎乗:A
聖者の贈り物:EX
直感:A
魔力放出:A-
サンタクロースとして振舞っている状態。

宝具

約束された勝利の剣(エクスカリバー・モルガン)
ランク:A++
種別:対城宝具
レンジ:1~99
最大捕捉:1000人
由来:アーサー王の聖剣エクスカリバー。
生前のアーサー王が、一時的に妖精「湖の乙女」から授かった聖剣。人ではなく星に鍛えられた神造兵装であるが、黒色の魔力を用いる関係で、剣身や放たれる極光は本来と違って黒く染まっている。
サンタになっても特に変化なし。名前にさえ何のひねりも無いところにハロウィンで出張ったサーヴァントとの差が感じられる。というかサンタクロースにはまったくもって無用の長物だが「何かの間違いでクリスマスに怪獣が現れる事もあるだろうし、持っていて損はない」とのこと。
ゲーム内の仕様でも、「敵全体にとても強力な攻撃&自身のNPを少しリチャージ[注 2]」という効果のBuster宝具。

真名:アルトリア・ペンドラゴン〔サンタオルタ〕

アルトリア・オルタが自らのイメージを払拭しようと一念発起し、子供達の味方・サンタクロースとして活動しようとした姿。
良い子にプレゼントを贈るために奔走するが、悪い子には罰を与え、良い子にした後にプレゼントを叩きつける。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
『ほぼ週間 サンタオルタさん』イベント報酬。
宝具の仕様に関してはセイバーと同様。イベント配布ゆえに宝具レベルは簡単に上げることができたため、目を見張る破壊力は非常に発揮し易い。

その他

ちびちゅき!
お月見イベントでお団子が盗まれた際、唐草風呂敷でクリスマスプレゼント用の物品を集めて回っていたために容疑者の一人にされた。

人物関係

Fate/Grand Order

主人公 (Grand Order)
緒戦からの腐れ縁に近い間柄。2015年のクリスマスイベント時は、逆に主人公を強制召還することで先導者トナカイとして契約しており、主従が逆転することになった。
期間限定イベント『二代目はオルタちゃん』ではサンタリリィに自己を確立させる為のイベントの手配を全て任せる程に強い信頼を抱いている。
ランスロット
2015年のクリスマスイベントでトナカイ代わりに使おうとするが、意思疎通ができない上にメンタルが打たれ弱すぎたため解雇したとのこと。
ファントム・オブ・ジ・オペラ
2015年のクリスマスイベントでプレゼントを届けた相手の一人。珍しくその慟哭に耳を傾け、「役者」として評価している。
シュヴァリエ・デオン
2015年のクリスマスイベントでプレゼントを届けた相手の一人。同じ男装仲間として彼女のことをいたく気に入ったようで、「気が合いそう」「後で連絡先を教えろ」などと終始ご機嫌であった。
ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕
彼女にプレゼントを叩きつけるために始めた」とも語った通り、アルトリアがサンタを始めた発端。
ピエールイジメで燻っている姿を見かねて、ジャンヌ・オルタが再び立ち上がるきっかけを作った。
ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ
期間限定イベント『二代目はオルタちゃん』にて共演。
当初は袋を盗みにきた彼女に問答無用にカリバーを叩き込んだが、彼女の存在基盤が非常に脆弱である事を見抜き、自己を確立してくれることを望んで2016年のサンタ役を譲った。
ギルガメッシュ
プレゼントを熱望されているが、徹底的に無視を決め込んでいる。
アストルフォ
期間限定イベント『ホーリー・サンバ・ナイト』にて、イングランド代表として「ブリテン島コンビ」を組んで出場した。
アルテラ・ザ・サン〔タ〕
自分から数えて三代目のサンタ。
期間限定イベント『ホーリー・サンバ・ナイト』では、下記の四代目があまりにアレなので真面目にやっているのか怪しんでいる。
幸い、四代目にサンタを譲った経緯は知らないようであるが。
ケツァル・コアトル〔サンバ/サンタ〕
自分から数えて四代目のサンタ。
期間限定イベント『ホーリー・サンバ・ナイト』では、さすがにサンタからかけ離れ過ぎだろう、とドン引きしている。
ブラダマンテ
期間限定イベント『ホーリー・サンバ・ナイト』にて、イベント終盤でブラック・ケツァルマスクに対抗する為に自身のサンタパワーを彼女に託す事にした。

