「豊臣秀吉」の版間の差分
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=== ぐだぐだ太閤伝ZIPANG === | === ぐだぐだ太閤伝ZIPANG === |
2023年4月12日 (水) 20:06時点における版
セイバー | |
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真名 | 木下藤吉郎 >羽柴秀吉 >豊臣秀吉 |
読み | きのした とうきちろう >はしば ひでよし >とよとみのひでよし[出 1] |
性別 | 男性 |
身長 | 150cm(召喚時) |
体重 | 42kg(召喚時) |
属性 | 混沌・善 >中立・悪 |
初登場作品 | コハエース |
概要
『コハエース』に登場する、「剣士」のサーヴァント。全身に細かく傷が入った野生児めいた少年。
- 略歴
- 魔人アーチャーが語る生前の部下「サル」。真名は言わずもがな、信長の継承者にして天下人・豊臣秀吉。
- もともと魔人アーチャーの口から存在が匂わされていただけであったが、『コハエースこれくしょん』にてステータスつきで公開される。特にストーリーと呼べるものは現状公開されていない。
- 生前は彼女にぞっこんで、「おいサル!」とか呼ばれる度に嬉しくて必要以上に頑張っちゃっていた、愛され武将。「なんだよ、あんなサルにいいように言い包められてんじゃねーよ」とか言って殺しに向かった武将が次の日にはズッ友になって帰って来るくらいのスーパー人たらし。
- 計略に長け、柴田じゃどれだけ粘っても立てられない城を一夜で建て、水攻め、兵糧攻めで城を落とさせたら日本一。信長と同じくらい逸話に事欠かず、英霊の中でもチート・オブ・チート。
- 『帝都聖杯奇譚』の用語辞典でクラスは多分中国大返し的な意味でライダーと語られていたが、セイバーとして登場した。
- 人物
- 農民から天下人にまで至ったリアルチート武将。その逸話が反映されており、非常に特異な能力を持つ。
- 日数経過により能力値が変動し、それに伴い外見や性格、真名まで変化する。若々しい少年に始まり、日輪そのものといえる大英雄を経て、最終的には老害モードなどと言われるような残念な状態になる。
- 希代の人たらしと称されるカリスマ性があり、上司や敵にさえ気に入られやすい性質。端々の言動からすると結構なお調子者である。ただし、この性格は恐らくは現界時前半のものであり、7日を過ぎた先には悪い方向に向かっていくものと推測される[注 1]。
- 生前は信長にぞっこんで忠義を尽くしていた。草履を胸で温めるなどの美談が有名だが、信長が少女だと思うと途端に変態行為にしか見えなくなる。というか実際はただ彼女の草履をぺろぺろしていただけで、美談でも何でもないらしい。
- その信長曰く、「天真爛漫にして計算ずく、情にはもろいが冷酷無比。裏表がとても大きいがキラキラと輝く」[注 2]と、まさに日輪のような人間だったとか。その一方で、惚れた女性には頭が上がらないとのこと。また、大きな視点から物事を見る事もできたようで、信長が本能寺で死んだ後、「信長がいない世」ではなく「自分が治める世」を未来に見たことを明智光秀と比較して彼女からも評価されている。
- 能力
- 「自分固有の剣を持たない」という非常に珍しいセイバー。
- ステータスやスキルの傾向は正面から戦うよりもすばしっこく立ち回る持久戦型。
- 時間の経過ごとにステータスどころか宝具・真名まで変化していき、最盛期は大英雄クラスのステータスと反則ものの宝具を使用できる。
- その代わり最高のステータスで戦える期間が限られている。
- 他の三英傑である信長、家康とほぼ同格の強さを持ち、その相性は三すくみのような関係にあるらしい。
ステータス
クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考 セイバー ? E~A E~A D~A+ E~A C~EX E~EX 対魔力:C~A
騎乗:C黄金律:A
カリスマ:B~A+