名台詞

Fate/Grand Order

「シャンパンの準備はいいな? プレゼントの時間だ!」
「サンタからの贈り物だ。 聖夜に沈め!『 約束された勝利の剣 エクスカリバー・モルガン』! フンフッフ~フンフッフ~フンフッフンーフフ~ン♪」
クリスマスソングのBGMと鼻歌交じりに叩きつけられる聖夜の帳。それはセイバーオルタをも上回りうる滅殺のプレゼント。
「ほう……ハロウィンを祝うサーヴァントもいるのか。私よりキラキラに飾っているな。飾っているな……よし、夕食はドラゴンステーキにするとしよう」
手持ちにハロウィンエリザがいると発生するマイルーム会話。対抗意識を燃やした挙げ句、排除にかかろうと目論む。エリちゃん逃げて~!
ちなみに、ライダー(元セイバー)対キャスター(元ランサー)なのでクラス相性的にも完全に一方的。エリちゃん本当に逃げて!
「別にオマエに敗れたコトなどないし、あまり気にしてもいない」
『ほぼ週間サンタオルタさん』にて主人公と再会して。
大空洞で敗退して以来の再会だが、負けたのは別人でありアーチャーがろくな食事を出さなかったせいだという。
アーチャーも主夫としてのプライドがあるのか、ジャンクフードは与えなかったらしい。
「そんなコトはない! 色々と検討した結果、一人ぐらいはいた!」
同シナリオ序章にて、主人公から「他に頼る人がいなかったんだね」と言われて。
顔を赤くして声を荒げて否定するも、結局のところ主人公以外にはまともに意思疎通のできないヤツ一人しかいなかったという悲しい事実。やはり王は孤独なご様子。
なお、断られることを想定して半ば脅迫するつもりだっただけに、あっさりトナカイになった主人公に「一つ返事だと……!?」「頼もしいな!?」とここでも顔を赤くした。
「フッ。星3たちが騒ぎよるわ」
「フッ。アーチャーどもめ、カトンボのように落ちていくわ」
同シナリオ第四夜にてエミヤロビンフッドダビデに対してのメタ発言。(ただしエミヤは星4なので正確ではない)
格の違いを見せるがごとく、セイバーと見くびった三人をまとめて一蹴してしまう。
トドメとばかりにこれまたメタカードのランサー版野外ライブをプレゼントする等、この日ばかりはまさに"悪のサンタクロース"だった。
「た、ただいま」
上記中堅アーチャー達を制圧した後、トナカイから「おかえりなさい」と言われて。
頬を染めて声を詰まらせる姿は、日頃のオルタからは想像できない姿である。
「それは出来ない。 手紙を送っていない者に、届けるプレゼントはない」
「だが! 心の底からの願いであれば口にするがいい! 淋しいから欲しい、では話にならん!
 楽しそうだから欲しい、欲しいから欲しい、とな! さあ、勇気を見せてみろ!」
同シナリオ第五夜にて、固有結界を使ってまでサンタを呼び寄せたジャック・ザ・リッパーナーサリー・ライムの事情を知って。
一瞬悲しげな表情をしながらも、プレゼントは便りがなければあげられないという自身のサンタルールを貫くことを選んだ。
――――だが純粋な幼子たちを切り捨てるのではなく、彼女たちに力尽くでプレゼントを奪えと発破をかける方法を彼女はとった。
「ぐわ――――――!
 や――ら――れ――た――!」
同シナリオ第五夜にて、ジャック・ザ・リッパーナーサリー・ライムにやられるサンタオルタ……の演技。
演技と書いてあるとおり実際は主人公たちが勝ったが、それでも彼女たちのためにわざと敗けたフリをした。
なおこういった経緯のせいで少女達は「サンタのプレゼントは戦って勝ち取るもの」と誤った知識を得てしまい、翌年普通にプレゼントをあげるつもりだった2代目サンタが2人と強制的に戦闘させられるという結果を招くこととなる。
「オルタちゃん、などと言うな!」
同シナリオ第五夜にて、トナカイからの一言に対して。神経が図太い主人公ならではの呼び方。なお、第七夜でも呼ぶチャンスがあるが、やはり怒られてしまう。
「もういい、黙りなさい!歩く詐欺マシーンですか貴方は!」
同シナリオ第六夜にて、各地で散々子供たち相手に詐欺行為を働いた挙げ句、自分が正当であるかのようにそれらの行為を演説するサンタを名乗るDEBUに対して。
思わず素の口調が出てしまうほど激昂している様子。『stay night』以外のスピンオフでは余程のことがないと態度を崩さない彼女をここまで荒げさせたのは、ある意味恐るべき快挙であると言える。
「……実のところ、私はこう見えて飽きっぽく、短気なのだ。気づかなかったと思うが」
同シナリオ第七夜にて、トナカイへの感謝の言葉。一人ならば最後までプレゼントを配ることができず投げだしていたと明かす。
誰が見ても明白なのだが、主人公も「まぁ、はい」と付き合いの良い返事をしており、そういうところも好ましいと思っている様子。
「貴様は我が騎士、我が従者にして先導者。
 どうかこの先も、その明かりを絶やさぬよう努めてほしい」
同シナリオにて別れのとき。プレゼントは新しい戦力。騎士の誓いの形式で正式な契約を結んだ。
なお主従関係について聞くと「私がサンタで、貴様がトナカイという契約ではなかったか」という答えが返ってくる。
「走れソリよ~♪ 風のように~♪ 特異点を~♪ パドルパドル~♪」
イベント報酬画面での台詞(?)の一つ。凛々しい声のまま歌い上げるパターンと普段なら絶対出さないであろう可愛い声で歌い上げるパターンの2種類が(なぜか)存在する。
なお、歌詞は『ブロッサム先生』で赤王が歌っていたものに由来している。
声こそないが、本編では「走れ騎兵ー、闇を裂いてー、吹雪の中ー、迷うまようー!」と歌う別バージョンもあり、そちらはトナカイから「なんで怒鳴ってるんですか」と酷評されてしまう。
ちなみに、パドルと言うのはカヌーで使用する櫂の事。これだけだと意味が分からないが、パドルはお尻叩きにも使われ、パドリングはスパンキングの一種とされている。馬の尻を叩く様に、トナカイの尻を叩くと言うことなのだろうか……?
なんという素晴らしいソリなのか……
そしてなんという美しい馬なのか……
クリスマスが終わった翌日、晴れやかな朝焼けの中、サンタは思う。
「早く来年にならないものか……一年の内363日が無駄とは、人間とはかくも悲しい生き物だ……」
だが彼女は知らない。真の悲劇はすぐそこに迫っている事を。
―――そう。サンタが一人だけとは、誰が言った?
絆礼装「ラムレイ二号」のフレーバーテキスト。クリスマスイベントで評された通り、ラムレイ二号はカバのような外見をしている。
一年の内、363日が無駄、とはクリスマスとイブ以外の日のことをさしているのだろう。
そして時は流れ、2016年のクリスマス。フレーバーテキストを無視するかの如く、彼女自身の手で新たなサンタが世に出るのだった。

メモ

  • 『Grand Order』でサンタオルタのキャラクターデザインを担当した武内氏によると、サンタオルタのデザインは「普段のクリスマスイベントとは違うものにしたい」という事が切欠だったが、イラストに入ると大変難産していたそうな。
  • クリスマスイベントで配っていたプレゼントは概念礼装であったが、選び方は相手によってまちまち。打たれ弱いバーサーカーには「龍脈」(開始NPチャージ)、当時アサシンクラス唯一の全体攻撃宝具を持っていたファントムには「天使の詩」(宝具威力UP)、スター関連のスキルが充実する荊軻には「優雅たれ」(スター発生率UP)を与えるなど、当初のゲーム的にそこそこ的確なオススメをしていた。少女2名とジャンヌ・オルタに送った期間限定礼装なども効果はともかく絵は相応しい。一方で顔出ししてきた新キャラにはシーズンの過ぎたカボチャや、アーチャー3人に黒鍵セット+某アイドルランサーの全体宝具という嫌がらせレベルの代物も…。
  • 『約束された勝利の剣』の効果はセイバーオルタのものと完全に同一効果である。

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脚注

注釈

  1. マスターに対して。
  2. オーバーチャージで効果UP

出典


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