中国大返し:C~A召喚直後からステータスが上昇し続け、
7日目に最高値になり、以降は低下してゆく。
宝具
- 日輪の子
- ランク:E~A
種別:神性宝具
レンジ:-
最大捕捉:- - 秀吉の生涯そのものを象徴した宝具。
- 召喚直後の7日間、能力値が上昇し続ける。1日経過するごとにステータス、スキル、宝具の性能が上昇し、7日目に最盛期に至る。さらに4日目以降は神性を獲得、7日目には神性:Aとなる。
- しかし、その後は7日かけて能力値が低下していき、最終的には14日目に消滅してしまう。これは元に戻っているわけではなく、晩年の無謀な朝鮮出兵や、忠義を尽くした部下にいいがかりをつけて処刑したといった逸話からくるもの。
- ちなみに日輪の子というのは自身を自称した表現である。
- 刀狩り(ブレイド・テイカー)
- ランク:E~EX
種別:対宝宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人 - 有名な「刀狩令」が宝具となったもの。日数の経過で性能が向上する。
- 1日目はランク:E、幸運判定に失敗した相手の武装宝具を極短時間使用不能にする。
- 4日目はランク:B、判定に失敗した相手の武装宝具を自身のものにして使用可能になる。
- 7日目には最大ランク:EXとなり、自身が宝具判定に成功すると奪った宝具の一時的な真名開放が可能となる。
- ちなみに秀吉自身はそれほど武器の扱いが得意ではないため、奪ったとしても本来の所有者ほどには使いこなせない。
- 固有の特徴的な武装を持たない秀吉がセイバークラスであるのはこの宝具のおかげ。
- 一夜城(スノマタ・キャッスル) > 超絶絢爛日輪城(ちょうぜつけんらんにちりんじょう) > 黄金魔境ZIPANG(おうごんまきょうジパング)
- ランク:E~EX
種別:城塞宝具 >???
レンジ:1~100
最大捕捉:1~???人
- 一夜城(スノマタ・キャッスル)
- ランク:E~B
- 敵の攻撃を受け止める城塞を召喚する。
- 性能は高くなく、ランクD以上の宝具であれば問題なく突破されてしまう程度。ランクごとに耐久力がやや上昇する。
- 超絶絢爛日輪城(ちょうぜつけんらんにちりんじょう)
- ランク:A
- 6日目以降に召喚可能となる城塞宝具。固有結界ともいうべき天下人秀吉の黄金大魔術城塞。
- 城塞中心にある黄金の魔力炉からのバックアップにより、自身はほぼ無限ともいえる魔力を行使できる。
- さらには豊臣恩顧の英霊を軍勢として召喚することも可能。 ただし、彼らの召喚は黄金炉の魔力によって賄われているため、城塞外では短時間しか戦う事ができない。
- ちなみに傘下の武将ではあっても徳川は来ない。
- 黄金魔境ZIPANG(おうごんまきょうジパング)
- ランク:EX
- 詳細不明。
真名:豊臣秀吉
登場作品と役柄
Fateシリーズ
- Fate/Grand Order
- 『Fate/ぐだぐだオーダー』にまさかの登場。
- 『Fate/Grand Order』本編にはぐだぐだ組からたびたび言及はされるものの長らく登場していなかったが、期間限定イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』にて立ち絵はないものの回想シーンでついに本人が登場した。
- 帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline
- 聖杯戦争の説明の際に姿が登場。
- 前日譚にあたる『昭和戦国絵巻』に登場予定なので、「前回」に登場しているからの可能性もある。
その他
- コハエース
- 魔人アーチャーの口から存在は言及されていたが、『コハエースこれくしょん』にてステータスつきで登場。
- 『昭和戦国絵巻』の予告編では遠坂家のマスターの下にセイバーとして召喚されていた。
- 『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』ではまさかの主人公抜擢となった。
- ちびちゅき!
- テンションの上がった坂田金時とイヌ、キジと共に鬼が島へ行こうとする。
- 「ここに来ればノッブに会えると聞いた」とのことなので、学園在住でない可能性もある。
人間関係
コハエース
- 魔人アーチャー
- 生前の主君。ちょっとヤバい感じに懐きまくっている。
- 彼女の思考の過程を飛ばして結果だけを語る話法に付いて行けたのは秀吉だけと茶々は思い返している。実際、生前に彼女と完全な意思疎通ができたのは秀吉だけのようである。
- 戦闘面では、時間経過による強化は付随する神性のせいで意味をなさず、軍勢による攻撃も「三千世界」で蹂躙され、無限に湧いてくるという火縄銃の相性が「刀狩り」にとっても天敵と、非常に相性の悪い相手。
- 徳川家康
- ほぼ全ての能力が宝具を起点とする為、「刀狩り」による効果がこれ以上ないほどに刺さる相性の良い相手。
ぐだぐだ太閤伝ZIPANG
- 今川義元
- 桶狭間で休憩していたところを信長に先んじて独断専行して突撃し、サーヴァントの助けもあって討ち取った。
- 沖田総司
- サーヴァント。
Fate/Grand Order
- 茶々
- 魔人アーチャーの姪。後年になって迎えた側室の1人。年齢は掛け離れていたが仲は良く、いつも優しく接していたようである。
- 彼女の黄金律は秀吉の金に支えられており、その浪費癖には頭を痛めていた。また今は彼女が持つ兜と面も秀吉の蔵から持ち出した物。
- 彼女の宝具も秀吉の日輪城の成れの果てである。
- 織田信長〔バーサーカー〕
- イベント「デスジェイル・サマーエスケイプ」で回想される。草履をぶつけると喜んでいて、やっぱキモいと言われてしまった。
生前
- 森長可
- 織田信長亡き後の部下。だいぶ持て余しており、彼の暴虐な振る舞いにも諦め気味だった模様。
- 小牧・長久手の戦いで戦死した際に遺した遺書を読んで号泣している……と伝えられているが、同時に「彼がいるから世の中は思い通りにならなかったと認識できていたが、彼が死んだことでやはり思い通りだとわかった」と認識してしまった。
- なか
- 母親。
- 寧々
- 正室。茶々共々仲は良かった様だ。
- 小一郎
- 弟。後の豊臣秀長。
- 丹羽長秀
- 柴田勝家同様、古参の織田家幹部。
- 一説には、織田家時代の家臣としての名前「羽柴秀吉」の名字は柴田と丹羽から一文字ずつもらったと伝えられている。
- 竹中半兵衛
- 秀吉に仕え、支え続けたとされる軍師。
- 黒田官兵衛
- 半兵衛と並んで二兵衛と称えられたもう一人の軍師。
- 前田利家
- 加賀百万石の礎を築いた英傑で、最大の盟友。五大老の事実上の筆頭でもあり、自身亡き後の秀頼の後見を頼むが、僅か10ヶ月後に後を追うように死去する。
- 出雲阿国
- 阿国歌舞伎を創設した旅芸人。
- 自分の専属になるよう要請したものの、断られてしまったとか。
- 千利休
- フィクサーとして有用していたものの、様々な意見の相違で激しく対立。最終的に切腹に追い込んだ。
- 当然ながら利休側からはかなり恨まれており、「もし再開したら全力の利休パンチをお見舞いする」と怒りを滲ませていた。
- ただし「人の善悪の極みを体現した様な人間」と評価もしている。
- 石田三成
- 茶坊主をしていたのを見出し、以降一番の腹心として重用した相手。
- 「彼に頼み事をして裏切られた事は一度もなかった」と全幅の信頼を置いていた。
- 豊臣秀次
- 養子。次代の関白職を譲るなど後継者として育てていたが、秀頼が産まれたことをきっかけに話が拗れ、最終的に切腹に追い込んだ。
- 彼の死に連座して女子供まで含めた縁者三十人前後が処刑される事態となり、その中には秀次の側室候補で直接の面識すらなかった15歳になる駒姫も含まれていた。
- 切腹した秀次の首は三条河原に晒し物となり、縁者たちは遺体をそのまま穴に埋められ「畜生塚」と題される有様であり、「秀次事件」として後世まで悪名を遺す結果となった。
- この時の犠牲者の中に駒姫も含まれており、上記の利休が『ぐだぐだ新邪馬台国』のイベントを引き起こす原因の一つとなった。
- 捨
- 長男。長らく子供ができなかった事から後継者へと期待していたが、幼くして病没してしまう。
- そのためにもう子供はできないと思って秀次を養子に取ることになった。
- 拾
- 次男。後の豊臣秀頼。
- 彼が産まれた事で次に後継者にしたいと思ってしまったことが上記の秀次事件の原因ではないかと想像されている。
- 万暦帝
- 朝鮮出兵当時の明の皇帝。中国史に悪名を轟かす暗君中の暗君で、「明は万暦に滅びる」とまで言われた。
名台詞
Fate/ぐだぐだオーダー
- 「目を覚まして下されノブナガ様ァ!!」
- 「Fate/ぐだぐだオーダー第9回」にて[出 3]。自分を差し置いて『Fate/Grand Order』の参戦が決定した桜セイバーに怒り魔王化したノッブを一刀両断。ギャグかと思いきや本当にノッブが死んでしまった。
- 対するノッブのリアクションは「へうげ!?」。キャスティングといい両断っぷりといい、『へうげもの』の一シーンのパロディと思われる。
Fate/Grand Order
- 「利休には長い事、世話になってるからな。俺が天下人になるのに利休の茶はほんと役立ってくれたよ。
俺にとってはおやじ殿みたいなもんだ。親をないがしろにしてはいかんて。」 - 期間限定イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』にて、石田三成の生前の回想シーン。
- 千利休が立場をいいことに武器や兵糧まで商って私腹を肥やしていると進言を受けて、実利と感情の両面からいろいろと世話になっているから、と返す。
- 三成はとりあえず意見を引っ込め、内心で秀吉の甘さに忸怩たる思いを感じる、のだが……。
- 「うん、さっきのやっぱなし。」
「よく考えたらもういらんわ。殺せ。」 - 同上。上記の直後[注 4]、百八十度意見が変わる。
- 三成としては「今後増長するだろうから釘をさしておくべき」くらいのつもりだったようだが、まさかの処刑宣告に絶句せざるを得なくなった。
- そしてプレイヤーも、これまで秀吉について言われていた「裏表がなくて情愛と冷酷が同時に存在している」という要素のマイナス面に戦慄するのであった。
メモ
- 元は経験値氏の同人誌に描かれていたサーヴァント。単行本『コハエースこれくしょん』に再録され、合わせて新規にステータスが掲載された。
- ちなみに単行本への収録にあたり、改めて奈須きのこ氏に許可をもらったとのことで、一応公認。
- 宝具名である「超絶絢爛日輪城」や固有スキルなどセガのアーケードゲームである『戦国大戦』の影響が強い。経験値氏もこのゲームのプレイヤーであり信長がこのゲームに出たいと言うなど[出 4]、コハエース内でもこのゲームのネタが出てきている。
- なお、『戦国大戦』はFGOとコラボする事なく2017年にサービスを終了しているが、2022年に続編の『英傑大戦』が稼働を開始した。果たして、今後コラボ参戦する日が来るのだろうか。
- 残っている逸話自体はそれほど特異なものでもないのに、サーヴァントとしては異常なほど変化球な性能を持っている。「栄華を誇りながら晩年に落ちぶれる」と言う逸話を持つ英雄は枚挙に暇がない(と言うか、Fate本編で何度か言われているように「幸せに死んだ英雄の方が少ない」)が、これほど特異な宝具で表現されているのは彼ぐらいなものだろう。
- 時間制限があるのに、気配察知や索敵の類のスキルがないため、逃げ回られると非常に厳しい。能力バレはもちろん致命的だし、「強力なサーヴァントなので出来れば後回しに」などと思われるだけでもかなり辛い。逆に優れた索敵能力がある相手にも、強化前にあっさり討ち取られる可能性がある。
- 宝具『日輪の子』により4日目から神性を獲得するのは、おそらく彼が「日輪の子」「天皇のご落胤」と自称していたためと思われる。これに関しては「平民出身であるがゆえの、家柄コンプレックスが原因の嘘」と言うのが通説である。
母親が清州の日吉神社に詣でた際、日輪が胎内に入る夢を見て授かった子が秀吉である(幼名の「日吉丸」はこれに由来する)、という逸話もあるにはあるが、これは天下人となってから流布された後付けという説も強い(但し秀吉が信長の比叡山焼き討ちの余波で被害を受けた総本山日吉大社を再建・保護したのは事実であり、山王信仰の神使である猿を秀吉の異名に縁づけて豊臣家とのゆかりを伝える日吉神社も全国的に少なくはない)。- 一応死後に後陽成天皇から『豊国大明神』という神号が与えられており、現在は神として祀られているが、『日輪の子』は「秀吉の生涯そのものを象徴した宝具」であり、秀吉が神号を得たのはあくまで「死後」なので、理由としては関係ないかと思われる。
- また、家康も死後に『東照大権現』の神号を与えられ、神として祀られているのだがコハエースに登場した際は神性を持っていなかった(一応、影武者であり宝具を使って部下の力を得ないとスキルが1つも無いという理由もあるのだが)。この点から見ても、死後の経歴は神性スキルに影響しないと見るのが妥当と思われる。もっとも「死後神として祀られた」と言う経歴を持つ英霊もごまんといるので、彼に限った話ではなかったりもするのだが。
- 一応死後に後陽成天皇から『豊国大明神』という神号が与えられており、現在は神として祀られているが、『日輪の子』は「秀吉の生涯そのものを象徴した宝具」であり、秀吉が神号を得たのはあくまで「死後」なので、理由としては関係ないかと思われる。
- 時間の経過で真名が「羽柴秀吉」から「豊臣秀吉」に変化するが、これも厳密に言えば誤りである。この時代の人間は、普段から名乗る一般的な「苗字」と、一族の始祖が天皇から賜り公的な文章に記載する「本姓」の2つを持っており、羽柴は彼が名乗り続けた苗字、豊臣は関白になる時に天皇から賜った本姓。つまり、「羽柴秀吉」から改めたのではなく、本名はそのままに「豊臣秀吉」と言う名が追加されたのである。
- とはいえ、苗字と本姓と言う制度の理解の難しさもあり、改姓したと言う誤解はすでに一般に定着している。「誤解がそのまま真名に採用された例」ならアルトリア・ペンドラゴン(ペンドラゴンは姓ではなく父ウーサーの称号)が居るし、正式なフルネームではなく後年に広く知られた短縮名が真名になっているサーヴァントも少なくないので(少なくとも型月の世界では)別段おかしいという訳ではない。
- なお、源や平も本姓の1つである。そのため、源頼光や平景清同様に、彼も名前の読みは「とよとみのひでよし」となる。昔は「とよとみひでよし」と言う呼び方が主流で、学校教育でもそのように教えていたため、こちらも誤解が広く敷衍している。
- 宝具『刀狩り』の類似例として、『騎士は徒手にて死せず』、『八つ道具』、『天つ風の簒奪者』がある。どう差別化していくのか期待したいところ。
- なお「刀狩令」というのは、あくまでも文字だけのもので本来は刀や脇差、弓、槍、鉄砲などの武器の所有を禁ずる令というものであり、その為彼が「槍兵」で召喚されても「弓兵」で召喚されてもあまり問題ないのではないかと思われる。
- 由来になった「刀狩令」に比べレンジ数も最大捕捉数も少ない為、元ネタ程汎用性があるのかも分からない。
- 日数経過によりランクアップする城塞宝具の内、「一夜城」は木下藤吉郎がわずかな期間で築いたとされる墨俣城がモチーフであることが宝具のフリガナからうかがい知れる。「超絶絢爛日輪城」は明言こそされていないが、恐らくは秀吉の居城である大阪城がモチーフになっていると思われる。なお日輪城で検索するとヒットする「大隅日輪城」は現在の鹿児島県に存在した城であり、豊臣秀吉とは特に関係ない。
- 例外として「黄金魔境ZIPANG」は宝具情報すら不明なのでよく分からないが、宝具名や秀吉の黄金趣味から考えると、マルコ・ポーロが伝えた黄金郷伝説「ジパング」が名前の由来か。尤も、ジパングのモデルは岩手県平泉の中尊寺金色堂というのが有力説であり、マルコ・ポーロの時代から約200年後の豊臣秀吉とは何の関係性もないため、ただ単に名前だけ借りた別物であると考えるのが妥当だろう。
- なお、無謀と俗には呼ばれている朝鮮出兵については「彼の病状が悪化しなければ恐らく勝利出来ていた」とも考察されている。もっとも、逆に言えば彼の病状次第でひっくり返るような状況だったともいえ、そんな時期に出兵した事自体が無謀と言えなくもないが。
- 近年、スペインで発見された資料ではフィリピンも征服しようと密偵を放っていたらしく、その事がフェリペ2世の逆鱗に触れて一触即発の状態となったとされる[注 5]。結局、1598年にフェリペ2世と秀吉が相次いで死去したことで、日本対イスパニアという事態にはならなかった。
- 実は関白への就任そのものが、最大の愚行の1つである事はあまり知られていない。関白と摂政職は、藤原道長を相とする御堂流から分家した五摂家(近衛家・九条家・鷹司家・一条家・二条家)が独占的に継承してきたが、秀吉が左大臣への就任を望んだ事で「関白相論」と呼ばれる人事対立が発生する。
事態の解決を求められた秀吉は、将来、近衛家に関白職を譲る事を約束して自分が関白に就く事を提案。約束を信じた近衛家は(渋々だが)秀吉を猶子(養子縁組みと似ているが、姓名の改姓が行わない)にして関白へ就任させる。- だが、案の定というべきか秀吉は約束を反古にして関白職を事実上私物化、更にお気に入りの武将に官位を濫発して公家達にお鉢が回ってこない状態が続き、宮中は出世出来ない公家で溢れかえって公家社会は崩壊寸前に追い込まれてしまう。
- 秀吉の死後、徳川家康は公家社会の建て直しに東奔西走し、幕府を立てた際に定めた「禁中並びに公家諸法度」で五摂家の地位を保護して公家社会の混乱を収めた。
- セイバーだが、経験値氏は碌な刀が無いと自虐していた[出 5]。一応『Fate/ぐだぐだオーダー』で使ってはいるのだが。
- とにかく特異であり、その上弱点が多く、非常に扱いづらい性能のサーヴァント。経験値氏のサーヴァントの中でも取り分けピーキーと評判。
話題まとめ
- 刀狩令
- 刀狩令の文献によると条文は途中から大概なものとなっており
- 第1条 百姓が刀や脇差、弓、槍、鉄砲などの武器を持つことを固く禁じる。よけいな武器をもって年貢を怠ったり、一揆をおこしたりして役人の言うことを聞かない者は罰する。
- 第2条 取り上げた武器は、今つくっている方広寺の大仏の釘や、鎹にする。そうすれば、百姓はあの世まで救われる。
- 第3条 百姓は農具だけを持って耕作に励めば、子孫代々まで無事に暮せる。百姓を愛するから武器を取り上げるのだ。ありがたく思って耕作に励め。
- と第1条はまだマシだが、第2条になって哲学的なことを語り出して、第3条に至っては殆ど煽っているなど当時の彼の人格を物語っている。
- なおこの刀狩令自体全員禁じられた訳でなく、一部の槍や弓矢、害獣駆除のための鉄砲や祭祀に用いる武具などは所持を許可されていることもあり、刀狩後も農村には大量の武器が存在したままで、完全に武装解除されたわけではない模様(この点は現代の銃刀法にも通じている)。
- ただしこの刀狩り、どちらかと言えば強力な僧兵集団を有していた寺社仏閣が主なターゲットになっていた。理由はもちろん一向一揆に散々な目に逢わされた為で、天下を治める為には寺社勢力を完全に武装解除させる必要があった。
- この試みは成功し、寺社勢力が僧兵の力を頼みにした強訴を行う事は無くなった。
脚注
注釈
出典
- ↑ 『Fate/Grand Order』イベント「ぐだぐだ明治維新」第四節後節「勝った! 織田幕府完!」及び「勝利の鍵は新選組!」
- ↑ Fate/ぐだぐだオーダー第10回
- ↑ Fate/ぐだぐだオーダー第9回
- ↑ http://gs.dengeki.com/news/29406/
- ↑ 経験値さんのツイート-2015年3月22日3:08